JP2003106381A - ケーブル支持チェーン - Google Patents
ケーブル支持チェーンInfo
- Publication number
- JP2003106381A JP2003106381A JP2001302898A JP2001302898A JP2003106381A JP 2003106381 A JP2003106381 A JP 2003106381A JP 2001302898 A JP2001302898 A JP 2001302898A JP 2001302898 A JP2001302898 A JP 2001302898A JP 2003106381 A JP2003106381 A JP 2003106381A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall portion
- cable support
- side wall
- support chain
- cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
- Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 チェーン単位部材における中空部分のスペー
スをケーブルの挿設のために十分に割り当て、且つ、両
方向から制御信号伝達手段の挿入可能とするケーブル支
持チェーンを提案する。 【解決手段】 単位部材2を連設するための単位部材2
がワイヤ穴部21cのみを両側壁部21内に設ける単純
な構成であると共に単位部材2におけるケーブル14を
装入する等のための中空部の割合が高いので、中空部の
スペースが有効活用でき、更に、中空部のスペースを縮
小することでケーブル支持チェーン1自体の小型化が簡
単に図ることができる。
スをケーブルの挿設のために十分に割り当て、且つ、両
方向から制御信号伝達手段の挿入可能とするケーブル支
持チェーンを提案する。 【解決手段】 単位部材2を連設するための単位部材2
がワイヤ穴部21cのみを両側壁部21内に設ける単純
な構成であると共に単位部材2におけるケーブル14を
装入する等のための中空部の割合が高いので、中空部の
スペースが有効活用でき、更に、中空部のスペースを縮
小することでケーブル支持チェーン1自体の小型化が簡
単に図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルを保護す
るケーブル支持チェーンに関し、特に可動体の往復直線
運動に伴ってケーブルを屈曲案内するケーブル支持チェ
ーンに関する。
るケーブル支持チェーンに関し、特に可動体の往復直線
運動に伴ってケーブルを屈曲案内するケーブル支持チェ
ーンに関する。
【0002】往復直線移動する可動部をもつ機械におい
ては、可動体を介して電力、制御信号等を伝達するため
に、当該電力、制御信号を通すケーブルを可動体に直接
付けていた。このため、可動体の往復直線移動に伴っ
て、当該ケーブルが引きずられたり、屈曲したりして破
損する恐れがあり、従来からケーブルを保護すると共に
屈曲案内するケーブル支持チェーンなるものが使用され
てきた。
ては、可動体を介して電力、制御信号等を伝達するため
に、当該電力、制御信号を通すケーブルを可動体に直接
付けていた。このため、可動体の往復直線移動に伴っ
て、当該ケーブルが引きずられたり、屈曲したりして破
損する恐れがあり、従来からケーブルを保護すると共に
屈曲案内するケーブル支持チェーンなるものが使用され
てきた。
【0003】
【従来の技術】従来のケーブル支持チェーンとしては、
特開平9・177902号公報に開示されるものがあ
り、これを図7又は図8に示す。この図7はケーブル支
持チェーンの断面図及び斜視図、図8はケーブル支持チ
ェーンへのケーブルの挿入動作の斜視図及びケーブル支
持チェーンの使用動作の断面図を示す。
特開平9・177902号公報に開示されるものがあ
り、これを図7又は図8に示す。この図7はケーブル支
持チェーンの断面図及び斜視図、図8はケーブル支持チ
ェーンへのケーブルの挿入動作の斜視図及びケーブル支
持チェーンの使用動作の断面図を示す。
【0004】前記図7において従来のケーブル支持チェ
ーン100は、所定の間隔をおいて相対する一対の側板
115の下部相互を連結する支持板107及び側板11
5の上部相互を連結する上面板117を夫々一体形成し
たチェーン単位部材103と、隣設するチェーン単位部
材103相互を長手方向へ連結する弾性連結部材105
とを備える構成している。前記上面板117は開口部1
17aを有し、チェーン単位部材103相互を連結する
ことで、前記チェーン単位部材103相互の開口部11
7aが連続した複数のZ字形の開口部を形成している。
そして相互が連結されたチェーン単位部材103の側板
間にケーブル114を挿入して取付ける(図8(A)参
照)。この状態にてケーブル114及びケーブル支持チ
ェーンの一端部が取付けられた可動体が往復移動される
と、弾性変形する弾性連結部材105によりチェーン単
位部材103を屈曲させて収容されたケーブル114を
支持案内する(図8(B)参照)。
ーン100は、所定の間隔をおいて相対する一対の側板
115の下部相互を連結する支持板107及び側板11
5の上部相互を連結する上面板117を夫々一体形成し
たチェーン単位部材103と、隣設するチェーン単位部
材103相互を長手方向へ連結する弾性連結部材105
とを備える構成している。前記上面板117は開口部1
17aを有し、チェーン単位部材103相互を連結する
ことで、前記チェーン単位部材103相互の開口部11
7aが連続した複数のZ字形の開口部を形成している。
そして相互が連結されたチェーン単位部材103の側板
間にケーブル114を挿入して取付ける(図8(A)参
照)。この状態にてケーブル114及びケーブル支持チ
ェーンの一端部が取付けられた可動体が往復移動される
と、弾性変形する弾性連結部材105によりチェーン単
位部材103を屈曲させて収容されたケーブル114を
支持案内する(図8(B)参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のチェーンケーブ
ル100は以上のように構成されていたことから、ケー
ブル114の損傷或いは磨耗を防止し、チェーン単位部
材相互の接触よる騒音発生を防止することができるが、
複数のチェーン単位部材103を連結する弾性連結部材
105がチェーン単位部材103の支持板107全領域
に亘って配設される構成となり、チェーン単位部材10
3の内部空間が狭くケーブル等の収納スペースを十分確
保できないという課題を有する。特に、可動時に必要な
スペースのことも考え合わせるとケーブルの挿設のため
のスペースが、チェーン単位部材103における割合と
