JP2003104217A - パワーステアリング装置 - Google Patents

パワーステアリング装置

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JP2003104217A
JP2003104217A JP2001305075A JP2001305075A JP2003104217A JP 2003104217 A JP2003104217 A JP 2003104217A JP 2001305075 A JP2001305075 A JP 2001305075A JP 2001305075 A JP2001305075 A JP 2001305075A JP 2003104217 A JP2003104217 A JP 2003104217A
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torque
shaft
circuit
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Akio Yasuda
彰男 安田
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/08Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to driver input torque
    • B62D6/10Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to driver input torque characterised by means for sensing or determining torque
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L3/00Measuring torque, work, mechanical power, or mechanical efficiency, in general
    • G01L3/02Rotary-transmission dynamometers
    • G01L3/04Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element comprises a torsionally-flexible shaft
    • G01L3/10Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element comprises a torsionally-flexible shaft involving electric or magnetic means for indicating
    • G01L3/101Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element comprises a torsionally-flexible shaft involving electric or magnetic means for indicating involving magnetic or electromagnetic means
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    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • G01L5/22Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring the force applied to control members, e.g. control members of vehicles, triggers
    • G01L5/221Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring the force applied to control members, e.g. control members of vehicles, triggers to steering wheels, e.g. for power assisted steering

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルクセンサが検出する弾性体(棒状体)の
ねじれ量が、電源電圧の変動や温度変化等の外乱の影響
を受けずに駆動側に伝達されるパワーステアリング装置
Aの提供。 【解決手段】 パワーステアリング装置Aは、ステアリ
ングシャフト1に加えられる操舵トルクに対応した軸周
りのねじれが生じるトーションバーと、永久磁石、磁性
体、磁電変換素子、AD変換回路、および通信線36と
電源グランド線37を使用してモータ制御手段7との間
でデジタル通信を行うシリアル通信回路を有するホール
