JP2003100746A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2003100746A
JP2003100746A JP2001298316A JP2001298316A JP2003100746A JP 2003100746 A JP2003100746 A JP 2003100746A JP 2001298316 A JP2001298316 A JP 2001298316A JP 2001298316 A JP2001298316 A JP 2001298316A JP 2003100746 A JP2003100746 A JP 2003100746A
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film
conductive film
forming
semiconductor substrate
wiring
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JP2001298316A
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English (en)
Inventor
Tatsuyuki Saito
達之 齋藤
Tadashi Ohashi
直史 大橋
Toshinori Imai
俊則 今井
Junji Noguchi
純司 野口
Takeshi Tamaru
剛 田丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/11Manufacturing methods

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線上に形成されるキャップ導電性膜の信頼
性を向上する。 【解決手段】 配線上にキャップ絶縁膜を形成する前
に、クエン酸を含む洗浄液またはクエン酸とアンモニア
とを含む洗浄液を用いたウェット処理、ドライエッチン
グ処理、熱処理あるいはプラズマ処理を行い、配線上に
キャップ絶縁膜を形成した後に、過酸化水素を含む洗浄
液を用いたウェット処理、CMP処理、ドライエッチン
グ処理、超音波洗浄処理、プラズマ処理または熱処理を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
技術に関し、特に、いわゆるダマシン(damascene)法
を用いて形成された銅配線を有する半導体装置に適用し
て有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路における配線の形成法と
して、層間絶縁膜上にアルミニウムまたはタングステン
等の高融点金属膜を成膜した後、フォトリソグラフィ技
術により高融点金属膜上に配線パターンと同一形状のレ
ジストパターンを形成し、それをマスクとしたドライエ
ッチングによって高融点金属膜を加工して配線を形成す
る方法が採用されている。しかし、このアルミニウム等
を用いる方法では、配線の微細化に伴い配線抵抗の増大
が顕著となり、配線遅延が増加して半導体装置の性能が
低下する等の問題がある。
【0003】そこで、抵抗が相対的に低い銅膜を主導体
層とする配線の検討が行われている。この銅配線は、一
般に絶縁膜に設けられた溝に銅膜を主導体層とする金属
膜を埋め込んだ後、溝以外の領域の余分な金属膜をCM
P(chemical mechanical polishing)法を用いて除去
することにより溝の内部に配線を形成する、いわゆるダ
マシン法で形成される。
【0004】なお、ダマシン技術に関しては、例えばK.
Abe et. al, in Extended Abstracts 1994 SSDM, pp.
937-940、T. Saito et. al, in Proceedings of Intern
ational Interconnect Technology Conference in 199
8, pp. 160-162、D. Edelstein et. al, in Technical
Digest 1997 IEDM, pp. 773-776、V. M. Dubin et. al,
in Proceedings 1997 VMIC, pp. 69-74などに記載され
ている。
【0005】ところで、銅はアルミニウムまたはタング
ステンと比較して絶縁膜中を拡散しやすく、また銅自体
が酸化されやすいという性質を有する。このため、銅配
線を覆って、銅の拡散および銅自体の酸化を防ぐ機能を
有するバリア層を設ける必要がある。
【0006】例えば、特開平8−222568号公報に
は、絶縁膜に配線用の溝を形成し、CVD(chemical v
apor deposition)法によりTiN薄膜からなるバリア
層を成膜し、さらに、このバリア層上に銅薄膜を成膜し
た後、銅薄膜をエッチバックし、さらに、TiN薄膜か
ら成る保護膜を形成後、エッチングすることにより銅薄
膜配線上に保護膜を残存させる技術が記載されている。
【0007】また、三菱電機技法、pp333-336, 1998に
は、銅ダマシン配線上面にTiWN等のバリア層を設け
るという技術が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以下は、本発明者によ
って検討されたダマシン銅配線の形成技術であり、その
概要は次のとおりである。
