JP2003110909A - 撮像システム、デジタルカメラ、プリンタおよび撮像方法 - Google Patents

撮像システム、デジタルカメラ、プリンタおよび撮像方法

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JP2003110909A
JP2003110909A JP2001305086A JP2001305086A JP2003110909A JP 2003110909 A JP2003110909 A JP 2003110909A JP 2001305086 A JP2001305086 A JP 2001305086A JP 2001305086 A JP2001305086 A JP 2001305086A JP 2003110909 A JP2003110909 A JP 2003110909A
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digital camera
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JP2001305086A
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English (en)
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Atsushi Mizuguchi
淳 水口
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタと通信可能なデジタルカメラの小型
化を図ることのできる技術を提供する。 【解決手段】 デジタルカメラ1とプリンタ2とは、接
続部13,23により一体化して結合される。これとと
もに、接続部13,23を介して各種通信が可能となっ
ている。デジタルカメラ1は内蔵フラッシュを備えず、
プリンタ2は内蔵フラッシュ22を備えている。フラッ
シュ撮影が必要な場合は、デジタルカメラ1からプリン
タ2へフラッシュ発光信号が送信され、このフラッシュ
発光信号に基づいてプリンタ2は内蔵フラッシュ22を
被写体に向けて発光する。これにより、デジタルカメラ
1はフラッシュを内蔵する必要がなく、小型化および軽
量化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラと
プリンタとを通信させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタルカメラを用いて取得
した画像を撮影現場ですぐに印刷したいという要望に応
えるため、小型で可搬性のプリンタが提供されている。
また一方で、プリンタと通信するためのケーブルを必要
とせず、簡単な操作でプリンタと一体化できるデジタル
カメラも提案されている。このようなプリンタと接続し
て通信可能なデジタルカメラは、画像を印刷しない場合
は単体でも使用できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なデジタルカメラとプリンタとは撮影現場で接続するこ
とを想定したものであるため、携帯に便利なようにでき
るだけ小型であることが望ましい。特にデジタルカメラ
は、即座に取り出して不意のシャッターチャンスにも対
応できるように小型化が強く望まれている。
【0004】デジタルカメラを小型化するためには、そ
れを構成する部品を小型化する必要がある。これまでは
主として、半導体微細加工技術の進歩によるCCD等の
撮像センサの小型化がこれを達成する原動力となってき
ていた。
【0005】しかしながら、近年では撮像センサの小型
化が進んだため、デジタルカメラ全体の小型化に対する
撮像センサの小型化の寄与の割合は低下してきている。
また、撮像センサを小さくすると、それに応じて光学系
の性能や組み立て精度などを高めなければならず、小型
化できたとしてもコストが高くなる場合もあった。この
ため、これ以上の小型化を達成するためには撮像センサ
以外の部品を考慮する必要が生じていた。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、プリンタと通信可能なデジタルカメラの小型化を
図ることのできる技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、デジタルカメラと、前記デジタ
ルカメラと通信可能なプリンタとを備えた撮像システム
であって、前記デジタルカメラは、被写体の画像を取得
する撮像手段と、撮像開始指示を受け付けて前記撮像手
段に撮像を開始させる受付手段と、前記撮像開始指示に
応答してフラッシュ発光信号を前記プリンタへ送信する
送信手段と、を備え、前記プリンタは、前記被写体を照
明する内蔵フラッシュと、前記デジタルカメラから前記
フラッシュ発光信号を受信する受信手段と、前記フラッ
シュ発光信号に基づいて前記内蔵フラッシュを発光させ
るフラッシュ発光制御手段と、を備えている。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の撮像システムにおいて、前記デジタルカメラは、前記
プリンタと物理的に接続する第1の接続手段を備え、前
記プリンタは、前記デジタルカメラの前記第1の接続手
段と物理的に接続する第2の接続手段を備え、前記第1
および第2の接続手段により、前記デジタルカメラと前
記プリンタとは一体的に結合されることを特徴とする。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1または
2に記載の撮像システムにおいて、前記デジタルカメラ
は、前記撮像手段における撮像条件を制御する撮像条件
制御手段と、前記内蔵フラッシュが使用可能か不可かを
判定する判定手段と、をさらに備え、前記撮像条件制御
手段は、前記判定手段により前記内蔵フラッシュが使用
不可と判定された場合は、前記撮像条件を前記内蔵フラ
ッシュを発光しないときの条件とすることを特徴とす
る。
