JP2003098855A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003098855A
JP2003098855A JP2001292323A JP2001292323A JP2003098855A JP 2003098855 A JP2003098855 A JP 2003098855A JP 2001292323 A JP2001292323 A JP 2001292323A JP 2001292323 A JP2001292323 A JP 2001292323A JP 2003098855 A JP2003098855 A JP 2003098855A
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JP
Japan
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transfer
roller
humidity
guide
recording medium
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Application number
JP2001292323A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Yokoi
勝行 横井
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成により、湿度環境に対応した転写
動作を確保して、湿度環境にかかわらず、常に、良好な
転写を達成することのできる、画像形成装置を提供する
こと。 【解決手段】 感光ドラム13における用紙3の搬送方
向上流側に配置され、用紙3を転写ローラ15に向けて
案内するためのガイドローラ32を、移動制御プログラ
ムによって、湿度センサー34によりレーザプリンタ1
の設置環境湿度が低湿度と判断された時には、感光ドラ
ム13に近接させる近接位置に移動させ、設置環境湿度
が高湿度と判断された時には、感光ドラム13から離れ
る離間位置に移動させるように構成する。これにより、
低湿時における用紙3と感光ドラム13との間の放電
や、高湿時における用紙3からの転写電流のリークを防
止して、転写不良を有効に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタな
どの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザプリンタなどの画像形
成装置には、感光ドラムと、その感光ドラムの周りに、
帯電器、スキャナ装置、現像ローラおよび転写ローラと
が、感光ドラムの回転方向に従って順次設けられてい
る。感光ドラムの表面は、その感光ドラムの回転に伴な
って、まず、帯電器により一様に帯電された後、スキャ
ナ装置からのレーザービームの高速走査により露光さ
れ、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラの回転により、現像ローラ上に担持
されているトナーが、感光ドラムに対向して接触する時
に、感光ドラムの表面上に形成されている静電潜像に供
給され、選択的に担持されることによって可視像が形成
される。
【0003】一方、感光ドラムと転写ローラとの接触部
分(ニップ部分)よりも用紙の搬送方向上流側に、用紙
を案内するためのガイド部材を設けることが知られてお
り、そのような場合には、感光ドラムの表面上に担持さ
れた可視像は、転写ローラと対向した時に、そのガイド
部材によって、感光ドラムと転写ローラとのニップ部分
に案内されてきた用紙に、転写ローラに印加される転写
バイアスによって転写され、それによって、用紙上に所
定の画像が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
レーザプリンタにおいて、低湿度環境下では、用紙はあ
まり吸湿せず含水率が少ないため、用紙の抵抗値が高く
なり、転写時においては、高湿度環境下よりも転写電圧
を増加させる必要がある。そのため、感光ドラムと転写
ローラとのニップ部分の上流側において感光ドラムと用
紙との間に隙間があると、その隙間において放電を発生
しやすく、転写不良や可視像の飛散を引き起こす原因と
なる。よって、低湿度環境下では、感光ドラムと転写ロ
ーラとのニップ部分の上流側において、感光ドラムと用
紙とが接触していることが望ましい。
【0005】一方、高湿度環境下では、用紙は吸湿して
含水率が多くなるため、用紙の抵抗値が低くなり、ガイ
ド部材によって案内される用紙と感光ドラムとの接触面
積が増大すると、転写電流のリークが多くなり、感光ド
ラムから用紙に可視像を転写するための電荷が不足し
て、転写不良を引き起こす原因となる。
【0006】そこで、本発明は、このような事情に鑑み
なされたもので、その目的とするところは、簡易な構成
により、湿度環境に対応した転写動作を確保して、湿度
環境にかかわらず、常に、良好な転写を達成することの
できる、画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、可視像を担持する像担持
体と、前記像担持体に接触状に対向配置され、転写バイ
アスが印加されることにより、その可視像を記録媒体に
転写するための転写部材と、前記像担持体と前記転写部
材との接触部分よりも記録媒体の搬送方向上流側に配置
され、記録媒体を案内するためのガイド部材とを備える
画像形成装置において、湿度を検知するための湿度検知
手段が設けられ、前記ガイド部材は、前記像担持体に近
づく近接位置と、前記像担持体と離れる離間位置とに移
動可能に構成され、前記湿度検知手段により低湿度が検
知された時に、前記ガイド部材を近接位置に移動させ、
前記湿度検知手段により高湿度が検知された時に、前記
ガイド部材を離間位置に移動させるための移動制御手段