【0009】まず、半導体基板上に配線形成用の絶縁
膜、例えば酸化シリコン膜を形成した後、パターニング
されたフォトレジスト膜をマスクとしたエッチングによ
って絶縁膜の所定の領域に配線溝を形成する。続いて配
線溝の内部を含む半導体基板の全面にバリア層、例えば
窒化チタン膜を形成し、さらに配線溝を埋め込む銅膜を
形成する。銅膜は主導体層として機能し、例えばスパッ
タ法によるシードCu膜上にメッキ法による厚膜を成膜
することにより形成できる。次いで、配線溝以外の領域
の銅膜およびバリア層を、例えばCMP法により除去し
て配線溝の内部に銅配線を形成する。
【0010】次に、半導体基板の表面をフッ化水素を含
む溶液で洗浄した後、銅配線上にバリア層として機能す
るキャップ導電性膜、例えばタングステン膜を選択成長
または優先成長によって形成し、その後、さらに半導体
基板の表面をフッ化水素を含む溶液で洗浄する。
【0011】キャップ導電性膜の形成前の洗浄により絶
縁膜の表面がエッチングされて、絶縁膜上の金属汚染を
除去することができる。これにより、キャップ導電性膜
を成膜する際の選択性の破れによる絶縁膜上での導電性
材料の異常成長を防止することができる。また、キャッ
プ導電性膜の形成後の洗浄により絶縁膜の表面がエッチ
ングされて、選択性の破れにより絶縁膜上に導電性材料
が異常成長した場合でも不要な導電性材料を除去するこ
とができる。これらの洗浄処理により信頼性の高いキャ
ップ導電性膜を形成することができる。
【0012】ところで、半導体装置の微細化に伴う配線
遅延を抑制するために、配線抵抗および配線容量の低減
が図られている。配線抵抗に関しては、設計技術による
対応と、前述した銅膜を主導体層とした配線の採用など
が検討されている。一方、配線容量に関しては、比誘電
率が2〜3程度と相対的に低い低誘電率材料の採用が検
討されている。低誘電率材料としては、例えばCVD法
で形成されるSiOC系材料またはSiOF系材料、あ
るいは塗布法で形成されるPAE(poly arylene ethe
r)系材料やシロキサン系材料などが有望視されてい
る。
【0013】しかしながら、本発明者が検討したとこ
ろ、これら低誘電率材料の表面はフッ化水素を含む水溶
液ではエッチングされないため、銅配線の表面にキャッ
プ導電性膜を選択成長または優先成長によって形成する
際、絶縁膜上に選択性の破れによる導電性材料の異常成
長が生じ、ショート不良が発生することが明らかとなっ
た。
【0014】本発明の目的は、配線上に形成されるキャ
ップ導電性膜の信頼性を向上することのできる技術を提
供することにある。
【0015】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0017】本発明は、半導体基板上に形成された絶縁
膜に凹パターン(例えば配線形成用の配線溝、上下配線
を接続するコンタクトホール、または配線溝とコンタク
トホールとが一体となったパターン等)を形成する工程
と、凹パターンの内部を含む半導体基板の全面にバリア
層および銅膜を順次形成した後、凹パターン以外の領域
の銅膜およびバリア層を除去する工程と、銅膜上に選択
成長または優先成長によりキャップ絶縁膜を形成する工
程とを有し、キャップ絶縁膜を形成する前に、クエン酸
を含む洗浄液またはクエン酸とアンモニアとを含む洗浄
液を用いたウェット処理、ドライエッチング処理、熱処
理あるいはプラズマ処理を行い、キャップ絶縁膜を形成
した後に、過酸化水素を含む洗浄液を用いたウェット処
理、CMP処理、ドライエッチング処理、超音波洗浄処
理、プラズマ処理または熱処理を行うものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0019】図1から図20は、本発明の一実施の形態
である半導体装置の製造方法を工程順に示した断面図で
ある。また、図21は、本発明の一実施の形態であるダ
マシン法による配線形成方法を説明するための工程図で
ある。
【0020】まず、図1に示すように、例えばp型の単
結晶シリコンからなる半導体基板1を用意し、半導体基
板1の主面に素子分離領域2を形成する。素子分離領域
2を形成するには、まず素子分離領域の半導体基板1を
エッチングして深さ350nm程度の溝を形成した後、
半導体基板1を約850℃〜1000℃で熱酸化するこ
とによって、この溝の内壁に膜厚10nm程度の薄い酸
化シリコン膜(図示せず)を形成する。次に、溝の内部
を含む半導体基板1上にCVD法で膜厚450〜500
nm程度の酸化シリコン膜を堆積し、溝外部の酸化シリ
コン膜をCMPにより除去することによって、その表面
を平坦化する。
【0021】次に、半導体基板1にp型不純物(例えば
ホウ素)およびn型不純物(例えばリン)をイオン打込
みした後、半導体基板1を約950℃で熱処理し、上記
不純物を拡散させることによって、p型ウェル3および
n型ウェル4を形成する。
【0022】その後、図2に示すように、フッ酸を用い
たウェットエッチングで半導体基板1の表面を洗浄し、
続いて半導体基板1を約800〜850℃で熱酸化する
ことによって、その表面に膜厚7nm程度の清浄なゲー
ト酸化膜5を形成する。
【0023】次に、多結晶シリコン膜6を形成し、エッ
チングすることにより、図3に示すように、ゲート電極
7を形成する。この際、p型ウェル3上の多結晶シリコ
ン膜6中にn型不純物(例えばリン)を注入し、また、
n型ウェル4上の多結晶シリコン膜6中にp型不純物