【0010】また、請求項4の発明は、請求項1または
2に記載の撮像システムにおいて、前記デジタルカメラ
は、前記内蔵フラッシュが使用可能か不可かを判定する
判定手段と、前記判定手段により前記内蔵フラッシュが
使用不可と判断された場合に警告を出力する警告出力手
段と、をさらに備えている。
【0011】また、請求項5の発明は、請求項1または
2に記載の撮像システムにおいて、前記デジタルカメラ
は、前記内蔵フラッシュが使用可能か不可かを判定する
判定手段、をさらに備え、前記受付手段は、前記判定手
段により前記内蔵フラッシュが使用不可と判定された場
合は、前記撮影開始指示の受け付けを禁止することを特
徴とする。
【0012】また、請求項6の発明は、請求項1ないし
5のいずれかに記載の撮像システムにおいて、前記プリ
ンタは、外部フラッシュを装着する装着手段、をさらに
備え、前記フラッシュ発光制御手段は、前記フラッシュ
発光信号に基づいて、前記装着手段に装着される外部フ
ラッシュを前記内蔵フラッシュとともに発光させること
を特徴とする。
【0013】また、請求項7の発明は、請求項1ないし
6のいずれかに記載の撮像システムにおいて、前記デジ
タルカメラは、前記被写体を照明するカメラ内蔵フラッ
シュと、前記撮像開始指示に応答して前記カメラ内蔵フ
ラッシュを発光させるカメラ内蔵フラッシュ発光制御手
段と、をさらに備えている。
【0014】また、請求項8の発明は、プリンタと通信
可能なデジタルカメラであって、被写体の画像を取得す
る撮像手段と、撮像開始指示を受け付けて前記撮像手段
に撮像を開始させる受付手段と、前記撮像開始指示に応
答してフラッシュ発光信号を、内蔵フラッシュを備える
プリンタへ送信する送信手段と、を備えている。
【0015】また、請求項9の発明は、被写体の画像を
取得するデジタルカメラと通信可能なプリンタであっ
て、前記被写体を照明する内蔵フラッシュと、前記デジ
タルカメラからフラッシュ発光信号を受信する受信手段
と、前記フラッシュ発光信号に基づいて前記内蔵フラッ
シュを発光させるフラッシュ発光制御手段と、を備えて
いる。
【0016】また、請求項10の発明は、フラッシュを
発光して被写体を撮像する方法であって、撮像開始指示
を受け付ける受付工程と、前記撮像開始指示に応答し
て、フラッシュ発光信号をデジタルカメラからプリンタ
へ送信する送信工程と、前記フラッシュ発光信号に応答
して、前記プリンタに備えられたフラッシュを発光する
発光工程と、を備えている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。
【0018】<1.構成>図1は本発明の実施の形態に
係るデジタルカメラ1とこれに接続される可搬性のプリ
ンタ2とを一体化させた撮像システム10を示す正面図
であり、図2は撮像システム10を背後から見た様子を
示す図である。デジタルカメラ1は、被写体の画像を取
得するとともに、プリンタ2に向けて画像に係る印刷デ
ータを送信する機能を有する。また、プリンタ2は、デ
ジタルカメラ1から印刷データを受信して印刷する機能
を有している。
【0019】デジタルカメラ1は、本体部11の前面に
レンズ系12を有し、本体部11の下部に本体部11と
プリンタ2とを接続する接続部13を有する。本体部1
1の正面にはユーザが被写体を捉えるためのファインダ
15および被写体からのフラッシュ光の反射光を受光す
る調光センサ16が設けられ、本体部11の上面にはユ
ーザからの撮影開始指示を受け付けるシャッタボタン1
4が設けられる。シャッタボタン14は、半押し状態と
全押し状態とが検出可能な2段階スイッチとなってい
る。
【0020】本体部11の背面の中央には、撮影された
画像を表示したり、ユーザへのメニューを表示する液晶
のディスプレイ18aが設けられ、ディスプレイ18a
の側方にはディスプレイ18aに表示されるメニューに
従って入力操作を行うための操作ボタン17が配置され
る。また、本体部11背面のファインダ15の右方に
は、ユーザに各種警告を与えるための赤色LED等で構
成される表示ランプ18bが設けられている。
【0021】なお、一般的にデジタルカメラの前面に設
けられる内蔵フラッシュは、デジタルカメラ1は備えて
いない。
【0022】一方、プリンタ2は、その内部に印刷を行
う印刷部24を有しており、印刷済の用紙を排出する排
紙口246が前面に設けられている。また、上部にはデ
ジタルカメラ1の接続部13と接続される接続部23が
設けられる。
【0023】プリンタ2の前面には被写体を照明する内
蔵フラッシュ22が設けられている。内蔵フラッシュ2
2はデジタルカメラ1の撮影時に連動して発光し、デジ
タルカメラ1が対象とする被写体を照明することとな
る。
【0024】プリンタ2の背面には、印刷する用紙を供
給する給紙口245が設けられるとともに、背面中央に
はユーザへのメニューを表示する液晶のディスプレイ2
8が設けられ、その側方にはプリンタ2に対する入力操
作を行うための操作ボタン27が配置される。また、操
作ボタン27の上方には、デジタルカメラ1とプリンタ
2との物理的な接続を解除する解除ボタン25が配置さ
れる。
【0025】図3は、デジタルカメラ1の構成を模式的
に示すブロック図である。図においてレンズ系12、C
CD111、A/D変換部112、画像補正部113お
よびRAM114が被写体の画像を取得する機能に相当
する。すなわち、シャッタボタン14が押されると、レ
ンズ系12により結像された被写体の像がCCD111
により画像信号として取込まれ、CCD111からの画
像信号はA/D変換部112によりデジタル信号へと変
換され、画像補正部113によりホワイトバランスやγ
補正等の所定の処理が施されて、RAM114に画像デ
ータとして記憶される。RAM114に記憶された画像
データは、カードスロット117を介して着脱可能なメ
モリカード9へ保存される。
【0026】図3において、表示部18はディスプレイ
18aおよび表示ランプ18b等のユーザへの各種表示
を行う部位であり、また、操作部19はシャッタボタン
