JP2003104134A - 車両用モールディング部材 - Google Patents

車両用モールディング部材

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JP2003104134A JP2001303618A JP2001303618A JP2003104134A JP 2003104134 A JP2003104134 A JP 2003104134A JP 2001303618 A JP2001303618 A JP 2001303618A JP 2001303618 A JP2001303618 A JP 2001303618A JP 2003104134 A JP2003104134 A JP 2003104134A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】見栄えの良い車両用モールディング部材を提供
する。 【解決手段】車両用モールディング部材10は、発泡ゴ
ム材料から構成される基層30と、表皮層34とを備
え、基層30と表皮層34との間に、非発泡ゴム材料か
ら構成される中間層32が設けられていることを特徴と
する。この車両用モールディング部材10では、中間層
32は、基層30の発泡成形で発生するガスの押圧力に
対抗し、車両用モールディング部材10の外面側の面に
基層30の発泡に起因して中間層の外側面に凹凸が発生
することが抑制されている。このため、表皮層34は、
車両用モールディング部材10の外面に良好に設けられ
て見栄えが良くなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用のモール
ディング部材に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のドアオープニングトリムや、ウェ
ザーストリップなどのモールディング部材では、軽量化
のために、ゴム材料を発泡させて低比重化することがあ
る。このようなゴム材料では、表面が発泡によって粗面
に形成されるため、耐摩耗性が低下し、見栄えが良くな
い。そこで、耐摩耗性や外観を向上させるために、発泡
ゴム材料からなる基材部分の外面側に非発泡の表皮層を
設けることがある。例えば、基材部分と表皮層とを同時
に押出して、基材部分を発泡させることによって車両用
モールディング部材を成形する。しかし、このようなモ
ールディング部材では、基材部分の表面が発泡によって
凹凸に形成され、この凹凸が表皮層にまで移ったり、発
泡ゴム材料から発生したガスが基材と表皮層との間に溜
まって表皮層が浮き上がったりすることがある。この場
合、表皮層の見栄えが悪くなったり、表皮層が割れたり
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、
見栄えの良い車両用モールディング部材を提供すること
を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の第1発明は、請求項1に記載のとおりの車両
用モールディング部材である。このモールディング部材
では、発泡ゴム材料から成る基層の表面側に非発泡ゴム
材料から構成される中間層が設けられ、更にその外面側
に表皮層が積層一体化されている。中間層が基層と表皮
層との間に一体に積層され、この中間層によって基層の
発泡の際のガスに起因する凹凸状の欠陥が表皮層に及ぶ
ことが抑制される。なお、表皮層を構成する非発泡ゴム
系材料とは、非発泡性のゴム材料の他、非発泡性の熱可
塑性エラストマーを含むものとする。また、本発明の第
2発明は、請求項2に記載のとおりの車両用モールディ
ング部材である。このモールディング部材の中間層は、
カーボンブラックを含有しているため、成形時の原料の
粘性が大きく、発泡による凹凸の発生を良好に抑制する
強度を有する。このため、基層表面には凹凸が発生し難
くなり、仮に基層表面が凹凸に形成されても、この凹凸
を中間層で吸収するため表面側まで移りにくい。また、
本発明の第3発明は、請求項3に記載のとおりの車両用
モールディング部材である。一般的な車両用モールディ
ング部材において、中間層が20μm以上の厚みを備え
ていると、中間層によって、基層表面における凹凸の発
生が抑制され、所望の表面を有する表皮層が設けられ
る。さらに、本発明の第4発明は、請求項4に記載のと
おりの車両用モールディング部材である。この車両用モ
ールディング部材では、基層の厚みが他の部分に比べて
相対的に大きい部分に設けられている中間層は、基層の
厚みが相対的に小さい部分の中間層より厚く形成されて
