JP2003113731A - 内燃機関用制御装置 - Google Patents

内燃機関用制御装置

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JP2003113731A
JP2003113731A JP2001306823A JP2001306823A JP2003113731A JP 2003113731 A JP2003113731 A JP 2003113731A JP 2001306823 A JP2001306823 A JP 2001306823A JP 2001306823 A JP2001306823 A JP 2001306823A JP 2003113731 A JP2003113731 A JP 2003113731A
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control
internal combustion
combustion engine
ignition timing
auxiliary air
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JP2001306823A
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Koichi Nagata
孝一 永田
Chikahiko Kuroda
京彦 黒田
Yuji Nakano
勇次 中野
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ON/OFF制御の補助空気バルブを用い、
負荷変動による機関回転数の変動を抑制すること。 【解決手段】 内燃機関1の冷間始動後でVSV(補助
空気バルブ)5がON制御からOFF制御に移行する際
には、内燃機関1の冷却水温THWに応じてVSV5が
デューティ比制御され、かつインジェクタ7から噴射供
給される燃料を燃焼するための点火時期の変動制御とし
て徐々に進角またはステップ的に進角が実施される。こ
れにより、VSV5がON制御からOFF制御に移行す
るデューティ比制御期間における内燃機関1の機関回転
数の変動、特に、負荷変動による機関回転数の急激な変
動が抑制され、その制御切換タイミングにおいて生じる
ドライバビリティの違和感を解消することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の機関回
転数を制御する内燃機関用制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関のアイドル回転数を負荷
等にかかわらず目標アイドル回転数に一致するようスロ
ットルバルブをバイパスする空気量を制御するアイドル
回転数制御(Idle Speed Control;以下、単に『IS
C』と記す)装置が知られている。この装置におけるア
クチュエータであるISCV(Valve:バルブ)として
は、周知のステップモータによるロータリ制御バルブが
一般的に用いられている。
【0003】一方、内燃機関の冷間始動後から暖機後と
なるまでの暖機途中では、潤滑油の粘度が高いことから
オイルポンプ等の負荷が高く、各駆動部分の摩擦や冷却
損失も大きく、燃料の霧化が悪いことから暖機後よりも
多量の混合気を必要とし、また、空燃比も通常よりもリ
ッチ側に制御する必要がある。更に、内燃機関の滑らか
な回転を維持し、なるべく素早く暖機させるため、暖機
後におけるアイドル回転数(以下、『暖機後アイドル回
転数』と記す)よりも高い機関回転数に設定する必要が
ある。この高い機関回転数のことをファーストアイドル
(Fast Idle)回転数と称している。
【0004】ここで、内燃機関における冷間始動時から
暖機後となるまでの暖機途中の機関回転数を、目標とす
るファーストアイドル回転数(以下、『目標ファースト
アイドル回転数』と記す)に精度良く制御したいという
要望がある。
【0005】これに関連する先行技術文献としては、特
開平6−167264号公報にて開示されたものが知ら
れている。このものでは、アイドリング時のアイドル回
転数を所望の値に制御する際、負荷変動による機関回転
数の落込み補正として、前述のISCVよりも制御が簡
単で安価なON(オン)/OFF(オフ)制御のみの補
助空気バルブ(電磁弁)を用いた補助空気の導入/停止
にて行う技術が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のもの
では、負荷変動による機関回転数の落込み補正として、
ON/OFF制御のみの補助空気バルブを用いた補助空
気の導入/停止にて行っている。このため、補助空気バ
ルブのON(開)からOFF(閉)時に機関回転数の急
激な変動が起こりドライバビリティ(Drivability)の悪
