JP2003107560A - カメラの表示光投射光学系 - Google Patents

カメラの表示光投射光学系

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JP2003107560A
JP2003107560A JP2002200356A JP2002200356A JP2003107560A JP 2003107560 A JP2003107560 A JP 2003107560A JP 2002200356 A JP2002200356 A JP 2002200356A JP 2002200356 A JP2002200356 A JP 2002200356A JP 2003107560 A JP2003107560 A JP 2003107560A
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projection optical
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JP2002200356A
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Shinichi Tsukada
信一 塚田
Shinichi Suzuki
伸一 鈴木
Masao Owashi
正夫 尾鷲
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多数の焦点検出エリアを表示でき、小型、かつ
簡便な構成の表示光投射光学系を提供すること。 【解決手段】光源光を供給するための複数の発光光源1
a,1bと、各発光光源1a,1bの位置に対応して設け
られた複数のレンズ2a,2bを有する光透過性平板2
と、レンズ2a,2bの位置に対応して設けられた複数
の開口部3a,3bを有する遮光板3と、少なくとも2
つ以上の発光光源1a,1bからの光を入射する一つの
入射面4aと、入射面4aから入射した光を射出する一
つの射出面4dとを有する光学ブロック4と、光学ブロ
ック4の射出面4dから射出した光を所定表示面6bに
導くプリズム部材5とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示光投射光学
系、特に自動焦点検出装置を有する一眼レフカメラ、又
は一眼スチルビデオカメラにおいて、ファインダ内に焦
点検出エリアを表示するための表示光投射光学系に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の焦点検出エリアを有するカ
メラ等において用いられ、選択された焦点検出エリアを
ファインダ視野内の被写体像に重ねて表示するいわゆる
スーパーインポーズ表示技術が知られている。焦点検出
エリアを示す情報(焦点検出枠)をペンタプリズムの前
頭部分を介して所定面に投射する表示光投射光学系は、
例えば特開平7−244317号公報や特開平8−43
913号公報に開示されている。
【0003】また斯かるスーパーインポーズ表示を行う
ための表示光投射光学系を備えたカメラは、特開200
0−122151号公報に開示されている。この従来の
カメラは、撮影光学系(結像光学系)によってフォーカ
シングスクリーン上に結像された被写体像を、ペンタプ
リズムを介して接眼レンズによって観察する構成のファ
インダ光学系を有する。また従来のカメラは、モールド
レンズ付きの発光ダイオードパッケージ(砲弾型発光ダ
イオード)を採用した表示光投射光学系を有する。そし
て、フォーカシングスクリーン上に設けられた表示部、
又は被写体像の予定結像面近傍に配置された表示板上に
設けられた表示部を、この照明手段によってペンタプリ
ズムを介して照明する。そして照明された表示部からの
表示光(焦点検出エリアを示す情報、即ち焦点検出枠)
は、ペンタプリズムを介して接眼レンズによって観察さ
れる。このような構成により従来のカメラは、被写体像
と表示部の表示光とを共に接眼レンズによって観察する
ことが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の表示光
投射光学系は、光源としてモールドレンズ付きの発光ダ
イオードパッケージ(以下、「モールドレンズ付きLE
Dパッケージ」という)を複数使用している。そして、
各光源からの光をそれぞれ異なる光路を通して所定面に
投射する構成である。ここで、異なる光路とは、光源か
ら所定面に至るまでの光学系において、光源からの光の
入射面、反射面、及び射出面が、各光源ごとに異なるこ
とをいう。
【0005】近年、カメラの自動焦点検出装置は、焦点
検出エリアの多点化が進んでいる。従って、表示すべき
焦点検出エリアの数が大輻に増加している。この焦点検
出エリアの多点化に対応するためには、焦点検出エリア
の数と同じ数の光源が必要である。このため、光源の数
を増やした分だけ光学系も大きくなってしまう。これに
対して、ペンタプリズムの前方又は上方の空間の大きさ
は限られている。従って、投射光学系をよりコンパクト
なものにする必要がある。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、多数の焦点検出エリアを表示でき、小型、かつ
簡便な構成の表示光投射光学系を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、光源光を供給するための
