JP2003113625A - 雨水貯水用タンク - Google Patents

雨水貯水用タンク

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JP2003113625A
JP2003113625A JP2001308625A JP2001308625A JP2003113625A JP 2003113625 A JP2003113625 A JP 2003113625A JP 2001308625 A JP2001308625 A JP 2001308625A JP 2001308625 A JP2001308625 A JP 2001308625A JP 2003113625 A JP2003113625 A JP 2003113625A
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storage tank
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JP2001308625A
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Masabumi Arai
正文 新井
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Kubota Construction Co Ltd
Kubota Kensetsu KK
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Kubota Construction Co Ltd
Kubota Kensetsu KK
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
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    • Y02A20/108Rainwater harvesting

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築コストが安く、強度を十分強く保て、廃
品利用による環境上好適な雨水貯水用タンクを提供する
こと。 【解決手段】 地面に設けた穴80内に防水シート90
を敷いて、農業用コンテナ製の複数の貯水箱20をその
底面28を上向きとした状態で縦横に並べると共に上方
に積み上げて貯水槽10を形成する。この貯水槽10に
は雨水を流入させる雨水流入手段と貯水槽10に溜まっ
た雨水を吐出させる雨水吐出手段とを接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨水を有効利用す
るための雨水貯水用タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家屋の屋根等に降った雨水は、樋
を通して道路などに設置した側溝や排水溝等に排水さ
れ、そのまま河川等に放水されており、その有効利用が
図られていなかった。そこで従来住宅の庭等に貯水タン
クを設置し、雨水を有効利用することが行なわれてい
る。しかしながら貯水タンクを地上に設置すると邪魔に
なり、また庭が狭いような場合は設置できないという問
題点があった。
【0003】このため貯水タンクを地下に設置する方法
も考えられている。即ち例えば庭に設けた穴の中にコン
クリートを打設して貯水タンクを建造する方法や、庭に
設けた穴の中に別途工場で製造した貯水タンクを埋設す
る方法や、庭に設けた穴の中で貯水タンク用の部品を組
み立てて貯水タンクとする方法などである。
【0004】しかしながら上記方法では、型枠を作って
コンクリートを打設したり、貯水タンク用の特別の部品
を製造して工場又は現地で組み立てたりしなければなら
ないので建設コストが高く、通常の家庭ではその設置を
躊躇せざるを得なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、建築コストが安
く、且つ強度を十分強く保てる雨水貯水用タンクを提供
することにある。
【0006】また本発明の目的は、廃品利用による環境
上好適な雨水貯水用タンクを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明にかかる雨水貯水用タンクは、地面に設けた穴
内に直方体形状で上面が開放され底面及び/又は側面に
貫通孔を設けた樹脂製箱体であってその底面の周囲に同
一形状の樹脂製箱体の上面の開口に接続する嵌合部を設
けてなる複数の貯水箱を縦横に並べると共に上方に積み
上げて貯水槽を形成し、この貯水槽に雨水を流入させる
雨水流入手段と貯水槽に溜まった雨水を吐出させる雨水
吐出手段とを接続してなることを特徴とする。
