JP2003110945A - カメラモジュール - Google Patents

カメラモジュール

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JP2003110945A
JP2003110945A JP2001294667A JP2001294667A JP2003110945A JP 2003110945 A JP2003110945 A JP 2003110945A JP 2001294667 A JP2001294667 A JP 2001294667A JP 2001294667 A JP2001294667 A JP 2001294667A JP 2003110945 A JP2003110945 A JP 2003110945A
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conductive pattern
semiconductor
conductive
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Kenichi Kobayashi
健一 小林
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路モジュールを実装基板無しで構成し、そ
の内部に半導体素子を立体的に実装する。 【解決手段】 導電箔パターン39上に、DSP31が
実装された半導体モジュール40およびチップ部品33
を実装する。半導体モジュール40に設けられた第2の
導電箔パターン37に、CCD55および裏面チップ部
品36を実装する。CCD55の周辺はモールドを行わ
ない空洞部59と成る。絶縁性樹脂35上面の空洞部5
9を覆うようにホルダー56を実装し、ホルダー56の
上部にレンズ58を有するレンズバレル57を実装す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラモジュールに
関し、特に実装基板を不要にし且つその内部に於いて半
導体素子を立体的に実装することにより薄型・軽量化し
たカメラモジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラモジュールは、携帯電話、
携帯用のコンピューター等に積極的に採用されるように
なった。従ってカメラモジュールは、小型化、薄型化、
軽量化が求められている。
【0003】本発明では、1例として、半導体撮像素子
としてCCDを用いたカメラモジュールを用いて説明を
行う。尚、CCD以外の半導体撮像素子(例えばCMO
Sセンサー等)を用いても同様である。
【0004】図18を参照して、従来のカメラモジュー
ルの構造を説明する。先ず、実装基板1にCCD2が実
装されている。そして、CCD2の上方に、外部からの
光を集めるレンズ5がレンズバレル6に固定されてい
る。また、レンズバレル6はレンズホルダー7によって
ホールドされており、レンズホルダー7はレンズ止めビ
ス8によって実装基板1に実装されている。
【0005】ここで、CCDは、(Charge Co
upled Device)の略で、レンズ5によって
集められた光の強さに応じた電荷を出力する働きを有す
る。また、レンズバレル6は側面がねじ状になっており
(図示せず)、回転することによってレンズ5の焦点を
合わせる働きを有する。
【0006】更に、実装基板1の表面および裏面に、チ
ップ部品3と裏面チップ部品4が実装されている。これ
らチップ部品としては、DSP、ドライブ用IC、コン
デンサ、抵抗、ダイオードが挙げられる。DSPは(D
igital SignalProcessor)の略
で、CCDから送られたデジタル信号を高速に処理する
働きを有する。また、ドライブ用ICは、CCDを駆動
させるためにDSPからの駆動信号を昇圧して、CCD
内に蓄積された電荷を転送させる働きを有する。
【0007】次に、図19を参照して、このカメラモジ
ュールの組立方法を説明する。
【0008】先ず、図19(A)を参照して、実装基板
1を用意し、その表面にCCD2とチップ部品3を実装
する。
【0009】次に、図19(B)を参照して、実装基板
1の裏面に裏面チップ部品4を実装する。
【0010】最後に、図19(C)を参照して、レンズ
5が固定されたレンズバレル6をレンズホルダー7に固
定し、レンズ止めビス8を用いて、レンズホルダー7を
実装基板1に固定する。なお、レンズ止めビス8でレン
ズホルダー7を固定するためには、対応する箇所にスル
ーホールが必要である。
【0011】以上の方法により、実装基板1を用いた従
来型のカメラモジュールが完成する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図18に於いて、チッ
プ部品3、裏面チップ部品4、レンズ、レンズバレル
6、レンズホルダー7、CCD2は必要な構成要素であ
るが、これだけの構成要素で小型化、薄型化、軽量化を
実現するカメラモジュールを提供するのは難しかった。
【0013】また、実装基板1は本来不要なものであ
る。しかし製造方法上、電極を貼り合わせるために、ま
たレンズホルダー7を固定するために実装基板を利用し
ている。従って、この実装基板1を無くすことができな
かった。
【0014】そのため、この実装基板1を採用すること
によって、コストが上昇し、更には実装基板1が厚いた
めに、カメラモジュールとして厚くなり、小型化、薄型
化、軽量化に限界があった。
【0015】更に、実装基板にはチップ部品3および裏
面チップ部品4が別々に実装されている。従って、実装
面積が大きく成ってしまう問題があった。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラモジュー
ルは前述した課題に鑑みて成され、第1に、第1の導電
パターンおよび第2の導電パターンから形成される第1
の支持基板を有し、前記第1の導電パターンにフリップ
チップボンディングにより固着された半導体素子を有す
る半導体モジュールと、前記第2の導電パターン上に実
装された半導体撮像素子および裏面チップ部品と、前記
半導体モジュールおよび前記裏面チップ部品を被覆し、
前記半導体撮像素子周辺に空洞部を形成する絶縁性樹脂
と、前記空洞部上部に固着されるホルダーと、前記ホル
ダー上部に固着され、レンズを有するレンズバレルと、
前記半導体モジュールが前記第2の導電パターンを上側
にして固着された第2の支持基板と、前記半導体モジュ
ールの取り出し電極と、前記第2の支持基板との電気的
接続を行う金属細線と、前記第2の支持基板に形成され
た外部接続電極とを有することで解決するものである。
【0017】第1の支持基板に実装される半導体モジュ
ールの上に、CCD等の半導体撮像素子を載置すること
によって、カメラモジュールの実装密度を向上させるこ
とができる。更に、絶縁性樹脂による封止が行われない
空洞部をCCD周辺部に設け、空洞部上部にホルダーや
レンズバレルを実装することにより、実装基板を不要に
してカメラモジュールを構成することが可能となる。
【0018】第2に、前記絶縁性樹脂は、前記ホルダー
の位置を固定するための凹部を有し、前記ホルダーは前
記凸部に対応する凸部を有することで解決するものであ
る。
【0019】第3に、前記半導体撮像素子の上面は、前
記絶縁性樹脂の上面よりも下方に位置することで解決す
