JP2003104257A - サドル昇降装置及びその昇降装置を用いた自転車 - Google Patents
サドル昇降装置及びその昇降装置を用いた自転車Info
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- JP2003104257A JP2003104257A JP2001298446A JP2001298446A JP2003104257A JP 2003104257 A JP2003104257 A JP 2003104257A JP 2001298446 A JP2001298446 A JP 2001298446A JP 2001298446 A JP2001298446 A JP 2001298446A JP 2003104257 A JP2003104257 A JP 2003104257A
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K19/00—Cycle frames
- B62K19/30—Frame parts shaped to receive other cycle parts or accessories
- B62K19/36—Frame parts shaped to receive other cycle parts or accessories for attaching saddle pillars, e.g. adjustable during ride
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J1/00—Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
- B62J1/08—Frames for saddles; Connections between saddle frames and seat pillars; Seat pillars
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はサドルの高さ調整を簡単に行えると
共にサドルの回動を防止することを課題とする。 【解決手段】 サドル昇降装置10は、ガススプリング
12を用いてサドル14を昇降させてサドル14の高さ
位置を調整する。また、サドル昇降装置10は、回転防
止機構71を有する。回転防止機構71は、外筒70の
内周に形成された第1の回動規制凹部70aと、ベース
チューブ68の外周に形成された第2の回動規制凹部6
8aと、外筒70とベースチューブ68との間に介在さ
れた環状結合部材76とから構成されている。環状結合
部材76は、第1の回動規制凹部70aに係合する第1
の係合突部76aと第2の回動規制凹部68aに係合す
る第2の係合突部76bとを有しており、外筒70とベ
ースチューブ68とを一体的に結合することでベースチ
ューブ68及びサドル14の回転を規制する。
共にサドルの回動を防止することを課題とする。 【解決手段】 サドル昇降装置10は、ガススプリング
12を用いてサドル14を昇降させてサドル14の高さ
位置を調整する。また、サドル昇降装置10は、回転防
止機構71を有する。回転防止機構71は、外筒70の
内周に形成された第1の回動規制凹部70aと、ベース
チューブ68の外周に形成された第2の回動規制凹部6
8aと、外筒70とベースチューブ68との間に介在さ
れた環状結合部材76とから構成されている。環状結合
部材76は、第1の回動規制凹部70aに係合する第1
の係合突部76aと第2の回動規制凹部68aに係合す
る第2の係合突部76bとを有しており、外筒70とベ
ースチューブ68とを一体的に結合することでベースチ
ューブ68及びサドル14の回転を規制する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサドルの高さ位置を
調整可能に支持するよう構成されたサドル昇降装置及び
その昇降装置を用いた自転車に関する。
調整可能に支持するよう構成されたサドル昇降装置及び
その昇降装置を用いた自転車に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自転車のサドル(座部)の高さ
位置を調整する機構としては、一般に締め付けボルトを
回してサドルの軸を外周から締め付ける構成となってお
り、締め付けボルトを逆方向に回して締め付け力を緩め
ることにより、サドルを昇降させることが可能になる。
この種の高さ調整機構の場合、締め付けボルトを緩める
際に大きな操作力を要するため、サドルの高さ位置の調
整が困難である場合がある。
位置を調整する機構としては、一般に締め付けボルトを
回してサドルの軸を外周から締め付ける構成となってお
り、締め付けボルトを逆方向に回して締め付け力を緩め
ることにより、サドルを昇降させることが可能になる。
この種の高さ調整機構の場合、締め付けボルトを緩める
際に大きな操作力を要するため、サドルの高さ位置の調
整が困難である場合がある。
【0003】このような問題を解決する方法として、ガ
ススプリング装置を昇降装置として用いてサドルの高さ
調整を簡単に行えるようにしたものが開発されている。
ススプリング装置を昇降装置として用いてサドルの高さ
調整を簡単に行えるようにしたものが開発されている。
【0004】ガススプリング装置は、円筒状のチューブ
同士を軸方向に摺動可能に嵌合させてなるため、サドル
を高さ調整可能に支持する構成に適用されると、自転車
に乗った人がペダルを踏み込む際にサドルに回転力を作
用させた場合、サドルが周方向に回動してしまう。
同士を軸方向に摺動可能に嵌合させてなるため、サドル
を高さ調整可能に支持する構成に適用されると、自転車
に乗った人がペダルを踏み込む際にサドルに回転力を作
用させた場合、サドルが周方向に回動してしまう。
【0005】このような、サドルの回動動作を防止する
手段として、例えば特開2000−72067により開
示された構成のものがある。この公開公報に記載された
ものは、サドルを衝撃吸収のサスペンションにより支持
する構成であり、サスペンションのチューブ状の内筒と
外筒が軸方向に摺動可能に嵌合しており、内筒の外周に
形成された4方向の平面と外筒の内周に形成された4方
向の平面とが当接することにより内筒と外筒との相対的
な回動を規制してサドルの回動を防止している。
手段として、例えば特開2000−72067により開
示された構成のものがある。この公開公報に記載された
ものは、サドルを衝撃吸収のサスペンションにより支持
する構成であり、サスペンションのチューブ状の内筒と
外筒が軸方向に摺動可能に嵌合しており、内筒の外周に
形成された4方向の平面と外筒の内周に形成された4方
向の平面とが当接することにより内筒と外筒との相対的
な回動を規制してサドルの回動を防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た公開公報の構成では、4方向の平面同士が当接するこ
とにより内筒と外筒との間の回動を防止するため、平面
を加工する際の精度にばらつきがあると、内筒と外筒と
の平面同士が密着できず、サドルががたつくことにな
る。
た公開公報の構成では、4方向の平面同士が当接するこ
とにより内筒と外筒との間の回動を防止するため、平面
を加工する際の精度にばらつきがあると、内筒と外筒と
の平面同士が密着できず、サドルががたつくことにな
る。
【0007】そのため、上記公開公報のものでは、4方
向の平面を精密に加工する必要があり、加工コストが増
大すると共に、自転車の使用により平面の縁部が磨耗し
たり、変形した場合には、サドルのがたつきが増大する
という問題があった。
向の平面を精密に加工する必要があり、加工コストが増
大すると共に、自転車の使用により平面の縁部が磨耗し
