JP2003105241A - インクジェット記録用インク及びインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録用インク及びインクジェット記録方法

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JP2003105241A
JP2003105241A JP2002184707A JP2002184707A JP2003105241A JP 2003105241 A JP2003105241 A JP 2003105241A JP 2002184707 A JP2002184707 A JP 2002184707A JP 2002184707 A JP2002184707 A JP 2002184707A JP 2003105241 A JP2003105241 A JP 2003105241A
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ink
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JP2002184707A
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Toshiyuki Takabayashi
敏行 高林
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク自身の安定性・高速安定出射・にじみ
耐性・印刷後の画像安定性(耐擦性、破断性)に非常に
優れたインクジェット記録用インク、及び、あらゆる記
録材料に安定して高精細な画像を印字できるインクジェ
ット記録用インク、また、そのインクを用いたインクジ
ェット記録方法を提供する。 【解決手段】 常温では粘稠体であり80℃以上に加熱
することにより液体状態になることを特徴とし、活性光
線の照射または熱により硬化し、且つ、酸化重合性組成
物を含むことを特徴とするインクジェット記録用インク
及びそのインクを用いたインクジェット記録方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、あらゆる記録材料
に高精細な画像を再現できるインクジェット記録用イン
ク、及び、そのインクを用いたインクジェット記録方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりインクジェット記録用インク組
成物としては、水溶性液体インク組成物が広く使われて
いる。また、室温で固体のワックス等を素材としたホッ
トメルト型インク組成物を用いて、加熱等により液化
し、何らかのエネルギーを加えて噴射させ、記録媒体上
に付着しつつ冷却固化し記録ドットを形成するホットメ
ルト型インクジェット記録方式が提案されている。
【0003】このインクは室温で固体状であるため取扱
い時に汚れることがなく、また、溶融時のインクの蒸発
量を最小限にできるためノズルの目詰まりがない。更
に、付着後直ちに固化するため「にじみ」もなく、和紙
から画用紙、葉書といったさまざまな記録媒体を前処理
なしで用いることができる等の利点がある。米国特許第
4,391,369号、同4,484,948号には、
紙質に関係なく良好な印刷品質を提供するインク組成物
が記述されている。
【0004】また、特開昭56−93776号公報にお
いては、金属面に接着性の良い紫外線硬化樹脂型インキ
組成物か開示されており、更に、紫外線を露光すること
によって硬化するインクジェット記録用インクとして、
米国特許第4,228,438号に開示されているよう
に、エポキシ変性アクリル樹脂およびウレタン変性アク
リル樹脂をバインダーとして使用し、かつ5μm以下の
粒子径の顔料を着色成分としたインク、あるいは特開昭
58−32674号公報に開示されているカチオン重合
性のエポキシ樹脂をバインダーに用いたインク、特開平
5−186725号公報に記載されている様に、水溶性
または非水溶性染料を使用したものがあり、普通紙、再
生紙への印字を容易にしたものが開示されている。
【0005】一方、プラスチック基板への画像形成方式
としては、特開昭52−142516号公報に記載され
ているように、紫外線硬化型樹脂に昇華性染料を用いた
ものが知られている。特開平9−183927号公報に
は、インクジェット記録方式でコーティングする紫外線
硬化型樹脂組成物が開示されている。特開平9−165
540号公報では、顔料と紫外線硬化樹脂を含有する水
系インクによりノズルの目詰まりをなくしたものが開示
されている。
【0006】前記水系インクを印刷に用いた場合、イン
ク吸収性のない被記録体に対しては印刷が困難で、専用
紙を使用する場合にも大型のインク乾燥装置が必要であ
る。また、にじみの問題から高精細印刷は困難で解像度
に限界があるため用途が限られる。
【0007】ワックスを用いたホットメルトタイプのイ
ンクは高速印刷は可能であるが、印字ドットが厚くなっ
て画像品質が悪くなるばかりでなく、画像の耐擦性が非
常に低く印刷後の信頼性を得るのが難しかった。
【0008】単純に紫外線等の光で記録液を硬化させる
方式は、硬化速度が不十分で、にじみの問題で高精細印
刷は困難で解像度に限界があるため用途が限られる。
【0009】また、紫外線硬化型インキに紫外線を吸収
