JP2003102775A - 水硬化性固定材 - Google Patents

水硬化性固定材

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JP2003102775A JP2001299812A JP2001299812A JP2003102775A JP 2003102775 A JP2003102775 A JP 2003102775A JP 2001299812 A JP2001299812 A JP 2001299812A JP 2001299812 A JP2001299812 A JP 2001299812A JP 2003102775 A JP2003102775 A JP 2003102775A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 骨折等した患部に巻回、適用して固定する際
に、複雑な患部に対しても充分な時間をとって適用する
ことができる水硬化性固定材を得るようにする。 【解決手段】 基材に水硬化性ウレタンプレポリマ−組
成物を保持させた固定材をそのまま患部に適用する。適
用には充分な時間をとることができ、適用が終った後に
固定材の外方から水を供給してウレタンプレポリマ−を
急速に硬化させ充分な強度を得る。上記固定材の基材は
1cm当たり15〜33個の開口を有し、かつ開口率
を14〜35%とした軟質性のものとする。この基材を
ポリオ−ルとポリイソシアネ−トとからなるポリウレタ
ンプレポリマ−、触媒を含む水硬化性ポリウレタンプレ
ポリマ−組成物で被覆する。このポリウレタン樹脂組成
物中には上記ポリオ−ルのエチレンオキサイド成分を1
2wt%以上含有させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は外科、整形外科分野にお
いて患部を固定して治療するために用いる水硬化性固定
材に関する。
【0002】
【従来の技術】水硬化性ポリウレタンプレポリマー組成
物をテープ状又はシート状の基材に塗布し、湿気不透過
性の容器に密封して販売されている水硬化性固定材は、
使用時に水に浸漬してから患部に適用すると、短時間の
うちに硬化して患部を固定することができ、充分な強度
が得られるので、使用する際に特別な装置を必要とする
こともないし、汚染や悪臭も無い。更に患者にとっても
短時間で固定が可能であり、通気性もよくX線撮影も可
能なことからギブス包帯に代って広く用いられるように
なっている。
【0003】こうした水硬化性固定材に用いられるポリ
ウレタンプレポリマー組成物は、水に接触すると硬化反
応を開始し、患部への適用操作後に柔軟な水硬化性固定
材は徐々に硬くなり、さらに硬化反応が進行すると多少
の負荷が加わっても変形しない強度となり、反応が完結
すると強度の高い固定材となる。整形外科用の水硬化性
固定材は適用後に早期に硬化することが必要とされるた
め、水硬化性のポリウレタンプレポリマー組成物は水分
に対して高い活性が求められる。
【0004】この水硬化性固定材を水に浸漬してから患
部へ装着する過程には、 (1)水分と接触させた水硬化性固定材を患部に適用す
る過程(以下この時間帯を可使時間という)。 (2)水硬化性固定材を患部に適合するように部分的に
修整する、いわゆるモデリングする過程 (以下この時
間帯をモデリング時間という)。 (3)モデリングが終了した水硬化性固定材の硬化が進
行し、荷重を加えても変形を起こさなくなるまでの過程
(以下この時間帯を加重負荷可能時間という)。 (4)水硬化性固定材の硬化が更に進行して完全な硬化
状態になるまでの過程。がある。
【0005】これらの各過程における水硬化性固定材の
強度と時間との関係を考察すると、(1)の過程は患部
に水硬化性固定材を適用する作業であり、特に複雑な形
状を有する部位に適用するような場合にはある程度の時
間を必要とする。この過程で水硬化性ポリウレタンプレ
ポリマー組成物の硬化が速く進み過ぎてしまうと、所定
の位置に適切に適用することができないから、適用する
のに必要な時間帯は水硬化性固定材の強度ができるだけ
低く保たれていることが望ましい。次に(2)のモデリ
ングの過程においては、(1)の過程でほぼ適正な位置