14および操作ボタン17等のユーザからの操作を受け
付ける部位である。これらはそれぞれCPU115と電
気的に接続される。またCPU115には、接続部13
内に設けられ通信インターフェースとなる通信部131
も電気的に接続されている。デジタルカメラ1は通信部
131を介することにより、プリンタ2に向けて印刷デ
ータやフラッシュ発光信号を送信することが可能とな
る。
【0027】また、調光センサ16は、調光回路161
を介してCPU115に接続される。調光回路161
は、調光センサ16により受光される被写体からのフラ
ッシュ光の反射光を積分していくことでフラッシュ光量
を検出する。
【0028】デジタルカメラ1の各部は、CPU115
によりその動作の制御がなされる。具体的には、CPU
115がROM116内に記憶されている制御プログラ
ムに従って演算することにより動作制御が実現される。
この制御プログラムは、デジタルカメラ1の製造時にR
OM116内に記憶されるものであるが、当該制御プロ
グラムを記憶したメモリカード9から読み出されてRO
M116内に記憶されるようになっていてもよい。
【0029】図4は、プリンタ2の構成を模式的に示す
ブロック図である。プリンタ2は、その内部に装置全体
を統括的に制御するコントローラ21が設けられてい
る。コントローラ21は、その本体部となるCPU21
5、演算の作業領域となるとともに各種情報を記憶する
RAM214、制御プログラムを記憶するROM21
6、内蔵フラッシュ22の発光を制御するフラッシュ制
御部212および印刷部24の印刷を制御する印刷制御
部211を備えている。
【0030】コントローラ21には、ディスプレイ2
8、操作ボタン27、解除ボタン25、内蔵フラッシュ
22および印刷部24が電気的に接続される。また、接
続部23内に設けられデジタルカメラ1との物理的な接
続をロックするロック部232、および、通信インター
フェースとなる通信部231も電気的に接続される。プ
リンタ2は、通信部231を介することにより、デジタ
ルカメラ1からの印刷データやフラッシュ発光信号を受
信することが可能となる。
【0031】図5は、プリンタ2内部における印刷部2
4の主な構成を示す図である。図5において左側がプリ
ンタ2の正面に対応する。印刷部24は、用紙51に印
刷を行うプリントヘッド241、および、給紙口245
から供給される用紙51を搬送する搬送機構242を有
する。
【0032】コントローラ21が、接続部23内の通信
部231を介してデジタルカメラ1から印刷データを受
信すると、印刷データに含まれる画像データに従ってプ
リントヘッド241が発熱される。このとき、搬送機構
242が用紙51を搬送するとともにインクシート52
の搬送が行われ、インクシート52のインクが昇華され
ることにより用紙51に印刷が行われる。印刷された用
紙51は、搬送機構242により排紙口246に搬送さ
れプリンタ2の外部に排出される。
【0033】<2.デジタルカメラとプリンタの接続>
図6は、デジタルカメラ1の接続部13とプリンタ2の
接続部23との接続を説明するための図である。図6に
おいて左側がデジタルカメラ1およびプリンタ2の正面
に対応する。図6では、デジタルカメラ1とプリンタ2
との接続に係る構成も適宜、ブロックを用いて示してい
る。
【0034】デジタルカメラ1の接続部13は、通信部
131とともに、通信のための複数の端子が設けられた
端子部135、本体部11の下面に形成された第1結合
溝133および第2結合溝134を有している。一方、
プリンタ2の接続部23は、通信部231、ロック部2
32とともに、複数の端子が設けられた端子部235、
ロック部材233および略L字状に突出した結合爪23
4を有する。
【0035】結合溝133,134および結合爪234
はデジタルカメラ1およびプリンタ2の本体カバーに形
成されており、プリンタ2の端子部235、ロック部材
233および結合爪234は、それぞれデジタルカメラ
1の端子部135、第1結合溝133および第2結合溝
134に対応する位置に配置される。
【0036】ロック部材233は、その中央部がプリン
タ2の本体カバーに対して、その下部がロック部232
に対してそれぞれ軸支されるとともに、その上部の部位
がプリンタ2の上面から突出するように配置され、バネ
236により図6中の右側へと付勢されている。ロック
部材233の上部の先端および第1結合溝133の断面
形状は共に略L字状(右側に屈曲)となっている。
【0037】デジタルカメラ1とプリンタ2とを結合す
る際には、まず、ユーザは結合爪234と第2結合溝1
34とを組み合わせ、ロック部材233と第1結合溝1
33との位置を合わせて押し込む。ロック部材233の
上端は第1結合溝133の形状に従って図の左側に移動
しつつ第1結合溝133に進入し、所定の位置まで進入
するとバネ236の力で右側に移動する。
【0038】これにより、ロック部材233の先端と第
1結合溝133とが互いに係合して物理的にロックさ
れ、デジタルカメラ1とプリンタ2とが一体的に結合さ
れる。また、端子部135の複数の端子と端子部235
の複数の端子とが電気的に接続され、デジタルカメラ1
の通信部131とプリンタ2の通信部231とが通信可
能となる。
【0039】この状態で、ユーザのデジタルカメラ1の
操作ボタン17の操作により印刷が指示されると、印刷
データが通信部131から端子部135,235を介し
てプリンタ2の通信部231へと送信される。プリンタ
2では、受信した印刷データに基づいてコントローラ2
1の印刷制御部211が印刷制御を行い、印刷部24に
よる印刷が実行される。また、ユーザのデジタルカメラ
1のシャッタボタン14の操作により撮影開始指示がな
されると、被写体の輝度状態に応じてフラッシュ発光信
号が通信部131から端子部135,235を介してプ
リンタ2の通信部231へと送信され、プリンタ2の内
蔵フラッシュ22が発光することとなるが、詳細は後述
する。
【0040】デジタルカメラ1とプリンタ2とを分離す
る場合は、プリンタ2の解除ボタン25を操作する。ユ
