JP2003113397A - 水溶性界面活性剤組成物 - Google Patents

水溶性界面活性剤組成物

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)アセチレングリコールのエチレン
オキサイド/プロピレンオキサイドブロック型付加物及
びアセチレングリコールのエチレンオキサイド/プロピ
レンオキサイドランダム型付加物、(B)HLBが8〜
19のポリオキシアルキレンアルキルエーテルを含有
し、その0.1重量%水溶液の滴下30秒後の接触角が
40度以下、1Hz及び10Hz時の動的表面張力が5
0mN/m以下である水溶性界面活性剤組成物。 【効果】 本発明の水溶性界面活性剤組成物は、滴下直
後の接触角が低く、動的表面張力も低いため、インクな
どに添加した際、基材への濡れ性、浸透性、消泡性及び
分散性を与え、しかも環境問題にも適合した優れたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、水溶性界面活性剤
組成物に関するものである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
パソコンなどのOA機器用プリンターは、低価格化、印
字品質、信頼性の向上により、オフィスや家庭で急速な
普及をみせている。それに伴ってインキの需要も一般家
庭用からインダストリーユースまで拡大しつつあるが、
その一方でプリントの品位、彩度、外観、画像、保存安
定性を更に良くするために、従来の染料インクから顔料
インクなどの、より高度な特性を持つインクが要求され
るようになってきており、インキの種類も増加しつつあ
る。 【0003】また、印刷業界や製紙業界においても、近
年の環境問題などから水性化が進みつつある。しかし、
水系の場合、乾燥スピードが遅いため、溶剤系より生産
スピードが遅くなることから、常に生産性向上に伴う高
速化への対応が余儀なくされており、高速印刷や高速塗
工に対応したインキや紙コート剤の性能向上が要求され
ている。 【0004】このような背景から、インキや水性塗料業
界においては、基材に対する湿潤化、浸透性及び分散性
付与のため優れた表面張力低下能を付与する界面活性剤
を必要としている。界面活性剤を選択する場合、系が静
的状態にある時には静的表面張力が優れていることが、
また前述の生産性向上による印刷スピードアップの必要
性からの高速度使用時には動的表面張力の指標が重要に
なっている。 【0005】従来、アセチレングリコール及びそのエチ
レンオキサイド付加物は、静的表面張力と動的表面張力
の低下能とのバランスがとれており、従来の非イオン及
び陰イオン性界面活性剤のマイナス点をほとんど有して
いないことが知られている。しかも消泡性も有するた
め、インキ、塗料用湿潤剤、分散助剤などとして有用で
あるが、近年のインダストリーユースまでの用途の拡大
に伴い、従来のアセチレングリコールのエチレンオキサ
イド付加物では、消泡性や分散性が着色剤の種類によっ
ては、不充分であったり、更に高速印刷の吐出安定性に
は不充分であったりすることから、より高度な消泡性、
分散性のあるアセチレングリコール系界面活性剤が望ま
れていた。 【0006】またその一方で、アセチレングリコール系
界面活性剤は、水への溶解性が低い、或いは常温で固体
などの問題点を有するため使用時に不便であり、ポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテルなどの界面活性剤
を可溶化剤として併用し、水性インキや紙コート剤など
に添加した際の自己乳化性を付与することを余儀なくさ
れていた。 【0007】そして、近年の環境問題から、PRTR対
象物質、環境ホルモン含有物質の使用が危惧されてお
り、法的な規制が厳しくなりつつあるが、このような情
勢の中、環境対応した界面活性剤の要求が多くなり、各
社からポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルの代
替品が提供されている。 【0008】しかし、これら代替品は、静的な表面張力
は同じであっても、動的表面張力に大きく影響するもの
や接触角が高くなるものが存在し、アセチレングリコー
ル系界面活性剤の可溶化剤として配合した時、必ずしも
従来品と同じような性能が得られなかった。 【0009】本発明は、上記事情を改善するためになさ
れたもので、低い動的表面張力を有するため、優れた濡
れ性、浸透性、消泡性、分散性を発揮し、高速印刷にも
対応でき、更に水への溶解性や環境問題にも配慮した水
溶性界面活性剤組成物を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、前記の課題を解決するため鋭意検討を行っ
た結果、下記アセチレングリコールのアルキレンオキサ
イド付加物と特定HLBの範囲にあるポリオキシアルキ
レンアルキルエーテル等の配合物を用いることにより、
インキや紙コート剤などの添加剤として使用した場合
に、低い動的表面張力による優れた濡れ性、浸透性、消
泡性及び分散性を有し、しかも環境問題にも適合するた
め、上述した従来の問題点を解決し得ることを知見し、
本発明をなすに至った。 【0011】即ち、本発明は、(A)下記一般式(1) 【0012】 【化3】 (式中、R1及びR2はそれぞれ炭素数1〜5のアルキル
基を示し、Aは −(C24O)W1−(C36O)X1−(C24O)Y1
(C36O)Z1−H であり、Bは −(C24O)W2−(C36O)X2−(C24O)Y2