に適用された水硬化性固定材を患部に合わせて部分的に
修整するもので、水硬化性固定材の強度がいつまでも低
い値に保たれていると、修整するために水硬化性固定材
に力を加えて正確な形にモデリングを行っても、その力
を除くと水硬化性固定材の復元力や体の弾力性等によっ
て修整前の形に戻ってしまい、最終的なモデリングに時
間と手間がかかりすぎるから、モデリングの過程におい
て水硬化性固定材の強度は次第に増加していくことが望
ましい。上記(3)の過程においては、モデリングが終
了した水硬化性固定材は患部に対して全体にわたって適
正な位置にあるから、水硬化性固定材が硬化して通常の
荷重を加えても変形しない状態になるまでは患部を動か
ないように保持しておく必要がある。したがって水硬化
性固定材の強度はできるだけ速く増加することが望まし
い(以下ここまでの硬化の立ち上がりを初期硬化性とい
う)。更に(4)の過程においては患者及び医師の拘束
時間を短くするために、充分に硬化し、かつ硬化した固
定材の強度ができるだけ高い値に達することが望まし
い。すなわち、上記(1)〜(4)の過程を通じて水硬
化性固定材の強度は、患部に適用している操作期間中は
低い値に保たれており、モデリング時間に入って速やか
に増加し、その後も増加し続けて硬化し、最終的に高い
値に達するような硬化反応特性を有することが望まし
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来多く提案されてい
る水硬化性固定材は、上記したように使用時に水に浸漬
して充分に水を保持させ、患部に巻回、適用するもので
あり、上述のようにモデリング過程後のポリウレタンプ
レポリマー組成物の硬化性を速める必要があるが、そう
すると患部に適用中にも硬化がどんどん進行して可使時
間が短くなり、複雑な患部に対して充分な時間をとって
適用することができにくいという欠点がある。
【0007】本発明は複雑な形状の患部にも充分な可使
時間をもって適用することができ、かつモデリング過程
に入ったらその硬化性を速めて、使用し易く、かつ充分
な強度の得られる水硬化性固定材を提供しようとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材に水硬化
性ウレタンプレポリマー組成物を保持させた固定材をそ
のまま患部に適用し、適用が終った後に固定材の外方か
ら水を供給してウレタンプレポリマーを急速に硬化させ
充分な強度を得るようにする。このとき固定材の基材は
1cm当り15〜33個の開口を有し、かつ開口率を1
4〜35%とした柔軟性のものとし、これをポリオール
とポリイソシアネートとからなるポリウレタンプレポリ
マー、触媒を含む水硬化性ポリウレタンプレポリマー組
成物で被覆する。そして、上記ポリオールのエチレンオ
キサイド成分をポリウレタン樹脂組成物中に少なくとも
12wt%以上含有させている。
【0009】固定材を患部に適用した後に供給する水分
は、水単独でもよいが、水に界面活性剤を含ませたもの
を使用すると固定材に水分が均一的に行き渡り硬化を速
めることができる。また、上記水分は患部に適用した固
定材に噴霧することによって供給するようにするとよい
ことが多い。
【0010】上記モデリング過程に入った後の硬化性を
速めるため、ポリウレタンプレポリマー組成物が適度に
発熱することが望ましい。そのために、ポリウレタンプ
レポリマー組成物中に水に接触すると発熱する化合物を
更に添加することができる。これによって、患部に適用
された固定材に水を供給してモデリング作業を行うと、
固定材の最外層において発熱する化合物と水との接触が
更に起り易くなり、最外層から内層に向けて熱を供給す
るので、硬化をより促進するようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】水硬化性固定材の基材には、柔軟
であって、低水分率で引張強度が高く、ポリウレタンプ
レポリマー組成物に非反応性でかつ濡れやすい素材から
作られた編物、織物、不織布等を使用することができ
る。例えば、ガラス繊維、アラミド繊維、ポリエステル
繊維、ポリオレフィン繊維、ポリアミド繊維、ポリアク
リル繊維、レーヨン繊維、綿繊維等を用いた編物、織