化を招くという不具合があった。
【0007】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、ON/OFF制御の補助空気
バルブを用い、負荷変動による機関回転数の変動を抑制
可能な内燃機関用制御装置の提供を課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の内燃機関用制
御装置によれば、内燃機関の冷間始動後で補助空気バル
ブがON制御からOFF制御に移行する際には、回転数
制御手段にて温度センサによる内燃機関の冷却水温また
はシリンダ壁温またはエンジン油温に応じた補助空気バ
ルブのデューティ比制御され、かつ点火時期制御手段に
て燃料噴射制御手段により燃料噴射弁から噴射供給され
る燃料を燃焼するための点火時期の変動制御が実施さ
れ、内燃機関の機関回転数が制御される。これにより、
補助空気バルブがON制御からOFF制御に移行するデ
ューティ比制御期間における内燃機関の機関回転数の変
動が抑制される。
【0009】請求項2の内燃機関用制御装置における回
転数制御手段では、補助空気バルブのデューティ比制御
期間にあるときには、点火時期制御手段による点火時期
が徐々に進角またはステップ的に進角される。これによ
り、補助空気バルブのON制御からOFF制御に移行す
る際のデューティ比制御期間における内燃機関の機関回
転数の変動、特に、負荷変動による機関回転数の急激な
変動が抑制され、その制御切換タイミングにおいて生じ
るドライバビリティの違和感が解消される。
【0010】請求項3の内燃機関用制御装置における回
転数制御手段では、補助空気バルブのデューティ比制御
開始以前に、点火時期制御手段による点火時期がステッ
プ的に進角される。これにより、補助空気バルブのON
制御からOFF制御に移行する際のデューティ比制御期
間以前に、内燃機関の機関回転数の変動に備え、特に、
負荷変動による機関回転数の急激な変動が抑制され、そ
の制御切換タイミングにおいて生じるドライバビリティ
の違和感が解消される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明の実施の形態の一実施例にか
かる内燃機関用制御装置が適用された内燃機関及びその
周辺機器を示す概略構成図である。
【0013】図1において、1は内燃機関(エンジン)
であり、内燃機関1の吸気通路2にはエアクリーナ3を
介して空気が導入される。この吸気通路2の途中には、
図示しないアクセルペダル等の操作に連動して開閉され
るスロットルバルブ4が配設されている。このスロット
ルバルブ4が開閉されることにより、内燃機関1への吸
気量(吸入空気量)が調節される。また、このスロット
ルバルブ4をバイパスして吸気量を調節するようON/
OFF制御されるVSV(Vacuum Switching Valve)5
が配設されている。更に、この吸気量と同時に、内燃機
関1には吸気ポート6の近傍で吸気通路2に配設された
インジェクタ(燃料噴射弁)7から燃料が噴射供給され
る。そして、所定の吸気量及び燃料噴射量からなる混合
気が吸気バルブ8を介して内燃機関1の燃焼室9内に吸
入される。
【0014】また、内燃機関1のクランクシャフト10
にはその回転に伴うクランク角〔°CA(Crank Angl
e)〕を検出するクランク角センサ21が配設されてい
る。このクランク角センサ21で検出されるクランク角
に応じて内燃機関1の機関回転数NEが算出される。そ
して、内燃機関1には冷却水温THW〔℃〕を検出する
温度センサ22が配設されている。
【0015】更に、内燃機関1の燃焼室9内に向けて点
火プラグ11が配設されている。この点火プラグ11に
はクランク角センサ21で検出されるクランク角に同期
して後述のECU(Electronic Control Unit:電子制御
ユニット)30から出力される点火指令信号に基づき点
火コイル/イグナイタ12からの高電圧が印加され、燃
焼室9内の混合気に対する点火燃焼が行われる。このよ
うに、燃焼室9内の混合気が燃焼(膨張)され駆動力が
得られ、この燃焼後の排気ガスは、排気バルブ13を介
して排気マニホールドから排気通路14に導出され外部
に排出される。
【0016】ECU30は、周知の各種演算処理を実行
する中央処理装置としてのCPU31、制御プログラム
を格納したROM32、各種データを格納するRAM3
3、B/U(バックアップ)RAM34、入出力回路3
5及びそれらを接続するバスライン36等からなる論理
演算回路として構成されている。このECU30には、
クランク角センサ21からの機関回転数NE、温度セン
サ22からの冷却水温THW等が入力されている。これ
ら各種センサ情報に基づくECU30からの出力信号に
基づき、燃料噴射時期及び燃料噴射量に関連するインジ
