JP2003101309A - マイクロ波装置 - Google Patents

マイクロ波装置

Info

Publication number
JP2003101309A
JP2003101309A JP2001287103A JP2001287103A JP2003101309A JP 2003101309 A JP2003101309 A JP 2003101309A JP 2001287103 A JP2001287103 A JP 2001287103A JP 2001287103 A JP2001287103 A JP 2001287103A JP 2003101309 A JP2003101309 A JP 2003101309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
microwave device
metal ribbon
transmission line
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001287103A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003101309A5 (ja
Inventor
Kiyoharu Kiyono
清春 清野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001287103A priority Critical patent/JP2003101309A/ja
Publication of JP2003101309A publication Critical patent/JP2003101309A/ja
Publication of JP2003101309A5 publication Critical patent/JP2003101309A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のマイクロ波装置では第1の抵抗を終端
するための金属リボンあるいはスルホ−ルに生じるイン
ダクタの影響により、高い周波数帯でリターンロスが劣
化してしまう課題があった。 【解決手段】 特性インピーダンスZ0を有する伝送線路
2に直列に接続され、一端が金属リボン5またはスルホ
ール等を介して接地された第1の抵抗4と金属リボン5
との直列回路に、並列に、第2の抵抗8と容量性素子9
との直列回路を接続することにより、高い周波数帯でリ
ターンロスが劣化してしまう課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロ波帯の
レーダあるいは通信装置に使用され、広帯域にわたって
リターンロス特性の優れた無反射終端器、抵抗減衰器等
のマイクロ波装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波帯のレーダ装置あるいは通信
装置等では無反射終端器、抵抗減衰器等のマイクロ波装
置が良く使われる。ここではマイクロ波装置として無反
射終端器の場合について説明する。
【0003】図10(a)は例えば特開昭62−950
02に示された従来のマイクロ波装置の構成を示すもの
で、図中、1は誘電体基板、2は伝送線路、3は入力端
子、4は第1の抵抗、5は金属リボン、6は地導体であ
る。このマイクロ波装置はこの図に示すように、誘電体
基板1上に設けられた伝送線路2の一端に第1の抵抗4
の一端が接続され、この抵抗4の他端と誘電体基板1の
裏面に設けられた地導体6間を金属リボン5で接続する
構成のものであり、これらの伝送線路2と第1の抵抗4
がマイクロ波集積回路技術により誘電体基板1上に一体
形成されている。また、伝送線路2の他端には入力端子
3が設けられている。図10(b)は従来のマイクロ波
装置の他の構成例を示すもので、第1の抵抗4の他端と
地導体6間はメッキを施したスルホール7で接続する構
成のものであり、基本的は図10(a)と同じである。
【0004】ここで伝送線路2の特性インピーダンスを
Z0、第1の抵抗4の抵抗値をR1,金属リボン5あるいは
スルホール7に寄生するインダクタをLとすると、図1
0(a)および図10(b)はそれぞれ図11の等価回
路で表すことができる。この等価回路から明らかなよう
に、伝送線路2に直列に、第1の抵抗4とインダクタL
との直列が接続されているものと見なすことができる。
従って、伝送線路2の一端から第1の抵抗4側を見たイ
ンピーダンスZLは数1で与えられる。ここでωは角周波
数である。
【0005】
【数1】
【0006】また、入力端子3に接続される電源インピ
ーダンスをZ0とすると、入力端子3でのリターンロスを
dBで表すと数2となる。
【0007】
【数2】
【0008】この式から明らかなように、マイクロ波装