して少なくスペースの有効活用ができないと共に小型化
が難しいという課題を有する。また、チェーン単位部材
103の支持板107は弾性連結部材105と係合させ
ており、上面板117方向からケーブル114を挿入す
ることはできても、支持板107方向よりケーブル11
4を挿入することはできない、つまり、単方向からのみ
の挿入しかできないという課題を有する。
ル100は以上のように構成されていたことから、ケー
ブル114の損傷或いは磨耗を防止し、チェーン単位部
材相互の接触よる騒音発生を防止することができるが、
複数のチェーン単位部材103を連結する弾性連結部材
105がチェーン単位部材103の支持板107全領域
に亘って配設される構成となり、チェーン単位部材10
3の内部空間が狭くケーブル等の収納スペースを十分確
保できないという課題を有する。特に、可動時に必要な
スペースのことも考え合わせるとケーブルの挿設のため
のスペースが、チェーン単位部材103における割合と
して少なくスペースの有効活用ができないと共に小型化
が難しいという課題を有する。また、チェーン単位部材
103の支持板107は弾性連結部材105と係合させ
ており、上面板117方向からケーブル114を挿入す
ることはできても、支持板107方向よりケーブル11
4を挿入することはできない、つまり、単方向からのみ
の挿入しかできないという課題を有する。
【0006】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、チェーン単位部材における中空部分のスペー
スをケーブルの挿設のために十分に割り当て、且つ、両
方向から制御信号伝達手段の挿入可能とするケーブル支
持チェーンを提案することを目的とする。
たもので、チェーン単位部材における中空部分のスペー
スをケーブルの挿設のために十分に割り当て、且つ、両
方向から制御信号伝達手段の挿入可能とするケーブル支
持チェーンを提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るケーブル支
持チェーンは、中空の箱状体からなる単位部材を複数連
設し、当該複数の単位部材を連設部材で屈曲自在に係合
させて形成されるケーブル支持チェーンにおいて、前記
単位部材が、両側壁部を少なくとも平行な二辺を有する
多角形状に形成され、当該両側壁部に貫通する複数の単
位部材を連設する連設方向に挿通孔を形成され、前記連
結部材が前記複数の単位部材における各挿通孔に連続し
て挿通するフレキシブルワイヤで形成されるものであ
る。このように本発明においては、単位部材を連設する
ための単位部材が挿通孔のみを両側壁部内に設ける単純
な構成であると共に単位部材におけるケーブルを装入す
る等のための中空部の割合が高いので、中空部のスペー
スが有効活用でき、更に、中空部のスペースを縮小する
ことでケーブル支持チェーン自体の小型化が簡単に図る
ことができる。
持チェーンは、中空の箱状体からなる単位部材を複数連
設し、当該複数の単位部材を連設部材で屈曲自在に係合
させて形成されるケーブル支持チェーンにおいて、前記
単位部材が、両側壁部を少なくとも平行な二辺を有する
多角形状に形成され、当該両側壁部に貫通する複数の単
位部材を連設する連設方向に挿通孔を形成され、前記連
結部材が前記複数の単位部材における各挿通孔に連続し
て挿通するフレキシブルワイヤで形成されるものであ
る。このように本発明においては、単位部材を連設する
ための単位部材が挿通孔のみを両側壁部内に設ける単純
な構成であると共に単位部材におけるケーブルを装入す
る等のための中空部の割合が高いので、中空部のスペー
スが有効活用でき、更に、中空部のスペースを縮小する
ことでケーブル支持チェーン自体の小型化が簡単に図る
ことができる。
【0008】また、本発明に係るケーブル支持チェーン
は必要に応じて、前記単位部材における両側壁部の上部
にある上壁部及び/又は両側壁部の下部にある下壁部を
開閉可能とするものである。このように本発明において
は、複数の単位部材同士を両側壁部のみでフレキシブル
ワイヤを介して連設する構造としているので、上壁部及
び底壁部のいづれも開閉自在に形成して両方向からケー
ブルを中空部に装入することもできる。
は必要に応じて、前記単位部材における両側壁部の上部
にある上壁部及び/又は両側壁部の下部にある下壁部を
開閉可能とするものである。このように本発明において
は、複数の単位部材同士を両側壁部のみでフレキシブル
ワイヤを介して連設する構造としているので、上壁部及
び底壁部のいづれも開閉自在に形成して両方向からケー
ブルを中空部に装入することもできる。
【0009】また、本発明に係るケーブル支持チェーン
は必要に応じて、前記単位部材における両側壁部の平行
な二辺の終端部近傍にコーナー部を備えるものである。
このように本発明においては、ケーブル支持チェーンの
屈曲する角度の調整により、各単位部材同士の衝突によ
る騒音を抑止することができると共に衝突による磨耗か
ら発生する粉塵などのゴミを減少することができる。
は必要に応じて、前記単位部材における両側壁部の平行
な二辺の終端部近傍にコーナー部を備えるものである。
このように本発明においては、ケーブル支持チェーンの
屈曲する角度の調整により、各単位部材同士の衝突によ
る騒音を抑止することができると共に衝突による磨耗か
ら発生する粉塵などのゴミを減少することができる。
【0010】また、本発明に係るケーブル支持チェーン
は必要に応じて、前記単位部材における両側壁部の挿通
孔をコーナー部近傍に形成するものである。このように
本発明においては、ケーブル支持チェーンの屈曲時にフ
レキシブルワイヤの張力が連設された各単位部材に均等
にかかるので、単位部材を極力密着して配設した状態で
円滑に屈曲でき、各単位部材同士の衝突による騒音を抑
止することができると共に衝突による磨耗から発生する
粉塵などのゴミを減少することができる。
は必要に応じて、前記単位部材における両側壁部の挿通
孔をコーナー部近傍に形成するものである。このように
本発明においては、ケーブル支持チェーンの屈曲時にフ
レキシブルワイヤの張力が連設された各単位部材に均等
にかかるので、単位部材を極力密着して配設した状態で
円滑に屈曲でき、各単位部材同士の衝突による騒音を抑
止することができると共に衝突による磨耗から発生する
粉塵などのゴミを減少することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】(本発明の第1の実施形態)以
下、本発明の第1の実施形態に係るケーブル支持チェー
ンについて図に基づき説明する。この図1は本実施形態
に係るケーブル支持チェーンの部分斜視図、図2は本実
施形態に係るケーブル支持チェーンの使用動作の断面斜