複数の発光光源と、前記各発光光源の位置に対応して設
けられた複数のレンズを有する光透過性平板と、前記レ
ンズの位置に対応して設けられた複数の開口部を有する
遮光板と、少なくとも2つ以上の前記発光光源からの光
を入射する一つの入射面と、前記入射面から入射した光
を射出する一つの射出面とを有する光学ブロックと、前
記光学ブロックの前記射出面から射出した光を所定表示
面に導くプリズム部材とを有することを特徴とするカメ
ラの表示光投射光学系を提供する。
【0008】また、請求項2に記載のカメラの表示光投
射光学系は、前記光学ブロックを複数有することを特徴
とする。
【0009】また、請求項3に記載のカメラの表示光投
射光学系は、前記光学ブロックの前記入射面は、前記複
数の発光光源からの光を前記光学ブロックの前記射出面
の中央近傍に導くための所定の曲率を有することを特徴
とする。
【0010】また、諸求項4に記載のカメラの表示光投
射光学系は、前記複数の光学ブロックどうしが隣接する
部分に迷光防止部をさらに有することを特徴とする。
【0011】また、請求項5に記載のカメラの表示光投
射光学系は、前記光透過性平板は、前記光透過性平板の
前記発光光源側の面に、前記複数の発光光源からの光を
拡散する拡散部が設けられていることを特徴とする。
【0012】また、請求項6に記載のカメラの表示光投
射光学系は、前記光透過性平板は、前記光透過性平板自
体が前記複数の発光光源からの光を拡散する機能を兼用
する構成であることを特徴とする。
【0013】また、請求項7に記載のカメラの表示光投
射光学系は、前記遮光板の前記開口部近傍に、所定の情
報を表示する表示素子をさらに有することを特徴とす
る。
【0014】また、請求項8に記載の発明は、光源光を
供給するための複数の発光光源と、前記各発光光源の位
置に対応して設けられた複数のレンズを有する光透過性
平板と、前記レンズの位置に対応して設けられた複数の
開口部を有する遮光板と、少なくとも2つ以上の前記発
光光源からの光を入射する一つの入射面と、前記入射面
から入射した光を反射する第1の反射面と、前記第1の
反射面にて反射された光を反射する第2の反射面と、前
記第2の反射面にて反射された光を射出する一つの射出
面とを有する光学ブロックと、前記光学ブロックの前記
射出面から射出した光を所定表示面に導くプリズム部材
とを有するカメラの表示光投射光学系であって、前記光
学ブロックの前記入射面と前記射出面とは、所定の曲率
を有し、前記光学ブロックの前記第1の反射面と前記第
2の反射面とは、不要光除外部を有することを特徴とす
るカメラの表示光投射光学系を提供する。
【0015】また、請求項9に記載のカメラの表示光投
射光学系は、前記光学ブロックの前記第2の反射面は、
蒸着を施した鏡面部と、前記不要光除外部とからなり、
前記不要光除外部は、荒削り面であることを特徴とす
る。
【0016】また、請求項10に記載のカメラの表示光
投射光学系は、前記光学ブロックの前記第1の反射面
は、鏡面部と、前記不要光除外部とからなり、前記不要
光除外部は、荒削り面であることを特徴とする。
【0017】また、請求項11に記載のカメラの表示光
投射光学系は、前記光学ブロックを複数有することを特
徴とする。
【0018】また、請求項12に記載のカメラの表示光
投射光学系は、前記各光学ブロックの前記第1の反射面
における前記不要光除外部どうしが、同一平面をなすこ
とを特徴とする。
【0019】また、請求項13に記載の発明は、光源光
を供給するための複数の発光光源と、前記各発光光源の
位置に対応して設けられた複数のレンズを有するレンズ
アレイ部材と、前記各レンズの位置に対応して設けられ
た複数の開口部を有する遮光板と、迷光を遮光するため
の遮光部材とを有することを特徴とするカメラの表示光
投射光学系を提供する。
【0020】また、請求項14に記載のカメラの表示光
投射光学系は、前記レンズアレイ部材が、前記各発光光
源からの光源光を前記各レンズに導くための複数の導光
部をさらに有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態を説明する。 (第1実施形態)図1(a)は、本発明の第1実施形態
に係るカメラの表示光投射光学系の構成を示す図であ
る。また、図1(b)は、光源から光学ブロック4まで
の構成を拡大して示す図である。
【0022】まず、図1(b)に基づいて説明する。基
板1上に2つのチップ型発光ダイオード光源(以下、
「チップ型LED光源」という)1a,1bが形成され
ている。各チップ型LED光源1a,1bから発した光
は、光透過性基板2に入射する。光透過性基板2は、各
チップ型LED光源の配列に対応して半球形状のレンズ
2a,2bが射出面側に設けられている。また、光透過
性平板2は、拡散性樹脂からなる。斯かる構成により、
チップ型LED光源1a,1bから点光源として発せら
れた光は、光透過性平板2を透過することで拡散され
る。さらに、光透過性平板2の射出面側に設けられてい
る半球形状のレンズ2a,2bにより集光されて、遮光
板3を照射する。チップ型LED光源1a,1bと上記
光透過性平板2とを組み合わせることで、モールドレン
ズ付きのLEDパッケージと同等の光源が得られる。そ
して、従来のモールドレンズ付きLEDパッケージを複
数配列したものより小型な光源を得ることができる。
【0023】遮光板3は、各半球形状のレンズ2a,2
bの位置に対応して設けられた複数の開口部3a,3b
