JP2003106267A - ツイン式スクロール流体機械 - Google Patents

ツイン式スクロール流体機械

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JP2003106267A JP2001302759A JP2001302759A JP2003106267A JP 2003106267 A JP2003106267 A JP 2003106267A JP 2001302759 A JP2001302759 A JP 2001302759A JP 2001302759 A JP2001302759 A JP 2001302759A JP 2003106267 A JP2003106267 A JP 2003106267A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転防止機構の自転防止用クランク軸への不
均一負荷を低減させ、信頼性を向上するツイン式スクロ
ール流体機械を提供する。 【解決手段】 旋回スクロール端板の両面に固定スクロ
ールが設けられたツイン式スクロール流体機械におい
て、旋回スクロール1に支持される自転防止用クランク
軸25の一軸側21が一方の固定スクロール2A側に設
けたコロガリ軸受23に支持され、他軸側が他方の固定
スクロール2B側に設けた、旋回スクロールの旋回半径
と同一内径を有する円形内周壁2Bbに支持させたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の圧縮、膨
張、及び圧送を行うツイン式スクロール流体機械、特
に、旋回スクロールの自転防止機構を備えたツイン式ス
クロール流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、旋回スクロール端板の両面に
スクロールラップを設けるとともに、該スクロールラッ
プと嵌合するスクロールラップを有する固定スクロール
をそれぞれ前記旋回スクロール端板の両側に配設したツ
イン式スクロール流体機械は公知である。また、かかる
スクロール流体機械は、旋回スクロール端板の両面で所
定の圧縮比を得るように構成しているので、片面のみで
所定の圧縮比を得るシングル式スクロール流体機械と比
べてスクロール端板の径方向への広がりを抑えて小径に
構成でき、スクロール端板の外周部分における歪みを抑
制し精度が向上したスクロール流体機械を提供すること
ができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような公知事実を
基に、発明者は、開発時において図5に示すようなツイ
ン式スクロール流体機械を検討した。かかるツイン式ス
クロール流体機械は、固定スクロール2Aの吸込部材1
2の第1吸込口8から前段圧縮部31に取り込んだ圧力
P1の流体は主軸6の回転によって圧縮され、前段圧縮
流体は、第1吐出口7から配管9に圧力P2で吐出さ
れ、第2吸込口18から圧力P2で後段圧縮部32に取
り込まれた流体は、さらに圧縮されて圧力P3の圧縮流
体は第2吐出口17から配管13に吐出される。ここ
で、圧力はP3>P2>P1の関係にある。
【0004】旋回スクロール101の旋回駆動開始の初
期には、前段圧縮部31の旋回スクロールラップと固定
スクロールラップとで形成される密閉空間によって圧縮
された圧力P2の圧縮流体は後段圧縮部32の密閉空間
S1に存在し、圧力P1の取込流体は前段圧縮部31の
密閉空間T1に存在する。しかしながら、後段圧縮部3
2の外周側から中央側の第2吐出口17に至る密閉空間
S2,S3,S4には圧縮流体が存在しない。
【0005】密閉空間S1とT1の圧力はP2>P1の
関係にあるので、旋回スクロールラップ16及び15に
及ぼす圧力は不均一であり、よって、旋回スクロール1
01に不均一なモーメント荷重がかかることとなり、偏
芯回転軸103をこじる結果となって耐久性が低下す
る。
【0006】また、図4(a)に示すように、前段圧縮
部31側の固定スクロールには偏芯ピン121が回転可
能に支持されるとともに、旋回スクロール101には偏
芯回転軸103が片持ちで嵌合しているので、旋回スク
ロール101の公転駆動中に、主軸6の回転により旋回
スクロール101は外周側での揺動が大きくなり、偏芯