視図を示す。前記各図において本実施形態に係るケーブ
ル支持チェーン1は、上壁部22及び底壁部23を矩形
上の板体とすると共に、両側壁部21が平行な二辺を二
対有する六角形状の板体とする中空の箱状体からなり、
この両側壁部21に上壁部22及び底壁部に平行に貫通
する挿通孔であるワイヤ穴部21cを形成された単位部
材2と、複数の単位部材2における各ワイヤ穴部21c
に連続して挿通するフレキシブルワイヤ3とを備える構
成である。この単位部材2は、側部をなす一対の側壁部
21、上部をなす上壁部22及び底部をなす底壁部23
より構成され、2枚の側壁部21を底壁部23より連結
して側壁部21がそれぞれ平行に対向されるようにし、
更に、2枚の側壁部21を上部から上壁部22より連結
して形成される。
下、本発明の第1の実施形態に係るケーブル支持チェー
ンについて図に基づき説明する。この図1は本実施形態
に係るケーブル支持チェーンの部分斜視図、図2は本実
施形態に係るケーブル支持チェーンの使用動作の断面斜
視図を示す。前記各図において本実施形態に係るケーブ
ル支持チェーン1は、上壁部22及び底壁部23を矩形
上の板体とすると共に、両側壁部21が平行な二辺を二
対有する六角形状の板体とする中空の箱状体からなり、
この両側壁部21に上壁部22及び底壁部に平行に貫通
する挿通孔であるワイヤ穴部21cを形成された単位部
材2と、複数の単位部材2における各ワイヤ穴部21c
に連続して挿通するフレキシブルワイヤ3とを備える構
成である。この単位部材2は、側部をなす一対の側壁部
21、上部をなす上壁部22及び底部をなす底壁部23
より構成され、2枚の側壁部21を底壁部23より連結
して側壁部21がそれぞれ平行に対向されるようにし、
更に、2枚の側壁部21を上部から上壁部22より連結
して形成される。
【0012】この側壁部21は、上部の上側壁部21a
と底部の下側壁部21bとこの上側壁部21a及び下側
壁部21bの接点部分に位置しフレキシブルワイヤ3を
挿通するワイヤ穴部21cとからなる。(側壁部21の
コーナー部近傍に挿通する孔ができることとなる。)こ
こで、下側壁部21bは台形状に成形されてこの台形状
の成形により、フレキシブルワイヤ3を複数の単位部材
2の各ワイヤ穴部21cに挿通して単位部材2が連続し
た際に、隣接する各単位部材2相互が屈曲溝21dを形
成する。この屈曲溝21dは、ケーブル支持チェーン1
の屈曲時に各単位部材2相互の屈曲角度を決定する要素
の一つである。つまり、屈曲溝21dの角度を小さくす
るほど屈曲角度は小さくなり、屈曲溝21dの角度を大
きくするほど屈曲角度は大きくなる。そこで、ケーブル
支持チェーン1が保護するケーブルの屈曲制限より小さ
な屈曲角度になるように屈曲溝21dを形成する。
と底部の下側壁部21bとこの上側壁部21a及び下側
壁部21bの接点部分に位置しフレキシブルワイヤ3を
挿通するワイヤ穴部21cとからなる。(側壁部21の
コーナー部近傍に挿通する孔ができることとなる。)こ
こで、下側壁部21bは台形状に成形されてこの台形状
の成形により、フレキシブルワイヤ3を複数の単位部材
2の各ワイヤ穴部21cに挿通して単位部材2が連続し
た際に、隣接する各単位部材2相互が屈曲溝21dを形
成する。この屈曲溝21dは、ケーブル支持チェーン1
の屈曲時に各単位部材2相互の屈曲角度を決定する要素
の一つである。つまり、屈曲溝21dの角度を小さくす
るほど屈曲角度は小さくなり、屈曲溝21dの角度を大
きくするほど屈曲角度は大きくなる。そこで、ケーブル
支持チェーン1が保護するケーブルの屈曲制限より小さ
な屈曲角度になるように屈曲溝21dを形成する。
【0013】前記ケーブル支持チェーン1は、前記形成
された単位部材2を複数並べフレキシブルワイヤ3を各
単位部材2のワイヤ穴部21cに挿通して連設して形成
される。ここで、ケーブル支持チェーン1の両端におい
てフレキシブルワイヤ3は金具等により固定されてお
り、フレキシブルワイヤ3への張力の調整で前記ケーブ
ル支持チェーン1における屈曲角度の調整することもで
きる。
された単位部材2を複数並べフレキシブルワイヤ3を各
単位部材2のワイヤ穴部21cに挿通して連設して形成
される。ここで、ケーブル支持チェーン1の両端におい
てフレキシブルワイヤ3は金具等により固定されてお
り、フレキシブルワイヤ3への張力の調整で前記ケーブ
ル支持チェーン1における屈曲角度の調整することもで
きる。
【0014】次に、本実施形態に係るケーブル支持チェ
ーンの使用動作について説明する。ケーブル支持チェー
ン1を屈曲させずに連設方向に平行に並べた状態で、ケ
ーブル14をケーブル支持チェーン1の中空部分に装入
する。前記ケーブル14が装入されたケーブル支持チェ
ーン1の一方端部を機械の固定部(図示なし)に、又他
方端部を機械の可動体(図示なし)に取付ける。そして
機械の可動体が往復移動されると、ケーブル支持チェー
ン1は機械の可動体の移動に合わせて図2(B)に示す
ようにフレキシブルワイヤ3の歪曲により屈曲させなが
ら装入されたケーブル14を図2(A)に示すように屈
曲させる。
ーンの使用動作について説明する。ケーブル支持チェー
ン1を屈曲させずに連設方向に平行に並べた状態で、ケ
ーブル14をケーブル支持チェーン1の中空部分に装入
する。前記ケーブル14が装入されたケーブル支持チェ
ーン1の一方端部を機械の固定部(図示なし)に、又他
方端部を機械の可動体(図示なし)に取付ける。そして
機械の可動体が往復移動されると、ケーブル支持チェー
ン1は機械の可動体の移動に合わせて図2(B)に示す
ようにフレキシブルワイヤ3の歪曲により屈曲させなが
ら装入されたケーブル14を図2(A)に示すように屈
曲させる。
【0015】このように本実施形態のケーブル支持チェ
ーンによれば、ケーブル支持チェーン1は複数の単位部
材2をワイヤ穴部21cにフレキシブルワイヤ3を挿通
することで連設して形成し、単位部材2は連設するため
にワイヤ穴部21cを有するのみでケーブル支持チェー
ンにおける中空部のスペースの割合が高いので、ケーブ
ル支持チェーンを小型化することができ、省スペース化
が可能となる。また、上側壁部21a及び下側壁部21
bの接点部分に位置しフレキシブルワイヤ3を挿通する
ワイヤ穴部21cを設け、側壁部21のコーナー部近傍
に挿通孔ができることとなり、ケーブル支持チェーン1
の屈曲時にフレキシブルワイヤ3の張力が連設された各
単位部材2に均等にかかるので、単位部材2を極力密着
して配設した状態で円滑に屈曲できることとなり、各単
位部材2同士の衝突による騒音を抑止することができる
と共に衝突による磨耗から発生する粉塵などのゴミを減
少することができる。
ーンによれば、ケーブル支持チェーン1は複数の単位部
材2をワイヤ穴部21cにフレキシブルワイヤ3を挿通
