JP2003100686A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2003100686A
JP2003100686A JP2001287716A JP2001287716A JP2003100686A JP 2003100686 A JP2003100686 A JP 2003100686A JP 2001287716 A JP2001287716 A JP 2001287716A JP 2001287716 A JP2001287716 A JP 2001287716A JP 2003100686 A JP2003100686 A JP 2003100686A
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treatment
pure water
tank
chemical
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JP2001287716A
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Hiroyuki Araki
浩之 荒木
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多機能処理槽を用いた基板の処理工程におい
てスループットの向上を図ることができる基板処理装置
を提供することである。 【解決手段】 基板処理装置は、基板取出部41、基板
搬出部48、基板処理部61、基板保持カセット75、
リフタスライダ70および搬送ロボット92を備える。
基板処理部61は、薬液処理槽62および多機能処理槽
64a,64bを含む。基板取出部41は、上昇および
回動する一対のホルダ41aを備え、基板搬出部48
は、上昇および回動する一対のホルダ48aを備える。
薬液処理槽62は、薬液C1専用の処理槽である。一
方、多機能処理槽64a,64bには、薬液C2〜C
4,C5〜C7または純水W1,W2を選択的に供給す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板を所定の処理
液に浸漬させ、所定の処理を施す基板処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体基板、液晶表示装置用ガラス基
板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の
基板に一連の処理を施すために、基板処理装置が用いら
れる。この基板処理装置には、単一の機能を有する複数
の単機能処理槽に基板を順次浸漬させることにより一連
の処理を施す単機能処理槽を備えた基板処理装置と、多
くの機能を有する1つの多機能処理槽に薬液や純水等の
処理液を順次投入させることにより処理槽内に保持され
る基板に一連の処理を施す多機能処理槽を備えた基板処
理装置とがある。以下、多機能処理槽を備えた基板処理
装置について説明する。
【0003】特開平8−340035号公報には、省ス
ペースでスループットの低下を防止するための多機能処
理槽を備えた基板処理装置について開示されている。
【0004】図4は特開平8−340035号公報に開
示された多機能処理槽を備えた基板処理装置の構成の一
例を示す模式的断面図である。
【0005】図4に示すように、特開平8−34003
5号公報に開示された基板処理装置は、基板取出部4
1、基板搬出部48、基板処理部60、基板保持カセッ
ト75、リフタヘッド72および搬送ロボット92を備
える。
【0006】図4の基板取出部41は、一対のホルダ4
1aを備え、基板搬出部48は、一対のホルダ48aを
備える。基板処理部60は、基板100に所定の薬液処
理を施す薬液専用処理槽62、薬液処理を施された基板
100に薬液処理および純水処理(純水による洗浄処
理)を施す多機能処理槽64、および純水処理を施され
た基板100の乾燥処理を施す乾燥処理部66を備え
る。
【0007】図4の基板処理装置においては、基板取出
部41上のカセット75中の基板100は、上昇する一
対のホルダ41aによってカセット75外に取り出さ
れ、搬送ロボット92の一対のハンドに把持される。搬
送ロボット92に保持された基板100は、矢印Aの方
向に搬送されてリフタヘッド72に受け渡される。リフ
タヘッド72に保持された基板100は、薬液処理槽6
