JP2003099131A - 減圧装置及び圧縮気体供給装置 - Google Patents

減圧装置及び圧縮気体供給装置

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JP2003099131A
JP2003099131A JP2001293979A JP2001293979A JP2003099131A JP 2003099131 A JP2003099131 A JP 2003099131A JP 2001293979 A JP2001293979 A JP 2001293979A JP 2001293979 A JP2001293979 A JP 2001293979A JP 2003099131 A JP2003099131 A JP 2003099131A
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compressed gas
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pressure level
valve
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Yukio Nemoto
幸雄 根本
Junichi Sudo
淳一 須藤
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Kanematsu NNK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの装置で高圧動作機器と低圧動作機器の
両方に使用できる減圧装置を提供し、該減圧装置を用い
て、圧縮気体供給装置を小型化して軽量化する。 【解決手段】 減圧装置2は、第1圧力レベルの圧縮気
体を取入口21から取入れて圧縮気体を第1圧力レベル
以下の高圧レベルに減圧した圧縮気体を第1取出口10
及び第2取出口11から出力する。単一の減圧弁22が
用いられ、第1取出口10からは減圧弁が機能する最大
圧力レベルであって第1圧力レベルより低い第2の高圧
レベルまでの圧縮気体が出力できる。第2取出口11か
らは第2圧力レベルより低い、第3の圧力レベル以下の
圧縮気体しか出力しないように、感圧性の閉止弁26が
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気釘打機等の空気動
機器に使用するのに適した減圧装置に関し、特に、第1
の圧力レベルの圧縮気体を取入口から取入れてその第1
圧力レベルより低い圧力レベルに減圧した圧縮気体を取
出口から出力する減圧装置に関する。また、その減圧装
置を使用した圧縮気体供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−298691号(特許第30
18537号)公報及び特開平4−296505号公報
には、空気釘打機や空気インパクトレンチ等に圧縮空気
を供給する圧縮気体供給装置が開示されている。その装
置においては、高圧レベルの圧縮空気が生成されてタン
クに貯蔵され、このタンクに2種類の減圧弁が取付けら
れ、該2種類の減圧弁は取出せる圧縮空気の最大圧力レ
ベルが異なるもので構成され、更に、これら2種類の減
圧弁に接続できるソケットや継手等の接続具が相互に互
換性のないものにしてある。それによって、例えば、1
0Kgf/cm2以下の圧縮空気で使用する低圧釘打機には低
圧の圧縮空気を、また、10Kgf/cm2以上の圧縮空気で
使用する高圧釘打機には高圧の圧縮空気を、誤接続する
ことなく供給できる利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公知の圧
縮気体供給装置においては、取出せる圧縮空気の最大圧
力レベルが異なる2種類の減圧弁を、それぞれ高圧用あ
るいは低圧用として専用に使用せねばならない。そのた
め、装置全体の形状を、あまり小さくすることができな
かった。空気釘打機や空気インパクトレンチ等を使用す
る建築現場、特に木造家屋等の建築現場においては、圧
縮気体供給装置は、コンプレッサやタンクを含めて、小
型化され、軽量化されて、スペースの確保及び装置の搬
送が容易にできることが望ましい。
【0004】従って、本発明の目的は、1個の装置で高
圧の圧縮気体を取出せる第1の取出口と、それよりも低
い所定圧いかの圧縮気体しか取出せない第2の取出口と
を備えた減圧装置を提供することにあり、この減圧装置
