JP2003110093A - 交点アレイ内のメモリセルの分離 - Google Patents

交点アレイ内のメモリセルの分離

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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板面積を占有しない、メモリセルのための分離機
構の実現。 【解決手段】メモリアレイ(100)は、第1(30)および第2の導
体(50)の交点に配置されたメモリセル(10)を含む。そのメモリセル
(10)は、テ゛ータを格納することができ、かつスニークハ゜ス電流
からメモリセル(10)を分離することができる複合構造であ
る。メモリセル(10)は、不均一なケ゛ート酸化物(14)を有するトンネ
ルケ゛ート表面効果トランシ゛スタを含む。ケ゛ート酸化物(14)は、柱状
タ゛イオート゛構造(12)上に支持される。メモリセル(10)は、ケ゛ート酸
化物(15)のトンネル接合(17)に二値状態を格納する。更に、
トランシ゛スタ(62)の制御ケ゛ート(63)が、柱状体(12)の側壁からト
ンネル接合(17)を切り離し、電流が流れるのを防ぐ。従っ
て、制御ケ゛ート(63)はスニークハ゜ス電流が、メモリセル(10)に流れる
のを防ぐ。メモリセル(10)の分離機構は、基板(40)上の空間
を必要とせず、高いアレイの密度を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本技術分野は交点メモリアレ
イのためのメモリセルに関する。より具体的には、本技
術分野はメモリセルに組み込まれる分離機構を有するメ
モリセルに関する。 【0002】 【従来の技術】交点メモリアレイは、垂直なビット線と
交差する水平なワード線を含む。メモリセルは、ワード
線とビット線との交点に配置され、メモリアレイの記憶
エレメントとして機能する。メモリセルはそれぞれ、
「1」または「0」のいずれかの二値状態を格納する。
選択されたメモリセルは、選択されたメモリセルにおい
て交差するワード線およびビット線に書込み電流を印加
することにより、その二値状態を変化させることができ
る。選択されたメモリセルの二値状態は、そのメモリセ
ルに読出し電圧を印加し、そのメモリセルを流れる電流
から、そのメモリセルにかかる抵抗を測定することによ
り読み出される。 【0003】交点メモリアレイは、全てのメモリセルを
1つの大きな並列回路として互いに接続させる。理想的
には、読出し操作中に、電流は選択されたメモリセルに
のみ流れる。しかしながら、大きな並列回路メモリアレ
イでは、電流は読出し操作中に、選択されていないメモ
リエレメントを流れる。これらの電流は、「スニークパ
ス電流」と呼ばれる。交点メモリアレイが高密度のメモ
リセルを有する場合には、隣接するメモリセルが互いか
ら分離され、選択されたメモリセルが、読出し操作中に
スニークパス電流によって影響を受けないようにしなけ
ればならない。 【0004】従来の並列接続された交点アレイは、スニ
ークパス電流を防ぐために、各メモリセルと直列に接続
された制御装置を含む。1つの従来の制御装置は、メモ
リセル内に配置された直列MOSトランジスタである。
直列MOSトランジスタは、メモリセルに接続されたワ
ード線によって制御される。直列MOSトランジスタ
は、メモリセルの並列接続を切断することにより、メモ
リアレイ内の選択されていないメモリセルから選択され
たメモリセルを分離する。読出し操作中に、選択された
メモリセル内のMOSトランジスタのみがターンオンさ
れる。選択されていないセル内のMOSトランジスタは
ターンオフされ、それにより、スニークパス電流が選択
されていないメモリセルに流れるのを防止する。 【0005】MOSトランジスタに対する1つの欠点
は、MOSトランジスタが有用な基板面積を消費し、メ
モリセルから基板への電気接点を収容するために、メモ
リセルをさらに大きくしなければならないことである。 【0006】スニークパス電流を防ぐための別の方法
は、メモリアレイの基板内に、すなわちメモリアレイの
メモリセルと同一面内に直列ダイオードを配置すること
である。これによりメモリセルは分離されるが、関連す
るダイオードの順方向電圧降下は大きい。大きな順方向
電圧降下は、メモリセルにおいてデータの読出しおよび
書込みを行う能力に悪影響を及ぼす。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】したがって、基板面積
を占有することがなく、かつメモリセルの読出しまたは
書込みを行うための能力に悪影響を及ぼすことのない、
メモリセルのための分離機構が必要とされている。 【0008】 【課題を解決するための手段】第1の態様によれば、メ
モリアレイは、第1および第2の導体の交点に配置され
たメモリセルを含む。そのメモリセルは、データを格納
することができ、かつスニークパス電流からメモリセル