2に浸漬され薬液処理が施された後、多機能処理槽64
に浸漬されて純水処理が施される。
【0008】次に、多機能処理槽64の底部から薬液を
供給して純水をオーバーフローさせながら多機能処理槽
64内の純水を薬液に置換し、多機能処理槽64内に支
持された基板100に対して薬液による処理を開始し、
予め定められた所定時間の経過後、薬液による処理を終
了する。続いて、多機能処理槽64内の底部から純水を
再度、供給して薬液をオーバーフローさせながら多機能
処理槽64内の薬液を純水に置換し基板100の純水処
理を行う。そして、基板100に対して、予め定められ
た処理が行われた後、処理後の基板100が、リフタヘ
ッド72側から搬送ロボット92の一対のハンドに受け
渡され、乾燥部処理部66に移送されて乾燥処理され
る。
【0009】最後に、乾燥処理が施された後の基板10
0は、搬送ロボット92の一対のハンドに受け渡された
後、基板搬出部48の一対のホルダ48aに受け渡され
た後、再びカセット75中に収納される。
【0010】これにより、高温の薬液または精密な温度
調節が必要な薬液、また高濃度の薬液を用いる処理を行
う際にスループットの低下を防止することができ、さら
に省スペースで良好な純水による洗浄を達成できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−340035号公報に開示された多機能処理槽を備
えた基板処理装置では、薬液処理槽62および多機能処
理槽64は、一意的に対応しており、スループットの低
下を防止することはできるが、スループットの向上を実
現することができない。
【0012】例えば、多機能処理槽64において二種類
の薬液処理を行う場合、すなわち、基板100を薬液処
理槽において薬液処理を施した後、多機能処理槽64に
おいて第1の薬液、純水、第2の薬液および純水を用い
て基板100に処理を行う場合、多機能処理槽64内を
第1の薬液から純水に置換する工程、純水から第2の薬
液に置換する工程および第2の薬液から純水に置換する
工程が必要となる。それにより、薬液処理槽62におい
て基板100を処理する時間に比べて多機能処理槽64
において基板100を処理する時間がかなり長くなるた
め、薬液処理槽62では、多機能処理槽64において基
板100の処理が終了するまで待機する必要がある。そ
の結果、基板処理のスループットが低くなる。
【0013】本発明の目的は、多機能処理槽を用いた基
板の処理工程においてスループットの向上を図ることが
できる基板処理装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
に係る基板処理装置は、基板に所定の処理を行う基板処
理装置であって、基板に薬液処理および純水処理を選択
的に行う第1の処理槽と、基板に薬液処理および純水処
理を選択的に行う第2の処理槽と、第1の処理槽と第2
の処理槽との間で基板を搬送する基板搬送手段とを備え
たものである。
【0015】本発明に係る基板処理装置においては、基
板搬送手段により第1の処理槽に基板が搬送され、第1
の処理槽において基板に薬液処理および純水処理が選択
的に行われ、基板搬送手段により基板が第2の処理槽に
搬送され、第2の処理槽において基板に薬液処理および
純水処理が選択的に行われる。
【0016】第1の処理槽で基板に薬液処理または純水
処理が行われている間に、第2の処理槽に薬液または純
水を供給することができる。また、第2の処理槽で基板
に薬液処理または純水処理が行われている間に、第1の
処理槽に薬液または純水を供給することができる。した
がって、第1の処理槽および第2の処理槽で交互に基板
に薬液処理または純水処理を行うことにより、基板に薬
液処理および純水処理を短時間で行うことができる。そ
の結果、基板の処理のスループットが向上する。
【0017】第2の発明に係る基板処理装置は、第1の
発明に係る基板処理装置の構成において、第1の処理槽
に1または複数種類の薬液および純水を選択的に供給す
る第1の供給手段と、第2の処理槽に1または複数種類
の薬液および純水を選択的に供給する第2の供給手段と
をさらに備えたものである。
【0018】この場合、第1の供給手段により第1の処
理槽に1または複数種類の薬液および純水が選択的に供
給され、第2の供給手段により第2の処理槽に1または
複数種類の薬液および純水が選択的に供給される。それ
により、基板に1または複数種類の薬液処理および純水
