JP2003109402A - 電球形蛍光ランプ - Google Patents

電球形蛍光ランプ

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JP2003109402A
JP2003109402A JP2001303014A JP2001303014A JP2003109402A JP 2003109402 A JP2003109402 A JP 2003109402A JP 2001303014 A JP2001303014 A JP 2001303014A JP 2001303014 A JP2001303014 A JP 2001303014A JP 2003109402 A JP2003109402 A JP 2003109402A
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Toshiyuki Ikeda
敏幸 池田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接着材の削減のもとで接着性を向上させるとと
もに、グローブの割れやクラック等の防止を図った電球
形蛍光ランプおよびこの電球形蛍光ランプを配設した照
明器具を提供する。 【解決手段】電球形蛍光ランプ1は、カバー4の開口部
周縁4cとホルダ3との間のカバー内面にカバー4の周
方向に沿って設けられた複数の突起5からなる仕切り手
段と、カバー4の開口部周縁4cまたはホルダ3と仕切
り手段5との間に充填された接着材12と、一端6aに
閉塞部、他端6bに開口部6cをそれぞれ有し、蛍光ラ
ンプ2を内包するとともに開口部6cが接着材12に埋
設されることによりカバー4に固着された透光性のグロ
ーブ6とを具備して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グローブを備えた
電球形蛍光ランプおよびこの電球形蛍光ランプを配設し
ている照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】グローブを具備した電球形蛍光ランプ
は、例えばカバーの開口部とグローブの開口部とを接着
材により固着している。従来、カバーとグローブとの接
着面積を確保し接着性を向上させるために、所定量の接
着材をカバーに充填させていた。しかし、カバー間の充
填空間が大きくなると接着材の必要量が増えてしまい、
コスト高を招いてしまう。そこで、少ない接着材でカバ
ーとグローブとを固着することができる電球形蛍光ラン
プが例えば特開平6−342642号公報(従来技術)
に開示されている。この従来技術の電球形蛍光ランプの
構成を図6に示す。
【0003】図6(a)に示す電球形蛍光ランプ50
は、カバー51の内周面に、カバー51と蛍光ランプ5
2が固着されたホルダ53とを仕切る壁54をカバー5
1の軸方向に突出するように設け、ホルダ53と壁54
とで形成された溝55にグローブ56の開口部を挿入
し、かつ溝55に注入されたシリコーン接着材57でカ
バー51とグローブ56とを固着したものである。
【0004】また、図6(b)に示す電球形蛍光ランプ
58は、壁54とカバー51とで形成された溝59にグ
ローブ60の開口部を挿入し、かつ溝59に注入された
シリコーン接着材57でカバー51とグローブ60とを
固着したものである。
【0005】電球形蛍光ランプ50,58は、カバー5
1に設けた壁54の位置によってシリコーン接着材57
の使用量を調節することができるため、必要最低限の量
のシリコーン接着材57でもって、カバー51とグロー
ブ56,60とを固着することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、図6
(a)に示すように、グローブ56の開口部が全周に亘
ってホルダ53および壁54にシリコーン接着材57に
より接着され、図6(b)に示すように、グローブ60
の開口部が全周に亘って壁54およびカバー51にシリ
コーン接着材57により接着されている。このため、シ
リコーン接着材57が製造時の加熱により収縮すると、
この収縮による力がグローブ56,60の開口部の全周
に亘って加わり、また、樹脂製カバー51が熱膨張する
ことによる引張力が相互的に加わり、グローブ56,6
0の内部に応力すなわち歪みが発生する。そして、グロ
ーブ56,60がガラスで形成されていると、度々割れ
やクラック等が生じていた。