(例えばホウ素)を注入することにより、nチャネル型
MISFET(metal insulator semiconductor field
effect transistor)のゲート電極をn型とし、pチャ
ネル型MISFETのゲート電極をp型とした、いわゆ
るデュアルゲート構造とすることも可能である。デュア
ルゲート構造を採用することにより、MISFETの閾
値電圧を下げることができ、低電圧でMISFETを駆
動することが可能となる。
【0024】次に、図4に示すように、p型ウェル3上
のゲート電極7の両側の半導体基板1にn型不純物(例
えばリンまたはヒ素)をイオン打込みしてn型半導体領
域8(ソース、ドレイン)を形成する。また、n型ウェ
ル4上のゲート電極7の両側の半導体基板1にp型不純
物(例えばホウ素)をイオン打込みしてp型半導体領域
9(ソース、ドレイン)を形成する。
【0025】次いで、サイドウォール10をゲート電極
7の側壁に形成する。サイドウォール10は、例えば半
導体基板1上にCVD法で膜厚50〜100nm程度の
窒化シリコン膜を堆積した後、この窒化シリコン膜を異
方的にエッチングすることにより形成する。
【0026】次いで、ゲート電極7およびサイドウォー
ル10をマスクに、p型ウェル3には、n型不純物(例
えばリンまたはヒ素)をイオン打ち込みすることによっ
てn +型半導体領域11(ソース、ドレイン)を形成
し、n型ウェル4には、p型不純物(例えばホウ素)を
イオン打ち込みすることによってp+型半導体領域12
(ソース、ドレイン)を形成する。ここまでの工程で、
LDD(Lightly DopedDrain)構造のソース、ドレイン
を備えたnチャネル型MISFETQnおよびpチャネ
ル型MISFETQpが形成される。
【0027】次に、図5に示すように、広い素子分離領
域2上に抵抗素子を形成する。この抵抗素子は、素子分
離領域2上の導体膜R、導体膜Rを覆う絶縁膜13およ
び絶縁膜13上の引き出し電極14からなり、次のごと
く形成する。例えば半導体基板1の全面に不純物の導入
量の少ない多結晶シリコン等の導体膜を堆積し、これを
パターニングすることにより導体膜Rを形成する。この
導体膜Rには、多結晶シリコン等の半導体膜の他、タン
グステン等の金属膜を用いることもできる。
【0028】次いで、導体膜R上にCVD法またはスパ
ッタ法により、酸化シリコン膜あるいは窒化シリコン膜
等から成る絶縁膜13を堆積する。
【0029】さらに、上記絶縁膜13の一部をエッチン
グすることにより接続孔を形成し、この接続孔内を含む
絶縁膜13上に多結晶シリコン膜をCVD法により堆積
した後、接続孔上部に残存するようパターニングするこ
とにより引き出し電極14を形成する。
【0030】次に、半導体基板1の全面にチタン等の高
融点金属膜(図示せず)を形成する。かかる膜には、チ
タンの他、タングステン、コバルト等の金属を用いるこ
ともできる。
【0031】次に、図6に示すように、半導体基板1に
RTA(Rapid Thermal Anneal)法を用いた熱処理を施
すことにより、高融点金属膜とゲート電極7、引き出し
電極14および半導体基板1との接触部に、シリサイド
層16を形成する。その後、未反応の高融点金属膜を除
去する。これらシリサイド層16を形成することによ
り、シリサイド層16と、後述するその上部に形成され
るプラグ等との接続抵抗を低減することができ、また、
ゲート電極7やn+型半導体領域11またはp+型半導体
領域12自身のシート抵抗を低減することができる。
【0032】次に、図7に示すように、CVD法により
酸化シリコン膜を堆積することにより、層間絶縁膜18
を形成する。この層間絶縁膜18として、PSG(Phos
phorSilicate Glass)膜またはSOG(Spin On Glas
s)膜を使用してもよい。また、この層間絶縁膜18の
表面をCMPにより平坦化してもよい。
【0033】次に、図8に示すように、n+型半導体領
域11またはp+型半導体領域12上および抵抗素子を
構成するシリサイド層16上の層間絶縁膜18をエッチ
ングにより除去することによりコンタクトホール20を
形成する。
【0034】次に、図9に示すように、コンタクトホー
ル20内を含む層間絶縁膜18上に、CVD法により窒
化チタン膜を形成した後、CVD法によりタングステン
膜を形成する。次いで、コンタクトホール20以外の窒
化チタン膜およびタングステン膜をCMPにより除去
し、プラグ21を形成する。なお、前記窒化チタン膜
は、スパッタ法により形成してもよい。また、この窒化
チタン膜は、チタンと窒化チタンとの積層膜とすること
もできる。
【0035】次に、ダマシン法により第1配線層を形成
する。この第1配線層は、例えば以下のように形成す
る。まず、図10に示すように、層間絶縁膜18および
プラグ21上に、酸化シリコン膜22をCVD法により
堆積し、次いで比誘電率が4以下の低誘電率膜23をC
VD法または塗布法で形成する。CVD法で形成される
低誘電率膜として、例えばSiOC系材料またはSiO
F系材料、塗布法で形成される低誘電率膜として、例え
ばPAE系材料、HSG(hydrogen silsesquioxane)系
材料またはMSQ(methyl silsesquioxane)系材料を
例示することができる。なお、酸化シリコン膜22に代
えて、低誘電率膜23に対してエッチング選択比を有す
る他の絶縁膜を形成してもよい。