IC3を備えるトルクセンサ4と、駆動回路5を介して
駆動され、ステアリングシャフト1に操舵補助力を付与
する電動モータ6と、デジタル信号から操舵トルクを求
め、この操舵トルクに適した電流が電動モータ6に流れ
る様に駆動回路5に駆動Duty信号を出力するモータ
制御手段7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリングシャ
フトに操舵補助力を付与するパワーステアリング装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】通常、電動パワーステアリング装置は、
操舵により生じるハンドル軸のねじれトルクをトルクセ
ンサがアナログ信号(電圧)に変換してECUに入力
し、ECU内のAD変換回路によりデジタル値に変換し
ている。このため、トルクセンサの基準電圧とAD変換
回路の参照電圧との間にずれがあると、検出したトルク
値が正確に伝達されないので、両者の電圧を正確に一致
させる必要がある。
【0003】そこで、特開2001- 88728号公報
に記載の電動パワーステアリング装置では、トルクセン
サの基準電圧とAD変換回路の参照電圧とを共通の電源
から取って上記課題を解決しようとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、トルクセンサ
とECUとの距離は離れているので、リード線の電圧降
下の影響等により、両者の電圧を容易に一致させられな
い。また、トルクセンサとECU間に相互の厳密な調整
が必要で、トルクセンサに厳しい性能公差が要求され、
製造・組み付けコストが増大する。更に、トルクセンサ
の二重、三重化も容易にはできない。
【0005】本発明の目的は、トルクセンサが検出する
弾性体(棒状体)のねじれ量が、電源電圧の変動や温度
変化等の外乱の影響を受けずに駆動側に伝達されるパワ
ーステアリング装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔請求項1について〕弾
性材には、ステアリングシャフトに加えられる操舵トル
クに対応した軸周りのねじれが生じる。弾性材のねじれ
量に対応したアナログの電気信号をトルクセンサの磁電
変換素子が出力し、この電気信号をAD変換回路がデジ
タル信号に変換し、伝達手段がデジタル信号を伝達す
る。
【0007】モータ制御手段は、伝達手段から送られる
デジタル信号から操舵トルクを求め、この操舵トルクに
適した電流が電動モータに流れる様に駆動回路に駆動信
号を出力する。電動モータは、駆動回路を介して駆動さ
れ、ステアリングシャフトに操舵補助力を付与する。
【0008】トルクセンサの磁電変換素子が検出した弾
性材のねじれ量が、伝達手段からモータ制御手段へデジ
タル信号で送られるので、電源電圧の変動や温度変化等
の外乱の影響を殆ど受けない。このため、パワーステア
リング装置は、ステアリングシャフトに適切な操舵補助
力を付与できる。
【0009】〔請求項2について〕モータ制御手段は、
通信手段とデジタル通信を行い、通信手段から送られる
デジタル信号から操舵トルクを求め、この操舵トルクに
適した電流が電動モータに流れる様に駆動回路に駆動信
号を出力する。なお、トルクセンサの通信手段とは別に
車両の他のコントローラ類との通信を行うデジタル通信
手段を備える電動パワーステアリング用ECUを設けて
いる。そして、電動パワーステアリング用ECUは、他
のコントローラ類との通信処理よりも、トルクセンサと
の間の通信を優先的に処理する制御を行う。電動モータ
は、駆動回路を介して駆動され、ステアリングシャフト
に操舵補助力を付与する。
【0010】トルクセンサが検出する弾性体のねじれ量
が、通信手段からモータ制御手段へデジタル信号で送ら
れるので、電源電圧の変動や温度変化等の外乱の影響を
殆ど受けない。また、他のコントローラ類との通信処理
よりも、トルクセンサとの間の通信を優先的に処理する
制御を電動パワーステアリング用ECUが行う構成であ
るので、処理が遅延することなくステアリングシャフト
に適切な操舵補助力を付与できる。つまり、不特定多数
の対象とデジタル通信を行っている場合には通信負荷が
一定せず、通信負荷が大きい場合にはCPUの通常の処
理を妨げる。このため、予めCPUの能力を優先的に、
トルクセンサとの間の通信処理に割り当てておき、余っ
た能力を使って他のコントローラ類との通信処理を行う
ようにしている。このため、通信負荷が大きい場合であ
っても、ステアリングシャフトに適切な操舵補助力を付
与できる。
【0011】〔請求項3について〕弾性材は、ステアリ
ングシャフトを構成する入力軸と出力軸とを同軸的に連
結する棒状体である。
【0012】トルクセンサは、入力軸と同軸的に連結さ
れ周方向に着磁させたリング状の永久磁石と、出力軸と
同軸的に連結されるとともに永久磁石により形成される
磁界内に配置されて磁気回路を形成し入力軸に加えられ
る操舵トルクによって永久磁石との相対位置が変化する
と磁気回路に発生する磁束密度が変化する磁性体とを備
