JP2003104239A - バン型自動車の後部車体構造 - Google Patents

バン型自動車の後部車体構造

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JP2003104239A JP2001306617A JP2001306617A JP2003104239A JP 2003104239 A JP2003104239 A JP 2003104239A JP 2001306617 A JP2001306617 A JP 2001306617A JP 2001306617 A JP2001306617 A JP 2001306617A JP 2003104239 A JP2003104239 A JP 2003104239A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体軽量化を可能としつつ、捻れ剛性を高め
ることができるバン型自動車の後部車体構造を提供す
る。 【解決手段】 テイルゲート開口部2の上辺部にリヤピ
ラースティフナーアッパー5とリヤピラーインナーアッ
パー6とで形成された第1閉断面構造部7を設け、テイ
ルゲート開口部2の左右の側辺部をリヤピラースティフ
ナーサイド15とリヤピラーインナーサイド16とで形
成された第2閉断面構造部17で構成し、下辺部をリヤ
スティフナー22とリヤパネル23とで形成された第3
閉断面構造部24で構成し、前記第1閉断面構造部7と
第2閉断面構造部17とを連続して接続し、第2閉断面
構造部17と第3閉断面構造部24とを連続して接続し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バン型自動車の
後部車体構造に関し、特に、テイルゲート開口部の捻れ
剛性を向上させることができるものに係る。
【0002】
【従来の技術】従来からバン型自動車においては、車体
後部のバックドア取付部に強度剛性上不利な比較的大き
い開口部が形成されるため、このバックドア開口部を変
形し難くした構造が知られている。例えば、特開平8−
164872号公報に示されているようにバックドア開
口部の上辺部にリヤルーフレールとリヤルーフレールレ
インフォースとで閉断面構造部を形成したり、特開20
00−43754号公報に示されているように、バック
ドア開口部の両側辺部においてリヤピラーインナーの内
面にレインフォースを接合してリヤピラー閉断面を形成
し、接続部の剛性を高めるためにリヤピラー閉断面とバ
ックドア開口部の下辺部のリヤエンドクロス閉断面とを
連続して接合し、これら閉断面同志の接続部分の捻れ剛
性を一段と高めるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバン型自動車の後部車体構造においては、部分的に
閉断面構造を採用することで、その部位における部分的
な剛性を高めることはできるが、旋回時において外輪か
ら車体へ加わる外部応力等によるバックドア開口部全体
の変形に対しては十分なものとはいえなかった。つま
り、バン型自動車の車体開口部の中で最も大きいバック
ドア開口部の変形を抑え捻れ剛性を高めるためには、単
に部分的に閉断面構造部を設けるだけでは十分ではな
く、使用されている材料の板厚を増加させたり、補強材
を各パネルの全面に接合したりする必要がある。その結
果、車体重量の増加を招いてしまうという問題がある。
そこで、この発明は、車体軽量化を可能としつつ、捻れ
剛性を高めることができるバン型自動車の後部車体構造
を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、テイルゲート開口部
(例えば、実施形態におけるテイルゲート開口部2)の
上辺部にリヤピラースティフナーアッパー(例えば、実
施形態におけるリヤピラースティフナーアッパー5)と
リヤピラーインナーアッパー(例えば、実施形態におけ
るリヤピラーインナーアッパー6)とで形成された第1
閉断面構造部(例えば、実施形態における第1閉断面構
造部7)を設け、テイルゲート開口部の左右の側辺部を
リヤピラースティフナーサイド(例えば、実施形態にお
けるリヤピラースティフナーサイド15)とリヤピラー
インナーサイド(例えば、実施形態におけるリヤピラー