(C36O)Z2−H であり、W1,W2,X1,X2,Y1,Y2,Z1,
Z2はそれぞれ0又は0.5〜25の正数であり、W1
+W2+Y1+Y2は0.5〜50、X1+X2+Z1
+Z2は0.5〜50であり、W1+W2+X1+X2
+Y1+Y2+Z1+Z2は1〜100である。)で表
されるアセチレングリコールのエチレンオキサイド/プ
ロピレンオキサイドブロック型付加物及び下記一般式
(2) 【0013】 【化4】 (式中、R3及びR4はそれぞれ炭素数1〜5のアルキル
基を示し、Dは −(C24O/C36O)m−H であり、Eは −(C24O/C36O)n−H であり、m及びnはそれぞれ0又は0.5〜50の正数
であり、m+nは1〜100である。)で表されるアセ
チレングリコールのエチレンオキサイド/プロピレンオ
キサイドランダム型付加物から選ばれる1種又は2種以
上 30〜80重量% (B)下記一般式(3) R5O(C24O)a(C36O)b(C24O)c(C36O)dH (3) (式中、R5は炭素数20以下のアルキル基を示し、a
は1〜20の正数、b、c、dは0又は1〜20の正数
である。)で表されるHLBが8〜19のポリオキシア
ルキレンアルキルエーテルから選ばれる1種又は2種以
上 20〜70重量
% を含有し、その0.1重量%水溶液の滴下30秒後の接
触角が40度以下、1Hz及び10Hz時の動的表面張
力が50mN/m以下であることを特徴とする水溶性界
面活性剤組成物を提供する。 【0014】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の水溶性界面活性剤組成物の成分(A)は、上述
したように、下記一般式(1)及び(2)で示されるア
セチレングリコールのアルキレンオキサイド付加物から
選ばれる1種又は2種以上のアセチレングリコール類で
ある。 【0015】 【化5】(式中、R1及びR2はそれぞれ炭素数1〜5のアルキル
基を示し、Aは −(C24O)W1−(C36O)X1−(C24O)Y1
(C36O)Z1−H であり、Bは −(C24O)W2−(C36O)X2−(C24O)Y2
(C36O)Z2−H であり、W1,W2,X1,X2,Y1,Y2,Z1,
Z2はそれぞれ0又は0.5〜25の正数であり、W1
+W2+Y1+Y2は0.5〜50、X1+X2+Z1
+Z2は0.5〜50であり、W1+W2+X1+X2
+Y1+Y2+Z1+Z2は1〜100、好ましくは1
0〜85である。)で表されるアセチレングリコールの
エチレンオキサイド/プロピレンオキサイドブロック型
付加物。 【0016】 【化6】 (式中、R3及びR4はそれぞれ炭素数1〜5のアルキル
基を示し、Dは −(C24O/C36O)m−H であり、Eは −(C24O/C36O)n−H であり、m及びnはそれぞれ0又は0.5〜50の正数
であり、m+nは1〜100、好ましくは5〜85であ
る。)で表されるアセチレングリコールのエチレンオキ
シド/プロピレンオキシドランダム型付加物。 【0017】上記式(1)のアセチレングリコールのア
ルキレンオキサイド付加物としては、具体的に、例え
ば、 2,5,8,11−テトラメチル−6−ドデシン−5,
8−ジオールのアルキレンオキサイド付加物(エチレン
オキサイド付加モル数10,プロピレンオキサイド付加
モル数40)(W1=2モル、W2=2モル、X1=8
モル、X2=8モル、Y1=3モル、Y2=3モル、Z
1=12モル、Z2=12モル) 5,8−ジメチル−6−ドデシン−5,8−ジオールの
アルキレンオキサイド付加物(エチレンオキサイド付加
モル数20,プロピレンオキサイド付加モル数20)
(W1=7モル、W2=7モル、X1=10モル、X2
=10モル、Y1=3モル、Y2=3モル、Z1=0モ
ル、Z2=0モル) 2,5,8,11−テトラメチル−6−ドデシン−5,
8−ジオールのアルキレンオキサイド付加物(エチレン
オキサイド付加モル数40,プロピレンオキサイド付加
モル数10)(W1=20モル、W2=20モル、X1
=5モル、X2=5モル、Y1=0モル、Y2=0モ
ル、Z1=0モル、Z2=0モル) 5,8−ジメチル−6−ドデシン−5,8−ジオールの
アルキレンオキサイド付加物(エチレンオキサイド付加
モル数20,プロピレンオキサイド付加モル数20)
(W1=0モル、W2=0モル、X1=10モル、X2
=10モル、Y1=10モル、Y2=10モル、Z1=
0モル、Z2=0モル) 2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−
ジオールのアルキレンオキサイド付加物(エチレンオキ
サイド付加モル数20,プロピレンオキサイド付加モル
数10)(W1=3モル、W2=3モル、X1=1モ
ル、X2=1モル、Y1=7モル、Y2=7モル、Z1
=4モル、Z2=4モル) 4,7−ジメチル−5−デシン−4,7−ジオールのア
ルキレンオキサイド付加物(エチレンオキサイド付加モ
ル数30,プロピレンオキサイド付加モル数6)(W1
=7モル、W2=7モル、X1=3モル、X2=3モ
ル、Y1=8モル、Y2=8モル、Z1=0モル、Z2
=0モル) 2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−
ジオールのアルキレンオキサイド付加物(エチレンオキ
サイド付加モル数20,プロピレンオキサイド付加モル
数10)(W1=10モル、W2=10モル、X1=5
モル、X2=5モル、Y1=0モル、Y2=0モル、Z
