JP2003111821A - 薬剤調合方法及び液体薬剤調合装置 - Google Patents
薬剤調合方法及び液体薬剤調合装置Info
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- JP2003111821A JP2003111821A JP2001306886A JP2001306886A JP2003111821A JP 2003111821 A JP2003111821 A JP 2003111821A JP 2001306886 A JP2001306886 A JP 2001306886A JP 2001306886 A JP2001306886 A JP 2001306886A JP 2003111821 A JP2003111821 A JP 2003111821A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 迅速かつ正確で、しかも適量に薬剤を調合で
きうようにする。 【解決手段】 液体定量吐出機構を用いた液体薬剤調合
装置1は、個人の過去の病歴、遺伝子情報、現在の病状
の情報、薬剤の情報を推論システムに与え、個人の現在
の病状を治癒するに最適な薬剤を調合させる調剤制御信
号を得る推論システムを実行するホストコンピュータ3
と、液体薬剤を貯蔵する薬剤貯蔵タンク51a,51
b,51c,…を複数設けた貯蔵部5と、貯蔵部5の複
数の薬剤貯蔵タンク51a,51b,51c,…に個々
に連通された複数の液体定量吐出機構7,7,…と、ホ
ストコンピュータ3からの調剤制御信号を受け、各液体
定量吐出機構7,7,…を個々に駆動制御できる制御部
9とからなる。
きうようにする。 【解決手段】 液体定量吐出機構を用いた液体薬剤調合
装置1は、個人の過去の病歴、遺伝子情報、現在の病状
の情報、薬剤の情報を推論システムに与え、個人の現在
の病状を治癒するに最適な薬剤を調合させる調剤制御信
号を得る推論システムを実行するホストコンピュータ3
と、液体薬剤を貯蔵する薬剤貯蔵タンク51a,51
b,51c,…を複数設けた貯蔵部5と、貯蔵部5の複
数の薬剤貯蔵タンク51a,51b,51c,…に個々
に連通された複数の液体定量吐出機構7,7,…と、ホ
ストコンピュータ3からの調剤制御信号を受け、各液体
定量吐出機構7,7,…を個々に駆動制御できる制御部
9とからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬剤調合方法及び
その装置に係り、特に個人の病歴、遺伝子情報、現在の
病状などから、これを治癒するに最適な液体薬剤を調合
できる薬剤調合方法及び液体薬剤調合装置に関する。
その装置に係り、特に個人の病歴、遺伝子情報、現在の
病状などから、これを治癒するに最適な液体薬剤を調合
できる薬剤調合方法及び液体薬剤調合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、医療機関では、個人の病状を医
師が診断し、当該病状に最適な薬剤を医師が処方し、そ
の処方箋に従って薬局にて薬剤師が薬剤を調合してい
る。この調剤作業を自動化するため、薬剤の分包機が種
々提供されている。この分包機は、薬剤師が医師の処方
箋に従って必要な事項を入力すると、薬剤が自動的に分
包されるものである。
師が診断し、当該病状に最適な薬剤を医師が処方し、そ
の処方箋に従って薬局にて薬剤師が薬剤を調合してい
る。この調剤作業を自動化するため、薬剤の分包機が種
々提供されている。この分包機は、薬剤師が医師の処方
箋に従って必要な事項を入力すると、薬剤が自動的に分
包されるものである。
【0003】一方、医療機関では、診療会計用のコンピ
ュータが設置されていることが多く、この場合、上記分
包機に入力する事項と同様な事項を診療会計用のコンピ
ュータに入力していた。このような二重の入力をすると
いう無駄を省き、医療機関に設置されたホストコンピュ
ータで取り扱うデータを利用し、調剤機による調剤を前
記データで行えるようにした調剤制御方法が提案された
(特開平7−24035号公報)。この調剤制御方法に
よれば、二重に入力する手間が省け、かつ、入力操作の
ミスがなくなり、誤り投薬を無くすことができるという