【0007】本発明は、接着材を削減のもとで接着性を
向上させるとともに、グローブの割れやクラック等の防
止を図った電球形蛍光ランプおよびこの電球形蛍光ラン
プを配設した照明器具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電球形
蛍光ランプの発明は、放電媒体が封入されるとともに、
内面に蛍光体層が形成され、両端に一対の電極が封装さ
れた屈曲形のバルブを有する蛍光ランプと;この蛍光ラ
ンプを支持するホルダと;一端側に口金を設け、他端側
に開口部を有し、この開口部内にホルダを取着している
カバーと;カバーの開口部周縁とホルダとの間のカバー
内面にカバーの周方向に沿って設けられた複数の突起か
らなる仕切り手段と;カバーの開口部周縁またはホルダ
と仕切り手段との間に充填された接着材と;一端に閉塞
部、他端に開口部をそれぞれ有し、蛍光ランプを内包す
るとともに開口部が接着材によりカバーに固着された透
光性のグローブと;カバー内に収容され、口金および蛍
光ランプと電気的に接続されて蛍光ランプを点灯させる
点灯回路と;を具備していることを特徴とする。
【0009】屈曲形のバルブは、直管状のバルブを加
熱、軟化させて折曲したものの他、管状のバルブ同士を
端部で継いで連通させた、いわゆるブリッジ形あるいは
モールド形で形成したバルブも包含される。
【0010】グローブの開口部は、カバーの開口部周縁
および仕切り手段との間またはホルダと仕切り手段との
間において、接着材によりカバーに固着される。そし
て、グローブとカバーの固着を強固にするために、接着
材がグローブの開口部に亘って接着するように、接着材
を仕切り手段の全周に沿って(カバーの全周方向に沿っ
て)充填することが好ましい。
【0011】本発明によれば、接着材は、カバーの開口
部周縁またはホルダと仕切り手段との間に充填されるの
で、仕切り手段がない状態のカバーの開口部周縁とホル
ダの間に充填される場合に比べて、充填量が大きく削減
される。
【0012】そして、製造時にグローブをカバーに固着
させるために、グローブの開口部をカバーの開口部周縁
またはホルダと仕切り手段との間に充填された接着材に
接着させたとき、グローブの開口部は、カバーの内面に
加え、突起との間でも接着材が接着される。この結果、
グローブは、接着面積が増えるので、接着力が向上して
カバーに固着される。
【0013】また、グローブの開口部により押し出され
た残余の接着材が複数の突起の間から流出され、カバー
の開口部周縁またはホルダと仕切り手段との間には、適
量の接着材が充填される。そして、接着材が加熱により
固化したとき、接着材の収縮による力がカバーの開口部
周縁またはホルダと仕切り手段およびグローブの開口部
に作用するが、複数の突起の部分では、突起の間に接着
材が流出し突起と接着材の接着面積が小さいので、接着
材の収縮による力が作用しにくく、結果としてグローブ
の開口部の全周に亘る応力が低減され、また、樹脂カバ
ーの熱膨張による引張力も部分的となり、分散緩衝さ
れ、熱グローブに歪みが生じにくくなってグローブに割
れやクラック等が生じることが防止される。
【0014】すなわち、カバーの開口部周縁またはホル
ダと仕切り手段との間に接着材が充填されているので、
適量の接着材によりグローブとカバーとが固着され、割
れやクラック等が生じることが防止された電球形蛍光ラ
ンプが提供される。
【0015】請求項2に記載の電球形蛍光ランプの発明
は、請求項1記載の電球形蛍光ランプにおいて、仕切り
手段の突起は、互いに3〜15mmの間隙を有して設け
られていることを特徴とする。
【0016】間隙とは、突起の外表面の間の最小間隔を
いう。
【0017】突起の間隙が3mmを下回ると、グローブ
の開口部が接着材に接着されるときに、グローブとカバ
ーの固着に寄与しない残余の接着材が間隙から押し出さ
れにくく、カバーの開口部周縁またはホルダと仕切り手
段との間に多量残ることになる。この結果、接着材の固
化に伴いグローブに応力が加わり、グローブに割れやク
ラック等が発生するおそれがある。また、突起の間隙が
15mmを上回ると、接着材が間隙から押し出されやす
くなり、グローブの開口部とカバーを接着させるため
に、開口部周縁またはホルダと仕切り手段との間に多量
の接着材を充填させる必要が生じる。したがって、突起
は、3〜15mmの間隙で設けるようにした。
【0018】本発明によれば、仕切り手段の突起は、互
いに3〜15mmの間隙を有して設けられているので、
