JP2003109456A - プッシュオン式スイッチ及びその製造方法 - Google Patents

プッシュオン式スイッチ及びその製造方法

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JP2003109456A
JP2003109456A JP2001302685A JP2001302685A JP2003109456A JP 2003109456 A JP2003109456 A JP 2003109456A JP 2001302685 A JP2001302685 A JP 2001302685A JP 2001302685 A JP2001302685 A JP 2001302685A JP 2003109456 A JP2003109456 A JP 2003109456A
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聡 上野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中央部接点の稜線と可動接点の孔部の周縁部
との間の導電不良を防ぐことができるプッシュオン式ス
イッチを得る。 【解決手段】 中央部接点3の稜線3dの収束点Cを通
って絶縁性ケース本体1の凹部の底面に対して垂直に延
びる仮想垂線Lと稜線3dとのそれぞれの間の鋭角角度
を83°〜89°とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プッシュオン式ス
イッチ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プッシュオン式スイッチとして、凹部を
有する絶縁性ケース本体と、該ケース本体内に固定され
た平板状の中央部接点及び端部接点と、中央部分に孔部
を備え端縁が端部接点と接触して配置され凹部内の開口
部側に向かって中央部分が突出するように湾曲する反転
動作可能な可動接点と、可動接点の孔部の周縁部と中央
部接点とを接触させる操作部材とを具備するものがあ
る。しかしながら、このようなプッシュオン式スイッチ
では、平板状の中央部接点上にゴミやホコリ等が付着す
ると中央部接点と可動接点との間に接触不良が生じると
いう問題があった。そこで、可動接点の孔部に向かって
突出し、その外面が先端部に向かって収束する少なくと
も2本の稜線を有する多面形状に中央接点を形成するこ
とが提案された。この場合、2本の稜線の収束点を通っ
て凹部の底面に対して垂直に延びる仮想垂線と稜線との
間の鋭角角度は、約82°であった。このプッシュオン
式スイッチでは、少なくとも2本の稜線が可動接点の孔
部の周縁部とが接触するため、一つの稜線と可動接点と
の間にゴミ等が介在しても、他の稜線と可動接点とによ
り電気的な接触を維持できる。また、稜線上にゴミ等が
付いても自然に落下させられるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなプッシュオン式スイッチでも、中央部接点の稜線と
可動接点の孔部の周縁部との間に導電不良が起きること
があった。
【0004】本発明の目的は、中央部接点の稜線と可動
接点の孔部の周縁部との間の導電不良を防ぐことができ
るプッシュオン式スイッチ及びその製造方法を提供する
ことにある。
【0005】本発明の他の目的は、操作部材の可動接点
と接触する部分の削れを防ぐことができるプッシュオン
式スイッチ及びその製造方法を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、中央接点及び端部接
点とそれぞれ接続されてケース本体から突出する端子部
の半田付け性を高めることができるプッシュオン式スイ
ッチ及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明が改良の対象とす
るプッシュオン式スイッチは、凹部を有する絶縁性ケー
ス本体と、該ケース本体の凹部内に固定された中央部接
点及び端部接点と、中央部分に孔部を備え端縁が端部接
点と接触するように凹部内に収納され且つ凹部内の開口
部側に向かって中央部分が突出するように湾曲した反転
動作可能な可動接点と、操作されると可動接点の孔部の
周縁部と中央部接点とを接触させるように凹部内を移動
