JP2003104522A - 収納用ラック - Google Patents

収納用ラック

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JP2003104522A
JP2003104522A JP2001303128A JP2001303128A JP2003104522A JP 2003104522 A JP2003104522 A JP 2003104522A JP 2001303128 A JP2001303128 A JP 2001303128A JP 2001303128 A JP2001303128 A JP 2001303128A JP 2003104522 A JP2003104522 A JP 2003104522A
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engaging
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JP2001303128A
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Akihiko Fujiwara
明彦 藤原
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Sanshin Metal Working Co Ltd
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Sanshin Metal Working Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラック形態の変更やラックの増設延長等を簡
単に行える収納用ラックを提供する。 【解決手段】 支柱フレーム10における一対の支柱部
材11の周囲4面のうち互いの対向壁面を除く3つの壁
面のうち、中間壁12に、2列の係合孔12aが所定の
ピッチで複数設けられるとともに、両側壁13に、1列
の係合孔13aが所定のピッチで複数設けられる。ビー
ム連結金具30のL型の金具本体30aにおける一方の
フランジ31に係合爪31aが形成され、他方のフラン
ジ32にビーム端部が固定される。ビーム連結金具30
の両フランジ31、32が、上記3つの壁面のうち隣り
合う2つの壁面に接合された状態で、ビーム連結金具3
0の係合爪31aが、いずれか1列の所定の係合孔に係
合されることにより、ビーム20が、支柱部材10にビ
ーム連結金具30を介して連結固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高重量の物品が
搭載されたパレット等を収納保管するためのパレット用
ラック等の収納用ラックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、比較的大規模な倉庫等において
は、高重量物品が搭載されたパレットを収納保管するた
めにパレット用ラック等の高重量用ラックが設置される
場合がある。
【0003】パレット用ラックは、垂直に配置される複
数の支柱フレームと、支柱フレーム間に水平に架け渡さ
れる複数のビームとを基本的な構成として備え、ビーム
によってパレット搭載用棚が構成されるものである。
【0004】このようなパレット用ラックは、倉庫等の
形状や、ラック設置箇所に応じて、様々な形態で組み立
てる必要がある。このため、この多様なニーズに十分に
対処するために、支柱フレームを構成する支柱部材や、
ビームとして、他種類のものを準備しておき、その中か
ら適切な部材を選択して、上記のニーズに応じたラック
を組み立てるようにしているのが通例である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、上記パレット用
ラックの技術分野においては、保管物品、保管スペース
の増減等により、ラックの増設やラック形態の変更を余
儀なくされる場合がある。
【0006】しかしながら、従来のパレット用ラック
は、各構成部材の連結手段が、主としてボルト止めや溶
接付け等により行われているため、分解、組立が困難で
あり、ラックの増設や形態変更を簡単に行うことができ
ないという問題があった。
【0007】しかも、従来のパレット用ラックは、各構
成部材が、複数種類の部材により構成されるものである
ため、部材の種類によっては、延長等の増設や、取替等
の変更ができず、保管スペースの増減や変更等のニーズ