インナーサイド16)とで形成された第2閉断面構造部
(例えば、実施形態における第2閉断面構造部17)で
構成し、下辺部をリヤスティフナー(例えば、実施形態
におけるリヤスティフナー22)とリヤパネル(例え
ば、実施形態におけるリヤパネル23)とで形成された
第3閉断面構造部(例えば、実施形態における第3閉断
面構造部24)で構成し、前記第1閉断面構造部と第2
閉断面構造部とを連続して接続し、第2閉断面構造部と
第3閉断面構造部とを連続して接続したことを特徴とす
る。このように構成することで、テイルゲート開口部を
第1閉断面構造部と第2閉断面構造部と第3閉断面構造
部とを連続して接続して構成し、各閉断面部を構成する
部材の板厚を薄くし、閉断面構造により強度を持たせ
て、車体軽量化と捻れ剛性向上を両立させることが可能
となる。
【0005】請求項2に記載した発明は、上記閉断面構
造部における部材の板厚を、各閉断面構造部の接続部
(例えば、実施形態における接続部30,31)の部材
の板厚よりも薄くすることを特徴とする。このように構
成することで、接続部に比較して作用する応力が小さい
隣り合う接続部間の閉断面構造部の部材の板厚を一層薄
くすることが可能となる。
【0006】請求項3に記載した発明は、テイルゲート
(例えば、実施形態におけるテイルゲート1)へのハー
ネス(例えば、実施形態におけるハーネス34)を挿通
する孔(例えば、実施形態における孔33)を第1閉断
面構造部と第2閉断面構造部との接続部(例えば、実施
形態における接続部30)の上壁(例えば、実施形態に
おけるリヤピラースティフナーアッパー5の上壁5’)
に設けたことを特徴とする。このように構成すること
で、第1閉断面構造部とルーフパネル(例えば、実施形
態におけるルーフパネル10)との間の空間部(例え
ば、実施形態における空間部37)を利用して、前記ハ
ーネスを前記上壁の孔から車室内側へ挿通可能とし、前
記接続部の縦壁(例えば、実施形態における縦壁5”)
に孔を設けないようにして閉断面構造部を確保できる。
【0007】請求項4に記載した発明は、前記第1〜第
3閉断面構造部が上方向に向いた略U字形状に形成され
ていることを特徴とする。このように構成することで、
捻れ応力が他の部分より低いテイルゲート開口部の上辺
部の中央部分は閉断面構造とせず、第1〜第3閉断面構
造部を上方向に向いた略U字形状に形成してより一層車
体軽量化を可能とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
と共に説明する。図1はこの発明の実施形態のバン型自
動車の後部車体構造を示すものである。同図において、
車体後部にはバックドアであるテイルゲート(図2に示
す)1が開閉可能に取り付けられるテイルゲート開口部
2が形成されている。テイルゲート開口部2は車体下部
の左右にランプユニットを取り付ける関係で、下部にお
いてその幅方向の長さが短く形成されている。テイルゲ
ート開口部2は、上辺部にテイルゲート1のヒンジ取付
部3を有し、左右の側辺部にテイルゲートステー取付部
4を有し、下辺部の下壁には図示しないジャッキアップ
ポイントを有している。
【0009】テイルゲート開口部2の上辺部には両側部
にリヤピラースティフナーアッパー5とリヤピラーイン
ナーアッパー6とで形成された第1閉断面構造部7,7
が設けられている。図2は図1のS−S線に沿う断面図
である。図2において、リヤピラーインナーアッパー6
には、上部からハット型断面形状のリヤピラースティフ
ナーアッパー5のフランジ部8が接合され、両者により
上記第1閉断面構造部7が形成されている。尚、ハット
型断面形状とはコの字断面形状の側縁部にフランジ部が
形成されている断面形状を示す。リヤピラースティフナ
ーアッパー5には、前記ヒンジ取付部3に対応する位置
にテイルゲートヒンジレインフォース9が接合されてい
る。このテイルゲートヒンジレインフォース9にはルー
フパネル10が接合され、このルーフパネル10上のヒ
ンジ取付部3にヒンジ部材11を介してテイルゲート1
が開閉可能に支持されている。
【0010】ここで、ルーフパネル10の後部端末は車
室内のルーフ内装材を構成するルーフライニング12の
後部端末と共にウェザーストリップ13により固定され
て後方で立ち上がり、テイルゲート1閉鎖時にテイルゲ
ート1内面に密接するウェザーストリップ13によりシ