を分離することができる複合構造である。 【0009】メモリセルは、不均一なゲート酸化物を有
するトンネルゲート表面効果トランジスタ(tunnel gat
e surface effect transistor)を含む。ゲート酸化物
は、柱状ダイオード構造上に支持される。メモリセル
は、ゲート酸化物のトンネル接合に二値状態を格納す
る。さらに、トランジスタの制御ゲートが、柱状体の側
壁からトンネル接合を切り離し、電流がメモリセルに流
れるのを防止する。したがって、制御ゲートはスニーク
パス電流が、そのメモリセルに流れるのを防止する。 【0010】第1の態様によれば、ゲート酸化物がメモ
リセルに分離機構を与え、基板上の空間を必要としな
い。これにより、より多くのメモリセルが基板上に配置
されることが可能になり、アレイ密度が増加する。 【0011】さらに、メモリセルは順方向電圧降下が小
さい。順方向電圧降下が小さいことにより、メモリセル
の二値状態を検出するための能力が高くなり、メモリア
レイを読み出すための能力が改善される。 【0012】他の態様および利点は、添付図面に関連し
てなされる、以下の詳細な説明から明らかになるであろ
う。 【0013】 【発明の実施の形態】詳細な説明は添付図面を参照して
おり、それらの図面において、同様の参照番号は類似の
構成要素を指している。 【0014】メモリアレイ、およびメモリアレイに用い
るためのメモリセルが、好適な実施形態および図面を用
いて以下に説明される。 【0015】図1は、第1の導体30および第2の導体
50の交点に配置されたメモリセル10の平面図であ
る。図2は、交点メモリアレイ内のメモリセル10と、
そのメモリセル10を包囲する構造との側面立面図であ
る。メモリセル10は柱状体12およびゲート酸化物1
4を含む。メモリセル10は、第1の導体30上に支持
され、第1の導体30は基板40上に支持される。第2
の導体50がゲート酸化物14に結合され、第1の導体
30に直交して延びる。 【0016】図3は、メモリセル10のアレイ100を
示す。メモリセル10は、第1および第2の導体30、
50の交点に配置される。第1の導体30および第2の
導体50は、書込み操作中にメモリセル10の二値状態
を変化させ、読出し操作中にメモリセル10の二値状態
を読み出すための電流を伝える。メモリセル10は、た
とえば、「ライトワンスメモリ」(WOM)セルとする
ことができ、その場合、メモリセル10内のトンネル酸
化物の導通状態が、書込み操作中に電圧を印加すること
により変更される。 【0017】再び図2を参照すると、柱状体12は絶縁
体32に埋め込まれる。絶縁体32は、第1の導体30
の長さに沿って延びる。絶縁体32はメモリアレイ10
0の各柱状体12を包囲する。薄いトンネル接合(thin
tunnel junction:TTJ)層34が絶縁体32の上側
表面上に形成され、やはり第1の導体30の長さに沿っ
て、かつメモリアレイ100の範囲にわたって延びる。 【0018】メモリアレイ100内のTTJ層34は、
メモリセル10内の第2の導体50から柱状体12の表
面に至るトンネル電流を制御する。図2に示されるよう
に、TTJ層34は柱状体12のエッジを越えて延びる
ことができる。柱状体12間では、TTJ層34は絶縁
体層32の上側に存在する。TTJ層34では横方向の
導通は存在しない。垂直方向では、TTJ層34は、絶
縁体層32にさらなる絶縁を提供し、第1の導体30か
ら第2の導体50を絶縁する。絶縁体32は、たとえ
ば、二酸化シリコン(SiO)またはポリイミドとす
ることができる。TTJ層34は、たとえば、アルミナ
(酸化アルミニウム、Al)、SiO、または
他の酸化物とすることができる。 【0019】ゲート酸化物14は、図2の破線によって
示される、柱状体12と第2の導体50との間の体積に
対応する。ゲート酸化物14は、不均一な厚みを有し、
トンネルゲート酸化物15と、不均一なゲート酸化物1
6とを含む。不均一なゲート酸化物16は、たとえばS
iOゲート酸化物とすることができる。トンネルゲー
ト酸化物15は、TTJ層34の、第2の導体50と接
触し、柱状体12上に位置する部分である。柱状体12
と接触するトンネルゲート酸化物15の中央部分は、ゲ
ート酸化物14のためのトンネル接合17である。ライ
トワンスメモリセル10の場合、メモリセル10の二値
状態を書き込むために、または読み出すために用いられ
る電流は、トンネル接合17を流れる。 【0020】トンネル接合17の輪郭が、図1の破線に
よって示される。トンネル接合17の物理的特性は、メ
モリセル10間に書込み電圧を印加することにより変更
され得る。このようにして、トンネル接合17は、メモ
リセル10の二値状態を格納する。 【0021】メモリセル10のための記憶媒体として機
能することに加えて、ゲート酸化物14はトランジスタ
のための制御ゲートとして機能する。そのトランジスタ
は実際には、メモリアレイ100のエレメントから構成
され、図4において記号によって表される。トランジス