物、不織布がある。特にガラス繊維、ポリエステル繊維
の集合体(糸)を用いてラッシェル編みしたものがよ
く、厚さは約0.08〜5mm程度にするとよい。この基材
は、1cm当り約15〜33個の開口を有し、かつ開口
率を約14〜35%のものとするとよい。1cm当り開
口数34個以上で開口率が14%未満の開口では噴霧等
した水の浸透性が低くなり、開口数が14個以下で開口
率が35%を超える開口では噴霧等した水が保持されず
流れ出てしまうため、いずれもウレタンプレポリマー組
成物を充分に硬化させ難くなる。上記開口率は基材の拡
大写真を撮り、一定範囲内における空隙が占める面積の
割合であって、写真を画像認識して機械的に求めること
ができる。
【0012】ポリウレタンプレポリマーは、ポリオール
とポリイソシアネートとを反応させて得られる末端にイ
ソシアネート基を有するものである。上記ポリオールと
しては、ポリエチレングリコール(PEG)、エチレン
オキサイドとプロピレンオキサイドのランダムまたはブ
ロック共重合体などを用いる。このポリオールの数平均
分子量としては約200〜4000程度のものが望まし
い。分子量200以下では剛性が大きく、硬くて脆い性
質となり、分子量4000以上では剛性が小さく固定材
としての強度が不足することがある。また、これらのポ
リオールと共に公知のポリオールも用いることができ、
例えばポリプロピレングリコール(PPG)、ビスフェ
ノール系ジオール(BP、BPE)などを適宜混合して
用いることができる。上記ポリオールのエチレンオキサ
イド成分はポリウレタンプレポリマー組成物中に約12
wt%以上含有することが必要であり、好ましくは約18w
t%以上含有するとよい。
【0013】上記ポリイソシアネートには、従来公知の
ポリイソシアネートを使用することができ、例えば4,
4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4'−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェ
ニルポリイソシアネート等(MDI)、p−フェニレン
ジイソシアネート及びこれらのカルボジイミド変性ポリ
イソシアネートなどがあり、これらは単独または2種以
上組合せて使用することができる。好ましくは、4,4'
−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4'−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、及びこれらのカルボジイ
ミド変性ポリイソシアネートを用いるとよい。
【0014】末端にイソシアネート基を有するポリウレ
タンプレポリマーを得るための、ポリオールとポリイソ
シアネートとの配合比率は、通常ポリオール1当量当り
ポリイソシアネート2〜5当量、好ましくは2.5〜5当
量にする。両者の反応は、通常約30〜100℃、好ま
しくは約50〜80℃で加熱攪拌することで達成され
る。ポリウレタンプレポリマーの粘度は、通常室温23
℃で約10〜50Pa・s、好ましくは約15〜40Pa・s
にするとよい。
【0015】触媒としては、貯蔵安定性に優れたものを
選択使用するとよく、従来からよく知られているものと
して、ジモルホリノジエチルエーテル、ビス(2,6−ジ
メチルモルホリノ)ジエチルエーテル、置換モルホリノ
ジエチルエーテル類などがあり、これらを単独または2
種以上混合して用いることができる。水硬化性固定材を
患部に適用後、水を噴霧して硬化させる場合、上記触媒
の使用量は、ポリウレタンプレポリマー組成物の後記ゲ
ルタイムが70秒以下となるようにするとよく、そのた
めに組成物中に約1.3〜6wt%の量を含有させることが
好ましい。触媒量が1.3wt%以下では上記した初期硬化
性において水噴霧後の硬化性が十分上がらず、触媒量が
4wt%を超えて6wt%迄は触媒量4wt%の初期硬化性と変
わらず6wt%を超えると初期硬化性は低下する。
【0016】ポリウレタンプレポリマー組成物中に含有
させる、水に接触(溶解)すると発熱する化合物として
は種々のものが使用でき、例えば、塩化カルシウムや塩
化マグネシウムなどの金属の塩化物、酸化カルシウムや
酸化亜鉛などの金属の酸化物、硫酸カルシウムや硫酸マ