るものである。
【0020】第4に、前記空洞部の面方向の断面は、前
記半導体撮像素子の面方向の断面よりも大きいことで解
決するものである。
【0021】第5に、前記半導体撮像素子の撮像エリア
の中心軸と前記レンズの中心軸は、一致することで解決
するものである。
【0022】第6に、前記半導体撮像素子は、CCDま
たはCMOSセンサーであることで解決するものであ
る。
【0023】第7に、前記半導体素子は、DSPまたは
ドライバー用ICであることで解決するものである。
【0024】第8に、前記裏面チップ部品は、コンデン
サ、抵抗、トランジスタ、ダイオードまたはLSIであ
ることで解決するものである。
【0025】第9に、前記第2の支持基板には、前記半
導体モジュールの他にコンデンサ、抵抗、トランジス
タ、ダイオードまたはLSIが実装されることで解決す
るものである。
【0026】第10に、前記取り出し電極は、前記半導
体モジュールの周辺部に設けられることで解決するもの
である。
【0027】第11に、前記第1の支持基板は、絶縁フ
ィルムの両面に前記第1の導電パターンおよび前記第2
の導電パターンを有することで解決するものである。
【0028】第12に、前記絶縁フィルムは、フレキシ
ブルシートであることで解決するものである。
【0029】第13に、前記第1の支持基板は、前記絶
縁性樹脂に埋め込まれた前記第1の導電パターンおよび
層間絶縁膜を介して設けられた前記第2の導電パターン
を有することで解決するものである。
【0030】層間絶縁膜を介して第1の導電パターンお
よび第2の導電パターンを構成することにより、多層配
線が可能となる。従って、第2の導電パターン上に載置
する裏面チップ部品として、入力・出力端子の多いLS
I等を採用することができる。
【0031】第14に、前記第2の支持基板は、前記絶
縁性樹脂に埋め込まれた第3の導電パターンおよび層間
絶縁膜を介して設けられた第4の導電パターンを有する
ことで解決するものである。
【0032】第15に、前記金属細線は、前記取り出し
電極と前記第3の導電パターンとの電気的接続を行うこ
とで解決するものである。
【0033】第16に、前記第2の支持基板は、前記絶
縁性樹脂に埋め込まれた導電箔パターンであることで解
決するものである。
【0034】第17に、前記金属細線は、前記取り出し
電極と前記導電箔導電パターンとの電気的接続を行うこ
とで解決するものである。
【0035】第18に、前記半導体モジュールは、前記
第1の導電パターンおよび前記第2の導電パターンから
形成される前記第1の支持基板と、前記第1の導電パタ
ーンにフリップチップボンディングにより固着された前
記半導体素子および内部チップ部品と、前記半導体素子
および前記内部チップ部品を被覆し且つ全体を支持する
絶縁樹脂層とを有することで解決するものである。
【0036】カメラモジュールに内蔵される半導体モジ
ュールに、複数の半導体素子を内蔵させることにより、
半導体モジュールの裏面面積を大きくすることができ
る。従って、より多くの裏面チップ部品を半導体モジュ
ールの裏面に実装することが可能となり、カメラモジュ
ールの実装密度を更に向上させることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】カメラモジュールの構造を説明す
る第1の実施の形態 先ず、本発明のカメラモジュール30について、図1を
参照しながら説明する。図1(A)はカメラモジュール
30の断面図であり、図1(B)はその上面図である。
本実施の形態では、絶縁性樹脂35に導電箔パターン3
9が埋め込まれた、単層配線の導電箔パターン39を有
するカメラモジュール30を説明する。
【0038】図1(A)を参照して、本発明に係るカメ
ラモジュール30は、導電箔パターン39と、導電箔パ
ターン39上に実装されたチップ部品33および半導体
モジュール40と、半導体モジュール40の取り出し電
極42と導電箔パターン39との電気的接続を行う金属
細線34と、半導体モジュール40が有する第2の導電
パターン上に実装されたCCD55および裏面チップ部
品36と、CCD55の周辺部に空洞部59を形成し且
つ全体を支持する絶縁性樹脂35と、CCD55の上方
に実装されたホルダー56と、ホルダー56上部に実装
され且つ上部にレンズ58を有するレンズバレル57と
から構成されている。
【0039】上記したカメラモジュール30を構成する
各要素の説明を行う。
【0040】半導体モジュール40は、第1の導電パタ
ーン41にDSP31をフリップチップで実装して構成
されている。そして、この半導体モジュール40は導電
箔パターン39に、絶縁性接着剤を用いてフェイスアッ
プで実装されている。半導体モジュール40の取り出し
電極42と導電箔パターン39との電気的接続は金属細
線40で行われている。また、半導体モジュール40に
は第2の導電パターン37に裏面チップ部品36が実装
され、実装基板の働きも有する。半導体モジュール40
の詳細な構成および製造方法は後述する。ここでは半導
体モジュール40はDSP31を内蔵しているが、ドラ
イバー用IC等を内蔵しても良い。
【0041】導電箔パターン39としては、Cuを主材
料とした導電箔、Alを主材料とした導電箔、またはF
e−Ni等の合金から成る導電箔等を用いることができ
る。もちろん、他の導電材料でも可能であり、特にエッ
チングできる導電材、レーザで蒸発する導電材が好まし
い。
【0042】チップ部品33としては、コンデンサ、抵
抗、トランジスタ、ダイオードまたはISIがフェイス
ダウンで導電箔パターン39に実装される。
【0043】CCD55は半導体撮像素子であり、半導
体モジュール40の裏面に設けられる。また半導体モジ
ュール40の裏面にCCD55が実装できるように、周
辺部には空洞部59が設けられている。このCCD55
は、レンズ58によって集められた光を電気信号に変換
する働きを有し、入ってきた光の光量に応じた電荷を出
力する。また、撮像素子としてCCDではなく、CMO
Sセンサーを用いる場合もある。本発明に於いてはCC
D55を用いた場合のみについて説明を行うが、半導体
撮像素子としてCMOSセンサーを用いても同様の効果
が得られる。
【0044】裏面チップ部品36としては、チップ部品
39と同じく、コンデンサ、抵抗、トランジスタ、ダイ
オードまたはISIが採用される。そして、裏面チップ
部品36は、フェイスダウンで半導体モジュール40の
第2の導電パターン37上に実装される。
【0045】ここで、CCD55、チップ部品33およ
び裏面チップ部品36の接続は、金属接続板、ロウ材か
ら成る導電ボール、半田等のロウ材、Agペースト等の
導電ペーストを用いて行う。
【0046】このように、CCD55および裏面チップ
部品36を半導体モジュール40の裏面に実装すること
により、カメラモジュール30の実装密度を向上させる
ことが可能となる。従って、カメラモジュール30を小
型化・薄型化することができる。
【0047】絶縁性樹脂35としては、エポキシ樹脂等
の熱硬化性樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンサル
ファイド等の熱可塑性樹脂を用いることができる。また
絶縁性樹脂は、金型を用いて固める樹脂、ディップ、塗
布をして被覆できる樹脂であれば、全ての樹脂が採用で
きる。本発明に於いて、絶縁性樹脂35は半導体素子等