を備えていることを特徴としている。
【0008】このような構成によると、低湿度時には、
移動制御手段によって、ガイド部材が像担持体に近接さ
れるので、そのガイド部材によって案内される記録媒体
は、像担持体と転写部材との接触部分の上流側において
像担持体とより接触する。そのため、低湿度時の抵抗値
の高い記録媒体において発生しやすい記録媒体と像担持
体との間の放電を防止でき、そのような放電に起因する
転写不良や可視像の飛散を有効に防止することができ
る。
【0009】また、高湿度時には、移動制御手段によっ
て、ガイド部材が像担持体から離間されるので、そのガ
イド部材によって案内される記録媒体は、像担持体と転
写部材との接触部分の上流側において像担持体とより接
触しにくくなる。そのため、高湿度時の抵抗値の低い記
録媒体から転写電流がリークすることを防止でき、その
ような電流リークに起因する転写不良を有効に防止する
ことができる。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、可視像を
担持する像担持体と、前記像担持体に接触状に対向配置
され、転写バイアスが印加されることにより、その可視
像を記録媒体に転写するための転写部材と、前記像担持
体と前記転写部材との接触部分よりも記録媒体の搬送方
向上流側に配置され、記録媒体を案内するためのガイド
部材とを備える画像形成装置において、湿度を検知する
ための湿度検知手段が設けられ、前記ガイド部材は、前
記像担持体と前記転写部材との接触部分よりも記録媒体
の搬送方向上流側において、そのガイド部材によって案
内する記録媒体と前記像担持体との接触面積を増大させ
る接触増大位置と、前記像担持体と前記転写部材との接
触部分よりも記録媒体の搬送方向上流側において、その
ガイド部材によって案内する記録媒体と前記像担持体と
の接触面積を低減させる接触低減位置と、に移動可能に
構成され、前記湿度検知手段により低湿度が検知された
時に、前記ガイド部材を接触増大位置に移動させ、前記
湿度検知手段により高湿度が検知された時に、前記ガイ
ド部材を接触低減位置に移動させるための移動制御手段
を備えていることを特徴としている。
【0011】このような構成によると、低湿度時には、
移動制御手段によって、ガイド部材が接触増大位置に移
動されるので、そのガイド部材によって案内される記録
媒体と像担持体との接触面積が増大するため、低湿度時
の抵抗値の高い記録媒体において発生しやすい記録媒体
と像担持体との間の放電を防止でき、そのような放電に
起因する転写不良や可視像の飛散を有効に防止すること
ができる。
【0012】また、高湿度時には、移動制御手段によっ
て、ガイド部材が接触低減位置に移動されるので、その
ガイド部材によって案内される記録媒体と像担持体と接
触面積が低減されるため、高湿度時の抵抗値の低い記録
媒体から転写電流がリークすることを防止でき、そのよ
うな電流リークに起因する転写不良を有効に防止するこ
とができる。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、前記ガイド部材の少な
くとも一部が、導電性材料または半導電材料から形成さ
れていることを特徴としている。
【0014】ガイド部材が絶縁性材料から形成されてい
ると、記録媒体とガイド部材との間の摩擦によって、ガ
イド部材に電荷が蓄積されて、ガイド部材の電位が上昇
するために、そのガイド部材の近傍に配置される導電性
材料から形成される他の部材との間において放電を生じ
ることがある。
【0015】しかし、このような構成によると、ガイド
部材の少なくとも一部が導電性材料または半導電材料か
ら形成されているので、記録媒体とガイド部材との摩擦
によって電荷が生じても、その電荷を逃がすことができ
る。そのため、電荷がガイド部材に蓄積されることはな
く、ガイド部材の電位の上昇を防止して、他の部材との
間における放電を有効に防止することができる。
【0016】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の発明において、前記転写部材が転写ローラであ
り、前記ガイド部材がガイドローラであることを特徴と
している。
【0017】このような構成によると、記録媒体は、ガ
イドローラによって像担持体に向けて正確かつ確実に搬
送された後、転写ローラによって、良好に搬送されなが
ら転写される。そのため、記録媒体の正確かつ確実な搬
送および転写を達成することができる。
【0018】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の発明において、前記ガイドローラの周速が、前
記転写ローラの周速に対してより小さく設定されている
ことを特徴としている。
【0019】このような構成によると、転写ローラがガ
イドローラに対してより速く回転するため、転写ローラ
とガイドローラとの間において搬送される記録媒体は、
転写ローラにより引っ張られるようにして搬送される。
そのため、ガイドローラと転写ローラとの間において記
録媒体に撓みが生じることを有効に防止することができ
る。その結果、低湿度時においては、ガイド部材によっ
て案内される記録媒体の像担持体に対する浮きを防止し
て確実に接触させることができ、高湿度時においても、
ガイド部材によって案内される記録媒体と像担持体との
間の必要以上の接触を確実に防止することができる。
【0020】また、請求項6に記載の発明は、請求項4
または5に記載の発明において、前記ガイドローラの表
面粗さが、前記転写ローラの表面粗さよりも小さいこと
を特徴としている。
【0021】このような構成によると、ガイドローラの
表面粗さが転写ローラの表面粗さよりも小さいため、転
写ローラとガイドローラとの間において搬送される記録
媒体は、転写ローラにより確実に搬送される。そのた
め、ガイドローラと転写ローラとの間において記録媒体
