JP2003103721A - スチレン系樹脂積層発泡シート及びその成形容器 - Google Patents

スチレン系樹脂積層発泡シート及びその成形容器

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JP2003103721A
JP2003103721A JP2001303751A JP2001303751A JP2003103721A JP 2003103721 A JP2003103721 A JP 2003103721A JP 2001303751 A JP2001303751 A JP 2001303751A JP 2001303751 A JP2001303751 A JP 2001303751A JP 2003103721 A JP2003103721 A JP 2003103721A
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Koji Shimizu
浩司 清水
Tamotsu Hayakawa
保 早川
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】食品の湯戻し調理用容器等の成形に適し、成形
性を向上させ、容器の外観を向上させると共に、食品の
湯戻し調理時等の容器の内面の凹凸発生を抑え、落下衝
撃で割れない容器を得るためのスチレン系樹脂積層発泡
シート及びその成形容器を提供する。 【解決手段】スチレン系樹脂フィルムを積層したスチレ
ン系樹脂発泡シートのフィルム積層面および非積層面の
表面が、成形加熱により100μ以下のセル径よりなる
微細セルでが覆われているスチレン系樹脂積層発泡シー
ト、および該積層発泡シートのフィルム積層面を容器の
内面側となるように成形した容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、スチレン系樹脂積層発
泡シート、およびその成形容器に関する。更に詳しく
は、インスタント食品の湯戻し調理容器等の成形に適し
たスチレン系樹脂積層発泡シート、およびその成形容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】インスタント焼きそば等のインスタント
食品の湯戻し調理容器はスチレン系樹脂発泡シートにス
チレン系フィルムを積層したスチレン系樹脂積層発泡シ
ートを用い、フィルム積層面を容器の内面となるように
成形されている。従来のインスタント焼きそば等の容器
成形用スチレン系樹脂発泡シートは、容器形状が単調で
成形が容易である事、容器への中身食品を充填包装する
ラインへの適正、容器価格等の点より品質が設定されて
きた。この結果、容器の外表面が粗く、見栄えが良くな
い問題がある。又、容器内面は、フィルムを積層してい
るため、成形品での表面性は良好であるが、中身食品を
熱湯にて湯戻し調理する際、容器内面が熱にて発泡して
表面に凹凸が生じ見苦しいばかりか、食べた後の容器に
ソース等が多く付着して好ましくない問題がある。更
に、従来の焼きそば容器は被せ蓋を使用していたが、異
物の混入防止等の観点より、シール蓋を使用する様に変
わってきており、湯きり口でのシール剥離止め等の複雑
な形状を有する容器をも成形する必要が生じてきてお
り、従来の焼きそば容器成形用スチレン樹脂積層発泡シ
ートでは成形が出来ない問題が出てきた。
【0003】又、焼きそばの湯戻り性を改善するため、
麺を容器底部に接触させずに中空にする事が行われる様
になり、麺充填容器の落下割れが生じる問題も出てき
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、成形性を向
上させ、容器の外観を向上させると共に、食品の湯戻し
調理時等の容器の内面の凹凸発生を抑え、落下衝撃で割
れない容器を得るためのスチレン系樹脂積層発泡シート
及びその成形容器を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、スチレン
系樹脂積層発泡シートのセル形状に着目して検討し、ス
チレン系樹脂発泡シートのフィルム積層面並びに非積層
面の表面が成形時の加熱で発生する微細セルで覆われて
いる事が重要である事を見出し、本発明に到達した。
【0006】即ち、本発明は、 1)スチレン系樹脂発泡シートの片面にスチレン系樹脂