または反射する顔料を使用すると、印刷したインキ皮膜
の内部に紫外線が透過せず硬化しないため使用できる顔
料には制約がある。また、乾燥したインキ皮膜は柔軟性
に欠けるため剥離、割れ、亀裂を起こしやすく、インキ
皮膜の最表面は顔料の保持力が弱く顔料が脱落して印刷
物を汚す(チョーキング現象)等の欠点がある。
【0010】上記の紫外線硬化型インキの欠点を解消す
るため、酸化重合併用紫外線硬化型インキが特開平1−
289876号に提案されている。しかし、上記酸化重
合併用紫外線硬化型インキはオフセット印刷、凹版印刷
及びスクリーン印刷を目的とした高粘度のインキであ
り、本発明のごときインクジェット記録を前提とした酸
化重合併用紫外線硬化型インキを得ることを第一義的な
目的とした方法とは異なる。
【0011】また、インクジェット用インク組成物に有
機顔料を着色剤として用いた場合に、溶融状態で分離し
やすいという欠点を有していた。液中に分散した粒子の
沈降は、周知のごとく、粒子の粒径、分散媒体の粘度及
び沈降時間に依存して変化し、分散媒体の粘性は高粘度
ほど沈降しにくい。一方、インクジェットプリンタで印
刷を実施するに際しては、使用するインクの粘度はより
低い方が高速化、高密度化に対して有利で高信頼性印刷
に適しており、両者は互いに相反する特性にあった。
【0012】有機顔料を着色剤として用いたインクジェ
ット記録方式は、特に耐候性の点で染料を用いたインク
ジェット記録方式に比べて多くの利点があるので、OA
機器、一般家庭用プリンタ、ファクシミリ等オフィスプ
リンタにとどまらず室内外用ポスター、大型看板、車、
ガラス、エレベータ、壁および建物の装飾、さらには布
へのプリントなどへ応用が期待されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題に
鑑みてなされたものであり、インク自身の安定性・高速
安定出射・にじみ耐性・印刷後の画像安定性(耐擦性、
破断性)に非常に優れたインクジェット記録用インク、
及び、あらゆる記録材料に安定して高精細な画像を印字
できるインクジェット記録用インク、また、そのインク
を用いたインクジェット記録方法を提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の要旨は、ワックスを含有せず、常温では粘稠体であ
り80℃以上に加熱することにより液体状態になること
を特徴とし、活性光線の照射または熱により硬化し、且
つ、酸化重合性組成物を含むことを特徴とする、インク
ジェット記録用インク。好ましくは、25℃で500〜
50000mPa・s、80℃以上で3〜20mPa・
sとなるインクであり、25℃における表面張力が27
0〜650μN/cmである。更に好ましくは、色材が
顔料であって、30〜95質量%の多官能性モノマー
と、該多官能モノマー100質量%に対して0.01か
ら20質量%の光重合開始剤、5〜30質量%の酸化重
合性組成物、からなるインクである。
【0015】また、選択的にインク滴の吐出制御可能な
複数のノズルを有する記録ヘッドで、上記インクを用い
て記録材料にインク像を形成し、画像形成後、活性光線
の照射または熱のいずれか、若しくは活性光線の照射と
熱の両方により、画像を硬化することを特徴とする、イ
ンクジェット記録方法である。好ましくは、記録材料が
長尺なロール状であり、記録材料が非吸収性の材料であ
る。更に、好ましくは、インクと記録材料の25℃での
接触角が20〜70度の範囲にあり、記録材料上にイン
ク像が形成される前からインク像形成終了までの間、該
記録材料の表面が10〜30℃の範囲で温調制御される
ことを特徴とする、インクジェット記録方法である。
【0016】以下、本発明を詳細に説明する。あらゆる
記録材料に、にじみのない高精細な画像を印字するため
には、記録材料にインクが着弾する際のインク粘度はよ
り高いことが望まれる。特に、色材が顔料の場合、顔料
が沈降しにくい分散安定性の良好なインクを得るために
は、インク粘度はより高いことが望まれる。
【0017】一方、インクジェットプリンタで印刷を実
施するに際しては、記録ヘッドから出射される時のイン
クの粘度は、より低い方が高速化、高密度化に対して有
利で、高速高精細印刷に適している。
【0018】本発明のインクジェット記録用インクは、
常温では粘稠体であり、80℃以上に加熱することによ
り液体状態になる。
【0019】インクの粘度は好ましくは80℃以上で3
〜20mPa・sであり、この範囲外であると、安定な
出射が得られない。常温25℃でのインク粘度は好まし
くは500〜50000mPa・sであり、500mP
a・sより低いとにじみが劣化し、50000mPa・
sより高いと、例えば固体であると印字ドットが厚くな
って、画像品質が落ち、高精細印刷はできない。
【0020】よって、本発明においては、従来から使わ
れているワックスをインクに含有することはしない。ワ
ックスを含有した場合、印字ドットが厚くなって画像品
質が劣るばかりでなく、印刷後の画像の耐擦性に問題が
あり、信頼のある印刷物が得られない。
【0021】粘度は、回転粘度計(トキメック製EDL
モデル)で測定した。本発明のインクの表面張力は27
0〜650μN/cmであることが好ましい。270よ
り小さいと記録ヘッドから安定に出射することができな
くなり、650より大きいと一部の記録材料に対する濡