【0036】次いで、図11に示すように、第1配線層
形成予定領域上の低誘電率膜23をエッチングにより除
去し、さらに、このエッチングにより露出した酸化シリ
コン膜22をエッチングすることにより配線溝25を形
成する(図21の工程100)。従って、低誘電率膜2
3のエッチングは、酸化シリコン膜22がエッチングさ
れ難く、低誘電率膜23がエッチングされ易い条件で行
う。次いで、酸化シリコン膜22がエッチングされ易い
条件でエッチングを行う。このように、酸化シリコン膜
22は、エッチングストッパとして利用されるが、エッ
チング量を時間等で制御可能な場合は、酸化シリコン膜
22を形成せず、酸化シリコン膜18上に低誘電率膜2
3を直接形成してもよい。
【0037】次に、図12に示すように、配線溝25内
を含む低誘電率膜23上に窒化チタンからなるバリア層
26aをスパッタ法またはCVD法により堆積する(図
21の工程101)。なお、バリア層26aを堆積する
前に配線溝25の内部を洗浄してもよい。また、バリア
層26aは、窒化チタンのみならず、タンタル、窒化タ
ンタル、タングステンまたは窒化タングステン等の単層
膜を用いることもできる。また、チタン上に窒化チタン
を形成し、さらにチタンを形成した3層の積層膜(チタ
ン/窒化チタン/チタン)の他、チタン/窒化チタン、
窒化チタン/チタン、タンタル/窒化タンタル/タンタ
ル、タンタル/窒化タンタル、窒化タンタル/タンタル
等の積層膜を用いることもできる。
【0038】次いで、バリア層26a上に銅膜26b
(第1〜第3の銅膜:請求項の導電性膜)を形成する
(図21の工程102)。まず、第1の銅膜をスパッタ
法により堆積する。この際、例えばターゲットとウエハ
間距離は150mm、成膜圧力は1mTorr、成膜初
期温度は50℃で最終到達温度は80℃の条件で、平坦
部で厚さ40nm程度の第1の銅膜を形成する。さら
に、第2の銅膜をスパッタ法により堆積する。この際、
例えばターゲットとウエハ間距離は300mm、成膜圧
力は0.2mTorr以下、成膜初期温度は10℃で最
終到達温度は100℃の条件で、平坦部で厚さ100n
m程度の第2の銅膜を形成する。なお、ここで第1の銅
膜を省略したり、第2の銅膜の成膜温度を室温(25
℃)以下に保持したりすることもできる。次いで、第3
の銅膜を電解メッキ法により堆積する。この際、例えば
硫酸銅ベースのメッキ液中に半導体基板1の表面を浸漬
させ、半導体基板1に負の電圧を印加することで、平坦
部で厚さ600nm程度の第3の銅膜を配線溝25に埋
め込む。なお、銅膜26bは、スパッタ法およびメッキ
法によって形成されたが、例えばスパッタ法およびCV
D法、CVD法、またはCVD法およびメッキ法により
形成することもできる。
【0039】次に、図13に示すように、配線溝25外
部の銅膜26bおよび窒化チタン膜26aをCMP法に
より除去して第2配線層の配線26を形成する(図21
の工程103)。なお、CMP法による研磨の前後に半
導体基板1に熱処理を施してもよい。
【0040】次いで、半導体基板1の表面(銅膜26b
および低誘電率膜23の表面)に前処理を施す(図21
の工程104)。前処理には、例えば以下の第1〜第4
の前処理を挙げることができる。
【0041】第1の前処理は、ウェット洗浄によって低
誘電率膜23の表面を削る方法であって、クエン酸を含
む洗浄液、またはクエン酸とアンモニアとを含む洗浄
液、またはジエチレングリコール系またはブチロラクト
ン系または有機アミン系などの有機系材料を含む洗浄液
が用いられる。
【0042】第2の前処理は、ドライエッチング処理に
よって低誘電率膜23の表面を削る方法であって、低誘
電率膜23が有機系材料の場合は、エッチングガスに水
素または窒素のうち少なくとも1つを含むガス、あるい
は水素または窒素を構成要素に持つガスが用いられる。
また、低誘電率膜23がSiOF系材料またはSiOC
系材料の場合は、エッチングガスにフッ素または酸素の
うち少なくとも1つを含むガス、あるいはフッ素または
酸素を構成要素に持つガスが用いられる。
【0043】第3の前処理は、熱処理を行う方法であ
り、例えば水素処理が用いられる。第4の前処理は、プ
ラズマ処理を行う方法であって、水素プラズマ処理また
はアンモニアプラズマ処理が用いられる。
【0044】前記第1および第2の前処理により、低誘
電率膜23の表面の汚染層が除去されるので、低誘電率
膜23上のタングステンの異常成長を防いで、選択性ま
たは優先性よく銅膜26b上にタングステン膜を形成す
ることができる。また、前記第3および第4の前処理に
より、銅膜26bの表面の酸化物が還元され、また半導
体基板1の表面(銅膜26bおよび低誘電率膜23の表
面)の吸着ガス、水分および有機物が除去される。さら
に銅膜26bの表面に水素を吸着、吸蔵することによ
り、その後のタングステン膜の形成時にタングステンが
選択成長または優先成長しやすくなる。
【0045】次いで、図14に示すように、銅膜26b
上にタングステンを選択成長または優先成長させること
により、銅膜26b上にバリアメタルとして機能する、
例えば2〜20nm程度のタングステン膜26c(請求
項のキャップ導電性膜)を形成する(図21の工程10
5)。タングステン膜26cは、例えば0.3Tor
r、設定温度460℃で、6フッ化タングステン流量5
scc、水素流量500sccの条件下で、1.5分間
処理を行うことにより形成する。かかる処理により、配
線26上にのみにタングステンが選択的に成長または、