タ、ならびにゲート酸化物14の記憶および分離機能
が、図4に関連して以下に詳細に説明される。 【0022】再び図1および図2を参照すると、ゲート
酸化物14の外側領域18は、トンネル接合17の周囲
に環体の形を有する。外側領域18の厚みは、トンネル
接合17から、ゲート酸化物14の外側エッジに向かっ
て外側に増加し、「バーズビーク」断面を有するように
見えるかもしれない。不均一なゲート酸化物16は、柱
状体12とトンネルゲート酸化物15との間にバーズビ
ークを形成する。したがって、ゲート酸化物14は、ト
ンネル接合17から外側に向かって増加する不均一な厚
みを有する。トンネルゲート酸化物15は、たとえば、
0.7〜1.5nm(7〜15オングストローム)の比
較的均一な厚みを有することができる。たとえば、ゲー
ト酸化物14の厚みは、外側に向かって、ゲート酸化物
14の周辺部において1.5〜10nm(15〜100
オングストローム)まで増加することができる。 【0023】柱状体12は、Pコア領域20と、その
コア領域20を包囲するN領域22とを含む。し
たがって、柱状体12はダイオード構造を有する。柱状
体12は、丸められたエッジを有する概ね長方形の柱の
形状を有することができる。PN接合24は、N領域
22とPコア領域20との間の境界に形成される。ま
た、柱状体12は、たとえば、正方形または円形の断面
を有してもよい。柱状体12の断面は、P領域20が
PN接合24にかかるゼロ電圧バイアスで完全に空乏化
され得るように、十分に小さくしなければならない。柱
状体12は、たとえば、基板から成長させた単結晶シリ
コン、アモルファスシリコン柱、またはポリシリコン柱
から形成され得る。柱状体12の中央領域は完全に空乏
化され、側壁はN型ドーパントでドープされ、N領域
22を形成できる。 【0024】図4は、図1および図2に示されるメモリ
セル10の側面立面図であり、その上に等価回路60が
重ね合わされている。メモリセル10の一態様によれ
ば、メモリセル10は、メモリ記憶能力と分離能力との
両方を含む。メモリセル10の記憶および分離能力を示
すために、図4には等価回路60が含まれる。 【0025】図4では、第1の導体30が電圧Vdに結
合され、第2の導体50が電圧Vaに結合される。電圧
VdおよびVaは、メモリセル10に印加される電圧を
表しており、たとえば、それぞれ、ビット線電圧および
ワード線電圧とすることができる。 【0026】等価回路60は、メモリセル10の種々の
要素の機能に関する記号的表現である。等価回路60
は、NMOSトランジスタ62と、JFET64と、ト
ンネル接合抵抗66と、N領域抵抗68とからなる。
柱状体12の表面は、柱状体12の周辺部にある制御ゲ
ート63およびN領域22とともに、NMOSトラン
ジスタ62を形成する。 【0027】ゲート酸化物14(トンネルゲート酸化物
15および不均一酸化物16を含む)は、NMOSトラ
ンジスタ62の制御ゲート63に対応する。NMOSト
ランジスタ制御ゲート63は一般に、「水平方向に」向
けられていると呼ぶことができる。なぜなら、制御ゲー
ト63の下側の柱状体12の表面に沿って、柱状体12
の中央から柱状体12のエッジまで電流が水平方向に流
れるためである。ゲート酸化物14は、トンネルゲート
表面効果トランジスタとして機能する。 【0028】ゲート酸化物14のトンネルゲート酸化物
15は、NMOSトランジスタ62のドレインにも対応
する。ゲート酸化物14の下に、拡散されたドレイン領
域は存在しないので、NMOSトランジスタ62のドレ
インは、トンネル接合17の中央にある仮想的なドレイ
ンである。トンネルゲート酸化物15を流れるトンネル
電流は、従来のNMOSトランジスタ内の物理的なドレ
イン接合の場合のように、電流をNMOSトランジスタ
62のチャネル領域に注入する。NMOSトランジスタ
62のソースは、柱状体12の表面の周囲に拡散された
領域22である。トンネル接合抵抗66は、トンネ
ルゲート酸化物15の両端の抵抗を表す。 【0029】JFET64は、柱状体12のP領域2
0およびN領域22に対応する。JFET64のソー
スは、P領域20の底面と、第1の導体30との電気
的接触部に対応する。JFET64のドレインは、P
領域20の上側にあるNMOSチャネル領域に対応す
る。JFET64のゲートは、N拡散領域22に対応
する。JFET64は一般に「垂直方向に」向けられて
いると呼ぶことができる。なぜなら、PN接合24が、
基板40の表面に垂直に延びるためである。柱状体12
は、垂直エンハンスメントモードJFETとして機能す
る。エンハンスメントモードJFETにおけるJFET
ゲートとJFETソースとの電気的接続が、P領域2
0を、キャリアの空乏状態に維持する。N領域抵抗6
8は、N領域22の抵抗を表す。 【0030】等価回路60を用いてメモリセル10の記
憶および分離機能を説明する。JFET64の設計はエ
ンハンスメントモードJFETのようであり、ゲート−