ール性が維持された状態で、車体幅方向に延びるルーフ
ドリップ部14を構成している。尚、テイルゲート開口
部2の中央部、具体的にはヒンジ取付部3の内側部位に
は閉断面構造部は設けられていない。
【0011】図1に示すように、テイルゲート開口部2
の左右の側辺部は各々リヤピラースティフナーサイド1
5とリヤピラーインナーサイド16とで形成された第2
閉断面構造部17で構成され、この第2閉断面構造部1
7の上部が前記第1閉断面構造部7の側部に接続されて
いる。尚、リヤピラースティフナーサイド15は車室内
側に開いた断面形状の部材である。また、リヤピラーイ
ンナーサイド16は車室外側に開いた断面形状の部材で
ある。
【0012】図4は図1のC−C線に沿う断面図、図5
は図1のD−D線に沿う断面図である。前記第2閉断面
構造部17は、図4に示すリヤピラー部18において
は、ハット型断面形状のリヤピラースティフナーサイド
15のフランジ部20がリヤピラーインナーサイド16
に接合されて前記第2閉断面構造部17が形成されてい
る。この第2閉断面構造部17は、リヤピラーインナー
サイド16とリヤピラーアウター19とで閉断面構造に
形成されたリヤピラー部18の内部に形成されることと
なり、リヤピラースティフナーサイド15の後部のフラ
ンジ部20はリヤピラーインナーサイド16とリヤピラ
ーアウター19の後部の接合フランジ部21に重ね合わ
せて接合されている。そして、上記第2閉断面構造部1
7は下部に行くにつれて、図5に示すように前記閉断面
形状が変化し、リヤピラーアウター19の一部が車体後
壁を構成するようになっている。
【0013】図1に示すように、テイルゲート開口部2
の下辺部はリヤスティフナー22とリヤパネル23とで
形成された第3閉断面構造部24で構成され、この第3
閉断面構造部24の側部が前記各第2閉断面構造部17
の下部に接続されている。尚、リヤスティフナー22は
下側に開いた断面形状の部材である。図6は図1のA−
A線に沿う断面図である。前記第3閉断面構造部24
は、図6に示すように、L型断面形状に形成されたリヤ
スティフナー22と、このリヤスティフナー22の後縁
フランジ部25と下縁部26とに接合されるリヤパネル
23とで構成されている。リヤパネル23下縁にはフロ
アパネル27の後縁フランジ部28が接合されている。
尚、この実施形態では前記フロアパネル27は、スペア
タイヤの収納部29の底壁を形成している。
【0014】そして、図7に示すように、例えば、右側
の第1閉断面構造部7と第2閉断面構造部17との接続
部30においては、第1閉断面構造部7を構成するリヤ
ピラースティフナーアッパー5の側縁と第2閉断面構造
部17を構成するリヤピラースティフナーサイド15の
上縁とを接合すると共に第1閉断面構造部7を構成する
リヤピラーインナーアッパ6の側縁と第2閉断面構造部
17を構成するリヤピラーインナーサイド16の上縁と
を接合して、第1閉断面構造部7と第2閉断面構造部1
7とが連続して接合されている。また、左側の第1閉断
面構造部7と第2閉断面構造部17も同様にして接合さ
れている。
【0015】また、図8に示すように、各第2閉断面構
造部17と第3閉断面構造部24との接続部31におい
ては、第2閉断面構造部17を構成するリヤピラーイン
ナーサイド16の下縁と第3閉断面構造部24を構成す
るリヤスティフナー22の側縁とを接合すると共に第2
閉断面構造部17を構成するリヤピラースティフナーサ
イド15の下縁と第3閉断面構造部24を構成するリヤ
パネル23の側縁とを接合して、各第2閉断面構造部1
7と第3閉断面構造部24とが連続して接合されてい
る。
【0016】したがって、テイルゲート開口部2は、前
記左側のヒンジ取付部3を有する第1閉断面構造部7、
左側の第2閉断面構造部17、第3閉断面構造部24、
右側の第2閉断面構造部17、及び、右側のヒンジ取付
部3を有する第1閉断面構造部7に至り、全体として上
方向に向いた(開いた)略U字形状の閉断面構造部を有
することとなる。
【0017】また、上述したように第1閉断面構造部7
と第2閉断面構造部17の接続部30では、リヤピラー
スティフナーアッパー5とリヤピラースティフナーサイ
ド15、リヤピラーインナーアッパー6とリヤピラーイ
ンナーサイド16とが接合されるため、この接続部30