を封止すると同時に、カメラモジュール全体を支持する
働きも有する。また、絶縁性樹脂35は、カメラモジュ
ール30の内蔵される部品を全て封止するのではない。
絶縁性樹脂35は、CCD55が実装される半導体モジ
ュール40の裏面の周辺部を露出させている。そして、
半導体モジュール40の裏面が露出される部分は空洞部
59となる。更に、絶縁性樹脂35の上面には、ホルダ
ー56の実装位置を固定するための凹部49Aが設けら
れる。
【0048】空洞部59は、カメラモジュール30にお
いて、絶縁性樹脂35による封止が行われない部分であ
る。そして、空洞部59の底部には、半導体モジュール
40の裏面に設けられた第2の導電パターン37が露出
している。空洞部59内部にはCCD55が完全に収納
されるので、そのサイズはCCD55よりも充分大き
い。つまり、空洞部59の横方向の断面はCCD55よ
りも大きく、空洞部59の深さはCCD55の高さより
も長い。
【0049】ホルダー56は、CCD55が収納される
空洞部59の上部を覆うように絶縁性樹脂35の上面に
実装される。ホルダー56と絶縁性樹脂35との接合は
接着剤を介して行われる。また、ホルダー56の下面に
は、絶縁性樹脂35の上面に設けられた凹部49Aに対
応した凸部49Bが設けられている。従って、ホルダー
56が有する凸部49Bを、絶縁性樹脂35に設けられ
た凹部49Aにはめこむことにより、ホルダー56の位
置を正確に固定することができる。
【0050】レンズバレル57は、上部にレンズ58を
有し、ホルダー56の上部に接着剤を介して実装され
る。また、レンズバレル57は、レンズ58を上下に動
かして焦点を合わせるために、その内部にねじ構造を有
する。ここで、レンズ58の中心軸と、レンズ58の下
方に載置されたCCD55の撮像エリアの中心軸は実質
的に一致している。従って、レンズ58により屈折した
光は、正確にCCD55の撮像エリアに集中する。
【0051】図1(B)を参照して、取り出し電極42
は半導体モジュール40の周辺部に設けられる。取り出
し電極42を介して、半導体モジュール40と導電箔パ
ターン39は、金属細線34で電気的に接続される。こ
の図では取り出し電極42は20個程度だが、実際には
多数設けられる。
【0052】次に、図2を参照して、導電箔パターン3
9に実装される半導体モジュール40の構造について説
明する。図2(A)は半導体モジュール40の断面図で
あり、図2(B)はその上面図であり、図2(C)は裏
面図である。
【0053】図2(A)を参照して、半導体モジュール
40は、絶縁樹脂に埋め込まれた第1の導電パターン4
1と、層間絶縁膜38を介して設けた第2の導電パター
ン37と、第1の導電パターンに固着されたDSP31
と、第2の導電パターンに固着されたCCD55および
裏面チップ部品36と、第2の導電パターンで形成され
る取り出し電極42とから構成される。
【0054】次に、半導体モジュール40を構成する各
要素の説明を行う。
【0055】層間絶縁膜38は、ポリイミド樹脂、エポ
キシ樹脂等が望ましい。ペースト状のものを塗ってシー
トとするキャスティング法の場合、その膜厚は10μm
〜100μm程度である。また、シートとして形成する
場合、市販のものは25μmが最小の膜厚である。ま
た、熱伝導性が考慮されて中にフィラーが混入されても
良い。材料としては、ガラス、酸化Si、酸化アルミニ
ウム、窒化ADSPカーバイト、窒化ボロン等が使用さ
れる。第1の導電パターン41および第2の導電パター
ン37はこの層間絶縁膜38を介して接合され、支持基
板の働きを有する。従って、従来の半導体装置で使用さ
れた実装基板を不要としていることから、半導体モジュ
ール40は薄型・軽量となっている。
【0056】DSP31は、第2の導電パターン37か
ら形成される接続電極43にフリップチップ実装され
る。裏面チップ部品36を実装する支持基板46の大き
さは、このDSP31の大きさにより決定される。ここ
で、DSP31は、カメラモジュール30に実装される
回路素子の中で、比較的大型のものである。このことに
より、より多数のチップ部品を支持基板46に実装する
ことが可能となり、カメラモジュール30の実装密度を
向上させることができる。DSP31の機能的な説明
は、従来の技術の欄で説明したので割愛する。また、D
SP31の代わりにドライバー用IC等が、接続電極4
3にフリップチップ実装されても良い。
【0057】図2(B)を参照して、第2の導電パター
ン37は、CCD55および裏面チップが実装されるパ
ッド45および取り出し電極42を形成する。更に、パ
ッド45と取り出し電極42を電気的に接続するパター
ンも形成される。また、反対の面に設けられた接続電極
43と、取り出し電極42を電気的に接続するパターン
も設けられる。このパターンは、スルーホール44を介
して、電気的接続を行っている。このことにより、より
複雑な導電パターンを作成することができる。
【0058】図2(C)を参照して、第1の導電パター
ンは、主に、DSP31をフリップチップ実装するため
の接続電極43を形成する。また、裏面チップ部品36
と取り出し電極42の電気的接続を行うパターンも形成
する。なお、第1の導電パターンおよび第2の導電パタ
ーンの材料としては、Cuを主材料とした導電箔、Al
を主材料とした導電箔、またはFe−Ni等の合金から
成る導電箔等が使用される。また、第1の導電パターン
41がDSP31とショートするのを防止するために、
第1の導電パターン41は絶縁性樹脂で部分的に覆われ
ることもある。
【0059】以上の半導体モジュール40の説明では、
層間絶縁膜38を介して第1の導電パターン41および
第2の導電パターン37が設けられて多層配線を実現し
ていた。ここで、層間絶縁膜38の代替にフレキシブル
シート等の絶縁フィルムを使用しても良い。つまりフレ
キシブルシートの両面に、第1の導電パターン41およ
び第2の導電パターン37を設ける。このことにより、
多層配線を実現することができる。
【0060】本発明にかかるカメラモジュール30は、
図1に示す如く、絶縁性樹脂35の上面にホルダー56
およびレンズバレル57を実装することに特徴を有す
る。
【0061】この特徴を具体的に説明する。絶縁性樹脂
35は、CCD55が実装される半導体モジュール40
の裏面を露出させて全体を封止している。従って、CC
D55周辺には空洞部59が形成される。そして、空洞
部59を覆うように、絶縁性樹脂35の上面にホルダー
56が実装される。また、ホルダー56上部にはレンズ
58を有するレンズバレル57が実装される。
【0062】従来に於いては、ビス等を用いてホルダー
56等のカメラモジュールの構成要素を基板に実装して
いた。それに対して本発明では、空洞部59にCCD5
5を収納し、絶縁性樹脂35の上面にホルダー56を実
装している。つまり、絶縁性樹脂35の上面が従来の実
装基板の如き働きを有している。
【0063】また、絶縁性樹脂35の上面には凹部49
Aが設けられており、ホルダー56は凹部49Aに対応
する箇所に凸部49Bが設けられている。従って、凹部
49Aと凸部49Bを嵌合させるだけで、ホルダー56
を所定の位置に実装することができる。
【0064】このことにより、本発明のカメラモジュー
ル30は実装基板を不要にして構成されている。つま
り、本来必要な構成要素だけで構成されている。従って