処理を短時間で行うことができる。
【0019】第3の発明に係る基板処理装置は、第2の
発明に係る基板処理装置の構成において、第1の供給手
段は、第2の処理槽において純水処理が行われている間
に第1の処理槽に薬液を供給し、第2の処理槽において
薬液処理が行われている間に第1の処理槽に純水または
第2の処理槽とは異なる薬液を供給し、第2の供給手段
は、第1の処理槽において純水処理が行われている間に
第2の処理槽に薬液を供給し、第1の処理槽において薬
液処理が行われている間に第2の処理槽に純水または第
1の処理槽とは異なる薬液を供給するものである。
【0020】この場合、第2の処理槽において純水処理
が行われている間に第1の供給手段により第1の処理槽
に薬液が供給され、第2の処理槽において薬液処理が行
われている間に第1の処理手段により第1の処理槽に純
水または第2の処理槽とは異なる薬液が供給される。ま
た、第1の処理槽において純水処理が行われている間に
第2の供給手段により第2の処理槽に薬液が供給され、
第1の処理槽において薬液処理が行われている間に第2
の処理手段により第2の処理槽に純水または第1の処理
槽とは異なる薬液が供給される。
【0021】それにより、基板に1または複数種類の薬
液処理および純水処理を連続的かつ短時間で行うことが
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る基板処理装置について説明する。
【0023】図1は本発明の一実施の形態に係る基板処
理装置の構成を示す模式的斜視図であり、図2は図1の
基板処理装置の構造を示す模式的断面図である。
【0024】図1および図2に示す基板処理装置は、基
板取出部41、基板搬出部48、基板処理部61、基板
保持カセット75、リフタスライダ70および搬送ロボ
ット92を備える。
【0025】基板処理部61は、薬液処理槽62および
多機能処理槽64a,64bを含む。また、基板取出部
41は、上昇および回動する一対のホルダ41aを備
え、基板搬出部48は、上昇および回動する一対のホル
ダ48aを備える。
【0026】図2に示すように、薬液処理槽62は、ポ
ンプ21、フィルタ22、温度調整器23、開閉弁V1
および開閉弁V11を備える。また、多機能処理槽64
aは、ポンプ31、フィルタ32および開閉弁V2〜V
4,V8,V21,V31を備え、多機能処理槽64b
は、ポンプ41、フィルタ42および開閉弁V5〜V
7,V9,V41,V51を備える。
【0027】図2の薬液処理槽62の底部には、開閉弁
V1を介して、薬液処理槽62内に薬液C1を供給する
ための薬液供給用配管が接続されている。また、ポンプ
21、フィルタ22および温度調整器23により薬液処
理層62内の薬液C1が循環可能となっている。さら
に、薬液処理槽62の底部には、開閉弁V11を介し
て、薬液処理層62内の薬液C1を排出するためのドレ
イン用配管が接続されている。
【0028】また、多機能処理槽64aの底部には、開
閉弁V2〜V4を介して、多機能処理槽64a内に薬液
C2〜C4をそれぞれ供給するための薬液供給用配管が
接続されるとともに、開閉弁V8を介して、多機能処理
槽64a内に純水W1を供給するための純水供給用配管
が接続されている。開閉弁V2〜V4,V8により薬液
C2〜C4または純水W1のいずれか1つまたは複数を
多機能処理槽64a内に供給することができる。また、
ポンプ31およびフィルタ32により多機能処理槽64
a内の薬液C2〜C4または純水W1が循環可能となっ
ている。
【0029】さらに、多機能処理槽64aの底部には、
開閉弁V21を介して多機能処理槽64a内の薬液C2
〜C4または純水W1を排出するためのドレイン用配管
が接続されている。また、多機能処理槽64aの上部か
らオーバーフローした薬液C2〜C4または純水W1を
排出するため、開閉弁V31を介してドレイン用配管が
接続されている。
【0030】一方、多機能処理槽64bの底部には、開
閉弁V5〜V7を介して、多機能処理槽64b内に薬液
C5〜C7をそれぞれ供給するための薬液供給用配管が
接続されるとともに、開閉弁V9を介して多機能処理槽
64b内に純水W2を供給するための純水供給用配管が
接続されている。開閉弁V5〜V7,V9により薬液C
5〜C7または純水W2のいずれか1つまたは複数を多
機能処理槽64b内に供給することができる。また、ポ
ンプ41およびフィルタ42により多機能処理槽64b