する操作部材とを具備している。そして、中央部接点
が、可動接点の孔部に向かって突出しており且つその外
面は先端部に向かって収束する少なくとも2本の稜線を
有する多面形状を呈している。本発明では、少なくとも
2本の稜線の収束点を通って凹部の底面に対して垂直に
延びる仮想垂線と稜線とのそれぞれの間の鋭角角度を8
3°〜89°に設定する。より好ましくは85°〜87
°に設定する。本発明者は、種々の研究の結果このよう
に角度範囲を設定すると、中央部接点の稜線と可動接点
の孔部の周縁部との間の導電不良を有効に防ぐことがで
きることを見出した。これは、83°〜89°に角度を
設定すると、中央部接点の稜線と可動接点の孔部の周縁
部との接触面積を従来より増やせる上、稜線の形成時の
ばらつきを少なくできるためであると考えられる。
【0008】本願の他の発明では、操作部材の少なくと
も可動接点と接触する部分を、銅に対する動摩擦係数が
0.3以下の樹脂材料により形成する。通常、操作部材
の可動接点と接触する部分は、可動接点の孔部の周縁部
に接触しないように、設計されることが多いが、プッシ
ュオン式スイッチを作動させる際に操作部材が揺れて、
操作部材が可動接点の孔部の周縁部に接触することがあ
る。このような場合、従来から用いられている銅に対す
る動摩擦係数が0.5以上の樹脂材料で操作部材を形成
すると、操作部材が孔部の周縁部または中央接点部に接
触して削れるおそれがある。そこで、操作部材の少なく
とも可動接点と接触する部分を、銅に対する動摩擦係数
が0.3以下の樹脂材料により形成すれば、操作部材の
削れを防止することができる。このような樹脂材料とし
ては、ポリアミド,ポリカーボネート,ポリ塩化ビニル
またはポリプロピレンを用いることができる。より好ま
しくは、銅に対する動摩擦係数が0.2以下のポリアミ
ドを用いる。
【0009】このような場合、操作部材を一体成形し、
操作部材の可動接点と接触する部分の中央には、孔部よ
りも形状が大きく可動接点と接触した状態で孔部の周囲
を囲む開口部を備えて可動接点から離れる方向に向かっ
て延びる凹部を形成するのが好ましい。このようにすれ
ば、操作部材を一つの材料を用いて簡単に製造できる
上、凹部という簡単な構造により、操作部材の可動接点
と接触する部分が可動接点の孔部の周縁部に接触するの
を有効に防止することができる。
【0010】また、操作部材の少なくとも可動接点と接
触する部分を、金属により形成しても、操作部材の削れ
を防止することができる。
【0011】部品点数を少なくするには、中央接点及び
端部接点は、それぞれ絶縁性ケース本体から突出する端
子部と一体に形成して2種類の接続用端子金具を構成す
るのが好ましい。この場合、絶縁性ケース本体は、2種
類の接続用端子金具をインサートとしてインサート成形
により形成し、2種類の接続用端子金具の表面は、端子
部の先端部を除いて全体的にメッキ金属により覆うのが
好ましい。このようにすれば、2種類の接続用端子金具
の表面は、端子部の先端部を除いて全体的にメッキ金属
により覆われているため、端子部の半田付け性を高める
ことができる。
【0012】接続用端子金具は、例えば黄銅,鉄または
リン青銅から形成することができ、メッキ金属は、銀メ
ッキを用いることができる。銀メッキを用いれば、半田
性を向上させて、腐食防止を図れる利点がある。
【0013】可動接点は、種々の導電性材料を用いて形
成できるが、反転動作性を高めるには、ステンレスによ
り形成するのが好ましい。
【0014】本発明のプッシュオン式スイッチを製造す
るには、まず金属板にプレス加工を施して中央部接点及
び端子部を一体に備えた第1の接続用端子金具と、2つ
の端部接点及び端子部を一体に備えた第2の接続用端子
金具とを構成する部分を複数セット含むフープ状金属フ
レームを用意する。次に、凹部を有する絶縁性ケース本
体を、フープ状金属フレームの中央部接点及び2つの端
部接点を含む部分をインサートとし且つ凹部の底面に中
央部接点及び2つの端部接点を露出させるようにして、
合成樹脂材料を用いてインサート成形により形成する。
次に、中央部分に孔部を備え、凹部内の開口部側に向か
って中央部分が突出するように湾曲した反転動作可能な
可動接点を端縁が端部接点と接触するように凹部内に収
納する。そして、操作されると可動接点の孔部の周縁部