ェクタ7、点火時期に関連する点火プラグ11及び点火
コイル/イグナイタ12等が適宜、制御される。
【0017】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる内燃機関用制御装置で使用されているECU30内
のCPU31における冷間始動後の機関回転数制御の処
理手順を示す図2のフローチャートに基づいて説明す
る。なお、この機関回転数制御ルーチンは所定時間毎に
CPU31にて繰返し実行される。
【0018】図2において、まず、ステップS101に
て、内燃機関1の機関回転数NE〔rpm〕が読込まれ
る。次にステップS102に移行して、冷却水温THW
〔℃〕が読込まれる。次にステップS103に移行し
て、アイドル時であるかが判定される。ステップS10
3の判定条件が成立、即ち、ステップS101で読込ま
れた機関回転数NEが所定機関回転数以下でアイドル時
であるときにはステップS104に移行し、ステップS
102で読込まれた冷却水温THWが80〔℃〕以上で
あるかが判定される。
【0019】ステップS104の判定条件が成立せず、
即ち、ステップS102で読込まれた冷却水温THWが
80〔℃〕未満と低いときにはステップS105に移行
し、ステップS101で読込まれた機関回転数NEが冷
間始動後から暖機後となるまでの目標ファーストアイド
ル回転数の許容範囲の上限値NEUP以上であるかが判
定される。ステップS105の判定条件が成立、即ち、
機関回転数NEが目標ファーストアイドル回転数の上限
値NEUP以上と高過ぎるときにはステップS106に
移行し、点火時期遅角処理が実行される。
【0020】一方、ステップS105の判定条件が成立
せず、即ち、機関回転数NEが目標ファーストアイドル
回転数の上限値NEUP未満と低いときにはステップS
107に移行し、機関回転数NEが目標ファーストアイ
ドル回転数の許容範囲の下限値NEDW以下であるかが
判定される。ステップS107の判定条件が成立、即
ち、機関回転数NEが目標ファーストアイドル回転数の
下限値NEDW以下と低過ぎるときにはステップS10
8に移行し、点火時期進角処理が実行される。
【0021】ステップS106またはステップS108
による処理ののち、またはステップS103の判定条件
が成立せず、即ち、アイドル時でないとき、またはステ
ップS104の判定条件が成立、即ち、冷却水温THW
が80〔℃〕以上で暖機後であるとき、またはステップ
S107の判定条件が成立せず、即ち、機関回転数NE
が目標ファーストアイドル回転数の上限値NEUPと下
限値NEDWとの間の許容範囲内にあるときにはステッ
プS109に移行する。
【0022】ステップS109では、ステップS102
で読込まれた冷却水温THWが30〔℃〕以上であるか
が判定される。ステップS109の判定条件が成立せ
ず、即ち、冷却水温THWが30〔℃〕未満と低いとき
にはステップS110に移行し、VSV5のOFFタイ
ミングを表わすVSVOFが「20」、かつカウンタC
が「3」に設定される。次にステップS111に移行し
て、VSV5がONとされ、本ルーチンを終了する。
【0023】一方、ステップS109の判定条件が成
立、即ち、冷却水温THWが30〔℃〕以上と高いとき
にはステップS112に移行し、NNUMが「16」で
あるかが判定される。ここで、NNUMとは、内燃機関
1のクランクシャフト10のクランク角センサ21によ
り検出される基準クランク角位置を「0(零)」とし、
4サイクル(吸気行程→圧縮行程→膨張行程→排気行
程)からなるクランク角720〔°CA〕に対して30
〔°CA〕毎に付与された各クランク角位置を表わす
「0」〜「23」の番号である。
【0024】ステップS112の判定条件が成立せず、
即ち、NNUM≠16であるときにはステップS113
に移行し、VSVOFが「17」以上であるかが判定さ
れる。ステップS113の判定条件が成立、即ち、VS
VOFが「17」以上と大きいときにはステップS11
4に移行し、NNUMがVSVOFに等しいかが判定さ
れる。ステップS114の判定条件が成立せず、即ち、
NNUM≠VSVOFであるときには本ルーチンを終了
する。
【0025】一方、ステップS114の判定条件が成
立、即ち、NNUM=VSVOFであるときにはステッ
プS115に移行し、VSV制御カウンタCが「0」で
あるかが判定される。ステップS115の判定条件が成
立せず、即ち、C≠0であるときにはステップS116
に移行し、VSV制御カウンタCが「−1」だけデクリ
メントされる。一方、ステップS115の判定条件が成
立、即ち、C=0であるときにはステップS117に移
行し、VSVOFが「−1」だけデクリメント、かつV
SV制御カウンタCが「2」に設定される。
【0026】ステップS116またはステップS117
による設定ののち、またはステップS113の判定条件