ーザが解除ボタン25を押すと、コントローラ21に解
除ボタン25が押されたことを示す信号が入力される。
これを受けてコントローラ21からロック部232にロ
ック解除の信号が送信され、ロック部232がバネ23
6による付勢力に逆らってロック部材233の上端を移
動させる。その結果、ロック部材233および第1結合
溝133によるロックが解除され、デジタルカメラ1と
プリンタ2とが分離可能となる。
【0041】なお、ロック部232や解除ボタン25は
デジタルカメラ1側に備えられていてもよいが、デジタ
ルカメラ1を小型化するために、本実施の形態の如くプ
リンタ2側に備えられていることが好ましい。
【0042】<3.動作>次に、撮影時におけるデジタ
ルカメラ1とプリンタ2との動作について図7ないし図
9のフローチャートを参照しつつ説明する。図7および
図8のフローチャートはデジタルカメラ1の動作を示
し、図9のフローチャートはプリンタ2の動作を示して
いる。
【0043】デジタルカメラ1は、シャッタボタン14
が半押しされることにより、オートフォーカス、露出条
件の設定などの撮影に必要な動作を行うようになってい
る。このため、ステップS101ではシャッタボタン1
4が半押しされたか否かを判定し、半押しされた時点で
ステップS102へ進む。
【0044】シャッタボタン14が半押しされると、C
PU115によりオートフォーカスが行われ、レンズ系
12が駆動して被写体にピントが合う状態となる(ステ
ップS102)。
【0045】次に、CCD11への入射光に基づいて被
写体の輝度が検出され(ステップS103)、その検出
結果からフラッシュの発光が必要か否かがCPU115
により判定される(ステップS104)。
【0046】被写体の輝度が十分でありフラッシュの発
光が不要と判定された場合(ステップS104にてN
o)は、CPU115により、定常光撮影のためのレン
ズ系12の絞り値とシャッタスピードに相当するCCD
111の積分時間とが被写体の輝度から求められ、求め
られた値が露出条件として設定される(ステップS10
5)。
【0047】一方、被写体の輝度が低くフラッシュの発
光が必要と判定された場合(ステップS104にてYe
s)は、フラッシュ撮影用の絞り値とCCD111の積
分時間とがCPU115により求められて露出条件とし
て設定される。そして、フラッシュを使用する撮影(以
下、「フラッシュ撮影」という。)であることを示す内
部フラグがONとされる(ステップS106)。
【0048】続いて、プリンタ2の内蔵フラッシュ22
が使用可能か否かを問い合わせる「問合せ信号」が、デ
ジタルカメラ1から通信部131を介してプリンタ2に
送信される(ステップS107)。
【0049】プリンタ2はデジタルカメラ1と結合され
ると、内蔵フラッシュ22の発光準備としてフラッシュ
制御部212が内蔵フラッシュ22の充電を開始すると
ともに、デジタルカメラ1からの信号を受信するための
待機状態となっている(図9:ステップS201)。
【0050】プリンタ2は、この状態でデジタルカメラ
1からの信号を受信する(ステップS201でYes)
と、CPU215により受信した信号の種類の判定を行
い(ステップS202)、当該信号に応じた動作を行う
ようになっている(ステップS203〜S205)。な
お、図9のフローチャートでは省略しているが、受信し
た信号に応じた動作には画像の印刷に関連するもの等そ
の他の動作も含まれている。
【0051】デジタルカメラ1からの信号が「問合せ信
号」である場合は、CPU215により内蔵フラッシュ
22の充電が完了しているか否かがチェックされる(ス
テップS205)。そして、充電が完了している場合は
内蔵フラッシュ22が発光可能であることを示す「準備
完了信号」がデジタルカメラ1に対して送信され(ステ
ップS206)、充電が完了していない場合には内蔵フ
ラッシュ22が発光できないことを示す「準備未了信
号」がデジタルカメラ1に対して送信される(ステップ
S207)。
【0052】図7に戻り、デジタルカメラ1は「問合せ
信号」を送信した後(ステップS107)、プリンタ2
から返答される信号を待機する状態(ステップS10
8)となり、信号が返答された場合(ステップS108
にてYes)はステップS109へ進む。
【0053】しかしながら、プリンタ2と結合されてい
ない場合や、プリンタ2の電源が入っていない場合、あ
るいは、何らかの障害により通信不可となっている場合
は、プリンタ2からの信号は返答されないこととなる。
このため、「問合せ信号」の送信後一定時間はプリンタ
2からの信号の返答を待機する状態となるが(ステップ
S110,S108)、一定時間たっても返答がなかっ
た場合(ステップS110にてYes)は、プリンタ2
の内蔵フラッシュ22の使用は不可であると判定する。
この場合は、フラッシュの発光が必要であるにもかかわ
らず、プリンタ2の内蔵フラッシュ22が使用できない
状態であるため、その旨をユーザに認識させるために警
告としてファインダ15の横の表示ランプ18bを点滅
させる。また、フラッシュ撮影用の露出条件のままでは
著しく露光不足となるため、絞り値とCCD111の積
分時間をそのときの定常光で撮影可能な値に変更して露
出条件を設定する。さらに、フラッシュ撮影であること
を示す内部フラグがOFFとされる(ステップS11
1)。
【0054】また、信号が返答された場合(ステップS
108にてYes)であっても、受信した信号が、「準
備未了信号」であった場合(ステップS109でNo)
は、プリンタ2の内蔵フラッシュ22を使用することは
できないため、同様に、表示ランプ18bを点滅させる
ことによって警告し、露出条件である絞り値とCCD1
11の積分時間をそのときの定常光で撮影可能な値に変
更設定する。さらに、フラッシュ撮影であることを示す
内部フラグがOFFとされる(ステップS112)。
【0055】一方、プリンタ2から返答された信号が
「準備完了信号」であった場合(ステップS109でY
es)は、プリンタ2の内蔵フラッシュ22を正常に発