フィルムを積層したスチレン系樹脂積層発泡シートであ
って、スチレン系樹脂発泡シートのフィルム積層面およ
び非積層面の表面に、成形加熱によりセル径100μ以
下の微細セル層を形成することを特徴とする成形用スチ
レン系樹脂積層発泡シート(請求項1)、 2)スチレン系樹脂積層発泡シートのフィルム積層面お
よび非積層面のスチレン系樹脂発泡シートの表面に、成
形加熱によりセル径10μ以下の微細セルを中心とする
層を形成することを特徴とする請求項1記載の成形用ス
チレン系樹脂積層発泡シート(請求項2)、 3)スチレン系樹脂積層発泡シートのフィルム積層面下
のスチレン系樹脂発泡シートの表面および非積層面に、
成形加熱によりセル径100μm以下の微細セルを主体
とする層が形成され、フィルム積層面の表面に形成され
た層の厚みが微細セル5個以上積み重ねた厚みを有し、
非積層面の表面に形成された層の厚みが該微細セル2個
以上積み重ねた厚みを有することを特徴とする請求項1
または2記載のスチレン系樹脂積層発泡シート(請求項
3)、 4)積層するスチレン系樹脂フィルムの厚みが70〜2
00μmである請求項1〜3項記載のスチレン系樹脂積
層発泡シート(請求項4)、 5)スチレン系樹脂発泡シートの表面にスチレン系樹脂
フィルムを積層したスチレン系樹脂積層発泡シートをフ
ィルム積層面を容器の内側になる様に成形した容器であ
って、スチレン系樹脂発泡シートのフィルム積層面およ
び非積層面の表面の80%以上が、セル径100μ以下
の微細セル層で覆われている容器(請求項5)、 6)スチレン系樹脂発泡シートの片面にスチレン系樹脂
フィルムを積層したスチレン系樹脂積層発泡シートをフ
ィルム積層面を容器の内側になる様に成形した容器であ
って、スチレン系樹脂発泡シートのフィルム積層面およ
び非積層面の表面に、セル径100μ以下の微細セルを
主体とする層が形成された請求項5記載の容器(請求項
6)、 7)積層されたスチレン系樹脂フィルムの厚みが70〜
200μmである請求項5または6項記載の容器(請求
項7)、 8)スチレン系樹脂積層発泡シートのフィルム積層面お
よび非積層面に、セル径100μm以下の微細セルを主
体とする層が形成されており、フィルム積層面の微細セ
ルを主体とする層が微細セル5個以上積み重ねた厚みを
有し、非積層面の表面に形成された微細セルを主体とす
る層が該微細セル2個以上積み重ねた厚みを有する請求
項5、6または7記載の容器(請求項8)、 9)スチレン系樹脂発泡シートのフィルム積層面並びに
非積層面の表面に存在するセル形100μ以下の微細セ
ルが、成形時の加熱にて発生する事を特徴とする請求項
5〜8項記載の成形容器(請求項9)、および 10)インスタント食品の湯戻し調理容器である請求項
5〜9いずれかに記載の容器(請求項10)、に関す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のスチレン系樹脂発泡シー
トに用いるスチレン系樹脂としては、スチレンモノマー
の単独重合樹脂、スチレンと共重合可能なモノマーとの
ランダム又はブロック共重合樹脂、及びこれらの混合樹
脂、並びにこれら樹脂と混合可能な樹脂、例えば、ポリ
フェニレンオキサイド等との混合樹脂等があげられる。
【0008】これら樹脂を押出機内でプロパン、ブタ
ン、ペンタン等の物理的発泡剤、又は重曹−クエン酸等
の化学発泡剤と溶融混合後、サーキュラーダイ等より押
出発泡させて発泡シートを得る。押出発泡時の発泡シー
ト表面は、ダイからの押出時樹脂温度、ダイリップ間隙
等の調整、発泡剤の選定、及び、ダイから出た直後の発
泡シートの表面をエアーリングで急冷する等の操作でセ
ルの発生を抑制する。得られた発泡シート上には、例え
ば2〜3週間の養生後、T−ダイより押出されたスチレ
ン系樹脂フィルムを積層する。押出し積層するスチレン
系樹脂フィルムに用いられるスチレン系樹脂は、発泡シ
ートと同一樹脂を使用しても良いし、異種の樹脂を使用
しても良い。積層するスチレン系樹脂フィルムの厚みは
70〜200μmが好ましい。70μm未満で薄いと、
容器内面が麺で傷が付きやすく、200μmを越える厚
みは効果に比して、コスト的な問題がある。
【0009】スチレン系樹脂フィルムを積層する際、押
出フィルム樹脂温度の制御およびフィルム積層後のシー
ト表面冷却を強め、フィルム積層時にフィルム積層面下