利点がある。
ュータが設置されていることが多く、この場合、上記分
包機に入力する事項と同様な事項を診療会計用のコンピ
ュータに入力していた。このような二重の入力をすると
いう無駄を省き、医療機関に設置されたホストコンピュ
ータで取り扱うデータを利用し、調剤機による調剤を前
記データで行えるようにした調剤制御方法が提案された
(特開平7−24035号公報)。この調剤制御方法に
よれば、二重に入力する手間が省け、かつ、入力操作の
ミスがなくなり、誤り投薬を無くすことができるという
利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の調剤制御方法によれば、錠剤や散剤等の薬剤を調合
できるものの、液体薬剤を調合できないというものであ
った。
来の調剤制御方法によれば、錠剤や散剤等の薬剤を調合
できるものの、液体薬剤を調合できないというものであ
った。
【0005】一方、遺伝子解析が進むと、それぞれの個
人に適合した薬剤を求められるようになる。この場合、
薬剤の大まかな調合は製薬会社で行われ、さらに個人別
に適合した薬剤に調合するのは地域の医療機関によって
行なわれるようになるであろう。すなわち、基本となる
薬剤(薬液)は、製薬会社によって製造され、地域の医
療機関においては、病状を勘案して基本となる薬液の複
数種類を組み合わせ、個人個人でその調合比を変えるこ
とになる。
人に適合した薬剤を求められるようになる。この場合、
薬剤の大まかな調合は製薬会社で行われ、さらに個人別
に適合した薬剤に調合するのは地域の医療機関によって
行なわれるようになるであろう。すなわち、基本となる
薬剤(薬液)は、製薬会社によって製造され、地域の医
療機関においては、病状を勘案して基本となる薬液の複
数種類を組み合わせ、個人個人でその調合比を変えるこ
とになる。
【0006】例えば、風邪の場合、A、B、C、Dの薬
剤をある人に対しては1:1:1:1の比で調合し、他
に人に対してはこれと異なる比で調合することになる。
この場合、人が介在して調合を行なうと、薬種の間違い
や、薬剤の量の間違いを起こすことがある。また、優秀
な医者であっても、患者の過去の病歴や遺伝子情報、現
在の病状などを考慮して、病気の治療に最適な薬剤を調
合することは容易でない。
剤をある人に対しては1:1:1:1の比で調合し、他
に人に対してはこれと異なる比で調合することになる。
この場合、人が介在して調合を行なうと、薬種の間違い
や、薬剤の量の間違いを起こすことがある。また、優秀
な医者であっても、患者の過去の病歴や遺伝子情報、現
在の病状などを考慮して、病気の治療に最適な薬剤を調
合することは容易でない。
【0007】本発明は、上述した事情に鑑み、迅速かつ
正確で、しかも適量に薬剤を調合できようにすることを
目的としている。また、本発明は、個人ごとに調合割合
の異なる薬剤を容易に得られるようにすることを目的と
している。そして、本発明は、液体薬剤を迅速かつ正確
に調合できるようにする。
正確で、しかも適量に薬剤を調合できようにすることを
目的としている。また、本発明は、個人ごとに調合割合
の異なる薬剤を容易に得られるようにすることを目的と
している。そして、本発明は、液体薬剤を迅速かつ正確
に調合できるようにする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る薬剤調合方法は、個人の過去の病歴、
遺伝子情報、現在の病状などの個人情報と、予め与えら
れた複数の薬剤とに基づいて、予め与えられた推論アル
ゴリズムを用いて当該個人の現在の病状を治癒するに最
適な薬剤調合情報を得て、しかる後にこの薬剤調合情報
に基づいて前記複数の薬剤を調合することを特徴とする
ものである。
め、本発明に係る薬剤調合方法は、個人の過去の病歴、
遺伝子情報、現在の病状などの個人情報と、予め与えら
れた複数の薬剤とに基づいて、予め与えられた推論アル
ゴリズムを用いて当該個人の現在の病状を治癒するに最
適な薬剤調合情報を得て、しかる後にこの薬剤調合情報
に基づいて前記複数の薬剤を調合することを特徴とする
ものである。
【0009】本発明に係る薬剤調合方法によれば、迅速
かつ正確で、しかも適正な量の液体薬剤の調合が可能に