に対処できないという問題があった。
【0008】また、上記従来のパレット用ラックは、部
材の種類が多くなるため、部材の共通化を図ることがで
きず、コストの増大を来すという問題も抱えている。
【0009】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、十分な組付強度を確保しつつ、ラック形態の変更
や、ラックの増設延長等を簡単に行うことができ、保管
スペースの増減や変更等に十分に対処することができる
上更に、コストの削減を図ることができる収納用ラック
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の収納用ラックは、垂直に配置される支柱
フレームと、水平に配置されるビームと、前記ビームを
前記支柱フレームに連結するためのビーム連結金具とを
備え、前記支柱フレームが、平行に配置された一対の支
柱部材を補強部材を介して分解可能に連結されて構成さ
れ、前記支柱フレームにおける一対の支柱部材の周囲4
面のうち互いの対向壁面を除く3つの壁面のうち、中間
に位置する中間壁に、2列の係合孔が高さ方向に所定の
ピッチで複数設けられるとともに、前記中間壁の両側に
位置する両側壁に、1列の係合孔が高さ方向に所定のピ
ッチで複数設けられ、前記ビーム連結金具が、2つのフ
ランジを有する平面視L型形状の金具本体を有し、その
金具本体の一方のフランジに係合爪が形成されるととも
に、他方のフランジに前記ビームの端部が固定されてな
り、前記ビーム連結金具の両フランジが、前記3つの壁
面のうち隣り合う2つの壁面にそれぞれ接合された状態
で、前記ビーム連結金具の係合爪が、対応するいずれか
1列の所定の係合孔に係合されることにより、前記ビー
ムが、前記支柱部材に前記ビーム連結金具を介して連結
固定されるよう構成されてなるものを要旨としている。
【0011】この発明の収納用ラックにおいては、ビー
ムを支柱フレームの支柱部材の3壁面のうち、いずれの
壁面にも取り付けることができる。従ってラック自体の
増設やラック形態の変更を自在に行うことができる。
【0012】更にビーム端部における連結金具の係合爪
を、支柱フレームにおける支柱部材の係合孔に係合する
だけで簡単に、ビームを支柱フレームに連結固定するこ
とができる。
【0013】また、ビーム連結金具の両フランジを、支
柱フレームにおける支柱部材の隣り合う2つの壁面に接
合するものであるため、ビームの支柱フレームに対する
揺動方向の組付強度を十分に確保することができる。
【0014】一方、本発明の収納用ラックにおいては、
以下の構成を基本形態として採用することができる。
【0015】すなわち本発明は、2つの前記支柱フレー
ムが、間隔をおいて互いに対向配置されるとともに、前
記2つの支柱フレーム間において対向し合う支柱部材間
に前記ビームがそれぞれ架け渡されるよう連結固定され
てなる構成を採用することができる。
【0016】更に本発明においては、支柱フレームの支
柱部材としては、前記対向面が開放された溝型形状部材
を用いる構成を採用するのが好ましい。
【0017】また本発明においては、所定の支柱フレー
ムの上端に、他の支柱フレームの下端が着脱自在に連結
されて、両支柱フレームが高さ方向に直列状に配置され
てなるよう構成されてなるものを採用するのが良い。
【0018】すなわちこの場合には、高さ方向にもラッ
クの増設を行うことができ、3次元方向の全ての方向に
ラックの増設を行うことができる。
【0019】更に本発明においては、前記所定の支柱フ
レームにおける支柱部材の上端部に、継手部材の下側半
分が嵌合れた状態に固定されるとともに、その継手部材
の上側半分が前記他の支柱フレームにおける支柱部材の
下端部に嵌合された状態に固定されてなる構成を採用す
るのが望ましい。
【0020】すなわちこの構成を採用する場合には、上
記高さ方向へのラックの増設を、より確実に行うことが
できる。
【0021】一方、本発明においては、台車をビーム上
に抜止め状態に確実に組み付けることができ、プッシュ
バックラック等の特有構造のラックを形成することが可
能である。
【0022】すなわち本発明は、請求項2記載の収納用
ラックにおいて、対向し合う支柱部材間にそれぞれ架け
渡される両ビームが、上下の水平フランジ間にウェブが
設けられたI型ないしはH型の成形部材によりそれぞれ
構成されるとともに、これらの両ビーム上に沿って走行
自在な台車が設けられ、前記台車が、前記両ビーム上に
配置される荷台フレームと、前記荷台フレームの下面に