低誘電率膜23上に比べ配線26上にタングステンが優
先的に成長する。
【0046】なお、この選択成長または優先成長は、C
VD法またはメッキ法により達成することができ、CV
D法により成膜する場合は、成膜圧力2Torr以下、
温度250℃、6フッ化タングステンと水素の流量比6
フッ化タングステン/水素が1/50以下の条件で成膜
することができる。また、タングステンの他、窒化チタ
ン、タンタル、窒化タンタル、窒化タングステンまたは
ニッケル等も配線26上のキャップ導電性膜として使用
できる。
【0047】配線26上にタングステンを選択成長また
は優先成長により形成し、配線26の上面をタングステ
ン膜26cで覆うことにより、配線26が直接絶縁膜と
接触することがなく、銅の拡散を防止することができ
る。さらに銅膜の表面、界面および粒界が不安定な場合
は、これらがマイグレーションの経路となり、銅膜を主
導体層とする配線のエレクトロマイグレーション耐性が
著しく劣化するという問題が生ずる。しかし、本実施の
形態では銅膜26bは同じ金属であるタングステン膜2
6cと接触し、銅の拡散を防止することから、配線26
のエレクトロマイグレーションを低減することができ
る。
【0048】次いで、半導体基板1の表面(タングステ
ン膜26cおよび低誘電率膜23の表面)に後処理を施
す(図21の工程106)。後処理には、例えば以下の
第1〜第6の後処理を挙げることができる。
【0049】第1の後処理は、ウェット洗浄によって低
誘電率膜23の表面を削る方法であって、過酸化水素を
含む洗浄液が用いられる。第2の後処理は、半導体基板
1の表面をCMP法で研磨する方法である。CMPとウ
ェット洗浄とを組み合わせてもよい。第3の後処理は、
ドライエッチング処理によって低誘電率膜23の表面を
削る方法であって、フッ素を構成要素に持つガスが用い
られる。第4の後処理は、超音波洗浄を行う方法であ
る。
【0050】第5の後処理は、プラズマ処理を行う方法
であって、水素プラズマ処理またはアンモニアプラズマ
処理が用いられる。第6の後処理は、熱処理を行う方法
である。
【0051】前記第1〜第4の後処理により、選択性の
やぶれによって低誘電率膜23上にタングステンが成長
し、または低誘電率膜23上の汚染メタルにタングステ
ンが成長した場合であっても、これら不要なタングステ
ンおよび汚染メタルが除去される。また、前記第5の後
処理により、タングステン膜26c上を含む半導体基板
1の表面(タングステン膜26cおよび絶縁膜23の表
面)の吸着ガス、水分および有機物が除去される。ま
た、前記第6の後処理により、主導体層である銅膜26
bの膜質を改善することができる。
【0052】次に、図15に示すように、低誘電率膜2
3および配線26(タングステン膜26c)上に絶縁膜
29を形成する(図21の工程107)。絶縁膜29
は、例えばTEOS(tetra ethyl ortho silicate : S
i(OC2H5))とオゾンとをソースガスに用いたプラズマC
VD法で堆積されたTEOS酸化膜、または低誘電率膜
(例えばSiOC系材料、SiOF系材料またはPAE
系材料など)であり、これらの単層膜または重ね膜によ
って構成することができる。例えば、図16に示すよう
に、低誘電率膜23および配線26(タングステン膜2
6c)上に相対的に薄いTEOS酸化膜29aを成膜
し、さらにその上に相対的に厚い低誘電率膜29bを成
膜して積層構造の絶縁膜29を形成することができる。
また、TEOS酸化膜に代えてSiNを用いてもよい。
【0053】次いで、配線26のコンタクト領域上の絶
縁膜29をエッチングにより除去することによりコンタ
クトホール30を形成する。
【0054】次に、図17に示すようにコンタクトホー
ル30内に、プラグ31を形成する。このプラグ31の
形成前に、良好なコンタクト特性を得るため、コンタク
トホール30の底面をエッチングする。
【0055】なお、このエッチングまたは前述のコンタ
クトホール30の開孔の際のエッチングによって、コン
タクトホール30底面のタングステン膜26cも一部エ
ッチングされる。また、これらのエッチングによってコ
ンタクトホール底面のタングステン膜26cが消失して
もかまわないし、別途、コンタクトホール底面のタング
ステン膜26cのエッチングを行ってもよい。
【0056】前記プラグ31は次のように形成する。ま
ず、コンタクトホール30内を含む絶縁膜29上に、C
VD法またはスパッタ法により窒化チタン膜31aを形
成した後、CVD法によりタングステン膜31bを形成
する。次いで、コンタクトホール30外部の窒化チタン
膜31aおよびタングステン膜31bをCMPにより除
去し、プラグ31を形成する。なお、配線26と同様
に、窒化チタン膜31a上に、銅膜をスッパタ法または
メッキ法により形成し、銅プラグとしても良い。この場
合、窒化チタン膜31aに変えて、例えばタンタル、窒
化タンタル、タングステンまたは窒化タングステン等の
単層膜や、チタン上に窒化チタンを形成し、さらにチタ
ンを形成した3層の積層膜(チタン/窒化チタン/チタ
ン)の他、チタン/窒化チタン、タンタル/窒化タンタ
ル/タンタル、タンタル/窒化タンタル等の積層膜を用
いても良い。
【0057】次に、図18に示すように、第1配線層の
配線26の場合と同様に、第2配線層を形成する。ま
ず、酸化シリコン膜32をCVD法により堆積し、次い
で比誘電率が4以下の低誘電率膜33をCVD法または