える。そして、磁電変換素子は、磁性体の近傍に配置さ
れ、磁性体の磁気回路に生じる磁束密度の変化を検出す
る。
【0013】ステアリングシャフトに操舵トルクが加え
られると、入力軸と出力軸との間に連結される棒状体に
ねじれトルクが生じる。永久磁石と磁性体との相対位置
とが変化し、磁気回路に発生する磁束密度が変化する。
【0014】棒状体には、ステアリングシャフトに加え
られる操舵トルクに対応した軸周りのねじれが生じる。
棒状体のねじれ量に対応したアナログの電気信号をトル
クセンサの磁電変換素子が出力し、この電気信号をAD
変換回路がデジタル信号に変換し、伝達手段または通信
手段がデジタル信号をモータ制御手段に送る。上記の構
成により、磁電変換素子に電気的な接触部を設ける必要
がなく、磁電変換素子をステアリングシャフト等と非接
触で所定位置に配設することができ、信頼性が高いトル
クセンサを提供できる。
【0015】〔請求項4について〕伝達手段或いは通信
手段と、磁電変換素子と、AD変換回路とを一チップに
集積している。このため、この集積体を、磁束密度の変
化を検出可能な場所に容易に配設することができる。
【0016】〔請求項5について〕通信手段とモータ制
御手段との間のデジタル通信をシリアル方式で行う構成
である。このため、少ない本数の線でデジタル通信が行
え、1本または2本の通信線と電源グランド線とを使用
するだけで通信を行うことができる。
【0017】〔請求項6について〕通信手段とモータ制
御手段との間のデジタル通信は、シリアル通信方式で、
9600bps以上の通信速度で行う。このため、使用
者に応答の遅れを感じさせずに、電動モータがステアリ
ングシャフトに操舵補助力を付与することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の一実施例(請求
項1〜6に対応)を、図1〜図6に基づいて説明する。
図に示す如く、パワーステアリング装置Aは、ステアリ
ングシャフト1に加えられる操舵トルクによりねじれが
生じるトーションバー2と、ホールIC3、永久磁石4
1、および磁性体42を備えるトルクセンサ4と、駆動
回路5を介して駆動される電動モータ6と、駆動回路5
に駆動Duty信号を出力するモータ制御手段7とによ
り構成されている。
【0019】トーションバー2は、図示上端がピンによ
りステアリングシャフト1を構成する入力軸11に固定
され、図示下端がピンによりステアリングシャフト1を
構成する出力軸12に固定され、所定のねじれ- トルク
特性を有する(図4参照)。
【0020】トルクセンサ4の一部を構成する永久磁石
41はリング状を呈し、入力軸11と同軸的に連結さ
れ、周方向に着磁している。この永久磁石41は、周方
向にS極とN極とが交互に着磁され、例えば、24極形
成されている。
【0021】トルクセンサ4の一部を構成する磁性体4
2は、出力軸12と同軸的に連結されるとともに、永久
磁石41により形成される磁界内に配置されて磁気回路
を形成し、入力軸11に加えられる操舵トルクによって
永久磁石41との相対位置が変化すると磁気回路に発生
する磁束密度が変化する。
【0022】磁性体42(磁気ヨーク43、44)は、
永久磁石41の外周に近接して配される一対の環状体で
あり、永久磁石42のS極とN極と同数(12個)の爪
431、441が全周に等間隔に設けられている。
【0023】これらの爪431、441が周方向にずれ
る様に磁気ヨーク43、44が固定具45により位置決
めされている(図5参照)。また、トーションバー2が
ねじれていない状態で、爪431、441の中心と永久
磁石41の境界とが一致する様に磁気ヨー43、44が
配置されている(図6参照)。
【0024】ホールIC3は、磁電変換素子31と、A
D変換回路32と、デジタルフィルタ33と、AD出力
レジスタ34と、シリアル通信回路35とを備え、一チ
ップにモールドされている(図1、図2参照)。
【0025】磁電変換素子31は、磁性体42の磁気回
路に生じる磁束密度の変化に対応したアナログの電気信
号を送出する。AD変換回路32は、アナログ信号をデ
ジタル信号に変換する回路であり、磁電変換素子31が
送出するアナログの電気信号をデジタル信号に変換す
る。デジタルフィルタ33は、デジタル信号中のノイズ
をカットするためのものである。
【0026】このホールIC3は、軸方向に対向して配
される磁気ヨーク43- 磁気ヨーク44間のギャップg
内に配置され、磁性体42の磁気回路に生じる磁束密度
の変化を磁電変換素子31が検出する。
【0027】シリアル通信回路35は、通信線36(1
本)と、電源グランド線37とを使用して、モータ制御
手段7との間で、50kbpsの通信速度でデジタル通
信を行う。なお、38は電源線である。
【0028】電動モータ6は、回転軸が減速機構(図示
せず)を介してステアリングシャフト1に連結され、ス
テアリングシャフト1に操舵補助力を与える。駆動回路
5は、四個のパワーMOS- FET51〜54、および
CR部品(図示せず)により構成され、電動モータ6を