適量の接着材によりグローブとカバーとが固着されると
ともに、接着材の固化に伴う応力が低減され、グローブ
に割れやクラック等が生じることが防止される。
【0019】請求項3に記載の電球形蛍光ランプの発明
は、請求項1または2記載の電球形蛍光ランプにおい
て、仕切り手段の突起は、可撓性を有していることを特
徴とする。
【0020】本発明によれば、仕切り手段の突起は、可
撓性を有しているので、接着材の固化に伴う収縮力に突
起が撓む。この結果、突起は、接着材を介するグローブ
への作用力が大きく低減する。すなわち、突起によるグ
ローブへの応力等が大きく低減される。
【0021】請求項4に記載の電球形蛍光ランプの発明
は、請求項1ないし3いずれか一記載の電球形蛍光ラン
プと;この電球形蛍光ランプの口金が取付けられるソケ
ットと;このソケットを配設している照明器具本体と;
を具備していることを特徴とする。
【0022】本発明によれば、適量の接着材によりグロ
ーブとカバーとが固着され、グローブに割れやクラック
等が生じることが防止された電球形蛍光ランプを装着す
るので、ランプ寿命が長く、品質の高い照明器具が提供
される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0024】まず、本発明の第1の実施形態について説
明する。
【0025】図1〜図2は、本発明の第1の実施形態を
示し、図1は、電球形蛍光ランプの概略一部切り欠き正
面図、図2は、同じくカバーの概略下面図である。
【0026】電球形蛍光ランプ1は、蛍光ランプ2、ホ
ルダ一3、カバー4、仕切り手段を構成する突起5、グ
ローブ6および点灯回路7などにより構成されている。
【0027】蛍光ランプ2は、管径9〜16mmのU字
形に屈曲された3本のバルブ7を継ぎ部8(図2に示
す。)によって連結して一つの放電路が形成され、内面
に可視光を発光する図示しない蛍光体層が形成されてい
る。また、両端に図示しない一対の電極(フィラメント
電極)が封装され、内部に水銀およびアルゴンガスなど
の希ガスからなる図示しない放電媒体が封入されてい
る。そして、蛍光ランプ2の端部側は、ホルダ3に支持
されている。
【0028】カバー4は、耐熱性を有するポリブチレン
テレフタレート(PBT)樹脂によって形成され、一端
側4aにE形口金9を設け、他端側4bに開口部10を
有している。そして、この開口部10内に、被係止部1
1aを有する被係止片11が一体的に形成されている。
被係止片11の被係止部11aには、ホルダ3の係止片
3aが係止されている。すなわち、カバー4は、開口部
10内にホルダ3を取着している。
【0029】ホルダ3は、PBT樹脂からなり、略桶状
に形成され、側面3bの4箇所に係止片3aを有してい
る。そして、ホルダ3は、図2に示すように、この係止
片3aが被係止片11の被係止部11aに係止され、か
つ、係止片3aを介して被係止片11により四方から挟
持されるようにしてカバー4に固定されている。すなわ
ち、ホルダ3は、カバー4が180°反転してもカバー
4から取り外れないように取着されている。
【0030】そして、ホルダ3の底面3cには、図示し
ない貫通孔が設けられており、この貫通孔にバルブ7の
端部側が挿通され、熱硬化性接着材(図示しない。)に
よって固着されている。こうして、ホルダ3は、蛍光ラ
ンプ2を支持している。
【0031】また、カバー4の内面には、複数の突起5
が設けられている。この突起5は、カバー4の開口縁部
4cとホルダ3との間のカバー内面に、図2に示すよう
に、カバー4の周方向に沿って設けられたものであり、
カバー4と一体的に成形されたものである。突起5は、
例えば直径3mm、高さ4mmに形成され、その間隙が
約5mmとなるように設けられている。そして、突起5
は、カバー4の開口縁部4cとホルダ3との間を仕切る
仕切り手段を構成している。
【0032】そして、カバー4の開口縁部4cとホルダ
3との間には、接着材12が充填されており、この接着
材12にグローブ6の開口部6cが接着され、埋設され
ている。
【0033】グローブ6は、乳白色に形成された透光性
の軟質ガラスからなり、一端6aに閉塞部、他端6bに
開口部6cをそれぞれ有したボール形に成形されてい
る。そして、内部に蛍光ランプ2を内包しているととも
に、開口部6cが、接着材12に埋設されている。すな
わち、開口部6cは、接着材12に包囲されている。グ
ローブ6は、グローブ6の開口部6cおよびカバー4の