ソース間はゼロバイアスである。JFET64は、非導
通動作モードにある。非導通モードは、JFET64の
領域20、すなわちコア領域が完全に空乏化される
ことを意味する。柱状体12のコアが完全に空乏化され
る場合、柱状体12の表面が反転できる場合にのみ(す
なわち、導通チャネルが形成される場合にのみ)、トン
ネル接合抵抗66に電流が流れるであろう。柱状体12
の表面は、柱状体12の周辺部にある制御ゲート63お
よびN領域22とともに、NMOSトランジスタ62
を形成する。柱状体12の表面は、第2の導体50と第
1の導体30との間に印加される電圧がNMOSトラン
ジスタ制御ゲート63の閾値電圧より大きい場合に、反
転されるようになる。 【0031】第1の導体30に対して、第2の導体50
に印加される電圧(Va)が、NMOSトランジスタ制
御ゲート63の閾値電圧(Vth)より大きい場合に
は、トンネルゲート酸化物15の下側に蓄積層が形成さ
れる。トンネル電流は、トンネル接合17を通って、N
MOSトランジスタ制御ゲート63のチャネル領域(す
なわち、蓄積層)に流れ込むであろう。また、蓄積層
は、柱状体12の上側表面全体を、JFET64のN
領域22に接続する。その結果、電流は、第2の導体5
0から、トンネルゲート酸化物15を通り、P領域2
0の上側にある蓄積層を横方向に通って、かつ柱状体1
2のN+領域22を垂直方向に通って、第1の導体30
まで流れる。電流の大きさは、メモリセル10にわたっ
て印加される電圧Va−Vdの大きさと、トンネル接合
17の実効抵抗とに依存する。 【0032】ゲート酸化物14は、柱状体12の上側表
面上に蓄積層が形成されることを確実にするほど十分に
薄く、ゲート酸化物14の外側領域18に著しいトンネ
ル電流が流れるのを防ぐほど十分に厚い。トンネル接合
17だけは、メモリセル10の二値状態に依存するセン
ス電流を流すほど十分に薄い。したがって、メモリセル
10からのデータを検出(センシング)するプロセス
は、メモリセル10のトンネル接合17に集中する。 【0033】有利な点は、メモリアレイ100内のメモ
リセル10が、メモリ記憶機能と分離機構とを含む。メ
モリセル10は、不均一なゲート酸化物14を有するト
ンネルゲート表面効果トランジスタを含む。そのトラン
ジスタは柱状ダイオード構造上に支持される。ゲート酸
化物14のトンネル接合17は、メモリセル10のため
の記憶エレメントとして機能する。メモリセル10内の
NMOSおよびJFET要素は、分離機構を提供し、メ
モリアレイ100にスニークパス電流が流れるのを防止
する。したがって、メモリセル10は、トンネル接合1
7の記憶エレメントと分離機構とを組み合わせる複合構
造である。その結果としての構造は、直列ダイオード制
御エレメントを有するメモリエレメントよりも、順方向
電圧降下が小さい。メモリセルにわたる電圧降下が大き
い場合、メモリセルの抵抗を検出するための能力が劣化
するので、順方向電圧降下が小さいことは有利である。 【0034】別の利点として、メモリセル10は、直列
MOSトランジスタ制御エレメントとは異なって、基板
面積を消費しない分離機構を組み込む。これにより、ア
レイ密度を高くすることが可能になる。 【0035】また、メモリセル10は、反転モードまた
は「遮断」モードでは、メモリセル10に印加される電
圧(Va−Vd)がNMOSトランジスタ62の閾値電
圧Vthよりも小さいので、高い逆方向抵抗(より低い
逆方向漏れ電流)も有する。NMOSトランジスタ62
のゲート電圧が閾値電圧Vthよりも小さいとき、NM
OSトランジスタ62のチャネルは反転されたまま(す
なわち、蓄積されないまま)である。さらに、チャネル
が反転されるとき、ドレインからソースに電流は流れな
いであろう。こうして、メモリセル10は、印加される
電圧が閾値電圧Vthより小さいときには、高い抵抗を
有する。 【0036】反転モードにおいて、メモリセル10に印
加される電圧(Va−Vd)がNMOS閾値電圧Vth
よりも小さいので、高い逆方向抵抗は有利である。Va
−VdがVthより小さいとき、柱状体12の上側表面
は蓄積されず(空乏状態のままであり)、高い抵抗を有
する。 【0037】メモリセル10の導通特性は、NMOSト
ランジスタ62のチャネル長および幅と、表面蓄積層内
の電子の移動度と、閾値電圧Vthとにしたがって設定
される。メモリセル10では、チャネル長は、柱状体1
2の中心から、柱状体12のエッジにおけるPN接合2
4までの距離である。逆方向導通パラメータは、主に閾
値電圧Vthによって設定され、同様のサイズの水平方
向に配置されたPNダイオードより優れている。 【0038】半導体デバイス内の逆方向漏れ電流が主に
表面電気伝導によって決定され、従来のPNダイオード
が、柱状の垂直方向ダイオードにおいて実用的ではない
特別な表面処理を必要とするので、逆方向導通パラメー
タは優れている。対照的に、NMOS素子は、ゲート電
圧にしたがって導電表面を制御する。したがって、NM