いる。基層の厚みが大きい部分では、基層を形成する材
料の発泡によって発生するガスの量、圧力がより大きく
なるが、中間層の厚みが相対的に大きくなっているた
め、凹凸の形成を抑制する力が強くなっており、所望の
表面を有する表皮層を基層の外面側に設けることができ
る。また、本発明の第5発明は、請求項5に記載のとお
りの車両用モールディング部材である。この車両用モー
ルディング部材では、基層は、比重が0.8以上1.0
以下とされているため、車体の開口端部を挟み付けてモ
ールディング部材全体を係合固定する部分を基層の発泡
ゴム材料で形成することにより、係合固定に好ましい強
度を備えるとともに、軽量化されており、且つ所望の意
匠を有する表皮層が設けられた車両用モールディング部
材となっている。また、本発明の第6及び第7発明は、
請求項6及び7に記載のとおりの車両用モールディング
部材である。この車両用モールディング部材は、弾性変
形することによって他部材に密着するシール部を有する
ため、例えば、ドアオープニングやトランクシールなど
の車体本体と可動部材との間を良好に密封する部材とし
て共用できる。また、このシール部は、発泡ゴム材料か
ら構成される弾性部と、前記中間層と同一の材料から構
成され、前記弾性部を被覆する保護層とを備える構成と
されることで、耐摩耗性が向上される。また、かかる構
成の車両用モールディング部材は、基層及び弾性部の外
面側に、中間層と保護層とを同一の材料を用いて同時に
押出し成形することによって得ることができるので、所
望の表面を有する表皮層が設けられ、且つシール部が補
強された車両用モールディング部材を、より少ない材
料、押出し装置で、効率良く製造することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。図1に、本発
明の車両用モールディング部材の一実施の形態であるド
ア用のウェザーストリップ1が車両に取り付けられてい
るようすを示す。ウェザーストリップ1は、車両本体の
開口に沿って取り付けられており、図示しないドア部が
閉じられたときに、車両本体とドア部との間をシールす
る。本実施形態のウェザーストリップ1は、長尺状の押
し出し成形部10と、押し出し成形部10と同様の横断
面を有し、角度が約90°に交差した形状の型成形部1
2とから構成されている。ウェザーストリップ1は、従
来と同様、押し出し成形部10の各端部と型成形部12
の各端部とを溶着、接着などの固着方法で結合すること
によって、環状に形成されている。
【0006】押し出し成形部10の断面を図2に示す。
押し出し成形部10は、トリム部20とシール部40と
を備えている。トリム部20は、本実施の形態では、車
両本体を構成する車体パネルの開口端部4に固定される
取り付け部22を有する。取り付け部22は、図2に示
すように、断面略U字状の溝状部に形成されている。溝
状部の各内側面には、互いに対向する側面に向かって延
びる複数の保持リップ24,26が一体的に設けられて
いる。複数の保持リップ24,26は、車体パネルの開
口端部4が取り付け部22の溝状部内に挿入されると弾
性変形して開口端部4に当接し、開口端部4を弾性的に
挟持して、押し出し成形部10を開口端部4に沿って所
定位置に固定する。
【0007】本実施形態では、トリム部20は、取り付
け部22からリップ状に延びる張出部28を備えてい
る。張出部28は、取り付け部22に車体パネルの開口
端部4を挿入したときに、取り付け部22から一体に車
室内側に張出すように形成されており、取り付け部22
の溝状部分の底部側から、斜め上方へ延びるリップ状に
形成されている。図2に示すように、張出部28は、張
出部28と取り付け部22との間に、車体パネルの車内
側パネルに取り付けられる車室内装材の端縁を押え込む
ことによって、車室内装材の端部が張出部28によって
覆われ、固定されるとともに外側から視認されない構成
となっている。
【0008】トリム部20では、基層30から表面側に
向かって中間層32と表皮層34とが順に積層一体化さ
れている。トリム部20断面の拡大図を図3に示す。基
層30は、トリム部20の概ねの形状を成す本体部分を
形成しており、基層30内部には、横断面形状が略U字
形に形成された金属平板製の打ち抜き芯材36が埋設さ
れている。芯材36は、取り付け部22の厚さ方向のほ
ぼ中間位置で長手方向に沿って連続して設けられてい
る。本実施の形態では、芯材36は、長手方向に一定の
間隔で所定の箇所に切り欠き部分が設けられており、長
尺な取り付け部22を長手方向に沿っていかなる方向に
も曲げ可能な構成とされている。