塗布法で形成する。CVD法で形成される低誘電率膜3
3として、例えばSiOC系材料またはSiOF系材
料、塗布法で形成される低誘電率膜33として、例えば
PAE系材料、HSG系材料またはMSQ系材料を例示
することができる。なお、酸化シリコン膜22に代え
て、低誘電率膜33に対してエッチング選択比を有する
絶縁膜を形成してもよい。
【0058】次いで、配線溝25の場合と同様に、第2
配線層形成予定領域上の低誘電率膜33をエッチングに
より除去し、さらに、このエッチングにより露出した酸
化シリコン膜32をエッチングすることにより配線溝3
4を形成する。
【0059】次に、配線溝34内を含む低誘電率膜33
上に窒化チタンからなるバリア層35aをスパッタ法ま
たはCVD法により堆積し、次いでバリア層35a上
に、銅膜35b(請求項の導電性膜)をスパッタ法によ
り形成する。この際の成膜条件は、銅膜26bの場合と
同じである。
【0060】次に、配線溝34外部の銅膜35bおよび
バリア層35aをCMPにより除去して第2配線層の配
線35を形成する。なお、ここではプラグ31と配線溝
34を別々に形成したが、デュアルダマシン法を用いて
同時に形成してもよい。
【0061】次いで、半導体基板1の表面(銅膜35b
および低誘電率膜33の表面)に前処理を施す。この前
処理は、前記第1〜第4の前処理と同じ処理である。
【0062】次に、配線35(銅膜35b)上にタング
ステンを選択成長または優先成長させることにより、配
線35(銅膜35b)上にバリアメタルとして機能する
タングステン膜35c(請求項のキャップ導電性膜)を
選択的または優先的に形成する。この際の成膜条件は、
配線26上のタングステン膜26cの場合と同じであ
る。
【0063】次いで、半導体基板1の表面(タングステ
ン膜35cおよび低誘電率膜33の表面)に後処理を施
す。この後処理は、前記第1〜第6の後処理と同じ処理
である。
【0064】次に、図19に示すように、低誘電率膜3
3および配線35(タングステン膜35c)上に、絶縁
膜37を形成する。絶縁膜37は、絶縁膜29と同様に
形成する。次いで、コンタクトホール30と同様に、配
線35のコンタクト領域上の絶縁膜37をエッチングに
より除去することによりコンタクトホール38を形成す
る。
【0065】次に、プラグ31と同様に、コンタクトホ
ール38内を含む絶縁膜37上に、スパッタ法またはC
VD法により窒化チタン膜39aを形成した後、CVD
法によりタングステン膜39bを形成する。次いで、コ
ンタクトホール38以外の窒化チタン膜39aおよびタ
ングステン膜39bをCMPにより除去し、プラグ39
を形成する。なお、プラグ39も銅プラグとしても良
い。
【0066】次に、酸化シリコン膜37およびプラグ3
9上にチタン膜または窒化チタン膜40a、アルミニウ
ム膜40bおよび窒化チタン膜40cを順次堆積し、こ
れら積層膜を所望の形状にパターニングすることにより
プラグ39上まで延在する第3配線層の配線40を形成
する。
【0067】次いで、図20に示すように、酸化シリコ
ン膜37および配線40上に酸化シリコン膜41をCV
D法により堆積した後、この酸化シリコン膜41上にS
OG膜42を形成する。このSOG膜42を形成するこ
とにより、配線40により生じた凹凸を平坦化すること
ができる。なお、SOG膜42上にCVD法によりTE
OS酸化膜等の酸化シリコン膜42aを形成しても良
い。
【0068】さらに、配線40のコンタクト領域上の酸
化シリコン膜42a、SOG膜42および酸化シリコン
膜41をエッチングにより除去する。続いて、配線40
のコンタクト領域および酸化シリコン膜42a上に、ス
パッタ法によりアルミニウム膜を堆積し、所望の形状に
パターニングすることによって、第4配線層の配線43
を形成する。
【0069】次いで、配線43上に窒化シリコン膜44
を形成し、窒化シリコン44上に酸化シリコン膜45形
成する。これら窒化シリコン膜44および酸化シリコン
膜45は、外部からの水分や不純物の侵入防止や、α線
の透過の抑制を行うパッシベーション膜として機能す
る。
【0070】次に、酸化シリコン膜45および窒化シリ
コン膜44をエッチングにより除去することにより配線
43の一部(ボンディングパッド部)を露出させる。続
いて、露出した配線43上に金膜およびニッケル膜等の
積層膜からなるバンプ下地電極47を形成し、バンプ下
地電極47上に金または半田等からなるバンプ電極48
を形成する。このバンプ電極48は外部接続用電極とな
る。
【0071】この後、パッケージ基板等に実装され半導
体集積回路装置が完成するが、それらの説明は省略す
る。
【0072】なお、本実施の形態では、配線26,35
は、配線溝の内部にバリア層および銅膜が埋め込まれた
シングルダマシン配線としたが、接続孔および配線溝の
内部にバリア層および銅膜を埋め込み、配線と接続部材
とが一体に形成される、いわゆるデュアルダマシン配線
とすることができる。
【0073】また、本実施の形態では、配線26,35
上に、タングステン膜26c,35cを選択成長または
優先成長させたが、プラグ31,39上にタングステン
膜を選択成長または優先成長させてもよい。
【0074】また、本実施の形態では、配線溝25,3
4が形成される低誘電率膜23,33としてSiOC系
材料、SiOF系材料、PAE系材料、HSG系材料ま
たはMSQ系材料を例示したが、これらに限定されるも
のではなく、例えばTEOS酸化膜を用いてもよい。こ