グネシウムなどの金属の硫酸化物、シリカなどを使用す
ることができる。
【0017】ポリウレタンプレポリマー組成物中には適
宜安定剤を含有させるとよく、こうした安定剤としては
公知のベンゾイルクロライド、メタンスルホン酸、p-ト
ルエンスルホン酸などを使用することができる。これら
の安定剤も単独または2種以上混合して用いることがで
きる。安定剤の使用量は触媒の使用量によって異なる
が、通常ポリウレタンプレポリマー組成物の約0.005〜1
wt%、好ましくは約0.01〜0.5wt%である。0.005wt%よ
り少ない量では安定化効果がなく、1wt%より多いと触
媒の活性が損なわれるおそれがある。
【0018】本発明のポリウレタンプレポリマー組成物
にはさらに、必要に応じて消泡剤、酸化防止剤、粘度調
整剤、粘着力抑制剤、紫外線吸収剤、顔料や染料などの
着色剤、炭酸カルシウム、二酸化チタン、カーボンブラ
ック、クレイ等の充填剤などの各種添加剤を使用するこ
とができる。
【0019】水硬化性固定材に噴霧等によって供給する
水は上記水硬化性固定材に対して約20〜60g/m
度、好ましくは約40〜50g/m程度の少量を供給す
ることによって硬化させることができる。また、上記供
給する水には界面活性剤を加えることが好ましい。界面
活性剤としては、非イオン系、アニオン系、カチオン
系、両性系界面活性剤のいずれも使用可能であるが、皮
膚刺激性の低いものが望ましい。具体的な噴霧の方法と
しては、上記界面活性剤を含み若しくは含まない水を充
填した噴霧器またはエアゾール容器などによって上記所
定量を噴霧するとよい。
【0020】ポリウレタンプレポリマー組成物の調製に
あたっては、ポリオールとポリイソシアネートとから得
られたポリウレタンプレポリマーに、上記触媒、安定
剤、各種添加剤を加えればよいが、上記ポリウレタンプ
レポリマーを製造する際にポリオール、ポリイソシアネ
ートと共に、あらかじめ触媒、安定剤、塩化カルシウ
ム、各種添加剤の一部または全量を加えておいてもよ
い。また、塩化カルシウムは、基布にポリウレタンプレ
ポリマーを塗布後に振りかけて付着させるようにするこ
ともできる。
【0021】上記基材にポリウレタンプレポリマー組成
物を被覆して水硬化性固定材を製造する方法は、従来公
知の方法でよく、例えば低湿度に調整された室内でポリ
ウレタンプレポリマー組成物をロールによって基材に塗
布する方法を用いることができる。得られた水硬化性固
定材は、湿気を遮断できる容器内に密封して保存すると
よい。
【0022】この水硬化性固定材を使用する場合、密封
容器を開封して固定材を取出し、この固定材をそのまま
患部に巻回等して適用する。このとき固定材には未だ水
分が与えられていないので、大気中の湿気によって僅か
に硬化が進むことはあっても、本格的な硬化は始まって
いないから、複雑な形状等の患部に対しても充分な時間
をとって確実に適用することができる。こうして患部に
適用後、固定材の表面に水を噴霧して水分を与えれば、
ポリウレタンプレポリマーは反応を開始して硬化が始ま
り、塩化カルシウム等の発熱材料が含有されている場合
には更に発熱も加わって反応が促進される。この硬化の
進行と共にモデリングを行って患部に合わせるように修
正を行い、更に硬化を進めると患部を確実に固定するこ
とができる。
【0023】水硬化性固定材の硬化の過程は、次のよう
に考えられる。すなわちポリウレタンプレポリマー中の
ポリオール成分であるポリエチレングリコールは、強い
親水性を持っているため、固定材を患部に適用した後に
外方から水を噴霧すると、水分がポリウレタンプレポリ
マー組成物中に速やかに浸透してイソシアネート基との
反応が起こる。このとき噴霧する水の中に界面活性剤を
含ませると、水硬化性固定材への浸透性が増し、より均
等に水が行き渡る。また、この水の浸透性は前述の基材
の開口数及び開口率とも関連し、基材の1cm当りの開
口数が14〜34個、開口率が13〜35%の範囲内に
おいて良好な結果が得られる。好ましくは開口数が15
〜33個、開口率が14〜33%であり、より好ましく
は開口数が20〜25個、開口率が18〜27%であ
る。
【0024】水が浸透し固定材に有効に保持されている