【0009】基層30は、発泡ゴム材料から構成され、
トリム部20全体の主要部分を構成する。基層30を構
成する発泡ゴム材料は、特に限定されず、種々のゴム材
料を使用することができる。例えば、EPDM(エチレンプ
ロピレンジエン共重合体)、EPM(エチレンプロピレン
共重合体)、クロロプレンゴム、SBR(スチレン・ブタジ
エンゴム)、NBR(アクリロニトリル・ブタジエンゴム)
等種々のゴム材料が挙げられる。また、これらの材料
に、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
系樹脂が添加されていても良い。例としては、EPDMにポ
リプロピレンを添加した材料を用いることができ、好ま
しくは、EPDM100重量部に対してポリプロピレンを1
0重量部以上30重量部以下含有するポリマーアロイを
用いることができる。
【0010】また、望ましい強度及び比重を得るため
に、上記材料とともにカーボンブラックを含有している
ことが好ましい。カーボンブラックとしては、ファーネ
スカーボンブラックなど公知の種々のカーボンブラック
を使用し得る。カーボンブラックの含有量は、特に限定
されない。
【0011】基層30の成形に使用される発泡ゴム原材
料は、発泡剤を含有する。発泡剤としては、公知の種々
の発泡剤を用いることができ、好ましくは熱分解型発泡
剤が使用される。基層30は、ウェザーストリップ1の
基層30の比重を小さくして軽量化するとともに、非発
泡のソリッドゴムを使用したときと略同等の保持強度を
維持するように成形される。このため、基層30は、成
形後の基層30の比重が0.8以上1.0以下の範囲と
なる微発泡体であることが好ましい。なお、本明細書で
述べる基層30の比重は、芯材36を除いた比重であ
る。
【0012】基層30は、好ましくは、ショア硬度Aス
ケール60度以上80度未満とされる。ショア硬度Aス
ケールが80度未満であると、ゴム反発弾性が低下しな
いため、取り付け部22の保持リップ24,26が、反
発弾性により車体の開口端部4をしっかり挟持できる保
持力を保つことができる。また、ショア硬度Aスケール
が80度未満であると、耐久性が良好で、特に高温下で
の耐久性が向上され、また、直線状に形成される押し出
し成形部10を軸線方向に曲げ変形させることが容易
で、例えば、図1に示すような車両本体の開口の曲線に
沿わせて取り付けることが容易である。基層30のショ
ア硬度Aスケールは、より好ましくは70±5度とさ
れ、この範囲であれば前述の作用、効果をより効果的に
発揮させることができる。なお、本発明においてショア
硬度は、JIS K 6301に基づき、スプリング式
硬さ試験A形(HSA)に従って表示している。
【0013】中間層32は、非発泡ゴム材料により形成
される。中間層32は、ウェザストリップ1のいずれの
部分にも設けることができるが、外側から視認される部
分の基層30と表皮層34との間に設けられることが好
ましい。中間層32は、基層30の発泡で発生する気泡
による表面の凹凸や浮き上がりなどを抑制し、凹凸がウ
ェザーストリップ1の外面側に現れることを抑制するた
めに設けられる。本実施形態では、中間層32は、トリ
ム部20の外側から視認される外面側全体において、基
層30の外面側を被覆するように設けられている。
【0014】中間層32は、基層30と同様、種々のゴ
ム材料により構成することができ、基層30のゴム原材
料と同様の組成で発泡剤を含まないゴム材料により構成
されていても良い。中間層32には、好ましくは、カー
ボンブラックが含有される。中間層32に利用可能なカ
ーボンブラックは、特に限定されず、公知の種々のカー
ボンブラックが使用される。中間層32にカーボンブラ
ックが含有されると、中間層32を構成する原材料の成
形時の粘度が増大する。このことにより、基層30の成
形、すなわち加硫接着時に、発泡によって発生するガス
の膨張に耐えるための強度を増大させることができる。
押し出し成形部10の成形時に基層30からの発生ガス
により、中間層32との境界に細かい気泡が生じて凹凸
ができても、中間層32はガスの膨張力を押さえるだけ
の強度を有しているので、中間層32の表面(後述する
表皮層34との境界)にまで、凹凸が及ぶのを防止する
ことができる。一方、中間層32の粘度が高すぎると、
押し出し成形の際に、細いオリフィスからの材料の押出
しが途切れるなど、成形性が低下してしまう。中間層3
2を構成する非発泡ゴム材料は、基層30から発生する
ガスに起因する凹凸の問題を良好に抑制できるようにす
るとともに、押し出し成形性が保持されるようにするた