に撓みが生じることを有効に防止することができる。そ
の結果、低湿度時においては、ガイド部材によって案内
される記録媒体の像担持体に対する浮きを防止して確実
に接触させることができ、高湿度時においても、ガイド
部材によって案内される記録媒体と像担持体との間の必
要以上の接触を確実に防止することができる。
【0022】また、請求項7に記載の発明は、請求項4
ないし6のいずれかに記載の発明において、前記転写ロ
ーラおよび前記ガイドローラは、前記像担持体に向けて
押圧されるように構成されており、前記ガイドローラの
押圧力が、前記転写ローラの押圧力よりも、小さいこと
を特徴としている。
【0023】このような構成によると、ガイドローラの
押圧力が転写ローラの押圧力よりも小さいため、転写ロ
ーラとガイドローラとの間において搬送される記録媒体
は、転写ローラにより確実に搬送される。そのため、ガ
イドローラと転写ローラとの間において記録媒体に撓み
が生じることを有効に防止することができる。その結
果、低湿度時においては、ガイド部材によって案内され
る記録媒体の像担持体に対する浮きを防止して確実に接
触させることができ、高湿度時においても、ガイド部材
によって案内される記録媒体と像担持体との間の必要以
上の接触を確実に防止することができる。
【0024】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
ないし7のいずれかに記載の発明において、前記ガイド
部材には、下記式 |VHt−VHs|<|VLt−VLs| VHs:高湿度時のガイド部材の電位 VHt:高湿度時の転写部材の電位 VLs:低湿度時のガイド部材の電位 VLt:低湿度時の転写部材の電位 を満足するようにバイアスが印加されることを特徴とし
ている。
【0025】高湿度時には、記録媒体は吸湿により抵抗
値が低くなるため、その記録媒体に接触している部材に
電流がリークして転写電流の不足が生じやすくなる。そ
のため、ガイド部材に、転写部材に対して小さい電位差
でバイアスを印加すれば、そのような電流のリークを防
止することができる。
【0026】一方、低湿度時には、記録媒体は乾燥によ
り抵抗値が高くなるため、転写部材にその高い抵抗値に
対応する高い転写電圧を印加する必要がある。また、ガ
イド部材に高いバイアスを印加すると、ガイド部材から
の放電を生じさせるため、転写部材とガイド部材との電
位差を大きくする必要がある。
【0027】そのため、このような構成にすると、高湿
度時には、転写部材とガイド部材との電位差がより小さ
くなるようにバイアスが印加されるので、転写部材から
ガイド部材等への転写電流のリークを確実に防止するこ
とができるとともに、低湿度時には、転写部材とガイド
部材との電位差がより大きくなるようにバイアスが印加
されるので、抵抗値の高い記録媒体に対して高い転写電
圧で転写バイアスを印加して、ガイド部材からの放電を
阻止でき、確実な転写を確保することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像形成装置と
してのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図
である。図1において、このレーザプリンタ1は、本体
ケーシング2内に、記録媒体としての用紙3を給紙する
ためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に所定の画像
を形成するための画像形成部5などを備えている。
【0029】フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底
部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレ
イ6の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ7と、
給紙トレイ6に対して用紙3の搬送方向の下流側に設け
られるレジストローラ8と、そのレジストローラ8の上
流側近傍に設けられるレジストセンサー31とを備えて
いる。
【0030】用紙3は給紙ローラ7の回転によって1枚
毎に給紙され、レジストローラ8に送られる。レジスト
ローラ8は、1対のローラから構成されており、用紙3
を所定のレジスト後に、画像形成部5に送るようにして
いる。
【0031】レジストセンサー31は、用紙3の給紙経
路に臨む揺動可能なアクチュエータ31aを備えてお
り、そのアクチュエータ31aに対する用紙3の当接の
有無により、次に述べるプロセス部10における用紙3
の搬送状態を検知するように構成されている。そして、
後述する移動制御プログラムにおいて、レジストセンサ
ー31は、そのアクチュエータ31aに用紙3が当接す
ればオン状態となり、当接しなければオフ状態となる。
【0032】画像形成部5は、スキャナユニット9、プ
ロセス部10、定着部11などを備えている。
【0033】スキャナユニット9は、本体ケーシング2
内の上部に設けられ、図示しないレーザ発光部、ポリゴ
ンミラー、複数のレンズおよび反射鏡などを備えてい
る。そして、レーザ発光部から発光される所定の画像デ
ータに基づくレーザビームを、ポリゴンミラー、反射鏡
およびレンズを介して通過あるいは反射させて、後述す
るプロセス部10の感光ドラム13の表面上に高速走査
にて照射させている。
【0034】プロセス部10は、スキャナユニット9の
下方に配設され、現像カートリッジ12、像担持体とし
ての感光ドラム13、スコロトロン型帯電器14、転写
部材としての転写ローラ15およびドラムクリーニング
部16を備えている。
【0035】現像カートリッジ12は、本体ケーシング
2に対して着脱自在に装着されており、現像ローラ1
7、図示しない層厚規制ブレード、供給ローラおよびト
ナー収容部などを備えている。
【0036】感光ドラム13は、現像ローラ17の側方
において、その現像ローラ17と接触するような状態で