なる。また、各個人にあった最適な薬剤を容易に調合す
ることができる。薬剤は、液体であっても粉末または顆
粒状などであってもよい。この場合、前記液体定量吐出
装置は、インクジェットヘッドであることを特徴とする
ものである。インクジェットを使用したので、正確な薬
剤量を供給でき、正確な調合ができる。
かつ正確で、しかも適正な量の液体薬剤の調合が可能に
なる。また、各個人にあった最適な薬剤を容易に調合す
ることができる。薬剤は、液体であっても粉末または顆
粒状などであってもよい。この場合、前記液体定量吐出
装置は、インクジェットヘッドであることを特徴とする
ものである。インクジェットを使用したので、正確な薬
剤量を供給でき、正確な調合ができる。
【0010】本発明に係る液体薬剤調合装置は、個人の
過去の病歴、遺伝子情報、現在の病状などを推論システ
ムに与え、個人の現在の病状を治癒するに最適な薬剤を
調合させる調剤制御信号を得る推論システムを実行する
ホストコンピュータと、複数の液体薬剤のそれぞれを貯
蔵する薬剤貯蔵タンクを複数設けた貯蔵部と、前記貯蔵
部の各薬剤貯蔵タンクのそれぞれに連通された複数の液
体定量吐出部と、前記ホストコンピュータからの調剤制
御信号を受け、前記各液体定量吐出部を個々に駆動制御
できる制御部と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
過去の病歴、遺伝子情報、現在の病状などを推論システ
ムに与え、個人の現在の病状を治癒するに最適な薬剤を
調合させる調剤制御信号を得る推論システムを実行する
ホストコンピュータと、複数の液体薬剤のそれぞれを貯
蔵する薬剤貯蔵タンクを複数設けた貯蔵部と、前記貯蔵
部の各薬剤貯蔵タンクのそれぞれに連通された複数の液
体定量吐出部と、前記ホストコンピュータからの調剤制
御信号を受け、前記各液体定量吐出部を個々に駆動制御
できる制御部と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0011】本発明に係る液体薬剤調合装置によれば、
正確で適正な量の永代薬剤の調合が可能な装置を提供す
ることができ、個人に最適な液体薬剤を容易に調合する
ことができる。
正確で適正な量の永代薬剤の調合が可能な装置を提供す
ることができ、個人に最適な液体薬剤を容易に調合する
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る薬剤調合方法及び液
体薬剤調合装置の好ましい実施の形態を、添付図面に従
って説明する。図1は、本発明に係る薬剤調合方法を実
現する液体薬剤調合装置を示す構成図である。図1にお
いて、本発明に係る液体薬剤調合装置1は、医療機関に
設置され個人に最適な薬剤に関する調剤制御信号を出力
するホストコンピュータ3と、複数の液体薬剤を貯蔵し
個々に薬剤を提供できる貯蔵部5と、前記貯蔵部5から
の各薬剤を駆動制御信号により吐出する複数の液体定量
吐出機構(液体定量吐出部)7,7,…と、前記ホスト
コンピュータ3からの調剤制御信号を受け、当該調剤制
御信号に応じて所定の液体定量吐出機構7,7,…を個
別に駆動制御する制御部9とからなる。
体薬剤調合装置の好ましい実施の形態を、添付図面に従
って説明する。図1は、本発明に係る薬剤調合方法を実
現する液体薬剤調合装置を示す構成図である。図1にお
いて、本発明に係る液体薬剤調合装置1は、医療機関に
設置され個人に最適な薬剤に関する調剤制御信号を出力
するホストコンピュータ3と、複数の液体薬剤を貯蔵し
個々に薬剤を提供できる貯蔵部5と、前記貯蔵部5から
の各薬剤を駆動制御信号により吐出する複数の液体定量
吐出機構(液体定量吐出部)7,7,…と、前記ホスト
コンピュータ3からの調剤制御信号を受け、当該調剤制
御信号に応じて所定の液体定量吐出機構7,7,…を個
別に駆動制御する制御部9とからなる。
【0013】さらに説明すると、ホストコンピュータ3
は、図示しないが、コンピュータ本体と、キーボード、
マウス、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DV
D、あるいは、ICカード読取装置などの入力装置と、
ディスプレイやプリンタなどの出力装置と、外部機器と