下方突出状に設けられた車輪支持部材と、前記車輪支持
部材に回転自在に取り付けられ、かつ前記ビームの横溝
内に収納された状態で前記ビームの下側フランジ上に転
動自在に設置される車輪とを具備してなる構成を好適に
採用することが可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】図1ないし図4はこの発明の実施
形態が適用された収納用ラックを示す図である。これら
の図に示すように、この収納用ラックは、システムラッ
ク等と称されるものであり、支柱フレーム(10)と、
ビーム(20)と、ビーム連結金具(30)と、サブビ
ーム(40)とを基本的な構成として備え、比較的高重
量の荷物(W)を搭載したパレット(P)を収納するも
のである。
【0024】支柱フレーム(10)は、一対の支柱部材
(11)と、両支柱部材(11)を連結する補強部材
(15)により構成されている。
【0025】図5ないし図7に示すように、支柱部材
(11)は、中間壁(12)とその両側に設けられた両
側壁(13)(13)とを有する溝型鋼板からなり、両
側壁(13)には、長さ方向に沿ってボルト設置溝(1
4)が形成されている。
【0026】また中間壁(12)には、2列の係合孔
(12a)(12a)が長さ方向(高さ方向)に沿って
所定のピッチで複数形成されている。更に両側壁(1
3)における中間壁(12)の近傍には、各1列の係合
孔(13a)(13a)が長さ方向(高さ方向)に沿っ
て所定のピッチで複数形成されている。
【0027】この構成の2つの支柱部材(11)が、図
2ないし図4に示すように、溝開放部を対向させるよう
に、互いに平行に配置された状態で、リップ溝型鋼板か
らなる複数の補強部材(15)により連結されて、支柱
フレーム(10)が構成される。このとき、支柱フレー
ム(10)は、上下両端の補強部材(15)が、支柱フ
レーム(10)に対し垂直に配置され、中間の補強部材
(15)がジグザグ状に配置されて、ラチス柱形状に組
み付けられる。
【0028】ここで、本実施形態においては、隣り合う
補強部材(15)間において対応し合う端部同士は互い
に溝幅方向に重ね合われて、この重ね合わせ部分が、両
側壁(13)(13)間に貫通されたボルト(16)に
よって、支持部材(11)に固定されている(図2及び
図4参照)。このように2本の補強部材(15)の対応
端部を1本のボルト(16)により固定するものである
ため、例えば補強部材(15)の端部をそれぞれ個別に
ボルト止めする場合と比較して、ボルト止め箇所が少な
くなり、その分、組付作業を簡単に行うことができる。
【0029】なお、ボルト(16)の頭部等は、両側壁
(13)にボルト設置溝(14)内に配置されることに
より、ボルト頭部が、両側壁外面から外方に突出するの
が防止される。
【0030】図8ないし図10に示すように、ビーム
(20)は、上下の水平フランジ(21)(22)間に
ウェブ(23)が架け渡されたI型ないしはH型の中空
成形部材により構成されている。
【0031】ウェブ(23)を構成する側壁部には、上
下左右の4個で1組の縦長スリット状の係合孔(23
a)と、円形の取付孔(23b)とがビーム長さ方向に
沿って交互に所定のピッチで形成されている。
【0032】ビーム連結金具(30)は、第1及び第2
フランジ(31)(32)を有する平面視L型の金具本
体(30a)と、その金具本体の第2フランジ(32)
の中間部に一体に形成された差込固定片(33)とを有
している。
【0033】第1フランジ(31)には、切込プレス成
形により、内側下方に向けて突出する3個の係合爪(3
1a)が上下方向に所定のピッチで形成されている。
【0034】差込固定片(33)は、第2フランジ(3
2)に対し直交し、第1フランジ(31)に対し相反す
る方向に延びるように形成されており、上下方向の寸法
が、上記ビーム(20)における上下の水平フランジ
(21)(22)間の寸法(上下寸法)に対応する大き
さに形成されている。
【0035】そしてビーム連結金具(30)の差込固定
片(33)が、ビーム(20)の両側端部におけるウェ
ブ(23)内に差し込まれた状態で、ウェブ(23)の
側壁部及び差込固定片(33)に貫通される上下2本の
ボルト(35)によって固定される。
【0036】図11及び図12に示すように、デッキチ
ャンネル等と称されるサブビーム(40)は、サブビー
ム本体(41)と、サブビーム本体(41)をビーム
(20)に連結固定するためのサブビーム連結金具(5
0)とを具備している。
【0037】サブビーム本体(41)は、中間部がリッ