OS素子は本質的に、より低い漏れ電流を有する。 【0039】また、PNダイオードは、低い順方向電圧
降下を達成するために、高濃度にドープされたPN接合
を有する。高濃度にドープされたPおよびN領域から形
成される接合部は、比較的大きく、NMOSトランジス
タよりも大きい逆方向漏れ電流を有する。 【0040】トンネル接合17の二値状態は、読出し/
書込みメモリのための可逆的な書込み機構によって、ま
たはライトワンスメモリのための不可逆的な機構によっ
て形成され得る。書込みプロセスは、ヒューズまたはア
ンチヒューズプロセス、相変化(phase change)プロセ
ス、電子閉じ込めプロセスおよび他の書込みプロセスを
含むことができる。トンネル接合は、書込み操作前に第
1の二値状態(たとえば、0)を格納することができ、
書込み操作後に第2の二値状態(たとえば、1)を格納
することができる。メモリセル10の二値状態は、読出
し操作によって検出可能である。 【0041】メモリセル10のための書込み操作が、図
3および図4に関連して説明される。メモリセル10に
書込みを行うために、最初に、メモリアレイ100内の
特定の行および列に配置されたメモリセル10が選択さ
れる。選択された行内の第1の導体30に電圧Vdが印
加され、選択された列内の第2の導体50に電圧Vaが
印加される。電圧Va−Vdは、トンネル接合17の物
理的な特性を変化させるために、メモリセル10に印加
される書込み電圧である。トンネル接合17に対する高
い電圧ストレスが、トンネル接合17の物理的な特性を
変化させるだけの十分なエネルギーを供給するために十
分な時間にわたって維持される。これがアンチヒューズ
のプロセスである。書込み電圧はトンネル接合17の接
合を破壊し、トンネル接合17の抵抗を変更する。トン
ネル接合17の破壊は局所的な加熱によって行われるこ
とができ、局所的な加熱によって、接合に供給されるエ
ネルギーが、トンネル接合17のいずれかの側からドー
パント原子を生じさせ、その原子がトンネル接合領域に
永久的に移動できるようにする。このプロセスは、トン
ネル接合17の導通パラメータを変更する。アンチヒュ
ーズ書込みプロセス後に、接合の抵抗は、書込み操作の
前よりも低くなる。 【0042】トンネル接合17の導通特性を変化させる
ための別の破壊機構は、トンネル接合17の層内のトラ
ップに電子が捕らえられる際の、トンネル接合17に流
れるアバランシェ倍増電流(avalanche-multiplied cur
rent)に起因する。これは、ストレス電圧がトンネル接
合17の破壊電圧を超える際に生じる。閉じ込められた
電子はNMOSトランジスタ62の閾値電圧を上昇さ
せ、その導通特性を変化させる。電子閉じ込め書込み操
作の後、トンネル接合17の実効抵抗は、書込み操作前
より高くなる。 【0043】トンネル接合17の抵抗の変化状態は、
「1」および「0」の二値状態として、読出し操作によ
って検出されることができる。 【0044】書込み操作中の導通経路は、NMOSトラ
ンジスタ62を通り、N領域22を通り、トンネル接
合17も通る。書込み電圧は、たとえば0.1μsec
〜0.5μsec周期の、たとえば約1.5〜3Vの電
圧とすることができる。第1の導体30に印加される電
圧Vdは、Vdを印加することによって、その行上の選
択されていないメモリセル10に書込みが行われないこ
とを確実にするために十分に大きく、すなわちVaより
大きくしなければならない。同様に、第2の導体50に
印加される電圧Vaは、Vaを印加することによって、
その列上の選択されていないメモリセル10に書込みが
行われないように十分に小さくしなければならない。 【0045】メモリセル10の読出し操作が、図3およ
び図4に関連して説明される。第1の導体30が接地さ
れている間に、読出し電位が第2の導体50に印加され
る。第2の導体50から第1の導体30への電流が測定
され、メモリセル10の抵抗を判定する。この抵抗か
ら、メモリセル10の状態を判定することができる。低
抵抗の状態は「0」の二値状態として検出されることが
でき、一方、高抵抗の状態は「1」の二値状態として検
出されることができる。読出し電位はわずかに正の電位
でなければならない。 【0046】トンネル接合17を通る電子の伝導は確率
関数によって説明される。電子がトンネル効果を生じる
(すなわち、絶縁体層を直接的に通過する)確率は、絶
縁体の各側での電位と、絶縁体の厚みと、絶縁層の物理
的な組成(たとえば、SiO 、Al)との関数
である。トンネル接合17に電圧が印加されるとき、確
率関数にしたがって、トンネル接合17にトンネル電子
電流が流れる。印加される電圧をトンネル電流で割った
比はトンネル抵抗と定義される。等価回路60のNMO
Sトランジスタ制御ゲート63がターンオンされると
き、トンネル接合17にトンネル電流が流れる。 【0047】メモリセル10の二値状態は、第2の導体
50と第1の導体30との間に大きな電流が流れるか、
小さな電流が流れるかを検出することにより判定され得