配設されており、円筒形のアルミ素管の表面に有機感光
体からなる感光層が被覆されており、ドラム軸により回
転可能に支持されている。
【0037】スコロトロン型帯電器14は、感光ドラム
13の回転方向における現像カートリッジ12の上流側
であって、感光ドラム13の上方において、感光ドラム
13に接触しないように、所定の間隔を隔てて配設され
ている。このスコロトロン型帯電器14は、タングステ
ンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯
電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ドラム13
の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されてい
る。
【0038】そして、現像カートリッジ12のトナー収
容部には、現像剤として、非磁性1成分の正帯電性のト
ナーが収容されており、そのトナーが供給ローラの回転
によって、現像ローラ17に供給されると、層厚規制ブ
レードによって、一定の厚さの薄層として現像ローラ1
7上に担持される。一方、感光ドラム13の回転によ
り、感光ドラム13の表面が、スコロトロン型帯電器1
4により一様に正帯電されると、次いで、その表面が、
スキャナユニット9からのレーザビームの高速走査によ
り露光され、所定のイメージデータに基づく静電潜像が
形成される。そして、現像ローラ17の回転により、現
像ローラ17上に担持されているトナーが、感光ドラム
13に対向して接触する時に、感光ドラム13の表面上
に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されて
いる感光ドラム13の表面のうち、レーザビームによっ
て露光され電位が下がっている部分に供給され、選択的
に担持されることによって反転現像が達成される。
【0039】転写ローラ15は、感光ドラム13の回転
方向における現像カートリッジ12の下流側であって、
感光ドラム13の下方において、この感光ドラム13に
接触状に対向配置され、所定の押圧力で感光ドラム13
を押圧するように配設されている。また、この転写ロー
ラ15の感光ドラム13に対する押圧力は、後述するガ
イドローラ32の感光ドラム13に対する押圧力よりも
大きく設定されている。
【0040】また、この転写ローラ15は、金属製のロ
ーラ軸15aに、たとえば、ウレタン、シリコン、EP
DMなどの弾性体からなるローラ部分15bが被覆され
ており、そのローラ部分15bの表面粗さが、後述する
ガイドローラ32のローラ部分32bの表面粗さよりも
大きく形成されている。また、ローラ軸15aには、後
述する転写バイアス印加回路45(図2参照)によって
所定の転写バイアスが印加されている。また、この転写
ローラ15は、後述するメイン駆動ギヤ列49(図2参
照)によって所定の周速で回転駆動されるように構成さ
れており、その周速は、メイン駆動ギヤ列49の減速比
によって、後述するガイドローラ32の周速よりも大き
く設定されている。
【0041】ドラムクリーニング部16は、感光ドラム
13の側方であって、感光ドラム13の回転方向におけ
る転写ローラ15の下流側で、かつ、スコロトロン型帯
電器14の上流側に配置され、ドラムクリーニングロー
ラ18、2次クリーニングローラ19、クリーニングブ
レード20および廃トナータンク21を備えている。
【0042】ドラムクリーニングローラ18は、感光ド
ラム13に接触状に対向配置されており、金属製のロー
ラからなり、感光ドラム13に対して所定のクリーニン
グバイアスが印加されている。
【0043】また、2次クリーニングローラ19は、ド
ラムクリーニングローラ18に対して感光ドラム13の
反対側において、ドラムクリーニングローラ18に接触
状に対向配置されており、金属製のローラからなり、ド
ラムクリーニングローラ18に対して、所定のバイアス
が印加されている。
【0044】クリーニングブレード20は、2次クリー
ニングローラ19に対してドラムクリーニングローラ1
8の反対側において2次クリーニングローラ19に接触
状に対向配置されている。このクリーニングブレード2
0は、薄板状の掻き取りブレードからなり、2次クリー
ニングローラ19の表面上に付着したトナーを掻き取る
ように構成されている。
【0045】また、ドラムクリーニング部16におけ
る、これらドラムクリーニングローラ18、2次クリー
ニングローラ19およびクリーニングブレード20の下
方の空間が、クリーニングブレード20によって掻き取
られたトナーを貯留する廃トナータンク21とされてい
る。
【0046】そして、感光ドラム13上に担持された可
視像は、用紙3が感光ドラム13と転写ローラ15との
間を通る間に用紙3に転写され、用紙3への転写後に感
光ドラム13上に残存するトナーは、感光ドラム13の
表面がドラムクリーニングローラ18と対向した時に、
ドラムクリーニングローラ18に電気的に捕捉される。
その後、その捕捉されたトナーは、ドラムクリーニング
ローラ18の回転によって、2次クリーニングローラ1
9と対向した時に、その2次クリーニングローラ19に
電気的に捕捉され、その後、クリーニングブレード20
によって掻き取られ、廃トナータンク21内に回収され
る。
【0047】定着部11は、プロセス部10の側方下流
側に配設され、加熱ローラ22、加熱ローラ22に対向
配置される押圧ローラ23、イジェクトセンサー24、
および、これら加熱ローラ22および押圧ローラ23の
下流側に設けられる1対の搬送ローラ25を備えてい
る。
【0048】加熱ローラ22は、金属製でハロゲンラン
プなどのヒータ26を備えており、また、押圧ローラ2
3は、加熱ローラ22を所定の押圧力で押圧している。
また、イジェクトセンサー24は、搬送ローラ25の下
流側に配置されており、定着部11における用紙3の搬