と、ポリウレタンプレポリマー組成物中の触媒が水とイ
ソシアネートとの反応を促進して硬化を進める。水とイ
ソシアネートとの反応による反応熱によって温度が上昇
し、反応速度は更に促進され短時間の内に外層から患部
側の内層に向って硬化していく。そして、固定材の最も
患部側(内側)まで水が到達する割合が小さいため患部
側での発熱は小さくなる。
【0025】噴霧法によって固化させる場合、ポリプロ
ピレングリコールを使用したポリウレタンプレポリマー
では親水性が低く、水の浸透性が小さいため実用に適す
る程の短い時間で所望の強度が得難い。また、良好な水
の浸透性を得るためには、少なくともポリオールとして
のエチレンオキサイド成分がポリウレタンプレポリマー
組成物中に12wt%以上含有するようにし、好ましくは
18wt%以上含有するようにする。こうしたポリウレタ
ンプレポリマーは親水性が高いため反応熱を発しながら
反応が早期に完結する。また、上記の初期硬化性を上げ
るためには、水の浸透性と共に触媒の添加量も関係して
おりこの触媒の使用量は、そのゲルタイムが70秒以下
となるようポリウレタンプレポリマー組成物中に添加す
ることが好ましい。
【0026】
【実施例】本発明の実施例、比較例を挙げて更に説明す
る。実施例、比較例のポリウレタンプレポリマー組成物
に使用される原料は図1に、配合処方は図2及び図3に記
載した。またこの配合処方で得られたポリウレタンプレ
ポリマー組成物の物性と、基材に塗布した水硬化性固定
材の評価を下記する項目について行った。
【0027】ポリウレタンプレポリマー組成物の調整
は、全ての実施例及び比較例とも、窒素ガスで置換した
反応容器にポリオール成分、消泡剤を仕込み、80〜1
00℃にて水分を除き安定剤の一部を加え、その後ポリ
イソシアネート成分を加えて70〜80℃で約3時間撹
拌を行う。更に触媒と残りの安定剤を加え、一時間撹拌
し、ポリウレタンプレポリマー組成物を得た。このポリ
ウレタンプレポリマー組成物は、窒素ガスで置換した密
閉容器に封入した。
【0028】水硬化性固定材の作製は、全実施例及び比
較例ともに基材に塗布して作製した。基材にはガラス繊
維で開口数(メッシュサイズ)1cm当り23個・開口
率22%の条件のもの、及び開口数同31個・開口率1
5%の条件のもので幅100mmにラッシェル編みし、さ
らにヒートクリーニングを行ったテープ状基材を使用し
た。また比較例の一つにポリエステル繊維を開口数同1
2個・開口率40%の条件でラッシェル編みし、ヒート
セットを行ったテープ状基材を用いた。この基材へのポ
リウレタンプレポリマー組成物の塗布は、ロールコータ
ー方式でポリウレタンプレポリマー組成物をガラス基材
の場合平均220g/m2、ポリエステル基材の場合平均280g
/m2塗布した。ポリウレタンプレポリマー組成物を塗布
した基材は長さ3.6mに巻き取って水硬化性固定材と
し、湿気不透過性袋に窒素ガス置換して封入した。
【0029】上記ポリウレタンプレポリマー組成物の物
性及び水硬化性固定材の評価方法はそれぞれ次のように
行った。噴霧法においては特に記載しない限り水にアニ
オン系界面活性剤(三洋化成工業(株)製・「サンデッ
トET」)を加えた1wt%水溶液を使用した。噴霧する方
法は、噴霧器によって水硬化性固定材1m2に対して40
gが均一に付着するように噴霧した。
【0030】水硬化性固定材の評価は以下の項目につい
て行った。 〔浸漬法における可使時間〕室温23℃、湿度65%RH
に調整した測定室で、水硬化性固定材を湿気不透過性の
袋より取り出し、水温20℃の水に10秒間浸けて軽く
水切りを行った後、円筒に巻き、ローリングできなくな
った時の時間を測定した。
【0031】〔噴霧法における可使時間〕室温23℃、
湿度65%RHに調整した測定室で、水硬化性固定材を湿
気不透過性の袋より取り出し、そのまま円筒に巻き、ロ
ーリングできなくなった時の時間を測定した。
【0032】〔噴霧法における発熱温度〕室温20℃、
湿度20%RHに調整した測定室で、水硬化性固定材を湿
気不透過性の袋より取り出し、あらかじめ温湯を入れて
37℃に温めた直径85mmのポリエチレン容器表面に温
度センサーを設置し、その上に厚さ3mmの不織布の下巻
き材を2層巻き付け、さらにその上に水硬化性固定材を