【0008】また本発明は、前記貯水箱が、上面が開放
された直方体形状の樹脂製箱体であってその内部に農産
物を収納する農業用コンテナであるか、或いは上面が開
放された直方体形状の樹脂製箱体であってその内部に複
数本のびんを立てたままそれぞれ収納する収納部を設け
てなるびんケースであることを特徴とする。
【0009】また本発明は、前記貯水箱が、その底面を
上向きとした状態で積み上げられることを特徴とする。
【0010】また本発明は、前記縦横に並べると共に上
方に積み上げた貯水箱からなる貯水槽を縦割りに隙間を
介して複数の部分に分割するとともにこの隙間に水の浄
水部材を挿入することで仕切り、複数に仕切った貯水槽
の一方の側に雨水流入手段を接続し、他方の側に雨水吐
出手段を接続することで、雨水流入手段から貯水槽内に
流入して浄水部材を通って浄化された水を雨水吐出手段
によって吐出することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明にかかる雨水
貯水用タンク1を適用した雨水利用システム構成図であ
る。同図に示すように雨水貯水用タンク1は、家庭(工
場等の他の施設でも良い)の敷地内の地中に貯水槽10
を埋め込み、この貯水槽10に雨水を流入させる雨水流
入手段40と、貯水槽10に溜まった雨水を吐出させる
雨水吐出手段60とを接続して構成されている。なおこ
の構成図では、貯水槽10の上を駐車場70として利用
している。以下各構成部分について説明する。
【0012】雨水流入手段40は家屋41に設置した横
樋43と縦樋45と排水管46等からなる雨水収集手段
47と、収集した雨水をろ過して落ち葉や泥等の異物を
取り除くろ過手段(浄化槽)49と、ろ過手段49でろ
過した水を貯水槽10内に導く雨水供給管51とを具備
して構成されている。ろ過手段49は例えば濾過用フィ
ルターや沈殿槽等によって構成されるが、その構造はど
のようなものであっても良い。
【0013】雨水吐出手段60は貯水槽10内に挿入さ
れる雨水排水管61と、雨水排水管61中に接続される
排水ポンプPと、雨水排水管61の他端に接続され例え
ば蛇口等からなる排水手段63とを具備して構成されて
いる。なお雨水排水管61の貯水槽10内の端部は、貯
水槽10の下部にまで深く挿入されている。
【0014】また貯水槽10の上部近傍部分には貯水槽
10内の雨水が溢れるのを防止するためのオーバーフロ
ー管67が接続されて貯水槽10の外部に引き出され、
その先端は例えば公共の排水溝等の図示しない排水機構
に接続されている。
【0015】図2は貯水槽10を構成する1つの貯水箱
20を示す図であり、図2(a)はその斜視図、図2
(b)はこれを裏返して見た斜視図である。同図に示す
貯水箱20としては、従来市販されている農業用コンテ
ナが使用されている。即ちこの農業用コンテナは、上面
が開放された開口21を具備する直方体形状の樹脂製箱
体であって、その周囲の4つの側面にそれぞれ多数の貫
通孔27を有し、またその底面28の周囲全体に別の同
一形状の農業用コンテナの開口21に嵌合してこの開口
21を塞ぐ段状の嵌合部29を設けて構成されている。
開口21内部は野菜や果実等の農産物を収納する収納部
23となっている。
【0016】この農業用コンテナからなる貯水箱20
は、図3に示すようにこれらを積み重ねた場合、下側の
貯水箱20の開口21の上にこれを塞ぐように上側の貯
水箱20の底面28が載って開口21に嵌合部29が嵌
合して開口21と底面28とが一致するように確実に接
続される。従ってぐらつくことなく、多数段積み重ねて
いくことができる。
【0017】次に前記貯水箱20を用いて構成される貯
水槽10の構造を、その製造方法と共に説明する。図4
〜図10は貯水槽10の製造工程を示す図である。先ず
図4に示すように貯水槽10を収納できる大きさの矩形
状の穴80を掘る。その際、穴80に接続するように、
矩形状のろ過手段収納穴81及びこれに連続する排水管
収納溝83と、雨水排水管及びオーバーフロー管収納溝
85とを掘る。そして穴80の底面には基礎砕石87を
敷き詰め固めておく。
【0018】次に図5に示すように基礎砕石87の上全
体にこれを覆うようにコンクリート89を打設してその
上面を水平にする。
【0019】次に図6に示すように前記穴80内の底面
と側面を覆うように一枚の防水シート90を敷き詰め
る。その際防水シート90の四辺91,93,95,9
7は外部に引き出しておく。
【0020】次に図7に示すように防水シート90を敷
き詰めた穴80の中に前記図2に示す貯水箱20を逆様
にしたもの(即ち底面28を上にしたもの)を、縦横に
並べ且つ上方に積み上げていくことで全体として直方体
形状で前記穴80をほぼ埋める寸法形状に設置する。な