プ付きの溝型形状に形成され、両端部がリップ無しの溝
型形状に形成された溝型鋼板からなり、両端部の両側壁
には係合用切欠部(42)が形成されている。
【0038】また、サブビーム連結金具(50)は、一
対の平行に配置される固定片(51)と、両固定片(5
1)の上端縁間を連結する連結片(55)とを有してい
る。
【0039】固定片(51)の両側外面には、切込プレ
ス成形によって、外方に突出し、かつ上方へ延びる係合
片(52)がそれぞれ形成されている。更に両固定片
(51)の先端部は、前記ビーム(20)の上下フラン
ジ(21)(22)とウェブ(23)とにより構成され
る横溝(25)に挿入し得る嵌合片(51a)として構
成されるとともに、その嵌合片(51a)の先端には、
その上下2箇所ずつに、前方に突出し、かつ下方へ延び
る係合爪(53)がそれぞれ形成されている。
【0040】本実施形態においては、以上の構成要素を
用いて、図1ないし図4に示す基本形態の収納ラックを
組み立てるものである。
【0041】すなわち、2つの支柱フレーム(10)を
対向配置して、両支柱フレーム(10)の対応する支柱
部材(11)間に、連結金具(30)付きのビーム(2
0)をそれぞれ水平に架け渡す。このとき図6及び図7
に示すように、ビーム連結金具(30)の第1及び第2
フランジ(31)(32)を、対応する支柱部材(1
1)の一側壁(13)及び中間壁(12)に接合させ
て、第1フランジ(31)の3つの係合爪(31a)
を、支柱部材(11)の中間壁(12)における片側1
列の対応する係合孔(12a)にそれぞれ係合して、各
ビーム(20)の両端部を支柱部材(11)にそれぞれ
連結固定する。これにより、支柱フレーム(10)間
に、2つのビーム(20)が並列状に配置される。
【0042】次に、並列配置された2つのビーム(2
0)間に架け渡すようにして、サブビーム(40)をビ
ーム長さ方向に所定の間隔おきに組み付ける。すなわち
図11及び図12に示すように、ビーム(20)の横溝
(25)に、サブビーム連結金具(50)の嵌合片(5
1a)を嵌合して、ビーム(20)のウェブ(23)に
おける所定の1組(4個)の係合孔(23a)に、サブ
ビーム連結金具(50)の4つの係合爪(53)を係合
して固定する。
【0043】更にサブビーム本体(41)の両端部を、
サブビーム連結金具(50)に外嵌するように配置し
て、サブビーム本体(41)の係合用切欠部(42)
を、連結金具(50)の係合片(53)に係合する。こ
れにより、サブビーム本体(41)が、サブビーム連結
金具(50)の長さ方向の移動を規制した状態で、連結
金具(50)を介してビーム(20)に固定される。
【0044】こうして並列配置された2つのビーム(2
0)間に、ビーム長さ方向に所定間隔おきに、複数のサ
ブビーム(40)を組み付ける。このとき、サブビーム
本体(41)の上面が、ビーム(20)の上面に対し一
致するよう構成されている。
【0045】これにより、基本形態の収納用ラックが組
み立てられる。
【0046】この収納用ラックにおいては、併設される
2つのビーム(20)によって、パレット搭載用棚が形
成されるものである。
【0047】一方、本実施形態の収納用ラックにおいて
は、例えば上記基本形態のラックに対し、新たに、支柱
フレーム(10)、ビーム(20)及びサブビーム(4
0)を継ぎ足して、保管スペースを増大することができ
る。
【0048】例えば図4に示すように、金具付きの新規
のビーム(120)における連結金具(30)の両フラ
ンジ(31)(32)を、既設の支柱部材(11)にお
ける中間壁(12)と他側壁(13)とに接合して、第
1フランジ(31)の係合爪(31a)を、他側壁(1
3)の所定の係合孔(13a)にそれぞれ係合する。こ
れにより、新規ビーム(120)を、既存のビーム(2
0)に対し直交させる方向に配置することができる。
【0049】更に同様にして、別のビームを、既設のビ
ーム(20)に対し、既設の支柱部材(11)を挟んで
反対方向に向けて組み付けることも可能である。
【0050】このように水平方向の全ての方向にビーム
(20)を組み付けることができ、ラックを水平方向の
全ての方向に増設展開することが可能である。
【0051】また本実施形態のラックは、高さ方向に増
設することも可能である。
【0052】すなわち図4に示すように、既設の支柱フ
レーム(10)の両支柱部材(11)の上端部に、継手
部材(60)の下側半分を適合状態にそれぞれ嵌入する
とともに、支柱部材(11)の上端部にねじ(61)を