カメラモジュール30は薄型・軽量となっている。
【0065】本発明にかかるカメラモジュール30は、
図1に示す如く、立体的に半導体素子を内蔵することに
も特徴を有する。
【0066】この特徴を具体的に説明する。半導体モジ
ュール40は、DSP31を内蔵し、更に、その裏面に
は第2の導電パターン37を有する。従って、第2の導
電パターン37で形成されるパッドに、CCD55およ
びチップ部品36を実装することができる。つまり、導
電箔パターン39に実装される半導体モジュール40
に、更に、CCD55および裏面チップ部品36を実装
することができる。このことから、従来に於いては実装
基板上に平面的に半導体素子等を実装したが、本発明の
カメラモジュール30は半導体素子を立体的に内蔵して
いる。
【0067】また、半導体モジュール40の支持基板は
第1の導電パターン41と第2の導電パターン37を有
するので、多層配線が可能となり、複雑な導電パターン
を形成することができる。このことにより、CCD55
等の入力・出力端子の多い半導体素子を採用することが
可能となる。
【0068】更に、本発明のカメラモジュール30は、
絶縁性樹脂35で全体が支持されているので、必要最小
限の構成要素で形成されている。
【0069】以上のことから、本発明のカメラモジュー
ル30は薄型・軽量となっている。
【0070】尚、本発明に斯かるカメラモジュール28
の大きさは、縦×横×高さが9mm×9mm×5mmで
ある。それに対して従来のカメラモジュールの大きさ
は、縦×横×高さが19mm×13mm×7mmであ
る。従って本発明に斯かるカメラモジュール28は、従
来のものと比較して容積比で1/4以下となり、非常に
小型のものとなっている。
【0071】更にカメラモジュール30は、図1に示す
如く、DSP31を導電箔パターン39の上部に配置す
ることにも特徴を有する。
【0072】図1(A)を参照して、DSP31が実装
された半導体モジュール40はフェイスアップで導電箔
パターン39に実装されている。つまり、DSP31が
導電箔パターン39に直接固着される形となるので、D
SP31から発生した熱は導電箔パターン39を介して
容易に外部に放出される。このことから、本発明に斯か
るカメラモジュール30は熱の放散性が非常に優れてい
ると言える。
【0073】ここで、DSP31は導電箔パターン39
を介して外部に熱を放出できるのに対し、裏面チップ部
品36は絶縁性樹脂35に封止されているので熱の放出
が容易ではない。従って、発熱量が小さい小信号系の半
導体素子を裏面チップ部品36として採用し、発熱量が
大きいDSP31をこのように配置することにより、カ
メラモジュール30の放熱性を更に向上させることがで
きる。 カメラモジュールの構造を説明する第2の実施の形態 本発明のカメラモジュール30について、図3を参照し
ながら説明する。図3(A)はカメラモジュール30の
断面図であり、図3(B)はその上面図である。ここ
で、図3に於いて、図1と同一の符号を付した部分は同
一物を表している。
【0074】本実施の形態では、層間絶縁膜53を介し
て設けられた第3の導電パターン51および第4の導電
パターン52を備えたカメラモジュール30を説明す
る。
【0075】図3(A)を参照して、本発明に係るカメ
ラモジュール30は、層間絶縁膜53を介して設けられ
た第3の導電パターン51および第4の導電パターン5
2と、導電箔パターン39上に実装されたチップ部品3
3および半導体モジュール40と、半導体モジュール4
0の取り出し電極42と導電箔パターン39との電気的
接続を行う金属細線34と、半導体モジュール40が有
する第2の導電パターン上に実装されたCCD55およ
び裏面チップ部品36と、CCD55の周辺部に空洞部
59を形成し且つ全体を支持する絶縁性樹脂35と、C
CD55の上方に実装されたホルダー56と、ホルダー
56上部に実装され且つ上部にレンズ58を有するレン
ズバレル57とから構成されている。
【0076】このように、カメラモジュール30の構成
要素は、第1の実施の形態で説明したカメラモジュール
30と基本的に同一である。本実施の形態に係るカメラ
モジュール30のポイントは、層間絶縁膜53を介して
設けられた第3の導電パターン51および第4の導電パ
ターン52にある。従って、本実施の形態に於いては、
このポイントのみについて説明を行い、それ以外の要素
の説明は割愛する。
【0077】層間絶縁膜53は、ポリイミド樹脂、エポ
キシ樹脂等が望ましい。ペースト状のものを塗ってシー
トとするキャスティング法の場合、その膜厚は10μm
〜100μm程度である。また、シートとして形成する
場合、市販のものは25μmが最小の膜厚である。ま
た、熱伝導性が考慮されて中にフィラーが混入されても
良い。材料としては、ガラス、酸化Si、酸化アルミニ
ウム、窒化ADSPカーバイト、窒化ボロン等が使用さ
れる。
【0078】第3の導電パターン51は、シート状の導
電膜をエッチングして形成される。第1の導電膜は厚さ
が5〜35μm程度に形成され、エッチングによりボン
ディングパッドや配線が形成される。ボンディングパッ
ドの数は、半導体モジュール40の取り出し電極42の
数が多いほど、ファインパターン化が要求される。ま
た、第3の導電パターンの、金属細線34またはチップ
部品33の電極と接続する部分は、ボンディングが行え
るように金あるいは銀メッキが表面に施されている。
【0079】第4の導電パターン52は、第3の導電パ
ターン51と同様に、シート状の導電膜をエッチングし
て形成される。第4の導電パターン52の厚さは70μ
mから200μm程度であり、ファインパターンには適
さないが、外部接続電極32を形成するのが主であり、
必要に応じて多層配線を形成する。
【0080】半導体モジュール40は、第3の導電パタ
ーン51を被覆する絶縁性樹脂54上に接着剤で固着さ
れ、半導体モジュール40と第3の導電パターン51は
電気的に絶縁されている。この結果、半導体モジュール
40の下方にはファインパターンの第3の導電パターン
51が自由に配線でき、配線の自由度が大幅に増大す
る。
【0081】図3に示すカメラモジュール30は、2層
の多層配線を有するが、必要に応じて3層以上の導電パ
ターンを設けることも可能となる。導電パターンの層数
を増やすことにより、より複雑な導電パターンを形成す
ることが可能となり、カメラモジュールの実装密度を向
上させることができる。 カメラモジュールの構造を説明する第3の実施の形態 本発明のカメラモジュール30について、図4を参照し
ながら説明する。図4(A)はカメラモジュール30の
断面図であり、図4(B)はその上面図である。ここ
で、図4に於いて、図1と同一の符号を付した部分は同
一物を表している。
【0082】図4(A)を参照して、本発明に係るカメ
ラモジュール30は、導電箔パターン39と、導電箔パ
ターン39上に実装されたチップ部品33および半導体
モジュール40と、半導体モジュール40の取り出し電
極42と導電箔パターン39との電気的接続を行う金属
細線34と、半導体モジュール40が有する第2の導電
パターン上に実装されたCCD55および裏面チップ部
品36と、CCD55の周辺部に空洞部59を形成し且
つ全体を支持する絶縁性樹脂35と、CCD55の上方
に実装されたホルダー56と、ホルダー56上部に実装
され且つ上部にレンズ58を有するレンズバレル57と
から構成されている。