回転軸103をこじる結果となって耐久性が低下する。
【0007】また、偏芯回転軸103がこじれて異音を
発生したり、偏芯回転軸103が傾斜すると、ラップ同
士の接触量が増し、接触抵抗が増加し、大きい駆動力を
有する駆動源を必要とするとともに、ラップ同士の接触
量が変動することによってラップ面において表面処理層
の剥離やラップの焼き付け、フレッチング現象を発生さ
せ、ラップ同士により形成される密閉空間の気密度を低
下させ、スクロール機構の耐久性を低下させる結果とな
る。
【0008】よって、図4(b)に示すように偏芯回転
軸103の自由端側、すなわち、左側を長くし、固定ス
クロールに設けたメタルリング120の内周壁面に偏芯
回転軸103の端部部分を摺接させることによって自転
防止用のクランク軸を両方の固定スクロールによって両
持ちとすることによって偏芯回転軸103のこじれを防
止できることに着眼したものである。
【0009】上述の事情に鑑み、本発明は、自転防止機
構の自転防止用クランク軸への不均一負荷を低減させ、
信頼性を向上するツイン式スクロール流体機械を提供す
ることを目的とする。また、本発明の他の目的は、自転
防止機構の自転防止用クランク軸への不均一負荷を低減
させ、ラップ壁面に発生するフレッチング現象を防止し
スクロール機構の耐久性を向上したツイン式スクロール
流体機械を提供することである。また、本発明の他の目
的は、旋回スクロール機構の駆動上の旋回誤差を吸収す
る吸収機構を備えたツイン式スクロール流体機械を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、旋回スクロー
ル端板の両面に固定スクロールが設けられたツイン式ス
クロール流体機械において、旋回スクロールに支持され
る自転防止用クランク軸の一軸側が一方の固定スクロー
ル側に設けたコロガリ軸受に支持され、他軸側が他方の
固定スクロール側に設けた、旋回スクロールの旋回半径
と同一内径を有する円形内周壁に支持させたことを特徴
とする。
【0011】本発明によると、旋回スクロールに支持さ
れる自転防止用クランク軸の一軸側、すなわち、偏芯し
た側を一方の固定スクロール側に設けたコロガリ軸受に
支持されている。そして、偏芯しない軸の他軸側を、他
方の固定スクロール側に設けた、旋回スクロールの旋回
半径と同一内径を有する円形内周壁に支持させている。
【0012】よって、自転防止用クランク軸の他方側軸
を、他方の前記固定スクロールに設けた旋回規制部とし
て機能する、前記円形内周壁に摺動可能に摺接して、自
転防止用クランク軸は、両方の固定スクロールによって
両持ちとすることで自転防止用クランク軸のこじれを防
止することができる。
【0013】本発明は、自転防止用クランク軸のこじれ
を防止したので、自転防止機構の自転防止用クランク軸
への不均一負荷を低減させ、ラップ壁面に発生するフレ
ッチング現象を防止し、信頼性が向上するとともに、ス
クロール機構の耐久性を向上させたツイン式スクロール
流体機械を提供することができる。
【0014】また、本発明によると、前記円形内周壁は
凹陥部として形成されているので、前記自転防止用クラ
ンク軸の他軸側の軸端の摺接部位を円形壁面内に挿入し
て摺接すればよいので、位置決めの必要はなく容易に組
み立てることができる。
【0015】また、前記円形内周壁は正円状凹陥部もし
くはリング円状溝部で形成することができる。正円状凹
陥部では正円状の内周壁に、自転防止用クランク軸の他
方側軸を摺接し、リング円状溝部では該溝に自転防止用
クランク軸の他方側軸を嵌合すればよい。
【0016】そして、前記円形内周壁の壁面は低摩擦部
材で形成することが望ましい。低摩擦部材としては、二
硫化タングステンWS2、窒化ほう素BN等があり、こ
れらの潤滑材で形成したり、また、これらを固体潤滑剤
として下部材に、蒸着、スパッタリングなどによって付
着して用いることができる。
【0017】また、前記円形内周壁を形成する受部を固
定スクロールとは別部材で形成し、該受部の外周側に旋
回変動吸収部材を介して固定スクロールに装着すること
も本発明の有効な手段である。かかる技術手段による
と、旋回スクロール機構の駆動上の旋回誤差を吸収する
ことができ、信頼性と耐久性を向上したツイン式スクロ
ール流体機械を提供することができる。