送状態を検知するように構成されている。
【0049】そして、この定着部11では、プロセス部
10において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が
加熱ローラ22と押圧ローラ23との間を通過する間に
熱定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ25によ
って、1対の排紙ローラ27に搬送するようにしてい
る。排紙ローラ27に送られた用紙3は、その排紙ロー
ラ27によって排紙トレイ28上に排紙される。
【0050】そして、このレーザプリンタ1は、用紙3
の搬送方向におけるレジストローラ8の下流側であって
転写ローラ15の上流側近傍に、用紙3を転写ローラ1
5に向けて案内するためのガイド部材としてのガイドロ
ーラ32およびガイド板33と、レーザプリンタ1の設
置環境湿度を検知する、湿度検知手段としての湿度セン
サー34(図2参照)とを備えている。なお、本実施形
態では、湿度センサー34の値が所定値より高い場合は
高湿度と判断し、所定値以下の場合は低湿度と判断す
る。
【0051】ガイドローラ32は、感光ドラム13と転
写ローラ15との接触部分(ニップ部分)よりも用紙3
の搬送方向上流側における、感光ドラム13と転写ロー
ラ15の間においてそれらと対向配置されており、導電
性材料である金属製のローラ軸32aに、たとえば、ウ
レタン、シリコン、EPDMなどを含む基材を半導電化
したゴムローラまたは発泡ローラからなるローラ部分3
2bが被覆されており、そのローラ部分32bの表面粗
さが、転写ローラ15のローラ部分15bの表面粗さよ
りも小さく形成されている。また、そのローラ軸32a
には、後述するガイドバイアス印加回路43(図2参
照)が接続されており、後述するように、移動制御プロ
グラムの制御によって、レーザプリンタ1の設置環境湿
度の高低に基づいて、選択的なバイアスが印加されるよ
うに構成されている。なお、このローラ軸32aは、本
体ケーシング2に支持されている。
【0052】また、このガイドローラ32は、後述する
メイン駆動ギヤ列49(図2参照)によって所定の周速
で回転駆動されるように構成されており、その周速は、
メイン駆動ギヤ列49の減速比の設定によって、転写ロ
ーラ15の周速よりも小さく設定されており、好ましく
は、転写ローラ15の周速の100%〜95%として設
定されている。
【0053】また、このガイドローラ32は、後述する
移動制御プログラムの制御によって、レーザプリンタ1
の設置環境湿度が低湿度と判断された時に、このガイド
ローラ32を感光ドラム13に近接させて、用紙3と感
光ドラム13との接触面積を増大させる近接位置(接触
増大位置)と、レーザプリンタ1の設置環境湿度が高湿
度と判断された時に、このガイドローラ32を感光ドラ
ム13から離間させて用紙3と感光ドラム13との接触
面積を低減させる離間位置(接触低減位置)とに移動さ
せるための接離機構40(図2参照)を備えている。
【0054】この接離機構40は、具体的な機構は図示
しないが、たとえば、ソレノイドなどによるばねなどの
付勢または解除によって、ガイドローラ32のローラ軸
32aの位置を切り替えるように構成されており、この
接離機構40により、ガイドローラ32を近接位置に移
動させると、図4(c)に示すように、ガイドローラ3
2が用紙3を介して感光ドラム13に接触され、ガイド
板33から案内された用紙3は、ガイドローラ32と感
光ドラム13の接触部分から転写ローラ15と感光ドラ
ム13とのニップ部分までの間において、感光ドラム1
3の表面に接触される。また、この接離機構40によ
り、ガイドローラ32を離間位置に移動させると、図4
(a)に示すように、ガイドローラ32は、感光ドラム
13と転写ローラ15とのニップ部分の中央から引き出
される感光ドラム13の接線(図4(a)における用紙
3の搬送経路と一致)上に位置し、ガイド板33から案
内された用紙3は、感光ドラム13と転写ローラ15の
ニップ部分においてのみ感光ドラム13の表面に接触さ
れる。また、この接離機構40では、近接位置における
ガイドローラ32の感光ドラム13に対する押圧力が、
転写ローラ15の感光ドラム13に対する押圧力よりも
小さく設定されている。
【0055】ガイド板33は、図4に示すように、給紙
経路の下流側端部であって、ガイドローラ32の上流側
において水平方向に配置され、薄板状の2枚の平板部材
が給紙経路を挟んで所定の間隔を隔てて平行状に対向配
置されており、2枚の平板部材の下流側端部の間で形成
される給紙口33aが、上記した接線(図4(a)にお
ける用紙3の搬送経路と一致)上に向くように構成され
ている。そして、レジストローラ8から搬送されてくる
用紙3は、ガイド板33によってガイドローラ32上に
搬送される。また、このガイド板33は、金属などの導
電性材料からなり、抵抗体を通して本体ケーシング2の
金属体に支持されている。
【0056】また、湿度センサー34(図2参照)は、
具体的に図示しないが、本体ケーシング2内の所定の位
置に配設されている。
【0057】図2は、このレーザプリンタ1の制御系の
ブロック図である。図2において、このレーザプリンタ
1では、CPU35に、レジストセンサー31および湿
度センサー34が接続されるとともに、スキャナユニッ
ト9内の図示しないレーザ発光部を発光制御する発光制
御信号36と、スキャナユニット9内の図示しないスキ
ャナモータを駆動制御するスキャナ駆動信号37と、メ
インモータ38を駆動制御するためのメイン駆動回路3
9と、接離機構40を駆動制御するための接離駆動回路
41と、帯電制御回路42と、ガイドバイアス印加回路
43と、転写バイアス印加回路45と、現像バイアス印
加回路46とが接続されている。
【0058】CPU35は、RAM47およびROM4
8を備え、各部の制御を実行する。RAM47には、レ