る。電流の大きさは、その電流と、1組の基準素子また
は基準電流とを比較することにより判定される。 【0048】選択されていないメモリセルの場合、Va
とVdとの間の電圧差は、選択されていないメモリセル
内のNMOSトランジスタの閾値電圧Vthより小さく
なければならない。 【0049】第2の導体50に印加される電圧が、NM
OSトランジスタ閾値電圧Vthより小さい場合には、
柱状体12の上側表面では、キャリアの空乏状態が生じ
るであろう。NMOSトランジスタ制御ゲート63の動
作は、NMOSトランジスタ62の仮想ドレインにおけ
るトンネル接合抵抗66を、NMOSトランジスタ62
の低抵抗側壁から切り離すことである。これにより、逆
方向電流がメモリセル10に確実に流れないようにす
る。 【0050】メモリセル10は種々のプロセスを用いて
製作され得る。図5A〜図5Dは、メモリセル10を含
むメモリアレイ100のための典型的な製造プロセスを
示す。図6は、メモリアレイ100を製造する方法を示
す流れ図である。メモリアレイ100は複数のメモリセ
ル10を含み、記載された製造プロセスを用いて、メモ
リアレイ100内に任意の数のメモリセル10を製造す
ることができる。メモリセル10は、メモリセル10が
一体型の記憶エレメント、すなわちトンネル接合17お
よび制御ゲート63を含むように製造されることが有利
である。不均一なゲート酸化物14を形成することによ
り、これらの機能が、柱状ダイオード支持構造上に形成
されることが可能になる。 【0051】図5Aおよび図6を参照すると、そのプロ
セスは、ステップS10において基板40を準備するこ
とから開始する。基板40は、たとえばシリコンとする
ことができる。シリコン基板40は、メモリ回路がメモ
リアレイ100を動作させるための支援回路を含むこと
ができることが有利である。このタイプの基板40は、
たとえばCMOS集積回路とすることができる。バイポ
ーラ、bi−CMOS、NMOSおよびSOI回路のよ
うな他のタイプの集積回路を用いることもできる。基板
40は、シリコン基板内の拡散されたパターン、すなわ
ちMOSトランジスタ、PN接合ダイオード、および層
間酸化物(SiO)絶縁層上のポリシリコン相互接続
層を含むことができる。また、基板40は二酸化シリコ
ン(SiO)の層42も含むことができる。二酸化シ
リコンの層42は、たとえば、化学気相成長法(CV
D)によって形成され得る。二酸化シリコンの層42
は、基板40内の最上段の導電層から第1の導体30を
絶縁し、かつ、たとえば、CMP(化学的機械的研磨)
平坦化を用いて平坦にすることができる絶縁体材料を提
供するための役割を果たす。 【0052】ステップS12では、第1の導体30が基
板40上に堆積される。第1の導体30は、たとえば、
CVDプロセスによって堆積され得る。ステップS14
では、第1の導体30が、たとえば、フォトリソグラフ
ィおよびポリシリコンドライエッチングによってパター
ニングされる。第1の導体30は、たとえば、ポリシリ
コンまたはアモルファスシリコンとすることができる。
代案として、第1の導体30は、基板40内に拡散され
た層として形成されてもよい。 【0053】ステップS16では、Pドープドアモル
ファスシリコンの層が基板40全体にわたって堆積され
る。たとえば、P層もポリシリコンとすることができ
る。P層は、たとえば、低圧化学気相成長法(LPC
VD)によって堆積され得る。 【0054】ステップS18では、薄い障壁層82がP
層上に堆積される。障壁層82は、障壁層を通って酸
素が拡散するのを阻止または防ぐ材料を含まなければな
らない。障壁層82は、たとえば、窒化シリコン(Si
)とすることができる。 【0055】ステップS20では、障壁層82が、たと
えば、フォトリソグラフィによってパターニングされ
る。たとえば、そのパターンは、第1の導体30上のメ
モリセル位置の上に位置合わせされる正方形を含むこと
ができ、結果として、障壁層82のパターニングされた
領域がシリコン柱状体84をそれぞれ覆うようになる。 【0056】ステップS21では、障壁層82およびP
シリコン層がエッチングされる。そのエッチングプロ
セスは、基板40上にシリコン柱状体84を残す。シリ
コン柱状体84はそれぞれ障壁層82でキャッピングさ
れる。 【0057】ステップS22では、シリコン柱状体84
の側壁にNドーパントが拡散される。そのドーピング
プロセスは、ドーパントガスが豊富に含まれた周囲ガス
内に柱状体84を置くことにより実行され得る。ドーパ
ントガスは、たとえば、ヒ素ガス、リンガス、および他
のドーパントガスとすることができる。その拡散プロセ
スにより、Pコア86を包囲するN領域88が形成
される。柱状体84は、接触電位を印加することにより
全ての可動キャリアが柱状体84から追い出されるよう
な小さい十分な断面を有するように選択される。接触電
位によって、可動ホールまたは電子が互いに打ち消し合