駆動する。
【0029】モータ制御手段7はEPS ECUであ
り、シリアル通信回路35から送られるデジタル信号か
ら操舵トルクを求め、この操舵トルクと、電流センサ5
5が検出するモータ電流と、車速センサ71からの車速
情報とに基づいて、操舵トルクに適したアシスト電流が
電動モータ6に流れる様に駆動回路5に駆動Duty信
号を出力する。
【0030】なお、パワーMOS- FET51〜54を
駆動する方向は、駆動トルク或いは、モータ電流指示値
の符号によって決まり、例えば、右操舵の場合はパワー
MOS- FET51、54がDuty駆動され、左操舵
の場合はパワーMOS- FET52、53がDuty駆
動される。これにより、操舵方向に合った向きにアシス
トがなされる。
【0031】本実施例のパワーステアリング装置Aは、
以下の利点を有する。[ア]ホールIC3のシリアル通
信回路35が、通信線36(1本)と、電源グランド線
37とを使用して、モータ制御手段7との間で、50k
bpsの通信速度でデジタル通信を行い、デジタル信号
(トルク信号)をモータ制御手段7に伝送する構成であ
る。
【0032】つまり、ホールIC3側からモータ制御手
段7側へデジタル信号でトルク信号が送られるので、電
源電圧の変動や温度変化等の外乱の影響を殆ど受けな
い。このため、電源電圧の変動や温度変化等の外乱があ
っても、トルク信号が正確にモータ制御手段7側に伝達
されるので、パワーステアリング装置Aは、ステアリン
グシャフト1に適切な操舵補助力を付与できる。
【0033】なお、デジタル通信をシリアル方式で行う
構成であるので、少ない本数の線でデジタル通信が行
え、1本の通信線36と、電源グランド線37とを使用
するだけで済む。また、専用の通信線を使い、トルクセ
ンサ4との通信を優先して行っているので、通信の順番
待ちが起こらず、処理速度の低下を招かない。なお、シ
リアル通信線で通信を行う車内LANの通信線にデジタ
ル信号(トルク信号)を乗せて伝送することは、通信負
荷が大きい時に、ECUの処理速度の低下や、通信の順
番待ちが起きるので適さない。
【0034】また、デジタル通信を50kbpsの高速
度で行う構成であるので、使用者に応答の遅れを感じさ
せずに、電動モータ6がステアリングシャフト1に操舵
補助力を付与することができる。
【0035】[イ]トルクセンサ4は、入力軸11と同
軸的に連結され、周方向に着磁させたリング状の永久磁
石41と、出力軸12と同軸的に連結されるとともに、
永久磁石41により形成される磁界内に配置されて磁気
回路を形成し、入力軸11に加えられる操舵トルクによ
って永久磁石41との相対位置が変化すると磁気回路に
発生する磁束密度が変化する磁性体42と、この磁性体
42の近傍に配置され、磁性体42の磁気回路に生じる
磁束密度の変化を磁電変換素子31が検出するホールI
C3とからなる。
【0036】そして、ステアリングシャフト1に操舵ト
ルクが加えられると、入力軸11と出力軸12との間に
連結されるトーションバー2にねじれトルクが生じる。
これにより、永久磁石41と磁性体42との相対位置と
が変化し、磁気回路に発生する磁束密度が変化する。
【0037】この磁束密度の変化を磁電変換素子31が
検出するのでねじれトルクを求めることができる。な
お、ホールIC3は、磁電変換素子31と、AD変換回
路32と、デジタルフィルタ33と、AD出力レジスタ
34と、シリアル通信回路35とを備え、これらを一チ
ップにモールドしているので嵩張らない。
【0038】上記構成により、ホールIC3を磁性体4
2の近傍に配置するにあたり、電気的な接触部を設ける
必要がなく、ホールIC3をステアリングシャフト1と
非接触で、磁束密度の変化を検出可能なギャップgに容
易に配設することができ、信頼性が高い。これにより、
嵩張らず、磁束密度の変化を検出可能なギャップg内に
容易にホールIC3を設置することができる。
【0039】本発明のパワーステアリング装置は、上記
実施例以外に、つぎの実施態様を含む。 a.伝達手段は、トルクセンサ側からモータ制御手段側
へデジタル信号を伝達(一方向)するだけのものでも良
い(請求項1、3、4に対応)。
【0040】b.トルクセンサの通信手段とモータ制御
手段とのデジタル通信は、シリアル方式以外にパラレル
方式であっても良い(請求項2、3、4に対応)。但
し、パラレル方式は、通信速度の点でシリアル方式より
有利であるが、通信線が多く必要になる。例えば、10
ビットのデータを送るには通信線が10本必要であるの
で、CPUの入力回路が複雑になる。
【0041】c.通常は、複数のトルクセンサから送出
されるデジタル信号をCPU(モータ制御手段)が受け
る場合には、CPUの入力ポートの数が磁気センサの数
だけ必要である。しかし、1本の通信線と電源グランド
線とを使い、複数のトルクセンサから送出されるデジタ
ル信号を時間をずらしてCPUに送る様にすれば、CP
Uの入力ポートの数を減らす(例えば一つ)ことができ
る。この場合、ECUのAD変換回路の数を減らすこと