することで連設して形成し、単位部材2は連設するため
にワイヤ穴部21cを有するのみでケーブル支持チェー
ンにおける中空部のスペースの割合が高いので、ケーブ
ル支持チェーンを小型化することができ、省スペース化
が可能となる。また、上側壁部21a及び下側壁部21
bの接点部分に位置しフレキシブルワイヤ3を挿通する
ワイヤ穴部21cを設け、側壁部21のコーナー部近傍
に挿通孔ができることとなり、ケーブル支持チェーン1
の屈曲時にフレキシブルワイヤ3の張力が連設された各
単位部材2に均等にかかるので、単位部材2を極力密着
して配設した状態で円滑に屈曲できることとなり、各単
位部材2同士の衝突による騒音を抑止することができる
と共に衝突による磨耗から発生する粉塵などのゴミを減
少することができる。
【0016】(本発明の第2の実施形態)本発明の第2
の実施形態に係るケーブル支持チェーンについて図に基
づき説明する。図3は本実施形態に係るケーブル支持チ
ェーンにおける単位部材の断面図を示す。同図において
本実施形態に係るケーブル支持チェーン1は、前記第1
の実施形態に記載のケーブル支持チェーン1と同様に、
上壁部22及び底壁部23を略矩形上の板体とすると共
に、両側壁部21が平行な二辺を二対有する六角形状の
板体とする中空の箱状体からなり、この両側壁部21に
上壁部22及び底壁部に平行に貫通する挿通孔であるワ
イヤ穴部21cを形成された単位部材2と、複数の単位
部材2における各ワイヤ穴部21cに連続して挿通する
フレキシブルワイヤ3とを備える構成とし、この構成に
加え、前記両側壁部21における上側壁部21aが端部
において斜部を持つ鉤状に切削された係合凹部41aを
有し、前記上壁部22が全体構造として弾性体で成形さ
れており、両側端部において上側壁部21aの係合凹部
41aの形状と同形の鉤状に成型された係合凸部42a
を有する構成である。
の実施形態に係るケーブル支持チェーンについて図に基
づき説明する。図3は本実施形態に係るケーブル支持チ
ェーンにおける単位部材の断面図を示す。同図において
本実施形態に係るケーブル支持チェーン1は、前記第1
の実施形態に記載のケーブル支持チェーン1と同様に、
上壁部22及び底壁部23を略矩形上の板体とすると共
に、両側壁部21が平行な二辺を二対有する六角形状の
板体とする中空の箱状体からなり、この両側壁部21に
上壁部22及び底壁部に平行に貫通する挿通孔であるワ
イヤ穴部21cを形成された単位部材2と、複数の単位
部材2における各ワイヤ穴部21cに連続して挿通する
フレキシブルワイヤ3とを備える構成とし、この構成に
加え、前記両側壁部21における上側壁部21aが端部
において斜部を持つ鉤状に切削された係合凹部41aを
有し、前記上壁部22が全体構造として弾性体で成形さ
れており、両側端部において上側壁部21aの係合凹部
41aの形状と同形の鉤状に成型された係合凸部42a
を有する構成である。
【0017】上壁部22の係合凸部42aと両側壁部2
1の係合凹部41aとは、上壁部22を両側壁部21へ
直下に接近させ上壁部22の係合凸部42aの斜部と上
側壁部21aの端部とを接触させ、更に上壁部22を両
側壁部21へ接近させることで弾性体で成形された上壁
部22の係合凸部42aが斜部に従い拡開して同形の上
壁部22の係合凸部42aと両側壁部21の係合凹部4
1aとが係合し両側壁部21と上壁部22とを嵌着させ
ることができる。逆に、係合している上壁部22の係合
凸部42aと両側壁部21の係合凹部41aとは、一端
の上壁部22の係合凸部42aを外から外力を加えるこ
とにより一端の係合を解き、上壁部22を上方へ離して
他端の係合も解き両側壁部21と上壁部22とを脱着さ
せることができる。このように単位部材2の上壁部22
が両側壁部21に対して着脱自在となる。
1の係合凹部41aとは、上壁部22を両側壁部21へ
直下に接近させ上壁部22の係合凸部42aの斜部と上
側壁部21aの端部とを接触させ、更に上壁部22を両
側壁部21へ接近させることで弾性体で成形された上壁
部22の係合凸部42aが斜部に従い拡開して同形の上
壁部22の係合凸部42aと両側壁部21の係合凹部4
1aとが係合し両側壁部21と上壁部22とを嵌着させ
ることができる。逆に、係合している上壁部22の係合
凸部42aと両側壁部21の係合凹部41aとは、一端
の上壁部22の係合凸部42aを外から外力を加えるこ
とにより一端の係合を解き、上壁部22を上方へ離して
他端の係合も解き両側壁部21と上壁部22とを脱着さ
せることができる。このように単位部材2の上壁部22
が両側壁部21に対して着脱自在となる。
【0018】次に、本実施形態に係るケーブル支持チェ
ーンの使用動作について説明する。始めに、この上壁部
22の一対の係合凸部42aの係合を解くことにより上
壁部22を両側壁部21より脱着させる。このように上
壁部22を両側壁部21より脱着させることで各単位部
材2の上面を開口した状態にし、ケーブル支持チェーン
1の中空部へケーブル14を装入する。全てのケーブル
14を装入完了した後に、始めとは逆に、上壁部22の
係合凸部42aを上側壁部21aの係合凹部41aに係
合させ閉塞した状態にする。以下、使用動作について
は、前記第1の実施形態に係るケーブル支持チェーンと
同様である。このように本実施形態によれば、係合構造
を用いて上壁部22と両側壁21とを嵌着させ、必要に
応じて前記係合を解くことで、上壁部22を完全に両側
壁21より脱着させているので、ケーブル支持チェーン
1の上面を開口した場合における開口部が広く、ケーブ
ル14の装入を簡単に行うことができる。
ーンの使用動作について説明する。始めに、この上壁部
22の一対の係合凸部42aの係合を解くことにより上
壁部22を両側壁部21より脱着させる。このように上
壁部22を両側壁部21より脱着させることで各単位部
材2の上面を開口した状態にし、ケーブル支持チェーン
1の中空部へケーブル14を装入する。全てのケーブル
14を装入完了した後に、始めとは逆に、上壁部22の
係合凸部42aを上側壁部21aの係合凹部41aに係
合させ閉塞した状態にする。以下、使用動作について
は、前記第1の実施形態に係るケーブル支持チェーンと
同様である。このように本実施形態によれば、係合構造
を用いて上壁部22と両側壁21とを嵌着させ、必要に
応じて前記係合を解くことで、上壁部22を完全に両側
壁21より脱着させているので、ケーブル支持チェーン
1の上面を開口した場合における開口部が広く、ケーブ
ル14の装入を簡単に行うことができる。
【0019】(本発明の第3の実施形態)本発明の第3
の実施形態に係るケーブル支持チェーンについて図に基
づき説明する。この図4は本実施形態に係るケーブル支
持チェーンの部分斜視図、図5は本実施形態に係るケー
ブル支持チェーンにおける単位部材の断面図を示す。前