を用いて、圧縮気体供給装置を小型化して軽量化するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、第1の圧力レベルの圧縮気体を取入口か
ら取入れて該圧縮気体を第1圧力レベル以下の圧力レベ
ルに減圧した圧縮気体を取出口から出力する減圧装置で
あって、単一の減圧弁と少なくとも2つの取出口とを具
備しており、第1の取出口からは減圧弁が機能する最大
圧力レベルであって第1圧力レベルより低い第2の圧力
レベルまでの圧縮気体が出力できるように構成され、第
2の取出口からは第2圧力レベルより低い、第3の圧力
レベル以下の圧縮気体しか出力しないように構成された
ことを特徴とする減圧装置を提供する。この減圧装置に
よれば、1個の減圧弁を用いて、第1取出口からは第2
圧力レベルの高圧圧縮気体を出力でき、第2取出口から
は第3圧力レベル以下の低圧圧縮気体を出力でき、しか
も減圧弁は1個だけであり、減圧装置全体の大きさを小
さくできるとともに、重量も軽くすることができる。
【0006】また、本発明は、第1の圧力レベルの圧縮
気体を貯蔵するタンクと、該タンクからの圧縮気体を取
入口から取入れて該圧縮気体を第1圧力レベル以下の圧
力レベルに減圧した圧縮気体を取出口から出力する減圧
装置とを備え、前記減圧装置は、単一の減圧弁と少なく
とも2つの取出口とを具備しており、該減圧装置の第1
取出口からは減圧弁が機能する最大圧力レベルであって
第1圧力レベル以下の第2圧力レベルまでの圧縮気体が
出力できるように構成され、減圧装置の第2取出口から
は第2圧力レベルより低い、第3の圧力レベル以下の圧
縮気体しか出力しないように構成されている、圧縮気体
供給装置を提供する。この装置においても、1個の減圧
弁を用いて、第1取出口からは第2圧力レベルの高圧圧
縮気体を出力でき、第2取出口からは第3圧力レベル以
下の低圧圧縮気体を出力でき、しかも減圧弁は1個だけ
であるので、圧縮気体供給装置全体の大きさを小さくで
きるとともに、重量も軽くすることができる。特に、狭
い建築現場では最適である。この装置において、更に、
空気等の気体を第1圧力レベル以上の高圧に圧縮するコ
ンプレッサを、その圧縮気体がタンクに供給されるよう
に該タンクに接続することもでき、コンプレッサ付きの
コンパクトな圧縮気体供給装置が得られる。
【0007】上記の装置において、減圧弁の出力側と第
2取出口との間には、該減圧弁から出力される圧縮気体
の圧力が第3圧力レベル以上であると第2取出口を閉じ
るが第3圧力レベル以下であれば第2取出口を開放する
感圧性の閉止弁が設けられる。かかる閉止弁は単純且つ
小さな構造にでき、減圧装置の小型化及び軽量化に寄与
できる。また、減圧弁から出力される圧縮気体は、第1
取出口と閉止弁とに供給されており、第1取出口に設け
られる第1接続具と第2取出口に設けられる第2接続具
とは相互に互換性のないものにしてある。これによっ
て、高圧釘打機等は第1取出口に接続できるが、第2取
出口には接続できなくでき、また、低圧釘打機等は第2
取出口に接続できるが、第1取出口には接続できなくで
き、誤接続を防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図1及び図2を参照しながら説明する。本発明に係る圧
縮気体供給装置1の全体が図1に示されている。図2
は、圧縮気体供給装置1に用いられる、本発明に係る減
圧装置2の構造を示している。本実施例において、図1
に示すように、圧縮気体供給装置1には空気動機器とし
ての2種類の釘打機3、5が接続されている。説明の便
宜上、釘打機3は10Kgf/cm2以下の圧縮空気で使用す
る低圧釘打機であり、釘打機5は、それ以上の圧縮空
気、例えば、20Kgf/cm2の圧縮空気で使用する高圧釘
打機であるとする。
【0009】図1において、圧縮気体供給装置1は、木
造家屋の建築現場において作業者が搬送できる可搬型の
装置として作られている。圧縮気体供給装置1は、空気
等の気体を高圧に圧縮する、モータ6のあるコンプレッ
サ7と、コンプレッサ7からの圧縮空気を受取ってその
圧縮空気を第1の圧力レベル(例えば33Kgf/cm2)の
圧縮気体として貯蔵するタンク9と、タンク9からの圧
縮気体を取入口から取入れて圧縮気体を前記第1圧力レ
ベル以下の高圧レベルに減圧した圧縮気体を取出口1
0、11から出力する減圧装置2とを備えている。実施
例において、タンク9は、圧縮気体供給装置1をコンパ
クトにしつつ貯蔵容量を大きくするように2個相互に連
通して併設されている。また、実施例では、減圧装置2
は2個設けられているが、基本的には1個でよく、スペ
ースがあれば3個以上でもよい。なお、圧縮気体供給装