を有する。このため、遮光板3の開口部3a,3bの近
傍に擬似的な面光源を形成することができる。従って、
投射むらを軽減できるという効果を奏する。
【0024】なお、本実施形態では、光透過性平板2全
体が、拡散性機能を有しているが、これに限られるもの
ではない。例えば、光透過性平板は、使用波長に対して
透明な基板で構成し、そのチップ型発光光源1a,1b
側の面に光を拡散するような面を設ける構成をとること
もできる。
【0025】遮光板3の開口部3a,3bを通過した
光、即ち2つのチップ型発光光源1a,1bからの光
は、光学ブロック4の共通の一つの入射面4aから入射
する。入射面4aから入射した光は、光学ブロック4内
を進行し、第1の反射面4bと第2の反射面4cとで2
回の反射作用を受ける。そして、第2の反射面4cを反
射した光は、共通の一つの射出面4dから射出する。こ
こで、光学ブロック4の入射面4aは、複数のチップ型
LED光源1a,1bから垂直に発した光を光学ブロッ
ク4の射出面4dの中央近傍に導くための所定の曲率を
有する。この構成により、チップ型LED光源1a,1
bからの光を効率良く照射することができる。
【0026】次に、図1(a)に戻って、説明を続け
る。光学ブロック4の射出面4dから射出した光は、ペ
ンタプリズム5の前頭部面5aから入射する。前頭部面
5aから入射した光は、ペンタプリズム5内を進行し
て、底面5bを透過する。底面5bを透過した光は、表
示板6の上面6aを透過し、下面6bで反射する。表示
板6の下面6bには、焦点検出エリアを示す微細プリズ
ムが設けられている。この微細プリズムについては後述
する。
【0027】表示板6の下面6bで反射された光は、再
び上面6aを透過し、ペンタプリズム5の底面5bから
ペンタプリズム5内へ入射する。次に、第1の反射面5
cと第2の反射面5dとで2回の反射作用を受けた後、
射出面5eから射出する。ペンタプリズム5の射出面5
eから射出した光は、ファインダ光学系7へ入射する。
そして、ファインダ光学系7を透過した光は、アイポイ
ント8に到達する。
【0028】また、焦点検出エリアを多点化するために
は、上述した光学ブロックを複数用いることが望まし
い。以下、3個の光学ブロックを用いて多数の焦点検出
エリアを表示する場合と、5個の光学ブロックを用いて
多数の焦点検出エリアを表示する場合とに分けて本発明
の好ましい態様を説明する。
【0029】まず、3個の光学ブロックを用いて多数の
焦点検出エリアを表示する場合について説明する。ここ
では、基板1上に形成した9個のチップ型LED光源か
らの光を3個の光学ブロックを用いて投射し、9個の焦
点検出エリアを表示する例を示す。図2(a)は、3つ
の光学ブロック41,42,43を一体化した構成をz
軸方向からみた図である。図2(b)は、1つの光学ブ
ロック41をy軸方向からみた図である。3つの光学ブ
ロック41,42,43を配列することで、より多くの
焦点検出エリアへ光を投射することができる。さらに、
3つの光学ブロック41,42,43を一体成形するこ
とで、より小型化を達成することができる。
【0030】ここで、3つの光学ブロック41,42,
43を一体成形した場合、例えば、光学ブロック41へ
入射した光が隣接する光学ブロック42へ進行してしま
うことがある。この隣接する光学ブロック42へ進行す
る光は、不要な迷光となってしまう。
【0031】この迷光を除去するために、本実施形態で
は、各光学ブロックの隣接部に空隙LSを設けている。
空隙LSを構成する面は、散乱面となっている。この結
果、例えば、光学ブロック41内の光が直接光学ブロッ
ク42に入射して迷光となってしまうことを防止でき
る。
【0032】なお、複数の光学ブロックを用いる場合、
上述の一体成形の他に、複数の光学ブロックを接着等す
ることで一体化しても良い。接着等で一体化する場合
は、上述の空隙LSの代わりに各光学ブロック間の接着
面に黒色の塗料を付すことでも迷光を防止できる。
【0033】図3(a)は、図2(a)で示した3つの
光学ブロック41,42,43を用いた場合の、遮光板
3の構成を示す図である。遮光板3は、各チップ型LE
D光源の位置に対応して9つの開口部K1,K2,…,K
9を有している。そして、開口部K1,K5,K6を通
過した光は光学ブロック41の1つの入射面41aから
光学ブロック41内へ入射する。同様に、開口部K2,
K3,K4,K7を通過した光は光学ブロック42の1
つの入射面42aから光学ブロック42内へ入射する。
開口部K8,K9を通過した光は光学ブロック43の1
つの入射面43aから光学ブロック43内へ入射する。
【0034】また、図3(b)は、表示板6の下面6b
に形成されている焦点検出エリアを示す9つの微細プリ
ズム領域A1,A2,…,A9の配列を示す図である。
開口部K1を通過した光は、光学ブロック41とペンタ
ブリズム5とを経て、微細プリズム領域A1へ投射され
る。同様に、開口部Kn(n=2〜9)を通過した光
は、対応する光学ブロックとペンタブリズム5とを経
て、微細プリズム領域An(n=2〜9)へ投射され
る。
【0035】なお、例えば、開口部K1を通過する光
は、微細プリズム領域A1よりもやや広い領域に投射さ
れる。このうち、微細プリズム領域A1(図3(b)の
斜線部分)に投射された光のみがファインダ光学系7の
方向へ反射される。微細プリズム領域A1(図3(b)
の斜線部分)以外に投射された光は、表示板6を透過し
て廃棄される。