1=0モル、Z2=0モル) 4,7−ジメチル−5−デシン−4,7−ジオールのア
ルキレンオキサイド付加物(エチレンオキサイド付加モ
ル数30,プロピレンオキサイド付加モル数6)(W1
=0モル、W2=0モル、X1=1モル、X2=1モ
ル、Y1=15モル、Y2=15モル、Z1=2モル、
Z2=2モル) 2,3,6,7−テトラメチル−4−オクチン−3,6
−ジオールのアルキレンオキサイド付加物(エチレンオ
キサイド付加モル数8,プロピレンオキサイド付加モル
数4)(W1=2モル、W2=2モル、X1=1モル、
X2=1モル、Y1=2モル、Y2=2モル、Z1=1
モル、Z2=1モル) 3,6−ジエチル−4−オクチン−3,6−ジオールの
アルキレンオキサイド付加物(エチレンオキサイド付加
モル数24,プロピレンオキサイド付加モル数18)
(W1=5モル、W2=5モル、X1=9モル、X2=
9モル、Y1=7モル、Y2=7モル、Z1=0モル、
Z2=0モル) 3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオールの
アルキレンオキサイド付加物(エチレンオキサイド付加
モル数36,プロピレンオキサイド付加モル数26)
(W1=10モル、W2=10モル、X1=5モル、X
2=5モル、Y1=8モル、Y2=8モル、Z1=8モ
ル、Z2=8モル) 2,5−ジメチル−3−ヘキシン−2,5−ジオールの
アルキレンオキサイド付加物(エチレンオキサイド付加
モル数44,プロピレンオキサイド付加モル数40)
(W1=8モル、W2=8モル、X1=4モル、X2=
4モル、Y1=14モル、Y2=14モル、Z1=16
モル、Z2=16モル) のアルキレンオキサイド付加物などが挙げることができ
る。 【0018】上記式(2)のアセチレングリコールのア
ルキレンオキサイド付加物としては、具体的に、例え
ば、 2,5,8,11−テトラメチル−6−ドデシン−5,
8−ジオールのアルキレンオキサイド付加物(m=20
モル,n=20モル,m+n=40モル)(エチレンオ
キサイド付加モル数20,プロピレンオキサイド付加モ
ル数20)5,8−ジメチル−6−ドデシン−5,8−
ジオールのアルキレンオキサイド付加物(m=12モ
ル,n=8モル,m+n=20モル)(エチレンオキサ
イド付加モル数10,プロピレンオキサイド付加モル数
10) 2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−
ジオールのアルキレンオキサイド付加物(m=13モ
ル,n=17モル,m+n=30モル)(エチレンオキ
サイド付加モル数15,プロピレンオキサイド付加モル
数15) 4,7−ジメチル−5−デシン−4,7−ジオールのア
ルキレンオキサイド付加物(m=27モル,n=27モ
ル,m+n=54モル)(エチレンオキサイド付加モル
数27,プロピレンオキサイド付加モル数27) 2,3,6,7−テトラメチル−4−オクチン−3,6
−ジオールのアルキレンオキサイド付加物(m=2.5
モル,n=2.5モル,m+n=5モル)(エチレンオ
キサイド付加モル数2.5,プロピレンオキサイド付加
モル数2.5) 3,6−ジエチル−4−オクチン−3,6−ジオールの
アルキレンオキサイド付加物(m=20モル,n=22
モル,m+n=42モル)(エチレンオキサイド付加モ
ル数21,プロピレンオキサイド付加モル数21) 3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオールの
アルキレンオキサイド付加物(m=27モル,n=35
モル,m+n=62モル)(エチレンオキサイド付加モ
ル数31,プロピレンオキサイド付加モル数31) 2,5−ジメチル−3−ヘキシン−2,5−ジオールの
アルキレンオキサイド付加物(m=42モル,n=42
モル,m+n=84モル)(エチレンオキサイド付加モ
ル数42,プロピレンオキサイド付加モル数42) を挙げることができる。 【0019】成分(A)中のアルキレンオキサイド単位
の付加モル総数が100モルを超えた場合、静的及び動
的表面張力が大きくなり、濡れ剤としての効果がなくな
る。また、エチレンオキサイドの付加モル数が50モル
を超えた場合、水溶性はアップするものの消泡性が低下
し、インキ配合時に吐出不良などの問題が発生するし、
0.5モル未満では溶解性が低下し、紙コート剤などに
配合した際にハジキの原因となる。一方、プロピレンオ
キサイドの付加モル数が50モルを超えた場合、消泡性
はアップするものの溶解性が低下し凝集物が発生する
し、0.5モル未満では、分散性及び消泡性が低下す
る。 【0020】これらのアセチレングリコールのアルキレ
ンオキサイド付加物類[成分(A)]は、その1種を単
独で又は2種以上を混合して使用することができ、本発
明の界面活性剤組成物を調整する際に用いられる量は、
30〜80重量%であり、好ましくは40〜70重量%
である。80重量%を超えると水への溶解性が悪くな
り、配合した際に凝集物が発生し、表面張力低下効果が
得られず、ハジキが発生したり低温放置安定性が著しく
低下し配合困難になる場合が生じ、30重量%未満だと
動的表面張力が上昇し、高速印刷時のハジキ発生の原因
になるおそれがある。 【0021】成分(A)のアセチレングリコールのアル
キレンオキサイド付加物類に配合する成分(B)のポリ
オキシアルキレンアルキルエーテルは、下記一般式
(3) R5O(C24O)a(C36O)b(C24O)c(C36O)dH (3) (式中、R5は炭素数20以下のアルキル基を示し、a