置1には、モータ6の運転及び停止を制御するための圧
力スイッチ13、圧縮気体供給装置1が異常に高圧にな
るのを防止する安全弁14、タンク9内の水やごみ等を
排出するためのドレンコック15、及び、タンク内の圧
力を示す圧力計17等が設けられている。
【0010】各減圧装置2には、減圧した圧縮気体を出
力する取出口が2個ある。その1つは高圧釘打機5を動
作させるのに適した高圧側の圧縮気体を出力する第1取
出口10であり、他の取出口は、低圧釘打機3を動作さ
せるのに適した低圧側の圧縮気体を出力する第2取出口
11である。第1取出口10に設けられる第1接続具
(図示せず)と第2取出口11に設けられる第2接続具
(図示せず)とは相互に互換性のないものである。更に
詳しくは、第1取出口10に設けられる第1接続具は、
10Kgf/cm2以上の圧縮空気(実施例では20Kgf/cm2
で使用する高圧釘打機5に接続される高圧ホース19の
端部に設けられた対応の接続具(図示せず)と接続可能
な形状、構造又は寸法等が合致した接続具であり、高圧
釘打機5に高圧の圧縮空気を供給する。また第2取出口
11に設けられる第2接続具は、10Kgf/cm2以下の所
定の圧縮空気で使用する低圧釘打機3に接続される低圧
ホース18の端部に設けられた対応の接続具(図示せ
ず)と接続可能な形状、構造または寸法等が合致した接
続具であり、低圧釘打機3に低圧の圧縮空気を供給す
る。そして、第1取出口10に設けられて高圧釘打機5
が接続される第1接続具と、第2取出口11に設けられ
て低圧釘打機3が接続される第2接続具とは、相互に互
換性のないものであり、高圧釘打機5には高圧圧縮気体
を、低圧釘打機3には低圧圧縮気体を、それぞれ誤接続
することなく供給できるようにする。なお取出口10、
11は2個以上設けることもできる。
【0011】減圧装置2の詳細について、図2を参照し
て説明する。減圧装置2は、タンク9から第1の圧力レ
ベルの圧縮気体を取入口21から取入れて、その圧縮気
体を第1圧力レベル以下の高圧レベルに減圧した圧縮気
体を取出口10、11から出力する。減圧装置2には、
減圧のため、単一の減圧弁22が設けられている。ま
た、上記したように、少なくとも2つの取出口、すなわ
ち高圧圧縮気体用の第1取出口10と低圧圧縮気体用の
第2取出口11とが設けられている。減圧装置2は、第
1取出口10からは減圧弁22が機能する最大圧力レベ
ルであって第1圧力レベル(タンク9の圧力レベル)以
下の第2の圧力レベルまでの圧縮気体が出力できるよう
に構成され、第2取出口11からは第2圧力レベルより
も低い、第3の圧力レベル(実施例では10Kgf/cm2
以下の圧縮気体しか出力しないように構成されている。
なお、第1取出口10には、高圧釘打機5に圧縮気体を
供給するため、第1接続具23が接続され、第2取出口
11には、低圧釘打機3に圧縮気体を供給するため、第
2接続具25が接続されている。図示の例では、これら
の接続具23、25は、直径を異ならせることで、相互
に互換性がないように形成されている。図示の都合上、
これら接続具の向きは、図1の向きに合っていないが、
実際には図1の向きに合わせて取付けられている。
【0012】図2において、減圧弁22の出力側と第2
取出口11との間には、減圧弁22から出力される圧縮
気体の圧力が第3圧力レベル(10Kgf/cm2)以上であ
ると第2取出口11を閉じるが第3圧力レベル以下であ
れば第2取出口を開放する、感圧性の閉止弁26が設け
られている。この閉止弁26に減圧弁22から出力され
る圧縮気体を受取るため、中間通路27が減圧弁22と
閉止弁26との間に設けられている。減圧弁22はハウ
ジング29によって、また、閉止弁26はハウジング3
0によって、それぞれユニットとして形成されている。
減圧弁22と閉止弁26とは、一体的に鋳造されてもよ
いし、別々に鋳造した後、一体的に連結してもよい。
【0013】減圧弁22の詳細について説明する。減圧
弁22は、ハウジング29によって包囲され、その中
に、取入口21に供給されるタンク9からの圧縮気体を
受入れる入力チャンバ31と、弁体33と、弁体33に
よって開閉されて入力チャンバ31から圧縮気体を出力
チャンバ34に通す弁通路部35と、出力チャンバ34
の一部を形成するシリンダ37と、このシリンダ37の
中を上下に移動でき、ロッド先端が弁通路部35を通っ
て弁体33に延びるピストン38と、ピストン38を下
方に押す押圧ばね39と、押圧ばね39の押圧力を調整
するハンドル41とを備えている。弁体33には、入力
チャンバ31内に配置されて弁体33を弁通路部35の