たり、変形した場合には、サドルのがたつきが増大する
という問題があった。
【0008】そこで、本発明は上記問題を解決したサド
ル昇降装置及びその昇降装置を用いた自転車を提供する
ことを目的とする。
ル昇降装置及びその昇降装置を用いた自転車を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。
め、本発明は以下のような特徴を有する。
【0010】上記請求項1記載の発明は、フレームに保
持される外筒と、一端がサドルに固定され、他端が外筒
の内周に収納されたばね要素と、外筒の内周に形成され
た第1の回動規制凹部と、ばね要素の外周に形成された
第2の回動規制凹部と、外筒とばね要素との間に設けら
れ、第1の回動規制凹部に係合するように外周側に突出
した第1の係合突部と第2の回動規制凹部に係合するよ
うに内周側に突出した第2の係合突部とを有する環状結
合部材と、を備えたものであり、第1,2の係合突部を
有する環状結合部材を介して外筒とばね要素との間の回
動を規制してサドルの回動を防止でき、加工精度のばら
つきの影響を受けにくく、且つ第1,2の係合突部が第
1,2の回動規制凹部に係合した状態で磨耗や変形しに
くいので、耐久性を向上させることができる。
持される外筒と、一端がサドルに固定され、他端が外筒
の内周に収納されたばね要素と、外筒の内周に形成され
た第1の回動規制凹部と、ばね要素の外周に形成された
第2の回動規制凹部と、外筒とばね要素との間に設けら
れ、第1の回動規制凹部に係合するように外周側に突出
した第1の係合突部と第2の回動規制凹部に係合するよ
うに内周側に突出した第2の係合突部とを有する環状結
合部材と、を備えたものであり、第1,2の係合突部を
有する環状結合部材を介して外筒とばね要素との間の回
動を規制してサドルの回動を防止でき、加工精度のばら
つきの影響を受けにくく、且つ第1,2の係合突部が第
1,2の回動規制凹部に係合した状態で磨耗や変形しに
くいので、耐久性を向上させることができる。
【0011】また、請求項2記載の発明は、第2の係合
突部及び第2の回動規制凹部を複数設け、前記環状結合
部材の内壁で夫々当接させて回動規制するものであり、
回動方向の力に対して充分な強度を確保して耐久性を確
保できる。
突部及び第2の回動規制凹部を複数設け、前記環状結合
部材の内壁で夫々当接させて回動規制するものであり、
回動方向の力に対して充分な強度を確保して耐久性を確
保できる。
【0012】また、請求項3記載の発明は、ばね要素
が、ロック付きガススプリングであり、サドルを安定且
つスムーズに上昇させることができる。
が、ロック付きガススプリングであり、サドルを安定且
つスムーズに上昇させることができる。
【0013】また、請求項4記載の発明は、ロック付き
ガススプリングが、内部にガスが充填されたシリンダ内
を上下2室に画成するピストンと、上下2室を連通また
は遮断するロック機構とを備え、下室には、ピストンの
下方への移動を規制するストッパ部材を設けたものであ
り、サドルを安定且つスムーズに上昇させることができ
る。
ガススプリングが、内部にガスが充填されたシリンダ内
を上下2室に画成するピストンと、上下2室を連通また
は遮断するロック機構とを備え、下室には、ピストンの
下方への移動を規制するストッパ部材を設けたものであ
り、サドルを安定且つスムーズに上昇させることができ
る。
【0014】また、請求項5記載の発明は、サドル昇降
装置を用いてサドルの高さ位置を調整可能に構成された
自転車であり、サドルの回動方向の力に対して充分な強
度を確保して耐久性を確保できると共に、サドルを安定
且つスムーズに上昇させることができる。
装置を用いてサドルの高さ位置を調整可能に構成された
自転車であり、サドルの回動方向の力に対して充分な強
度を確保して耐久性を確保できると共に、サドルを安定
且つスムーズに上昇させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明になるサドル昇降
装置の一実施例の縦断面図である。図2はサドル14の
取付構造を示す背面図である。
形態について説明する。図1は本発明になるサドル昇降
装置の一実施例の縦断面図である。図2はサドル14の
取付構造を示す背面図である。
【0016】図1に示されるように、サドル昇降装置1
0は、内部に圧縮ガスが封入されたガススプリング(ば
ね要素)12を用いてサドル14を昇降させてサドル1
4の高さ位置を調整することができるように構成されて
いる。また、サドル昇降装置10は、上端がサドル14
の取付具16に嵌合固定されており、下端が自転車18
のフレーム20のサドル支持部22に挿入される。
0は、内部に圧縮ガスが封入されたガススプリング(ば
ね要素)12を用いてサドル14を昇降させてサドル1
4の高さ位置を調整することができるように構成されて
いる。また、サドル昇降装置10は、上端がサドル14
の取付具16に嵌合固定されており、下端が自転車18
のフレーム20のサドル支持部22に挿入される。
【0017】サドル支持部22の上端開口には、サドル
昇降装置10を固定するための締め付け部材24が設け
られている。この締め付け部材24は、レバー24aが
反時計方向へ回動操作されると、締め付け力を緩めてサ
ドル昇降装置10をサドル支持部22から外すことが可
能になる。
昇降装置10を固定するための締め付け部材24が設け
られている。この締め付け部材24は、レバー24aが
反時計方向へ回動操作されると、締め付け力を緩めてサ
ドル昇降装置10をサドル支持部22から外すことが可
能になる。
【0018】図2に示されるように、ガススプリング1
2は、上端にサドル14の取付具16に嵌合固定されて
昇降される可動側となる嵌合部25を有し、最外周には
サドル支持部22に嵌合され、締め付け部材24の締め
付けにより固定される固定側となる外筒70を有する。
2は、上端にサドル14の取付具16に嵌合固定されて
昇降される可動側となる嵌合部25を有し、最外周には
サドル支持部22に嵌合され、締め付け部材24の締め
付けにより固定される固定側となる外筒70を有する。
【0019】取付具16は、ガススプリング12の上端
に設けられた嵌合部25の外周に嵌合するコ字状に形成
されており、コ字状の両端部分をボルト41、ナット4
3の締め付けにより嵌合部25を固定するように構成さ
れている。さらに、取付具16の両側には、サドル14
のフレーム14aを支持するブラケット45がボルト4
1、ナット43により固定されている。サドル14のフ
レーム14aは、丸棒状の金属材により形成されてお
り、サドル14の後部側で操作レバー42を回動可能に
支持する軸14bを有する。
に設けられた嵌合部25の外周に嵌合するコ字状に形成
されており、コ字状の両端部分をボルト41、ナット4
3の締め付けにより嵌合部25を固定するように構成さ
れている。さらに、取付具16の両側には、サドル14
のフレーム14aを支持するブラケット45がボルト4
1、ナット43により固定されている。サドル14のフ
レーム14aは、丸棒状の金属材により形成されてお
り、サドル14の後部側で操作レバー42を回動可能に
支持する軸14bを有する。
【0020】従って、操作レバー42は、上記軸14b
により上下方向に回動可能に支持されており、サドル1
4の後部側へ操作端部42aを突出するように取り付け
られ、他端側に延在する押圧端部42bがガススプリン
グ12の上端に突出するプッシュバルブキャップ44に
当接している。プッシュバルブキャップ44は、サドル
14の下方に位置しているので、雨に濡れにくい位置に
設けられている。
により上下方向に回動可能に支持されており、サドル1
4の後部側へ操作端部42aを突出するように取り付け
られ、他端側に延在する押圧端部42bがガススプリン
グ12の上端に突出するプッシュバルブキャップ44に