は1〜20の正数、b、c、dはそれぞれ0又は1〜2
0の正数である。)で表されるものである。 【0022】この場合、R5は好ましくは炭素数5〜1
5のアルキル基、更に好ましくは10〜15のアルキル
基であり、またa+b+c+dは5〜35、特に5〜3
0であることが好ましい。 【0023】式(3)のポリオキシアルキレンアルキル
エーテルとしては、式(3)に入るポリオキシアルキレ
ンアルキルエーテルであればいずれのものでもよいが、
具体的には、C1225O(C24O)6(C36O)
2(C24O)6(C36O)8H、C1327O(C24
O)6(C36O)2(C24O)6(C36O)8H、C
1225O(C24O)a(C36O)b(C24O)
c(C36O)dH、(但し、a+c=15、b+d=
4) C1327O(C24O)a(C36O)b(C24O)c
(C36O)dH、(但し、a+c=15、b+d=
4) C1225O(C24O)8(C36O)2(C24O)6
H、C1327O(C24O)8(C36O)2(C2
4O)6H、C1225O(C24O)12(C36O)
2(C24O)12H、C1327O(C24O)12(C3
6O)2(C24O)12H、CH3(CH29(CH3)C
HO(C24O)7(C36O)4.5H、CH3(CH2
11(CH3)CHO(C24O)7(C36O)4.5H、
CH3(CH29(CH3)CHO(C24O)5(C3
6O)3.5H、CH3(CH211(CH3)CHO(C2
4O)5(C36O)3.5H、C1429O(C24O)14
(C36O)2H、C1123O(C24O)8H、 C1021O(C24O)11H C1225O(C24O)15H C3367O(C24O)15H などを挙げることができ、1種又は2種以上を混合して
使用することができる。 【0024】なお、成分(B)のアルキル基の炭素数が
20を超えると、分子量が大きくなるため、動的表面張
力が大きくなり、ハジキの原因となる。また、これら成
分(B)のHLBは8〜19、特に10〜16であるこ
とが好ましく、HLBが8未満では、疎水性が増し、水
への溶解度が低下し、十分な水溶性が得られなくなる
し、19を超えた場合は、動的表面張力が大きいため、
インキ吸収不良による滲みの原因になる。 【0025】本発明の界面活性剤組成物を調製する際に
用いられる成分(B)の量は、20〜70重量%であ
り、好ましくは30〜60重量%である。20重量%未
満だと成分(A)のアセチレングリコール類の十分な可
溶化が行われず、水溶性が低下し、配合した際に凝集物
が発生したり、インキの吸収性にバラツキが発生するお
それがあり、70重量%を超えると配合時の泡立ちが多
くなり、顔料分散時に泡が発生しピンホールやムラなど
の塗工不良が発生するおそれがある。 【0026】本発明では、上記(A),(B)成分の合
計が100重量%になるように用いるのが好ましいが、
更に第三成分である成分(C)としてイオン交換水、或
いはエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−
プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、グリセリ
ンなどの水溶性有機溶剤を併用しても良く、本界面活性
剤組成物の特性を損なわない限り、0〜25重量%、好
ましくは10〜20重量%の量で用いることができる。 【0027】本発明の界面活性剤組成物は、上記各成分
をプロペラ式攪拌機などの公知の混合調整方法によって
混合することによって得られる。また、常温にて固体の
成分については、必要により加温して混合するものであ
る。 【0028】ここで、得られた水溶性界面活性剤組成物
は、その0.1重量%水溶液の接触角が40度以下、好
ましくは10〜40度、更に好ましくは20〜37度、
更に動的表面張力が50mN/m以下、好ましくは10
〜50mN/m、更に好ましくは20〜46mN/mで
あることが必要である。 【0029】なお、接触角は接触角計CA−D型(協和
界面科学社製)を用いて0.1重量%水溶液の滴下30
秒後の値を測定したものであり、動的表面張力はバブル
プレッシャー型動的表面張力計クルスBP−2(KRU
SS社製)を用いて0.1重量%水溶液の1Hz及び1
0Hzの値を測定したものである。0.1重量%界面活
性剤組成物水溶液の滴下30秒後の接触角が40度を超
えると、記録材料用組成物に配合した際、インキの吸収
性が悪くなるためインキの滲みが発生するし、同じく
0.1重量%水溶液の1Hz及び10Hz時の動的表面
張力が50mN/mを超えると、プリンターなどの印刷
機で印刷などを行った際、ハジキや浸透力不足による滲
みが発生する。 【0030】本発明の水溶性界面活性剤組成物は、イン
キや紙コート剤などに配合した場合、動的表面張力が低
いため優れた濡れ性、浸透性、消泡性及び分散性を発揮
し、高速印刷及び高速塗工にも対応でき、更に近年の環
境問題にも適合した水溶性界面活性剤組成物となる。 【0031】本発明の界面活性剤組成物を用いてインキ
を製造したり、紙コート剤の水性濡れ剤として使用する
場合、インキ全量又は紙コート剤全量に対して好ましく
は、0.05〜10重量%、より好ましくは0.05〜
5重量%の添加量で使用することが望ましい。 【0032】 【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。なお、例中の部及び%はそれぞれ重量部