記各図において本実施形態に係るケーブル支持チェーン
1は、前記第1の実施形態に記載のケーブル支持チェー
ン1と同様な構成とし、この構成に加えて、前記上壁部
22及び底壁部23が一端に略円柱状に成型された係合
軸凸部42b、43dを有すると共に、対向する他端に
斜部を持つ鉤状に成型された係合凸部42a、43cを
有し、両側壁部21が一端に前記成型された係合軸凸部
42b、43dと同形の略円柱状に切削された係合軸凹
部41b、41dを有すると共に、対向する他端に前記
成型された係合凸部42a、43cと同形の鉤状に切削
された係合凹部41a、41cを有する構成である。
の実施形態に係るケーブル支持チェーンについて図に基
づき説明する。この図4は本実施形態に係るケーブル支
持チェーンの部分斜視図、図5は本実施形態に係るケー
ブル支持チェーンにおける単位部材の断面図を示す。前
記各図において本実施形態に係るケーブル支持チェーン
1は、前記第1の実施形態に記載のケーブル支持チェー
ン1と同様な構成とし、この構成に加えて、前記上壁部
22及び底壁部23が一端に略円柱状に成型された係合
軸凸部42b、43dを有すると共に、対向する他端に
斜部を持つ鉤状に成型された係合凸部42a、43cを
有し、両側壁部21が一端に前記成型された係合軸凸部
42b、43dと同形の略円柱状に切削された係合軸凹
部41b、41dを有すると共に、対向する他端に前記
成型された係合凸部42a、43cと同形の鉤状に切削
された係合凹部41a、41cを有する構成である。
【0020】前記上壁部22と一方の側壁部21とは、
一方の側壁部21の係合軸凹部41bに対して同形の上
壁部22の係合軸凸部42bを合致するよう嵌入させる
ことで係合軸凸部42b(係合軸凹部41b)を中心に
して上壁部22が側壁部21に対して開閉自在となり、
同様に、前記底壁部23と他方の側壁部21とは、他方
の側壁部21の係合軸凹部41dに対して同形の底壁部
23の係合軸凸部43dを合致するよう嵌入させること
で係合軸凸部43d(係合軸凹部41d)を中心にして
底壁部23が側壁部21に対して開閉自在となる。
一方の側壁部21の係合軸凹部41bに対して同形の上
壁部22の係合軸凸部42bを合致するよう嵌入させる
ことで係合軸凸部42b(係合軸凹部41b)を中心に
して上壁部22が側壁部21に対して開閉自在となり、
同様に、前記底壁部23と他方の側壁部21とは、他方
の側壁部21の係合軸凹部41dに対して同形の底壁部
23の係合軸凸部43dを合致するよう嵌入させること
で係合軸凸部43d(係合軸凹部41d)を中心にして
底壁部23が側壁部21に対して開閉自在となる。
【0021】更に、前記他方の側壁部21が嵌入してい
る前記底壁部23と一方の側壁部21とは、一方の側壁
部21の係合凹部41cに対して同形の底壁部23の係
合凸部43cを合致するよう接近させ底壁部23の係合
凸部43cの斜部を一方の側壁部21の底側壁部21b
の端部と接触させ、更に底壁部23の係合凸部43cを
接近させることで弾性体で成形された底壁部23の係合
凸部43cが斜部に従い拡開して同形の底壁部23の係
合凸部43cと側壁部21の係合凹部41cとが係合し
一方の側壁部21と底壁部23とを嵌着させ底壁部23
を閉状態に固定することができる。
る前記底壁部23と一方の側壁部21とは、一方の側壁
部21の係合凹部41cに対して同形の底壁部23の係
合凸部43cを合致するよう接近させ底壁部23の係合
凸部43cの斜部を一方の側壁部21の底側壁部21b
の端部と接触させ、更に底壁部23の係合凸部43cを
接近させることで弾性体で成形された底壁部23の係合
凸部43cが斜部に従い拡開して同形の底壁部23の係
合凸部43cと側壁部21の係合凹部41cとが係合し
一方の側壁部21と底壁部23とを嵌着させ底壁部23
を閉状態に固定することができる。
【0022】同様に、前記一方の側壁部21が嵌入して
いる上壁部22と他方の側壁部21とは、他方の側壁部
21の係合凹部41aに対して同形の上壁部22の係合
凸部42aを合致するよう接近させ上壁部22の係合凸
部42aの斜部を他方の側壁部21の上側壁部21aの
端部と接触させ、更に上壁部22の係合凸部42aを接
近させることで弾性体で成形された上壁部22の係合凸
部42aが斜部に従い拡開して同形の上壁部22の係合
凸部42aと他方の側壁部21の係合凹部41aとが係
合し他方の側壁部21と上壁部22とを嵌着させ上壁部
22を閉状態に固定することができる。
いる上壁部22と他方の側壁部21とは、他方の側壁部
21の係合凹部41aに対して同形の上壁部22の係合
凸部42aを合致するよう接近させ上壁部22の係合凸
部42aの斜部を他方の側壁部21の上側壁部21aの
端部と接触させ、更に上壁部22の係合凸部42aを接
近させることで弾性体で成形された上壁部22の係合凸
部42aが斜部に従い拡開して同形の上壁部22の係合
凸部42aと他方の側壁部21の係合凹部41aとが係
合し他方の側壁部21と上壁部22とを嵌着させ上壁部
22を閉状態に固定することができる。
【0023】逆に、係合している上壁部22の係合凸部
42aと他方の側壁部21の係合凹部41aとは、上壁
部22の係合凸部42aを外から外力を加えることによ
り係合を解き上壁部22を開閉自在にすることができ、
係合している底壁部23の係合凸部43cと一方の側壁
部21の係合凹部41cとは、底壁部23の係合凸部4
3cを外から外力を加えることにより係合を解き底壁部
23を開閉自在にすることができる。
42aと他方の側壁部21の係合凹部41aとは、上壁
部22の係合凸部42aを外から外力を加えることによ
り係合を解き上壁部22を開閉自在にすることができ、
係合している底壁部23の係合凸部43cと一方の側壁
部21の係合凹部41cとは、底壁部23の係合凸部4
3cを外から外力を加えることにより係合を解き底壁部
23を開閉自在にすることができる。
【0024】次に、本実施形態に係るケーブル支持チェ
ーンの使用動作について説明する。始めに、この上壁部
22の係合凸部42aの係止を解くことによりケーブル
支持チェーン1における各単位部材2の上壁部22を開
状態にし、ケーブル支持チェーン1の中空部へケーブル
14を装入する。全てのケーブル14を装入完了した後
に、始めとは逆に、上壁部22の係合凸部42aを上側
壁部21aの係合凹部に係止させ閉状態にする。
ーンの使用動作について説明する。始めに、この上壁部
22の係合凸部42aの係止を解くことによりケーブル
支持チェーン1における各単位部材2の上壁部22を開
状態にし、ケーブル支持チェーン1の中空部へケーブル
14を装入する。全てのケーブル14を装入完了した後
に、始めとは逆に、上壁部22の係合凸部42aを上側
壁部21aの係合凹部に係止させ閉状態にする。