当接している。プッシュバルブキャップ44は、サドル
14の下方に位置しているので、雨に濡れにくい位置に
設けられている。
【0021】ユーザがサドル14の高さ位置を調整する
際は、操作レバー42の操作端部42aを上方へ引き上
げることにより、押圧端部42bがガススプリング12
のプッシュバルブキャップ44を下方に押圧してガスス
プリング12を伸張動作させる。これにより、サドル1
4は、ガススプリング12のガス圧で上昇する。
際は、操作レバー42の操作端部42aを上方へ引き上
げることにより、押圧端部42bがガススプリング12
のプッシュバルブキャップ44を下方に押圧してガスス
プリング12を伸張動作させる。これにより、サドル1
4は、ガススプリング12のガス圧で上昇する。
【0022】ユーザは、サドル14に腰掛けて体重とガ
ススプリング12のガス圧とがバランスさせることで、
サドル14の高さ位置を調整することが可能になる。サ
ドル14の高さ位置が所望の位置に調整されると、操作
レバー42の引き上げ操作を解除してガススプリング1
2を停止状態に戻す。これで、サドル高さ位置調整の操
作が終了する。このように、ユーザは、操作レバー42
の引き上げ操作を行うだけで簡単にサドル14の高さ位
置を調整できる。
ススプリング12のガス圧とがバランスさせることで、
サドル14の高さ位置を調整することが可能になる。サ
ドル14の高さ位置が所望の位置に調整されると、操作
レバー42の引き上げ操作を解除してガススプリング1
2を停止状態に戻す。これで、サドル高さ位置調整の操
作が終了する。このように、ユーザは、操作レバー42
の引き上げ操作を行うだけで簡単にサドル14の高さ位
置を調整できる。
【0023】図3はサドル昇降装置10が適用された自
転車の正面図である。自転車18は、前輪26と後輪2
8とがフレーム20に支持されると共に、ペダル30の
回転運動がスプロケット32,34及びチェーン36を
介して後輪28に伝達される構成になっている。また、
自転車18は、サドル14の高さ位置をユーザの体格に
応じて調整できるように構成されている。
転車の正面図である。自転車18は、前輪26と後輪2
8とがフレーム20に支持されると共に、ペダル30の
回転運動がスプロケット32,34及びチェーン36を
介して後輪28に伝達される構成になっている。また、
自転車18は、サドル14の高さ位置をユーザの体格に
応じて調整できるように構成されている。
【0024】すなわち、サドル14は、上記サドル昇降
装置10により昇降可能に支持されており、後述するよ
うに操作レバー42の引き上げ操作によりガススプリン
グ12のガス圧を利用してサドル14の高さ位置を昇降
可能な状態に切り替えられる。
装置10により昇降可能に支持されており、後述するよ
うに操作レバー42の引き上げ操作によりガススプリン
グ12のガス圧を利用してサドル14の高さ位置を昇降
可能な状態に切り替えられる。
【0025】ここで、サドル昇降装置10の構成につい
て説明する。図4はガススプリング12の縦断面図であ
る。図5はガススプリング12の上部を拡大して示す縦
断面図である。図6はガススプリング12の下部を拡大
して示す縦断面図である。
て説明する。図4はガススプリング12の縦断面図であ
る。図5はガススプリング12の上部を拡大して示す縦
断面図である。図6はガススプリング12の下部を拡大
して示す縦断面図である。
【0026】図4乃至図6に示されるように、ガススプ
リング12は、軸線方向に延在する中空パイプからなる
ロッド46と、ロッド46の内部を軸方向に貫通する軸
48と、軸48の下端に設けられたバルブ部材52と、
ロッド46の下端に結合されたピストン54と、ピスト
ン54が摺動可能に挿入されたシリンダ56と、シリン
ダ56の上端に嵌合してロッド46を軸方向にガイドす
るロッドガイド58と、を有する。
リング12は、軸線方向に延在する中空パイプからなる
ロッド46と、ロッド46の内部を軸方向に貫通する軸
48と、軸48の下端に設けられたバルブ部材52と、
ロッド46の下端に結合されたピストン54と、ピスト
ン54が摺動可能に挿入されたシリンダ56と、シリン
ダ56の上端に嵌合してロッド46を軸方向にガイドす
るロッドガイド58と、を有する。
【0027】さらに、ガススプリング12は、シリンダ
56の上端に嵌合しシリンダ56の内壁とロッド46の
外周をシールするシール部材60と、シリンダ56の上
端より突出するロッド46の外周に係止されたワッシャ
62と、ワッシャ62に当接しロッド46の上端を覆う
円筒状のキャップ64と、キャップ64の中央孔64a
を貫通し軸48の上端を覆うプッシュバルブキャップ4
4と、シリンダ56の外周を覆うように円筒状に形成さ
れたベースチューブ68と、ベースチューブ68の外周
を覆うように円筒状に形成された外筒70と、を有す
る。
56の上端に嵌合しシリンダ56の内壁とロッド46の
外周をシールするシール部材60と、シリンダ56の上
端より突出するロッド46の外周に係止されたワッシャ
62と、ワッシャ62に当接しロッド46の上端を覆う
円筒状のキャップ64と、キャップ64の中央孔64a
を貫通し軸48の上端を覆うプッシュバルブキャップ4
4と、シリンダ56の外周を覆うように円筒状に形成さ
れたベースチューブ68と、ベースチューブ68の外周
を覆うように円筒状に形成された外筒70と、を有す
る。
【0028】また、外筒70の下端部は、シリンダ56
の下端部のオネジ56aに嵌合し、オネジ56aに螺入
されたナット56bの締め付けによって締結される。従
って、外筒70は、シリンダ56と一体的に組み付けら
れている。
の下端部のオネジ56aに嵌合し、オネジ56aに螺入
されたナット56bの締め付けによって締結される。従
って、外筒70は、シリンダ56と一体的に組み付けら
れている。
【0029】さらに、外筒70の下部は外径が徐々に小
径となるテーパ部70fと小径部70gが設けられてい
る。このテーパ部70f及び小径部70gは、ガススプ
リング12の突出量を規制するための目印であり、サド
ル支持部22から露出した場合には挿入する際の高さ位
置が高すぎることを示す。
径となるテーパ部70fと小径部70gが設けられてい
る。このテーパ部70f及び小径部70gは、ガススプ
リング12の突出量を規制するための目印であり、サド
ル支持部22から露出した場合には挿入する際の高さ位
置が高すぎることを示す。
【0030】そのため、ガススプリング12をサドル支
持部22に挿入する際は、テーパ部70f及び小径部7
0gが締め付け部材24よりも下方に位置するまで挿入
する。仮に、テーパ部70fまたは小径部70gを締め
付け部材24の高さ位置でレバー24aを時計方向に回
動させてもがたついてしまって十分に固定することがで
きず、サドル14を安定させることができない。そのた
め、組み付け時は、テーパ部70f及び小径部70gが
充分にサドル支持部22に挿入された状態で締め付け部
材24により固定することになり、安全である。
持部22に挿入する際は、テーパ部70f及び小径部7
0gが締め付け部材24よりも下方に位置するまで挿入
する。仮に、テーパ部70fまたは小径部70gを締め
付け部材24の高さ位置でレバー24aを時計方向に回
動させてもがたついてしまって十分に固定することがで
きず、サドル14を安定させることができない。そのた
め、組み付け時は、テーパ部70f及び小径部70gが
充分にサドル支持部22に挿入された状態で締め付け部
材24により固定することになり、安全である。
【0031】また、テーパ部70fは、サドル支持部2
2の内部のテーパ部(図示せず)に当接してガススプリ
ング12が潜り過ぎないように挿入位置を制限する役目
も有している。
2の内部のテーパ部(図示せず)に当接してガススプリ
ング12が潜り過ぎないように挿入位置を制限する役目