と重量%を示す。 【0033】[実施例1]50℃に加温した2,4,
7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール
のアルキレンオキサイド付加物(エチレンオキサイド付
加モル数20,プロピレンオキサイド付加モル数10)
(W1=3モル,W2=3モル,X1=1モル,X2=
1モル,Y1=7モル,Y2=7モル,Z1=4モル,
Z2=4モル)55部をプロペラ式攪拌機付容器に投入
後、攪拌しながらポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル(ノイゲンET−116B、第一工業製薬社製商品
名)45部を徐々に投入混合し、2時間連続攪拌後、室
温まで冷却した。冷却後、200メッシュ濾布にて濾過
し、界面活性剤組成物(以下、これをM−1という)を
得た。 【0034】更に、組成物M−1の0.1部をイオン交
換水100部に加え、マグネチックスタラーにて攪拌
し、0.1%水溶液とし、これを用いて水溶液の外観、
接触角、動的表面張力、静的表面張力を測定した。その
結果を表2に示す。 【0035】また、この界面活性剤組成物を用いて下記
の配合処方によりインキ及び紙コート剤を作成し、イン
キ配合物の場合は印字濃度、ドット径、印字解像度、イ
ンキ吸収性を測定し、その結果を表3に、紙コート剤の
場合は、ハジキ、起泡性を測定し、その結果を同じく表
3に示した。 【0036】(インキ配合)染料(ダイレクトブラック
19)5部をイオン交換水70部にプロペラ式攪拌機で
攪拌しながら徐々に添加した後、界面活性剤組成物M−
1を1部、ポリエチレングリコールを10部、グリセリ
ンを15部添加し、1時間攪拌した後、インキ組成物
(以下、これをイ−1という)を得た。 【0037】(紙コート剤配合)紙コート剤用エマルジ
ョン(日信化学社製、商品名ビニブラン2750)10
0部に対し界面活性剤組成物M−1を1部添加し、プロ
ペラ式攪拌機で30分攪拌した後、紙コート剤配合物
(以下、これをコ−1という)を得た。なお、各特性の
測定は下記のようにして行った。 【0038】(界面活性剤組成物水溶液の評価) 1)水溶液の外観 上記水溶液の外観及び不溶解物の有無の確認を行った。 ○:水溶液が透明で、不溶解物が認められない。 △:水溶液が白濁しているが、不溶解物は認められな
い。 ×:一部不溶解物が認められる。 ××:ほとんど溶解せず。 2)接触角 界面活性剤組成物の0.1%水溶液を、協和界面科学社
製接触角計CA−D型を用いて、滴下30秒後の接触角
を測定した。 3)動的表面張力 KRUSS社製バブルプレッシャー型動的表面張力計ク
ルスBP−2を用いて、界面活性剤組成物の0.1%水
溶液の1Hz及び10Hzの動的表面張力を測定した。 4)静的表面張力 界面活性剤組成物の0.1%水溶液を協和界面科学社製
表面張力計ESB−V型を用いて、静的な表面張力を測
定した。 【0039】(インキ配合物評価) 1)印字濃度 キャノンプリンターBJC455Jで黒インキを用いて
印字したドットに関し、サクラマイクロデンシトメータ
ーPDM−5型(サクラ精機社製)でドット濃度を測定
した。 2)ドット径 キャノンプリンターBJC455Jで黒インキを用いて
印字し、100倍に拡大し、ドット径を測定した。 3)印字画像の解像度 キャノンプリンターBJC455Jでブラック(B)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)をベタ
印刷し、マクベス濃度計RD−918(マクベス社製)
で測定した。 4)インク吸収性 キャノンプリンターBJC455Jでブラック、マゼン
タ、シアン、イエローを同時に同一場所に噴射し、1秒
後に紙押さえ板でこすり、インクによる汚れを測定し
た。 ○:白色部分の汚れのないもの △:微かに汚れるもの ×:汚れがひどいもの 【0040】(紙コート剤の評価) 1)ハジキ 日商グラビア社製印刷適正試験機(GRAVO−PRO
OF)にて、紙コート剤を50m/分の塗工速度で無サ
イズ紙に塗工し、塗工面のハジキなどの状態を目視にて
確認した。 ○:ハジキ及びピンホールが認められない △:一部ハジキ及びピンホールが認められる ×:ハジキ及びピンホールが多く認められる 2)起泡性 紙コート剤をコート剤/水=1/2の比率で希釈し、サ
ンプルとした。このサンプル20mlを100mlメス
シリンダーに入れ、180回往復/分のシェーカーで1
分間振とうし、振とう終了直後及び5分後の泡のml数
を測定した。 【0041】[実施例2〜7、比較例1〜10]実施例
1と同様にして表1に示される配合物の種類及び配合量
(%)で攪拌混合し、界面活性剤組成物(M−2〜M−
17)を得た。この場合、固体のものについては、50
℃に加温し、成分を混合した。なお、実施例1について
は、配合物の配合量を%で再記した。 【0042】実施例1と同様にして0.1%水溶液を作
り、同様にして水溶液の評価を行って、その結果を表2
に示し、更に、実施例1と同様にしてインキ及び紙コー
ト剤を作成し、同様にしてインキ配合物及び紙コート剤
の評価を行って、その結果を表3に示した。この場合、
表3において、インキ配合No.イ−2〜イ−17及び
紙コート剤No.コ−2〜コ−17は、それぞれ界面活
性剤組成物M−2〜M−17を用いた場合に対応する。 【0043】[比較例11]界面活性剤組成物として、
市販品:ダプロW−77(エレメンティス・ジャパン社
製商品名、サクシネート系界面活性剤)を用いて、実施