光することができると判定し、そのままステップS11
3へ進む。
【0056】以上で、撮影に必要な動作が完了し、続い
て、デジタルカメラ1のシャッタボタン14が全押しさ
れたか否かが判定され(ステップS113)、シャッタ
ボタン14が全押しされていない場合(ステップS11
3にてNo)は、ステップS101に戻り上記一連の動
作を繰り返すこととなる。
【0057】一方、シャッタボタン14が全押しされて
いる場合(ステップS113にてYes)は、撮影動作
に入る。まず、内部フラグによってフラッシュ撮影か否
かがCPU115により判定される(図8:ステップS
114)。
【0058】フラッシュ撮影でない場合(ステップS1
14にてNo)は、そのまま通常の撮影が行われること
となる。すなわち、CCD111が設定された積分時間
露光し(ステップS115,S121)、CCD111
から信号が画像データとして読み出され(ステップS1
22)、画像補正部113により所定の処理が施されて
(ステップS123)、メモリカード9に記録される
(ステップS124)。
【0059】一方、フラッシュ撮影の場合(ステップS
114にてYes)は、プリンタ2の内蔵フラッシュ2
2を発光させるために、プリンタ2に対して「フラッシ
ュ発光信号」が送信される(ステップS116)。
【0060】プリンタ2は「フラッシュ発光信号」を受
信する(図9:ステップS201)と、この信号に基づ
いて(ステップS202)、CPU215からフラッシ
ュ制御部212に発光指示がなされ、プリンタ2の内蔵
フラッシュ22を発光させる(ステップS203)。
【0061】次に、デジタルカメラ1の調光回路161
が調光センサ16により受光される被写体からのフラッ
シュ光の反射光の積分を開始する(図8:ステップS1
17)。さらに、CCD111が積分(露光)を開始す
る(ステップS118)。
【0062】調光回路161は、適正な露光量に達する
まで調光センサ16で受光した光量の積分を続行し(ス
テップS119)、適正な露光量となったときその旨を
CPU115に通知する。CPU115はこの通知を受
けると、プリンタ2に対して「フラッシュ停止信号」を
送信する(ステップS120)。
【0063】プリンタ2は「フラッシュ停止信号」を受
信する(図9:ステップS201)と、この信号に基づ
いて(ステップS202)、CPU215からフラッシ
ュ制御部212に発光停止指示がなされ、プリンタ2の
内蔵フラッシュ22が停止する(ステップS204)。
これによりフラッシュの発光量が適正に制御される。
【0064】続いて、CCD111の積分(露光)を停
止し(図8:ステップS121)、CCD111から信
号が画像データとして読み出され(ステップS12
2)、画像補正部113により所定の処理が施されて
(ステップS123)、メモリカード9に記録されるこ
ととなる(ステップS124)。
【0065】以上説明したように、撮像システム10で
はデジタルカメラ1が内蔵フラッシュを備えていない
が、撮影時にはデジタルカメラ1がフラッシュ発光信号
をプリンタ2に送信し、当該フラッシュ発光信号に基づ
いてプリンタ2の内蔵フラッシュ22が発光することに
よりフラッシュ撮影を行うことができることとなる。
【0066】内蔵フラッシュは、一般に、装置内部にお
いて比較的大きな容積を占めるが、デジタルカメラ1は
内蔵フラッシュを備える必要がないため、この内蔵フラ
ッシュを省略することにより、デジタルカメラ1の大幅
な小型化および軽量化を図ることができる。
【0067】ところで、プリンタは印刷する用紙サイズ
によって装置サイズが規定され、幅や高さを用紙サイズ
よりも小さくすることはできない。また、デジタルカメ
ラで取得される画像の出力として実用的な用紙のサイズ
は最低でも名刺サイズは必要であり、このサイズに合わ
せて構成したプリンタにおいては、必要な構成部品を内
蔵したとしても内部スペース的には余裕がある。従っ
て、プリンタにフラッシュを内蔵させたとしても、プリ
ンタの装置サイズを大型化することはない。このため、
デジタルカメラが小型化されるために、デジタルカメラ
とフラッシュとを一体化させた撮像システム全体として
も小型化を図ることが可能となる。
【0068】また、一般的にデジタルカメラは日中に用
いられることが多く、フラッシュがなくても問題がない
ことが多い。また、デジタルカメラは画像信号の増幅等
が可能であるため、銀塩カメラよりも低輝度のシーンに
対応することが可能である。このため、フラッシュを内
蔵しないことによる不都合は、日中においてはほとんど
ないといえる。
【0069】また、夜間においても、デジタルカメラ1
とプリンタ2と結合することで通常のフラッシュ撮影が
可能である。これは、従来のフラッシュを内蔵しないデ
ジタルカメラに対して外付けの外部フラッシュを装着す
るのと同程度の手間であり、それほど不都合とはならな
い。また、プリンタ2と結合することによって、撮影し
た画像を即座に印刷できるという利点も加わる。
【0070】<4.他の実施の形態>以上、本発明の実
施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施
の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能であ
る。
【0071】<4−1.接続形態>上記実施の形態の撮
像システム10は、デジタルカメラ1の接続部13と、
プリンタ2の接続部23とを直接接続することにより一
体化されるものとしたが、両者の接続はこのような接続
形態には限定されない。すなわち、装置間において通信
が可能であれば、どのような接続形態であってもよい。
【0072】例えば、図10に示すようにデジタルカメ
ラ1とプリンタ2とが接続ケーブル5を介して接続され
るようになっていてもよい。このような場合は、デジタ
ルカメラ1の接続部13の装置外部側、および、プリン
タ2の接続部23の装置外部側は、接続ケーブル5が装
着可能なようにコネクタ形状となっている。このような
接続形態の場合は、汎用の接続ケーブルを使用すること