【0036】次に、5個の光学ブロックを用いて多数の
焦点検出エリアを表示する場合について説明する。ここ
では、基板1上に形成した11個のチップ型LED光源
からの光を5個の光学ブロックを用いて投射し、11個
の焦点検出エリアを表示する例を示す。図9は、5つの
光学ブロックを一体化した構成をz軸方向からみた図で
ある。図10は、5つの光学ブロックを一体化した構成
をx軸方向からみた図である。5つの光学ブロックを配
列することで、より多くの焦点検出エリアへ光を投射す
ることができる。
【0037】図9に示す中央の光学ブロック53におい
て、該光学ブロック53を経由する光束のうち、有効な
光束、即ちチップ型LED光源からの投射光として表示
板6へ投射される光束は、第1の反射面53bにおける
所定面53bkでのみ反射される。また、光学ブロック
53を経由する光束のうち、有効でない光束、即ち隣接
する光学ブロックへ進行する等して不要な迷光となる光
束は、第1の反射面53bにおける所定面53bk以外
の部分で反射される。このため、中央の光学ブロック5
3において、第1の反射面53bにおける所定面53b
kは、有効な光束を反射するために鏡面にて構成されて
いる。また、この所定面53bk以外の部分は、有効で
ない光束を除外するために不要光除外部が設けられてい
る。ここでは、所定面53bk以外の部分に設けられた
不要光除外部は、非反射面である荒削り面にて構成され
ている。この構成により、光学ブロック53を経由する
光束のうちの有効な光束のみを第1の反射面53bにて
反射することができ、迷光の発生を防止することができ
る。なお、上述の有効な光束の所定面53bkにおける
反射は全反射であるため、所定面53bkに銀やアルミ
等を蒸着する必要はない。
【0038】また、以上の中央の光学ブロック53の構
成と同様、他の光学ブロック51,52,54,55に
おいても、それぞれ第1の反射面51b,52b,54
b,55bにおける所定面51bk,52bk,54b
k,55bkは鏡面、該所定面51bk,52bk,5
4bk,55bk以外の部分は非反射面である荒削り面
にてそれぞれ構成されている。この構成により、光学ブ
ロック51,52,54,55においても、光学ブロッ
ク53の奏する効果と同様、迷光の発生を防止すること
ができる。なお、各光学ブロックを経由する光束のうち
の有効な光束のみを反射すればよいため、各光学ブロッ
クの第1の反射面において必要であるのはそれぞれの所
定面のみである。このため、各光学ブロックの第1の反
射面を全て同一面とし(各光学ブロックの不要光除外部
(荒削り面)どうしが同一平面をなすようにし)、この
同一面から窪ませる又は突出させる形で各所定面を設け
る構成とすることもできる。
【0039】図10に示す中央の光学ブロック53にお
いて、該光学ブロック53を経由する光束のうち、有効
な光束、即ちチップ型LED光源からの投射光として表
示板6へ投射される光束は、第2の反射面53cにおけ
る所定面53ckでのみ反射される。また、光学ブロッ
ク53を経由する光束のうち、有効でない光束、即ち隣
接する光学ブロックへ進行する等して不要な迷光となる
光束は、第2の反射面53cにおける所定面53ck以
外の部分で反射される。このため、中央の光学ブロック
53において、第2の反射面53cにおける所定面53
ckは、有効な光束を反射するために鏡面にて構成され
ている。また、この所定面53ck以外の部分は、有効
でない光束を除外するために不要光除外部が設けられて
いる。ここでは、所定面53ck以外の部分に設けられ
た不要光除外部は、非反射面である荒削り面にて構成さ
れている。この構成により、光学ブロック53を経由す
る光束のうちの有効な光束のみを第2の反射面53cに
て反射することができ、迷光の発生を防止することがで
きる。なお、上述の有効な光束の所定面53ckにおけ
る反射は全反射ではないため、所定面53ckに銀やア
ルミ等を蒸着する必要がある。
【0040】また、以上の中央の光学ブロック53の構
成と同様、他の光学ブロック51,52,54,55に
おいても、それぞれ第2の反射面51c,52c,54
c,55cにおける所定面51ck,52ck,54c
k,55ckは鏡面、該所定面51ck,52ck,5
4ck,55ck以外の部分は非反射面である荒削り面
にてそれぞれ構成されている。この構成により、光学ブ
ロック51,52,54,55においても、光学ブロッ
ク53の奏する効果と同様、迷光の発生を防止すること
ができる。
【0041】図11(a)は、図9で示した5つの光学
ブロック51,52,53,54,55を用いた場合
の、遮光板3の構成を示す図である。遮光板3は、各チ
ップ型LED光源の位置に対応して11個の開口部K
1,K2,…,K11を有している。そして、開口部K
2,K4を通過した光は光学ブロック51の1つの入射
面51aから光学ブロック51内へ入射する。同様に、
開口部K10を通過した光は光学ブロック52の1つの
入射面52aから光学ブロック52内へ入射する。同様
に、開口部K1,K5,K6,K8,K9を通過した光
は光学ブロック53の1つの入射面53aから光学ブロ
ック53内へ入射する。開口部K11を通過した光は光
学ブロック54の1つの入射面54aから光学ブロック
54内へ入射する。開口部K3,K7を通過した光は光
学ブロック55の1つの入射面55aから光学ブロック
55内へ入射する。
【0042】また、図11(b)は、表示板6の下面6