れ性が不十分となり、高精細な画像が形成できなくな
る。
【0022】表面張力は協和科学株式会社製CBVP式
表面張力計A3型にて測定した。本発明のインクは、活
性光線の照射または熱、若しくはその両方により硬化す
る。本発明でいう活性光線とは、インクジェット記録用
インク中の組成物が光照射により活性化され、硬化反応
を促進する光という意味であり、例えば、紫外光(U
V)、可視光、赤外光等が挙げられる。
【0023】本発明のインクジェット記録用インクの組
成としては、例えば、以下に示す、光重合性化合物、光
重合開始剤が上げられる。
【0024】光重合性化合物としては、ラジカル重合性
化合物、例えば特開平7−159983号、特公平7−
31399号、特開平8−224982号、同10−8
63号、特開2001−130179に記載されている
光重合性組成物を用いた光硬化型材料などである。ま
た、カチオン重合系の光硬化性樹脂が知られており、最
近では可視光以上の長波長域に増感された光カチオン重
合系の光硬化性樹脂も例えば、特開平6−43633
号、同8−324137公報等に公開されている。
【0025】ラジカル重合性化合物は、ラジカル重合可
能なエチレン性不飽和結合を有する化合物であり、分子
中にラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合を少なく
とも1つ有する化合物であればどの様なものでもよく、
モノマー、オリゴマー、ポリマーの化学形態をもつもの
が含まれる。
【0026】ラジカル重合性化合物は1種のみ用いても
よく、また目的とする特性を向上するために任意の比率
で2種以上を併用してもよい。
【0027】ラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合
を有する化合物の例としては、アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイ
ン酸等の不飽和カルボン酸及びそれらの塩、エステル、
ウレタン、アミドや無水物、アクリロニトリル、スチレ
ン、さらに種々の不飽和ポリエステル、不飽和ポリエー
テル、不飽和ポリアミド、不飽和ウレタン等のラジカル
重合性化合物が挙げられる。具体的には、2−エチルヘ
キシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ブトキシエチルアクリレート、カルビトールアクリ
レート、シクロヘキシルアクリレート、テトラヒドロフ
ルフリルアクリレート、ベンジルアクリレート、ビス
(4−アクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、
ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキ
サンジオールジアクリレート、エチレングリコールジア
クリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ト
リエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレン
グリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジ
アクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエ
リスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリト
ールテトラアクリレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレ
ート、オリゴエステルアクリレート、N−メチロールア
クリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、エポキシア
クリレート等のアクリル酸誘導体、メチルメタクリレー
ト、n−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレート、ラウリルメタクリレート、アリルメタク
リレート、グリシジルメタクリレート、ベンジルメタク
リレート、ジメチルアミノメチルメタクリレート、1,
6−ヘキサンジオールジメタクリレート、エチレングリ
コールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメ
タクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレー
ト、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、トリ
メチロールエタントリメタクリレート、トリメチロール
プロパントリメタクリレート、2,2−ビス(4−メタ
クリロキシポリエトキシフェニル)プロパン等のメタク
リル誘導体、その他、アリルグリシジルエーテル、ジア
リルフタレート、トリアリルトリメリテート等のアリル
化合物の誘導体が挙げられ、さらに具体的には、山下晋
三編、「架橋剤ハンドブック」、(1981年大成
社);加藤清視編、「UV・EB硬化ハンドブック(原
料編)」(1985年、高分子刊行会);ラドテック研
究会編、「UV・EB硬化技術の応用と市場」、79
頁、(1989年、シーエムシー);滝山栄一郎著、
「ポリエステル樹脂ハンドブック」、(1988年、日