お最上段に敷き詰めた貯水箱20の内のろ過手段収納穴
81に近い一つの貯水箱20の底面28には雨水供給管
挿入穴31を設けている。また最上段に敷き詰めた貯水
箱20の内の雨水排水管及びオーバーフロー管収納溝8
5に近い一つの貯水箱20の底面28には雨水排水管挿
入穴33を設ける。この雨水排水管挿入穴33はこれを
設けた貯水箱28の真下の貯水箱28全体を貫通するよ
うに設けられる。また最上段に敷き詰めた貯水箱20の
内の雨水排水管及びオーバーフロー管収納溝85に近い
一つの貯水箱20の側面にはオーバーフロー管挿入穴3
5を設ける。
【0021】次に図8に示すように防水シート90の四
辺91,93,95,97を積み上げた貯水箱20の上
に覆い被せ、さらに貯水箱20の上面にこれを覆う上面
シート99を被せて上面シート99の外周を防水シート
90の四辺91,93,95,97に接着することで貯
水槽10を構成する。この実施形態では上面シート99
として防水製のシートを使用し、これによって貯水槽1
0内は密閉されたタンクを構成する。
【0022】次に図9に示すようにろ過手段収納穴81
内にろ過手段49を設置し、また排水管収納溝83内に
排水管46を設置してこれをろ過手段49に接続し、さ
らにろ過手段49の吐出側に雨水供給管51を接続して
その他端を上面シート99と防水シート90に開けた穴
を介して前記図7に示す雨水供給管挿入穴31に接続す
る。一方雨水排水管及びオーバーフロー管収納溝85内
に設置した雨水排水管61及びオーバーフロー管67を
それぞれ上面シート99や防水シート90に開けた穴を
介して前記図7に示す雨水排水管挿入穴33とオーバー
フロー管挿入穴35に接続する。雨水排水管61は貯水
槽10の下部にまで深く挿入される。
【0023】そして図10に示すように前記穴80やろ
過手段収納穴81等を埋めれば、貯水槽10の設置が完
了する。本実施形態においては貯水槽10を農業用コン
テナからなる貯水箱20を積み重ねることで構成したの
でその強度は強く、例えその上を駐車場70等として利
用しても十分車両の荷重に耐えることができ、且つその
内部には大きな空間を形成する収納部23(図2(a)
参照)が設けられているので多量の水を収納でき、さら
に農業用コンテナとして使用済みの廃品を使用すれば、
そのリサイクルが図れ、合成樹脂製品である農業用コン
テナに環境上有効な利用方法を提供することができる。
【0024】以上のようにして完成した雨水貯水用タン
ク1を具備する雨水利用システムは以下のように利用さ
れる。即ち図1において家屋41の屋根に降った雨は、
横樋43と縦樋45と排水管46によってろ過手段49
に導入され、異物が取り除かれた後に雨水供給管51に
よって貯水槽10内に導びかれ、貯水される。
【0025】貯水槽10内に貯水された雨水を利用する
場合は、ポンプPを駆動することで雨水排水管61によ
って雨水を吸上げ、蛇口などの排水手段63から吐出す
る。貯水槽10内の水が大量に増えて貯水槽10内が一
杯になった場合はオーバーフロー管67によって排水さ
れる。
【0026】なお上記実施形態にかかる貯水槽10は、
同一の直方体形状の貯水箱20を積み上げて構成される
ので、貯水槽10の形状変形が容易に行なえる。例えば
敷地によっては長方形状の敷地が取れずに例えばL字型
の敷地だけが取れるような場合には、L字型の穴80を
あけてその中で貯水箱20をL字型に積み上げればよ
い。
【0027】図11は本発明の他の実施形態にかかる貯
水槽10を示す図であり、前記図7に相当する状態のも
のを示す図である。この実施形態においては縦横に並べ
且つ上方に積み上げた複数の貯水箱20からなる貯水槽
10を縦割りに隙間Sを介して2つの部分10A,10
Bに分割するとともにこの隙間Sに水の浄水部材100
を挿入することで仕切るようにしている。そして2つに
仕切った貯水槽10の一方の部分10Aの側に雨水流入
手段40側の雨水供給管51(図1参照)を接続する雨
水供給管挿入穴31を位置し、他方の側に雨水吐出手段
60側の雨水排水管61を接続する雨水排水管挿入穴3
3を位置し、これによって雨水流入手段40側から貯水
槽10内に流入してきた雨水を全て浄水部材100を通
過させることで浄化して雨水吐出手段60によって吐出
するようにしている。
【0028】浄水部材100は、四角形状の袋内に木炭
の粉等の異物吸着部材を収納して構成されているが、他
の種々の構成のものを使用してもよい。なお前記浄水部
材100よりも小型の袋内に異物吸着部材を収納して構
成した浄水部材100を多数個用意し、これら浄水部材
100を前記隙間S内に積め込んで2つの部分10A,
10Bを仕切るようにしても良い。何れにしても部分1
0A,10Bを仕切る隙間Sは貯水槽10を縦割りにそ
の上端から下端まで至る隙間Sなので、隙間Sへの浄水