入口に密着させ、これを密閉するように押圧するばね4
2が設けられている。出力チャンバ34は、シリンダ3
7の内側から第1取出口10に通じるように形成され、
第1接続具23に出力チャンバ34の圧縮気体を送る。
第1接続具23には、高圧釘打機5側の対応する接続具
が接続されない限り圧縮気体が漏れないようにする、ば
ねと弁体で成るチェック弁43が設けられている。出力
チャンバ34は、また、中間通路27を通って閉止弁2
6にも通じており、出力チャンバ34の圧縮気体を閉止
弁26に送っている。
【0014】ハンドル41には、ハウジング29の上部
に螺入されたねじ部材45が取付けられて、その先端が
押圧ばね39を押して、ばね39に押圧力F1を与え
る。この押圧力F1は、ハンドル41の回転によって調
整される。いま、タンク9から送られる入力チャンバ3
1の気体圧力をP1、弁体33が弁通路部35に密着し
て閉じた出力チャンバ34内の圧力をP2、弁体33の
入力チャンバ31側の受圧面積をSa、弁体33の出力
チャンバ34側の受圧面積をSb、ピストン38出力チ
ャンバ34側の受圧面積をSc、弁体33を押すばねの
力をF2とし、第1及び第2取出口10及び11から圧
縮気体の流出がなく、ピストン38のO−リングの摩擦
を無視すると、弁体33が閉じてバランスしている場
合、下記の式が成立する。 F1=P1×Sa+P2(Sc−Sb)+F2 そこで、入力チャンバ31の圧縮気体を出力チャンバ3
4に送るように弁体33を開放するためには、ハンドル
41を操作して押圧ばね39の力F1を、 F1>{P1×Sa+P2(Sc−Sb)+F2} とすればよい。
【0015】出力チャンバ34の圧縮気体の圧力P2の
大きさは、弁体33の開放の程度によって定まり、その
開放の程度は、押圧ばね39の力F1によって定まり、
この押圧ばね39の力F1は、ねじ部材45の押込み長
さによって定まり、更にねじ部材45の押込み長さはハ
ンドル41の回転によって調整できる。従って、ハンド
ル41の回転によって、出力チャンバ34へ送る圧縮気
体の圧力P2は調整できる。いま、タンク9からの第1
圧力レベル(実施例では30Kgf/cm2)の圧縮気体が取
入口21から入力チャンバ31に取入れられた場合、ハ
ンドル41の調整によって弁体33の開放の度合いを調
整することによって、出力チャンバ34には、ほぼ第1
圧力レベルからほぼ大気圧までの広い圧力範囲にわたっ
て減圧できる圧縮気体を送ることができる。しかし、出
力チャンバ34へ送れる最大圧力すなわち第2圧力レベ
ルは、弁体33と弁通路部35の間の開放の程度の限界
及び弁通路部35の流路面積等によって第1圧力レベル
よりやや低い圧力レベルになるであろうし、また、大気
圧レベルの圧縮気体を出力するのは無意味であるので、
実際には、ハンドル41の調整によって第1圧力レベル
より低いが大気圧より相当に高い一定の圧力レベルの圧
縮気体が出力されるように減圧される。以上の通り、減
圧弁22は、タンク9から送られる第1圧力レベルの圧
縮気体を第1取出口10からは減圧弁22が機能する最
大圧力レベルであって第1圧力レベル以下の第2圧力レ
ベルまでの圧縮気体が出力できるように構成されてい
る。
【0016】感圧性の閉止弁26は、ハウジング30の
中に、第2取出口11の上部に設けられて第2取出口1
1を閉じるシート46を有する弁ステム47と、この弁
ステム47を上下動可能に支持するようにハウジング3
0に固定されたステム支持部49と、弁ステム47の上
端に取付けられて弁ステム47を垂直の姿勢で上下動で
きるように案内するステムガイド50と、ステムガイド
50を弁ステム47の上端に固着するねじ51と、ステ
ムガイド50とステム支持部49の間の弁ステム47に
設けられて弁ステム47及びシート46を上方にばね付
勢するステムばね53とを備え、更に、弁ステム47の
上端側のステムガイド50の上部に位置するように、ハ
ウジング30に固定されたディスクばね(1種の皿ば
ね)54を有する。
【0017】このディスクばね54は、通常時、図示の
ように上方に湾曲した形状になっているが、一定圧力が
上方に作用した場合、上方への湾曲が下方への湾曲に変
化するように形成されている。すなわち、ディスクばね
54は圧力に応答して変化するので感圧性素子として機
能し、閉止弁26を感圧性にする。また、ディスクばね
54は、上方に湾曲した中央部が下方に湾曲するとき、
その中央部の変化の長さが、弁ステム47の上端側のス
テムガイド50の上部(実施例ではねじ51の頭部)に
当接して弁ステム47を押下げてシート46が第2取出
口11を塞ぐように、設定してある。従って、ディスク