い、柱状体84を完全に空乏化することを確実にする。 【0058】柱状体84の上側にある障壁層キャップ8
2は、N堆積および拡散プロセスに対する障壁であ
り、PN接合が柱状体84の上側に形成されるのを防
ぐ。図5Aは、ドーピングステップ後の柱状体84を示
す。 【0059】図5Bを参照すると、ステップS24にお
いて、柱状体84間の基板40上の領域が、たとえば、
二酸化シリコン(SiO)とすることができる絶縁体
90で充填される。絶縁体90は、たとえば、LPCV
Dにより堆積され得る。ステップ26では、絶縁体90
は、障壁層82の高さよりわずかに低い高さまでエッチ
バックされ、障壁層82のエッジおよびN領域の一部
が露出されるようにする。図5Bは、絶縁体90をエッ
チングした後のそのプロセスを示す。 【0060】図5Cを参照すると、ステップS28にお
いて、熱酸化が実行される。熱酸化中に、高温の周囲ガ
ス内に酸素が入れられる。その酸化プロセス中、酸素が
絶縁体90を通って、柱状体84のシリコン表面に拡散
する。柱状体84が露出された柱状体84のエッジで
は、酸化プロセスは迅速に行われる。柱状体84内の酸
化は、柱状体84のシリコンを、二酸化シリコンに変化
させる。シリコン柱状体84の上側にある障壁層82の
キャップは、酸素に対する障壁であり、柱状体84の上
側における酸化を防ぐ。柱状体84の上側エッジでは、
障壁層82の下側に酸素が拡散し、柱状体84の上側表
面においてシリコンと反応する。この横方向の拡散およ
び酸化プロセスは、その拡散プロセスによって制限さ
れ、柱状体84内へ深くに進むにしたがって低速にな
る。二酸化シリコンが形成されると、二酸化シリコンは
障壁層82を押し上げる。熱酸化プロセスの結果とし
て、柱状体84の上側にある二酸化シリコン酸化領域9
2は不均一になる。 【0061】不均一な酸化領域92の断面は、エッジに
おいて厚く、中央においてとても薄くなり、その断面は
「バーズビーク」に似ていると考えられる。 【0062】また、シリコンの酸化は、障壁層82のエ
ッジを上方に持ち上げる。図5Cは、熱酸化後の製造プ
ロセスを示す。 【0063】ステップS30では、酸化領域92を形成
するために用いられる障壁層82が、たとえば、熱いリ
ン酸に浸漬することにより除去される。浸漬(wet di
p)は、露出された酸化領域92の量を過度に除去する
ことなく実行され得る。 【0064】図5Dを参照すると、ステップS32にお
いて、トンネルゲート酸化物94が、酸化領域92の上
側に堆積される。トンネルゲート酸化物94は、たとえ
ば、SiO、Alまたは他のトンネル酸化物材
料とすることができる。トンネルゲート酸化物94は、
たとえば、LPCVDプロセスを用いてアルミニウムの
薄い層を堆積し、その後、酸素に短時間さらして、アル
ミニウムと反応させ、Alを形成することにより
堆積され得る。また、トンネルゲート酸化物94は、酸
素を豊富に含む周囲ガスにおいて短時間熱酸化し、Si
を形成することにより成長され得る。トンネルゲー
ト酸化物94が二酸化シリコンのような、酸化領域92
と同じ材料からなる場合には、2つの領域は二酸化シリ
コンの連続した層になるであろう。 【0065】ステップS34では、酸化領域92および
トンネルゲート酸化物94上でイオン注入が実行され
る。NMOSトランジスタ制御ゲート63のための所望
の閾値電圧Vthを生じさせるために、イオン注入が実
行される。イオン注入は、ヒ素種を用いて実行されるこ
とが好ましい。たとえば、0.5Vの閾値電圧Vth
を、閾値電圧Vthとして用いることができる。 【0066】NMOSトランジスタ62の制御領域は、
酸化領域92が、柱状体84のエッジの厚い領域から柱
状体84の中央の非常に薄い領域まで変化する領域の下
側において、N領域88とPコア86との間のPN
接合に最も近い柱状体84の領域である。イオン注入
は、柱状体84内の約0.05μmの深さに至る、たと
えばヒ素からなる閾値調整層を形成する。 【0067】ステップS36では、第2の導体50がト
ンネルゲート酸化物上に堆積される。ステップS38で
は、第2の導体50がパターニングされる。第2の導体
50は、たとえば、アルミニウム、銅または他の導体と
することができる。ポリシリコンの層を用いて、第2の
導体50を形成することもできる。その堆積は、たとえ
ば、化学気相成長法によって実行され得る。 【0068】第2の導体50がパターニングされた後、
図1および図2に示されるようなメモリセル10を含
む、図3に示されるメモリアレイ100が完成する。 【0069】上述の製造プロセスは、柱状体84の側壁
内にN型ドープを拡散し、不均一なゲート酸化物表面構
造を成長させるために、高温処理を用いる。しかしなが
ら、低温プロセスを用いることもできる。たとえば、N
P側壁接合は、低温ショットキー接合とすることができ
る。この場合、不均一なゲート酸化物表面構造は、イオ
ンミリング、低温堆積およびCMP平坦化の組み合わせ
を用いて、構成され得る。 【0070】図3に示されるメモリアレイ100は、多