置のリターンロスは第1の抵抗4の抵抗値R1,金属リボ
ン5あるいはスルホール7に寄生するインダクタLおよ
び周波数に依存する。R1およびLを一定にした場合のリ
ターンロスの周波数特性の一例を図12に示す。この図
から明らかなように周波数が高くなるに従い、リターン
ロスは徐々に劣化する傾向になる。例えば、第1の抵抗
4の抵抗値R1を伝送線路2の特性インピーダンスZ0に等
しく50Ωに、インダクタを0.5nHに選び、マイク
ロ波装置として問題なく使用できるリターンロスを20
d以上した場合、3 GHzまでの周波数帯でこの値が得ら
れる。また、0.1nHでは15GHzまでとなる。このよ
うにインダクタLが小さいほど広帯域化を図ることがで
きる。
【0009】次に動作原理について説明する。マイクロ
波装置のリターンロスはインダクタLに大きく依存する
が、この影響が無視できる比較的低い周波数帯において
は、伝送線路2の一端は第1の抵抗4のみで終端された
ものと見なすことができる。このような周波数帯におい
て、入力端子3から入力された不要なマイクロ波は第1
の抵抗4で大部分が吸収され、良好なリターンロス特性
が得られる。
【0010】以上のように、このマイクロ波装置は一端
が金属リボン5またはスルホール7で終端された第1の
抵抗4を伝送線路2に直列接続することにより、これら
の金属リボン5またはスルホール7に生じるインダクタ
の影響が無視できる比較的低い周波数帯においては入力
端子3から入力された不要なマイクロ波を大部分吸収さ
せることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のマイクロ波装置
では金属リボン5またはスルホール7に生じるインダク
タLに大きく依 存するため、できる限り金属リボン5の
幅を広く、かつ、長さを短くし、インダクタを小さくす
る工夫がなされている。しかし、このような構成のもの
では物理的に約L=0.06nHが限界であり、これ以下
にすることは難しい。この場合、リターンロス20dB
以下が得られる周波数は約23GHzとなり、それ以上の
周波数帯では著しく劣化してしまう。このため、特にミ
リ波帯の通信装置あるいはレーダ装置では使用できない
問題点があった。
【0012】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、周波数に依存せず、広帯域にわた
ってリターンロスの良好なマイクロ波装置を得ることを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるマイク
ロ波装置は従来のマイクロ波装置の第1の抵抗と金属リ
ボンとの直列回路に、第2の抵抗と容量性素子との直列
回路とを並列接続したものである。
【0014】また、第2の発明によるマイクロ波装置は
第1の抵抗と第2の抵抗の抵抗値がそれぞれ伝送線路の
特性インピーダンスZ0に等しく、また、金属リボンまた
はスルホールに寄生するインダクタが容量性素子のキャ
パシタとZ0の2乗との積に等しくなるように各定数を選
んだものである。
【0015】第3の発明によるマイクロ波装置は特性イ
ンピーダンスZ0を有する伝送線路に並列に接続され、一
端が金属リボンまたはスルホール等を介して接地された
第3の抵抗と、この第3の抵抗に並列に、第4の抵抗と
容量性素子との直列回路を接続したものである。
【0016】第4の発明によるマイクロ波装置は第3の
抵抗と第4の抵抗の抵抗値が等しく、また、金属リボン
またはスルホールに寄生するインダクタが容量性素子の
キャパシタと第3の抵抗あるいは第4の抵抗の2乗との
積に等しくなるようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は実施の形態
1のマイクロ波装置の構成を示すものであり、図中、8
は第2の抵抗、9は容量性素子である。このマイクロ波
装置はこの図に示すように、第1の抵抗4が接続されて
いる伝送線路2の一端に、第2の抵抗8と容量性素子9
との直列回路を装荷したものであり、これらの第2の抵
抗8および容量性素子9は第1の抵抗4、伝送線路2と
同様にマイクロ波集積回路を用いて誘電体基板1上に一
体形成されている。ここでは容量性素子9として、電極
と地導体6間に生じるキャパシタを利用した平行平板形
のキャパシタを用いた場合について示している。
【0018】このマイクロ波装置はこのような構成とな
っているため、第2の抵抗8の抵抗値をR2,容量性素子
9のキャパシタをCとすると、図2(a)の等価回路で表
すことができる。即ち、第1の抵抗4の抵抗値R1と金
属リボン5に生じるインダクタLとの直列回路に、第2
の抵抗8の抵抗値R2と容量性素子9のキャパシタCとの
直列回路が並列接続されたものと見なすことができる。
ここでキャパシタCは比較的低い周波数帯において、リ
アクタンスが非常に大きく、また、高い周波数帯におい