が成立せず、即ち、VSVOFが「17」未満と小さい
ときにはステップS118に移行し、VSV5がOFF
とされ、本ルーチンを終了する。一方、ステップS11
2の判定条件が成立、即ち、NNUM=16であるとき
には上述のステップS111に移行し、VSV5がON
とされ、本ルーチンを終了する。
【0027】次に、図2の機関回転数制御ルーチンに対
応する内燃機関1の冷却水温THW〔℃〕に応じたVS
V5の駆動制御と点火時期制御とを示す図3の特性図を
参照して説明する。
【0028】図3に示すように、冷却水温THWが30
〔℃〕未満と低いときにはVSV5がONとされVSV
5の全開状態における補助空気量〔mm 〕が導入さ
れる。また、このとき、点火時期の進角度は「0」〔°
CA〕とされる。次に、冷却水温THWが30〔℃〕か
ら80〔℃〕未満のときにはVSV5がデューティ比制
御され、補助空気量〔mm 〕がDuty 制御分として
示すように全開状態から徐々に減少され導入される。こ
れに伴い、点火時期の進角度が点火時期制御分として示
すように、「0」〔°CA〕から徐々に大きくされる。
【0029】そして、冷却水温THWが80〔℃〕以上
と高くなるとVSV5がOFFとされVSV5が全閉状
態で補助空気量が「0」〔mm 〕とされ、点火時期
の進角度が所定角度で一定とされる。これにより、ON
/OFF制御のVSV5を用いたシステムにおける内燃
機関1の機関回転数NEが、目標ファーストアイドル回
転数から目標アイドル回転数へと所望のように回転数制
御され、この間における機関回転数NEの急激な変動が
防止されることでドライバビリティを向上することがで
きる。
【0030】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる内燃機関用制御装置で使用されているECU30内
のCPU31における冷間始動後の機関回転数制御の処
理手順の第1の変形例を示す図4のフローチャートに基
づいて説明する。なお、この機関回転数制御ルーチンは
所定時間毎にCPU31にて繰返し実行される。
【0031】図4において、ステップS201〜ステッ
プS218については、上述の実施例におけるステップ
S101〜ステップS118に対応しているため、その
詳細な説明を省略する。ここで、ステップS211でV
SV5がONとされたのち、またはステップS214の
判定条件が成立せず、即ち、NNUM≠VSVOFであ
るとき、またはステップS218でVSV5がOFFと
されたのちステップS219に移行する。ステップS2
19では、VSV5のOFFタイミングを表わすVSV
OFが「20」、かつカウンタCが「2」であるかが判
定される。ステップS219の判定条件が成立するとき
にはステップS220に移行し、点火時期が所定角度
「X」〔°CA〕だけ進角処理され、本ルーチンを終了
する。一方、ステップS219の判定条件が成立しない
ときには、本ルーチンを終了する。
【0032】次に、図4の機関回転数制御ルーチンに対
応する内燃機関1の冷却水温THW〔℃〕に応じたVS
V5の駆動制御と点火時期制御とを示す図5の特性図を
参照して説明する。
【0033】図5に示すように、冷却水温THWが30
〔℃〕未満と低いときにはVSV5がONとされVSV
5の全開状態における補助空気量〔mm 〕が導入さ
れる。また、このとき、点火時期の進角度は「0」〔°
CA〕とされる。次に、冷却水温THWが30〔℃〕か
ら80〔℃〕未満のときにはVSV5がデューティ比制
御され、補助空気量〔mm 〕がDuty 制御分として
示すように全開状態から徐々に減少され導入される。こ
れに伴い、まず、冷却水温THWが30〔℃〕となると
点火時期の進角度が所定角度「X」〔°CA〕だけステ
ップ的に進角されたのち、点火時期の進角度が点火時期
制御分として示すように、「X」〔°CA〕から徐々に
大きくされる。
【0034】そして、冷却水温THWが80〔℃〕以上
と高くなるとVSV5がOFFとされVSV5が全閉状
態で補助空気量が「0」〔mm 〕とされ、点火時期
の進角度が所定角度で一定とされる。これにより、ON
/OFF制御のVSV5を用いたシステムにおける内燃
機関1の機関回転数NEが、目標ファーストアイドル回
転数から目標アイドル回転数へと所望のように回転数制
御され、この間における機関回転数NEの急激な変動が
防止されることでドライバビリティを向上することがで
きる。
【0035】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる内燃機関用制御装置で使用されているECU30内
のCPU31における冷間始動後の機関回転数制御の処
理手順の第2の変形例を示す図6のフローチャートに基
づいて説明する。なお、この機関回転数制御ルーチンは
所定時間毎にCPU31にて繰返し実行される。