例1と同様の評価を行った。なお、表3において、イン
キ配合No.イ−18及び紙コート剤No.コ−18
は、それぞれこの市販品の界面活性剤を用いた場合に対
応する。 【0044】 【表1】 【0045】[成分(A)] A−1:2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールのアルキレンオキサイド付加物(エチ
レンオキサイド付加モル数20,プロピレンオキサイド
付加モル数10)(W1=3モル、W2=3モル、X1
=1モル、X2=1、Y1=7モル、Y2=7モル、Z
1=4モル、Z2=4モル) A−2:3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジ
オールのアルキレンオキサイド付加物(エチレンオキサ
イド付加モル数36,プロピレンオキサイド付加モル数
26)(W1=10モル、W2=10モル、X1=5モ
ル、X2=5、Y1=8モル、Y2=8モル、Z1=8
モル、Z2=8モル) A−3:2,5,8,11−テトラメチル−6−ドデシ
ン−5,8−ジオールのアルキレンオキサイド付加物
(エチレンオキサイド付加モル数10,プロピレンオキ
サイド付加モル数40)(W1=2モル、W2=2モ
ル、X1=8モル、X2=8、Y1=3モル、Y2=3
モル、Z1=12モル、Z2=12モル) A−4:2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールのアルキレンオキサイド付加物(m=
13モル、n=17モル、m+n=30モル)(エチレ
ンオキサイド付加モル数15,プロピレンオキサイド付
加モル数15) A−5:2,5,8,11−テトラメチル−6−ドデシ
ン−5,8−ジオールのアルキレンオキサイド付加物
(m=20モル、n=20モル、m+n=40モル)
(エチレンオキサイド付加モル数20,プロピレンオキ
サイド付加モル数20) A−6:2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールのアルキレンオキサイド付加物(エチ
レンオキサイド付加モル数60,プロピレンオキサイド
付加モル数20)(W1=10モル、W2=10モル、
X1=8モル、X2=8、Y1=20モル、Y2=20
モル、Z1=2モル、Z2=2モル) A−7:3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジ
オールのアルキレンオキサイド付加物(エチレンオキサ
イド付加モル数14,プロピレンオキサイド付加モル数
64)(W1=2モル、W2=2モル、X1=32モ
ル、X2=32、Y1=5モル、Y2=5モル、Z1=
0モル、Z2=2モル) A−8:2,5,8,11−テトラメチル−6−ドデシ
ン−5,8−ジオールのアルキレンオキサイド付加物
(エチレンオキサイド付加モル数60,プロピレンオキ
サイド付加モル数50)(W1=30モル、W2=30
モル、X1=25モル、X2=25、Y1=0モル、Y
2=0モル、Z1=0モル、Z2=0モル) A−9:2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールのアルキレンオキサイド付加物(エチ
レンオキサイド付加モル数80,プロピレンオキサイド
付加モル数0)(W1=40モル、W2=40モル、X
1=0モル、X2=0、Y1=0モル、Y2=0モル、
Z1=0モル、Z2=0モル) A−10:3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−
ジオールのアルキレンオキサイド付加物(m=60モ
ル、n=50モル、m+n=110モル)(エチレンオ
キサイド付加モル数55,プロピレンオキサイド付加モ
ル数55) A−11:2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン
−4,7−ジオールのアルキレンオキサイド付加物(m
=10モル、n=60モル、m+n=70モル)(エチ
レンオキサイド付加モル数35,プロピレンオキサイド
付加モル数35) 【0046】[成分(B)] NP−1:ノイゲンET−116B(第一工業製薬社製
商品名、RO(C24O)a(C36O)bH、R:炭素
数12、14のアルキル、a=7、b=4.5、HLB
12.0) NP−2:ノイゲンDL−0415(第一工業製薬社製
商品名、RO(C24O)a(C36O)b(C24O)
C(C36O)dH、R:炭素数12、13のアルキル、
a+c=15、b+d=4、HLB15.0) NP−3:ノイゲンET−106A(第一工業製薬社製
商品名、RO(C24O)a(C36O)bH、R:炭素
数12、14のアルキル、a=5、b=3.5、HLB
10.9) NP−4:エマルゲン1108(花王社製商品名、RO
(C24O)aH、R:炭素数11のアルキル、a=
8、HLB13.4) NP−5:ラミゲンET−70(第一工業製薬社製商品
名、RO(C24O)aH、R:炭素数12〜33のア
ルキル、a=15、HLB14.0) NP−6:ノイゲンYX−400(第一工業製薬社製商
品名、RO(C24O)aH、R:炭素数12のアルキ
ル、a=40、HLB18.1) NP−7:ノイゲンDH−0300(第一工業製薬社製
商品名、RO(C24O)aH、R:炭素数14のアル
キル、a=2、HLB4.0) NP−8:ノイゲンEA−160(第一工業製薬社製商
品名、C91964O(C24O)aH、a=16.