部材100の着脱は容易に行なえる。また前記浄水部材
100は容易に撓み、屈曲も容易なので、前記隙間Sが
直線状でなくL字状やその他の形状に屈曲していても、
これに対応して容易に屈曲して容易にその挿入ができ
る。
【0029】上記実施形態では貯水箱20として農業用
コンテナを用いたが、その代わりにびんケースを用いて
も良い。図12はびんケースを用いて構成した貯水箱2
0−2を示す図であり、図12(a)はその斜視図、図
12(b)はこれを裏返して見た斜視図である。同図に
示す貯水箱20−2は、市販されているびんケースであ
り、このびんケースは、上面が開放された開口21−2
を具備する直方体形状の樹脂製箱体であって、その周囲
の4つの側面にそれぞれ一個ずつの貫通孔27−2aを
有し、また底面28−2にも多数個の貫通孔27−2b
を有し、また底面28−2の周囲全体に開口21−2に
嵌合してこの開口21−2を塞ぐ段状の嵌合部29−2
を設けて構成されている。開口21−2内部には仕切り
板22−2を設けることでその内部に複数本のびんを立
てたままマトリクス状に収納する多数の収納部23−2
を形成している。
【0030】このびんケースからなる貯水箱20−2
も、これらを積み重ねた場合、貯水箱20−2の開口2
1−2を塞ぐように別の貯水箱20−2の底面28−2
が載って開口21−2に嵌合部29−2が嵌合して開口
21−2と底面28−2とが一致するように確実に接続
される。従ってぐらつくことなく、多数段積み重ねてい
くことができる。このびんケースからなる貯水箱20−
2を積み重ねることで貯水槽10を構成した場合もその
強度は強く、例えその上を駐車場等として利用しても十
分車両の荷重に耐えることができ、且つその内部には大
きな空間を形成する収納部23−2が設けられているの
で多量の水を収納でき、さらにびんケースとして使用済
みの廃品を使用すればそのリサイクルが図れ、合成樹脂
製品であるびんケースに環境上有効な利用方法を提供す
ることができる。
【0031】以上本発明の実施形態を説明したが、本発
明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求
の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範
囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書
及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であって
も、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技
術的思想の範囲内である。
【0032】例えば上記実施形態では、貯水箱20の上
面を覆う上面シート99として防水製のシートを用い、
これによって貯水槽10を密閉したタンクとして構成し
たが、上面シート99として浸透性のシートを用い、貯
水槽10の上に降った雨を上面シート99を浸透させて
貯水槽10内に貯留するように構成しても良い。
【0033】また上記実施形態では貯水箱20として用
いた農業用コンテナはその側面だけに貫通孔を設けてい
るが、底面にも(又は底面だけ)貫通孔を設けたものを
使用しても良く、逆にびんケースは側面と底面の両者に
貫通孔を設けたものを使用したが側面だけ(又は底面だ
け)に貫通孔を設けたものを使用してもよい。
【0034】上記実施形態では、その底面28を上向き
とした貯水箱20を積み上げた。このように構成すれ
ば、最上段の貯水箱20の上面に底面28が露出するの
でその上に別途補強板を敷かなくてもそのまま重量物に
耐える面を構成でき好適である。但しその上面を上向き
とした貯水箱20を積み上げて貯水槽10を構成しても
よいことは言うまでもない。
【0035】図11に示す実施形態においては縦横且つ
上下に積み重ねた貯水箱20からなる貯水槽10を縦割
りに隙間Sを介して2つの部分10A,10Bに二分割
したが、三分割以上に分割して複数形成される隙間にそ
れぞれ浄水部材を挿入して三つ以上の部分に仕切り、二
つ以上の浄水部材によって複数回雨水を浄化するように
構成しても良い。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。 地下に、直方体形状で上面が開放され底面及び/又は
側面に貫通孔を設けた樹脂製箱体であってその底面の周
囲に同一形状の樹脂製箱体の上面の開口に接続する嵌合
部を設けてなる複数の貯水箱を縦横に並べると共に上方
に積み上げて貯水槽を形成し、この貯水槽に雨水流入手
段と雨水吐出手段とを接続して雨水貯水用タンクを構成
したので、建築コストが安く、且つ強度を十分強く保て
る雨水貯水用タンクを提供できる。
【0037】特に貯水箱として農業用コンテナ又はび