刊工業新聞社)等に記載の市販品もしくは業界で公知の
ラジカル重合性ないし架橋性のモノマー、オリゴマー及
びポリマーを用いることができる。
【0028】ラジカル重合開始剤としては、特公昭59
−1281号、同61−9621号、及び特開昭60−
60104号等の各公報記載のトリアジン誘導体、特開
昭59−1504号及び同61−243807号等の各
公報に記載の有機過酸化物、特公昭43−23684
号、特公昭44−6413号、特公昭44−6413号
及び特公昭47−1604号等の各公報並びに米国特許
第3,567,453号明細書に記載のジアゾニウム化
合物、米国特許第2,848,328号、同第2,85
2,379号及び同2,940,853号各明細書に記
載の有機アジド化合物、特公昭36−22062号、同
37−13109号、同38−18015号、同45−
9610号等の各公報に記載のオルト−キノンジアジド
類、特公昭55−39162号、特開昭59−1402
3号等の各公報及び「マクロモレキュルス(Macro
molecules)、第10巻、第1307頁(19
77年)に記載の各種オニウム化合物、特開昭59−1
42205号公報に記載のアゾ化合物、特開平1−54
440号公報、ヨーロッパ特許第109,851号、同
126,712号等の各明細書、「ジャーナル・オブ・
イメージング・サイエンス」(J.Imag.Sc
i.)」、第30巻、第174頁(1986年)に記載
の金属アレン錯体、特開平5−213861号公報及び
特開平5−255347号公報に記載の(オキソ)スル
ホニウム有機ホウ素錯体、特開昭61−151197号
公報に記載のチタノセン類、「コーディネーション・ケ
ミストリー・レビュー(Coordinantion
Chemistry Review)」、第84巻、第
85−第277頁(1988年)及び特開平2−182
701号公報に記載のルテニウム等の遷移金属を含有す
る遷移金属錯体、特開平3−209477号公報に記載
の2,4,5−トリアリールイミダゾール二量体、四臭
化炭素や特開昭59−107344号公報記載の有機ハ
ロゲン化合物等が挙げられる。
【0029】これらの重合開始剤はラジカル重合可能な
エチレン不飽和結合を有する化合物100質量部に対し
て0.01から20質量部の範囲で含有されるのが好ま
しい。
【0030】カチオン重合系光硬化樹脂としては、カチ
オン重合により高分子化の起こるタイプ(主にエポキシ
タイプ)のエポキシタイプの紫外線硬化性プレポリマ
ー、モノマーは、1分子内にエポキシ基を2個以上含有
するプレポリマーを挙げることができる。このようなプ
レポリマーとしては、例えば、脂環式ポリエポキシド
類、多塩基酸のポリグリシジルエステル類、多価アルコ
ールのポリグリシジルエーテル類、ポリオキシアルキレ
ングリコールのポリグリシジルエーテル類、芳香族ポリ
オールのポリグリシジルエーテル類、芳香族ポリオール
のポリグリシジルエーテル類の水素添加化合物類、ウレ
タンポリエポキシ化合物類およびエポキシ化ポリブタジ
エン類等を挙げることができる。これらのプレポリマー
は、その一種を単独で使用することもできるし、また、
その二種以上を混合して使用することもできる。
【0031】カチオン重合性組成物中に含有されるカチ
オン重合性化合物としては、他に例えば下記の(1)ス
チレン誘導体、(2)ビニルナフタレン誘導体、(3)
ビニルエーテル類及び(4)N−ビニル化合物類を挙げ
ることができる。 (1)スチレン誘導体 例えば、スチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシ
スチレン、β−メチルスチレン、p−メチル−β−メチ
ルスチレン、α−メチルスチレン、p−メトキシ−β−
メチルスチレン等 (2)ビニルナフタレン誘導体 例えば、1−ビニルナフタレン、α−メチル−1−ビニ
ルナフタレン、β−メチル−1−ビニルナフタレン、4
−メチル−1−ビニルナフタレン、4−メトキシ−1−
ビニルナフタレン等 (3)ビニルエーテル類 例えば、イソブチルビニルエーテル、エチルビニルエー
テル、フェニルビニルエーテル、p−メチルフェニルビ
ニルエーテル、p−メトキシフェニルビニルエーテル、
α−メチルフェニルビニルエーテル、β−メチルイソブ
チルビニルエーテル、β−クロロイソブチルビニルエー
テル等 (4)N−ビニル化合物類 例えばN−ビニルカルバゾール、N−ビニルピロリド
ン、N−ビニルインドール、N−ビニルピロール、N−
ビニルフェノチアジン、N−ビニルアセトアニリド、N
−ビニルエチルアセトアミド、N−ビニルスクシンイミ
ド、N−ビニルフタルイミド、N−ビニルカプロラクタ
ム、N−ビニルイミダゾール等。
【0032】カチオン重合系光硬化樹脂の開始剤として
は、芳香族オニウム塩を挙げることができる。この芳香
族オニウム塩として、周期表第Va族元素の塩たとえば
ホスホニウム塩(たとえばヘキサフルオロリン酸トリフ
ェニルフェナシルホスホニウムなど)、第VIa族元素の
塩たとえばスルホニウム塩(たとえばテトラフルオロホ
ウ酸トリフェニルスルホニウム、ヘキサフルオロリン酸
トリフェニルスルホニウム、ヘキサフルオロリン酸トリ
ス(4−チオメトキシフェニル)、スルホニウムおよび
ヘキシサフルオロアンチモン酸トリフェニルスルホニウ
ムなど)、および第VIIa族元素の塩たとえばヨードニ
ウム塩(たとえば塩化ジフェニルヨードニウムなど)を