ねじ込んで継手部材(60)の下側部にそれぞれ締結固
定する。更に新規の支柱フレーム(110)の両支柱部
材(11)の下端部を、継手部材(60)の上側半分に
適合状態にそれぞれ外嵌するとともに、新規の支柱部材
(11)の下端部にねじ(62)をねじ込んで継手部材
(60)の上側部にそれぞれ締結固定する。
【0053】これにより、既設の支柱フレーム(10)
の上端に、新規の支柱フレーム(110)の下端が連結
されて、両支柱フレーム(10)(110)が上下方向
に直列状に配置される。更に、増設された支柱フレーム
(110)に、上記したように新規のビームやサブビー
ムを組み付けることにより、ラックを高さ方向に増設拡
張することができる。
【0054】なお言うまでもなく、支柱部材のみを単独
で高さ方向に直列に連結して、増設することも可能であ
る。
【0055】このように本実施形態の収納用ラックは、
水平方向及び垂直方向の三次元方向に自在に増設するこ
とが可能である。
【0056】以上のように、本実施形態の収納用ラック
によれば、三次元方向に自在に展開することが可能であ
るため、保管スペースの増減や変更等に十分に対処する
ことができる。
【0057】また、本実施形態においては、ビーム(2
0)における連結金具(30)の係合爪(31a)を、
支柱フレーム(10)における支柱部材(11)の所定
の係合爪(13a)に係合するだけで、ビーム(20)
を支柱フレーム(10)に組み付けることができる。更
にサブビーム(40)は、サブビーム連結金具(50)
の係合爪(53)をウェブ(20)側の係合孔(23
a)に係合するとともに、サブビーム本体(41)の両
端部を連結金具(50)に係合するだけでビーム(2
0)に組み付けることができる。
【0058】このように面倒な溶接作業やボルト締め作
業等をほとんど必要とせず、ビーム(20)やサブビー
ム(40)を簡単に組み付けることができ、ラック組立
作業を容易に行うことができる。
【0059】更にビーム連結金具(30)に、高さ方向
に所定のピッチで3つの係合爪(31a)を形成し、各
係合爪(31a)を支柱フレーム(10)の対応する係
合孔(13a)にそれぞれ係合するものであるため、ビ
ーム連結金具(30)、つまりビーム(20)が、支柱
フレーム(10)に対し高さ方向に沿った複数の位置で
固定することができ、ビーム(20)の支柱フレーム
(10)に対する上下揺動方向の強度を十分に確保する
ことができる。その上、ビーム連結金具(30)のL型
の金具本体(30a)における第1及び第2フランジ
(31)(32)を、支柱フレーム(10)における支
柱部材(11)の隣り合う2つの壁面(12)(13)
に接合するものであるため、ビーム(20)の支柱フレ
ーム(10)に対する水平揺動方向の強度を十分に確保
することができる。このようにビーム(20)を支柱フ
レーム(10)に対し上下水平方向に強固に連結するこ
とができるため、十分な組付強度を得ることができ、高
重量の積載物が収納された場合でも、安定した組付状態
を維持することができる。
【0060】しかも本実施形態においては、ビーム(2
0)として、I型の中空成形部材を用いているため、軽
量化を図りつつ、十分な強度を、より確実に得ることが
できる。
【0061】更にビーム(20)は、中空構造であるた
め、その内部に照明用や各種駆動部用の電気配線等を敷
設することができる。
【0062】また、本実施形態においては、併設される
2本のビーム(20)間に、所定のピッチでサブビーム
(40)を取り付けるようにしているため、2本のビー
ム(20)の拡開方向の移動を確実に防止することがで
き、高重量に対しても、より安定した組付状態を得るこ
とができる。
【0063】更にサブビーム連結金具(50)の係合爪
(53)を垂直及び水平方向に間隔をおいて4箇所に形
成し、これらをビーム(20)の係合孔(23a)にそ
れぞれ係合するものであるため、垂直及び水平方向の全
ての揺動方向に対し強固に組み付けることができ、高重
量に対しても、より一層安定した組付状態を得ることが
できる。
【0064】また、本実施形態の収納用ラックは、支柱
フレーム(10)と、ビーム(20)と、サブビーム
(40)と、これらを連結する金具(30)(50)と
の少ない要素を組み合わせて構成するものであるため、
部品の共通化、ユニット化、システム化等により、コス
トの削減を図ることができる。
【0065】一方、本実施形態においては、ビーム上を
走行自在な台車(70)を有するプッシュバックラック