の場合、TEOS酸化膜に対してエッチング選択比を有
する絶縁膜、例えば窒化シリコン膜がTEOS酸化膜の
下層に形成される。
【0075】このように、本実施の形態によれば、配線
26,35上にタングステン膜26c,35cを選択成
長または優先成長させる前に前処理を行うことにより、
タングステンの異常成長を防いで、選択性または優先性
よく銅膜26b,35b上にタングステン膜26c,3
5cを形成することができる。また、タングステン膜2
6c,35cを選択成長または優先成長させた後に後処
理を行うことにより、選択性のやぶれなどによって低誘
電率膜23,33上にタングステンが異常成長した場合
であっても、不要なタングステンを除去することができ
る。これにより、信頼性の高いタングステン膜26c,
35cを形成することができる。
【0076】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0077】例えば、前記実施の形態では、MISFE
Tおよび抵抗素子上に形成された配線に本発明を適用し
たが、本発明は、多層配線を用いた半導体装置に広く適
用可能である。
【0078】また、前記実施の形態では、配線の主導体
層を構成する導電性膜を銅としたが、銅、銀、アルミニ
ウムまたはこれらの金属を主成分とする合金としてもよ
い。銅合金膜には、マグネシウム含有量が5%以下の合
金またはアルミニウム含有量が3%以下の合金を含む。
【0079】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0080】配線の主導体層を構成する導電性膜上に選
択成長または優先成長によってキャップ導電性膜を形成
する前に、絶縁膜上の汚染層を除去するなどの前処理を
行い、キャップ導電性膜を形成した後に、絶縁膜上の不
要な金属を除去するなどの後処理を行うことによって、
キャップ導電性膜の信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態である半導体装置の製
造方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態である半導体装置の製
造方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図12】本発明の一実施の形態である半導体装置の製
造方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図13】本発明の一実施の形態である半導体装置の製
造方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図14】本発明の一実施の形態である半導体装置の製
造方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図15】本発明の一実施の形態である半導体装置の製
造方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図16】本発明の一実施の形態である半導体装置の製
造方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図17】本発明の一実施の形態である半導体装置の製
造方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図18】本発明の一実施の形態である半導体装置の製
造方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図19】本発明の一実施の形態である半導体装置の製
造方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図20】本発明の一実施の形態である半導体装置の製
造方法を工程順に示す半導体基板の要部断面図である。
【図21】本発明の一実施の形態であるダマシン法によ
る配線形成方法を説明するための工程図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 素子分離領域 3 p型ウェル 4 n型ウェル 5 ゲート酸化膜 6 多結晶シリコン膜 7 ゲート電極 8 n型半導体領域 9 p型半導体領域 10 サイドウォール 11 n+型半導体領域 12 p+型半導体領域 13 絶縁膜 14 引き出し電極 16 シリサイド層 18 層間絶縁膜 20 コンタクトホール 21 プラグ 22 酸化シリコン膜 23 低誘電率膜 25 配線溝 26 配線 26a バリア層 26b 銅膜 26c タングステン膜 29 絶縁膜 29a TEOS酸化膜 29b 低誘電率膜 30 コンタクトホール 31 プラグ 31a 窒化チタン膜 31b タングステン膜 32 酸化シリコン膜 33 低誘電率膜 34 配線溝 35 配線 35a バリア層 35b 銅膜 35c タングステン膜 37 絶縁膜 38 コンタクトホール 39 プラグ 39a 窒化チタン膜 39b タングステン膜 40 配線 40a チタン膜 40b アルミニウム膜 40c 窒化チタン膜 41 酸化シリコン膜 42 SOG膜 42a 酸化シリコン膜 43 配線 44 窒化シリコン膜 45 酸化シリコン膜 47 バンプ下地電極 48 バンプ電極 Qn nチャネル型MISFET Qp pチャネル型MISFET R 導体膜