ジストセンサー31および湿度センサー34などから
の、各部を駆動制御するための一時的な数値が格納され
る。ROM48には、図示しないレーザ発光部を発光制
御する発光制御信号36、図示しないスキャナモータを
駆動制御するスキャナ駆動信号37、メイン駆動回路3
9、接離駆動回路41、帯電制御回路42、ガイドバイ
アス印加回路43、転写バイアス印加回路45および現
像バイアス印加回路46を制御するための、メイン駆動
制御プログラムおよび移動制御手段としての移動制御プ
ログラムなどの各種の制御プログラムが格納されてい
る。
【0059】スキャナユニット9のレーザ発光部の発光
制御やポリゴンミラーの回転駆動は、CPU35のRO
M48内に格納されるメイン駆動制御プログラムによっ
て、発光制御信号36およびスキャナ駆動信号37が送
られることによって、その発光および駆動が制御され
る。
【0060】メイン駆動回路39には、メインモータ3
8が接続されており、このメインモータ38には、メイ
ン駆動ギヤ列49を介して、感光ドラム13、現像ロー
ラ17、転写ローラ15、ガイドローラ32および加熱
ローラ22が接続されている。そして、メインモータ3
8は、メイン駆動回路39を介して、CPU35のRO
M48内に格納されるメイン駆動制御プログラムによっ
て、その駆動または停止が制御されている。そのため、
感光ドラム13、現像ローラ17、転写ローラ15、ガ
イドローラ32および加熱ローラ22は、メイン駆動制
御プログラムによって、その回転の駆動または停止が制
御される。
【0061】接離駆動回路41には、接離機構40が接
続されており、この接離機構40は、上記したように、
ガイドローラ32を移動させるように構成されているこ
とから、CPU35のROM48内に格納される移動制
御プログラムによって、ガイドローラ32の感光ドラム
13に対する近接および離間が制御される。
【0062】帯電制御回路42には、スコロトロン型帯
電器14が接続されており、スコロトロン型帯電器14
は、帯電制御回路42を介して、CPU35のROM4
8内に格納されるメイン駆動制御プログラムによって、
その帯電のオン・オフが制御される。
【0063】ガイドバイアス印加回路43には、ガイド
ローラ32のローラ軸32aが接続されている。そのた
め、画像形成時においては、ガイドローラ32には、ガ
イドバイアスが、ガイドバイアス印加回路43を介し
て、CPU35のROM48内に格納される移動制御プ
ログラムの制御によって印加される。
【0064】転写バイアス印加回路45には、転写ロー
ラ15のローラ軸15aが接続されている。そのため、
画像形成時においては、転写ローラ15には、転写バイ
アスが、転写バイアス印加回路45を介して、CPU3
5のROM48内に格納されるメイン駆動制御プログラ
ムの制御によって印加される。
【0065】現像バイアス印加回路46には、現像ロー
ラ17のローラ軸が接続されている。そのため、画像形
成時においては、現像ローラ17には、現像バイアス
が、現像バイアス印加回路46を介して、CPU35の
ROM48内に格納されるメイン駆動制御プログラムの
制御によって印加される。
【0066】また、このレーザプリンタ1では、後述す
る移動制御プログラムの制御によって、高湿度時には高
湿時ガイドバイアスが選択的に設定され、ガイドバイア
ス印加回路43を介して、その高湿時ガイドバイアスが
ガイドローラ32に印加され、一方、低湿度時には低湿
時ガイドバイアスが選択的に設定され、ガイドバイアス
印加回路43を介して、その低湿時ガイドバイアスがガ
イドローラ32に印加されるように構成されている。
【0067】そして、上記したガイドバイアスおよび転
写バイアスは、より具体的には、下記式を満足するよう
に設定されている。
【0068】|VHt−VHs|<|VLt−VLs| VHs:高湿度時のガイドローラ32の電位 VHt:高湿度時の転写ローラ15の電位 VLs:低湿度時のガイドローラ32の電位 VLt:低湿度時の転写ローラ15の電位 すなわち、レーザプリンタ1の設置環境湿度が高湿度で
ある場合には、用紙3は、吸湿によりその抵抗値が低く
なっているため、その抵抗値の低い用紙3が、転写時に
おいてガイドローラ32やレジストローラ8に接触して
いると、それらの部材に電流がリークして転写電流の不
足が生じやすくなる。そのため、ガイドローラ32に転
写ローラ15の電位に対して小さい電位差となるような
バイアスを印加すれば、そのような電流のリークを防止
することができる。
【0069】一方、レーザプリンタ1の設置環境湿度が
低湿度である場合には、用紙3は、乾燥によりその抵抗
値が高くなっているため、転写ローラ15とガイドロー
ラ32との間の電位差を大きくして、ガイドローラ32
からの放電を防止し、確実に転写ローラ15により転写
させる必要がある。
【0070】このようなことから、上記の式を満足する
ように、転写バイアスおよびガイドバイアスを印加すれ
ば、高湿度時における転写ローラ15の電位(VHt)
とガイドローラ32の電位(VHs)との電位差が、低
湿度時における転写ローラ15の電位(VLt)とガイ
ドローラ32の電位(VLs)との電位差よりも小さく
なるので、高湿度時には、転写ローラ15とガイドロー
ラ32との電位差がより小さく、転写電流のリークを確
実に防止することができるとともに、低湿度時には、転
写ローラ15とガイドローラ32との電位差がより大き
く、抵抗値の高い用紙3に対して高い転写電位で転写バ
イアスを印加して、確実な転写を確保することができ
る。
【0071】また、より具体的には、後述するように、
このレーザプリンタ1では、転写バイアスおよびガイド
バイアスは、ROM48内に格納された複数のバイアス
値から設置環境湿度に応じたバイアスが印加されるよう
に設定されており、移動制御プログラムによって、高湿
度時には、高湿度時の転写ローラの電位(VHt、たと
えば、0.8kV)および高湿度時のガイドローラの電