構造を形成することも可能である。
【0066】すなわち図13及び図14に示すように、
台車(70)は、矩形状の荷台フレーム(71)を具備
している。荷台フレーム(71)の下面側の四隅には、
下方突出状に車輪支持部材(72)がそれぞれ固定され
るとともに、各車輪支持部材(72)の外面側には、回
転自在に車輪(73)が取り付けられている。
【0067】そして、台車(70)の荷台フレーム(7
1)が、併設された2本のビーム(20)上に配置され
るとともに、各車輪(73)が、2本のビーム(20)
における対向し合う横溝(25)内に抜止め状態にそれ
ぞれ収容された状態で、ビーム(20)の下側フランジ
(22)上面に転動自在に配置される。これにより、2
本のビーム(20)の横溝(25)を車輪(73)のレ
ールとして、台車(70)がビーム(20)上を走行自
在に構成される。
【0068】このように本実施形態においては、ビーム
(20)としてI型形状の中空成形部材を用いているた
め、ビーム(20)の横溝(25)を、台車(70)の
レールとして利用することにより、台車(70)を抜止
め状態に確実に取り付けることができる。
【0069】なお、上記実施形態においては、支柱部材
として、溝型形状の部材からなるものを用いているが、
本発明はそれだけに限られず、支柱部材として、リップ
溝型形状の部材や、角パイプ形状の部材からなるもの
等、他の形状のものを用いても良い。
【0070】また上記実施形態においては、ビーム連結
金具(30)における金具本体(30a)の第1フラン
ジ(31)に係合爪(31a)を形成するようにしてい
るが、本発明はそれだけに限られず、第2フランジ(3
2)側に係合爪を形成しても良いし、両フランジ(3
1)(32)に係合爪を形成するようにしても良い。
【0071】
【発明の効果】以上のように、この発明の収納用ラック
によれば、支柱フレームにおける支柱部材の周囲の3壁
面のうち、中間壁に2列の係合孔を所定のピッチで上下
方向に複数形成するとともに、両側壁に1列の係合孔を
所定のピッチで上下方向に複数形成し、ビーム端部のL
型形状金具本体における一方のフランジに係合爪を形成
し、金具本体の両フランジを支柱部材の隣り合う2壁面
に接合した状態で、係合爪を、対応するいずれか1列の
係合孔に係合することにより、ビームを連結金具を介し
て支柱フレームに組み付けるものであるため、ビームを
支柱部材の3壁面のうち、いずれの壁面にも取り付ける
ことができ、ラック自体の増設やラック形態の変更を自
在に行うことができ、保管スペースの増減や変更等に十
分に対処することができる。更にビーム端部における連
結金具の係合爪を、支柱フレームにおける支柱部材の係
合孔に係合するだけで、ビームを支柱フレームに連結固
定することができるので、面倒な溶接作業やボルト締め
作業等が必要なく、組立を簡単に行うことができる。ま
た、ビーム連結金具の両フランジを、支柱フレームにお
ける支柱部材の隣り合う2つの壁面に接合するものであ
るため、ビームの支柱フレームに対する揺動方向の組付
強度を十分に確保することができる。このため、十分な
組付強度を確実に得ることができ、高重量の積載物が収
納された場合でも、安定した組付状態を維持することが
できるという効果がある。
【0072】本発明において、所定の支柱フレームの上
端に、他の支柱フレームの下端が着脱自在に連結される
よう構成する場合には、高さ方向にもラックの増設を行
うことができ、3次元方向の全ての方向に増設すること
ができるので、より一層確実に、保管スペースの増減や
変更等に対処することができるという利点がある。
【0073】また本発明において、台車として、車輪を
ビームの横溝に収納配置したものを採用する場合には、
ビーム上を走行自在な台車を抜止め状態に確実に組み付
けることができ、プッシュバックラック等の特有構造の
ラックを形成することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である収納ラックを示す正
面図である。
【図2】実施形態の収納ラックを示す側面図である。
【図3】実施形態の収納ラックを示す平面図である。
【図4】実施形態の収納ラックにおける支柱フレーム連
結部周辺を分解して示す斜視図である。
【図5】実施形態の収納ラックに適用された支柱部材を
示す図であって、同図(a)は側面図、同図(b)は正
面図である。
【図6】実施形態の収納ラックにおける支柱部材のビー
ム連結部周辺を示す水平断面図である。
【図7】実施形態の収納ラックにおける支柱部材のビー