通信を行なう通信装置とを少なくとも備えている。
は、図示しないが、コンピュータ本体と、キーボード、
マウス、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DV
D、あるいは、ICカード読取装置などの入力装置と、
ディスプレイやプリンタなどの出力装置と、外部機器と
通信を行なう通信装置とを少なくとも備えている。
【0014】また、ホストコンピュータ3のコンピュー
タ本体30は、各種演算処理を実行する演算処理装置
(図示せず)と、オペレーティングシステム、アプリケ
ーションプログラム、推論システムプログラム及び各種
データを展開し記憶する主メモリ(図示せず)と、入力
装置・出力装置・通信装置との入出力インターフェース
(図示せず)と、ハードディスクドライブ装置31とを
備えている。
タ本体30は、各種演算処理を実行する演算処理装置
(図示せず)と、オペレーティングシステム、アプリケ
ーションプログラム、推論システムプログラム及び各種
データを展開し記憶する主メモリ(図示せず)と、入力
装置・出力装置・通信装置との入出力インターフェース
(図示せず)と、ハードディスクドライブ装置31とを
備えている。
【0015】このハードディスクドライブ装置31に
は、所定の言語で作成されたオペレーティングシステム
(図示せず)と、当該オペレーティングシステム上で動
作するアプリケーションプログラム(図示せず)と、当
該オペレーティングシステム上で動作し、予め与えられ
た推論アルゴリズムを実行する医療推論システムプログ
ラム33と、各種データを記憶するデータベース34と
が格納されている。データベース34には、個人の過去
の病歴情報35、個人の遺伝子情報36などが格納され
ている。
は、所定の言語で作成されたオペレーティングシステム
(図示せず)と、当該オペレーティングシステム上で動
作するアプリケーションプログラム(図示せず)と、当
該オペレーティングシステム上で動作し、予め与えられ
た推論アルゴリズムを実行する医療推論システムプログ
ラム33と、各種データを記憶するデータベース34と
が格納されている。データベース34には、個人の過去
の病歴情報35、個人の遺伝子情報36などが格納され
ている。
【0016】また、ホストコンピュータ3には、現在の
個人の病状を入力する入力部37が設けられている。さ
らに、ホストコンピュータ3には、医師による推論シス
テムの最適化を行わせることができる修正装置38が設
けられている。この推論システムは、医師の治療経験、
医学会や各種治療機関から発表または公表された各種の
治療実績などに基づいて予め作成してある。前記ホスト
コンピュータ3のコンピュータ本体30は、通信装置を
介して制御部9の通信装置に電気的に接続されており、
調剤制御信号を制御部9に与えられるようになってい
る。
個人の病状を入力する入力部37が設けられている。さ
らに、ホストコンピュータ3には、医師による推論シス
テムの最適化を行わせることができる修正装置38が設
けられている。この推論システムは、医師の治療経験、
医学会や各種治療機関から発表または公表された各種の
治療実績などに基づいて予め作成してある。前記ホスト
コンピュータ3のコンピュータ本体30は、通信装置を
介して制御部9の通信装置に電気的に接続されており、
調剤制御信号を制御部9に与えられるようになってい
る。
【0017】上述した貯蔵部5は、複数種類の液体薬剤
のそれぞれを貯蔵する複数の薬剤貯蔵タンク51a,5
1b,51c,…が装着部52a,52b,52c,…
にそれぞれ着脱可能に取り付けてある。薬剤貯蔵タンク
51a,51b,51c,…は、当該番号の装着部52
a,52b,52c,…のみに装着されるようになって
おり、他の装着部にはそれぞれ装着できないように構成
されている。薬剤貯蔵タンク51a,51b,51c,
…の薬剤は、装着部52a,52b,52c,…及び各
薬剤供給ライン53a,53b,53c,…をそれぞれ
介して液体定量吐出機構7,7,…に供給されている。
のそれぞれを貯蔵する複数の薬剤貯蔵タンク51a,5
1b,51c,…が装着部52a,52b,52c,…
にそれぞれ着脱可能に取り付けてある。薬剤貯蔵タンク