【0018】また、前記円形内周壁と同心状に中央部に
円形軸部を設け、前記自転防止用クランク軸の旋回リン
グ状空間を形成し、前記円形内周壁の壁面と前記円形軸
部間の中間と前記円形軸部の中心間の距離が前記自転防
止用クランク軸の軸径と同一寸法に構成することも本発
明の有効な手段である。
【0019】かかる技術手段によると、前記円形内周壁
と円形軸部間は、旋回リング状空間に形成され、該旋回
リング状空間に前記自転防止用クランク軸の他方側軸の
軸端部分を挿入して摺接すればよいので、位置決めの必
要はなく容易に組み立てることができる。また、前記円
形軸部は、前記自転防止用クランク軸の他方側軸の軸端
部分を受けているので、旋回スクロールの公転駆動時に
揺動して前記円形壁面に対してバウンドして壁面を傷つ
けることがなく、フレッチング現象を防止し、信頼性が
向上する。
【0020】また、前記旋回スクロールの一方面側を本
体外部から導入された流体を圧縮する前段圧縮部、他方
面側を前記前段圧縮部にて圧縮された圧縮流体を導入し
て更に圧縮する後段圧縮部として構成した場合は、旋回
スクロールのラップに不均一な負荷がかかり、旋回スク
ロールに不均一なモーメント荷重がかかるが、自転防止
用クランク軸は、両方の固定スクロールによって両持ち
とすることにより自転防止用クランク軸のこじれを防止
することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施の
形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施の形態に
記載される構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置
などは特に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲を
それのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎな
い。
【0022】図1は、本発明の実施の形態に係るスクロ
ール流体機械の断面図である。同図において、ツイン式
スクロール圧縮機30は、主軸6の中央クランク部5a
に支承され軸方向両面に各々旋回ラップ15,16を形
成した旋回スクロール1と、前記各ラップに嵌合する固
定ラップを形成した一対の固定スクロール2A,2B
と、前記スクロールの外周側に各々120゜づつ周方向
に位置をずらせて設けた3個の自転防止機構25とから
構成されている。
【0023】固定スクロール2A,2Bは円蓋状ケーシ
ングとして機能するその周壁を静的シール部材27と中
間リング14を介して当接させ、取付孔26に図示しな
いボルト及びナットを用いて固着して、中心孔4に軸受
5を介して主軸6を貫装させ、該主軸6が軸方向両側2
点支持にて回転可能に軸支されている。尚、中間リング
14に設けた空孔33は、外周に所定角度ごとに開設さ
れ旋回スクロール1の外周部を外部と連通させて旋回ス
クロール1の公転時の抵抗を軽減するためのものであ
る。
【0024】そして、前記軸受5の周囲には螺旋状の固
定ラップ10及び11が互いに対面させて対称位置に配
置されるとともに、固定スクロール2Aの外周縁側に第
1吸込口8に連通する吸込部材12が配設され、内周縁
側には第1吐出口7と連通する配管9が配設されてい
る。
【0025】また、固定スクロール2Bの外周縁側に
は、第1吐出口7と連通する配管9と連通する第2吸込
口18が配設されるとともに、内周縁側には第2吐出口
17に連通する配管13が配設されている。
【0026】また、固定スクロール2A,2Bのラップ
10及び11のラップ上方先端には溝が設けられ、該溝
にはフッソ系樹脂等の自己潤滑性を有するチップシール
28が嵌入されている。
【0027】一方、旋回スクロール1は軸方向両面に各
々旋回ラップ15,16が植設され、前記固定ラップ1
0、11とは互いに嵌合可能に構成するとともに、その
周縁部には120゜ごとに3ケ所に孔1aが開設され、
該孔1aには自転防止機構25の偏心回転軸3が軸支さ
れ、該偏心回転軸3の一方側は固定スクロール2Bの凹
部2Baに挿入され該凹部2Baの円周壁に接触配置さ
れるとともに、他方側は偏心板19を介して偏心回転軸
3とは偏心して設けられたピン21が固定スクロール2