において重ね合わされた部材の板厚よりも第1閉断面構
造部7あるいは第2閉断面構造部17における部材の板
厚が薄くなり、第2閉断面構造部17と第3閉断面構造
部24の接続部31では、リヤピラーインナーサイド1
6とリヤスティフナー22、リヤピラースティフナーサ
イド15とリヤパネル23とが接合されるため、この接
続部31において重ね合わされた部材の板厚よりも第2
閉断面構造部17あるいは第3閉断面構造部24におけ
る部材の板厚を薄くできる。
【0018】図3は図1のB−B線に沿う断面図であ
る。同図において、第1閉断面構造部7と第2閉断面構
造部17の接続部30の上壁を構成するリヤピラーステ
ィフナーアッパー5の上壁5’には、テイルゲート1の
電装機能部品、具体的にはテイルゲート1のライセンス
ランプ、ワイパーへのハーネス34を挿通する孔33が
形成されている。また、リヤピラーインナーアッパー6
にはハーネス34を車室内側へ挿通可能な孔32が形成
されている。一方、ルーフパネル10に形成された取付
孔35にグロメット36が取り付けられている。したが
って、ハーネス34は車室内側から前記2つの孔32,
33を通りルーフパネル10とリヤピラーインナーアッ
パー6とで囲まれた側方に向かう比較的広い空間部37
で余裕をもって湾曲されグロメット36によりシールさ
れた状態で、図示しないテイルゲート1側に引き出され
ている。
【0019】上記実施形態によれば、テイルゲート開口
部2を第1閉断面構造部7,7と第2閉断面構造部1
7,17と第3閉断面構造部24とを連続して接続して
構成し、各閉断面部を構成する部材の板厚を薄くし、閉
断面構造により強度を持たせて、車体軽量化と捻れ剛性
向上を両立させることが可能となる。つまり、テイルゲ
ート開口部2をほぼ全周に渡って閉断面構造で連続して
全体的な剛性を向上することにより、例えば 車体旋回
時におけるロールにより外輪から車体へ作用する荷重に
対してテイルゲート開口部2全体が高い捻れ剛性を発揮
して対抗することができる。
【0020】したがって、第1閉断面構造部7、第2閉
断面構造部17、第3閉断面構造部24を構成するリヤ
ピラースティフナーアッパー5とリヤピラーインナーア
ッパー6、リヤピラースティフナーサイド15とリヤピ
ラーインナーサイド16、リヤスティフナー22とリヤ
パネル23自体の板厚を減少することができ軽量化が可
能となる。
【0021】また、大きな荷重が作用する前記各接続部
30,31も閉断面構造に形成されているため、この接
続部30,31に比較して作用する応力が小さい隣接す
る接続部30,31間の各閉断面構造部7,17,24
における部材の板厚、つまり上記リヤピラースティフナ
ーアッパー5とリヤピラーインナーアッパー6、リヤス
ティフナーサイド15とリヤピラーインナーサイド1
6、リヤスティフナー22とリヤパネル23を薄くする
ことが可能となるため、より一層車体軽量化を図ること
ができる。
【0022】とりわけ、ジャッキアップポイントを設定
する関係でテイルゲート開口部2の下辺部においては全
域に渡って第3閉断面構造部24を設けなければならな
いが、そのような荷重に晒されないテイルゲート開口部
2の上辺部は両側に第1閉断面構造部7を形成すれば中
央部付近には閉断面構造部を形成しなくても済むため、
無駄な閉断面構造部を形成する必要がなく車体軽量化を
図ることができる。つまり、捻れ応力が他の部分より低
いテイルゲート開口部2の上辺部の中央部分は閉断面構
造としないで、第1〜第3閉断面構造部7,17,24
を上方向に向いた略U字形状に形成することで、より一
層車体軽量化が可能となるのである。
【0023】また、前記孔33はリヤピラースティフナ
ーアッパー5の上壁5’に設けられているため、前記第
3閉断面構造部2から第2閉断面構造部17、第2閉断
面構造部17から第2閉断面構造部17と第3閉断面構
造部24との接続部30に至る部位において連続した閉
断面構造部を確保できる。したがって、ハーネス34挿
通用の孔33をリヤピラースティフナーアッパー5の縦
壁5”に設ける必要がなくなり剛性の高い閉断面構造部
を確保できる。また、ハーネス34は車室内側から2つ
の孔32,33を通りルーフパネル10とリヤピラーイ
ンナーアッパー6とで囲まれた側方に向かう比較的広い