も有している。
【0032】ベースチューブ68は、外筒70の内周
と、シリンダ56の外周との間に形成されて隙間69に
挿入され、この隙間69を摺動するように取り付けられ
ている。また、ベースチューブ68の下端には、この隙
間69をがたつきなくスムーズに摺動するためのリング
状部材67が嵌合固定されている。
と、シリンダ56の外周との間に形成されて隙間69に
挿入され、この隙間69を摺動するように取り付けられ
ている。また、ベースチューブ68の下端には、この隙
間69をがたつきなくスムーズに摺動するためのリング
状部材67が嵌合固定されている。
【0033】さらに、外筒70の上端内周とベースチュ
ーブ68の外周との間には、サドル14を支持するベー
スチューブ68の回転を規制するための回転防止機構7
1が設けられている。
ーブ68の外周との間には、サドル14を支持するベー
スチューブ68の回転を規制するための回転防止機構7
1が設けられている。
【0034】シリンダ56は、ピストン54が摺動する
シリンダ室72と、フリーピストン74により画成され
た圧力室75とを有する。圧力室75には、圧縮ガス
(例えば、窒素ガスなど)が封入されており、このガス
圧力がピストン54を押圧する力となる。シリンダ室7
2は、所定の粘性を有する油液が充填され、且つピスト
ン54により上室72aと下室72bとに画成されてい
る。また、ピストン54は、軸48が挿通される中央孔
54aと、中央孔54aに対して斜め方向から連通する
連通孔54bとを有する。
シリンダ室72と、フリーピストン74により画成され
た圧力室75とを有する。圧力室75には、圧縮ガス
(例えば、窒素ガスなど)が封入されており、このガス
圧力がピストン54を押圧する力となる。シリンダ室7
2は、所定の粘性を有する油液が充填され、且つピスト
ン54により上室72aと下室72bとに画成されてい
る。また、ピストン54は、軸48が挿通される中央孔
54aと、中央孔54aに対して斜め方向から連通する
連通孔54bとを有する。
【0035】フリーピストン74が圧力室75のガス圧
で上方に付勢されているので、下室72bに充填された
油液は、フリーピストン74を介して加圧される。そし
て、ピストン54は、上室72aと下室72bとの圧力
がバランスする位置に停止する。尚、フリーピストン7
4は、軸方向の中間位置にOリング74bが嵌合する溝
74cが設けられており、上半分と下半分で対称な形状
に構成されている。そのため、フリーピストン74は、
圧力室75を摺動する際の傾きが減少してこじりが生じ
にくくなり、激しい振動がサドル14に作用してもスム
ーズに摺動することができる。
で上方に付勢されているので、下室72bに充填された
油液は、フリーピストン74を介して加圧される。そし
て、ピストン54は、上室72aと下室72bとの圧力
がバランスする位置に停止する。尚、フリーピストン7
4は、軸方向の中間位置にOリング74bが嵌合する溝
74cが設けられており、上半分と下半分で対称な形状
に構成されている。そのため、フリーピストン74は、
圧力室75を摺動する際の傾きが減少してこじりが生じ
にくくなり、激しい振動がサドル14に作用してもスム
ーズに摺動することができる。
【0036】また、自転車18の前輪26または後輪2
8が路面上の突起や段差を乗り越える時の上下方向の加
速度が作用した場合、フリーピストン74が圧力室75
のガスを圧縮する方向に動作することで、ガススプリン
グ12がサスペンションとして機能するため、サドル1
4に作用する衝撃を吸収する。
8が路面上の突起や段差を乗り越える時の上下方向の加
速度が作用した場合、フリーピストン74が圧力室75
のガスを圧縮する方向に動作することで、ガススプリン
グ12がサスペンションとして機能するため、サドル1
4に作用する衝撃を吸収する。
【0037】バルブ部材52は、ピストン54内部を貫
通する中央孔54aを閉止することで上室72aと下室
72bとの間のガスの流通を遮断し、バルブ部材52が
ピストン54の中央孔54aを開放することで上室72
aと下室72bとの間のガスの流通を許容する。そし
て、バルブ部材52は、通常、下室72bのガス圧で上
方に付勢されて中央孔54aを閉止しており、ピストン
54が摺動しないようにロックしている。
通する中央孔54aを閉止することで上室72aと下室
72bとの間のガスの流通を遮断し、バルブ部材52が
ピストン54の中央孔54aを開放することで上室72
aと下室72bとの間のガスの流通を許容する。そし
て、バルブ部材52は、通常、下室72bのガス圧で上
方に付勢されて中央孔54aを閉止しており、ピストン
54が摺動しないようにロックしている。
【0038】また、軸48がプッシュバルブキャップ4
4を介して下方に押圧されると、軸48の下端に結合さ
れたバルブ部材52がピストン54の中央孔54aを開
放して上室72aと下室72bとの間を連通させる。こ
れにより、ピストン54は、上室72aと下室72bと
の受圧面積の差によって上昇する。また、上室72aに
充填された気体は、ピストン54の中央孔54aを通過
して下室72bへ流れる。これに伴って、ピストン54
の上昇が加速される。また、プッシュバルブキャップ4
4は、樹脂製であり、ロッド46及び軸48の上端を覆
うように取り付けられているので、自転車18が雨に濡
れてもガススプリング12の内部(軸48とロッド46
との隙間)に雨水が侵入しにくい構成となっている。こ
れにより、ガススプリング12の防水性が高められてい
る。
4を介して下方に押圧されると、軸48の下端に結合さ
れたバルブ部材52がピストン54の中央孔54aを開
放して上室72aと下室72bとの間を連通させる。こ
れにより、ピストン54は、上室72aと下室72bと
の受圧面積の差によって上昇する。また、上室72aに
充填された気体は、ピストン54の中央孔54aを通過
して下室72bへ流れる。これに伴って、ピストン54
の上昇が加速される。また、プッシュバルブキャップ4
4は、樹脂製であり、ロッド46及び軸48の上端を覆
うように取り付けられているので、自転車18が雨に濡
れてもガススプリング12の内部(軸48とロッド46
との隙間)に雨水が侵入しにくい構成となっている。こ
れにより、ガススプリング12の防水性が高められてい
る。
【0039】尚、プッシュバルブキャップ44を樹脂製
以外の材質で形成する場合には、軸48とロッド46と
のシール部材を設けることによるガススプリング12の
防水性能を確保できる。
以外の材質で形成する場合には、軸48とロッド46と
のシール部材を設けることによるガススプリング12の
防水性能を確保できる。
【0040】次にサドル昇降装置10の回転防止機構7
1について説明する。図7は図5中A−A線に沿う回転
防止機構71の横断面図である。図7に示されるよう
に、回転防止機構71は、外筒70の内周に形成された
第1の回動規制凹部70aと、ベースチューブ68の外
周に形成された第2の回動規制凹部68aと、外筒70
とベースチューブ68との間に介在された環状結合部材
76とから構成されている。環状結合部材76は、第1
の回動規制凹部70aに係合するように外周側に突出し
た第1の係合突部76aと第2の回動規制凹部68aに
係合するように内周側に突出した第2の係合突部76b
とを有しており、外筒70とベースチューブ68とを一
体的に結合することでベースチューブ68の回転を規制
する。
1について説明する。図7は図5中A−A線に沿う回転
防止機構71の横断面図である。図7に示されるよう
に、回転防止機構71は、外筒70の内周に形成された
第1の回動規制凹部70aと、ベースチューブ68の外
周に形成された第2の回動規制凹部68aと、外筒70
とベースチューブ68との間に介在された環状結合部材
76とから構成されている。環状結合部材76は、第1