【0025】ここで、複数のケーブル14を装入する場
合においてケーブルが捩れたり又はケーブルの位置を入
れ替えたりする際に、上壁部22の係合凸部42aの係
止を解いて開状態にするだけでなく、一部の単位部材2
の底壁部23の係合凸部43cの係止を解いて開状態に
することで、円滑に作業を行うことができる。以下、使
用動作については、前記第1の実施形態に係るケーブル
支持チェーンと同様である。このように本実施形態によ
れば、上壁部22と底壁部23とを開閉自在にしている
ので、ケーブル支持チェーン1の上方及び下方からの両
方向からのケーブル14の装入が可能となり、ケーブル
14の装入を簡単に行うことができる。
合においてケーブルが捩れたり又はケーブルの位置を入
れ替えたりする際に、上壁部22の係合凸部42aの係
止を解いて開状態にするだけでなく、一部の単位部材2
の底壁部23の係合凸部43cの係止を解いて開状態に
することで、円滑に作業を行うことができる。以下、使
用動作については、前記第1の実施形態に係るケーブル
支持チェーンと同様である。このように本実施形態によ
れば、上壁部22と底壁部23とを開閉自在にしている
ので、ケーブル支持チェーン1の上方及び下方からの両
方向からのケーブル14の装入が可能となり、ケーブル
14の装入を簡単に行うことができる。
【0026】(その他の実施形態)なお、前記各実施形
態において、図6のようなケーブル支持チェーン1の中
空部分を区切り、1又は複数のケーブル14を支持する
1又は複数の支持孔5aが形成される中支持板5を備え
ることもでき、可動体の移動よりケーブル14が捩れる
ことなく動作することができる。
態において、図6のようなケーブル支持チェーン1の中
空部分を区切り、1又は複数のケーブル14を支持する
1又は複数の支持孔5aが形成される中支持板5を備え
ることもでき、可動体の移動よりケーブル14が捩れる
ことなく動作することができる。
【0027】また、前記第1の実施形態において、フレ
キシブルワイヤ3への張力の調整で前記ケーブル支持チ
ェーン1における屈曲角度の調整をしたが、フレキシブ
ルワイヤ3の長さを調節することで屈曲角度の調整を行
うこともできる。
キシブルワイヤ3への張力の調整で前記ケーブル支持チ
ェーン1における屈曲角度の調整をしたが、フレキシブ
ルワイヤ3の長さを調節することで屈曲角度の調整を行
うこともできる。
【0028】また、前記第3の実施形態において、上壁
部22及び底壁部23のどちらも係合構造の一部を構成
し開閉可能であるが、どちらか一方のみ開閉可能な構成
とすることもできる。
部22及び底壁部23のどちらも係合構造の一部を構成
し開閉可能であるが、どちらか一方のみ開閉可能な構成
とすることもできる。
【0029】また、前記第3の実施形態において、側面
部21が上壁部22及び底壁部23の一部を含んだ成形
とすることもでき、逆に上壁部22及び底壁部23が側
面部21の一部を含んだ成形とすることもできる。ま
た、前記各実施形態において、フレキシブルワイヤ3の
材質、太さ、長さによりケーブル支持チェーン1におけ
る屈曲角度の調整をすることもできる。
部21が上壁部22及び底壁部23の一部を含んだ成形
とすることもでき、逆に上壁部22及び底壁部23が側
面部21の一部を含んだ成形とすることもできる。ま
た、前記各実施形態において、フレキシブルワイヤ3の
材質、太さ、長さによりケーブル支持チェーン1におけ
る屈曲角度の調整をすることもできる。
【0030】また、前記各実施形態において、ケーブル
支持チェーン1におけるフレキシブルワイヤ3の長さに
余裕を持たせて複数の単位部材の連設に使用する部分以
外のフレキシブルワイヤ3を可動体の移動時に邪魔にな
らないように巻線状にすることもでき、必要に応じて、
フレキシブルワイヤ3の巻線状を直線状に戻して単位部
材2を継ぎ足しケーブル支持チェーン1を更に長くする
こともでき、汎用的に使用すること可能である。また、
前記各実施形態において、側面部21の斜部21bαを
可塑性樹脂等の軟性物質で成形することで、ケーブル支
持チェーン1の屈曲時に側面部21の斜部21bαの接
触による騒音を低減することができる。
支持チェーン1におけるフレキシブルワイヤ3の長さに
余裕を持たせて複数の単位部材の連設に使用する部分以
外のフレキシブルワイヤ3を可動体の移動時に邪魔にな
らないように巻線状にすることもでき、必要に応じて、
フレキシブルワイヤ3の巻線状を直線状に戻して単位部
材2を継ぎ足しケーブル支持チェーン1を更に長くする
こともでき、汎用的に使用すること可能である。また、
前記各実施形態において、側面部21の斜部21bαを
可塑性樹脂等の軟性物質で成形することで、ケーブル支
持チェーン1の屈曲時に側面部21の斜部21bαの接
触による騒音を低減することができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明においては、単位部
材を連設するための単位部材が挿通孔のみを両側壁部内
に設ける単純な構成であると共に単位部材におけるケー
ブルを装入する等のための中空部の割合が高いので、中
空部のスペースが有効活用でき、更に、中空部のスペー
スを縮小することでケーブル支持チェーン自体の小型化
が簡単に図ることができるという効果を奏する。
材を連設するための単位部材が挿通孔のみを両側壁部内
に設ける単純な構成であると共に単位部材におけるケー
ブルを装入する等のための中空部の割合が高いので、中
空部のスペースが有効活用でき、更に、中空部のスペー
スを縮小することでケーブル支持チェーン自体の小型化
が簡単に図ることができるという効果を奏する。
【0032】また、本発明においては、複数の単位部材
同士を両側壁部のみでフレキシブルワイヤを介して連設
する構造としているので、上壁部及び底壁部のいづれも
開閉自在に形成して両方向からケーブルを中空部に装入
することもできるという効果を有する。
同士を両側壁部のみでフレキシブルワイヤを介して連設
する構造としているので、上壁部及び底壁部のいづれも
開閉自在に形成して両方向からケーブルを中空部に装入
することもできるという効果を有する。
【0033】また、本発明においては、ケーブル支持チ
ェーンの屈曲する角度の調整により、各単位部材同士の
衝突による騒音を抑止することができると共に衝突によ
る磨耗から発生する粉塵などのゴミを減少することがで
きるという効果を有する。
ェーンの屈曲する角度の調整により、各単位部材同士の
衝突による騒音を抑止することができると共に衝突によ
る磨耗から発生する粉塵などのゴミを減少することがで
きるという効果を有する。
【0034】また、本発明においては、ケーブル支持チ
ェーンの屈曲時にフレキシブルワイヤの張力が連設され
た各単位部材に均等にかかるので、単位部材を極力密着