13層巻く。13層に巻いた上から上記界面活性剤入り
の水を噴霧器で全体に均一的に吹き付けて最高発熱温度
を測定した。
【0033】〔浸漬法における時間経過と強度の変化
(浸漬法における初期硬化性)〕室温20℃、湿度20
%RHに調整した測定室で水硬化性固定材を袋から取り出
し、20℃の水に5秒間浸ける。このとき水の中で揉ん
だりせずに取出し、試料を軽く握って3回振って水を切
った。その後下巻き材を巻いた直径60mmで32℃に調
整した水の入ったアクリル製円筒容器に、テンションを
かけずに水硬化性固定材のロ−ルを展開し、5層に巻い
て、幅方向にずれないように注意しながら、表面を擦り
円筒状のサンプルを形成した。5分後アクリル製円筒容
器よりサンプルを変形しないように抜き取り、オートグ
ラフAG-D((株)島津製作所製・コンピュ−タ−計測制御
式精密万能試験機)にて、支点間距離50mmのジグ上に
サンプルを乗せて径方向に圧縮し、5mm変形するまでの
応力を測定した。同様に7分後、10分後の時点でも同
じように形成した別のサンプルを測定した。試験速度は
25mm/minで行った。
【0034】〔噴霧法における時間経過と強度の変化
(噴霧法における初期硬化性)〕室温20℃、湿度20
%RHに調整した測定室で、水硬化性固定材を袋から取り
出し、下巻き材を巻いた直径60mmで32℃に調整した
水の入ったアクリル製円筒容器にテンションをかけずに
水硬化性固定材のロ−ルを展開しながら5層に巻いた。
このロールの表面全体に上記界面活性剤入りの水を噴霧
器により全体に均一的に吹き付けて、幅方向にずれない
ように注意しながら表面を擦り、円筒状のサンプルを形
成した。5分後アクリル製円筒容器よりサンプルを変形
しないように抜き取り、オ−トグラフAG-Dにて同様に応
力を測定した。同様に7分後、10分後にも同じように
形成した別のサンプルを測定した。
【0035】〔1日後の圧縮強度〕上記初期硬化性と同
様にして浸漬法及び噴霧法についてサンプルを作製し、
15分後変形しないように抜き取り、20℃の恒温器で
1日放置後、オ−トグラフAG-Dにて同様に応力を測定し
た。試験速度は同じく25mm/minで行った。
【0036】〔ゲルタイム〕室温20℃、湿度20%RH
に調整した測定室で、ポリウレタンプレポリマー組成物
を5g取り、これに水1gを加えた後ガラス棒で20秒間
撹拌する。その後樹脂は発泡しながら上昇し、撹拌開始
から上昇が停止する近辺で破泡するまでの時間(秒)を
ゲルタイムとした。
【0037】〔測定結果〕実施例及び比較例の物性及び
評価に関する各測定結果を図4及び図5で示す。また、
実施例2、3及び比較例2、3の各噴霧法による初期硬
化性について経過時間と強度の関係を図6に示す。
【0038】〔測定結果〕 (可使時間について)各実施例において、噴霧法による
可使時間は10分以上あるので、患部の複雑な部位にも
ゆっくりと時間をとって確実に適用することができる。
これに対し、比較例の浸漬法では可使時間が1分50秒
〜2分30秒であるので、複雑な部位に適用するには時
間が短く、適用の途中で硬化してしまうことがある。
尚、実施例のものを浸漬法で行うと、可使時間が1分3
0秒〜1分50秒と短く、浸漬法での使用では患部への
適用に充分な時間をとることができ難い。
【0039】(初期硬化性について)初期硬化性は10
分後の時点で強度が約78N以上に達していないと実用
的でないと考えられている。実施例の噴霧法によるもの
は86〜140Nの範囲にあっていずれも78N以上で
あるから適切な初期硬化性を有していることが判る。こ
れに対して、比較例1〜5のものは浸漬法によれば10
7〜154Nであって適当と思われるが、噴霧法によれ
ば32〜63Nであって78Nに達しておらず、噴霧法
による使用は不都合であると考えられる。また、比較例
6のものは、下記する1日後の圧縮強度においては充分
な強度が得られるが、浸漬法、噴霧法のいずれによって
も充分な初期硬化性が得られない。さらに実施例のもの
は、浸漬法によれば、約5分程度で早期に78Nを越え
てしまい、硬化が早すぎる。
【0040】(1日後の圧縮強度について)各実施例と
比較例において、噴霧法においても、浸漬法においても
充分な圧縮強度が得られており、この点においては差は