挙げることができる。
【0033】このような芳香族オニウム塩をエポキシ化
合物の重合におけるカチオン重合開始剤として使用する
ことは、米国特許第4,058,401号、同4,06
9,055号、同4,101,513号および同4,1
61,478号公報に詳述されている。
【0034】好ましいカチオン重合開始剤としては、第
VIa族元素のスルホニウム塩が挙げられる。その中で
も、紫外線硬化性と紫外線硬化性の組成物の貯蔵安定性
の観点からすると、ヘキサフルオロアンチモン酸トリア
リールスホニウムが好ましい。またフォトポリマーハン
ドブック(フォトポリマー懇話会編 工業調査会発行1
989年)の39〜56頁に記載の公知の光重合開始
剤、特開昭64−13142号、特開平2−4804号
に記載されている化合物を任意に用いることが可能であ
る。
【0035】本発明のインク中の光重合性化合物の添加
量は、好ましくは30〜95質量%であり、より好まし
くは50〜85質量%である。
【0036】本発明のインクは、酸化重合性組成物を含
む。活性光線の照射または熱により硬化させただけで
は、乾燥したインキ皮膜は柔軟性に欠けるため剥離、割
れ、亀裂を起こしやすく、インキ皮膜の最表面は顔料の
保持力が弱く顔料が脱落して印刷物を汚す(チョーキン
グ現象)等の欠点があり、酸化重合組成物によりその欠
点を補う必要がある。
【0037】インクジェットで記録した場合は特に顕著
であり、特に、非吸収性記録材料の場合、更に厳しくな
ることを見出した。
【0038】酸化重合性組成物としては酸化重合性物質
と酸化重合触媒の混合物を用いる。一般に使用される公
知のものが使用でき、酸化重合性物質としてはあまに
油、大豆油等の乾性油もしくは半乾性油又はアルキド樹
脂ワニスのような乾性油変性樹脂ワニス等であり、酸化
重合触媒としては、コバルト、マンガン、鉛、鉄等の金
属化合物である硼酸コバルト、オクチル酸コバルト、ナ
フテン酸コバルト、一酸化鉛等である。
【0039】上記インキの貯蔵安定性を向上させるに
は、重合禁止剤を添加することが効果的である。重合禁
止剤としては、光硬化性樹脂化合物の自然硬化を防止す
るために一般に使用される公知の重合禁止剤、例えば、
p−メトキシフェノール、ヒドロキノン等が使用でき
る。
【0040】本発明においては、常温では粘稠体であり
80℃以上に加熱することにより液体状態になるように
上記光重合性化合物、光重合開始剤、酸化重合性組成物
を選択調整する必要がある。
【0041】また、本発明のインクは、臭気及び皮膚刺
激性などの安全性の観点から、30〜95質量%の多官
能性モノマーと、該多官能モノマー100質量%に対し
て0.01から20質量%の光重合開始剤、5〜30質
量%の酸化重合性組成物、からなることがより好まし
い。
【0042】本発明において、色材としては耐候性に優
れた顔料が好ましいが、溶解性染料及び、油性染料等の
任意の公知の色材が使用できる。
【0043】本発明に好ましく使用される顔料について
述べる。発色性(添加濃度当たりの色濃度)は必ずしも
高くなく、加えて均質の微粒子分散体の製造が困難なた
め、高濃度とすると過剰に溶融粘度が増大する現象があ
って、インクジェット用インクとしては従来実用化され
ていなかったものが使用できる。特に限定されるわけで
はないが、本発明には例えばカラーインデックスに記載
される下記の番号の有機又は無機顔料が使用できる。
【0044】赤あるいはマゼンタ顔料としては、Pig
ment Red 3、5、19、22、31、38、
43、48:1、48:2、48:3、48:4、4
8:5、49:1、53:1、57:1、57:2、5
8:4、63:1、81、81:1、81:2、81:
3、81:4、88、104、108、112、12
2、123、144、146、149、166、16
8、169、170、177、178、179、18
4、185、208、216、226、257、Pig
ment Violet 3、19、23、29、3
0、37、50、88、Pigment Orange
13、16、20、36、青またはシアン顔料として
は、Pigment Blue 1、15、15:1、
15:2、15:3、15:4、15:6、16、17
−1、22、27、28、29、36、60、緑顔料と
しては、Pigment Green 7、26、3
6、50、黄顔料としては、Pigment Yell
ow 1、3、12、13、14、17、34、35、
37、55、74、81、83、93、94,95、9
7、108、109、110、137、138、13
9、153、154、155、157、166、16
7、168、180、185、193、黒顔料として
は、Pigment Black 7、28、26など
が目的に応じて使用できる。
【0045】具体的に商品名を示すと、例えば、クロモ
ファインイエロー2080、5900、5930、AF
−1300、2700L、クロモファインオレンジ37
00L、6730、クロモファインスカーレット675
0、クロモファインマゼンタ6880、6886、68
91N、6790、6887、クロモファインバイオレ
ット RE、クロモファインレッド6820、683
0、クロモファインブルーHS−3、5187、510
8、5197、5085N、SR−5020、502
6、5050、4920、4927、4937、482