と中央部接点とを接触させるように凹部内を移動する操
作部材を可動接点の上に配置してスイッチ組立体を製造
する。その後フープ状金属フレームを適宜の個所で切断
して、第1及び第2の接続用端子金具を備えたプッシュ
オン式スイッチを完成する。本発明の製造方法では、フ
ープ状金属フレームを全体的に金属メッキにメッキして
おく。従来では、金属材料板に半田付け用金属メッキを
施した後に該金属材料板をプレスしてフープ状金属フレ
ームを作っていたため、プレス切断面に金属メッキが施
されず、接続用端子金具の回路基板等への半田付け性等
が低下して金属メッキの効果が十分に得られないという
問題があった。本発明では、金属材料板をプレスしてフ
ープ状金属フレームを作った後に金属メッキを施こすこ
とにより、フープ状金属フレームを全体的に金属メッキ
にメッキしておく。そのため、プレス切断面にも金属メ
ッキが施され、金属メッキの効果が低下するのを防ぐこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形
態のプッシュオン式スイッチの概略断面図であり、図2
は、図1に示すプッシュオン式スイッチの絶縁性ケース
本体を凹部の開口部側から見た平面図である。各図に示
すように、本例のプッシュオン式スイッチは、絶縁性ケ
ース本体1と中央部接点3と一対の端部接点5,7と可
動接点9と操作部材11とを有している。絶縁性ケース
本体1は、外形が四角柱を呈しており、内部には上方に
開口する円柱形の凹部1aが形成されている。凹部1a
の内面は、それぞれ90度の間隔を開けて四方に突出す
る平坦な面を有する平坦面部1b〜1eと、これら平坦
面部1b〜1eを連結する曲面部1f〜1iとを有して
いる。これら曲面部1f〜1iは、同一半径の円柱状曲
面の一部をそれぞれ形成している。
【0016】中央部接点3と一対の端部接点5,7は、
絶縁性ケース本体1の凹部1aの底面に該底面に露出さ
せるようにして埋設して固定されている。図2に示すよ
うに、中央部接点3は、絶縁性ケース本体1から突出す
るスイッチの端子部13A,13Bに接続されており、
端子接点5,7は、絶縁性ケース本体1から突出するス
イッチの端子部13C,13Dに接続されている。本例
では、中央部接点3は、端子部13A,13Bと一体に
成形されて第1の接続用端子金具を構成しており、端部
接点5,7は、端子部13C,13Dと一体に成形され
て第2の接続用端子金具を構成している。第1の接続用
端子金具及び第2の接続用端子金具は、いずれも黄銅,
鉄またはリン青銅からなる金属材料板にプレス加工が施
こされて形成されている。また、第1の接続用端子金具
及び第2の接続用端子金具の表面は、端子部13A〜1
3Dの先端部13aを除いて全体的に銀メッキにより覆
われている。この銀メッキは、金属材料板にプレス加工
が施こされた後に行われる。そして、絶縁性ケース本体
1は、第1及び第2の接続用端子金具をインサートとし
てインサート成形により形成されている。
【0017】一対の端部接点5,7の凹部1aの底面側
に突出する部分は、外径が矩形状を呈するベース部5
a,7aと該ベース部の中央から突出するいわゆるかま
ぼこ状の接点部5b,7bとから構成されている。ベー
ス部5a,7aは、図2に示されるように、絶縁性ケー
ス本体1の平坦面部1c,1eの長さ寸法とほぼ等しい
長さ寸法を有しており、また平坦面部側の端部が絶縁性
ケース本体1に埋設されるような幅寸法を有している。
【0018】中央部接点3は、凹部1aのほぼ中央に配
置されており、凹部1aの底部に埋設される第1の部分
3aと凹部1aの底面から露出する第2の部分3bとか
ら構成される。第1の部分3aは、第2の部分3bを凹
部1aの底面から確実に露出させるべく適宜に折り曲げ
られた首部13Eを介して端子部13A,13Bに接続
されている。
【0019】中央部接点3の第2の部分3bは、底面側
が円形や四角形等の多角形を呈しており、中央部が後述
する可動接点9の孔部9aに向かって突出する形状を有
している。図3に示すように、第2の部分3bの外面形
状は、扇状を有する同一形状の3枚の単位面3c…を結
合した正多面形状を有している。これにより、第2の部
分3bの外面の各単位面3c…相互の結合部には、先端
部に向かって収束する3本の稜線3d…を有することに
なる。図4に示すように、これらの3本の稜線3d…の