空間部37で余裕をもって湾曲させて配索できるためハ
ーネス34の配索作業が行い易くなる。
【0024】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載した発明によれば、テイルゲート開口部を第1閉断面
構造部と第2閉断面構造部と第3閉断面構造部とを連続
して接続して構成し、各閉断面部を構成する部材の板厚
を薄くし、閉断面構造により強度を持たせて、車体軽量
化と捻れ剛性向上を両立させることができる効果があ
る。
【0025】請求項2に記載した発明によれば、接続部
に比較して作用する応力が小さい隣り合う接続部間の閉
断面構造部の部材の板厚を一層薄くすることが可能とな
るため、車体軽量化を図ることができる効果がある。
【0026】請求項3に記載した発明によれば、第1閉
断面構造部とルーフパネルとの間の空間部を利用して、
前記ハーネスを前記上壁の孔から車室内側へ挿通可能と
し、前記接続部の縦壁に孔を設けないようにして剛性の
高い閉断面構造部を確保できるという効果がある。
【0027】請求項4に記載した発明によれば、捻れ応
力が他の部分より低いテイルゲート開口部の上辺部の中
央部分は閉断面構造とせず、第1〜第3閉断面構造部を
上方向に向いた略U字形状に形成してより一層車体軽量
化をはかることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態のバン型自動車の後部車
体構造を示す斜視図である。
【図2】 図1のS−S線に沿う断面図である。
【図3】 図1のB−B線に沿う断面図である。
【図4】 図1のC−C線に沿う断面図である。
【図5】 図5は図1のD−D線に沿う断面図である。
【図6】 図6は図1のA−A線に沿う断面図である。
【図7】 図7は左側の接続部31を上から見た部分切
欠斜視図である。
【図8】 図8は右側の接続部30を車室内側から見た
部分切欠斜視図である。
【符号の説明】
2 テイルゲート開口部 5 リヤピラースティフナーアッパー 5’ 上壁 5” 縦壁 6 リヤピラーインナーアッパー 7 第1閉断面構造部 10 ルーフパネル 15 リヤピラースティフナーサイド 16 リヤピラーインナーサイド 17 第2閉断面構造部 22 リヤスティフナー 23 リヤパネル 24 第3閉断面構造部 30 接続部 31 接続部 33 孔 34 ハーネス 37 空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 学 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D003 AA01 AA04 BB04 CA35 CA38 CA45 CA46 DA13 DA17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テイルゲート開口部の上辺部にリヤピラ
    ースティフナーアッパーとリヤピラーインナーアッパー
    とで形成された第1閉断面構造部を設け、テイルゲート
    開口部の左右の側辺部をリヤピラースティフナーサイド
    とリヤピラーインナーサイドとで形成された第2閉断面
    構造部で構成し、下辺部をリヤスティフナーとリヤパネ
    ルとで形成された第3閉断面構造部で構成し、前記第1
    閉断面構造部と第2閉断面構造部とを連続して接続し、
    第2閉断面構造部と第3閉断面構造部とを連続して接続
    したことを特徴とするバン型自動車の後部車体構造。
  2. 【請求項2】 上記閉断面構造部における部材の板厚
    を、各閉断面構造部の接続部の部材の板厚よりも薄くす
    ることを特徴とする請求項1記載のバン型自動車の後部
    車体構造。
  3. 【請求項3】 テイルゲートへのハーネスを挿通する孔
    を第1閉断面構造部と第2閉断面構造部との接続部の上
    壁に設けたことを特徴とする請求項1に記載のバン型自
    動車の後部車体構造。
  4. 【請求項4】 前記第1〜第3閉断面構造部が上方向に
    向いた略U字形状に形成されていることを特徴とする請
    求項1〜請求項3のいずれかに記載のバン型自動車の後
    部車体構造。
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