して配設した状態で円滑に屈曲でき、各単位部材同士の
衝突による騒音を抑止することができると共に衝突によ
る磨耗から発生する粉塵などのゴミを減少することがで
きるという効果を有する。
ェーンの屈曲時にフレキシブルワイヤの張力が連設され
た各単位部材に均等にかかるので、単位部材を極力密着
して配設した状態で円滑に屈曲でき、各単位部材同士の
衝突による騒音を抑止することができると共に衝突によ
る磨耗から発生する粉塵などのゴミを減少することがで
きるという効果を有する。
【図1】本発明の第1の実施形態に係るケーブル支持チ
ェーンの部分斜視図である。
ェーンの部分斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るケーブル支持チ
ェーンの使用動作の断面図である。
ェーンの使用動作の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るケーブル支持チ
ェーンにおける単位部材の断面図である。
ェーンにおける単位部材の断面図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係るケーブル支持チ
ェーンの部分斜視図である。
ェーンの部分斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係るケーブル支持チ
ェーンにおける単位部材の断面図である。
ェーンにおける単位部材の断面図である。
【図6】本発明のその他の実施形態に係るケーブル支持
チェーンにおける単位部材の断面図である。
チェーンにおける単位部材の断面図である。
【図7】従来のケーブル支持チェーンの断面図及び斜視
図である。
図である。
【図8】従来のケーブル支持チェーンへのケーブルの装
入動作の斜視図及びケーブル支持チェーンの使用動作の
断面図である。
入動作の斜視図及びケーブル支持チェーンの使用動作の
断面図である。
1、100 ケーブル支持チェーン
2 単位部材
3 フレキシブルワイヤ
5 中支持板
5a 支持孔
14、114 ケーブル
21 側壁部
21a 上側壁部
21b 下側壁部
21c ワイヤ穴部
41a、41c 係合凹部
41b、41d 係合軸凹部
42a、43c 係合凸部
42b、43d 係合軸凸部
22 上壁部
23 底壁部
103 チェーン単位部材
105 弾性連結部材
107 支持板
115 側板
117 上面板
117a 開口部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 大川 宗久
福岡県久留米市南町660 大電株式会社内
Fターム(参考) 3H024 AA04 AB01 AB06 AB07 AC03
Claims (4)
- 【請求項1】 中空の箱状体からなる単位部材を複数連
設し、当該複数の単位部材を連設部材で屈曲自在に係合
させて形成されるケーブル支持チェーンにおいて、 前記単位部材が、両側壁部を少なくとも平行な二辺を有
する多角形状に形成され、当該両側壁部に貫通する複数
の単位部材を連設する連設方向に挿通孔を形成され、 前記連結部材が前記複数の単位部材における各挿通孔に
連続して挿通するフレキシブルワイヤで形成されること
を特徴とするケーブル支持チェーン。 - 【請求項2】 前記請求項1記載のケーブル支持チェー
ンにおいて、 前記単位部材における両側壁部の上部にある上壁部及び
/又は両側壁部の下部にある下壁部を開閉可能とするこ
とを特徴とするケーブル支持チェーン。 - 【請求項3】 前記請求項1又は2記載のケーブル支持
チェーンにおいて、前記単位部材における両側壁部の平
行な二辺の終端部近傍にコーナー部を備えることを特徴
とするケーブル支持チェーン。 - 【請求項4】 前記請求項3記載のケーブル支持チェー
ンにおいて、 前記単位部材における両側壁部の挿通孔をコーナー部近
傍に形成することを特徴とするケーブル支持チェーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001302898A JP2003106381A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | ケーブル支持チェーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001302898A JP2003106381A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | ケーブル支持チェーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003106381A true JP2003106381A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19123070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001302898A Pending JP2003106381A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | ケーブル支持チェーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003106381A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE20300290U1 (de) | 2002-08-28 | 2003-03-27 | Rehau Ag + Co, 95111 Rehau | Kabelführung |
KR100661773B1 (ko) | 2006-05-25 | 2006-12-28 | 김두진 | 로보체인의 링크플레이트 결합구조 |
KR100922345B1 (ko) | 2008-06-11 | 2009-10-21 | 주식회사 코닥트 | 처짐 방지 케이블 베어 장치 |
KR100923616B1 (ko) | 2006-02-27 | 2009-10-23 | 바우어 머쉬넨 게엠베하 | 공급벨트 |
WO2012132810A1 (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-04 | 株式会社 潤工社 | ケーブル支持部材及びケーブル支持装置 |
KR101194658B1 (ko) | 2011-03-28 | 2012-10-29 | 가부시키가이샤 쥰코샤 | 케이블 지지 부재 및 케이블 지지 장치 |
JP2012217328A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-11-08 | Junkosha Co Ltd | ケーブル支持部材 |