の回動規制凹部70aに係合するように外周側に突出し
た第1の係合突部76aと第2の回動規制凹部68aに
係合するように内周側に突出した第2の係合突部76b
とを有しており、外筒70とベースチューブ68とを一
体的に結合することでベースチューブ68の回転を規制
する。
【0041】また、外筒70は、外周から押圧されたか
しめ加工により内側に突出したかしめ部70bを有し、
環状結合部材76は、かしめ部70bによりがたつきの
ない状態に固定される。尚、かしめ部70bは、内側に
突出するため、環状結合部材76の肉厚部分に対向する
位置に加工され、環状結合部材76が損傷しないように
設けられる。
しめ加工により内側に突出したかしめ部70bを有し、
環状結合部材76は、かしめ部70bによりがたつきの
ない状態に固定される。尚、かしめ部70bは、内側に
突出するため、環状結合部材76の肉厚部分に対向する
位置に加工され、環状結合部材76が損傷しないように
設けられる。
【0042】回動規制凹部70aは、外筒70の上端で
半径方向に矩形状に突出するように形成されている。ま
た、回動規制凹部70aは、軸方向の延在長さが環状結
合部材76の高さ寸法とほぼ同じになるように形成され
ている。尚、本実施例では、回動規制凹部70aが外筒
70の上端開口の1箇所にのみ設けた場合を一例として
挙げたが、これに限らず、複数の回動規制凹部70aを
設ける構成とすることもできる。例えば、外筒70の上
端開口の周方向に120度間隔、あるいは90度間隔ご
とに回動規制凹部70aを設けても良い。
半径方向に矩形状に突出するように形成されている。ま
た、回動規制凹部70aは、軸方向の延在長さが環状結
合部材76の高さ寸法とほぼ同じになるように形成され
ている。尚、本実施例では、回動規制凹部70aが外筒
70の上端開口の1箇所にのみ設けた場合を一例として
挙げたが、これに限らず、複数の回動規制凹部70aを
設ける構成とすることもできる。例えば、外筒70の上
端開口の周方向に120度間隔、あるいは90度間隔ご
とに回動規制凹部70aを設けても良い。
【0043】また、回動規制凹部70aは、外筒70の
上端開口を上方からみると、長方形を円弧状に湾曲させ
た形状に形成されており、周方向に対向する側面70c
が設けられている。この周方向に対向する側面70cに
よって、第1の係合突部76aの周方向への回動が確実
に阻止される。さらに、回動規制凹部70aは、外筒7
0の外周より半径方向に突出しているので、ガススプリ
ング12をサドル支持部22に挿入する際、サドル支持
部22の上端縁部に当接してガススプリング12がサド
ル支持部22の内部に落下することを防止する。
上端開口を上方からみると、長方形を円弧状に湾曲させ
た形状に形成されており、周方向に対向する側面70c
が設けられている。この周方向に対向する側面70cに
よって、第1の係合突部76aの周方向への回動が確実
に阻止される。さらに、回動規制凹部70aは、外筒7
0の外周より半径方向に突出しているので、ガススプリ
ング12をサドル支持部22に挿入する際、サドル支持
部22の上端縁部に当接してガススプリング12がサド
ル支持部22の内部に落下することを防止する。
【0044】尚、回動規制凹部70aを図2に示された
サドル支持部22のC字型の切り欠きに余裕を持って嵌
るような寸法に設定し、回動規制凹部70aをC字型の
切り欠きに嵌合させてレバー24aを締めれば、レバー
24aをゆるく締め付けたとしても、回動規制凹部70
aをサドル支持部22に対する回動規制を行ってサドル
14の回動を防止することも可能である。
サドル支持部22のC字型の切り欠きに余裕を持って嵌
るような寸法に設定し、回動規制凹部70aをC字型の
切り欠きに嵌合させてレバー24aを締めれば、レバー
24aをゆるく締め付けたとしても、回動規制凹部70
aをサドル支持部22に対する回動規制を行ってサドル
14の回動を防止することも可能である。
【0045】図8はベースチューブ68の横断面図であ
る。図8に示されるように、ベースチューブ68は、押
し出し成形加工により外周に回動規制凹部68aと突部
68bが所定間隔で交互に形成されている。この回動規
制凹部68a及び突部68bは、円筒状部材を金型に挿
通させて押し出し成形加工(実際には3回程度繰り返
す)することにより、ベースチューブ68の外周に軸方
向(上下方向)に延在形成される。
る。図8に示されるように、ベースチューブ68は、押
し出し成形加工により外周に回動規制凹部68aと突部
68bが所定間隔で交互に形成されている。この回動規
制凹部68a及び突部68bは、円筒状部材を金型に挿
通させて押し出し成形加工(実際には3回程度繰り返
す)することにより、ベースチューブ68の外周に軸方
向(上下方向)に延在形成される。
【0046】尚、回動規制凹部68a及び突部68bの
延在長さは、ベースチューブ68の軸方向への摺動スト
ローク(サドル14の昇降可能ストローク)によって決
まるが、本実施例では、サドル14の取付具16が嵌合
される嵌合部25を除く範囲に形成される。そのため、
サドル14の昇降可能ストロークの全域でサドル14の
回動を規制することが可能になる。
延在長さは、ベースチューブ68の軸方向への摺動スト
ローク(サドル14の昇降可能ストローク)によって決
まるが、本実施例では、サドル14の取付具16が嵌合
される嵌合部25を除く範囲に形成される。そのため、
サドル14の昇降可能ストロークの全域でサドル14の
回動を規制することが可能になる。
【0047】また、回動規制凹部68aは、軸方向から
みると、長方形を円弧状に湾曲させた矩形状に形成され
ており、周方向に対向する側面68cが設けられてい
る。この周方向に対向する側面68cによって、環状結
合部材76の周方向への回動が確実に阻止される。
みると、長方形を円弧状に湾曲させた矩形状に形成され
ており、周方向に対向する側面68cが設けられてい
る。この周方向に対向する側面68cによって、環状結
合部材76の周方向への回動が確実に阻止される。
【0048】また、回動規制凹部68aは、環状結合部
材76の外周に60度間隔で6箇所に設けられており、
そのうちの3箇所に第2の係合突部76bが係合する
(図7参照)。
材76の外周に60度間隔で6箇所に設けられており、
そのうちの3箇所に第2の係合突部76bが係合する
(図7参照)。
【0049】図9は環状結合部材76の横断面図であ
る。図9に示されるように、環状結合部材76は、外筒
70とベースチューブ68との間に介在するリング部7
6cと、リング部76cの外周より半径方向に突出する
第1の係合突部76aと、リング部76cの内周より半
径方向に突出する第2の係合突部76bとから構成され
ている。
る。図9に示されるように、環状結合部材76は、外筒
70とベースチューブ68との間に介在するリング部7
6cと、リング部76cの外周より半径方向に突出する
第1の係合突部76aと、リング部76cの内周より半
径方向に突出する第2の係合突部76bとから構成され
ている。
【0050】環状結合部材76は、硬質樹脂材(例え
ば、ポリアセタール樹脂等)により一体成形されてお
り、上記外筒70に形成された回動規制凹部70a及び
ベースチューブ68に形成された回動規制凹部68aの
形状や配置箇所に応じた任意の形状に成形される。ま
た、環状結合部材76に使用される樹脂材は、潤滑作用
を有するため、サドル14の高さ調整操作の際、環状結
合部材76に対する摩擦が軽減されてベースチューブ6
8がスムーズに上昇動作することが可能になっている。
ば、ポリアセタール樹脂等)により一体成形されてお
り、上記外筒70に形成された回動規制凹部70a及び
ベースチューブ68に形成された回動規制凹部68aの
形状や配置箇所に応じた任意の形状に成形される。ま
た、環状結合部材76に使用される樹脂材は、潤滑作用