内面が接着材12に接着され、接着材12が固化するこ
とにより、カバー4に固着されている。
【0034】また、カバー4内には、点灯回路7が収容
されている。点灯回路7は、回路基板13に電解コンデ
ンサ14、フィルムコンデンサ15、抵抗16および図
示しないトランジスタやインダクタなどの電子部品が実
装された周知の回路によって構成されている。そして、
回路基板13は、ホルダ3の開口部に熱硬化性接着材な
どによって固着されている。そして、点灯回路7は、口
金9および蛍光ランプ2のフィラメント電極と電気的に
接続されており、口金9を介して給電されると、高周波
電力を出力して蛍光ランプ2を点灯させる。
【0035】次に、本発明の第1の実施形態の作用につ
いて述べる。
【0036】まず、ホルダ3は、底面3cに蛍光ランプ
2を支持し、開口部に回路基板13を固着するようにす
る。そして、ホルダ3の係止片3aがカバー4に一体的
に成形された被係止片11の被係止部11aに係止さ
れ、ホルダ3はカバー4の開口部10内に取着される。
【0037】そして、カバー4の開口部10を上方にし
て、図2に示すように、被係止片11と仕切り手段を構
成する突起5との間に10000cpsの低粘度シリコ
ーンからなる接着材12を充填する。この状態で、蛍光
ランプ2を内包するようにして、グローブ6の開口部6
cを被係止片11と突起5との間に挿入し、カバー4の
内面に押し当てる。このとき、突起5,5の間隙からグ
ローブ6の開口部6cにより押し出された接着材12が
突起5とカバー4の開口部縁部4cとの間に流出する。
そして、グローブ6の開口部6cと被係止片11、カバ
ー4の内面および突起5の間に接着材12が介在し、こ
れらグローブ6の開口部6、被係止片11、カバー4の
内面および突起5は、接着材12に接着される。
【0038】そして、接着材12が加熱等により硬化、
固化すると、グローブ6の開口部6cは、接着材12に
埋設され、被係止片11、カバー4の内面および突起5
に固着される。すなわち、グローブ6は、カバー4の他
端側4bに取付けられる。
【0039】上述したように、接着材12は、被係止片
11と突起5との間に充填するようにした。そして、グ
ローブ6の開口部6cを被係止片11と突起5との間に
挿入し、カバー4の内面に押し当てたときに、グローブ
6の開口部6cにより押し出された接着材12の一部
は、突起5により突起5,5の間隙から流出が阻止され
る。この結果、被係止片11、カバー4の内面および突
起5に包囲された空間に適量の接着材12が介在するこ
とになり、グローブ6の開口部6cを接着材12に埋設
することができる。そして、突起5を設けない場合に比
べて、グローブ6の開口部6cのカバー4への接着力
(固着力)が約10%向上した。また、突起5を設けな
い場合に比べて、接着材12の使用量(充填量)を約3
0%削減することができた。
【0040】そして、接着材12が加熱等により固化す
ると、接着材12は収縮する。接着材12は、グローブ
6の開口部6c、被係止片11、カバー4の内面および
突起5に接着しているので、接着材12が収縮しようと
する力に対して、グローブ6の開口部6c、被係止片1
1、カバー4の内面および突起5に接着材12の接着力
が作用する。この結果、グローブ6の開口部6cには、
応力が加わることになり、グローブ6の内部に歪みを生
じさせることになる。
【0041】しかし、突起5,5間には間隙があるの
で、その分、接着材12の収縮しようとする力に対抗す
る突起5の接着力の作用が低減する。また、突起5を設
けない場合に比べ、接着材12に接触しているカバー4
の内面の面積が小さく、かつ、接着材12の充填量も少
ないので、接着材12は収縮に伴うグローブ6の開口部
6cへの応力が低減される。この結果、グローブ6に歪
みが生じにくくなりグローブ6に割れやクラック等が生
じることを防止することができる。実際、突起5を設け
ない場合は、グローブ6に割れやクラック等の発生が生
じたが、突起5を設けることにより、グローブ6に割れ
やクラック等は発生しなくなった。
【0042】なお、突起5,5間の間隙は、3〜15m
mの間の間隙であれば、上述と同様の作用、効果が得ら
れた。そして、突起5は、円柱状にかぎらず、角柱状で
あっても同様であった。さらに、突起5は、一列配列に
限らず、並列的配列または千鳥配列の二列配列にしても
同様な作用、効果が得られた。
【0043】次に、本発明の第2の実施形態について述
べる。