内の薬液C5〜C7または純水W2が循環可能となって
いる。
【0031】さらに、多機能処理槽64bの底部には、
開閉弁V41を介して多機能処理槽64b内の薬液C5
〜C7または純水W2を排出するためのドレイン用配管
が接続されている。また、多機能処理槽64bの上部か
らオーバーフローした薬液C5〜C7または純水W2を
排出するため、開閉弁V51を介してドレイン用配管が
接続されている。
【0032】このように、薬液処理槽62は、薬液C1
専用の処理槽である。一方、多機能処理槽64a,64
bには、薬液C2〜C4,C5〜C7または純水W1,
W2を選択的に供給することができる。したがって、多
機能処理槽64a,64bにおいては各種の薬液処理ま
たは洗浄処理を連続して実行することができる。
【0033】薬液C1〜C7は、例えば、フッ酸(H
F)、アンモニア(NH3)と過酸化水素水(H22
と純水との混合液、塩酸(HCl)と過酸化水素水と純
水との混合液等である。
【0034】本実施の形態においては、多機能処理槽6
4aが第1の処理槽に相当し、多機能処理槽64bが第
2の処理槽に相当し、リフタスライダ70が基板搬送手
段に相当し、薬液C2〜C7が薬液に相当する。
【0035】次に、図3を用いて図1または図2に示す
基板処理装置の動作を説明する。ここでは、多機能処理
槽64a,64bにおいて、三種類の薬液を用いて処理
を行う場合、すなわち第1の薬液、純水、第2の薬液、
純水、第3の薬液および純水を順に用いて基板100に
処理を行う場合の基板処理装置の動作を説明する。そし
て、図4の従来の基板処理装置の多機能処理槽64にお
いて三種類の薬液を用いて処理を行う場合の動作と比較
する。
【0036】図3(a),(b)は図2の基板処理装置
の多機能処理槽64a,64bを用いて基板100に処
理を行う場合の多機能処理槽64a,64b内の薬液の
濃度の変化を示す図であり、図3(c)は従来の基板処
理装置の多機能処理槽64を用いて基板に処理を行う場
合の多機能処理槽64内の薬液の濃度変化を示す図であ
る。
【0037】図3の例では、基板100が、薬液C2、
純水W1、薬液C5、純水W1、薬液C6および純水W
2を順に用いて処理される。
【0038】まず、基板処理装置の基板取出部41に基
板保持カセット75に収納された未処理の基板100が
搬入される。そして、基板取出部41に設けられた一対
のホルダ41aにより、基板保持カセット75から未処
理の基板100が取り出される。一対のホルダ41a
は、基板100を保持して搬送ロボット92に渡す。搬
送ロボット92は、基板100を把持し、リフタスライ
ダ70に基板100を渡す。リフタスライダ70は、受
け取った基板100を基板処理部61に搬送する。
【0039】ここで、予め開閉弁V1を開放することに
より薬液処理槽62内は薬液C1で満たされている。リ
フタスライダ70は、基板100を薬液処理槽62内の
薬液C1に浸漬する。次いで、所定の時間経過後、リフ
タスライダ70は上昇して、基板100を多機能処理槽
64aに移送する。
【0040】ここで、予め開閉弁V2を開放することに
より多機能処理槽64a内は第1の薬液C2で満たされ
ている。リフタスライダ70は、基板100を多機能処
理槽64a内に満たされた第1の薬液C2に浸漬する。
それにより、基板100の表面の薬液処理が行われる。
【0041】基板100が多機能処理槽64a内の第1
の薬液C2に浸漬されてから所定の処理時間が経過した
後、図2の開閉弁V8を開放することにより、純水W1
が多機能処理槽64aの底部から注入され、多機能処理
槽64a内の第1の薬液C2が薄められる。多機能処理
槽64a内の第1の薬液C2の濃度が純水W1で置換さ
れた後、一定の時間が経過すると、基板100は、リフ
タスライダ70に保持された状態で上昇し、多機能処理
槽64bに移送される。
【0042】基板100が多機能処理槽64aにおいて
第1の薬液C2に浸漬されている間、開閉弁V5を開放
することにより多機能処理槽64b内は第2の薬液C5
で満たされている。リフタスライダ70は、基板100
を多機能処理槽64b内に満たされた第2の薬液C5に
浸漬する。それにより、基板100の表面の薬液処理が
行われる。
【0043】基板100が多機能処理槽64b内の第2
の薬液C5に浸漬されてから所定の処理時間が経過した
後、リフタスライダ70は、基板100を保持した状態