てはリアクタンスが十分小さくなるような値に選ばれて
いる。
【0019】このため、比較的低い周波数帯においては
インダクタLのリアクタンスは十分小さく、また、キャ
パシタCのリアクタンスは十分大きくなるため、図2
(a)は近似的に図2(b)の等価回路で表され、伝送
線路2の一端はR1とLとの直列回路で終端されるものと
見なすことができる。一方、ミリ波のような高い周波数
では逆にインダクタLのリアクタンスは非常に大きく、
キャパシタCのリアクタンスは非常に小さくなるため、
図2(a)は近似的に図2(c)の等価回路で表され、
伝送線路2の一端はR2とCとの直列回路で終端されるも
のと見なすことができる。
【0020】図3にマイクロ波装置のリターンロス特性
の一例を示す。第1の抵抗4の抵抗値R1および第2の抵
抗8の抵抗値R2をそれぞれ伝送線路2の特性インピーダ
ンスZ0とほぼ等しく、通常、50Ωに選ぶことにより、
低い周波数帯では図2(a)のインダクタLの影響が無視
でき、また、高い周波数帯では図2(b)のキャパシタ
Cの影響が無視できるため、この図に示すように低周波
から高周波まで広帯域にわたって良好なリターンロス特
性を得ることができる。
【0021】以上のように、このマイクロ波装置は従来
の第1の抵抗4と金属リボン5との直列回路に、第2の
抵抗8と容量性素子9との直列回路を並列に装荷するこ
とにより、非常に広帯域にわたって良好なリターンロス
特性が得られ、ミリ波のような超高周波帯の通信装置、
レーダ装置にも使用できる利点がある。
【0022】以上によれば、特性インピーダンスZ0を有
する伝送線路に直列に接続され、一端が金属リボンまた
はスルホール等を介して接地された第1の抵抗と、この
第1の抵抗に並列接続されるように第2の抵抗と容量性
素子との直列回路を設けることにより、金属リボンまた
はスルホールに生じるインダクタの影響をほぼ打ち消す
ことができ、広帯域にわたってリターンロスの良好なマ
イクロ波装置を得ることができる。
【0023】実施の形態2.実施の形態2のマイクロ波
装置は実施の形態1と基本構成は同じであるが、実施の
形態2では周波数に関係無く、良好なリターンロス特性
を得るための第1の抵抗4、第2の抵抗8、金属リボン
5あるいはスルホール7に寄生するインダクタおよび容
量性素子9のキャパシタとの関係を限定したものであ
る。
【0024】図2(a)において、伝送線路2の一端か
ら第1の抵抗4側を見たインピーダンスをZLとすると、
ZLは数3で表される。
【0025】
【数3】
【0026】この式において、虚数部が零になる条件を
求めるとR1=R2=Z0、L=C*Z0*Z0が成り立つ。即ち、第1
の抵抗4と第2の抵抗8の抵抗値がそれぞれ伝送線路の
特性インピーダンスZ0に等しく、また、金属リボンまた
はスルホールに生じるインダクタが容量性素子のキャパ
シタとZ0の2乗との積に等しい。このような条件を数3
に代入すると、数4となる。
【0027】
【数4】
【0028】即ち、図2(a)は図4(a)の等価回路と
なり、伝送線路2の一端がZ0の抵抗で終端されたものと
見なすことができる。従って、図4(b)に示すように
周波数に関係なく、リターンロス無限大の非常に良好な
特性が得られる利点がある。
【0029】図5はこの発明の実施の形態1、2のマイ
クロ波装置の他の構成例を示すものであり、図中、10
は半導体基板、11はバイアホールである。図1では誘
電体基板1上にマイクロ波集積回路技術を用いて構成し
た場合について述べたが、図5(a)に示すように半導
体基板10上にモノリシック集積回路技術を用いて構成
した場合であっても良い。この図のように、容量性素子
9としてMIMキャパシタを、また、金属リボン5あるい
はスルホール7の変わりにバイアホール11を用いても
良い。また、図5(b)に示すように、マイクロ波集積
回路技術で形成した第1の抵抗4、第2の抵抗8の変わ
りにチップ抵抗を用い、また、容量性素子9として先端
開放スタブを用いた場合であっても良い。
【0030】以上の実施例ではマイクロ波装置として、
無反射終端器の場合について述べたが、以下、減衰器の
場合について述べる。図6はこの発明の実施の形態1,
2のマイクロ波装置の、また、他の実施例を示すもので
あり、12は出力端子、13はカップラ、14はダイオ
ードである。このマイクロ波装置はカップラ13の通過
端子と結合端子にそれぞれダイオード14と伝送線路2
とを接続し、各伝送線路2の一端を第1の抵抗4と金属
リボン5を用いて終端するとともに、これらの第1の抵
抗4と金属リボン5との直列回路に、第2の抵抗8と容
量性素子9との直列回路を並列接続したものである。
【0031】ここでダイオード14として、ピンダイオ
ードが使われており、ダイオード14に印加するバイア
ス電圧に応じてインピーダンスが変化することを利用し