【0044】図3は、本発明の第2の実施形態を示す電
球形蛍光ランプの概略一部切り欠き正面図である。な
お、図1と同一部分には同一符号を付して説明は省略す
る。
【0045】図3に示す電球形蛍光ランプ17は、図1
に示す電球形蛍光ランプ1において、カバー4の開口部
周縁4cと突起5の間に接着材12が充填され、グロー
ブ18の開口部18cが挿入されて接着材12に埋設さ
れたものである。なお、グローブ18は、図1に示すグ
ローブ6と同様に形成されている。
【0046】電球形蛍光ランプ17は、カバー4の開口
部周縁4cと突起5の間に接着材12を充填するので、
突起5を設けない場合に比べ、接着材12を削減するこ
とができる。また、突起5,5の間隙から接着材12の
収縮に伴う応力が作用しないので、グローブ18の開口
部18cへの応力が低減され、グローブ18に割れやク
ラック等の生じることが防止される。
【0047】次に、本発明の第3の実施形態について述
べる。
【0048】図4は、本発明の第3の実施形態を示す電
球形蛍光ランプの概略一部切り欠き正面図である。な
お、図1と同一部分には同一符号を付して説明は省略す
る。
【0049】図4に示す電球形蛍光ランプ19は、図1
に示す電球形蛍光ランプ1の突起5を可撓性を有する突
起20に代えて形成したものであり、その他の部分は図
1と同様である。そして、突起20は、略三角錐状に形
成され、カバー4の周方向に沿って二列となるように設
けられている。そして、突起20は一定間隙を有して配
置されていてもよいが、間隙が一定値以下であればラン
ダムに配置されていてもよい。
【0050】グローブ6の開口部6cを被係止片11と
突起20との間に挿入し、カバー4の内面に押し当てた
とき、一部の接着材12は、突起20,20の間隙から
突起20とカバー4の内面との間に流出するが、残りの
接着材12は、被係止片11と突起20との間に留ま
る。このとき、残りの接着材12により、突起20は、
被係止片11と反対側に撓み、被係止片11と突起20
との間に充填される接着材を多く留める。したがって、
グローブ6の開口部6c、被係止片11、カバー4の内
面および突起20と接着材12との接着面積が増加する
ので、グローブ6の開口部6cはカバー4に強固に固着
される。
【0051】また、突起20は、可撓性を有するので、
接着材12の固化に伴う収縮力に伴って変形しやすい。
この結果、接着材12の固化に伴う収縮力の突起20側
に作用する力は低減されて、グローブ6の開口部6c側
に作用するので、結果として、グローブ6の開口部6c
への応力が低減される。したがって、グローブ6に歪み
が生じにくくなり、グローブ6に割れやクラック等が生
じることが防止できる。実際、突起20を設けない場合
は、グローブ6に割れやクラック等の発生が生じたが、
突起20を設けることにより、グローブ6に割れやクラ
ック等は発生しなくなった。
【0052】次に、本発明の第4の実施形態について述
べる。
【0053】図5は、本発明の第4の実施形態を示す照
明器具の一部切り欠き正面図である。なお、図1と同一
部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0054】図5に示す照明器具21は、天井に埋設さ
れるダウンライトであり、照明器具本体22の深部22
a側に電球形蛍光ランプ1の口金9が取り付けられるソ
ケット23が配設されている。
【0055】電球形蛍光ランプ1は、口金9を介して点
灯回路7が給電されると、点灯回路7は動作して高周波
電圧を出力して、蛍光ランプ2のフィラメント電極間に
印加する。すると、フィラメント電極間の放電路に放電
が形成され、放電媒体を構成する水銀の水銀蒸気圧が上
昇する。そして、水銀の輝線により、蛍光体層より可視
光が放射され、バルブ7からグローブ6を介して外部に
放射される。
【0056】電球形蛍光ランプ1から放射された可視光
は、照明器具本体22の内面で反射され、直接光ととも
に開口部22bから出射される。
【0057】電球形蛍光ランプ1は、適量の接着材12
によりグローブ6とカバー4とが固着され、グローブ6
に割れやクラック等が生じることが防止されているの
で、ランプ寿命が長く、品質の高い照明器具21を提供
することができる。
【0058】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、カバーの開口
部周縁とホルダとの間のカバー内面にカバーの周方向に
沿って複数の突起からなる仕切り手段が設けられ、接着