を有するため、サドル14の高さ調整操作の際、環状結
合部材76に対する摩擦が軽減されてベースチューブ6
8がスムーズに上昇動作することが可能になっている。
【0051】さらに、環状結合部材76の第1の係合突
部76a及び第2の係合突部76bは、上記回動規制凹
部70a及び68aに対応する矩形状に形成されてお
り、周方向に対向する側面76d,76eが設けられて
いる。この側面76d,76eが回動規制凹部70aの
側面70c、回動規制凹部68aの側面68cに当接す
ることによって、ベースチューブ68の周方向への回動
が確実に阻止される。
部76a及び第2の係合突部76bは、上記回動規制凹
部70a及び68aに対応する矩形状に形成されてお
り、周方向に対向する側面76d,76eが設けられて
いる。この側面76d,76eが回動規制凹部70aの
側面70c、回動規制凹部68aの側面68cに当接す
ることによって、ベースチューブ68の周方向への回動
が確実に阻止される。
【0052】これにより、ベースチューブ68の上端に
支持されたサドル14は、上記のように構成された回転
防止機構71によって周方向への回動が規制される。さ
らに、回転防止機構71では、環状結合部材76の側面
76d,76eが回動規制凹部70aの側面70c、回
動規制凹部68aの側面68cに当接するため、加工精
度のばらつきの影響を受けにくく、且つ当接部分のがた
つきが殆どない状態に嵌合されるので、当接部分の磨耗
や変形も防止されて耐久性が向上している。
支持されたサドル14は、上記のように構成された回転
防止機構71によって周方向への回動が規制される。さ
らに、回転防止機構71では、環状結合部材76の側面
76d,76eが回動規制凹部70aの側面70c、回
動規制凹部68aの側面68cに当接するため、加工精
度のばらつきの影響を受けにくく、且つ当接部分のがた
つきが殆どない状態に嵌合されるので、当接部分の磨耗
や変形も防止されて耐久性が向上している。
【0053】尚、本実施例では、環状結合部材76の内
周に120度間隔で第2の係合突部76bが3箇所に突
出した構成を一例として挙げたが、これに限らず、3箇
所以上に設けてベースチューブ68の回動規制凹部68
aに係合させる構成としても良い。
周に120度間隔で第2の係合突部76bが3箇所に突
出した構成を一例として挙げたが、これに限らず、3箇
所以上に設けてベースチューブ68の回動規制凹部68
aに係合させる構成としても良い。
【0054】図10はガススプリング12の変形例1を
示す縦断面図である。図10に示されるように、変形例
1のガススプリング12では、シリンダ56の外周から
かしめ加工して圧力室75の内壁に係止部80を突出さ
せてストッパ部材82を固定する。このストッパ部材8
2の上端には、所定の弾性係数を有するエラストマ(ス
トッパ部材)84が固着されている。
示す縦断面図である。図10に示されるように、変形例
1のガススプリング12では、シリンダ56の外周から
かしめ加工して圧力室75の内壁に係止部80を突出さ
せてストッパ部材82を固定する。このストッパ部材8
2の上端には、所定の弾性係数を有するエラストマ(ス
トッパ部材)84が固着されている。
【0055】ストッパ部材82及びエラストマ84は、
夫々中空部82a,84aを有する円筒状に形成されて
おり、フリーピストン74の動作に応じて圧力室75に
充填されたガスが中空部82a,84aを流通できるよ
うに構成されている。
夫々中空部82a,84aを有する円筒状に形成されて
おり、フリーピストン74の動作に応じて圧力室75に
充填されたガスが中空部82a,84aを流通できるよ
うに構成されている。
【0056】例えば、自転車18の前輪26または後輪
28が路面上の突起や段差を乗り越える時の過大な加速
度がサドル14に作用した場合、フリーピストン74が
圧力室75のガスを圧縮する方向に大きく動作すると、
エラストマ84に当接して停止する。その際、フリーピ
ストン74は、ストッパ部材82に直接的に当接せず、
エラストマ84の弾性変形により衝撃が吸収されて底突
き感を解消することが可能になる。
28が路面上の突起や段差を乗り越える時の過大な加速
度がサドル14に作用した場合、フリーピストン74が
圧力室75のガスを圧縮する方向に大きく動作すると、
エラストマ84に当接して停止する。その際、フリーピ
ストン74は、ストッパ部材82に直接的に当接せず、
エラストマ84の弾性変形により衝撃が吸収されて底突
き感を解消することが可能になる。
【0057】これにより、サドル14には、フリーピス
トン74がエラストマ84に当接して停止されたときの
衝撃が直接的に伝達されず、エラストマ84の弾性によ
って緩和された小さい衝撃が伝達されるため、乗車して
いるユーザへの不快感を減少させることができる。
トン74がエラストマ84に当接して停止されたときの
衝撃が直接的に伝達されず、エラストマ84の弾性によ
って緩和された小さい衝撃が伝達されるため、乗車して
いるユーザへの不快感を減少させることができる。
【0058】また、別の変形例として、ピストン54と
フリーピストン74との間に油液の流通を制限する絞り
(オリフィス)を設ける構成としても良い。この場合、
絞りをシリンダ56の内壁に固定するように取り付けら
れるが、この絞りの取付位置は、ピストン54及びフリ
ーピストン74の作動範囲を制限しない位置とする。こ
の絞りによる効果は、サドル14に伝わる振動を和らげ
ることが可能になり、例えば、路面の凹凸を通過した際
の上下振動によってガススプリング12が伸縮してサド
ル14の上下動をゆっくりとした動きにして乗り心地を
向上させられる。
フリーピストン74との間に油液の流通を制限する絞り
(オリフィス)を設ける構成としても良い。この場合、
絞りをシリンダ56の内壁に固定するように取り付けら
れるが、この絞りの取付位置は、ピストン54及びフリ
ーピストン74の作動範囲を制限しない位置とする。こ
の絞りによる効果は、サドル14に伝わる振動を和らげ
ることが可能になり、例えば、路面の凹凸を通過した際
の上下振動によってガススプリング12が伸縮してサド
ル14の上下動をゆっくりとした動きにして乗り心地を
向上させられる。
【0059】また、上記絞りを可変絞りとすることによ
り、サドル14の上下動をユーザの好みに合わせて調整
することも可能になる。
り、サドル14の上下動をユーザの好みに合わせて調整
することも可能になる。
【0060】図11はガススプリング12の変形例2を
示す図であり、(A)は縦断面図、(B)は正面図、
(C)はC−C線に沿う横断面図である。図11(A)
〜(C)に示されるように、変形例2のガススプリング
12では、回転防止機構71の構成が前述した実施例の
ものと異なっている。変形例2の回転防止機構71は、
外筒70の上端周縁部に形成された3箇所の切り欠き
(第1の回動規制凹部)70a’と、ベースチューブ6
8の外周に形成された第2の回動規制凹部68aと、外
筒70とベースチューブ68との間に介在された環状結
合部材76’とから構成されている。環状結合部材7
6’は、切り欠き70a’に係合するように外周側に突
出した第1の係合突部76a’と、第2の回動規制凹部
68aに係合するように内周側に突出した第2の係合突
部76b’とを有しており、外筒70とベースチューブ
68とを一体的に結合することでベースチューブ68の
回転を規制する。
示す図であり、(A)は縦断面図、(B)は正面図、
(C)はC−C線に沿う横断面図である。図11(A)
〜(C)に示されるように、変形例2のガススプリング
12では、回転防止機構71の構成が前述した実施例の
ものと異なっている。変形例2の回転防止機構71は、
外筒70の上端周縁部に形成された3箇所の切り欠き
(第1の回動規制凹部)70a’と、ベースチューブ6
8の外周に形成された第2の回動規制凹部68aと、外