【0083】このように、カメラモジュール30の構成
要素は、第1の実施の形態で説明したカメラモジュール
30と基本的に同一である。本実施の形態に係るカメラ
モジュール30のポイントは、導電箔パターン39に実
装される半導体モジュール40の構造にある。従って、
本実施の形態に於いては、このポイントのみについて説
明を行い、それ以外の要素の説明は割愛する。
【0084】図4(A)を参照して、半導体モジュール
40は、絶縁樹脂層に埋め込まれた第1の導電パターン
41と、層間絶縁膜38を介して設けた第2の導電パタ
ーン37と、第1の導電パターンに固着されたDSP3
1および内部チップ部品48と、第2の導電パターンに
固着されたCCD55および裏面チップ部品36と、第
2の導電パターンで形成される取り出し電極42と、D
SP31および内部チップ部品48を被覆する絶縁樹脂
層とから構成される。
【0085】このように、複数の半導体素子が絶縁樹脂
層で被覆された半導体モジュール40を採用することに
より、半導体モジュール40の裏面の面積は大きくな
る。従って、より多数の裏面チップ部品36を実装する
ことが可能となり、カメラモジュール30の実装密度を
更に向上させることができる。
【0086】なお本実施の形態に於いても、図3に示す
ように、第3の導電パターンおよび第4の導電パターン
を設けることができる。つまり、カメラモジュール30
の支持基板を多層配線の構造にすることができる。この
ことによりカメラモジュール30の実装密度をさらに向
上させることができる。 カメラモジュールの製造方法を説明する第4の実施の形
態 次に、図5〜図17を参照して、カメラモジュール30
の製造方法を説明する。ここでは、実装部品である半導
体モジュール40を製造し、さらにカメラモジュール3
0を製造するまでの工程を説明する。
【0087】本実施例では、図1に示すカメラモジュー
ル30の製造方法を説明する。図3および図4に示すカ
メラモジュールの製造方法も、半導体モジュール40を
製造する工程および導電箔パターン39を製造する工程
以外のは、図1のカメラモジュール30と同一である。
【0088】図5に、カメラモジュールを製造するフロ
ーを示す。このフローに示す如く、半導体モジュールの
フローで半導体モジュールが製造される。Cu箔、Ag
メッキ、ハーフエッチングの3つのフローで導電箔パタ
ーンの形成が行われる。ダイボンドのフローでは各搭載
部への半導体モジュールおよびチップ部品の固着が行わ
れる。それと同時に、半導体モジュールの裏面に裏面チ
ップ部品が実装される。ワイヤーボンディングのフロー
では半導体モジュールと導電箔パターンとの電気的接続
が行われる。トランスファーモールドのフローでは絶縁
性樹脂による共通モールドが行われる。その後にCCD
が半導体モジュールの裏面に実装される。裏面Cu箔除
去のフローでは絶縁性樹脂が露出するまで導電箔の裏面
全域のエッチングが行われる。ホルダー実装のフローで
は、各搭載部の半導体モジュール裏面にホルダーが実装
される。測定のフローでは各搭載部に組み込まれた半導
体素子の良品判別や特性ランク分けが行われる。ダイシ
ングのフローでは絶縁性樹脂をダイシングすることで個
別のカメラモジュールへの分離が行われる。レンズバレ
ル実装のフローでは、個別のカメラモジュールのホルダ
ー上部にレンズバレルが実装される。
【0089】以下に、本発明のカメラモジュールを製造
する各工程を図5〜図14を参照して説明する。
【0090】第1の工程は、図6から図7に示すよう
に、カメラモジュール30に内蔵される半導体モジュー
ル40を製造することにある。
【0091】本工程では、まず図6(A)を参照して、
層間絶縁膜38を介して接着された第1の導電パターン
41および第2の導電パターン37を有する支持基板4
6を用意する。なお、第1の導電パターン41は上方に
DSPが実装されるので、樹脂層でオーバーコートされ
ている。そして、第1の導電パターン41から形成され
る外部接続電極43には、DSP31との電気的接続の
ために、表面にメッキが施されている。
【0092】次に、図6(B)を参照して、支持基板4
6上にDSP31を絶縁性接着剤を介して実装する。こ
こで、DSP31と支持基板46との電気的接続は、D
SP31の電極と支持基板の接続電極31との接合で行
われる。
【0093】次に、図7(A)を参照して、DSP31
が実装された支持基板46を、ダイシングブレードDを
用いて、個々の半導体モジュール40に分離する。
【0094】最後に、図7(B)を参照して、半導体モ
ジュール40が完成する。半導体モジュール40は、後
の工程で導電箔パターン39に実装される。また、第2
の導電箔パターン37上には、CCD55および裏面チ
ップ部品が実装される。
【0095】なお、図6および図7ではDSP31が実
装される面が上方向になっている。しかし、半導体モジ
ュール40が導電箔パターン39に実装される際は、上
下逆で実装される。つまり、DSP31を下方向にして
半導体モジュール40は実装される。
【0096】第2の工程は、図8から図10に示すよう
に、導電箔60を用意し、少なくとも半導体モジュール
40およびチップ部品33の搭載部を多数個形成する導
電箔パターン39を除く領域の導電箔60に導電箔60
の厚みよりも浅い分離溝を化学的エッチングにより形成
して導電箔パターン39を形成することにある。
【0097】本工程では、まず図8(A)の如く、シー
ト状の導電箔60を用意する。この導電箔60は、ロウ
材の付着性、ボンディング性、メッキ性が考慮されてそ
の材料が選択され、材料としては、Cuを主材料とした
導電箔、Alを主材料とした導電箔またはFe−Ni等
の合金から成る導電箔等が採用される。
【0098】導電箔の厚さは、後のエッチングを考慮す
ると10μm〜300μm程度が好ましい。しかし、後
述するように、導電箔60の厚みよりも浅い分離溝61
が形成できる厚さであれば良い。
【0099】尚、シート状の導電箔60は、所定の幅、
例えば45mmでロール状に巻かれて用意され、これが
後述する各工程に搬送されても良いし、所定の大きさに
カットされた短冊状の導電箔60が用意され、後述する
各工程に搬送されても良い。
【0100】具体的には、図8(B)に示す如く、短冊
状の導電箔60に多数の搭載部が形成されるブロック6
2が4〜5個離間して並べられる。各ブロック62間に
はスリット63が設けられ、モールド工程等での加熱処
理で発生する導電箔60の応力を吸収する。また導電箔
60の上下周端にはインデックス孔64が一定の間隔で
設けられ、各工程での位置決めに用いられる。
【0101】続いて、導電箔パターンを形成する。
【0102】まず、図9に示す如く、Cu箔60の上
に、ホトレジスト(耐エッチングマスク)PRを形成
し、導電箔パターン39となる領域を除いた導電箔60
が露出するようにホトレジストPRをパターニングす
る。そして、ホトレジストPRを介して導電箔60を選
択的にエッチングする。
【0103】具体的に、この化学的エッチングにより形
成された分離溝61の深さは、例えば50μmであり、
その側面は、粗面となり、非異方性にエッチングされる
ためにその側面は湾曲構造となり、絶縁性樹脂35との
接着性が向上される。
【0104】なお、図9に於いて、ホトレジストの代わ
りにエッチング液に対して耐食性のある導電被膜(図示
せず)を選択的に被覆しても良い。導電路と成る部分に