フロントページの続き (72)発明者 今井 俊則 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 野口 純司 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 田丸 剛 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5F033 HH07 HH08 HH11 HH18 HH19 HH21 HH32 HH33 HH34 JJ08 JJ11 JJ19 JJ33 KK04 KK08 KK11 KK18 KK19 KK21 KK25 KK27 KK28 KK32 KK33 KK34 MM01 MM05 MM07 MM08 MM12 MM13 NN06 NN07 PP04 PP06 PP07 PP15 PP27 QQ00 QQ09 QQ11 QQ20 QQ25 QQ37 QQ48 QQ70 QQ73 QQ91 QQ94 RR01 RR04 RR06 RR09 RR11 RR12 RR21 RR25 SS01 SS04 SS11 SS15 XX21 XX28

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)半導体基板上に形成された絶縁膜
    に凹パターンを形成する工程と、(b)前記半導体基板
    の全面に前記凹パターンを埋め込む導電性膜を形成する
    工程と、(c)前記凹パターン以外の領域の前記導電性
    膜を除去する工程と、(d)前記導電性膜上に選択成長
    または優先成長によってキャップ導電性膜を形成する工
    程とを有し、前記(d)工程に先立ち、クエン酸を含む
    洗浄液またはクエン酸とアンモニアとを含む洗浄液を用
    いたウェット処理、あるいはドライエッチング処理によ
    って、前記絶縁膜の表面を削ることを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 (a)半導体基板上に形成された絶縁膜
    に凹パターンを形成する工程と、(b)前記半導体基板
    の全面に前記凹パターンを埋め込む導電性膜を形成する
    工程と、(c)前記凹パターン以外の領域の前記導電性
    膜を除去する工程と、(d)前記導電性膜上に選択成長
    または優先成長によってキャップ導電性膜を形成する工
    程とを有し、前記(d)工程の後に、過酸化水素を含む
    洗浄液を用いたウェット処理、CMP処理、ドライエッ
    チング処理または超音波洗浄処理によって、前記絶縁膜
    の表面の付着物を除去することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 (a)半導体基板上に形成された絶縁膜
    に凹パターンを形成する工程と、(b)前記半導体基板
    の全面に前記凹パターンを埋め込む導電性膜を形成する
    工程と、(c)前記凹パターン以外の領域の前記導電性
    膜を除去する工程と、(d)前記導電性膜上に選択成長
    または優先成長によってキャップ導電性膜を形成する工
    程とを有し、前記(d)工程の前および/または後に、
    熱処理またはプラズマ処理が行われることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 (a)半導体基板上に形成された絶縁膜
    に凹パターンを形成する工程と、(b)前記半導体基板
    の全面に前記凹パターンを埋め込む導電性膜を形成する
    工程と、(c)前記凹パターン以外の領域の前記導電性
    膜を除去する工程と、(d)前記導電性膜上に選択成長
    または優先成長によってキャップ導電性膜を形成する工
    程とを有し、前記絶縁膜は、比誘電率が4以下の低誘電
    率材料から成り、前記(d)工程に先立ち、クエン酸を
    含む洗浄液またはクエン酸とアンモニアとを含む洗浄液
    を用いたウェット処理、あるいはジエチレングリコール
    系またはブチロラクトン系または有機アミン系などの有
    機系材料を含む洗浄液を用いたウェット処理、あるいは
    ドライエッチング処理によって、前記絶縁膜の表面を削
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 (a)半導体基板上に形成された絶縁膜
    に凹パターンを形成する工程と、(b)前記半導体基板
    の全面に前記凹パターンを埋め込む導電性膜を形成する
    工程と、(c)前記凹パターン以外の領域の前記導電性
    膜を除去する工程と、(d)前記導電性膜上に選択成長
    または優先成長によってキャップ導電性膜を形成する工
    程とを有し、前記絶縁膜は、比誘電率が4以下の低誘電
    率材料から成り、前記(d)工程の後に、過酸化水素を
    含む洗浄液を用いたウェット処理、ジエチレングリコー
    ル系またはブチロラクトン系または有機アミン系などの
    有機材料を含む洗浄液を用いたウェット処理、CMP処
    理、ドライエッチング処理または超音波洗浄処理によっ
    て、前記絶縁膜の表面の付着物を除去することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
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