め、ムーニー粘度が40以上70以下とされることが、
好ましい。より好ましくはムーニー粘度50以上60以
下とされる。また、得られる中間層32の比重は1.2
〜1.3とされると、基層30の発泡時のガスの膨張力
に耐えて所望の表面を形成するとともに、車両用モール
ディング部材の軽量化を妨げることがなく、好ましい。
【0015】また、中間層32の厚みは、20μm以上
1000μm以下であることが、好ましい。厚みが20
μm未満であると、ガスの膨張力が中間層32の強度を
上回り、基層30と中間層32との境界に発生する凹凸
が中間層32の外面側まで及んでしまうおそれが高い。
また、中間層32が1000μmを超える厚みに形成さ
れていると、成形体重量が増大してしまうため、軽量化
が達成され難くなる。より好ましくは、中間層32は5
0μm以上300μm以下の厚みとされる。
【0016】表皮層34は、ウェザーストリップ1の外
面に設けられて、ウェザーストリップ1の外面に平滑面
を含む種々の意匠を付与する部分である。表皮層34
は、中間層32の外面側に一体に積層されている。表皮
層34は、凹凸の発生していない中間層32の表面に設
けられるため、所望の意匠を自由に形成することができ
る。表皮層を形成するゴム系材料としては、EPDM等
の一般的なゴム材料の他、オレフィン系、スチレン系等
の熱可塑性エラストマー(TPE)を使用することもで
きる。また、表皮層34を形成するゴム系材料は、中間
層32との固着性(溶着性)が良好な材料であることが
好ましい。
【0017】表皮層34として、種々の着色剤を含む着
色ゴム系材料を用いることによって色の意匠を付加する
ことができる。すなわち、カーボンブラックを含有しな
いゴム材料を使用することもできるため、カーボンブラ
ックを含有するゴム材料から構成され、中間層32とは
異なる色調、外観を備える表皮層34を形成することが
できる。また、表皮層34の表面に皮様のシボ模様等を
付けることで、ウェザーストリップ1の外面に立体的な
意匠を付加することができる。表皮層34の表面にシ
ボ、エンボスなどの立体意匠を形成するときには、例え
ば、ムーニー粘度10以上30以下の材料から成形する
ことが好ましい。これにより例えば、転写ローラ等で表
皮層34の表面に形成したシボ模様が元の形状に戻るこ
とが低減されて、正確な形状の立体形状が付与できる。
また、表皮層34の厚みは、例えば、0.1mm以上
0.5mm以下とすることができ、特に、0.2mm以
上に形成されていると、カーボンブラックを含み、黒色
を呈する中間層32の色が透過して視認されることを良
好に防ぐことができ、好ましい。また、0.5mm以下
の厚みであると、押し出し成形部10の重量の増大が低
減されており、好ましい。
【0018】取り付け部22の張出部28が設けられて
いる側面と反対側の側面には、シール部40が設けられ
ている。シール部40は、ドア部8が閉じられた時、車
両本体の開口端部4とドア部8との間を密閉する部材で
ある。シール部40は、公知の種々の形状とすることが
でき、典型的には、図2に示すように、中空に形成され
た筒状部とすることができる。シール部40は、車両本
体の車体パネル6とドア部8との間に挟まれることによ
って、容易に弾性変形するとともに、車体パネルとドア
部8に密着してシールすることができる。
【0019】シール部40は、軟質で、弾性変形容易な
ゴム材料からなる弾性部42から構成され、弾性部42
は、典型的には発泡ゴム材料で形成される。本実施形態
のシール部40では、弾性部42を構成するゴム材料
は、基層30と同様、種々のゴム材料から選択すること
ができるが、好ましくは、成形後の弾性部42のショア
硬度Aスケールは、前述の基層30よりも軟らかく、3
0度以上65度以下が好ましく、より好ましくはショア
硬度Aスケールは40度とされる。また、弾性部42
は、基層30よりも大きい発泡倍率で発泡されているこ
とが好ましく、例えば、比重が0.5〜0.6となるよ
うに発泡されている。これにより、可撓性が大きくな
り、ドア部8の内面に当接したときに容易に弾性変形し
て密着するので、ドアを閉じるときに強い力を必要とせ
ず、且つシール性も良好に維持されている。
【0020】本実施形態の押し出し成形部10では、弾
性部42の外面側には、保護層44が積層一体化されて
いる。保護層44は、前述の中間層32と同一の材料か
ら構成されている。保護層44は、弾性部42の外側面
に生じる発泡に起因する凹凸を被覆し、シール部40の
外面を滑らかに形成する。また、これにより、耐摩耗性
を向上させることができる。保護層44は、一般的な車