KR20140102470A (ko) * | 2013-02-14 | 2014-08-22 | 엘에스전선 주식회사 | 스티프너 및 이를 구비하는 해저 케이블 접속장치 |
KR101924207B1 (ko) * | 2018-04-27 | 2018-11-30 | 엘아이지넥스원 주식회사 | 분리 방지 구조의 케이블 캐리어 |
US11329470B2 (en) | 2018-01-19 | 2022-05-10 | Junkosha Inc. | Supporting member, conduit supporting device, and processing apparatus provided therewith |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001302898A patent/JP2003106381A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE20300290U1 (de) | 2002-08-28 | 2003-03-27 | Rehau Ag + Co, 95111 Rehau | Kabelführung |
KR100923616B1 (ko) | 2006-02-27 | 2009-10-23 | 바우어 머쉬넨 게엠베하 | 공급벨트 |
KR100661773B1 (ko) | 2006-05-25 | 2006-12-28 | 김두진 | 로보체인의 링크플레이트 결합구조 |
KR100922345B1 (ko) | 2008-06-11 | 2009-10-21 | 주식회사 코닥트 | 처짐 방지 케이블 베어 장치 |
JP2012217328A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-11-08 | Junkosha Co Ltd | ケーブル支持部材 |
KR101194658B1 (ko) | 2011-03-28 | 2012-10-29 | 가부시키가이샤 쥰코샤 | 케이블 지지 부재 및 케이블 지지 장치 |
WO2012132810A1 (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-04 | 株式会社 潤工社 | ケーブル支持部材及びケーブル支持装置 |
US9083159B2 (en) | 2011-03-28 | 2015-07-14 | Junkosha Inc. | Cable support member and cable support device |
KR20140102470A (ko) * | 2013-02-14 | 2014-08-22 | 엘에스전선 주식회사 | 스티프너 및 이를 구비하는 해저 케이블 접속장치 |
KR102011149B1 (ko) * | 2013-02-14 | 2019-08-14 | 엘에스전선 주식회사 | 스티프너 및 이를 구비하는 해저 케이블 접속장치 |
US11329470B2 (en) | 2018-01-19 | 2022-05-10 | Junkosha Inc. | Supporting member, conduit supporting device, and processing apparatus provided therewith |
US11721966B2 (en) | 2018-01-19 | 2023-08-08 | Junkosha Inc. | Supporting member, conduit supporting device, and processing apparatus provided therewith |
US12095243B2 (en) | 2018-01-19 | 2024-09-17 | Junkosha Inc. | Supporting member, conduit supporting device, and processing apparatus provided therewith |
KR101924207B1 (ko) * | 2018-04-27 | 2018-11-30 | 엘아이지넥스원 주식회사 | 분리 방지 구조의 케이블 캐리어 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003106381A (ja) | ケーブル支持チェーン | |
US6941974B2 (en) | Cable or the like protection and guide device | |
JP6085138B2 (ja) | 電線保持構造 | |
CN104329420B (zh) | 链条导件 | |
JP2001314030A (ja) | ケーブル類の可撓支持案内装置 | |
TW201827726A (zh) | 能量供應鏈條之分隔連結件 | |
JP4161353B2 (ja) | 屈曲可能なケーブルダクトを閉じるための接続係止構造。 | |
JPH1028310A (ja) | ケーブル類の移動案内装置 | |
JP7089232B2 (ja) | ワイヤハーネス用プロテクタおよびワイヤハーネス装置 | |
JP2007135299A (ja) | 配線材用の連鎖状プロテクタおよび配線材の保護構造 | |
EP1629219B1 (en) | Cable/hose haulage chain | |
JP2001275723A (ja) | ボールチェーン用係着具 | |
KR100905978B1 (ko) | 일체형 삼각 전선몰딩 | |
JP2004028154A (ja) | サイレントチェーン用リンクプレート、ガイドリンクおよび屈曲規制リンクならびにこれらを含むサイレントチェーン | |
JP4717599B2 (ja) | 可撓性ケーブルダクト | |
JP3319573B2 (ja) | プロテクタ | |
JP3697238B2 (ja) | 連結式ダクト | |
CN101023822A (zh) | 振动缓冲紧固件 | |
JP2016046942A (ja) | プロテクタ | |
JP2001177945A5 (ja) | ||
JP4644908B2 (ja) | 雑音吸収具 | |
JPH10174250A (ja) | ケーブル保護モール | |
JP2001275244A (ja) | ケーブルキャリア | |
JP2003214499A (ja) | サイレントチェーンおよびその屈曲規制部材 | |
KR200378968Y1 (ko) | 파워 케이블의 정렬용 클립 |