Aの孔2Aaに回転可能に嵌合している。
【0028】また、旋回ラップ15,16の上方先端に
は溝が設けられ、該溝にはフッソ系樹脂等の自己潤滑性
を有するチップシール28が嵌入されている。そして、
これらの旋回スクロールラップ15,16は固定スクロ
ールラップ10、11と壁面が互いに対面配置される。
尚、固定スクロール2A及び2Bの旋回スクロール1の
外周側に対応する位置には、外部からダストの侵入を防
止するダストシール48が配設されている。
【0029】このように構成されたスクロール圧縮機本
体30は、図1に示すように、主軸6の回転と、主軸6
の回転中心より偏芯した中央クランク部5aが回転する
ことにより旋回スクロール1が公転し、前段圧縮部31
の固定スクロール2Aの第1吸込口8から吸入した圧縮
流体は、旋回スクロールのラップ15により、このラッ
プ15と固定スクロールのラップ10とによって形成さ
れる密閉空間に取り込まれる。
【0030】この密閉空間に取り込まれた圧縮流体は順
次容積が縮小される密閉空間により圧縮され、第1吐出
口7から吐出され、配管9を通って後段圧縮部32の第
2吸込口18から固定スクロール2Bの密閉空間に取り
込まれる。
【0031】この密閉空間に取り込まれた圧縮流体は順
次容積が縮小される密閉空間により圧縮され、第2吐出
口17から吐出され、配管13を通って図示しない圧縮
流体収納タンクに収納される。
【0032】図2は自転防止機構の第1実施の形態を示
す詳細図である。同図において、旋回スクロール1の周
縁部には120゜ごとに3ケ所に孔1aが開設され、該
孔1aには自転防止機構25の偏心回転軸3が軸受22
を介して軸支されている。該偏心回転軸3の一方側には
固定スクロール2Bの凹部2BaにOリング29を介し
て配設されたメタルリング20が設けられ、該メタルリ
ング20は旋回スクロールの旋回半径と同一内径を有す
る円形内周壁2Bbを有し、前記偏芯回転軸3の一方側
はメタルリング20に挿入され該メタルリング20の内
周壁2Bbに接触配置されるとともに、他方側は偏心板
19を介して偏心回転軸3より偏心して設けられたピン
21が固定スクロール2Aの孔2Aaにコロガリ軸受2
3を介して回転可能に嵌合している。
【0033】尚、本実施の形態においては、両サイドに
グリスの漏洩を防止するシール部材を配置してコロガリ
軸受23を構成しているが、これは必ずしもグリス潤滑
により回転する軸受に限定するものではなく、固体潤滑
性軸受を用いてもよい。
【0034】本実施の形態によると、旋回規制部として
機能するメタルリング20と固定スクロール2B間には
旋回変動吸収部材として機能するOリング29が介装さ
れているので、旋回スクロール機構の駆動上の旋回誤差
を吸収することができ、旋回運動がスムーズになり、信
頼性と耐久性を向上したツイン式スクロール流体機械を
提供することができる。
【0035】また、前記旋回規制部は円形壁面を有する
正円状凹陥部として形成され、該円形壁面に前記自転防
止用クランク軸の他方側軸の軸端部分が摺接している。
よって、前記旋回規制部は円形壁面を有する凹陥部とし
て形成されているので、前記自転防止用クランク軸の軸
端の摺接部位を円形壁面内に挿入して摺接すればよいの
で、位置決めの必要はなく容易に組み立てることができ
る。
【0036】図3は自転防止機構の第2実施の形態を示
す詳細図である。第1実施の形態との相違点は、第1実
施の形態がメタルリング20を用いているのに対して本
実施の形態は、メタルで形成されたリング円状壁24b
の一方側に閉鎖底24cを設け該閉鎖底24cの中央部
分に円形外周を有する凸部24aを植設して旋回規制部
24を構成したものである。
【0037】よって、前記旋回規制部は円形壁面を有す
る凹陥部と該凹陥部と同心の中央部分に円形軸部を設
け、リング円状溝部に形成され、前記自転防止用クラン
ク軸の他方側軸の軸端部分は、該円形軸部外周と前記円
形壁面との間の旋回リング状空間に嵌合しているので、
前記自転防止用クランク軸の軸端の摺接部位を円形壁面
内に挿入して摺接すればよいので、位置決めの必要はな
く容易に組み立てることができる。また、前記円形凸部
は、前記自転防止用クランク軸の他方側軸の軸端部分を
受けているので、旋回スクロールの公転駆動時に揺動し