て、入力端子3から出力端子12に現われるマイクロ波
の振幅を変化させるものである。このようなマイクロ波
装置においても金属リボン5に寄生するインダクタを第
2の抵抗5と容量性素子9を用いて打ち消すことによ
り、広帯域化を図ることができる。
【0032】以上によれば、第1の抵抗と第2の抵抗の
抵抗値がそれぞれ伝送線路の特性インピーダンスZ0に等
しく、また、金属リボンまたはスルホールに生じるイン
ダクタが容量性素子のキャパシタとZ0の2乗との積に等
しくすることにより、周波数に関系なくリターンロス無
限大の非常に良好な特性のマイクロ波装置を得ることが
できる。
【0033】実施の形態3.図7(a)、(b)はこの発
明の実施の形態3のマイクロ波装置の構成および等価回
路を示すものであり、図中、15は第3の抵抗、16は
第4の抵抗、17は第5の抵抗である。図7(a)に示
すように、このマイクロ波装置は伝送線路2に直列に第
5の抵抗17が装荷されており、この第5の抵抗17の
両端と接地間にそれぞれ一端が金属リボン5で終端され
た第3の抵抗15と、一端が容量性素子9で終端された
第4の抵抗16とが接続されたπ形抵抗減衰器の構成と
なっており、マイクロ集積回路技術を用いて誘電体基板
1上に一体形成されている。また、伝送線路2の両端に
は入力端子3と出力端子12とがそれぞれ接続されい
る。
【0034】このような構成となっているため、このマ
イクロ波装置は図7(b)の等価回路で表すことができ
る。ここで、R3、R4,R5はそれぞれ第3の抵抗15、第
4の抵抗16、第5の抵抗17の抵抗値である。この等
価回路から明らかなように、伝送線路2にR3とLとの直
列回路が並列に接続されており、さらに、この回路にR4
とCとの直列回路が並列接続されたものと見なすことが
できる。
【0035】この等価回路において、実施の形態1でも
説明したように、低い周波数帯においてはR5の両端と接
地間にはR3とLとの直列回路が、また、高い周波数帯に
おいてはR4とCとの直列回路がそれぞれ近似的に装荷さ
れたものと見なすことができる。このため、例えば7d
Bの減衰量を得るためにはR3=R4=130.7Ω、R5=4
4.8Ωに選ぶことにより、低い周波数帯からミリ波の
ような高い周波数にわたってリターンロスの良好なマイ
クロ波装置を得ることができる。
【0036】以上によれば、特性インピーダンスZ0を有
する伝送線路に並列に接続され、一端が金属リボンまた
はスルホール等を介して接地された第3の抵抗と、この
第3の抵抗に並列接続されるように第4の抵抗と容量性
素子との直列回路を設けることにより、金属リボンまた
はスルホールに生じるインダクタの影響をほぼ打ち消す
ことができ、広帯域にわたってリターンロスの良好なマ
イクロ波装置を得ることができる。
【0037】実施の形態4 実施の形態4のマイクロ波装置は実施の形態3と基本構
成は同じであるが、実施の形態4では周波数に関係無
く、良好なリターンロス特性を得るための第3の抵抗1
5、第4の抵抗16、金属リボン5あるいはスルホール
7に寄生するインダクタおよび容量性素子9のキャパシ
タとの関係を限定したものである。
【0038】金属リボン5あるいはスルホール7に生じ
るインダクタLの影響を完全に打ち消すには実施の形態
2と同様に、R3=R4、L=C*R3*R3の関係が成り立つ。
即ち、第3の抵抗15と第4の抵抗16の抵抗値が等し
く、金属リボン5に生じるインダクタは容量性素子9の
キャパシタと第3の抵抗15または第4の抵抗16の抵
抗値の2乗との積に等しい。このような条件では図7
(b)は図9(a)の等価回路で表すことができる。第
3の抵抗15にインダクタが接続されないため、図9
(b)のような周波数に関系なく、リターンロス無限大
の非常に良好な特性のマイクロ波装置を得ることができ
る。
【0039】なお、以上の実施例ではマイクロ波装置と
して、π形抵抗減衰器について示したが、T形あるいは
ブリッジ形抵抗減衰器であっても良い。
【0040】以上によれば、第3の抵抗と第4の抵抗の
抵抗値が等しく、また、金属リボンまたはスルホールに
生じるインダクタが容量性素子のキャパシタと第3の抵
抗または第4の抵抗の2乗との積に等しくすることによ
り、周波数に関系なくリターンロス無限大の非常に良好
な特性のマイクロ波装置を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金属リボンまたはスルホールに生じるインダクタの影響
をほぼ打ち消すことができ、広帯域にわたってリターン
ロスの良好なマイクロ波装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施の形態1のマイクロ波装
置の構成を示す図である。
【図2】 この発明による実施の形態1のマイクロ波装
置の等価回路を示す図である。
【図3】 この発明による実施の形態1のマイクロ波装