材がカバーの開口部周縁またはホルダと仕切り手段との
間に充填されて、グローブの開口部が接着材に接着され
るように構成しているので、適量の接着材によりグロー
ブとカバーとを固着させることができるとともに、仕切
り手段からの接着材の固化に伴う応力を低減でき、グロ
ーブの割れやクラック等の発生を防止することができ
る。
【0059】請求項2の発明によれば、仕切り手段の突
起は、互いに3〜15mmの間隙を有して設けられてい
るので、適量の接着材によりグローブとカバーとを固着
させることができるとともに、接着材の固化に伴う応力
が低減され、グローブに割れやクラック等が生じること
を防止することができる。
【0060】請求項3の発明によれば、仕切り手段の突
起は、可撓性を有しているので、接着材の固化に伴う収
縮力に撓み、接着材を介するグローブへの応力を大きく
低減させることができる。
【0061】請求項4の発明によれば、適量の接着材に
よりグローブとカバーとが固着され、グローブに割れや
クラック等が生じることが防止された電球形蛍光ランプ
を装着するので、ランプ寿命が長く、品質の高い照明器
具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す電球形蛍光ラン
プの概略一部切り欠き正面図。
【図2】同じく、カバーの概略下面図。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す電球形蛍光ラン
プの概略一部切り欠き正面図。
【図4】本発明の第3の実施形態を示す電球形蛍光ラン
プの概略一部切り欠き正面図。
【図5】本発明の第4の実施形態を示す照明器具の一部
切り欠き正面図。
【図6】従来技術の電球形蛍光ランプであり、(a)は
その一実施例の断面正面図、(b)は他の実施例の断面
正面図。
【符号の説明】
1,17,19……電球形蛍光ランプ 2……………蛍光ランプ 3……………ホルダ 4……………カバー 5,20……仕切り手段を構成する突起 12…………接着材 6,18……グローブ 7……………点灯回路 21…………照明器具 22…………照明器具本体 23…………ソケット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電媒体が封入されるとともに、内面に
    蛍光体層が形成され、両端に一対の電極が封装された屈
    曲形のバルブを有する蛍光ランプと;この蛍光ランプを
    支持するホルダと;一端側に口金を設け、他端側に開口
    部を有し、この開口部内にホルダを取着しているカバー
    と;カバーの開口部周縁とホルダとの間のカバー内面に
    カバーの周方向に沿って設けられた複数の突起からなる
    仕切り手段と;カバーの開口部周縁またはホルダと仕切
    り手段との間に充填された接着材と;一端に閉塞部、他
    端に開口部をそれぞれ有し、蛍光ランプを内包するとと
    もに開口部が接着材によりカバーに固着された透光性の
    グローブと;カバー内に収容され、口金および蛍光ラン
    プと電気的に接続されて蛍光ランプを点灯させる点灯回
    路と;を具備していることを特徴とする電球形蛍光ラン
    プ。
  2. 【請求項2】 仕切り手段の突起は、互いに3〜15m
    mの間隙を有して設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の電球形蛍光ランプ。
  3. 【請求項3】 仕切り手段の突起は、可撓性を有してい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の電球形蛍光
    ランプ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか一記載の電球
    形蛍光ランプと;この電球形蛍光ランプの口金が取付け
    られるソケットと;このソケットを配設している照明器
    具本体と;を具備していることを特徴とする照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018155590A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 アズビル株式会社 耐圧防爆機器の製造方法

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