4、4933GN−EP、4940、4973、520
5、5208、5214、5221、5000P、クロ
モファイングリーン2GN、2GO、2G−550D、
5310、5370、6830、クロモファインブラッ
クA−1103、セイカファストエロー10GH、A−
3、2035、2054、2200、2270、230
0、2400(B)、2500、2600、ZAY−2
60、2700(B)、2770、セイカファストレッ
ド8040、C405(F)、CA120、LR−11
6、1531B、8060R、1547、ZAW−26
2、1537B、GY、4R−4016、3820、3
891、ZA−215、セイカファストカーミン6B1
476T−7、1483LT、3840、3870、セ
イカファストボルドー10B−430、セイカライトロ
ーズR40、セイカライトバイオレットB800、78
05、セイカファストマルーン460N、セイカファス
トオレンジ900、2900、セイカライトブルーC7
18、A612、シアニンブルー4933M、4933
GN−EP、4940、4973(大日精化工業製)、
KET Yellow 401、402、403、40
4、405、406、416、424、KET Ora
nge 501、KET Red 301、302、3
03、304、305、306、307、308、30
9、310、336、337、338、346、KET
Blue 101、102、103、104、10
5、106、111、118、124、KET Gre
en 201(大日本インキ化学製)、Colorte
x Yellow 301、314、315、316、
P−624、314、U10GN、U3GN、UNN、
UA−414、U263、Finecol Yello
w T−13、T−05、Pigment Yello
w1705、Colortex Orange 20
2、Colortex Red101、103、11
5、116、D3B、P−625、102、H−102
4、105C、UFN、UCN、UBN、U3BN、U
RN、UGN、UG276、U456、U457、10
5C、USN、Colortex Maroon60
1、Colortex BrownB610N、Col
ortex Violet600、Pigment R
ed 122、Colortex Blue516、5
17、518、519、A818、P−908、51
0、Colortex Green402、403、C
olortexBlack 702、U905(山陽色
素製)、Lionol Yellow1405G、Li
onol Blue FG7330、FG7350、F
G7400G、FG7405G、ES、ESP−S(東
洋インキ製)、Toner Magenta E02、
Permanent RubinF6B、Toner
Yellow HG、Permanent Yello
w GG−02、Hostapeam BlueB2G
(ヘキストインダストリ製)、カーボンブラック#26
00、#2400、#2350、#2200、#100
0、#990、#980、#970、#960、#95
0、#850、MCF88、#750、#650、MA
600、MA7、MA8、MA11、MA100、MA
100R、MA77、#52、#50、#47、#4
5、#45L、#40、#33、#32、#30、#2
5、#20、#10、#5、#44、CF9、(三菱化
学製)などが挙げられる。
【0046】また、顔料を予め水や溶剤に高濃度分散し
た分散液を使用することもできる。例えば、MICRO
PIGMO WMBK−5、WMBE−5、WMRD−
5、WMYW−5、AMBK−2、AMYW−2、AM
BE−4(オリエント化学製)などが挙げられる。
【0047】顔料の添加量は1〜20質量部が適量であ
る。0.1質量部未満では画像品質が低下し、20質量
部より多いとインク粘度特性に悪影響を与える。また、
色の調整等で2種類以上の色材を適時混合して使用でき
る。
【0048】本発明のインク組成物に更に機能性を発現
するため、各種の増感剤、光安定化剤、表面処理剤、界
面活性剤、酸化防止剤、老化防止剤、架橋促進剤、可塑
剤、防腐剤、pH調整剤、消泡剤、保湿剤、分散剤、等
を混合することができる。
【0049】本発明において、インクと記録材料の25
℃での接触角が20〜70度の範囲にあることが好まし
い。
【0050】20度よりも小さいと、インクの濡れ性が
良すぎて、にじみが問題となり、70度を超えると、イ
ンクが濡れない部分が筋となって見えてしまい品質が劣
る。特に、非吸収性の材料では、顕著となる。
【0051】接触角の調整方法としては、既に公知なよ
うに、インク中の界面活性剤量の調整や、記録材料表面
にコロナ放電処理をする等により、調整できる。接触角
測定には協和界面化学社製自動接触角測定装置CA−Z
型を用いた。
【0052】本発明においては、記録材料上に画像形成
後、速やかにその画像を硬化する。硬化する手段として
は、紫外線(UV)照射ランプ、電子線、熱等が挙げら
れる。UV照射ランプにおいては熱が発生し、被記録体
が変形してしまう可能性があるため、冷却機構、例え
ば、コールドミラー、コールドフィルター、ワーク冷却
等が具備されていることが望ましい。ランプの種類とし
ては、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライド等が