51a,51b,51c,…は、当該番号の装着部52
a,52b,52c,…のみに装着されるようになって
おり、他の装着部にはそれぞれ装着できないように構成
されている。薬剤貯蔵タンク51a,51b,51c,
…の薬剤は、装着部52a,52b,52c,…及び各
薬剤供給ライン53a,53b,53c,…をそれぞれ
介して液体定量吐出機構7,7,…に供給されている。
【0018】液体定量吐出機構7,7,…の各吐出部に
は、薬剤収集容器11が配置されており、各液体定量吐
出機構7,7,…から吐出された液体薬剤を受け入れる
ことができるようになっている。この液体定量吐出機構
7は、いわゆるインクジェットプリンタのインクジェッ
トヘッドと同様に構成してある。この液体定量吐出機構
7は、板状のジルコン・チタン酸鉛系セラミックを積層
したいわゆる積層PZT方式のものを用いることが好ま
しい。積層PZT方式は、大きな変位量を得ることがで
きるほか、周波数応答が高いという特徴を有しており、
正確な量の薬剤を吐出させるのに適正であるからであ
る。
は、薬剤収集容器11が配置されており、各液体定量吐
出機構7,7,…から吐出された液体薬剤を受け入れる
ことができるようになっている。この液体定量吐出機構
7は、いわゆるインクジェットプリンタのインクジェッ
トヘッドと同様に構成してある。この液体定量吐出機構
7は、板状のジルコン・チタン酸鉛系セラミックを積層
したいわゆる積層PZT方式のものを用いることが好ま
しい。積層PZT方式は、大きな変位量を得ることがで
きるほか、周波数応答が高いという特徴を有しており、
正確な量の薬剤を吐出させるのに適正であるからであ
る。
【0019】この積層PZT方式による液体定量吐出機
構7は、所定の駆動信号パターン(「中立電位」→「プ
ラス電位」→「マイナス電位」→「中立電位」という時
間的電位変化パターン)を印加することにより、液滴を
形成させることができる。また、この積層PZT方式に
よる液体定量吐出機構7は、上記パターンを変化させる
ことにより、液滴の量を調整することができるものてあ
る。したがって、液体定量吐出機構7の駆動信号は、上
記駆動信号パターンを制御部9より与えるようにしてい
る。ここで、薬剤貯蔵タンク51a,51b,51c,
…及び液体定量吐出機構7,7,…は、数種から数百種
の薬剤を取り扱える規模としている。
構7は、所定の駆動信号パターン(「中立電位」→「プ
ラス電位」→「マイナス電位」→「中立電位」という時
間的電位変化パターン)を印加することにより、液滴を
形成させることができる。また、この積層PZT方式に
よる液体定量吐出機構7は、上記パターンを変化させる
ことにより、液滴の量を調整することができるものてあ
る。したがって、液体定量吐出機構7の駆動信号は、上
記駆動信号パターンを制御部9より与えるようにしてい
る。ここで、薬剤貯蔵タンク51a,51b,51c,
…及び液体定量吐出機構7,7,…は、数種から数百種
の薬剤を取り扱える規模としている。
【0020】上述した制御部9は、各液体定量吐出機構
7,7,…に電気的に接続してあって、駆動信号を各液
体定量吐出機構7,7,…にそれぞれ与えることができ
る制御部本体と、制御部本体をホストコンピュータ3に
接続する通信装置とからなる。また、制御部本体は、調
剤制御信号に応じて当該液体定量吐出機構7,7,…を
駆動する駆動指令を作成する中央演算処理装置と、当該
中央演算処理装置を動作させるプログラムが展開記憶さ
れている主メモリと、駆動指令を液体定量吐出機構7,
7,…に与える駆動信号に変換する入出力インターフェ
ースと、必要なプログラムやデータが格納されたハード
ディスクドライブ装置とを少なくとも備えている。
7,7,…に電気的に接続してあって、駆動信号を各液
体定量吐出機構7,7,…にそれぞれ与えることができ
る制御部本体と、制御部本体をホストコンピュータ3に
接続する通信装置とからなる。また、制御部本体は、調
剤制御信号に応じて当該液体定量吐出機構7,7,…を
駆動する駆動指令を作成する中央演算処理装置と、当該
中央演算処理装置を動作させるプログラムが展開記憶さ
れている主メモリと、駆動指令を液体定量吐出機構7,
7,…に与える駆動信号に変換する入出力インターフェ
ースと、必要なプログラムやデータが格納されたハード