筒70とベースチューブ68との間に介在された環状結
合部材76’とから構成されている。環状結合部材7
6’は、切り欠き70a’に係合するように外周側に突
出した第1の係合突部76a’と、第2の回動規制凹部
68aに係合するように内周側に突出した第2の係合突
部76b’とを有しており、外筒70とベースチューブ
68とを一体的に結合することでベースチューブ68の
回転を規制する。
【0061】また、外筒70は、120°間隔で設けら
れた切り欠き70a’の夫々に環状結合部材76’の第
1の係合突部76a’を嵌合させた状態で筒状に形成さ
れた固定キャップ90が嵌合されて外筒70及び環状結
合部材76’を係合状態のまま締結する。
れた切り欠き70a’の夫々に環状結合部材76’の第
1の係合突部76a’を嵌合させた状態で筒状に形成さ
れた固定キャップ90が嵌合されて外筒70及び環状結
合部材76’を係合状態のまま締結する。
【0062】尚、固定キャップ90の内周入り口には、
外筒70及び環状結合部材76’を嵌合位置に導くテー
パ部90aが設けられ、内周奥部には外筒70及び環状
結合部材76’の端部に当接するストッパ部90bが内
側に曲げ加工されている。
外筒70及び環状結合部材76’を嵌合位置に導くテー
パ部90aが設けられ、内周奥部には外筒70及び環状
結合部材76’の端部に当接するストッパ部90bが内
側に曲げ加工されている。
【0063】外筒70及び環状結合部材76’は、外径
が固定キャップ90の内径と略等しいため、固定キャッ
プ90の圧入により、内側に押圧されて切り欠き70
a’と第1の係合突部76a’との嵌合状態が保持され
る。
が固定キャップ90の内径と略等しいため、固定キャッ
プ90の圧入により、内側に押圧されて切り欠き70
a’と第1の係合突部76a’との嵌合状態が保持され
る。
【0064】
【発明の効果】上述の如く、上記請求項1記載の発明に
よれば、フレームに保持される外筒と、一端がサドルに
固定され、他端が外筒の内周に収納されたばね要素と、
外筒の内周に形成された第1の回動規制凹部と、ばね要
素の外周に形成された第2の回動規制凹部と、外筒とば
ね要素との間に設けられ、第1の回動規制凹部に係合す
るように外周側に突出した第1の係合突部と第2の回動
規制凹部に係合するように内周側に突出した第2の係合
突部とを有する環状結合部材と、を備えたため、第1,
2の係合突部を有する環状結合部材を介して外筒とばね
要素との間の回動を規制してサドルの回動を確実に防止
でき、加工精度のばらつきの影響を受けにくく、且つ第
1,2の係合突部が第1,2の回動規制凹部にがたつき
のない状態で係合することにより、第1,2の係合突部
及び第1,2の回動規制凹部が磨耗や変形しにくくな
り、耐久性を向上させることができる。
よれば、フレームに保持される外筒と、一端がサドルに
固定され、他端が外筒の内周に収納されたばね要素と、
外筒の内周に形成された第1の回動規制凹部と、ばね要
素の外周に形成された第2の回動規制凹部と、外筒とば
ね要素との間に設けられ、第1の回動規制凹部に係合す
るように外周側に突出した第1の係合突部と第2の回動
規制凹部に係合するように内周側に突出した第2の係合
突部とを有する環状結合部材と、を備えたため、第1,
2の係合突部を有する環状結合部材を介して外筒とばね
要素との間の回動を規制してサドルの回動を確実に防止
でき、加工精度のばらつきの影響を受けにくく、且つ第
1,2の係合突部が第1,2の回動規制凹部にがたつき
のない状態で係合することにより、第1,2の係合突部
及び第1,2の回動規制凹部が磨耗や変形しにくくな
り、耐久性を向上させることができる。
【0065】また、請求項2記載の発明によれば、第2
の係合突部及び第2の回動規制凹部を複数設け、前記環
状結合部材の内壁で夫々当接させて回動規制するため、
回動方向の力に対して充分な強度を確保して耐久性を確
保できる。
の係合突部及び第2の回動規制凹部を複数設け、前記環
状結合部材の内壁で夫々当接させて回動規制するため、
回動方向の力に対して充分な強度を確保して耐久性を確
保できる。
【0066】また、請求項3記載の発明によれば、ばね
要素が、ロック付きガススプリングであるため、サドル
を安定且つスムーズに上昇させることができる。
要素が、ロック付きガススプリングであるため、サドル
を安定且つスムーズに上昇させることができる。
【0067】また、請求項4記載の発明によれば、ロッ
ク付きガススプリングが、内部にガスが充填されたシリ
ンダ内を上下2室に画成するピストンと、上下2室を連
通または遮断するロック機構とを備え、下室には、ピス
トンの下方への移動を規制するストッパ部材を設けたた
め、サドルを安定且つスムーズに上昇させることができ
る。
ク付きガススプリングが、内部にガスが充填されたシリ
ンダ内を上下2室に画成するピストンと、上下2室を連
通または遮断するロック機構とを備え、下室には、ピス
トンの下方への移動を規制するストッパ部材を設けたた
め、サドルを安定且つスムーズに上昇させることができ
る。
【0068】また、請求項5記載の発明によれば、サド
ル昇降装置を用いてサドルの高さ位置を調整可能に構成
された自転車であるため、サドルの回動方向の力に対し
て充分な強度を確保して耐久性を確保できると共に、サ
ドルを安定且つスムーズに上昇させることができる。
ル昇降装置を用いてサドルの高さ位置を調整可能に構成
された自転車であるため、サドルの回動方向の力に対し
て充分な強度を確保して耐久性を確保できると共に、サ
ドルを安定且つスムーズに上昇させることができる。
【図1】本発明になるサドル昇降装置の一実施例の縦断
面図である。
面図である。
【図2】サドル14の取付構造を示す背面図である。
【図3】サドル昇降装置10が適用された自転車の正面
図である。
図である。
【図4】ガススプリング12の縦断面図である。
【図5】ガススプリング12の上部を拡大して示す縦断
面図である。
面図である。
【図6】ガススプリング12の下部を拡大して示す縦断
面図である。
面図である。
【図7】図5中A−A線に沿う回転防止機構71の横断
面図である。
面図である。
【図8】ベースチューブ68の横断面図である。
【図9】環状結合部材76の横断面図である。
【図10】ガススプリング12の変形例を示す縦断面図
である。
である。
【図11】ガススプリング12の変形例2を示す図であ
り、(A)は縦断面図、(B)は正面図、(C)はC−
C線に沿う横断面図である。
り、(A)は縦断面図、(B)は正面図、(C)はC−
C線に沿う横断面図である。
10 サドル昇降装置
12 ガススプリング
14 サドル
16 取付具
18 自転車
20 フレーム
22 サドル支持部
24 締め付け部材
25 嵌合部
42 操作レバー
44 プッシュバルブキャップ
46 ロッド
48 軸
52 バルブ部材
54 ピストン
56 シリンダ
58 ロッドガイド
68 ベースチューブ
68a 第2の回動規制凹部
68b 突部
68c 側面
69 隙間
70 外筒
70a 第1の回動規制凹部
70c 側面
71 回転防止機構
72 シリンダ室
74 フリーピストン
75 圧力室
76 環状結合部材
76a 第1の係合突部
76b 第2の係合突部
76c リング部
76d,76e 側面
80 係止部
82 ストッパ部材
84 エラストマ
フロントページの続き
(72)発明者 春日 伸敏
埼玉県上尾市中妻3−1−1 ブリヂスト
ンサイクル株式会社内
(72)発明者 平井 準一
埼玉県上尾市中妻3−1−1 ブリヂスト
ンサイクル株式会社内
(72)発明者 内藤 博克
福島県伊達郡桑折町大字成田字中丸3−2
トキコ福島株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 フレームに保持される外筒と、 一端がサドルに固定され、他端が前記外筒の内周に収納