bに形成されている焦点検出エリアを示す11個の微細
プリズム領域A1,A2,…,A11の配列を示す図で
ある。開口部K1を通過した光は、光学ブロック51と
ペンタブリズム5とを経て、微細プリズム領域A1へ投
射される。同様に、開口部Kn(n=2〜11)を通過
した光は、対応する光学ブロックとペンタブリズム5と
を経て、微細プリズム領域An(n=2〜11)へ投射
される。以上のように、5個の光学ブロックを用いて多
数の焦点検出エリアを表示する場合、各光学ブロックに
おいて迷光の発生を防止することができる。従って、迷
光に起因する表示の混信やゴースト像の発生を防止する
ことができる。
【0043】なお、例えば、開口部K1を通過する光
は、微細プリズム領域A1よりもやや広い領域に投射さ
れる。このうち、微細プリズム領域A1(図11(b)
の斜線部分)に投射された光のみがファインダ光学系7
の方向へ反射される。微細プリズム領域A1(図11
(b)の斜線部分)以外に投射された光は、表示板6を
透過して廃棄される。
【0044】なお、上記実施形態では、3つの光学ブロ
ック41,42,43を用いて9個のLED光源からの
光を投射する例と、5つの光学ブロック51,52,5
3,54,55を用いて11個のLED光源からの光を
投射する例とを示したが、これに限られない。例えば、
ペンタプリズムの前頭部の現実的な大きさを考慮する
と、5つの光学ブロックを用いて、15個のLED光源
からの光を投射することができる。
【0045】また、上記実施形態において遮光板3の開
口部近傍に、所定の情報を表示する表示素子を設けるこ
ともできる。これにより、表示板6に所定の情報を表示
することができる。
【0046】(第2実施形態)図4は、本発明の第2実
施形態に係る表示光投射光学系を備えた一眼レフカメラ
を横から見た断面図である。本実施形態に係る表示光投
射光学系を備えた一眼レフカメラ20において、不図示
の撮影光学系(結像光学系)からの被写体光Lは、可動
ミラー21によって反射され、フォーカシングスクリー
ン22上に結像する。そして、フォーカシングスクリー
ン22を透過した光は、後述の表示板23と、ペンタプ
リズム24と、接眼レンズ25と、接眼レンズの保護ガ
ラス(接眼部)26とを介して、アイポイント27に到
達する。アイポイント27に到達したこの光が、撮影者
によって観察されることとなる。尚、可動ミラー21は
不図示の撮影位置(ミラーアップ位置)に移動(ミラー
アップ)することができる。この可動ミラー21がミラ
ーアップ位置にあるとき、被写体光Lはフィルム28に
到達してフィルムを露光する(被写体はフィルム28上
に撮影される)こととなる。
【0047】カメラ20の上部には、カメラの外観部材
となるカメラ上カバー29が備えられている。また、ペ
ンタプリズム24近傍(ペンタプリズム24の後方であ
って、接眼レンズ25の上方)には、被写体の輝度を測
定するための測光レンズ30と測光センサ31とが配置
されている。さらに、電気実装部品を搭載したフレキシ
ブルプリント基板32は、ペンタプリズム24の外周を
覆うように配置されている。
【0048】ペンタプリズム24の前方(被写体側)に
は、表示板23上に設けられた表示部(後述の焦点検出
枠23a〜23i)からの表示光を被写体光Lと重ね合
わせてこれらを撮影者が同時に観察するための、即ち表
示部23の表示内容(焦点検出エリアを示す情報、即ち
焦点検出枠23a〜23i)をスーパーインポーズ表示
するための投光要素(33,34)が配置されている。
投光要素(33,34)は、光学ブロック33と投光ホ
ルダ34とからなる。そして投光ホルダ34は、硬質基
板35に固定されたチップ型発光ダイオード(チップ型
LED光源)36と、第1遮光部材37と、レンズアレ
イ38と、第2遮光部材39と、拡散板40と、遮光板
44とを備える。
【0049】フォーカシングスクリーン22と、表示板
23と、ペンタプリズム24と、投光ホルダ34は、カ
メラ本体(不図示)に支持されている。さらに投光ホル
ダ34は、ネジによってカメラ本体に取り付けられてい
る。
【0050】次に、本実施形態における投光要素(3
3,34)の具体的な構成を図5及び図6を参照して詳
細に説明する。図5は、本実施形態における投光要素
(33,34)を示す拡大図である。また図6は、投光
要素(33,34)及びペンタプリズム24を示す斜視
図である。
【0051】本実施形態に係る一眼レフカメラでは、9
つの焦点検出エリアを有する構成とするため、これに対
応して9つのチップ型LED光源36a〜36iが硬質
基板35上に半田付けにて固設されている。そして、こ
のチップ型LED光源36a〜36iに対応する半球形
状のレンズ38a−1〜38i−1を備えたレンズアレ
イ38が配置されている。この半球形状のレンズ38a
−1〜38i−1の作用により、チップ型LED光源3
6からの光が集光される。このため、モールド付きLE
Dパッケージに比して輝度が低下してしまうことを補
い、同等の光源光を得ることができる。そして、遮光板
44をさらに組み合わせることによって、面光源を形成
することができる。ここで遮光板44は、レンズアレイ
38の半球形状のレンズ38a−1〜38i−1に対応
する位置に開口部44a〜44iを有する構成である。
【0052】硬質基板35上に半田付けにて配列された
チップ型LED光源36a〜36iからの光(LED
光)は、チップ型LED光源36a〜36iにそれぞれ