【0036】図6において、ステップS301〜ステッ
プS318については、上述の実施例におけるステップ
S101〜ステップS118に対応しているため、その
詳細な説明を省略する。ここで、ステップS311でV
SV5がONとされたのち、またはステップS314の
判定条件が成立せず、即ち、NNUM≠VSVOFであ
るとき、またはステップS318でVSV5がOFFと
されたのちステップS319に移行する。ステップS3
19では、VSV5のOFFタイミングを表わすVSV
OFが「20」、かつカウンタCが「2」であるかが判
定される。ステップS319の判定条件が成立するとき
にはステップS320に移行し、点火時期が所定角度
「X」〔°CA〕だけ進角処理される。ステップS32
0の処理ののち、またはステップS319の判定条件が
成立しないときにはステップS321に移行し、VSV
OFが「18」、かつカウンタCが「2」であるかが判
定される。ステップS321の判定条件が成立するとき
にはステップS322に移行し、点火時期が所定角度
「Y」〔°CA〕だけ進角処理され、本ルーチンを終了
する。一方、ステップS321の判定条件が成立しない
ときには、本ルーチンを終了する。
【0037】次に、図6の機関回転数制御ルーチンに対
応する内燃機関1の冷却水温THW〔℃〕に応じたVS
V5の駆動制御と点火時期制御とを示す図7の特性図を
参照して説明する。
【0038】図7に示すように、冷却水温THWが30
〔℃〕未満と低いときにはVSV5がONとされVSV
5の全開状態における補助空気量〔mm 〕が導入さ
れる。また、このとき、点火時期の進角度は「0」〔°
CA〕とされる。次に、冷却水温THWが30〔℃〕か
ら80〔℃〕未満のときにはVSV5がデューティ比制
御され、補助空気量〔mm 〕がDuty 制御分として
示すように全開状態から徐々に減少され導入される。こ
れに伴い、まず、冷却水温THWが30〔℃〕となると
点火時期の進角度が所定角度「X」〔°CA〕だけステ
ップ的に進角され、上述のステップS322の処理タイ
ミングで点火時期の進角度が所定角度「Y」〔°CA〕
だけステップ的に進角されたのち、点火時期の進角度が
点火時期制御分として示すように、「Y」〔°CA〕か
ら徐々に大きくされる。
【0039】そして、冷却水温THWが80〔℃〕以上
と高くなるとVSV5がOFFとされVSV5が全閉状
態で補助空気量が「0」〔mm 〕とされ、点火時期
の進角度が所定角度で一定とされる。これにより、ON
/OFF制御のVSV5を用いたシステムにおける内燃
機関1の機関回転数NEが、目標ファーストアイドル回
転数から目標アイドル回転数へと所望のように回転数制
御され、この間における機関回転数NEの急激な変動が
防止されることでドライバビリティを向上することがで
きる。
【0040】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる内燃機関用制御装置で使用されているECU30内
のCPU31における冷間始動後の機関回転数制御の処
理手順の第3の変形例を示す図8のフローチャートに基
づいて説明する。なお、この機関回転数制御ルーチンは
所定時間毎にCPU31にて繰返し実行される。
【0041】図8において、ステップS401〜ステッ
プS418については、上述の実施例におけるステップ
S101〜ステップS118に対応しているため、その
詳細な説明を省略する。ここで、ステップS411でV
SV5がONとされたのち、またはステップS414の
判定条件が成立せず、即ち、NNUM≠VSVOFであ
るとき、またはステップS418でVSV5がOFFと
されたのちステップS419に移行する。ステップS4
19では、冷却水温THWが29〔℃〕であるかが判定
される。ステップS419の判定条件が成立するときに
はステップS420に移行し、点火時期が所定角度
「X」〔°CA〕だけ進角処理され、本ルーチンを終了
する。一方、ステップS419の判定条件が成立しない
ときには、本ルーチンを終了する。
【0042】次に、図8の機関回転数制御ルーチンに対
応する内燃機関1の冷却水温THW〔℃〕に応じたVS
V5の駆動制御と点火時期制御とを示す図9の特性図を
参照して説明する。
【0043】図9に示すように、冷却水温THWが30
〔℃〕未満と低いときにはVSV5がONとされVSV
5の全開状態における補助空気量〔mm 〕が導入さ
れる。次に、冷却水温THWが30〔℃〕から80
〔℃〕未満のときにはVSV5がデューティ比制御さ
れ、補助空気量〔mm 〕がDuty 制御分として示す
ように全開状態から徐々に減少され導入される。本変形
例では、まず、冷却水温THWが29〔℃〕となると点
火時期の進角度がそれまでの「0」〔°CA〕から所定
角度「X」〔°CA〕だけステップ的に進角されたの