ディスクドライブ装置とを少なくとも備えている。
【0021】このように構成された液体定量吐出機構を
用いた液体薬剤調合装置1の動作を、図2を参照して説
明する。ここに、図2は、本発明に係る液体薬剤調合装
置1の動作(薬剤調合方法)を説明するためのフローチ
ャートである。
用いた液体薬剤調合装置1の動作を、図2を参照して説
明する。ここに、図2は、本発明に係る液体薬剤調合装
置1の動作(薬剤調合方法)を説明するためのフローチ
ャートである。
【0022】ハードディスクドライブ装置31のデータ
ベース34には、予め、各個人の過去の病歴の情報35
と、各個人の遺伝子情報36と、貯蔵部5に貯蔵されて
いる複数の液体薬剤の情報(図示せず)などが格納され
ているものとする。仮に、データベース34に各個人の
過去の病歴の情報35や各個人の個人の遺伝子情報36
が格納されていないときには、医療機関が発行したIC
カードからICカード読取装置を介して個人の過去の病
歴の情報と個人の遺伝子情報を読み取り、データベース
34に予め格納するなどしておく。また、ホストコンピ
ュータ3のコンピュータ本体30は、ハードディスクド
ライブ装置31から医療推論システムプログラム33を
読み出して、主メモリに展開記憶し、これを実行して推
論システムを構築しているものとする。
ベース34には、予め、各個人の過去の病歴の情報35
と、各個人の遺伝子情報36と、貯蔵部5に貯蔵されて
いる複数の液体薬剤の情報(図示せず)などが格納され
ているものとする。仮に、データベース34に各個人の
過去の病歴の情報35や各個人の個人の遺伝子情報36
が格納されていないときには、医療機関が発行したIC
カードからICカード読取装置を介して個人の過去の病
歴の情報と個人の遺伝子情報を読み取り、データベース
34に予め格納するなどしておく。また、ホストコンピ
ュータ3のコンピュータ本体30は、ハードディスクド
ライブ装置31から医療推論システムプログラム33を
読み出して、主メモリに展開記憶し、これを実行して推
論システムを構築しているものとする。
【0023】まず、ホストコンピュータ3のコンピュー
タ本体30は、ある個人の個人情報や当該個人の現在の
病状が入力部37を介して入力されると、ハードディス
クドライブ装置31のデータベース34の当該個人の過
去の病歴の情報35及び当該個人の遺伝子情報36を読
出し、推論システムに現在の病状、当該個人の過去の病
歴の情報35及び当該個人の遺伝子情報36を与える
(ステップ101)。
タ本体30は、ある個人の個人情報や当該個人の現在の
病状が入力部37を介して入力されると、ハードディス
クドライブ装置31のデータベース34の当該個人の過
去の病歴の情報35及び当該個人の遺伝子情報36を読
出し、推論システムに現在の病状、当該個人の過去の病
歴の情報35及び当該個人の遺伝子情報36を与える
(ステップ101)。
【0024】ホストコンピュータ3のコンピュータ本体
30で実行されている推論システムは、上記当該個人の
現在の病状の情報と、上記当該個人の過去の病歴の情報
35と、当該個人の遺伝子情報36と、貯蔵部5に貯蔵
されている液体薬剤の情報とを基に、当該個人の現在の
病状を治癒するに最適な薬剤を調合させる調剤制御信号
を作成する(ステップ102)。ホストコンピュータ3
のコンピュータ本体30は、当該調剤制御信号を通信装
置を介して制御部9に与え(ステップ103)、処理を
終了する。
30で実行されている推論システムは、上記当該個人の
現在の病状の情報と、上記当該個人の過去の病歴の情報
35と、当該個人の遺伝子情報36と、貯蔵部5に貯蔵
されている液体薬剤の情報とを基に、当該個人の現在の
病状を治癒するに最適な薬剤を調合させる調剤制御信号
を作成する(ステップ102)。ホストコンピュータ3
のコンピュータ本体30は、当該調剤制御信号を通信装
置を介して制御部9に与え(ステップ103)、処理を
終了する。
【0025】この後、制御部9の制御部本体は、受信し
た調剤制御信号に応じて、駆動させるべき液体定量吐出
機構7,7,…を決定するとともに、調剤をするに必要
な駆動信号を形成し、当該駆動信号を決定された液体定
量吐出機構7,7,…に出力する。これにより、駆動信