対応してレンズアレイ38の下面に設けられた導光路3
8a−2〜38i−2からレンズアレイ38に入射す
る。そしてレンズアレイ38に入射した光は、半球形状
のレンズ38a−1〜38i−1によって集光され、レ
ンズアレイ38を射出する。レンズアレイ38を射出し
た光は、拡散板40と、遮光板44とを通過することに
よって、面光源から射出された光と実質的に同等の光と
なる。
【0053】ここで、チップ型LED光源36から発せ
られるLED光は、光の指向性があまり良くないために
投射される範囲は広くなってしまう。このため本実施形
態において、硬質基板35とレンズアレイ38との間に
第1遮光部材37を配置し、レンズアレイ38と拡散板
40との間に第2遮光部材39を配置している。これら
の遮光部材37,39によって、チップ型LED光源3
6から発せられるLED光が投射される範囲を制限す
る、即ちチップ型LED光源36から発せられるLED
光のうちの迷光となる光を遮光することができる。尚、
各遮光部材37,39の材料は密着性を高めるためにゴ
ム等の弾性を有するものであることが望ましい。
【0054】また上述のように、レンズアレイ18の下
面には導光路38a−2〜38i−2が設けられてい
る。これによって、表示の混信(クロストーク)やゴー
ストが画面内及び画面外に視認されてしまうことを防止
することができる。
【0055】光源からの光であって遮光板44を射出し
た光線L1〜L9は、光学ブロック33の入射面33A
−1〜33A−3より光学ブロック33へ入射する。光
学ブロック33へ入射した光線L1〜L9は、反射面3
3B−1〜33B−3にて全反射され、さらに反射面3
3C−1〜33C−3にて反射される。そして、これら
の光線L1〜L9は、射出面33D−1〜33D−3
(33D−2,33D−3は不図示)から射出され、表
示板23に入射する(投影される)。
【0056】尚、入射面33A−1〜33A−3と射出
面33D−1〜33D−3は、それぞれ曲率を設けたレ
ンズ面で構成される。上述のように本実施形態に係る表
示光投射光学系では、光学ブロック33は3個の光学ブ
ロック33−1〜33−3からなり、9つのチップ型L
ED光源からのLED光を該3個の光学ブロック33−
1〜33−3によって投射する構成である。従って、複
数のチップ型LED光源からの光を1つの光学ブロック
によってペンタプリズム24へ導くために、レンズ面で
ある入射面33A−1〜33A−3は、射出面33D−
1〜33D−3の略中央にLED光を導く役割を担って
いる。またレンズ面である射出面33D−1〜33D−
3は、遮光板40と表示板23とを投影関係とする役割
を担っている。
【0057】また、反射面33C−1〜33C−3は全
反射面でなく、当該面のうち、後述の焦点検出枠23a
〜23iに照射される各光線の反射に関係する所定の範
囲の面の反射率を、反射物質を蒸着することによって大
きくしている。反射面33B−2,33B−3及び反射
面33C−2,33C−3は、焦点検出枠の位置にあわ
せるために、反射面33B−1及び反射面33C−1に
対してそれぞれ角度を変えているため同一平面上にな
い。
【0058】光学ブロック33から射出した光線L1〜
L9は、ペンタプリズム24の前頭部面24a−1から
ペンタプリズム24内へ入射する。ここで、通常ペンタ
プリズム24の三角形の前頭部面24aは、黒色塗装を
施したり荒削り面とすることによって非反射面とされる
が、本実施形態では入射面を確保するために前頭部面2
4aの一部(図6中台形状の面)24a−1を鏡面とし
ている。従って、前頭部面24a−2が非反射面、前頭
部面24a−1が鏡面となっている。
【0059】図7は、表示板23の断面、及び投光要素
(33,34)からのLED光の光路を示す拡大断面図
である。表示板23に設けられた表示部(焦点検出枠)
23a〜23iは、多数の微細なプリズムによって構成
されており、その断面は図7に示すように微小三角形が
集合した形状をしている。このため、不図示の撮影光学
系とフォーカシングスクリーン22を介して表示板23
へ入射した光Lは、焦点検出枠23a〜23iにて屈折
される。従って焦点検出枠23a〜23iに入射した光
Lは、接眼レンズ25の方向からそれてしまうために、
通常この部分は周囲に比べて暗くなる。
【0060】また、投光要素(33,34)によって表
示板23の焦点検出枠23a〜23iを照明した場合に
ついて、以下に述べる。例えば、中央エリアの光線L1
に着目して考えると、投光要素(33,34)からのL
ED光(光線L1)は、焦点検出枠23aを構成する微
細プリズムの斜面23a−1にて全反射され、さらに該
斜面23a−1と対向する斜面23a−2にて全反射さ
れる。この全反射された光線L1は、真上(カメラ上
方)へ進行する。一方、焦点検出枠23aを構成する微
細プリズムに入射しないLED光は、フォーカシングス
クリーン22を透過して可動ミラー21の方へ抜けるた
め視認されることがない。また中央エリアの上下の光線
L4及び光線L7は、斜面23d−1,23d−2及び
斜面23g−1,23g−2にてそれぞれ全反射され
る。この全反射された光線L4及び光線L7は、真上で
はなく、アイポイント27へ到達する方向へ進行する。
これは、各斜面にて反射された光がアイポイント27へ
到達するように、焦点検出エリア毎に各斜面の角度が設
定されているためである。さらに、表示板23において
微細プリズム以外の面23m,23nは、それぞれ透明