置のリターンロス特性の一例を示す図である。
【図4】 この発明による実施の形態2のマイクロ波装
置の構成および等価回路を示す図である。
【図5】 この発明による実施の形態1または2のマイ
クロ波装置の他の実施例の構成を示す図である。
【図6】 この発明による実施の形態1または2のマイ
クロ波装置のさらに他の実施例の構成を示す図である。
【図7】 この発明による実施の形態3のマイクロ波装
置の構成および等価回路を示す図である。
【図8】 この発明による実施の形態3のマイクロ波装
置のリターンロス特性を示す図である。
【図9】 この発明による実施の形態4のマイクロ波装
置の等価回路およびリターンロス特性の一例を示す図で
ある。
【図10】 従来のマイクロ波装置の構成を示す図であ
る。
【図11】 従来のマイクロ波装置の等価回路を示す図
である。
【図12】 従来のマイクロ波装置のリターンロス特性
の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 誘電体基板、 2 伝送線路、 3 入力端子、
4 第1の抵抗、 5金属リボン、 6 地導体、 8
第2の抵抗、 9 容量性素子、 10半導体基板、
11 バイアホール、 12 出力端子、 13 カ
ップラ、14 ダイオード、 15 第3の抵抗、 1
6 第4の抵抗、 17 第5の抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特性インピーダンスZ0を有する伝送線路
    に直列に接続され、一端が金属リボンまたはスルホール
    等を介して接地された第1の抵抗と、上記第1の抵抗に
    並列接続されるように設けらた第2の抵抗と容量性素子
    との直列回路とからなることを特徴とするマイクロ波装
    置。
  2. 【請求項2】 上記第1の抵抗と第2の抵抗の抵抗値が
    それぞれ伝送線路の特性インピーダンスZ0に等しく、ま
    た、金属リボンまたはスルホールに生じるインダクタが
    容量性素子のキャパシタとZ0の2乗との積に等しいこと
    を特徴とする請求項1記載のマイクロ波装置。
  3. 【請求項3】 特性インピーダンスZ0を有する伝送線路
    に並列に接続され、一端が金属リボンまたはスルホール
    等を介して接地された第3の抵抗と、上記第3の抵抗に
    並列接続されるように設けらた第4の抵抗と容量性素子
    との直列回路とからなることを特徴とするマイクロ波装
    置。
  4. 【請求項4】 上記第3の抵抗と第4の抵抗の抵抗値が
    等しく、また、金属リボンまたはスルホールに生じるイ
    ンダクタが容量性素子のキャパシタと第3の抵抗あるい
    は第4の抵抗の2乗との積に等しいことを特徴とする請
    求項3記載のマイクロ波装置。
JP2001287103A 2001-09-20 2001-09-20 マイクロ波装置 Pending JP2003101309A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001287103A JP2003101309A (ja) 2001-09-20 2001-09-20 マイクロ波装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001287103A JP2003101309A (ja) 2001-09-20 2001-09-20 マイクロ波装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003101309A true JP2003101309A (ja) 2003-04-04
JP2003101309A5 JP2003101309A5 (ja) 2005-07-07

Family

ID=19109966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001287103A Pending JP2003101309A (ja) 2001-09-20 2001-09-20 マイクロ波装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003101309A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009009354A1 (en) * 2007-07-12 2009-01-15 Endwave Corporation Compensated attenuator
JP6234645B1 (ja) * 2016-12-26 2017-11-22 三菱電機株式会社 終端器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61214812A (ja) * 1985-03-18 1986-09-24 テクトロニツクス・インコーポレイテツド 薄膜減衰器