の発泡シート表面に微細セルが発生しないようにする。
押出発泡シート化時又はフィルム積層時に発泡シートに
微細セルが発生した物は、フィルム積層面下ではラミ剥
離が起こる問題の他、熱湯での表面凹凸化が起こる。
又、フィルム非ラミ面では、微細セルが成形時の加熱で
発泡して表面性が低下し、成形性も悪化して好ましくな
い。
【0010】この様にして得られたスチレン系樹脂積層
発泡シートは、成形容器の内面側にフィルム積層面がな
る様に成形機にセットし、成形機の加熱炉で加熱(成形
加熱)して加熱前のシート厚みに対し、1.5〜3.0
倍、好ましくは1.8〜2.2倍程度まで二次発泡させ
て成形に使用するが、成形できる加熱条件範囲であれば
この限りではない。
【0011】本発明のスチレン系樹脂発泡シートは、上
記二次発泡時に、発泡シート表面に微細セルが発生する
ものであるが、その微細セル発生のメカニズムとして、
押出発泡シート化時の急冷等の処理で発泡セル化が抑え
られていた発泡シート表面の発泡核が、成形加熱時に発
泡して100μm以下の微細セルが発生すると推定され
る。100μm以下の微細セルの発生量は押出発泡シー
ト化時のセル発生抑制度合いが強い程発生しやすく、
又、成形加熱時において、成形加熱条件が高温・長時間
である程発生しやすい。
【0012】100μm以下の微細セルの発生量は、フ
ィルム積層面及び非積層面ともスチレン系樹脂発泡シー
トの表面を80%以上覆う程度が必要で、好ましくは表
面に100μm以下の微細セルを主体とする層が形成さ
れている事であり、特にフィルム積層面下では、このよ
うな100μm以下の微細セルを中心とする層が微細セ
ルを5層以上積み重ねた厚みを有することが好まく、非
積層面では、微細セルを中心とする層が微細セルを2層
以上積み重ねた厚みを有することが好ましい。微細セル
層の厚みを、微細セルを例えば、20層以上積み重ねた
厚みまで厚くする事は、押出発泡シート化時の発泡セル
化を抑える条件の調整で可能であるが、発生を抑制する
条件を強めると押出発泡シート化がしにくくなる問題が
あり、押出機の能力等から適当な厚みを選定する事が望
ましい。
【0013】フィルム積層面下のスチレン系樹脂発泡シ
ートの表面は、中身食品の熱湯での湯戻し調理の際、加
熱されて発泡するが、微細セルで覆われていると微細セ
ルが発泡してもフィルム表面に小さな凹凸差しか生じ難
いない。しかし、微細セルが表面になく大きなセルが表
面に出ている時は、加熱による発泡で表面凹凸差が大き
くなる。従って、フィルム積層面下のスチレン系樹脂発
泡シートの表面はセル径100μm以下の微細セルで実
質的に覆われている(被覆率として、少なくとも80%
以上)事が必要である。スチレン系樹脂発泡シートの表
面に100μm以下の微細セルを主体とする層が形成さ
れている事が好ましく、該微細セルを主体とする層が厚
くなる程微細セル層の断熱効果で大きなセルの加熱が抑
えられ、発泡しないため、より表面の凹凸差が出にくく
なるため、微細セルを中心とする層が微細セルを5層以
上積み重ねた厚みを有することが望ましい。
【0014】フィルム非積層表面も80%以上がセル径
100μm以下の微細セルで覆われていることが必要で
あり、100μm以下の微細セルを主体とする層が形成
されていることが好ましい。また、微細セル層の厚みが
微細セルを2層以上積み重ねた厚みを有することが更に
好ましい。微細セル層が表面を覆う事により、発泡シー
トの表面が平滑で美麗になる。又、微細セルで覆われて
いない場合、シート剥離止めの付いた複雑な形状を有す
る容器を成形した場合、突出したシート剥離止め部に成
形伸び不良等か発生するが、微細セルで覆われている場
合、成形不良が発生しない。従来、表面セルを小さくす
ると成形性が低下するとされていたのに対し、成形時の
加熱により微細セルを発生させた本発明発泡シートの成
形伸びが良くなる原因は明確でないが、押出シート化時
に表面の発泡を抑制した事により、発泡シートの極表面
層の発泡倍率が低く抑えられている為と推定される。
【0015】本発明でフィルム非積層面としている面に
は、本発明の構成に反しない範囲で、容器の装飾等とし
て印刷したフィルムを積層しても良い。
【0016】得られた成形容器に中身食品が底部に接触
せず中空に止まる様に充填し、床への落下テストを行っ
た結果、発泡シートの表面に微細セルが存在しない容器