されたばね要素と、 前記外筒の内周に形成された第1の回動規制凹部と、 前記ばね要素の外周に形成された第2の回動規制凹部
と、 前記外筒と前記ばね要素との間に設けられ、前記第1の
回動規制凹部に係合するように外周側に突出した第1の
係合突部と前記第2の回動規制凹部に係合するように内
周側に突出した第2の係合突部とを有する環状結合部材
と、 を備えたことを特徴とするサドル昇降装置。 - 【請求項2】 前記第2の係合突部及び第2の回動規制
凹部を複数設け、前記環状結合部材の内壁で夫々当接さ
せて回動規制することを特徴とする請求項1記載のサド
ル昇降装置。 - 【請求項3】 前記ばね要素は、ロック付きガススプリ
ングであることを特徴とする請求項1または2記載のサ
ドル昇降装置。 - 【請求項4】 前記ロック付きガススプリングは、内部
にガスが充填されたシリンダ内を上下2室に画成するピ
ストンと、該上下2室を連通または遮断するロック機構
とを備え、前記下室には、前記ピストンの下方への移動
を規制するストッパ部材を設けたことを特徴とする請求
項3記載のサドル昇降装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至4記載のサドル昇降装置を
用いてサドルの高さ位置を調整可能に構成されたことを
特徴とする自転車。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001298446A JP2003104257A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | サドル昇降装置及びその昇降装置を用いた自転車 |
CN 02160224 CN1424219A (zh) | 2001-09-27 | 2002-09-27 | 车座升降装置及采用该装置的自行车 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001298446A JP2003104257A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | サドル昇降装置及びその昇降装置を用いた自転車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003104257A true JP2003104257A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19119342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001298446A Pending JP2003104257A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | サドル昇降装置及びその昇降装置を用いた自転車 |
Country Status (2)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003104257A (ja) |
CN (1) | CN1424219A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007238067A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Teizo Miyanaga | 安全自転車サドルのシリンダ−台盤 |
KR100936480B1 (ko) | 2007-11-06 | 2010-01-14 | 조석귀 | 높낮이 조절장치 |
KR100939140B1 (ko) | 2009-08-13 | 2010-01-28 | 신재익 | 유량 조절식 높낮이 조절장치 |
KR100968038B1 (ko) | 2009-12-17 | 2010-07-07 | 신재익 | 압력 변동식 높낮이 조절장치 |
JP2011036646A (ja) * | 2010-06-24 | 2011-02-24 | Seiki Chi | 位置決め装置 |
FR2977855A1 (fr) * | 2011-07-13 | 2013-01-18 | Berieau Ets | Ensemble tige de selle hydraulique reglable en hauteur |
JP2013237331A (ja) * | 2012-05-14 | 2013-11-28 | Honda Motor Co Ltd | 倒立振子型車両 |
JP2013237334A (ja) * | 2012-05-14 | 2013-11-28 | Honda Motor Co Ltd | 倒立振子型車両 |
JP2013237330A (ja) * | 2012-05-14 | 2013-11-28 | Honda Motor Co Ltd | 倒立振子型車両 |
CN105539641A (zh) * | 2016-01-25 | 2016-05-04 | 东莞元渝机械有限公司 | 自行车座管升降结构 |
TWI562922B (ja) * | 2015-06-24 | 2016-12-21 | ||
TWI614170B (zh) * | 2017-03-16 | 2018-02-11 | 聚伸企業有限公司 | 高度調整裝置 |
TWI637873B (zh) * | 2017-12-29 | 2018-10-11 | 凱薩克科技股份有限公司 | 座墊的升降裝置 |
US11738817B2 (en) | 2017-01-05 | 2023-08-29 | Sram, Llc | Adjustable seatpost |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110027649B (zh) * | 2019-05-21 | 2024-04-16 | 上海钧正网络科技有限公司 | 一种车座高度调节装置、车座组件及单车 |
-
2001
- 2001-09-27 JP JP2001298446A patent/JP2003104257A/ja active Pending
-
2002
- 2002-09-27 CN CN 02160224 patent/CN1424219A/zh active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100968038B1 (ko) | 2009-12-17 | 2010-07-07 | 신재익 | 압력 변동식 높낮이 조절장치 |
WO2011074833A2 (ko) * | 2009-12-17 | 2011-06-23 | 이명아 | 압력 변동식 높낮이 조절장치 |
WO2011074833A3 (ko) * | 2009-12-17 | 2011-09-22 | 이명아 | 압력 변동식 높낮이 조절장치 |
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JP2013237331A (ja) * | 2012-05-14 | 2013-11-28 | Honda Motor Co Ltd | 倒立振子型車両 |
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Date | Code | Title | Description |
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A711 | Notification of change in applicant |
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