選択的に被着すれば、この導電被膜がエッチング保護膜
となり、レジストを採用することなく分離溝をエッチン
グできる。この導電被膜として考えられる材料は、A
g、Ni、Au、PtまたはPd等である。しかもこれ
ら耐食性の導電被膜は、ダイパッド、ボンディングパッ
ドとしてそのまま活用できる特徴を有する。
【0105】例えばAg被膜は、Auと接着するし、ロ
ウ材とも接着する。よってチップ裏面にAu被膜が被覆
されていれば、そのまま導電箔パターン39上のAg被
膜にチップを熱圧着でき、また半田等のロウ材を介して
チップを固着できる。またAgの導電被膜にはAu細線
が接着できるため、ワイヤーボンディングも可能とな
る。従ってこれらの導電被膜をそのままダイパッド、ボ
ンディングパッドとして活用できるメリットを有する。
【0106】図10に具体的な導電箔パターンを示す。
本図は図8(B)で示したブロック62の1個を拡大し
たもの対応する。黒く塗られた部分の1個が1つの搭載
部65であり、導電箔パターン39を構成し、1つのブ
ロック62にはマトリックス状に多数の搭載部65が配
列され、各搭載部65毎に同一の導電箔パターン39が
設けられている。各ブロックの周辺には枠状のパターン
66が設けられ、それと少し離間しその内側にダイシン
グ時の位置合わせマーク67が設けられている。枠状の
パターン66はモールド金型との嵌合に使用し、また導
電箔60の裏面エッチング後には絶縁性樹脂35の補強
をする働きを有する。
【0107】また、上記の説明では単層の導電箔パター
ンを形成する方法を説明したが、導電パターンは層間絶
縁膜を用いた多層のものでも良い。
【0108】第3の工程は、図11に示す如く、各搭載
部の所望の導電箔パターン39に半導体モジュール40
およびチップ部品36を固着し、更に、半導体モジュー
ル40裏面に裏面チップ部品36を実装することにあ
る。図11(A)は1つの搭載部の平面図であり、図1
1(B)は図11(A)のA−A線での断面図である。
【0109】半導体モジュール40は、フェイスアップ
で実装される。そして、チップ部品33としてはコンデ
ンサ、抵抗、トランジスタ、ダイオードまたはLSIが
実装される。ここでは、半導体モジュール40が導電箔
パターン39に絶縁性接着剤で実装され、チップ部品3
3は半田等のロウ材または導電ペーストで導電箔パター
ン39に固着される。
【0110】図11(B)を参照して、本発明のポイン
トは、半導体モジュール40上に裏面チップ部品36を
実装することにある。半導体モジュール40の支持基板
は、その裏面に、第2の導電パターン37を有する。第
2の導電パターンは裏面チップ部品36を実装するパッ
ドを有しており、このパッドに裏面チップ部品36を実
装することができる。このことから、本発明のカメラモ
ジュール30では、その内部に於いて半導体素子を立体
的に実装することができる。
【0111】なお、本工程では、第2の導電パターン3
7上にCCD55の実装は行わない。その理由は、後の
トランスファーモールの工程で、この領域に空洞部が形
成されるからである。つまり、CCD55が実装される
領域は、モールド金型で押圧され、部分的にモールドが
行われない空洞部が形成される。
【0112】第4の工程は、図12に示す如く、各搭載
部65の半導体モジュール40の取り出し電極42と所
望の導電箔パターン39とをワイヤボンディングするこ
とにある。図12(A)は1つの搭載部の平面図であ
り、図12(B)は図12(A)のA−A線での断面図
である。
【0113】本工程では、ブロック62内の各搭載部の
半導体モジュール40の取り出し電極42と所望の導電
箔パターン39を、熱圧着によるボールボンディング及
び超音波によるウェッヂボンディングにより一括してワ
イヤボンディングを行う。
【0114】また本発明では、各搭載部毎にクランパを
使用してワイヤボンディングを行っていた従来の回路装
置の製造方法と比較して、極めて効率的にワイヤボンデ
ィングを行うことができる。
【0115】第5の工程は、図13に示す如く、各搭載
部65の半導体モジュール40等を一括して被覆し、分
離溝61に充填されるように絶縁性樹脂35で共通モー
ルドすることにある。そして、共通モールドを行った後
に、第2の導電パターン37上にCCD55を実装す
る。
【0116】本工程では、図13(A)に示すように、
絶縁性樹脂35は半導体モジュール40、チップ部品3
3および裏面チップ部品36を完全に被覆し、導電箔パ
ターン39間の分離溝61には絶縁性樹脂35が充填さ
れて、導電箔パターンの側面の湾曲構造と嵌合して強固
に結合する。そして絶縁性樹脂35により導電箔パター
ン39が支持されている。
【0117】本工程のポイントは、CCD55の周辺に
空洞部59を形成して全体を封止することにある。つま
り、CCD55が実装される部分のモールドを行わない
ことで、CCD55が実装される第2の導電パターンを
露出させることができる。さらには、CCD55を収納
できる空間である空洞部59を確保することができる。
【0118】そして、モールドが終了した後に、空洞部
59内部の第2の導電パターン上にCCD55が実装さ
れる。CCD55は、裏面チップ部品36と共に第2の
導電パターン上に実装される半導体素子である。しか
し、裏面チップ部品36の実装はモールド工程の前に行
い、CCD55の実装はモールド工程の後に行う。この
理由は、モールド工程の前にCCD55を実装すると空
洞部59がモールド金型により形成できないからであ
る。
【0119】ここで、CCD55の表面は樹脂製のカバ
ーで覆われる(図示せず)。このことにより、後のダイ
シングの工程でCCD55の撮像エリア等が傷つくのを
防止することができる。この樹脂製のカバーはダイシン
グが終了した時点で剥がされる。
【0120】また本工程では、絶縁性樹脂35の上面の
空洞部59付近に凹部49Aが形成される。この凹部4
9Aは、空洞部59上部に実装されるホルダー56の位
置を固定するために使用される。具体的な位置固定方法
は、ホルダー実装の工程で後述する。
【0121】更にまた本工程では、トランスファーモー
ルドまたはインジェクションモールドにより実現でき
る。樹脂材料としては、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂
がトランスファーモールドで実現でき、ポリイミド樹
脂、ポリフェニレンサルファイド等の熱可塑性樹脂はイ
ンジェクションモールドで実現できる。
【0122】更に、本工程でトランスファーモールドあ
るいはインジェクションモールドする際に、図13
(B)に示すように各ブロック62は1つの共通のモー
ルド金型に搭載部65を納め、各ブロック毎に1つの絶
縁性樹脂35で共通にモールドを行う。このために従来
のトランスファーモールド等の様に各搭載部を個別にモ
ールドする方法に比べて、大幅な樹脂量の削減が図れ
る。
【0123】導電箔60表面に被覆された絶縁性樹脂3
5の厚さは、金属細線34の最頂部から約100μm程
度が被覆されるように調整されている。この厚みは、強
度を考慮して厚くすることも、薄くすることも可能であ
る。
【0124】本工程の特徴は、絶縁性樹脂35を被覆す
るまでは、導電箔パターン39となる導電箔60が支持
基板となることである。尚、本発明では、支持基板とな
る導電箔60は、電極材料として必要な材料である。そ