は、中身食品側から容易に割れるのに対し、フィルム積
層面及び非積層面に微細セルが存在する発泡シートの場
合、微細セル層が、フィルム積層面にあっては中身食品
の落下衝撃を、フィルム非積層面にあっては床との衝突
衝撃を緩和し、割れを防止する様であり、フィルム積層
面側と非積層面側の微細セルの総発生量が多い程割れ難
くなる。
【0017】
【実施例】以下に具体的な実施例を掲げ発明の詳細を説
明する。 実施例1〜3,比較例1〜3 ポリスチレン樹脂(A&M社製685)、及び造核剤と
してのタルクとを、押出機内で溶融・混合した。これに
発泡剤としてiso−ブタン85%組成のブタンを使用
し、サーキュラーダイより押出し発泡シート化した。サ
ーキュラーダイより押し出した直後のシート両表面をダ
イ形状に合わせ作成したリップ間隙1mmの環状のエア
ーリング装置より30℃の空気を吹き付け急冷却した。
この際、エアーリング量を変える事により、表1に示す
如く成形時加熱により発生する微細セル状態を変えた発
泡シートを作成した。発泡シート目付は250g/m2
に固定し、厚みは2.0mmになるようにブタン添加量
を調整した。
【0018】得られた各発泡シートは巻反で3週間の養
生後、発泡シートの表面上に樹脂温度230℃のハイイ
ンパクトスチレン樹脂(A&M社製475D)をT−ダ
イで押し出し、135μmフィルムとして積層した。こ
のフィルム積層発泡シートは、フィルム積層面が容器の
内面側になるように成形機(浅野研究所製FLC)に掛
け、シート厚みが4.2〜4.3mmになるように加熱
・発泡させ、シール剥離止めが付いた角型の市販焼きぞ
は(東洋水産製)類似形状容器(縦17cm×横17c
m×深さ6cm)を成形した。
【0019】シール剥離止めの突起部外面の割れ状況で
成形性を、加熱・発泡させたシート及びそれから得られ
た成形体の側壁部からシートサンプルを切り出し、その
断面を25〜50倍の電子顕微鏡で観察し、微細セル発
生状態を評価した。又、成形体容器には500ccの沸
騰水を入れ5分間放置後、熱水を捨てた後の容器内面の
荒れ状態を観察した。
【0020】更に、容器落下割れは、成形容器に底面か
ら5mm浮き上がった状態で入り、且つ、重量を即席焼
きそば麺に合わせた模擬型を入れた物を段ボール箱に6
個×2段詰めにして入れ、更にこの段ボール箱上に段ボ
ール箱と同一重量の盤状おもりを積み、段ボール箱の下
面が50cmの高さになる位置からコンクリト床に水平
に落下させた。この操作を3回行い、計36個の容器の
割れ数を測定した。得られた結果を表−1に示す。
【0021】表記の如く、発泡シートの押出し時にフィ
ルム積層面側の発泡シート表面にエアリングを3.8m
3/min以上吹き付けた実施例1〜3は、成形時の加
熱でフィルム積層面下の発泡シート表面にセル径100
μm以下の微細セルが発生し、表面を覆い、容器に沸騰
水を入れて処理しても表面荒れが少ない事がわかる。他
方、エアリング量が3.2m3/minである比較例
2,3は、発泡シート表面に微細セルの発生が少なく、
沸騰水での表面荒れも激しい。同様に、フィルム非積層
面側の発泡シート表面のエアリング量が3.5m3/m
in以上である実施例1〜3は、成形加熱で表面を覆う
微細セルが発生し、成形伸び、外観表面性が、エアリン
グ量2.3m3/minの比較例1,3より明らかに良
い。
【0022】成形容器の落下割れは、発泡シート表面に
微細セルが発生する程割れにくくなっており、フィルム
積層面及び非積層面がむ微細セルで覆われている実施例
1〜3は殆ど割れなくなっている。
【0023】参考として実施例3の成形容器の断面セル
写真(図1および2)を示す。フィルム積層面下には1
00μm以下の微細セルを中心とする層が、微細セル5
層以上積み重ねた平均厚みで存在している。又、フィル
ム非積層面には微細セル層が平均2〜3層の厚みで存在
する事が判る。
【0024】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例3の成形容器の側部断面セル構
造を示す電子顕微鏡による写真(デジタル写真)であ
る。
【図2】図1の写真の階調を反転させたデジタル写真で
ある。
フロントページの続き Fターム(参考) 3E086 AA21 AD02 BA04 BA15 BA16 BB41 BB85 BB90 DA08 4F100 AK12A AK12B BA02 BA43A DA01 DJ01A GB16 JK10 JK11 JK14 YY00 YY00A