見られない。
【0041】(発熱温度について)実施例のものは最高
温度が38.5〜39.8℃であるが、この発熱も許容範
囲内にあって不都合は生じていない。比較例のものは発
熱温度が低く、反応が適切な速さで進んでおらず、これ
が初期硬化性の数値が低いことにも表われている。
【0042】(ゲルタイムについて)各実施例と比較例
の中において、比較例1、5はゲルタイムが70秒を超
えており長すぎると考えられるが、各実施例を含め他の
例では適切な範囲内にある。
【0043】〔総合評価〕実施例のものは噴霧法によっ
た場合には可使時間も充分にとることができるし、初期
硬化性、1日後の圧縮強度においても適切な数値が得ら
れており、発熱温度も適当であって、良好に使用するこ
とができる。比較例のものは、噴霧法によった場合に
は、可使時間が長いが発熱温度も低く、充分な初期硬化
性を得ることが出来ない。また、浸漬法による場合には
初期硬化性、1日後の圧縮強度において適当な範囲内に
あると考えられるが、可使時間が短いので使用し難い面
が見られる。
【0044】
【発明の効果】本発明は上記したように、噴霧法によっ
て水分を供給して硬化させる場合において可使時間が1
0分以上あるので形状が複雑な患部に対して適用すると
きにも途中で硬化してしまうようなことはなく十分な時
間をとることができる。また、固定材を数層に巻き付け
てから硬化用の水分を表面側から供給するために患部側
に達する水分量が少くて濡れが小さく、患部側での発熱
もそれ程高くないから患者にとっても不快感を低減する
ことができる。この固定材は噴霧法によって少量の水で
硬化させることができるため、浸漬法のようにバケツな
どに入れた多量の水をあらかじめ用意する必要がなく、
エアゾール容器等に水を充填したものを準備しておけ
ば、床面を汚すようなこともなくどのような場所でも使
用することができるから、災害地その他の簡単に水を準
備できない場所での骨折治療においても有効に使用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例および比較例の水硬化性ポリウ
レタンプレポリマー組成物に使用した原料を示す図表で
ある。
【図2】本発明の実施例の水硬化性ポリウレタンプレポ
リマー組成物の配合組成を表す図表である。
【図3】本発明の比較例の水硬化性ポリウレタンプレポ
リマー組成物の配合組成を表す図表である。
【図4】本発明の実施例の各測定結果を表す図表であ
る。
【図5】本発明の比較例の各測定結果を表す図表であ
る。
【図6】本発明の実施例および比較例の初期硬化性と経
過時間との関係を示すグラフである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患部に適用した後に僅かな水分を与える
    ことにより短時間で硬化する水硬化性ポリウレタンプレ
    ポリマー組成物を比較的目の粗い柔軟な基材に被覆し、
    上記水硬化性ポリウレタンプレポリマー組成物はポリオ
    ール成分とポリイソシアネートを含むポリウレタンプレ
    ポリマーと触媒を有し、該水硬化性ポリウレタンプレポ
    リマー組成物に対しポリオール成分としてエチレンオキ
    サイド成分を12wt%以上含有し、上記基材は1cm
    り15〜33個の開口を有し、開口率が14〜35%で
    あることを特徴とする水硬化性固定材。
  2. 【請求項2】 上記患部に適用後に与える水分には界面
    活性剤が含まれていることを特徴とする請求項1記載の
    水硬化性固定材。
  3. 【請求項3】 上記触媒は、上記水硬化性ポリウレタン
    プレポリマー組成物のゲルタイムが70秒以下になる量
    を含有することを特徴とする請求項1記載の水硬化性固
    定材。
  4. 【請求項4】 上記水硬化性ポリウレタンプレポリマー
    組成物中に水に接触すると発熱し、ポリウレタンプレポ
    リマーの硬化を促進する化合物を含むことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の水硬化性固定材。
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