ち、冷却水温THWが30〔℃〕となると点火時期の進
角度が点火時期制御分として示すように、「X」〔°C
A〕から徐々に大きくされる。
【0044】そして、冷却水温THWが80〔℃〕以上
と高くなるとVSV5がOFFとされVSV5が全閉状
態で補助空気量が「0」〔mm 〕とされ、点火時期
の進角度が所定角度で一定とされる。これにより、ON
/OFF制御のVSV5を用いたシステムにおける内燃
機関1の機関回転数NEが、目標ファーストアイドル回
転数から目標アイドル回転数へと所望のように回転数制
御され、この間における機関回転数NEの急激な変動が
防止されることでドライバビリティを向上することがで
きる。
【0045】このように、本実施例及び変形例の内燃機
関用制御装置は、内燃機関1の機関回転数NEを検出す
る回転数検出手段としてのクランク角センサ21と、内
燃機関1の冷却水温THWを検出する温度センサ22
と、内燃機関1の吸気通路2に配設したスロットルバル
ブ4をバイパスし、ON制御からOFF制御に移行する
際、デューティ比制御することで内燃機関1に補助空気
を導入/停止する補助空気バルブとしてのVSV5と、
運転状態に応じて設定される燃料噴射量をインジェクタ
7から内燃機関1に噴射供給するECU30内のCPU
31にて達成される燃料噴射制御手段と、内燃機関1に
噴射供給される燃料を燃焼するための点火時期を制御す
る点火プラグ11、点火コイル/イグナイタ12及びE
CU30内のCPU31にて達成される点火時期制御手
段と、温度センサ22からの出力に応じたVSV5のデ
ューティ比制御開始からOFF制御となるまでのデュー
ティ比制御期間では、前記点火時期制御手段による点火
時期を変動制御し、内燃機関1の機関回転数NEを制御
するECU30内のCPU31にて達成される回転数制
御手段とを具備するものである。
【0046】つまり、内燃機関1の冷間始動後でVSV
5がON制御からOFF制御に移行する際には、内燃機
関1の冷却水温THWに応じてVSV5がデューティ比
制御され、かつ点火時期の変動制御が実施される。これ
により、VSV5がON制御からOFF制御に移行する
デューティ比制御期間における内燃機関1の機関回転数
の変動を抑制することができる。
【0047】また、本実施例及び変形例の内燃機関用制
御装置のECU30内のCPU31にて達成される回転
数制御手段は、VSV5のデューティ比制御期間にある
ときには、点火プラグ11、点火コイル/イグナイタ1
2及びECU30内のCPU31にて達成される点火時
期制御手段による点火時期を徐々に進角またはステップ
的に進角するものである。これにより、VSV5のON
制御からOFF制御に移行する際のデューティ比制御期
間における内燃機関1の機関回転数の変動、特に、負荷
変動による機関回転数の急激な変動が抑制され、その制
御切換タイミングにおいて生じるドライバビリティの違
和感を解消することができる。
【0048】そして、本実施例及び変形例の内燃機関用
制御装置のECU30内のCPU31にて達成される回
転数制御手段は、VSV5のデューティ比制御開始以前
に、点火プラグ11、点火コイル/イグナイタ12及び
ECU30内のCPU31にて達成される点火時期制御
手段による点火時期をステップ的に進角するものであ
る。これにより、VSV5のON制御からOFF制御に
移行する際のデューティ比制御期間以前に、内燃機関1
の機関回転数の変動に備え、特に、負荷変動による機関
回転数の急激な変動が抑制され、その制御切換タイミン
グにおいて生じるドライバビリティの違和感を解消する
ことができる。
【0049】ところで、上記第1の変形例乃至第3の変
形例では、点火時期の進角度が所定角度だけステップ的
に進角されたのち徐々に大きくされているが、本発明を
実施する場合には、これに限定されるものではなく、図
10に示すように、点火時期の進角度が所定角度「Z」
〔°CA〕だけステップ的に大きく進角されたのち徐々
に遅角され所定角度で一定とするようにしてもよい。な
お、この場合のフローチャートについては省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関用制御装置が適用された内燃機関及びその周
辺機器を示す概略構成図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関用制御装置で使用されているECU内のCP
Uにおける冷間始動後の機関回転数制御の処理手順を示
すフローチャートである。
【図3】 図3は図2の処理に対応する内燃機関の冷却
水温に応じたVSVの駆動制御と点火時期制御とを示す
特性図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関用制御装置で使用されているECU内のCP
Uにおける冷間始動後の機関回転数制御の処理手順の第