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン系樹脂発泡シートの片面にスチ
    レン系樹脂フィルムを積層したスチレン系樹脂積層発泡
    シートであって、スチレン系樹脂発泡シートのフィルム
    積層面および非積層面の表面に、成形加熱によりセル径
    100μ以下の微細セルが発生し、シート表面の80%
    以上が該微細セルで覆われることを特徴とする成形用ス
    チレン系樹脂積層発泡シート。
  2. 【請求項2】 スチレン系樹脂積層発泡シートのフィル
    ム積層面および非積層面のスチレン系樹脂発泡シートの
    表面に、成形加熱によりセル径100μ以下の微細セル
    を主体とする層を形成することを特徴とする請求項1記
    載の成形用スチレン系樹脂積層発泡シート。
  3. 【請求項3】 スチレン系樹脂積層発泡シートのフィル
    ム積層面下のスチレン系樹脂発泡シートの表面および非
    積層面に、成形加熱によりセル径100μm以下の微細
    セルを主体とする層が形成され、フィルム積層面の表面
    に形成された層の厚みが微細セル5個以上積み重ねた厚
    みを有し、非積層面の表面に形成された層の厚みが該微
    細セル2個以上積み重ねた厚みを有することを特徴とす
    る請求項1または2記載のスチレン系樹脂積層発泡シー
    ト。
  4. 【請求項4】 積層するスチレン系樹脂フィルムの厚み
    が70〜200μmである請求項1〜3項記載のスチレ
    ン系樹脂積層発泡シート。
  5. 【請求項5】 スチレン系樹脂発泡シートの表面にスチ
    レン系樹脂フィルムを積層したスチレン系樹脂積層発泡
    シートをフィルム積層面を容器の内側になる様に成形し
    た容器であって、スチレン系樹脂発泡シートのフィルム
    積層面および非積層面の表面の80%以上が、セル径1
    00μ以下の微細セル層で覆われている容器。
  6. 【請求項6】 スチレン系樹脂発泡シートの片面にスチ
    レン系樹脂フィルムを積層したスチレン系樹脂積層発泡
    シートをフィルム積層面を容器の内側になる様に成形し
    た容器であって、スチレン系樹脂発泡シートのフィルム
    積層面および非積層面の表面に、セル径100μ以下の
    微細セルを主体とする層が形成された請求項5記載の容
    器。
  7. 【請求項7】 積層されたスチレン系樹脂フィルムの厚
    みが70〜200μmである請求項5または6項記載の
    容器。
  8. 【請求項8】 スチレン系樹脂積層発泡シートのフィル
    ム積層面および非積層面に、セル径100μm以下の微
    細セルを主体とする層が形成されており、フィルム積層
    面の微細セルを主体とする層が微細セル5個以上積み重
    ねた厚みを有し、非積層面の表面に形成された微細セル
    を主体とする層が該微細セル2個以上積み重ねた厚みを
    有する請求項5、6または7記載の容器。
  9. 【請求項9】 スチレン系樹脂発泡シートのフィルム積
    層面並びに非積層面の表面に存在するセル形100μ以
    下の微細セルが、成形時の加熱にて発生する事を特徴と
    する請求項5〜8項記載の容器。
  10. 【請求項10】 インスタント食品の湯戻し調理容器で
    ある請求項5〜9いずれかに記載の容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005041516A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Kaneka Corp スチレン系樹脂発泡シート、成形容器およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005041516A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Kaneka Corp スチレン系樹脂発泡シート、成形容器およびその製造方法

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