交点即ち収束点Cを通って凹部1aの底面に対して垂直
に延びる仮想垂線Lは、可動接点9の孔部9aの中心点
を通るように位置している。また、仮想垂線Lと稜線3
d…とのそれぞれの間の鋭角角度θは、86°に設定さ
れている。この角度θは、83°〜89°の範囲で適宜
に設定することができる。また、好ましくは85°〜8
7°に設定するのがよい。このように角度を設定する
と、中央部接点の稜線と可動接点の孔部の周縁部との間
の導電不良を有効に防ぐことができる。
【0020】可動接点9は、弾性を有するステンレスか
ら形成された反転動作可能な形状を有しており、中央部
分が凹部1aの開口部側に向かって突出するように湾曲
した円板状を呈している。可動接点9の円形状の端縁
は、図2に示す凹部1aの内周面を構成する4つの曲面
部1f〜1iと接触すると共に、端部接点5,7の接点
部5b,7bと常時接触するように凹部1a内に収納さ
れている。可動接点9の中央部には、周縁部の形状が略
円形を有する孔部9aが形成されている。
【0021】操作部材11は、図1に示すように、管状
の押圧部11aと、環状のフランジ部11bと、操作者
の指が触れる操作部11cとから構成されており、ナイ
ロン樹脂により一体成形されている。この操作部材11
は、可動接点9の上部に配置されて凹部1aの底面側に
向かって移動するように操作されると可動接点9を反転
させる。管状の押圧部11aの中空部11dは、可動接
点9から離れる方向に向かって延びる凹部により構成さ
れており、下面側の中央部に可動接点9の孔部9aより
も形状が大きく可動接点9と接触した状態で可動接点9
の孔部9aの周囲を囲む開口部を備えている。フランジ
部11bは、押圧部11aに環状の溝部を介して対向し
ており、凹部1aの内周面の曲面部1f〜1iによって
囲まれる空間内をスムーズに摺動できる外径寸法を有し
ている。操作部材は、少なくとも可動接点と接触する部
分が、銅に対する動摩擦係数が0.3以下の樹脂材料か
ら形成すればよく、例えば、ポリアミド,ポリカーボネ
ート,ポリ塩化ビニルまたはポリプロピレンを用いて形
成することができる。
【0022】絶縁性ケース本体1の開口部には、該開口
部側の端面を塞ぐように固定用板15が設けられてい
る。この固定用板15の中央部には、操作部材11の操
作部11cが遊嵌する円形の貫通孔15aが形成されて
いる。固定用板15は、図2に示すように絶縁性ケース
本体1の上面の四隅に設けた固定用突起17…を固定用
板15の対応位置に設けた図示しない取付孔に挿入した
後に、突起17を溶着することにより固定される。ま
た、押圧により突起17を機械的に変形して固定しても
よい。
【0023】本例のプッシュオン式スイッチでは、操作
部材11の操作部11cを可動接点9側に押すと、押圧
部11aが凹部1a内を移動して可動接点9を反転させ
るように押圧する。これにより、可動接点9の孔部9a
の周縁部と中央部接点3の稜線3d…とが接触して、ス
イッチの端子部13A,13Bと端子部13C,13D
との導通が図られる。操作部材11の操作部11cから
指を離すと、押圧部11aが凹部1a内を前述と逆方向
に移動して可動接点9が通常の形状に戻るように反転す
る。これにより、可動接点9の孔部9aの周縁部と中央
部接点3の稜線3d…とが離れ、スイッチの端子部13
A,13Bと端子部13C,13Dとの導通が解除され
る。
【0024】本例のプッシュオン式スイッチは次のよう
にして製造した。まず、金属板にプレス加工を施して中
央部接点3及び端子部13A,13Bを一体に備えた第
1の接続用端子金具と、2つの端部接点5,7及び端子
部13C,13Dを一体に備えた第2の接続用端子金具
とを構成する部分を複数セット含むフープ状金属フレー
ムを用意した。次に、フープ状金属フレームを全体的に
銀メッキしてから、フープ状金属フレームの中央部接点
3及び2つの端部接点5,7を含む部分をインサートと
し且つ凹部1aの底面に中央部接点3及び2つの端部接
点5,7を露出させるようにして、合成樹脂材料を用い
てインサート成形により絶縁性ケース本体1を形成し
た。次に、中央部分に孔部9aを備え凹部1a内の開口
部側に向かって中央部分が突出するように湾曲した反転
動作可能な可動接点9を、端縁が端部接点5,7と接触
するように凹部1a内に収納した。次に、操作部材11