ばね54の上方に一定圧力(実施例では10kgf/cm2
の圧縮気体が作用した場合、上方への湾曲が下方への湾
曲に変化して、その中央部が弁ステム47の上端側のス
テムガイド50の上部(実施例ではねじ51の頭部)に
当接して弁ステム47を押下げてシート46が第2取出
口11を塞ぐ。なお、ディスクばね54の下方への湾曲
は、ディスクばね54の上方に作用する圧力が一定圧力
以下に低下した場合、直ちに上方へ反転し得るように、
完全に下方へ湾曲しきらない状態で第2取出口11を塞
ぐように設定してある。
【0018】減圧弁22の出力チャンバ34の圧縮気体
は、中間通路27を通って、閉止弁26に供給され、閉
止弁26が動作していない低圧時には、そのまま、第2
取出口11を通って第2接続具25に送られる。第2接
続具25には、低圧釘打機3側の対応する接続具が接続
されない限り圧縮気体が漏れないようにする、ばねと弁
体とで成るチェック弁55が設けられている。閉止弁2
6の内部において、中間通路27を通った、出力チャン
バ34からの圧縮気体は、第2通路57を通って、ディ
スクばね54の上部に供給されている。これによって、
ディスクばね54の上部には常に出力チャンバ34から
の圧縮気体の圧力P2が作用している。もし圧力P2
が、一定圧力(実施例では10kgf/cm2)以上になる
と、ディスクばね54の上方に作用して、上方への湾曲
が下方への湾曲に変化し、ディスクばね54の中央部が
弁ステム47の上端側のステムガイド50の上部のねじ
51の頭部に当接して弁ステム47を押下げてシート4
6が第2取出口11を塞ぐ。このように、閉止弁26
は、第2取出口11からは第2圧力レベル(減圧弁22
の最大圧力)より低い、第3圧力レベル(例えば、10
kgf/cm2)以下の圧縮気体しか出力しないように構成さ
れている。
【0019】以上が、減圧装置2の説明である。上記の
説明で明らかなように、第1取出口10からは、減圧弁
22が機能する最大圧力レベルであってタンクからの第
1圧力レベル以下の第2圧力レベルまでの圧縮気体が出
力できる。すなわち、第1取出口10からは、第1圧力
レベルに近い第2圧力レベルの圧縮気体が出力できるだ
けでなく、第2圧力レベルより低い第3圧力レベル(例
えば、10kgf/cm2)以下の圧縮気体も出力できる。し
かし、第2取出口11からは、第2圧力レベルより低い
第3圧力レベル以下の圧縮気体しか出力しない。従っ
て、ハンドル41によって、減圧後の圧縮気体の圧力を
第3圧力レベル以下に設定した場合、第1取出口10及
び第2取出口11の両方から圧縮気体が出力される。そ
れに対し、減圧弁22の減圧後の圧縮気体の圧力を第3
圧力レベル以上に設定した場合、第1取出口10からは
圧縮気体が出力されるが、第2取出口11からは圧縮気
体が出力されない。これによって、第2取出口11に接
続された低圧釘打機3には決して所定圧以上の高圧圧縮
気体が供給されることはなく、低圧釘打機等の低圧動作
機器を破損または故障させることはない。
【0020】再び、図1を参照すると、図示の実施例に
係る圧縮気体供給装置1では、減圧装置2が2つ設けら
れている。これによって、一方の減圧装置2から出力さ
れる圧縮気体を第3圧力レベルより高圧(例えば、20
kgf/cm2)に設定して、その第1取出口10に高圧釘打
機5を連結して高圧釘打機を動作させるようにする。こ
の減圧装置では、第2取出口11から圧縮気体は出力さ
れない。他の減圧装置2では、出力される圧縮気体を第
3圧力レベル(例えば、10kgf/cm2)以下に設定して
第2取出口11に低圧釘打機3を連結して動作させる。
この減圧装置では第1取出口10からも第3圧力レベル
以下の圧縮気体が出力されているので、それを利用する
こともできる。更に、2つの減圧装置2、2を共に高圧
用のみ、あるいは、低圧用のみに設定して使用すること
もできる。このように減圧装置2を2つ以上の複数個配
置することによって、空気動釘打機や空気動インパクト
レンチ等の空気動機器を使用する場合に、高圧機器と低
圧機器とを同時に使用することができるとともに、高圧
機器のみ、あるいは低圧機器のみを複数台同時に使用す
ることも可能で、使い勝手がよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、減圧装置は、1個の減
圧弁を用いて、第1取出口からは第2圧力レベルの高圧
圧縮気体を出力でき、第2取出口からは第3圧力レベル
以下の低圧圧縮気体を出力できるため、公知技術によう
に高圧用と低圧用にそれぞれ別個の減圧弁を設けること