ある。超高圧水銀灯は点光源であるが、光学系と組み合
わせて光利用効率を高くしたDeepUVタイプは、短
波長領域の照射が可能である。メタルハライドは、波長
領域が広いため着色物に有効的である。Pb、Sn、F
eなどの金属のハロゲン化物が用いられ、光開始剤の吸
収スペクトルに合わせて選択できる。硬化に有効である
ランプであれば、特に制限無く使用できる。
【0053】なお、紫外線硬化技術については多くの成
書があり、井本稔ら編著「UV・EV硬化技術」総合技
術センター(昭和57年)が挙げられる。
【0054】本発明では、記録材料上にインク像が形成
される前からインク像形成終了までの間、該記録材料表
面が10〜30℃の範囲に温調制御されることが好まし
い。
【0055】本発明では、高温のインクが記録材料に着
弾後、速やかに冷却されることが重要で、例えば、記録
ヘッドで印字する前工程、及び、印字開始部分に、冷風
を記録材料に当てる装置を設け、高温のインクが着弾し
ても記録材料表面の温度を調整する方法がある。
【0056】また、記録材料の記録ヘッドとは反対側の
記録材料と接するガイドを温調し、記録材料の温度を制
御する方法もある。
【0057】記録材料の表面温度を一定以下に均一に制
御することで、常温状態の記録材料に着弾し自然冷却増
粘するよりも、画像品質が向上する。記録材料が非吸収
性の場合、特に顕著となる。
【0058】本発明では、好ましくは、1ページ分の記
録データに基づいて記録材料表面の温調条件を設定す
る。これによって、記録デューティーに影響されずに、
安定に高品質な画像が得られる。
【0059】本発明のインクジェット記録方法では、記
録材料が長尺なロール状で供給される。包装の費用や生
産コスト等の記録材料のコスト、プリントの作製効率、
各種のサイズのプリントに対応できる等の点で、長尺
(ウェブ)な記録材料を使用する方が有利である。
【0060】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に示す
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 〔インク組成〕表1記載の本発明のインク組成物を80
℃に加熱して混合攪拌した後、加熱した状態でフィルタ
ーでろ過し、冷却して粘稠体のK(黒)、C(シア
ン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の各色インク組
成物を得た。
【0061】なお、比較インクAとして、表1記載のイ
ンク組成物を150℃に加熱、混合を行い各色固型イン
クを作製した。
【0062】比較インクBとして、表1記載のインク組
成物を用い、加熱せず混合を行い液体状紫外線硬化イン
クを作製した。
【0063】比較インクCとして、表1記載のインク組
成物を用い、酸化重合性組成物を含有しない各色インク
を作製した。 〈インク粘度〉25℃及び80℃における溶融粘度を回
転粘度計(トキメック製EDLモデル)を用いて測定し
た。尚、比較インクAは150℃における粘度を測定し
た。
【0064】各インクの組成及び粘度、表面張力を下記
表1に示す。
【0065】
【表1】
【0066】〔インクジェットプリンター〕コニカ
(株)社製、ラージフォーマットインクジェットプリン
タ「IGUAZU(イグアス)1044SD」を改良
し、記録材料表面に冷却風を吹きつける装置、記録材料
表面の温度を感知するセンサー、記録ヘッドへインクを
供給するラインの温調化(80℃設定)、を施した。 〔被記録材料〕表2記載の記録材料〔2軸延伸ポリプロ
ピレン(OPP、厚さ30μm)、2軸延伸ポリスチレ
ン(OPS、厚さ25μm)、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET、厚さ12.5μm)、アルミ(厚さ10
μm)、普通紙〕に、上記インクを用いて、表2に示す
条件で画像形成した。 〈接触角〉25℃における接触角を協和界面化学社製自
動接触角測定装置CA−Z型にて測定した。 〔紫外線照射〕印字出力した後、以下の条件で紫外線を
照射した。使用した照射ランプは、日本電池社製メタル
ハライドランプ120W/cmで、365nmでの紫外
線照射量1000mJ/cm2で紫外線照射を行った。 〔評価項目〕 [画像耐久性1]印刷直後に印刷物を折り曲げたときの
インキ皮膜の剥離、割れ、亀裂等を目視評価した。
【0067】 ○・・・良好 △・・・やや良好(なんとか実用に耐えられるレベル) ×・・・悪い [画像耐久性2]各色ベタ画像形成後の記録材料を、ス
クラッチ強度試験機 HEIDON−18[HEIDO
N社製]を用い、測定針は0.8mmRのサファイヤ針
を用いて測定した。測定は一定荷重で10cmの引掻き
試験を3回行い、支持体まで傷が入った箇所が存在しな
い限度荷重を本発明のスクラッチ強度とし、以下の基準
で判断した。
【0068】 ○・・・200g以上 △・・・100g以上〜200g未満 ×・・・100g未満 [文字品質]Y、M、C、K各色インクを用いて、目標
濃度で6ポイントMS明朝体文字を印字し、文字のガサ
ツキをルーペで拡大評価し、下記の基準に則り文字品質
の評価を行った。
【0069】 ◎・・・ガサツキなし ○・・・僅かにガサツキが見える △・・・ガサツキが見えるが、文字として判別でき、ギ
リギリ使えるレベル ×・・・ガサツキがひどく、文字がかすれていて使えな