ム連結部周辺を分解して示す斜視図である。
【図8】実施形態の収納ラックに適用された金具付きビ
ームを示す図であって、同図(a)は水平断面図、同図
(b)は正面図である。
【図9】実施形態のビームを示す断面図である。
【図10】実施形態の収納ラックに適用されたビーム連
結金具を示す図であって、同図(a)は平面図、同図
(b)は正面図である。
【図11】実施形態の収納ラックにおけるサブビーム連
結部を示す側面断面図である。
【図12】実施形態のサブビームの端部を分解して示す
斜視図である。
【図13】実施形態の収納ラックにおける一対のビーム
間に台車を設置した状態での斜視図である。
【図14】図13の側面断面図である。
【符号の説明】
10…支柱フレーム 11…支柱部材 12…中間壁 12a…係合孔 13…側壁 13…係合孔 15…補強部材 20…ビーム 21、22…水平フランジ 23…ウェブ 30…ビーム連結金具 30a…金具本体 31、32…フランジ 31a…係合爪 60…継手部材 70…台車 71…荷台フレーム 72…車輪支持部材 73…車輪

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直に配置される支柱フレームと、水平
    に配置されるビームと、前記ビームを前記支柱フレーム
    に連結するためのビーム連結金具とを備え、 前記支柱フレームが、平行に配置された一対の支柱部材
    を補強部材を介して分解可能に連結されて構成され、 前記支柱フレームにおける一対の支柱部材の周囲4面の
    うち互いの対向壁面を除く3つの壁面のうち、中間に位
    置する中間壁に、2列の係合孔が高さ方向に所定のピッ
    チで複数設けられるとともに、前記中間壁の両側に位置
    する両側壁に、1列の係合孔が高さ方向に所定のピッチ
    で複数設けられ、 前記ビーム連結金具が、2つのフランジを有する平面視
    L型形状の金具本体を有し、その金具本体の一方のフラ
    ンジに係合爪が形成されるとともに、他方のフランジに
    前記ビームの端部が固定されてなり、 前記ビーム連結金具の両フランジが、前記3つの壁面の
    うち隣り合う2つの壁面にそれぞれ接合された状態で、
    前記ビーム連結金具の係合爪が、対応するいずれか1列
    の所定の係合孔に係合されることにより、前記ビーム
    が、前記支柱部材に前記ビーム連結金具を介して連結固
    定されるよう構成されてなることを特徴とする収納用ラ
    ック。
  2. 【請求項2】 2つの前記支柱フレームが、間隔をおい
    て互いに対向配置されるとともに、 前記2つの支柱フレーム間において対向し合う支柱部材
    間に前記ビームがそれぞれ架け渡されるよう連結固定さ
    れてなる請求項1記載の収納用ラック。
  3. 【請求項3】 前記支柱部材が、前記対向面が開放され
    た溝型形状部材により構成されてなる請求項1又は2記
    載の収納用ラック。
  4. 【請求項4】 所定の支柱フレームの上端に、他の支柱
    フレームの下端が着脱自在に連結されて、両支柱フレー
    ムが高さ方向に直列状に配置されてなるよう構成されて
    なる請求項1ないし3のいずれかに記載の収納用ラッ
    ク。
  5. 【請求項5】 前記所定の支柱フレームにおける支柱部
    材の上端部に、継手部材の下側半分が嵌合れた状態に固
    定されるとともに、その継手部材の上側半分が前記他の
    支柱フレームにおける支柱部材の下端部に嵌合された状
    態に固定されてなる請求項4記載の収納用ラック。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の収納用ラックにおいて、 対向し合う支柱部材間にそれぞれ架け渡される両ビーム
    が、上下の水平フランジ間にウェブが設けられたI型な
    いしはH型の成形部材によりそれぞれ構成されるととも
    に、これらの両ビーム上に沿って走行自在な台車が設け
    られ、 前記台車が、前記両ビーム上に配置される荷台フレーム
    と、前記荷台フレームの下面に下方突出状に設けられた
    車輪支持部材と、前記車輪支持部材に回転自在に取り付
    けられ、かつ前記ビームの横溝内に収納された状態で前
    記ビームの下側フランジ上に転動自在に設置される車輪
    とを具備してなる収納用ラック。
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