1の変形例を示すフローチャートである。
【図5】 図5は図4の処理に対応する内燃機関の冷却
水温に応じたVSVの駆動制御と点火時期制御とを示す
特性図である。
【図6】 図6は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関用制御装置で使用されているECU内のCP
Uにおける冷間始動後の機関回転数制御の処理手順の第
2の変形例を示すフローチャートである。
【図7】 図7は図6の処理に対応する内燃機関の冷却
水温に応じたVSVの駆動制御と点火時期制御とを示す
特性図である。
【図8】 図8は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関用制御装置で使用されているECU内のCP
Uにおける冷間始動後の機関回転数制御の処理手順の第
3の変形例を示すフローチャートである。
【図9】 図9は図8の処理に対応する内燃機関の冷却
水温に応じたVSVの駆動制御と点火時期制御とを示す
特性図である。
【図10】 図10は本発明の実施の形態の一実施例に
かかる内燃機関用制御装置で使用されているECU内の
CPUにおける冷間始動後の機関回転数制御の更に他の
変形例の処理に対応する内燃機関の冷却水温に応じたV
SVの駆動制御と点火時期制御とを示す特性図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 吸気通路 4 スロットルバルブ 5 VSV(補助空気バルブ) 7 インジェクタ(燃料噴射弁) 12 点火コイル/イグナイタ 21 クランク角センサ 22 温度センサ 30 ECU(電子制御ユニット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 362 F02D 45/00 362H F02P 5/15 F02P 5/15 E (72)発明者 中野 勇次 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3G022 CA03 DA01 EA07 FA04 GA01 GA09 3G084 BA06 BA13 BA17 CA03 DA11 EA11 EB11 EC06 FA20 FA38 3G301 JA04 KA05 KA07 LA00 LA04 LB02 NA08 ND41 NE11 NE17 NE19 PE03Z PE08 PE08Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の機関回転数を検出する回転数
    検出手段と、 前記内燃機関の冷却水温またはシリンダ壁温またはエン
    ジン油温を検出する温度センサと、 前記内燃機関の吸気通路に配設したスロットルバルブを
    バイパスし、オン制御からオフ制御に移行する際、デュ
    ーティ比制御することで前記内燃機関に補助空気を導入
    /停止する補助空気バルブと、 運転状態に応じて設定される燃料噴射量を燃料噴射弁か
    ら前記内燃機関に噴射供給する燃料噴射制御手段と、 前記内燃機関に噴射供給される燃料を燃焼するための点
    火時期を制御する点火時期制御手段と、 前記温度センサからの出力に応じた前記補助空気バルブ
    のデューティ比制御開始からオフ制御となるまでのデュ
    ーティ比制御期間では、前記点火時期制御手段による点
    火時期を変動制御し、前記内燃機関の機関回転数を制御
    する回転数制御手段とを具備することを特徴とする内燃
    機関用制御装置。
  2. 【請求項2】 前記回転数制御手段は、前記補助空気バ
    ルブのデューティ比制御期間にあるときには、前記点火
    時期制御手段による点火時期を徐々に進角またはステッ
    プ的に進角することを特徴とする請求項1に記載の内燃
    機関用制御装置。
  3. 【請求項3】 前記回転数制御手段は、前記補助空気バ
    ルブのデューティ比制御開始以前に、前記点火時期制御
    手段による点火時期をステップ的に進角することを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関用制御
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009264201A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Honda Motor Co Ltd 車両用エンジンのファーストアイドル制御装置
JP2016056769A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 株式会社ケーヒン 燃料噴射制御装置

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