で上昇し、多機能処理槽64aに移送する。
【0044】基板100が多機能処理槽64bにおいて
第2の薬液C5に浸漬されている間、開放弁V8を開放
することにより多機能処理槽64a内は純水W1で満た
されている。リフタスライダ70は、基板100を多機
能処理槽64a内に満たされた純水W1に浸漬する。そ
れにより、基板100の純水による洗浄処理が行われ
る。
【0045】基板100が多機能処理槽64a内の純水
W1に浸漬されてから所定の処理時間が経過した後、リ
フタスライダ70は、基板100を保持した状態で上昇
し、多機能処理槽64bに移送する。
【0046】また、基板100が多機能処理槽64aに
おいて純水W1により洗浄処理されている間、開閉弁V
9を開放することにより純水W2が多機能処理槽64b
の底部から注入され、多機能処理槽64b内の第2の薬
液C5の濃度が薄められる。多機能処理槽64b内の第
2の薬液C5が純水W2で置換された後、開閉弁V9を
閉じるとともに、開閉弁V6を開放することにより多機
能処理槽64b内は第3の薬液C6が満たされる。
【0047】リフタスライダ70は、基板100を多機
能処理槽64b内に満たされた第3の薬液C6に浸漬す
る。それにより、基板100の表面の薬液処理が行われ
る。
【0048】基板100が多機能処理槽64b内の第3
の薬液C6に浸漬されてから所定の処理時間が経過した
後、図2の開閉弁V9を開放することにより、純水W2
が多機能処理槽64bの底部から注入され、多機能処理
槽64b内の第3の薬液C6の濃度が薄められる。多機
能処理槽64b内の第3の薬液C6の濃度が純W2水で
置換された後、一定の時間が経過すると、リフタスライ
ダ70は、基板100を保持した状態で上昇し、処理さ
れた基板100を搬送ロボット92に渡す。そして、搬
送ロボット92は、一対のホルダ48aに基板100を
渡し、一対のホルダ48aは基板100を保持してカセ
ット75内に収納する。
【0049】一方、図3(c)に示すように、多機能処
理槽64においては、予め多機能処理槽64内は第1の
薬液C2で満たされている。リフタスライダ70は、基
板100を多機能処理槽64内に満たされた第1の薬液
C2に浸漬する。それにより、基板100の表面の薬液
処理が行われる。
【0050】基板100が多機能処理槽64内の第1の
薬液C2に浸漬されてから所定の処理時間が経過した
後、純水が多機能処理槽64の底部から注入され、多機
能処理槽64内の第1の薬液C2の濃度が薄められる。
そして、一定の時間をかけて多機能処理槽64内の第1
の薬液C2が純水で置換される。それにより、基板10
0の表面の純水による洗浄処理が行われる。その後、一
定の時間が経過すると、第2の薬液C5が多機能処理槽
64の底部から注入され、一定の時間をかけて多機能処
理槽64内の純水が第2の薬液C5で置換される。それ
により、基板100の表面の薬液処理が行われる。
【0051】基板100が多機能処理槽64内の第2の
薬液C5に浸漬されてから所定の処理時間が経過した
後、純水が多機能処理槽64の底部から注入され、多機
能処理槽64内の第2の薬液C5の濃度が薄められる。
そして、一定の時間をかけて多機能処理槽64内の第2
の薬液C5が純水で置換される。それにより、基板10
0の表面の純水による洗浄処理が行われる。
【0052】その後、一定の時間が経過すると、第3の
薬液C6が多機能処理槽64の底部から注入され、多機
能処理槽64内の純水が第3の薬液C6で置換される。
そして、一定の時間をかけて多機能処理槽64内の純水
が第3の薬液C6で置換される。それにより、基板10
0の表面の薬液処理が行われる。
【0053】基板100が多機能処理槽64内の第3の
薬液C6に浸漬されてから所定の処理時間が経過した
後、純水が多機能処理槽64の底部から注入され、多機
能処理槽64内の第3の薬液C6の濃度が薄められる。
そして、一定の時間をかけて多機能処理槽64内の第3
の薬液C6が純水で置換される。それにより、基板10
0の表面の純水による洗浄処理が行われる。
【0054】上記のように、図1および図2の基板処理
装置では、多機能処理槽64aにおいて基板100に薬
液C2による薬液処理または純水W1による洗浄処理が
行われている間に、多機能処理槽64bに薬液C5,6
または純水W2を供給することができる。また、多機能
処理槽64bで基板100に薬液C5,6による薬液処
理または純水W2による洗浄処理が行われている間に、