ができるので、ECU側の負担を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モータ制御手段とシリアル方式でデジタル通信
を行うホールICの構成を示すブロック図である。
【図2】ホールICの外形を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に係るパワーステアリング装
置のブロック図である。
【図4】そのパワーステアリング装置に用いるトルクセ
ンサの分解図である。
【図5】そのトルクセンサの縦断面図である。
【図6】そのトルクセンサの平面図(a)、および側面
図(b)である。
【符号の説明】
A パワーステアリング装置 1 ステアリングシャフト 2 トーションバー(弾性材、棒状体) 3 ホールIC(一チップ) 4 トルクセンサ 5 駆動回路 6 電動モータ 7 モータ制御手段 11 入力軸 12 出力軸 31 磁電変換素子 32 AD変換回路 35 シリアル通信回路(伝達手段) 36 通信線 37 電源グランド線 41 永久磁石 42 磁性体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトに加えられる操舵
    トルクに対応した軸周りのねじれが生じる弾性材と、 この弾性材のねじれ量に対応したアナログの電気信号を
    出力する磁電変換素子、前記電気信号をデジタル信号に
    変換するAD変換回路、および前記デジタル信号を伝達
    するための伝達手段を有するトルクセンサと、 駆動回路を介して駆動され、前記ステアリングシャフト
    に操舵補助力を付与する電動モータと、 前記伝達手段から送られる前記デジタル信号から前記操
    舵トルクを求め、この操舵トルクに適した電流が前記電
    動モータに流れる様に前記駆動回路に駆動信号を出力す
    るモータ制御手段とを備えるパワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】 ステアリングシャフトに加えられる操舵
    トルクに対応した軸周りのねじれが生じる弾性材と、 この弾性材のねじれ量に対応したアナログの電気信号を
    出力する磁電変換素子、前記電気信号をデジタル信号に
    変換するAD変換回路、およびデジタル通信を行う通信
    手段を有するトルクセンサと、 駆動回路を介して駆動され、前記ステアリングシャフト
    に操舵補助力を付与する電動モータと、 前記通信手段から送られる前記デジタル信号から前記操
    舵トルクを求め、この操舵トルクに適した電流が前記電
    動モータに流れる様に前記駆動回路に駆動信号を出力す
    るモータ制御手段とを備えるパワーステアリング装置で
    あって、 前記トルクセンサの前記通信手段とは別に車両の他のコ
    ントローラ類との通信を行うデジタル通信手段を備える
    電動パワーステアリング用ECUを設け、 この電動パワーステアリング用ECUは、他のコントロ
    ーラ類との通信処理よりも、前記トルクセンサとの間の
    通信を優先的に処理する制御を行うことを特徴とするパ
    ワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性材は、ステアリングシャフトを
    構成する入力軸と出力軸とを同軸的に連結する棒状体で
    あり、 前記トルクセンサは、前記入力軸と同軸的に連結され周
    方向に着磁させたリング状の永久磁石と、前記出力軸と
    同軸的に連結されるとともに前記永久磁石により形成さ
    れる磁界内に配置されて磁気回路を形成し前記入力軸に
    加えられる操舵トルクによって前記永久磁石との相対位
    置が変化すると前記磁気回路に発生する磁束密度が変化
    する磁性体とを備え、 前記磁電変換素子は、前記磁性体の近傍に配置され、前
    記磁性体の磁気回路に生じる磁束密度の変化を検出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のパワー
    ステアリング装置。
  4. 【請求項4】 前記伝達手段或いは前記通信手段と、前
    記磁電変換素子と、前記AD変換回路とを一チップに集
    積したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか
    に記載のパワーステアリング装置。
  5. 【請求項5】 前記通信手段は、前記モータ制御手段と
    の間で、1本または2本の通信線と、電源グランド線と
    を介してシリアル通信を行うことを特徴とする請求項2
    乃至請求項4の何れかに記載のパワーステアリング装
    置。
  6. 【請求項6】 前記シリアル通信は、9600bps以
    上の通信速度で行うことを特徴とする請求項5記載のパ
    ワーステアリング装置。
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