面メモリ構造と適合性がある。たとえば、複数のメモリ
アレイ100を積み重ねることができる。多面メモリ構
造は、図6に示される製造ステップを実行し、その後、
仕上げられたメモリアレイ100上に絶縁体層を形成す
ることにより形成され得る。その後、次のメモリアレイ
100を、絶縁体層上に形成することができる。このプ
ロセスは、所望の数のメモリアレイがそのメモリ構造内
に含められるまで繰り返すことができる。 【0071】本発明はその例示的な実施形態に関連して
説明されてきたが、当業者は、本発明の真の思想および
範囲から逸脱することなく、本発明の説明された実施形
態に対して種々の修正を行うことができるであろう。本
明細書で用いられる用語および説明は、単なる例示とし
て記載されており、限定することを意味していない。 【0072】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施形態を示す。 1.メモリセル(10)であって、P領域(20)と、前
記P領域(20)を包囲するN領域(22)であって、
前記P領域(20)および前記N領域(22)が柱状体
(12)を形成する、N領域と、二値状態を格納するこ
とができる部分(17)を含み、前記柱状体(12)の一端
に配置されるゲート酸化物(14)とからなる、メモリセ
ル。 2.前記ゲート酸化物(14)が、トンネルゲート酸化物
(15)を含む、上記1に記載のメモリセル(10)。 3.二値状態を格納することができる前記ゲート酸化物
の部分がトンネル接合(17)であり、そのトンネル接合
(17)が前記柱状体のP領域(20)に接触する、上記
2に記載のメモリセル(10)。 4.書込み電圧に応じて、前記トンネル接合(17)にわ
たる抵抗が変化することができ、その抵抗の変化が、前
記トンネル接合(17)の前記二値状態の変化として読み
取ることができる、上記3に記載のメモリセル(10)。 5.前記ゲート酸化物(14)が不均一な厚みを有する、
上記1に記載のメモリセル(10)。 6.前記ゲート酸化物(14)の中央部分(17)が、二値
状態を格納することができる部分である、上記5に記載
のメモリセル(10)。 7.前記ゲート酸化物が環状の断面を有し、その環状の
断面が、環体の外側エッジに向かって大きくなる、上記
5に記載のメモリセル(10)。 8.前記ゲート酸化物が、NMOSトランジスタ制御ゲ
ート(63)として機能する、上記5に記載のメモリセル
(10)。 9.前記P領域(20)と前記N領域(22)との間の
PN接合が、前記柱状体(12)を通って延びる、上記5
に記載のメモリセル(10)。 10.前記柱状体(12)が、オフ状態のJFET(64)
として機能する、上記9に記載のメモリセル(10)。 【0073】 【発明の効果】本発明によれば、基板面積を占有するこ
とがなく、かつメモリセルの読出しまたは書込みを行う
ための能力に悪影響を及ぼすことのない、メモリセルの
ための分離機構を実現することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】第1および第2の導体の交点に配置されたメモ
リセルの一実施形態の平面図である。 【図2】交点メモリアレイ内のメモリセルを包囲する構
造を含む、図1に示されたメモリセルの側面立面図であ
る。 【図3】図1に示されるような複数のメモリセルを含む
交点メモリアレイの斜視図である。 【図4】メモリセル上に重ね合わされた等価回路を含
む、図1に示されたメモリセルの側面立面図である。 【図5A】図3に示された交点メモリアレイを形成する
方法を示す図である。 【図5B】図3に示された交点メモリアレイを形成する
方法を示す図である。 【図5C】図3に示された交点メモリアレイを形成する
方法を示す図である。 【図5D】図3に示された交点メモリアレイを形成する
方法を示す図である。 【図6】メモリアレイを形成する方法を示す流れ図であ
る。 【符号の説明】 10 メモリセル 12 柱状体 14 ゲート酸化物 17 トンネル接合 20 Pコア領域 22 N領域 64 JFET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F083 CR12 CR14 CR15 FZ10 GA01 GA09 JA02 JA33 JA36 JA37 JA58 PR40

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 メモリセル(10)であって、 P領域(20)と、 前記P領域(20)を包囲するN領域(22)であっ
    て、前記P領域(20)および前記N領域(22)が柱
    状体(12)を形成する、N領域と、 二値状態を格納することができる部分(17)を含み、前
    記柱状体(12)の一端に配置されるゲート酸化物(14)
    とからなる、メモリセル。
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