両用モールディング部材におけるシール部に対しては、
50μm以上500μm以下とされることが好ましい。5
0μm以下であると、弾性部42の成形時に発泡によっ
て発生するガスの膨張力が保護層44の強度を上回り、
弾性部42と保護層44との境界に発生する凹凸が保護
層44の外面側まで及んでしまうおそれが高い。一方、
保護層44の厚みが500μmを超えると柔軟性が低下
して、シール部40のドア部8と当接したときに弾性変
形し難くなり、望ましい密閉性が得られにくくなるとと
もに、車両用モールディング部材の重量が増大して軽量
化の目的が達成できなくなる。より好ましくは、シール
部40の保護層44の厚みは、50μm以上300μm以
下とされる。
【0021】車両用モールディング部材1の押し出し成
形部10を製造するには、上述したとおりの基層30を
構成するための未発泡の発泡ゴム材料、中間層32を構
成するための非発泡ゴム材料、及び表皮層34を構成す
るための非発泡ゴム系材料を、図3に示す所定の形状と
なるように、積層状に同時に押し出す。表皮層34にシ
ボ模様等の凹凸によって構成される立体的な意匠を施す
場合は、押出しと同時又は直後に表皮層34を構成する
ゴム系材料に押圧ローラ等を押しつけて、意匠を付与す
ることができる。また、シール部40は、トリム部20
と同時に押し出し成形することが好ましいが、成形され
たトリム部20の側面に押し出し成形しても良い。保護
層44を構成するための非発泡ゴム材料は、弾性部42
を構成するための未発泡の発泡ゴム材料と同時に押出し
成形することが、好ましい。
【0022】押し出し成形後に、各ゴム材料の加硫と、
基層30及び弾性部42の発泡とを行う。発泡は、少な
くとも加硫が完了する前に発泡が完了するように、加硫
の前又は加硫と同時期に行われる。積層された材料を加
熱して加硫するとともに発泡させることによって、車両
用モールディング部材1が得られる。積層された基層3
0と中間層32と表皮層34との各境界は、加硫による
架橋反応時に加硫接合によって結合される。また、表皮
層34を熱可塑性エラストマーで形成する場合、中間層
32と表皮層34とは、溶着によって結合される。基層
30の中間層32側の面において、発泡時に発生するガ
スは中間層32によって押さえられるため、中間層32
の表面が凹凸のない状態に保たれ、結果としてこの中間
層32の表面に積層された表皮層34が凹凸のない状態
で積層される。このため、表皮層34に凹凸が発生しな
いので、表皮層34の表面が平滑な場合は、平滑面を保
持させることができる。また、加硫の前に表皮層34の
表面にシボ等の立体模様を形成した場合は、形成された
立体模様が変化又は変形することがなく、所望の模様を
保持させることができる。また、中間層32と表皮層3
4との境界では、両層の各表面が平滑で、互いに密着す
るように形成されているため、結合面積が大きく、強固
な結合が形成されており、剥離しにくい。
【0023】また、シール部40の弾性部42を構成す
る未発泡の発泡ゴム材料を同時押し出し成形した場合
は、基層30の発泡、及び各層の加硫と同時に、弾性部
42の発泡及び弾性部42と保護層44の加硫接合とを
行うことができる。保護層44は、弾性部42の保護層
44側の面に、発泡で発生するガスによって加えられる
保護層44側に向かう力に対抗し、その外面は滑らかに
維持され、シール部40の耐摩耗性が向上される。
【0024】すなわち、基層を構成する未発泡の発泡ゴ
ム材料と、中間層を構成する非発泡ゴム材料と、意匠を
構成する表皮層とを、同時に積層状に押出し成形し、次
いで基層の発泡及び各層の架橋反応を行うことによっ
て、各層が強固に結合され、且つ所望の意匠を有する表
皮層が設けられている車両用モールディング部材を成形
することができる。この車両用モールディング部材1で
は、押出し成形部10の基層30の外面側に設けられた
中間層32によって、凹凸の発生が抑制され、中間層3
2の外面側が滑らかに形成され、その上に表皮層34が
設けられる。このため、表皮層34に基層30の発泡に
起因する凹凸が現れず、車両用モールディング部材の外
観が良好である。特に、表皮層34に立体的な意匠が施
される場合には、表皮層34に所望の意匠が、良好に付
与されている。
【0025】また、中間層32と保護層44とを同一材
料で構成することにより、1つの押出しダイを用いて、
中間層32と保護層44とを従来と同様のトリム部を構
成する基層30及びシール部40に積層状に押出すこと
ができる。このため、良好な意匠面を有するトリム部2
0を備えるとともに耐摩耗性に優れたシール部40を備