により、製造コストの削減を図ることができる。
【0073】また、図11に示すように、デジタルカメ
ラ1とプリンタ2とが、赤外線通信や、Bluetooth
(R)規格に準拠した通信等により無線によって通信可
能となっていてもよい。このような場合は、デジタルカ
メラ1の接続部13およびプリンタ2の接続部13が、
同一の無線通信規格に準拠した通信インターフェースを
備えている。このような接続形態の場合は、接続ケーブ
ル等が不要であるため、使い勝手が向上する。
【0074】また、図10または図11の接続形態の場
合は、デジタルカメラ1とプリンタ2とを位置的に離し
た状態、すなわち、撮像する光学系とフラッシュの発光
源とを離した状態で被写体の撮影を行うことができる。
これにより、任意角度から被写体を照明することができ
るため、ユーザの趣向に応じた撮影が可能となる。
【0075】また、一般に、撮像する光学系とフラッシ
ュの発光源の距離が短い場合、取得される画像中の人物
の目が赤色あるいは黄金色に光って写るいわゆる赤目現
象が発生しやすいが、これらを分離することで、赤目現
象の発生を防止することができる。
【0076】<4−2.デジタルカメラ>上記実施の形
態のデジタルカメラ1は、内蔵フラッシュ121を備え
たものであってもよい。
【0077】図12は、このような場合のデジタルカメ
ラ1を示す正面図である。図に示すデジタルカメラ1
は、内蔵フラッシュ121とフラッシュ制御部122を
備えている以外は、上記実施の形態のデジタルカメラ1
と同様の構成となっている。
【0078】内蔵フラッシュ121はデジタルカメラ1
の前面に配置され、デジタルカメラ1内部のフラッシュ
制御部122と接続される。フラッシュ制御部122
は、さらにCPU115(図3参照)と接続され、CP
U115から入力されるフラッシュ発光信号に基づいて
内蔵フラッシュ121を発光させる。これにより、被写
体を撮影する際には、内蔵フラッシュ121がプリンタ
2の内蔵フラッシュ22とともに被写体に向けて発光さ
れることとなる。
【0079】この内蔵フラッシュ121は、プリンタ2
の内蔵フラッシュ22と併用されることを前提としても
のであるため、比較的小ガイドナンバーのフラッシュを
採用することができる。これにより、従来と比較してデ
ジタルカメラ1を小型化することができ、撮像システム
10全体としての小型化も図ることができる。
【0080】また、デジタルカメラ1を単体で使用する
場合や、プリンタ2の内蔵フラッシュ22の使用ができ
ない場合であっても、ある程度の低輝度のシーンにも対
応することができるため、対応可能なシーンの幅が広が
り使い勝手が向上する。
【0081】また、デジタルカメラ1とプリンタ2との
双方にフラッシュが内蔵されることなるため、図10あ
るいは図11に示す接続形態を適用することにより、図
13に示すように被写体3を複数方向から照明する、い
わゆる、多灯ライディングが可能となる。
【0082】一般に、デジタルカメラの内蔵のフラッシ
ュを使用して撮影した場合には、被写体に真正面からフ
ラッシュ光が当たるため、取得される画像は単調なもの
となってしまうことが多いが、被写体を複数方向から照
明することによって立体感のある好ましい画像を取得す
ることができる。
【0083】<4−3.プリンタ>上記実施の携帯のプ
リンタ2は、交換可能な外部フラッシュを装着すること
ができるようになっていてもよい。
【0084】図14は、このような場合のプリンタ2の
例を示す正面図である。図に示すプリンタ2は、ホット
シュー26を備えている以外は上記実施の形態のプリン
タ2と同様の構成となっている。図15は、プリンタ2
のホットシュー26に外部フラッシュ4を装着した様子
を示している。
【0085】ホットシュー26は、一般の一眼レフカメ
ラ等に採用されるものと同様に複数の端子を備えてお
り、当該端子はプリンタ2内部のフラッシュ制御部21
2(図4参照)と接続されている。外部フラッシュ4を
装着した際には、この複数の端子は外部フラッシュ4に
設けられる複数の端子と電気的に接続される。これによ
り、プリンタ2は内蔵フラッシュ22と同様に外部フラ
ッシュ4の発光を制御することができ、デジタルカメラ
1からのフラッシュ発光信号に基づいて、内蔵フラッシ
ュ22と外部フラッシュ4を同時に発光することができ
る。
【0086】このようにプリンタ2が外部フラッシュ4
を装着して発光させることにより、デジタルカメラ1が
内蔵フラッシュを備えた場合と同様に、多灯ライティン
グが可能となり、被写体を複数方向から照明することに
よって立体感のある好ましい画像を取得することができ
る。
【0087】また、内蔵フラッシュ22の発光のみでは
光の届かないような被写体を撮影する場合であっても、
比較的大ガイドナンバーの外部フラッシュ4と併用する
ことで光量を増やして撮影することが可能となる。
【0088】<4−4.フラッシュ不可時の動作>上記
実施の形態の撮像システム10においては、プリンタ2
の内蔵フラッシュ22が使用できない場合においては警
告を出力し、それでもなおユーザがシャッタボタン14
を押し込んだ場合は定常光による撮影を行ったが、この
ような場合は撮影動作を禁止するようにしてもよい。
【0089】図16は、このような場合のデジタルカメ
ラ1の撮影動作の流れを示すフローチャートである。図
16のステップS301〜S307においては、図7の
ステップS101〜S107と同様の処理が行われる。
【0090】「問合せ信号」を送信したデジタルカメラ
1は、上記実施の形態と同様に、一定時間はプリンタ2
からの信号の返答を待機する状態となる(ステップS3
08,S310)。
【0091】そして、「問合せ信号」送信後一定時間た
っても返答がなかった場合(ステップS310にてYe
s)、あるいは、信号が返答された場合(ステップS3
08にてYes)であっても当該信号が「準備未了信
号」であった場合(ステップS309でNo)は、プリ
ンタ2の内蔵フラッシュ22の使用は不可であると判断
され、ステップS311へ進む。