位(VHs、たとえば、0.8kV)がそれぞれに設定
され、低湿度時には、低湿度時の転写ローラの電位(V
Lt、たとえば、3kV)および低湿度時のガイドロー
ラの電位(VLs、たとえば、0.5kV)がそれぞれ
に設定される。
【0072】次に、図3に示すフロー図および図4に示
す感光ドラム13の上流側近傍における要部断面図を参
照して、メイン駆動制御プログラムおよび移動制御プロ
グラムによるガイドローラ32の制御について詳述す
る。
【0073】まず、図3に示すように、印刷処理が開始
されると、ガイドローラ32が、接離機構40によっ
て、初期設定位置としての離間位置に位置されるととも
に、印刷データの展開処理が実行され(S1)、湿度セ
ンサー34によってレーザプリンタ1の設置環境湿度が
検出される(S2)。次いで、メインモータ38の駆動
が開始され、スコロトロン型帯電器14の帯電がオンさ
れ、初期設定値としてガイドバイアスに高湿時ガイドバ
イアス値(VHs)を設定した後(S3)、現像バイア
スが印加され、用紙3の給紙が開始された後(S4)、
レジストセンサー31がオンになるまで待機する(S
5:NO)。そして、用紙3の先端がアクチュエータ3
1aに当接してレジストセンサー31がオンされれば
(S5:YES)、レーザ露光が開始されるとともに、
レジストローラ8による用紙3の搬送が開始される(S
6)。そして、用紙3の先端が、ガイドローラ32のロ
ーラ軸32aの中心と感光ドラム13のドラム軸の中心
を結ぶ線X(図4(b)参照)まで搬送されるT時間待
機して(S7)、移動制御プログラムによってレーザプ
リンタ1の設置環境湿度が低湿度か否かが判断される
(S8)。
【0074】なお、このレーザプリンタ1の設置環境湿
度が低湿度か否かの判断としては、たとえば、湿度20
%以下を低湿度とし、これを超える場合は、高湿度と判
断するよう設定されるが、レーザプリンタ1の特性に応
じて適宜設定される。
【0075】設置環境湿度が低湿度でない場合(すなわ
ち高湿度である場合)には(S8:NO)、そのままガ
イドローラ32が初期設定位置である離間位置にある状
態で、転写ローラ15に転写バイアスが印加されるとと
もに、ガイドローラ32に初期設定値である高湿時ガイ
ドバイアス(VHs)が印加される(S10)。図4
(a)は、この時の用紙3の搬送状態が示されている。
すなわち、図4(a)に示すように、ガイドローラ32
は、離間位置に位置しており、用紙3は、転写ローラ1
5と感光ドラム13とのニップ部分においてのみ感光ド
ラム13と接触する。そのため、感光ドラム13と転写
ローラ15とのニップ部分の上流側においては、用紙3
と感光ドラム13とは接触せず、その間には隙間が形成
される。
【0076】一方、設置環境湿度が低湿度である場合に
は(S8:YES)、接離機構40によってガイドロー
ラ32を近接位置に移動させるとともに、ガイドバイア
スを低湿時ガイドバイアス(VLs)に設定した後(S
9)、転写ローラ15に転写バイアスが印加されるとと
もに、ガイドローラ32に低湿時ガイドバイアス(VL
s)が印加される(S10)。図4(b)および(c)
は、この時の用紙3の搬送状態が示されている。すなわ
ち、図4(b)に示すように、用紙3がガイドローラ3
2に接触した状態であって、用紙3がニップ部分に到達
していない状態であるT時間待機した後に(S7)、設
置環境湿度が低湿度と判断された場合には(S8:YE
S)、ガイドローラ32が接離機構40によって近接位
置に移動され、図4(c)に示すように、用紙3を介し
て、感光ドラム13と接触する。そのため、感光ドラム
13と転写ローラ15とのニップ部分の上流側におい
て、搬送途中の用紙3は、その途中部分(つまり用紙3
の先端でない部分)から感光ドラム13と密着状に接触
する。
【0077】次いで、図3に示すように、転写バイアス
およびガイドバイアスがオフされ(S11)、接離機構
40によって、ガイドローラ32を離間位置に移動させ
(ステップ9においてガイドローラ32を近接位置に移
動させた場合のみ)た後(S12)、次の印刷データの
有無が判断される(S13)。次の印刷データがあれば
(S13:YES)、再びステップ1に戻り、上記した
画像形成動作が繰り返され、印刷データがなければ(S
13:NO)、現像バイアスがオフされ(S14)、メ
インモータ38の駆動が停止され、スコロトロン型帯電
器14の帯電がオフされ(S15)、印刷処理が終了さ
れる。
【0078】そして、このレーザプリンタ1では、上記
に示したように、設置環境湿度が低湿度時には、移動制
御プログラムによって、ガイドローラ32が、図4
(c)に示すように、近接位置に移動され、用紙3を介
して感光ドラム13と接触するので、そのガイドローラ
32によって案内されている用紙3は、感光ドラム13
と転写ローラ15とのニップ部分の上流側において感光
ドラム13と接触する。
【0079】そのため、低湿度時においては、用紙3
は、あまり吸湿せず含水率が少ないため、抵抗値が高く
なり、感光ドラム13と転写ローラ15とのニップ部分
の上流側において、それらの間に隙間があるとその隙間
において放電を生じ、転写不良や可視像の飛散を引き起
こす場合がある(特に、90g/m以上の厚紙などで
は顕著である。)が、このように、ニップ部分の上流側
において用紙3と感光ドラム13とを接触させること
で、そのような放電の発生を有効に防止することがで
き、そのような放電に起因する転写不良や可視像の飛散
を有効に防止することができる。
【0080】また、設置環境湿度が高湿度時には、移動
制御プログラムによって、ガイドローラ32が、図4
(a)に示すように、離間位置に移動され、ガイドロー
ラ32と感光ドラム13との間には隙間が形成されるた
め、用紙3は、そのニップ部分においてのみ感光ドラム
13と接触し、そのニップ部分の上流側において、感光
ドラム13と接触しないようになる。