のため、構成材料を極力省いて作業できるメリットを有
し、コストの低下も実現できる。
【0125】また分離溝61は、導電箔の厚みよりも浅
く形成されているため、導電箔60が導電箔パターン3
9として個々に分離されていない。従ってシート状の導
電箔60として一体で取り扱え、絶縁性樹脂35でモー
ルドする際、金型への搬送、金型への実装の作業が非常
に楽になる特徴を有する。
【0126】第6の工程は、図13(A)に示す如く、
絶縁性樹脂35が露出するまで、導電箔60の裏面全域
をエッチングすることにある。
【0127】本工程は、導電箔60の裏面を化学的およ
び/または物理的に除き、導電箔パターン39として分
離するものである。この工程は、研磨、研削、エッチン
グ、レーザの金属蒸発等により施される。
【0128】実験では研磨装置または研削装置により全
面を30μm程度削り、分離溝61から絶縁性樹脂35
を露出させている。この露出される面を図13(A)で
は点線で示している。その結果、約40μmの厚さの導
電箔パターン39となって分離される。また、絶縁性樹
脂35が露出する手前まで、導電箔60を全面ウェトエ
ッチングし、その後、研磨または研削装置により全面を
削り、絶縁性樹脂35を露出させても良い。更に、導電
箔60を点線で示す位置まで全面ウェトエッチングし、
絶縁性樹脂35を露出させても良い。
【0129】この結果、絶縁性樹脂35に導電箔パター
ン39の裏面が露出する構造となる。すなわち、分離溝
61に充填された絶縁性樹脂35の表面と導電箔パター
ン39の表面は、実質的に一致している構造となってい
る。従って、本発明のカメラモジュール30は図16に
示した従来の裏面電極10、11のように段差が設けら
れないため、マウント時に半田等の表面張力でそのまま
水平に移動してセルフアラインできる特徴を有する。
【0130】第7の工程は、図14に示す如く、空洞部
59上部にホルダー56を実装することにある。
【0131】ホルダー56は、CCD55が収納される
空洞部59の上方を覆うように絶縁性樹脂35の上面に
実装される。ホルダー56と絶縁性樹脂35との接合は
接着剤を介して行われる。また、ホルダー56の下面に
は、絶縁性樹脂35の上面に設けられた凹部49Aに対
応した凸部49Bが設けられている。従って、ホルダー
56が有する凸部49Bを、絶縁性樹脂35に設けられ
た凹部49Aにはめこむことにより、ホルダー56の位
置を正確に固定することができる。
【0132】第8の工程は、図15に示す如く、絶縁性
樹脂35で一括してモールドされた各搭載部65の半導
体素子の特性の測定を行うことにある。
【0133】前工程で導電箔60の裏面エッチングをし
た後に、導電箔60から各ブロック62が切り離され
る。このブロック62は絶縁性樹脂35で導電箔60の
残余部と連結されているので、切断金型を用いず機械的
に導電箔60の残余部から剥がすことで達成できる。
【0134】各ブロック62の裏面には図15に示すよ
うに導電箔パターン39の裏面が露出されており、各搭
載部65が導電箔パターン39形成時と全く同一にマト
リックス状に配列されている。この導電箔パターン39
の絶縁性樹脂35から露出した外部接続電極32にプロ
ーブ68を当てて、カメラモジュール30の特性パラメ
ータ等を個別に測定して良不良の判定を行い、不良品に
は磁気インク等でマーキングを行う。
【0135】本工程では、各搭載部65のカメラモジュ
ール30は絶縁性樹脂35でブロック62毎に一体で支
持されているので、個別にバラバラに分離されていな
い。従って、テスターの載置台に置かれたブロック62
は搭載部65のサイズ分だけ縦方向および横方向にピッ
チ送りをすることで、極めて早く大量にブロック62の
各搭載部65のカメラモジュール30の測定を行える。
すなわち、従来必要であった半導体装置の表裏の判別、
電極の位置の認識等が不要にできるので、測定時間の大
幅な短縮を図れる。
【0136】第9の工程は、図16に示す如く、絶縁性
樹脂35を各搭載部65毎にダイシングにより分離する
ことにある。
【0137】本工程では、ブロック62をダイシング装
置の載置台に真空で吸着させ、ダイシングブレード69
で各搭載部65間のダイシングライン70に沿って分離
溝61の絶縁性樹脂35をダイシングし、個別のカメラ
モジュール30に分離する。
【0138】本工程で、ダイシングブレード69はほぼ
絶縁性樹脂35を切断する切削深さで行い、ダイシング
装置からブロック62を取り出した後にローラでチョコ
レートブレークするとよい。ダイシング時は予め前述し
た第1の工程で設けた各ブロックの周辺の枠状のパター
ン66の内側の相対向する位置合わせマーク67を認識
して、これを基準としてダイシングを行う。周知ではあ
るが、ダイシングは縦方向にすべてのダイシングライン
70をダイシングをした後、載置台を90度回転させて
横方向のダイシングライン70に従ってダイシングを行
う。
【0139】第10の工程は、図17に示す如く、ホル
ダー56の上部にレンズバレル57を実装することにあ
る。
【0140】本工程では、接着剤を用いてホルダー56
の上部にレンズバレル57を実装する。ここで、ホルダ
ー56の上部にはレンズ58が設けられている。また、
レンズ58の中心軸と、レンズ58の下方に位置するC
CD55の撮像エリアの中心軸が一致するように、レン
ズバレル57の位置は固定される。
【0141】本工程は、前工程でダイシングを行い、個
々のカメラモジュールに分割してから行われる。工程の
簡略化を考えた場合、ダイシングを行う前にレンズバレ
ル57の実装は行う方が良い。つまり、ブロック毎に搭
載部65が連結されている状態で実装作業を行う方が、
実装が簡単になる。ところが、レンズバレル57は上部
にレンズ58を有しているので、レンズバレル57を実
装してからダイシングを行うと、レンズ58が汚れた
り、レンズ58に傷が付いたりする恐れがある。従っ
て、レンズバレル57の実装はダイシングの後に行う。
【0142】上記した製造方法によるメリットの1つ
は、既存の技術および設備で本発明のカメラモジュール
30が製造できることにある。つまり、既存の技術およ
び設備で、カメラモジュール30内部に於いて、立体的
にDSP等を配置できることである。更に、実装基板無
しでカメラモジュール30を構成することができる。こ
のことにより、比較的簡単な工程でカメラモジュール3
0の実装密度を向上させることができる。しかも、カメ
ラモジュールの薄型化・軽量化を実現できる。
【0143】
【発明の効果】本発明のカメラモジュールによれば、以
下に示すような効果を奏することができる。
【0144】第1に、カメラモジュールに設けられた空
洞部にCCDを収納し、絶縁性樹脂の上面の空洞部を覆
うようにホルダーを実装し、ホルダー上部にレンズを有
するレンズバレルを実装することにより、実装基板を不
要にしてカメラモジュールを構成することができる。従
って、カメラモジュールを構成する部品数を低減するこ
とが可能となり、更に、カメラモジュールを薄型・軽量
化することができる。
【0145】第2に、導電箔パターンにフェイスアップ
で実装した半導体モジュールの裏面に、CCDおよび裏
面チップ部品を実装することにより、立体的に半導体素
子を実装することができる。半導体モジュールは、第1
の導電パターンと第2の導電パターンが層間絶縁膜で接
着された支持基板を有し、第1の導電パターンにDSP