【0092】ステップS311では、表示ランプ18b
を点滅させることによって警告を出力し、そのままステ
ップS301へ戻る。これによりシャッタボタン14の
全押しが禁止される状態となり、ステップS312以降
の撮影動作(図8と同様の動作)が行われなくなる。こ
のとき、全押し状態とできないように物理的にシャッタ
ボタン14をロックしてもよい。
【0093】フラッシュの発光が必要であるにもかかわ
らずプリンタ2の内蔵フラッシュ22が使用不可の場合
においては、取得される画像は著しく露光不足となって
しまうが、このように撮影開始指示の受け付けを禁止す
ることによって、不適切な画像の取得を防止することが
できる。
【0094】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、撮影時にデジタルカメラがフラッシュ発光信
号を内蔵フラッシュを備えるプリンタに送信することに
より、プリンタの内蔵フラッシュを発光させてフラッシ
ュ撮影を行うことができる。このため、デジタルカメラ
にフラッシュを内蔵させる必要が無くなり、デジタルカ
メラの小型化および軽量化を図ることができる。
【0095】また、請求項2の発明によれば、デジタル
カメラとプリンタとが一体化されるため取り扱いが容易
であるとともに、撮影時に内蔵フラッシュの発光方向の
調節をせずとも被写体を適切に照明することができる。
【0096】また、請求項3の発明によれば、プリンタ
の内蔵フラッシュが使用できない場合に、内蔵フラッシ
ュを発光するときの撮像条件のままで撮影すると露光量
が著しく不足することとなってしまうが、このような場
合に内蔵フラッシュを発光しない撮像条件で撮影を行う
ため、露光量が著しく不足することを防止することがで
き、シャッターチャンスを逃すことなく撮影することが
できる。
【0097】また、請求項4の発明によれば、プリンタ
の内蔵フラッシュが使用できない場合には警告を出力す
るため、ユーザに対してその旨を認識させることができ
る。
【0098】また、請求項5の発明によれば、プリンタ
の内蔵フラッシュが使用できない場合は、取得される画
像の露光量が著しく不足することとなってしまうが、撮
像開始指示の受け付けを禁止することにより、不適切な
画像の取得を防止することができる。
【0099】また、請求項6の発明によれば、外部フラ
ッシュを装着し、外部フラッシュも内蔵フラッシュと同
様に制御することができるため、被写体に対して複数方
向からの照明が可能となり、立体感のある画像を取得す
ることができる。また、内蔵フラッシュの光量不足を補
うことができ、内蔵フラッシュでは光の届かない遠方の
被写体であっても適切な露光量となる画像を取得するこ
とができる。
【0100】また、請求項7の発明によれば、デジタル
カメラのカメラ内蔵フラッシュとプリンタの内蔵フラッ
シュとで、被写体に対して複数方向からの照明が可能と
なり、立体感のある画像を取得することができる。
【0101】また、請求項8の発明によれば、撮影時に
フラッシュ発光信号を内蔵フラッシュを備えるプリンタ
に送信することにより、プリンタの内蔵フラッシュを発
光させてフラッシュ撮影を行うことができる。このた
め、デジタルカメラにフラッシュを内蔵させる必要が無
くなり、デジタルカメラの小型化および軽量化を図るこ
とができる。
【0102】また、請求項9の発明によれば、デジタル
カメラから送信されるフラッシュ発光信号に基づいて内
蔵フラッシュを発光するため、デジタルカメラにフラッ
シュを内蔵させる必要無くフラッシュ撮影が可能とな
り、デジタルカメラの小型化および軽量化を図ることが
できる。
【0103】また、請求項10の発明によれば、撮影時
にフラッシュ発光信号を内蔵フラッシュを備えるプリン
タに送信することにより、プリンタの内蔵フラッシュを
発光させてフラッシュ撮影を行うことができる。このた
め、デジタルカメラにフラッシュを内蔵させる必要が無
くなり、デジタルカメラの小型化および軽量化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラとプ
リンタとを一体化させた撮像システムを示す正面図であ
る。
【図2】撮像システムの背面図である。
【図3】デジタルカメラの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】プリンタの構成を示すブロック図である。
【図5】プリンタの内部構造を示す縦断面図である。
【図6】デジタルカメラおよびプリンタの接続部を示す
図である。
【図7】デジタルカメラの撮影時の動作の流れを示す図
である。
【図8】デジタルカメラの撮影時の動作の流れを示す図
である。
【図9】プリンタの動作の流れを示す図である。
【図10】デジタルカメラとプリンタとの接続形態の一
例を示す図である。
【図11】デジタルカメラとプリンタとの接続形態の一
例を示す図である。
【図12】内蔵フラッシュを備えたデジタルカメラの正
面図である。
【図13】被写体を照明するフラッシュ光を説明するた
めの図である。
【図14】ホットシューを備えたプリンタの正面図であ
る。
【図15】外部フラッシュを装着したプリンタの正面図
である。
【図16】撮影動作を禁止する場合のデジタルカメラの
動作の流れを示す図である。
【符号の説明】 1 デジタルカメラ 2 プリンタ 10 撮像システム 11 本体部 12 レンズ系 13 接続部 14 シャッタボタン 18b 表示ランプ 22 内蔵フラッシュ 23 接続部 24 印刷部 25 解除ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/04 G03B 17/04 5C022 17/18 17/18 Z 5C052 17/48 17/48 5C054 H04N 5/76 H04N 5/76 E 7/18 7/18 U Fターム(参考) 2C055 CC00 CC05 EE00 2H053 AB05 AC01 AC13 CA22 CA41 DA07 DA08 2H101 BB00 2H102 AA56 BB01 CA01 2H104 AA19 5C022 AB15 AC42 AC69 AC78 5C052 AA12 DD02 EE01 FA03 FC06 5C054 AA01 AA04 CD03 GA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルカメラと、前記デジタルカメラ