なしに、1個の減圧装置で高圧動作機器と低圧動作機器
の両方使用に供することができる。その結果、圧縮気体
供給装置全体の大きさを小さくできるとともに、重量も
軽くすることができる。特に、狭い建築現場では最適で
ある。更に、本発明の減圧装置によれば、同時に使用す
る空気動機器に応じた圧力の選択の幅が広くなり、使い
勝手がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧縮気体供給装置の1実施例を示す概
略平面図である。
【図2】本発明の減圧装置の1実施例を示す概略断面図
である。
【符号の説明】
1 圧縮気体供給装置 2 減圧装置 3 低圧釘打機 5 高圧釘打機 7 コンプレッサ 9 タンク 10 第1取出口 11 第2取出口 21 高圧気体の取入口 22 減圧弁 23 第1接続具 25 第2接続具 26 感圧性の閉止弁 27 中間通路 29 減圧弁のハウジング 30 閉止弁のハウジング 31 減圧弁の入力チャンバ 33 弁体 34 出力チャンバ 35 弁通路部 37 シリンダ 38 ピストン 39 押圧ばね 41 ハンドル 42 ばね 43 チェック弁 45 ねじ部材 46 シート 47 弁ステム 49 ステム支持部 50 ステムガイド 53 ステムばね 54 ディスクばね 55 チェック弁 57 第2通路
フロントページの続き Fターム(参考) 3H060 AA04 BB03 CC03 CC22 DC05 DC06 DD02 DD12 EE06 FF02 FF08 5H316 AA06 BB02 CC01 DD02 DD11 EE02 EE10 EE12 ES01 ES05 GG09 JJ01 KK02 KK04 KK08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の圧力レベルの圧縮気体を取入口か
    ら取入れて該圧縮気体を前記第1圧力レベル以下の圧力
    レベルに減圧した圧縮気体を取出口から出力する減圧装
    置において、 単一の減圧弁と少なくとも2つの取出口とを具備してお
    り、第1の取出口からは前記減圧弁が機能する最大圧力
    レベルであって前記第1圧力レベル以下の第2の圧力レ
    ベルまでの圧縮気体が出力できるように構成され、第2
    の取出口からは前記第2圧力レベルより低い、第3の圧
    力レベル以下の圧縮気体しか出力しないように構成され
    たことを特徴とする減圧装置。
  2. 【請求項2】 第1の圧力レベルの圧縮気体を貯蔵する
    タンクと、該タンクからの圧縮気体を取入口から取入れ
    て該圧縮気体を前記第1圧力レベル以下の圧力レベルに
    減圧した圧縮気体を取出口から出力する減圧装置とを備
    え、前記減圧装置は、単一の減圧弁と少なくとも2つの
    取出口とを具備しており、該減圧装置の第1取出口から
    は前記減圧弁が機能する最大圧力レベルであって前記第
    1圧力レベル以下の第2圧力レベルまでの圧縮気体が出
    力できるように構成され、前記減圧装置の第2取出口か
    らは前記第2圧力レベルより低い、第3の圧力レベル以
    下の圧縮気体しか出力しないように構成されている、圧
    縮気体供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、更に、
    空気等の気体を前記第1圧力レベル以上の圧力に圧縮す
    るコンプレッサを備え、該コンプレッサは、その圧縮気
    体が前記タンクに供給されるように該タンクに接続され
    ている装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の装
    置において、前記減圧弁の出力側と前記第2取出口との
    間には、該減圧弁から出力される圧縮気体の圧力が前記
    第3圧力レベル以上であると前記第2取出口を閉じるが
    該第3圧力レベル以下であれば前記第2取出口を開放す
    る感圧性の閉止弁が設けられていることを特徴とする装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の装置において、前記減
    圧弁から出力される圧縮気体は、前記第1取出口と前記
    閉止弁とに供給されており、前記第1取出口に設けられ
    る第1接続具と前記第2取出口に設けられる第2接続具
    とは相互に互換性のないものであることを特徴とする装
    置。
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