いレベル [色混じり(滲み)]720dpiで、Y、M、C、K
各色1dotが隣り合うように印字し、隣り合う各色d
otをルーペで拡大し、滲み具合を目視観察し、下記の
基準に則り色混じりの評価を行った。なお、dpiとは
2.54cm当たりのdot数を表す。
【0070】 ◎・・・隣り合うdot形状が真円を保ち、滲みがない ○・・・隣り合うdot形状はほぼ真円を保ち、ほとん
ど滲みがない △・・・隣り合うdotが少し滲んでいてdot形状が
少しくずれているが、ギリギリ使えるレベル ×・・・隣り合うdotが滲んで混じりあっており、使
えないレベル評価結果を表2に示す。
【0071】
【表2】
【0072】本発明の形態は、あらゆる記録材料に記録
しても、文字品質・色混じり・画像耐久性が良好である
ことが分かる。
【0073】
【発明の効果】あらゆる記録材料に記録しても、良好な
文字品質・色混じり・画像耐久性が得られるインクジェ
ット記録用インクを提供することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 3/04 101Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温では粘稠体であり80℃以上に加熱
    することにより液体状態になり、活性光線の照射または
    熱により硬化し、且つ、酸化重合性組成物を含むことを
    特徴とするインクジェット記録用インク。
  2. 【請求項2】 粘度が25℃で500〜50000mP
    a・s、80℃以上で3〜20mPa・sとなるインク
    であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット
    記録用インク。
  3. 【請求項3】 25℃における表面張力が270〜65
    0μN/cmであることを特徴とする請求項1又は2記
    載のインクジェット記録用インク。
  4. 【請求項4】 色材が顔料であることを特徴とする請求
    項1〜3の何れか1項記載のインクジェット記録用イン
    ク。
  5. 【請求項5】 30〜95質量%の多官能性モノマー
    と、該多官能モノマー100質量%に対して0.01か
    ら20質量%の光重合開始剤、5〜30質量%の酸化重
    合性組成物、からなることを特徴とする請求項1〜4の
    何れか1項記載のインクジェット記録用インク。
  6. 【請求項6】 選択的にインク滴の吐出制御可能な複数
    のノズルを有する記録ヘッドで、記録材料が長尺なロー
    ル状で供給され、請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    インクを用いて該記録材料にインク像を形成し、画像形
    成後、活性光線の照射または熱により画像を硬化するこ
    とを特徴とするインクジェット記録方法。
  7. 【請求項7】 記録材料が非吸収性の材料であることを
    特徴とする請求項6記載のインクジェット記録方法。
  8. 【請求項8】 インクと記録材料の25℃での接触角が
    20〜70度の範囲にあることを特徴とする請求項6ま
    たは7記載のインクジェット記録方法。
  9. 【請求項9】 記録材料上にインク像が形成される前か
    らインク像形成終了までの間、該記録材料の表面が10
    〜30℃の範囲に温調制御されることを特徴とする請求
    項6〜8の何れか1項記載のインクジェット記録方法。
  10. 【請求項10】 1ページ分の記録データに基づいて記
    録材料表面の温調条件を設定することを特徴とする請求
    項9記載のインクジェット記録方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011122062A1 (ja) * 2010-03-31 2011-10-06 コニカミノルタホールディングス株式会社 インクジェットインク及びインクジェット画像形成方法
JP2012040760A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Konica Minolta Holdings Inc インクジェット記録方法
JP2014166756A (ja) * 2014-03-31 2014-09-11 Konica Minolta Inc インクジェット記録方法
US9016846B2 (en) 2010-08-19 2015-04-28 Konica Minolta Holdings, Inc. Actinic energy radiation curable inkjet ink and actinic energy radiation curable inkjet recording method
JP2015100923A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 株式会社Screenホールディングス 画像記録装置および画像記録方法
JPWO2015002316A1 (ja) * 2013-07-05 2017-02-23 コニカミノルタ株式会社 絶縁パターンの形成方法

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