    と通信可能なプリンタとを備えた撮像システムであっ
    て、 前記デジタルカメラは、 被写体の画像を取得する撮像手段と、 撮像開始指示を受け付けて前記撮像手段に撮像を開始さ
    せる受付手段と、 前記撮像開始指示に応答してフラッシュ発光信号を前記
    プリンタへ送信する送信手段と、を備え、 前記プリンタは、 前記被写体を照明する内蔵フラッシュと、 前記デジタルカメラから前記フラッシュ発光信号を受信
    する受信手段と、 前記フラッシュ発光信号に基づいて前記内蔵フラッシュ
    を発光させるフラッシュ発光制御手段と、を備えること
    を特徴とする撮像システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の撮像システムにおい
    て、 前記デジタルカメラは、前記プリンタと物理的に接続す
    る第1の接続手段を備え、 前記プリンタは、前記デジタルカメラの前記第1の接続
    手段と物理的に接続する第2の接続手段を備え、 前記第1および第2の接続手段により、前記デジタルカ
    メラと前記プリンタとは一体的に結合されることを特徴
    とする撮像システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の撮像システム
    において、 前記デジタルカメラは、 前記撮像手段における撮像条件を制御する撮像条件制御
    手段と、 前記内蔵フラッシュが使用可能か不可かを判定する判定
    手段と、をさらに備え、 前記撮像条件制御手段は、前記判定手段により前記内蔵
    フラッシュが使用不可と判定された場合は、前記撮像条
    件を前記内蔵フラッシュを発光しないときの条件とする
    ことを特徴とする撮像システム。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の撮像システム
    において、 前記デジタルカメラは、 前記内蔵フラッシュが使用可能か不可かを判定する判定
    手段と、 前記判定手段により前記内蔵フラッシュが使用不可と判
    断された場合に警告を出力する警告出力手段と、をさら
    に備えることを特徴とする撮像システム。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の撮像システム
    において、 前記デジタルカメラは、 前記内蔵フラッシュが使用可能か不可かを判定する判定
    手段、をさらに備え、 前記受付手段は、前記判定手段により前記内蔵フラッシ
    ュが使用不可と判定された場合は、前記撮影開始指示の
    受け付けを禁止することを特徴とする撮像システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の撮
    像システムにおいて、 前記プリンタは、 外部フラッシュを装着する装着手段、をさらに備え、 前記フラッシュ発光制御手段は、前記フラッシュ発光信
    号に基づいて、前記装着手段に装着される外部フラッシ
    ュを前記内蔵フラッシュとともに発光させることを特徴
    とする撮像システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の撮
    像システムにおいて、 前記デジタルカメラは、 前記被写体を照明するカメラ内蔵フラッシュと、 前記撮像開始指示に応答して前記カメラ内蔵フラッシュ
    を発光させるカメラ内蔵フラッシュ発光制御手段と、を
    さらに備えることを特徴とする撮像システム。
  8. 【請求項8】 プリンタと通信可能なデジタルカメラで
    あって、 被写体の画像を取得する撮像手段と、 撮像開始指示を受け付けて前記撮像手段に撮像を開始さ
    せる受付手段と、 前記撮像開始指示に応答してフラッシュ発光信号を、内
    蔵フラッシュを備えるプリンタへ送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  9. 【請求項9】 被写体の画像を取得するデジタルカメラ
    と通信可能なプリンタであって、 前記被写体を照明する内蔵フラッシュと、 前記デジタルカメラからフラッシュ発光信号を受信する
    受信手段と、 前記フラッシュ発光信号に基づいて前記内蔵フラッシュ
    を発光させるフラッシュ発光制御手段と、を備えること
    を特徴とするプリンタ。
  10. 【請求項10】 フラッシュを発光して被写体を撮像す
    る方法であって、 撮像開始指示を受け付ける受付工程と、 前記撮像開始指示に応答して、フラッシュ発光信号をデ
    ジタルカメラからプリンタへ送信する送信工程と、 前記フラッシュ発光信号に応答して、前記プリンタに備
    えられたフラッシュを発光する発光工程と、を備えるこ
    とを特徴とする撮像方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7679644B2 (en) 2004-08-20 2010-03-16 Fujifilm Corporation Digital camera
JP2017049889A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 キヤノン電子株式会社 携帯端末装置
JP2017049890A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 キヤノン電子株式会社 携帯端末装置及び携帯型発券機

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