えた車両用モールディング部材を効率よく成形すること
ができる。
【0026】なお、基層の厚みが大きい部分では、発泡
ゴム材料の量が他の部分に比べて多いため、発泡時に発
生する単位面積当たりのガス量が多くなり、ガスの膨張
力も大きくなる。したがって、この部分の中間層を厚く
形成することにより、より大きくなっているガスの膨張
力に対抗して凹凸の発生を抑制することができる。した
がって、中間層の外側の面を滑らかに形成することがで
き、所望の意匠を有する表皮層を得ることができる。図
5に本発明の別の実施の形態に係る中間層の厚みが変化
されているウェザーストリップの押し出し成形部の断面
を示す。このウェザーストリップ51では、基層53の
厚みがより大きい部分53a,53bに、基層53の厚
みがより小さい部分の中間層55の厚みよりも、厚みが
大きい部分55a,55bが形成されている。このよう
に形成することにより、基層53の厚みがより大きく、
発泡時に発生するガス量がより多い部分53a,53b
でも、中間層55の厚みが大きい部分55a,55bに
よってガス圧に対抗することができるため、中間層55
の外側面に凹凸が現れることが良好に抑制される。した
がって、このような構成の車両用モールディング部材に
おいても、所望の意匠を有する表皮層57が車両用モー
ルディング部材の外面に確実に設けられる。
【0027】なお、本実施形態では、車両本体とドア部
との間に設けられるウェザーストリップについて説明し
たが、本発明は、種々の車両用モールディング部材につ
いて適用可能である。特に、意匠が付与される外面部分
を備える車両用モールディング部材に適用することが好
ましい。また、本実施形態のウェザーストリップ1は、
開閉機構がヒンジ式であるドア、又はスライド式である
ドアと車両本体との間のシーリングとして設けることが
できる。また、図2に示す実施形態では、トリム部20
の本体部分全体が微発泡ゴム材料から構成されている
が、本発明の実施は、このような形態に限定されるもの
ではない。例えば、本体部分のうち、U字状部分が微発
泡ゴム材料から構成されており、他の部分、例えば、保
持リップ24,26が硬質の非発泡ゴム材料やTPEか
ら成る構成であっても良い。また、本発明において、中
間層を構成する材料は、カーボンブラックを含有する非
発泡ゴム材料に限定されるものではない。基層の発泡時
に発生するガス圧に対抗することができ、表皮層側の面
に基層の発泡のガスに起因する凹凸が発生することを抑
制できる材料であれば使用可能である。また、トリム部
の構成は、基層、中間層、表皮層の三層が積層一体化さ
れた構成に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、基層と中間層の間、または中間層と表皮層との間に
他の層を介在させても良い。
【0028】すなわち、本発明に係る車両用モールディ
ング部材であって、発泡ゴム材料から構成される基層
と、表皮層と、この本体部分と表皮層との間に設けられ
る中間層とを備え、中間層が、基層成形時の発泡に起因
する凹凸によって表皮部に凹凸が形成されることを抑制
するものである。したがって、上記構成において、中間
層の表皮層側の面は、基層成形時の発泡に起因する凹凸
が低減されている構成であれば良く、非発泡材料中に基
層を構成する発泡ゴム材料由来の気泡が包含されていて
も良い。この構成によって、基層を発泡ゴム材料で形成
しても、基層の発泡に起因して表皮層による意匠が崩れ
ることが抑制されており、外観の良い車両用モールディ
ング部材となっている。好ましくは、車両用モールディ
ング部材の本体部分が微発泡ゴム材料から成る基層で形
成されており、この基層の外側の面を被覆するように、
非発泡ゴム材料から構成される中間層及び表皮層がこの
順で設けられる構成とされる。
【0029】
【発明の効果】本発明では、中間層によって基層の発泡
の際のガスに起因する凹凸が表皮層に及ぶことが抑制さ
れており、見栄えの良い車両用モールディング部材を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るドア用のウェザー
ストリップが車両に設けられているようすを示す模式図
である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るドア用のウェザー
ストリップの断面図である。
【図3】図2のウェザーストリップのトリム部の拡大断
面図である。
【図4】図2のウェザーストリップのシール部の拡大断
面図である。
【図5】本発明の別の実施の形態に係るドア用のウェザ