多機能処理槽64aに薬液C2または純水W1を供給す
ることができる。したがって、多機能処理槽64aおよ
び多機能処理槽64bで交互に基板100に薬液C2〜
C7による薬液処理または純水W1,W2による洗浄処
理を選択的に行うことにより、基板100に薬液C2〜
C7による薬液処理および純水W1,W2による洗浄処
理を連続的かつ短時間で行うことができる。その結果、
基板100の処理のスループットが向上する。
【0055】これに対して、図4の従来の基板処理装置
では、図3に示すように、多機能処理槽64において純
水W1による洗浄処理後に、純水W1を第2の薬液C5
で置換するための時間が必要となり、第2の薬液C5の
処理後に、第2の薬液C5を純水W1で置換するための
時間が必要となり、純水W1による洗浄処理後に、純水
W1を第3の薬液C6で置換するための時間が必要とな
る。その結果、基板処理のスループットが低くなる。
【0056】なお、上記実施の形態では、多機能処理槽
64b内に満たされた第2の薬液C5を第3の薬液C6
で置換する際に、純水W2を多機能処理槽64bに満た
すこととしたが、これに限定されず、多機能処理槽64
b内に満たされた第2の薬液C5を開閉弁41を開放し
排出してから、開閉弁41を閉じるとともに開閉弁V6
を開放して第3の薬液C6を多機能処理槽64b内に満
たしてもよい。この場合、第2の薬液C5および第3の
薬液C6の使用量を削減することができるとともに、置
換のための時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の構
成を示す模式的斜視図である。
【図2】図1の基板処理装置の構造を示す模式的断面図
である。
【図3】(a),(b)は図2の多機能処理槽を用いて
基板に所定の処理を行う場合の多機能処理槽内の薬液の
濃度の変化を示す図であり、(c)は従来の多機能処理
槽を用いて基板に処理を行う場合の多機能処理槽内の薬
液の濃度変化を示す図である。
【図4】特開平8−340035号公報に開示された多
機能処理槽を備えた基板処理装置の構成の一例を示す模
式的断面図である。
【符号の説明】
75 基板保持カセット 41a,48a 一対のホルダ 64a,64b 多機能処理槽 62 薬液処理槽 100 基板 70 リフタスライダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/306 H01L 21/30 562 Fターム(参考) 2H025 AB16 AB17 EA04 4F040 AA12 AB13 AB14 AC02 BA42 CC18 CC19 5F043 EE02 EE27 GG10 5F046 AA28 LA03 LA09 MA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に所定の処理を行う基板処理装置で
    あって、 前記基板に薬液処理および純水処理を選択的に行う第1
    の処理槽と、 前記基板に薬液処理および純水処理を選択的に行う第2
    の処理槽と、 前記第1の処理槽と前記第2の処理槽との間で基板を搬
    送する基板搬送手段とを備えたことを特徴とする基板処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の処理槽に1または複数種類の
    薬液および純水を選択的に供給する第1の供給手段と、 前記第2の処理槽に1または複数種類の薬液および純水
    を選択的に供給する第2の供給手段とをさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の供給手段は、前記第2の処理
    槽において純水処理が行われている間に前記第1の処理
    槽に薬液を供給し、前記第2の処理槽において薬液処理
    が行われている間に前記第1の処理槽に純水または前記
    第2の処理槽とは異なる薬液を供給し、 前記第2の供給手段は、前記第1の処理槽において純水
    処理が行われている間に前記第2の処理槽に薬液を供給
    し、前記第1の処理槽において薬液処理が行われている
    間に前記第2の処理槽に純水または前記第1の処理槽と
    は異なる薬液を供給することを特徴とする請求項2記載
    の基板処理装置。
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