を可動接点9の上に配置してから、固定用板15を配置
した。そして、固定用突起17…で固定用板15を固定
してスイッチ組立体を製造した。次に、フープ状金属フ
レームを適宜の個所で切断して、第1及び第2の接続用
端子金具を備えたプッシュオン式スイッチを完成した。
本例の製造方法では、金属材料板をプレスしてフープ状
金属フレームを作った後に金属メッキを施こすので、プ
レス切断面にも金属メッキが施され、金属メッキの効果
が低下するのを防ぐことができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも2本の稜線
の収束点を通って凹部の底面に対して垂直に延びる仮想
垂線と稜線とのそれぞれの間の鋭角角度を83°〜89
°に設定するので、中央部接点の稜線と可動接点の孔部
の周縁部との間の導電不良を有効に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のプッシュオン式スイッチ
の概略断面図である。
【図2】図1に示すプッシュオン式スイッチの絶縁性ケ
ース本体を凹部の開口部側から見た平面図である。
【図3】図1に示すプッシュオン式スイッチの中央部接
点の第2の部分の平面図である。
【図4】図1に示すプッシュオン式スイッチの中央部接
点と可動接点との接点部分の拡大図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 1a 凹部 3 中央部接点 3d 稜線 5,7 端部接点 9 可動接点 9a 孔部 11 操作部材 13A〜13D 端子部 L 仮想垂線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 13/52 H01H 13/52 F Fターム(参考) 5G006 AB25 AC01 BA02 BA09 BB03 BC04 CD05 DB03 DD01 FB04 FD05 5G023 CA26 CA41 5G051 AA02 AB10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部を有する絶縁性ケース本体と、 該ケース本体の前記凹部内に固定された中央部接点及び
    端部接点と、 中央部分に孔部を備え端縁が前記端部接点と接触するよ
    うに前記凹部内に収納され且つ前記凹部内の開口部側に
    向かって前記中央部分が突出するように湾曲した反転動
    作可能な可動接点と、 操作されると前記可動接点の前記孔部の周縁部と前記中
    央部接点とを接触させるように前記凹部内を移動する操
    作部材とを具備し、 前記中央部接点が、前記可動接点の前記孔部に向かって
    突出しており且つその外面は先端部に向かって収束する
    少なくとも2本の稜線を有する多面形状を呈しているプ
    ッシュオン式スイッチにおいて、 前記少なくとも2本の稜線の収束点を通って前記凹部の
    底面に対して垂直に延びる仮想垂線と前記稜線とのそれ
    ぞれの間の鋭角角度が83°〜89°であることを特徴
    とするプッシュオン式スイッチ。
  2. 【請求項2】 凹部を有する絶縁性ケース本体と、 該ケース本体の前記凹部内に固定された中央部接点及び
    端部接点と、 中央部分に孔部を備え端縁が前記端部接点と接触するよ
    うに前記凹部内に収納され且つ前記凹部内の開口部側に
    向かって前記中央部分が突出するように湾曲した反転動
    作可能な可動接点と、 操作されると前記可動接点の前記孔部の周縁部と前記中
    央部接点とを接触させるように前記凹部内を移動する操
    作部材とを具備し、 前記中央部接点が、前記可動接点の前記孔部に向かって
    突出しており且つその外面は先端部に向かって収束する
    少なくとも2本の稜線を有する多面形状を呈しているプ
    ッシュオン式スイッチにおいて、 前記操作部材の少なくとも前記可動接点と接触する部分
    が、銅に対する動摩擦係数が0.3以下の樹脂材料から
    形成されていることを特徴とするプッシュオン式スイッ
    チ。
  3. 【請求項3】 前記樹脂材料として、ポリアミド,ポリ
    カーボネート,ポリ塩化ビニルまたはポリプロピレンを
    用いることを特徴とする請求項2に記載のプッシュオン