が実装されたものである。従って、第2の導電パターン
上に複数の裏面チップ部品を実装することができる。こ
のことから、カメラモジュールの実装密度を向上させる
ことができ、更に、カメラモジュールを小型化・軽量化
することができる。
【0146】第3に、本発明のカメラモジュールは、半
導体モジュール等を被覆する絶縁性樹脂で全体が支持さ
れており、実装基板を使用しない薄型・軽量のものであ
る。このことにより、カメラモジュールを更に薄型・軽
量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラモジュールを説明する図であ
る。
【図2】本発明のカメラモジュールを構成する半導体モ
ジュールを説明する図である。
【図3】本発明のカメラモジュールを説明する図であ
る。
【図4】本発明のカメラモジュールを説明する図であ
る。
【図5】本発明のカメラモジュールの製造方法を説明す
るフローチャートである。
【図6】本発明のカメラモジュールを構成する半導体モ
ジュールの製造方法を説明する図である。
【図7】本発明のカメラモジュールを構成する半導体モ
ジュールの製造方法を説明する図である。
【図8】本発明のカメラモジュールの製造方法を説明す
る図である。
【図9】本発明のカメラモジュールの製造方法を説明す
る図である。
【図10】本発明のカメラモジュールの製造方法を説明
する図である。
【図11】本発明のカメラモジュールの製造方法を説明
する図である。
【図12】本発明のカメラモジュールの製造方法を説明
する図である。
【図13】本発明のカメラモジュールの製造方法を説明
する図である。
【図14】本発明のカメラモジュールの製造方法を説明
する図である。
【図15】本発明のカメラモジュールの製造方法を説明
する図である。
【図16】本発明のカメラモジュールの製造方法を説明
する図である。
【図17】本発明のカメラモジュールの製造方法を説明
する図である。
【図18】従来のカメラモジュールを説明する図であ
る。
【図19】従来のカメラモジュールの製造方法を説明す
る図である。
【符号の説明】
30 カメラモジュール 31 DSP 40 半導体モジュール 33 チップ部品 36 裏面チップ部品 55 CCD 56 ホルダー 57 レンズバレル 59 空洞部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電パターンおよび第2の導電パ
    ターンから形成される第1の支持基板を有し、前記第1
    の導電パターンにフリップチップボンディングにより固
    着された半導体素子を有する半導体モジュールと、 前記第2の導電パターン上に実装された半導体撮像素子
    および裏面チップ部品と、 前記半導体モジュールおよび前記裏面チップ部品を被覆
    し、前記半導体撮像素子周辺に空洞部を形成する絶縁性
    樹脂と、 前記空洞部上部に固着されるホルダーと、 前記ホルダー上部に固着され、レンズを有するレンズバ
    レルと、 前記半導体モジュールが前記第2の導電パターンを上側
    にして固着された第2の支持基板と、 前記半導体モジュールの取り出し電極と、前記第2の支
    持基板との電気的接続を行う金属細線と、 前記第2の支持基板に形成された外部接続電極とを有す
    ることを特徴とするカメラモジュール。
  2. 【請求項2】 前記絶縁性樹脂は、前記ホルダーの位置
    を固定するための凹部を有し、前記ホルダーは前記凸部
    に対応する凸部を有することを特徴とする請求項1記載
    のカメラモジュール。
  3. 【請求項3】 前記半導体撮像素子の上面は、前記絶縁
    性樹脂の上面よりも下方に位置することを特徴とする請
    求項1記載のカメラモジュール。
  4. 【請求項4】 前記空洞部の面方向の断面は、前記半導
    体撮像素子の面方向の断面よりも大きいことを特徴とす
    る請求項1記載のカメラモジュール。
  5. 【請求項5】 前記半導体撮像素子の撮像エリアの中心
    軸と前記レンズの中心軸は、一致することを特徴とする
    請求項1記載のカメラモジュール。
  6. 【請求項6】 前記半導体撮像素子は、CCDまたはC
    MOSセンサーであることを特徴とする請求項1記載の
    カメラモジュール。
  7. 【請求項7】 前記半導体素子は、DSPまたはドライ
    バー用ICであることを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラモジュール。
  8. 【請求項8】 前記裏面チップ部品は、コンデンサ、抵
    抗、トランジスタ、ダイオードまたはLSIであること
    を特徴とする請求項1記載のカメラモジュール。
  9. 【請求項9】 前記第2の支持基板には、前記半導体モ
    ジュールの他にコンデンサ、抵抗、トランジスタ、ダイ
    オードまたはLSIが実装されることを特徴とする請求
    項1記載のカメラモジュール。
  10. 【請求項10】 前記取り出し電極は、前記半導体モジ
    ュールの周辺部に設けられることを特徴とする請求項1
    記載のカメラモジュール。
  11. 【請求項11】 前記第1の支持基板は、絶縁フィルム
    の両面に前記第1の導電パターンおよび前記第2の導電
    パターンを有することを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラモジュール。
  12. 【請求項12】 前記絶縁フィルムは、フレキシブルシ
    ートであることを特徴とする請求項11記載のカメラモ
    ジュール。
  13. 【請求項13】 前記第1の支持基板は、前記絶縁性樹
    脂に埋め込まれた前記第1の導電パターンおよび層間絶
    縁膜を介して設けられた前記第2の導電パターンを有す
    ることを特徴とする請求項1記載のカメラモジュール。
  14. 【請求項14】 前記第2の支持基板は、前記絶縁性樹
    脂に埋め込まれた第3の導電パターンおよび層間絶縁膜
    を介して設けられた第4の導電パターンを有することを
    特徴とする請求項1記載のカメラモジュール。
  15. 【請求項15】 前記金属細線は、前記取り出し電極と
    前記第3の導電パターンとの電気的接続を行うことを特
    徴とする請求項14記載のカメラモジュール。
  16. 【請求項16】 前記第2の支持基板は、前記絶縁性樹
    脂に埋め込まれた導電箔パターンであることを特徴とす
    る請求項1記載のカメラモジュール。
  17. 【請求項17】 前記金属細線は、前記取り出し電極と
    前記導電箔導電パターンとの電気的接続を行うことを特
    徴とする請求項16記載のカメラモジュール。
  18. 【請求項18】 前記半導体モジュールは、前記第1の
    導電パターンおよび前記第2の導電パターンから形成さ
    れる前記第1の支持基板と、前記第1の導電パターンに
    フリップチップボンディングにより固着された前記半導
    体素子および内部チップ部品と、前記半導体素子および
    前記内部チップ部品を被覆し且つ全体を支持する絶縁樹
    脂層とを有することを特徴とする請求項1記載のカメラ
    モジュール。
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