んケースを用いた場合は、その強度が強くて例えその上
を駐車場等として利用しても十分車両の荷重に耐えるこ
とができ、且つその内部に大きな空間が形成できて多量
の水を収納できる上に、農業用コンテナやびんケースと
して使用済みの廃品を使用すれば、そのリサイクルが図
れ、合成樹脂製品である農業用コンテナやびんケースに
環境上有効な利用方法を提供することができる。
【0038】貯水箱をその底面を上向きとした状態で
積み上げた場合は、最上段の貯水箱の上面に底面が露出
するのでその上に別途補強板を敷かなくてもそのまま重
量物に耐える面を構成できる。
【0039】貯水箱からなる貯水槽を縦割りに隙間を
介して複数の部分に分割するとともにこの隙間に水の浄
水部材を挿入することで仕切った場合は、容易に貯水槽
内において水の浄化を図ることができる。特に本発明に
おいては、直方体形状の樹脂製箱体であってその底面の
周囲に同一形状の樹脂製箱体の上面の開口に接続する嵌
合部を設けてなる複数の貯水箱を縦横に並べ且つ上方に
積み上げて貯水槽を形成するので、これを縦割りに分割
することは容易で、浄水部材の設置が容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる雨水貯水用タンク1を適用した
雨水利用システム構成図である。
【図2】貯水槽10を構成する貯水箱20を示す図であ
り、図2(a)は斜視図、図2(b)は裏返して見た斜
視図である。
【図3】貯水箱20を積み重ねた状態を示す斜視図であ
る。
【図4】貯水槽10の製造工程を示す図である。
【図5】貯水槽10の製造工程を示す図である。
【図6】貯水槽10の製造工程を示す図である。
【図7】貯水槽10の製造工程を示す図である。
【図8】貯水槽10の製造工程を示す図である。
【図9】貯水槽10の製造工程を示す図である。
【図10】貯水槽10の製造工程を示す図である。
【図11】本発明の他の実施形態にかかる貯水槽10を
示す図であり、図7に相当する状態のものを示す図であ
る。
【図12】貯水箱20−2を示す図であり、図12
(a)は斜視図、図12(b)は裏返して見た斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 雨水貯水用タンク 10 貯水槽 20 貯水箱 21 開口 23 収納部 27 貫通孔 28 底面 29 嵌合部 40 雨水流入手段 60 雨水吐出手段 70 駐車場 41 家屋 47 雨水収集手段 49 ろ過手段(浄化槽) 51 雨水供給管 60 雨水吐出手段 61 雨水排水管 67 オーバーフロー管 80 穴 90 防水シート 99 上面シート S 隙間 10A,10B 部分 100 浄水部材 20−2 貯水箱

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面に設けた穴内に、直方体形状で上面
    が開放され底面及び/又は側面に貫通孔を設けた樹脂製
    箱体であってその底面の周囲に同一形状の樹脂製箱体の
    上面の開口に接続する嵌合部を設けてなる複数の貯水箱
    を、縦横に並べると共に上方に積み上げて貯水槽を形成
    し、 この貯水槽に、雨水を流入させる雨水流入手段と、貯水
    槽に溜まった雨水を吐出させる雨水吐出手段とを接続し
    てなることを特徴とする雨水貯水用タンク。
  2. 【請求項2】 前記貯水箱は、上面が開放された直方体
    形状の樹脂製箱体であってその内部に農産物を収納する
    農業用コンテナであるか、或いは上面が開放された直方
    体形状の樹脂製箱体であってその内部に複数本のびんを
    立てたままそれぞれ収納する収納部を設けてなるびんケ
    ースであることを特徴とする請求項1記載の雨水貯水用
    タンク。
  3. 【請求項3】 前記貯水箱は、その底面を上向きとした
    状態で積み上げられることを特徴とする請求項1記載の
    雨水貯水用タンク。
  4. 【請求項4】 前記縦横に並べると共に上方に積み上げ
    た貯水箱からなる貯水槽を縦割りに隙間を介して複数の
    部分に分割するとともにこの隙間に水の浄水部材を挿入
    することで仕切り、 複数に仕切った貯水槽の一方の側に雨水流入手段を接続
    し、他方の側に雨水吐出手段を接続することで、雨水流
    入手段から貯水槽内に流入して浄水部材を通って浄化さ
    れた水を雨水吐出手段によって吐出することを特徴とす
    る請求項1記載の雨水貯水用タンク。
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Cited By (8)

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