である。このため、通常黒く表示される焦点検出枠23
a〜23iのうちのどの焦点検出枠を選択したかを確認
するために、選択的に赤く表示する構成とすることがで
きる。
【0061】また、フォーカシングスクリーン22の面
22mはフレネル面、面22nはマット面である。ま
た、表示板23の微細プリズム側の面23nをフォーカ
シングスクリーン22の面22mに極力接近させる構成
としているため、マット面(面22n)と焦点検出枠2
3a〜23iとの視度の違いが感じられることがない。
【0062】図8は、表示板23を示す図である。表示
板23は、9つの焦点検出枠23a〜23iが配置され
ている。上述のように、それぞれの焦点検出枠23a〜
23iは多数の微細なプリズムによって構成されてい
る。また上述のように本実施形態に係る表示光投射光学
系は、9つのチップ型LED光源からのLED光を、3
個の光学ブロック33−1〜33−3によって構成され
た光学ブロック33によって投射する構成である。しか
し本発明はこれに限られず、ペンタプリズム24の前頭
部分の大きさを考慮しつつ、5個の光学ブロックにて1
5個のチップ型LED光源からのLED光を投射する構
成とすることも十分に可能である。
【0063】以上、本実施形態に係る一眼レフカメラに
よれば、表示光投射光学系においてチップ型LED光源
を採用することによって発生する迷光を、レンズアレイ
に設けた導光路及び遮光部材によって遮光することがで
きる。このため、迷光に起因する表示の混信やゴースト
像の発生を防止することができる。従って、多数の焦点
検出エリア(焦点検出枠)を表示した場合でも、表示光
投射光学系をカメラ内にコンパクトに収納することがで
きるため、デザイン的な制限も解消することができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多数の焦点検出エリアを表示でき、小型、かつ簡便な構
成の表示光投射光学系を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施形態に係るカメラの
表示光投射光学系の構成を示す図、(b)はその光学ブ
ロック近傍の構成を拡大して示す図である。
【図2】(a)は本発明の第1実施形態における3つの
光学ブロックを一体化した構成を示す図、(b)はその
うちの一つの光学ブロックの断面図である。
【図3】(a)は本発明の第1実施形態における3つの
光学ブロックを用いた場合の遮光板の構成を示す図、
(b)は3つの光学ブロックを用いた場合の表示板に形
成されている微細プリズムの配列を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る表示光投射光学系
を備えた一眼レフカメラを横から見た断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態における投光要素(3
3,34)を示す拡大図である。
【図6】本発明の第2実施形態における投光要素(3
3,34)及びペンタプリズム24を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の第2実施形態における表示板23の断
面、及び投光要素(33,34)からのLED光の光路
を示す拡大断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態における表示板23を示
す図である。
【図9】本発明の第1実施形態における5つの光学ブロ
ックを一体化した構成を示す図(z軸方向からみた図)
である。
【図10】本発明の第1実施形態における5つの光学ブ
ロックを一体化した構成を示す図(x軸方向からみた
図)である。
【図11】(a)は本発明の第1実施形態における5つ
の光学ブロックを用いた場合の遮光板の構成を示す図、
(b)は5つの光学ブロックを用いた場合の表示板に形
成されている微細プリズムの配列を示す図である。
【符号の説明】
1 基板 1a,1b チップ型LED光源 2 光透過性平板 3 遮光板 4,41,42,43,51,52,53,54,55
光学ブロック 5 ペンタプリズム 6 表示板 7 ファインダ光学系 8 アイポイント 2a,2b 半球レンズ 3b 開口部 LS 遮光部 K1〜K11 開口部 A1〜A11 微細プリズム 20 一眼レフカメラ 22 フォーカシングスクリーン 23 表示板 23a〜23i 焦点検出枠 24 ペンタプリズム 25 接眼レンズ 28 アイポイント 33 光学ブロック 36(36a〜36i) チップ型LED光源 37 第1遮光部材 38 レンズアレイ 38a−1〜38i−1 半球形状のレンズ 38a−2〜38i−2 導光路 39 第2遮光部材 44 遮光板 44a〜44i 開口部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/20 G03B 3/00 A (72)発明者 尾鷲 正夫 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 Fターム(参考) 2H011 AA01 BB01 DA05 2H018 AA21 AA26 BE02 2H051 AA01 DA07 GA02 GA09 GA17 GB01 2H087 KA01 KA14 LA11 RA41 RA42 2H102 AA44 BB05 CA13 CA14 CA26 CA27