JPH06152206A (ja) * 1992-11-10 1994-05-31 Toshiba Corp 無反射終端
JP2000049874A (ja) * 1998-07-30 2000-02-18 Nec Corp Ask変調装置及びask変調方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61214812A (ja) * 1985-03-18 1986-09-24 テクトロニツクス・インコーポレイテツド 薄膜減衰器
JPH06152206A (ja) * 1992-11-10 1994-05-31 Toshiba Corp 無反射終端
JP2000049874A (ja) * 1998-07-30 2000-02-18 Nec Corp Ask変調装置及びask変調方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009009354A1 (en) * 2007-07-12 2009-01-15 Endwave Corporation Compensated attenuator
JP6234645B1 (ja) * 2016-12-26 2017-11-22 三菱電機株式会社 終端器
WO2018122920A1 (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 三菱電機株式会社 終端器
GB2571214A (en) * 2016-12-26 2019-08-21 Mitsubishi Electric Corp Terminal device
GB2571214B (en) * 2016-12-26 2021-07-14 Mitsubishi Electric Corp Terminal device
US11083079B2 (en) 2016-12-26 2021-08-03 Mitsubishi Electric Corporation Terminal device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI93503C (fi) Radiotaajuussuodatin
KR100396607B1 (ko) 통과대역 평탄도 보상회로
JP2006191355A (ja) イコライザ
US4275364A (en) Resonant element transformer
JPH06318804A (ja) 無反射終端器
KR20020037688A (ko) 고주파 필터, 필터 장치 및 이를 포함한 전자 장비
US20090015355A1 (en) Compensated attenuator
US20020084867A1 (en) Microwave semiconductor variable attenuation circuit
US20070236305A1 (en) Compact RF circuit with high common mode attenuation
US6127894A (en) High frequency shunt feedback amplifier topology
JP2003101309A (ja) マイクロ波装置
JP4267511B2 (ja) 帯域阻止フィルタ
JPH0923101A (ja) 高周波スイッチ装置
US4878033A (en) Low noise microwave amplifier having optimal stability, gain, and noise control
CN109244610B (zh) 一种可调双模滤波器
JPH07221509A (ja) マイクロ波帯終端器
JP3846558B2 (ja) 無反射終端器
JP3071701B2 (ja) 周波数特性補正回路
JPS61116404A (ja) 超高周波結合器
JP4925996B2 (ja) 減衰器および電子デバイス
JP2008054174A (ja) 90度ハイブリッド回路
JPS62271502A (ja) マイクロ波装置の整合回路
JP3239720B2 (ja) マイクロ波減衰器
JP2002280858A (ja) フィルタ回路
CN117674756A (zh) 一种均衡电路和均衡系统

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041029

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061003

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070220