ーストリップの断面図である。
【符号の説明】
1,51 ウェザーストリップ 4 車体パネルの開口端部 6 車体パネル 8 ドア部 10 押し出し成形部 12 型成形部 20 トリム部 22 取り付け部 24,26 保持リップ 28 張出部 30,53 基層 32,55 中間層 34,57 表皮層 36 芯材 40 シール部 42 弾性部 44 保護層
フロントページの続き (72)発明者 宮代 哲行 愛知県大府市長根町四丁目1番地 東海興 業株式会社内 (72)発明者 矢野 慎太郎 愛知県大府市長根町四丁目1番地 東海興 業株式会社内 Fターム(参考) 3D201 AA26 CA01 DA09 DA10 DA23 EA04A FA05 4F100 AA37B AK64 AK73 AN00A AN00B AN00C BA03 BA07 BA10A BA10C DJ01A GB36 JA13A YY00A YY00B

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体パネルの開口端部に沿って取り付けら
    れる長尺な車両用モールディング部材であって、 前記モールディング部材は、モールディング部材が取り
    付けられる車体パネルの開口端部を覆うトリム部を構成
    する基層と、基層から外側に向けて中間層と、表皮層と
    がこの順に積層一体化されており、 基層は発泡ゴム材料から成り、中間層は非発泡ゴム材料
    から成り、表皮層は中間層とは異色の非発泡ゴム系材料
    から成ることを特徴とする車両用モールディング部材。
  2. 【請求項2】前記中間層は、カーボンブラックを含有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の車両用モールディ
    ング部材。
  3. 【請求項3】前記中間層は、その厚みが20μm以上で
    あることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用モ
    ールディング部材。
  4. 【請求項4】前記基層は、一部でその厚みが他の部分と
    異なっていて、基層の厚みが大きい部分に対応する中間
    層の厚みは、基層の他の部分に対応する中間層の厚みよ
    りも大きく形成されていることを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載の車両用モールディング部材。
  5. 【請求項5】前記基層は、その比重が0.8から1.0
    の範囲に形成されていることを特徴とする請求項1から
    4のいずれかに記載の車両用モールディング部材。
  6. 【請求項6】当該車両用モールディング部材は、前記基
    層よりも比重が小さく、且つ柔軟性に富む発泡ゴム材料
    から成り、車体パネルの他部材と接して弾性変形する弾
    性部を有するシール部を長手方向に沿って一体に備えて
    いることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
    の車両用モールディング部材。
  7. 【請求項7】前記シール部は、前記弾性部と、この弾性
    部を外側から覆う保護層とが積層一体化されて成り、前
    記保護層は前記中間層と同一の非発泡ゴム材料から成る
    ことを特徴とする請求項6に記載の車両用モールディン
    グ部材。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008221660A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Tokai Kogyo Co Ltd トリム材用の芯材及びその芯材の製造方法並びにその芯材の製造装置
JP2008254533A (ja) * 2007-04-03 2008-10-23 Tokai Kogyo Co Ltd トリム材及びその製造方法
JP2008265068A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Tokai Kogyo Co Ltd トリム材の製造方法及びトリム材の製造装置
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JP2022063927A (ja) * 2020-10-13 2022-04-25 豊田合成株式会社 ウェザストリップ

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