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源光を供給するための複数の発光光源
    と、 前記各発光光源の位置に対応して設けられた複数のレン
    ズを有する光透過性平板と、 前記レンズの位置に対応して設けられた複数の開口部を
    有する遮光板と、 少なくとも2つ以上の前記発光光源からの光を入射する
    一つの入射面と、前記入射面から入射した光を射出する
    一つの射出面とを有する光学ブロックと、 前記光学ブロックの前記射出面から射出した光を所定表
    示面に導くプリズム部材とを有することを特徴とするカ
    メラの表示光投射光学系。
  2. 【請求項2】前記光学ブロックを複数有することを特徴
    とする請求項1に記載のカメラの表示光投射光学系。
  3. 【請求項3】前記光学ブロックの前記入射面は、前記複
    数の発光光源からの光を前記光学ブロックの前記射出面
    の中央近傍に導くための所定の曲率を有することを特徴
    とする請求項1又は2に記載のカメラの表示光投射光学
    系。
  4. 【請求項4】前記複数の光学ブロックどうしが隣接する
    部分に迷光防止部をさらに有することを特徴とする請求
    項2に記載のカメラの表示光投射光学系。
  5. 【請求項5】前記光透過性平板は、前記光透過性平板の
    前記発光光源側の面に、前記複数の発光光源からの光を
    拡散する拡散部が設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載のカメラの表示光投射光学系。
  6. 【請求項6】前記光透過性平板は、前記光透過性平板自
    体が前記複数の発光光源からの光を拡散する機能を兼用
    する構成であることを特徴とする請求項1に記載のカメ
    ラの表示光投射光学系。
  7. 【請求項7】前記遮光板の前記開口部近傍に、所定の情
    報を表示する表示素子をさらに有することを特徴とする
    請求項1に記載のカメラの表示光投射光学系。
  8. 【請求項8】光源光を供給するための複数の発光光源
    と、 前記各発光光源の位置に対応して設けられた複数のレン
    ズを有する光透過性平板と、 前記レンズの位置に対応して設けられた複数の開口部を
    有する遮光板と、 少なくとも2つ以上の前記発光光源からの光を入射する
    一つの入射面と、前記入射面から入射した光を反射する
    第1の反射面と、前記第1の反射面にて反射された光を
    反射する第2の反射面と、前記第2の反射面にて反射さ
    れた光を射出する一つの射出面とを有する光学ブロック
    と、 前記光学ブロックの前記射出面から射出した光を所定表
    示面に導くプリズム部材とを有するカメラの表示光投射
    光学系であって、 前記光学ブロックの前記入射面と前記射出面とは、所定
    の曲率を有し、 前記光学ブロックの前記第1の反射面と前記第2の反射
    面とは、不要光除外部を有することを特徴とするカメラ
    の表示光投射光学系。
  9. 【請求項9】前記光学ブロックの前記第2の反射面は、
    蒸着を施した鏡面部と、前記不要光除外部とからなり、 前記不要光除外部は、荒削り面であることを特徴とする
    請求項8に記載のカメラの表示光投射光学系。
  10. 【請求項10】前記光学ブロックの前記第1の反射面
    は、鏡面部と、前記不要光除外部とからなり、 前記不要光除外部は、荒削り面であることを特徴とする
    請求項8に記載のカメラの表示光投射光学系。
  11. 【請求項11】前記光学ブロックを複数有することを特
    徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載のカメ
    ラの表示光投射光学系。
  12. 【請求項12】前記各光学ブロックの前記第1の反射面
    における前記不要光除外部どうしが、同一平面をなすこ
    とを特徴とする請求項11に記載のカメラの表示光投射
    光学系。
  13. 【請求項13】光源光を供給するための複数の発光光源
    と、 前記各発光光源の位置に対応して設けられた複数のレン
    ズを有するレンズアレイ部材と、 前記各レンズの位置に対応して設けられた複数の開口部
    を有する遮光板と、 迷光を遮光するための遮光部材とを有することを特徴と
    するカメラの表示光投射光学系。
  14. 【請求項14】前記レンズアレイ部材が、前記各発光光
    源からの光源光を前記各レンズに導くための複数の導光
    部をさらに有することを特徴とする請求項13に記載の
    カメラの表示光投射光学系。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005234148A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Sigma Corp カメラのファインダー内照明装置
US7233439B2 (en) 2003-09-08 2007-06-19 Seiko Epson Corporation Screen member for a transmission screen, a transmission screen and a rear projection

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