号が与えられた液体定量吐出機構7,7,…は、その駆
動信号に応じた量の液体薬剤を薬剤収集容器11に吐き
出す。これにより、当該個人に最適な薬剤の調剤を人手
を経ずに自動的に調合することができる。
た調剤制御信号に応じて、駆動させるべき液体定量吐出
機構7,7,…を決定するとともに、調剤をするに必要
な駆動信号を形成し、当該駆動信号を決定された液体定
量吐出機構7,7,…に出力する。これにより、駆動信
号が与えられた液体定量吐出機構7,7,…は、その駆
動信号に応じた量の液体薬剤を薬剤収集容器11に吐き
出す。これにより、当該個人に最適な薬剤の調剤を人手
を経ずに自動的に調合することができる。
【0026】上述した実施の形態によれば、個人の過去
の病歴、遺伝子情報、及び、現在の病状をホストコンピ
ュータに与え、当該ホストコンピュータによる推論シス
テムによって当該個人の現在の病状を治癒するに最適な
薬剤を調合できる方法であって、前記ホストコンピュー
タからの調剤制御信号に応じて所定の液体定量吐出装置
を動作させることにより、当該個人の病状を治癒するに
適応した薬剤を、迅速にかつ正確に(間違いなく)調合
することができる。上述した液体薬剤は、飲み薬、点滴
剤、注射液などが考えられる。
の病歴、遺伝子情報、及び、現在の病状をホストコンピ
ュータに与え、当該ホストコンピュータによる推論シス
テムによって当該個人の現在の病状を治癒するに最適な
薬剤を調合できる方法であって、前記ホストコンピュー
タからの調剤制御信号に応じて所定の液体定量吐出装置
を動作させることにより、当該個人の病状を治癒するに
適応した薬剤を、迅速にかつ正確に(間違いなく)調合
することができる。上述した液体薬剤は、飲み薬、点滴
剤、注射液などが考えられる。
【0027】なお、上述した実施の形態では、医療機関
を医局と薬局に分けた形式で考えたので、ホストコンピ
ュータ3と制御部9とを別体で構成したが、これに限ら
ず、ホストコンピュータ3と制御部9とを一体化したも
ので構成してもよい。また、前記実施形態においては、
薬剤が液体である場合について説明したが、薬剤は粉末
や顆粒状などであってもよい。
を医局と薬局に分けた形式で考えたので、ホストコンピ
ュータ3と制御部9とを別体で構成したが、これに限ら
ず、ホストコンピュータ3と制御部9とを一体化したも
ので構成してもよい。また、前記実施形態においては、
薬剤が液体である場合について説明したが、薬剤は粉末
や顆粒状などであってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る薬剤調
合方法は、個人の過去の病歴、遺伝子情報、現在の病状
などをホストコンピュータに与え、当該ホストコンピュ
ータによる推論システムにより当該個人の現在の病状を
治癒するに最適な薬剤を調合するようにしたので、当該
個人の病状を治癒するのに最適な薬剤を迅速かつ正確に
調合することが可能になる。
合方法は、個人の過去の病歴、遺伝子情報、現在の病状
などをホストコンピュータに与え、当該ホストコンピュ
ータによる推論システムにより当該個人の現在の病状を
治癒するに最適な薬剤を調合するようにしたので、当該
個人の病状を治癒するのに最適な薬剤を迅速かつ正確に
調合することが可能になる。
【図1】 本発明の実施の形態に係る薬剤調合方法を実
現する液体薬剤調合装置を示す構成図である。
現する液体薬剤調合装置を示す構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る液体薬剤調合装置
の動作を説明するためのフローチャートである。
の動作を説明するためのフローチャートである。
1………薬剤調合装置、3………ホストコンピュータ、
5………貯蔵部、7………液体定量吐出部(液体定量吐
出機構)、9………制御部、11………薬剤収集容器、
51a,51b,51c………薬剤貯蔵タンク、52
a,52b,52c………装着部 、53a,53b,
53c………薬剤供給ライン。
5………貯蔵部、7………液体定量吐出部(液体定量吐
出機構)、9………制御部、11………薬剤収集容器、
51a,51b,51c………薬剤貯蔵タンク、52
a,52b,52c………装着部 、53a,53b,
53c………薬剤供給ライン。