て前記円形壁面に対してバウンドして壁面を傷つけるこ
とがなく、フレッチング現象を防止し、信頼性が向上す
る。
【0038】また、本実施の形態においても、旋回規制
部として機能するメタルリング20と固定スクロール2
B間には旋回変動吸収部材として機能するOリング29
が介装されているので、旋回スクロール機構の駆動上の
旋回誤差を吸収することができ、旋回運動がスムーズに
なり、信頼性と耐久性を向上したツイン式スクロール流
体機械を提供することができる。
【0039】尚、メタルリング20,旋回規制部24は
ともに低摩擦部材で構成されることが望ましい。低摩擦
部材としては、二硫化タングステンWS、窒化ほう素
BN等があり、これらの潤滑材で形成したり、また、こ
れらを固体潤滑剤として下部材に、蒸着、スパッタリン
グなどによって付着して用いることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
自転防止用クランク軸のこじれを防止したので、自転防
止機構の自転防止用クランク軸への不均一負荷を低減さ
せ、ラップ壁面に発生するフレッチング現象を防止し、
信頼性が向上するとともに、スクロール機構の耐久性を
向上したツイン式スクロール流体機械を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るスクロール流体
機械の断面図である。
【図2】図1のA部詳細図1である。
【図3】図1のA部詳細図2である。
【図4】本実施の形態と従来例との比較を説明する図で
ある。
【図5】開発時点での検討事例を説明する図である。
【符号の説明】
1 旋回スクロール 2 固定スクロール(2A,2B) 2Bb 円形内周壁 20 メタルリング 25 自転防止機構(自転防止用クランク軸) 31 前段圧縮部 32 後段圧縮部
フロントページの続き Fターム(参考) 3H029 AA02 AA09 AA17 AB01 AB08 BB24 BB32 BB44 CC03 CC05 CC08 CC16 CC17 CC30 CC38 3H039 AA02 AA14 BB01 BB04 BB08 CC02 CC03 CC05 CC09 CC10 CC12 CC17 CC19 CC35

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回スクロール端板の両面に固定スクロ
    ールが設けられたツイン式スクロール流体機械におい
    て、 旋回スクロールに支持される自転防止用クランク軸の一
    軸側が一方の固定スクロール側に設けたコロガリ軸受に
    支持され、 他軸側が他方の固定スクロール側に設けた、旋回スクロ
    ールの旋回半径と同一内径を有する円形内周壁に支持さ
    せたことを特徴とするツイン式スクロール流体機械。
  2. 【請求項2】 前記円形内周壁は正円状凹陥部もしくは
    リング円状溝部であることを特徴とする請求項1に記載
    のツイン式スクロール流体機械。
  3. 【請求項3】 前記円形内周壁の壁面は低摩擦部材で形
    成されたことを特徴とする請求項2に記載のツイン式ス
    クロール流体機械。
  4. 【請求項4】 前記円形内周壁を形成する受部を固定ス
    クロールとは別部材で形成し、該受部の外周側に旋回変
    動吸収部材を介して固定スクロールに装着したことを特
    徴とする請求項2に記載のツイン式スクロール流体機
    械。
  5. 【請求項5】 前記円形内周壁と同心状に中央部に円形
    軸部を設け、前記自転防止用クランク軸の旋回リング状
    空間を形成し、前記円形内周壁の壁面と前記円形軸部間
    の中間と前記円形軸部の中心間の距離が前記自転防止用
    クランク軸の軸径と同一寸法に構成したことを特徴とす
    る請求項1に記載のツイン式スクロール流体機械。
  6. 【請求項6】 前記旋回スクロールの一方面側を本体外
    部から導入された流体を圧縮する前段圧縮部、他方面側
    を前記前段圧縮部にて圧縮された圧縮流体を導入して更
    に圧縮する後段圧縮部として構成したことを特徴とする
    請求項1に記載のツイン式スクロール流体機械。
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