    式スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記操作部材が、一体成形されており、
    前記操作部材の前記可動接点と接触する部分の中央に
    は、前記孔部よりも形状が大きく前記可動接点と接触し
    た状態で前記孔部の周囲を囲む開口部を備えて前記可動
    接点から離れる方向に向かって延びる凹部が形成されて
    いる請求項3に記載のプッシュオン式スイッチ。
  5. 【請求項5】 凹部を有する絶縁性ケース本体と、 該ケース本体の前記凹部内に固定された中央部接点及び
    端部接点と、 中央部分に孔部を備え端縁が前記端部接点と接触するよ
    うに前記凹部内に収納され且つ前記凹部内の開口部側に
    向かって前記中央部分が突出するように湾曲した反転動
    作可能な可動接点と、 操作されると前記可動接点の前記孔部の周縁部と前記中
    央部接点とを接触させるように前記凹部内を移動する操
    作部材とを具備し、 前記中央部接点が、前記可動接点の前記孔部に向かって
    突出しており且つその外面は先端部に向かって収束する
    少なくとも2本の稜線を有する多面形状を呈しているプ
    ッシュオン式スイッチにおいて、 前記操作部材の少なくとも前記可動接点と接触する部分
    が、金属から形成されていることを特徴とするプッシュ
    オン式スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも2本の稜線の収束点を通
    って前記凹部の底面に対して垂直に延びる仮想垂線と前
    記稜線とのそれぞれの間の鋭角角度が83°〜89°で
    あることを特徴とする請求項2または5に記載のプッシ
    ュオン式スイッチ。
  7. 【請求項7】 前記中央接点及び前記端部接点は、前記
    絶縁性ケース本体から突出する端子部と共に一体に形成
    されて2種類の接続用端子金具をそれぞれ構成してお
    り、 前記絶縁性ケース本体は、前記2種類の接続用端子金具
    をインサートとしてインサート成形により形成されてお
    り、 前記2種類の接続用端子金具の表面は、端子部の先端部
    を除いて全体的にメッキ金属により覆われていることを
    特徴とする請求項1,2または5に記載のプッシュオン
    式スイッチ。
  8. 【請求項8】 前記2種類の接続用端子金具が黄銅,鉄
    またはリン青銅から形成され、前記メッキ金属が銀メッ
    キであることを特徴とする請求項7に記載のプッシュオ
    ン式スイッチ。
  9. 【請求項9】 前記可動接点がステンレスによって形成
    されていることを特徴とする請求項8に記載のプッシュ
    オン式スイッチ。
  10. 【請求項10】 金属板にプレス加工を施して中央部接
    点及び端子部を一体に備えた第1の接続用端子金具と、
    2つの端部接点及び端子部を一体に備えた第2の接続用
    端子金具とを構成する部分を複数セット含むフープ状金
    属フレームを用意し、 凹部を有する絶縁性ケース本体を、前記フープ状金属フ
    レームの前記中央部接点及び前記2つの端部接点を含む
    部分をインサートとし且つ前記凹部の底面に前記中央部
    接点及び前記2つの端部接点を露出させるようにして、
    合成樹脂材料を用いてインサート成形により形成し、 中央部分に孔部を備え、前記凹部内の開口部側に向かっ
    て前記中央部分が突出するように湾曲した反転動作可能
    な可動接点を端縁が前記端部接点と接触するように前記
    凹部内に収納し、 操作されると前記可動接点の前記孔部の周縁部と前記中
    央部接点とを接触させるように前記凹部内を移動する操
    作部材を前記可動接点の上に配置してスイッチ組立体を
    製造し、 その後、前記フープ状金属フレームを適宜の個所で切断
    して、前記第1及び第2の接続用端子金具を備えたプッ
    シュオン式スイッチを製造する方法において、 前記フープ状金属フレームを全体的に金属メッキにメッ
    キしておくことを特徴とするプッシュオン式スイッチの
    製造方法。
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