8、HLB15.4) 【0047】 【表2】 【0048】市販品:ダプロW−77(エレメンティス
・ジャパン社製商品名、サクシネート系界面活性剤) 【0049】 【表3】【0050】 【発明の効果】本発明の水溶性界面活性剤組成物は、滴
下直後の接触角が低く、動的表面張力も低いため、イン
クなどに添加した際、基材への濡れ性、浸透性、消泡性
及び分散性を与え、しかも環境問題にも適合した優れた
界面活性剤組成物である。この特性により、本発明の水
溶性界面活性剤は実用的に極めて有利である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成15年1月10日(2003.1.1
0) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0023 【補正方法】変更 【補正内容】 【0023】式(3)のポリオキシアルキレンアルキル
エーテルとしては、式(3)に入るポリオキシアルキレ
ンアルキルエーテルであればいずれのものでもよいが、
具体的には、C1225O(C24O)6(C36O)
2(C24O)6(C36O)8H、C1327O(C24
O)6(C36O)2(C24O)6(C36O)8H、C
1225O(C24O)a(C36O)b(C24O)
c(C36O)dH(但し、a+c=15、b+d=
4)、C1327O(C24O)a(C36O)b(C24
O)c(C36O)dH(但し、a+c=15、b+d=
4)、C1225O(C24O)8(C36O)2(C24
O)6H、C1327O(C24O)8(C36O)2(C2
4O)6H、C1225O(C24O)12(C36O)2
(C24O)12H、C1327O(C24O)12(C36
O)2(C24O)12H、CH3(CH29(CH3)C
HO(C24O)7(C36O)4.5H、CH3(CH2
11(CH3)CHO(C24O)7(C36O)4.5H、
CH3(CH29(CH3)CHO(C24O)5(C3
6O)3.5H、CH3(CH211(CH3)CHO(C2
4O)5(C36O)3.5H、C1429O(C24O)14
(C36O)2H、C1123O(C24O)8H、C10
21O(C24O)11H、C1225O(C24O)15H などを挙げることができ、1種又は2種以上を混合して
使用することができる。 【手続補正2】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0041 【補正方法】変更 【補正内容】 【0041】[実施例2〜4、比較例1〜10]実施例
1と同様にして表1に示される配合物の種類及び配合量
(%)で攪拌混合し、界面活性剤組成物(M−2〜M−
14)を得た。この場合、固体のものについては、50
℃に加温し、成分を混合した。なお、実施例1について
は、配合物の配合量を%で再記した。 【手続補正3】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0042 【補正方法】変更 【補正内容】 【0042】実施例1と同様にして0.1%水溶液を作
り、同様にして水溶液の評価を行って、その結果を表2
に示し、更に、実施例1と同様にしてインキ及び紙コー
ト剤を作成し、同様にしてインキ配合物及び紙コート剤
の評価を行って、その結果を表3に示した。この場合、
表3において、インキ配合No.イ−2〜イ−14及び
紙コート剤No.コ−2〜コ−14は、それぞれ界面活
性剤組成物M−2〜M−14を用いた場合に対応する。 【手続補正4】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0043 【補正方法】変更 【補正内容】 【0043】[比較例11]界面活性剤組成物として、
市販品:ダプロW−77(エレメンティス・ジャパン社
製商品名、サクシネート系界面活性剤)を用いて、実施
例1と同様の評価を行った。なお、表3において、イン
キ配合No.イ−15及び紙コート剤No.コ−15
は、それぞれこの市販品の界面活性剤を用いた場合に対
応する。 【手続補正5】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0044 【補正方法】変更 【補正内容】 【0044】 【表1】 【手続補正6】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0045 【補正方法】変更 【補正内容】 【0045】[成分(A)] A−1:2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールのアルキレンオキサイド付加物(エチ
レンオキサイド付加モル数20,プロピレンオキサイド
付加モル数10)(W1=3モル、W2=3モル、X1
=1モル、X2=1モル、Y1=7モル、Y2=7モ
ル、Z1=4モル、Z2=4モル) A−2:3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジ
オールのアルキレンオキサイド付加物(エチレンオキサ
イド付加モル数36,プロピレンオキサイド付加モル数
26)(W1=10モル、W2=10モル、X1=5モ
ル、X2=5モル、Y1=8モル、Y2=8モル、Z1
=8モル、Z2=8モル) A−3:2,5,8,11−テトラメチル−6−ドデシ
ン−5,8−ジオールのアルキレンオキサイド付加物
(エチレンオキサイド付加モル数10,プロピレンオキ
サイド付加モル数40)(W1=2モル、W2=2モ
ル、X1=8モル、X2=8モル、Y1=3モル、Y2
=3モル、Z1=12モル、Z2=12モル) A−4:2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールのアルキレンオキサイド付加物(m=
13モル、n=17モル、m+n=30モル)(エチレ
ンオキサイド付加モル数15,プロピレンオキサイド付