Claims (2)
- 【請求項1】 個人の過去の病歴、遺伝子情報、現在の
病状などの個人情報と、予め与えられた複数の薬剤とに
基づいて、予め与えられた推論アルゴリズムを用いて当
該個人の現在の病状を治癒するに最適な薬剤調合情報を
得て、しかる後にこの薬剤調合情報に基づいて前記複数
の薬剤を調合することを特徴とする薬剤調合方法。 - 【請求項2】 個人の過去の病歴、遺伝子情報、現在の
病状などを推論システムに与え、個人の現在の病状を治
癒するに最適な薬剤を調合させる調剤制御信号を得る推
論システムを実行するホストコンピュータと、 複数の液体薬剤のそれぞれを貯蔵する薬剤貯蔵タンクを
複数設けた貯蔵部と、 前記貯蔵部の各薬剤貯蔵タンクのそれぞれに連通された
複数の液体定量吐出部と、 前記ホストコンピュータからの調剤制御信号を受け、前
記各液体定量吐出部を個々に駆動制御できる制御部と、 を備えたことを特徴とする液体薬剤調合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001306886A JP2003111821A (ja) | 2001-10-02 | 2001-10-02 | 薬剤調合方法及び液体薬剤調合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001306886A JP2003111821A (ja) | 2001-10-02 | 2001-10-02 | 薬剤調合方法及び液体薬剤調合装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003111821A true JP2003111821A (ja) | 2003-04-15 |
Family
ID=19126444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001306886A Withdrawn JP2003111821A (ja) | 2001-10-02 | 2001-10-02 | 薬剤調合方法及び液体薬剤調合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003111821A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005000655A (ja) * | 2003-06-10 | 2005-01-06 | Hewlett-Packard Development Co Lp | 生物活性合成物を投与する装置および方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5162456A (en) * | 1974-11-28 | 1976-05-31 | Sanwa Kikai Kk | Teiryohonpu nyoru inryoyoekitaino kongochoseisochi |
JPS62500573A (ja) * | 1984-10-26 | 1987-03-12 | バクスタ−、インターナショナル、インコ−ポレイテッド | 調合システム |
JPH02187141A (ja) * | 1989-01-13 | 1990-07-23 | Kawasaki Steel Corp | 溶液の定量調合方法 |
JPH0386147A (ja) * | 1989-08-31 | 1991-04-11 | Toshiba Corp | 処方データ展開処理システム |
JPH09225008A (ja) * | 1996-02-26 | 1997-09-02 | Nikka Micron Kk | 薬液調合装置 |
-
2001
- 2001-10-02 JP JP2001306886A patent/JP2003111821A/ja not_active Withdrawn
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A761 | Written withdrawal of application |
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