加モル数15) A−5:2,5,8,11−テトラメチル−6−ドデシ
ン−5,8−ジオールのアルキレンオキサイド付加物
(m=20モル、n=20モル、m+n=40モル)
(エチレンオキサイド付加モル数20,プロピレンオキ
サイド付加モル数20) A−6:2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールのアルキレンオキサイド付加物(エチ
レンオキサイド付加モル数60,プロピレンオキサイド
付加モル数20)(W1=10モル、W2=10モル、
X1=8モル、X2=8モル、Y1=20モル、Y2=
20モル、Z1=2モル、Z2=2モル) A−7:3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジ
オールのアルキレンオキサイド付加物(エチレンオキサ
イド付加モル数14,プロピレンオキサイド付加モル数
64)(W1=2モル、W2=2モル、X1=32モ
ル、X2=32モル、Y1=5モル、Y2=5モル、Z
1=0モル、Z2=2モル) A−8:2,5,8,11−テトラメチル−6−ドデシ
ン−5,8−ジオールのアルキレンオキサイド付加物
(エチレンオキサイド付加モル数60,プロピレンオキ
サイド付加モル数50)(W1=30モル、W2=30
モル、X1=25モル、X2=25モル、Y1=0モ
ル、Y2=0モル、Z1=0モル、Z2=0モル) A−9:2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールのアルキレンオキサイド付加物(エチ
レンオキサイド付加モル数80,プロピレンオキサイド
付加モル数0)(W1=40モル、W2=40モル、X
1=0モル、X2=0モル、Y1=0モル、Y2=0モ
ル、Z1=0モル、Z2=0モル) A−10:3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−
ジオールのアルキレンオキサイド付加物(m=60モ
ル、n=50モル、m+n=110モル)(エチレンオ
キサイド付加モル数55,プロピレンオキサイド付加モ
ル数55) A−11:2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン
−4,7−ジオールのアルキレンオキサイド付加物(m
=10モル、n=60モル、m+n=70モル)(エチ
レンオキサイド付加モル数35,プロピレンオキサイド
付加モル数35) 【手続補正7】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0047 【補正方法】変更 【補正内容】 【0047】 【表2】 【手続補正8】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0049 【補正方法】変更 【補正内容】 【0049】 【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C09D 7/12 C09D 7/12 4L055 11/00 11/00 Fターム(参考) 4D077 AA05 AA08 AB05 AC05 AC06 AC10 BA02 BA04 BA07 BA20 DD35Y DE02Y 4H003 AA03 AC08 AC10 AC23 FA19 FA37 FA39 4J005 AA12 4J038 CR001 DF012 JA25 KA09 4J039 AE07 BC07 BC09 BE03 CA03 4L055 AG34 AG88 AG90 AG91 AH29 BE07 EA30 FA30

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 (A)下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2はそれぞれ炭素数1〜5のアルキル
    基を示し、Aは −(C24O)W1−(C36O)X1−(C24O)Y1
    (C36O)Z1−H であり、Bは −(C24O)W2−(C36O)X2−(C24O)Y2
    (C36O)Z2−H であり、W1,W2,X1,X2,Y1,Y2,Z1,
    Z2はそれぞれ0又は0.5〜25の正数であり、W1
    +W2+Y1+Y2は0.5〜50、X1+X2+Z1
    +Z2は0.5〜50であり、W1+W2+X1+X2
    +Y1+Y2+Z1+Z2は1〜100である。)で表
    されるアセチレングリコールのエチレンオキサイド/プ
    ロピレンオキサイドブロック型付加物及び下記一般式
    (2) 【化2】 (式中、R3及びR4はそれぞれ炭素数1〜5のアルキル
    基を示し、Dは −(C24O/C36O)m−H であり、Eは −(C24O/C36O)n−H であり、m及びnはそれぞれ0又は0.5〜50の正数
    であり、m+nは1〜100である。)で表されるアセ
    チレングリコールのエチレンオキサイド/プロピレンオ
    キサイドランダム型付加物から選ばれる1種又は2種以
    上 30〜80重量% (B)下記一般式(3) R5O(C24O)a(C36O)b(C24O)c(C36O)dH (3) (式中、R5は炭素数20以下のアルキル基を示し、a
    は1〜20の正数、b、c、dは0又は1〜20の正数
    である。)で表されるHLBが8〜19のポリオキシア
    ルキレンアルキルエーテルから選ばれる1種又は2種以
    上 20〜70重量
    % を含有し、その0.1重量%水溶液の滴下30秒後の接
    触角が40度以下、1Hz及び10Hz時の動的表面張
    力が50mN/m以下であることを特徴とする水溶性界
    面活性剤組成物。
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