【0081】そのため、高湿度時においては、用紙3
は、吸湿して含水率が多くなるため、抵抗値が低くな
り、ガイドローラ32によって案内される用紙3と感光
ドラム13との接触面積が増大すると、転写電流のリー
クが多くなり、感光ドラム13から用紙3に可視像を転
写するための電荷が不足して、転写不良を引き起こす場
合がある(特に、白地に一部ベタ領域がある用紙3(特
に、A5、A6サイズなど印刷幅が狭く、普通紙(70
g/m)より薄い用紙3)などでは顕著である。)
が、このように、ニップ部分の上流側において用紙3と
感光ドラム13とを離間させることで、そのような電流
リークに起因する転写不良を有効に防止することができ
る。
【0082】また、ガイドローラ32やガイド板33
が、絶縁性材料から形成されていると、用紙3とガイド
ローラ32やガイド板33との間の摩擦によって、ガイ
ドローラ32やガイド板33に電荷が蓄積されて、ガイ
ドローラ32やガイド板33の電位が上昇するために、
とりわけ、低湿度時においては、ガイドローラ32やガ
イド板33の近傍に配置される導電性材料から形成され
る他の部材との間において放電を生じることがある。
【0083】しかし、このレーザプリンタ1において
は、上記したように、ガイドローラ32では、その金属
製のローラ軸32aがガイドバイアス印加回路43に接
続されており、また、ガイド板33も、金属製であり、
抵抗体を通して本体ケーシング2に支持されていること
から、そのような摩擦によって電荷が生じても、その電
荷を逃がすことができる。そのため、電荷がガイドロー
ラ32やガイド板33に蓄積されることはなく、ガイド
ローラ32やガイド板33の電位の上昇を防止して、他
の部材との間における放電を有効に防止することができ
る。
【0084】そして、このレーザプリンタ1では、用紙
3を、ガイドローラ32によって感光ドラム13に向け
て正確かつ確実に搬送した後、転写ローラ15によっ
て、良好に搬送されながら転写されるので、用紙3の正
確かつ確実な搬送および転写を達成することができる。
【0085】また、このレーザプリンタ1では、メイン
駆動ギヤ列49の減速比によって、ガイドローラ32の
周速が、転写ローラ15の周速に対してより小さく設定
されており、また、ガイドローラ32の表面粗さが、転
写ローラ15の表面粗さよりも小さく形成されており、
さらには、感光ドラム13に対する近接位置でのガイド
ローラ32の押圧力が、転写ローラ15の押圧力よりも
小さく設定されている。そのため、転写ローラ15がガ
イドローラ32に対してより速く回転して、転写ローラ
15とガイドローラ32との間において搬送される用紙
3が、転写ローラ15によって引っ張られながら確実に
搬送される。これによって、ガイドローラ32と転写ロ
ーラ15との間において用紙3に撓みが生じることを有
効に防止することができる。その結果、低湿度時におい
ては、ガイドローラ32によって案内される用紙3の感
光ドラム13に対する浮きを防止して確実に接触させる
ことができ、高湿度時においても、ガイドローラ32に
よって案内される用紙3と感光ドラム13との間の必要
以上の接触を確実に防止することができる。
【0086】なお、以上の説明において、図4に示す態
様では、低湿度時において、用紙3がガイドローラ32
と接触した後に、その用紙3を感光ドラム13に向けて
押圧しているが、たとえば、図5に示すように、用紙3
が先に感光ドラム13と接触した後に、その用紙3を感
光ドラム13に向けて押圧するようにしてもよい。
【0087】すなわち、図5においては、図5(a)に
示すように、転写ローラ15は、感光ドラム13の斜め
下方であって、ガイド板33の給紙口33aと感光ドラ
ム13の外周面とを結ぶ線Pに対して感光ドラム13側
において感光ドラム13と接触するように、対向配置さ
れている。
【0088】そして、低湿度時には、給紙口33aから
給紙される用紙3は、まず、図5(b)に示すように、
感光ドラム13の外周面と接触し、次いで、図5(c)
に示すように、ガイドローラ32の近接位置への移動に
より、感光ドラム13と転写ローラ15とのニップ部分
より上流側において、感光ドラム13と接触される。
【0089】また、高湿度時には、図5(a)に示すよ
うに、まず、感光ドラム13の外周面と接触し、次い
で、感光ドラム13と転写ローラ15とのニップ部分に
搬送される。
【0090】このような態様によっても、低湿度時に
は、用紙3は、感光ドラム13と転写ローラ15とのニ
ップ部分の上流側において、感光ドラム13との接触面
積が増大された状態で搬送されるため、感光ドラム13
と転写ローラ15とのニップ部分の上流側において、放
電などが生じることを良好に防止することができ、ま
た、高湿度時には、用紙3は、感光ドラム13と転写ロ
ーラ15とのニップ部分の上流側において、感光ドラム
13との接触面積が低減された状態で搬送されるため、
接触面積の増大による転写電流のリークを防止すること
ができる。
【0091】また、上記の説明では、接離機構40によ
って、ガイドローラ32のみを移動可能に構成したが、
たとえば、図6に示すように、接離機構40によって、
ガイドローラ32およびガイド板33の両方を移動可能
に構成してもよい。
【0092】この場合には、ガイド板33も、接離機構
40に連結して、ガイドローラ32とガイド板33との
相対位置を変化させることなく、両者を一体として、近
接位置と離間位置とに移動可能に構成する。
【0093】そして、低湿度時には、上記したように、
接離機構40によって、ガイドローラ32を、感光ドラ
ム13と接触するように上方に移動させると同時に、ガ
イド板33も、同じ距離を上方に移動させ、また、高湿
度時には、上記したように、接離機構40によって、ガ
イドローラ32を、感光ドラム13と離間するように下
方に移動させると同時に、ガイド板33も、同じ距離を
下方に移動させる。
【0094】このように、ガイドローラ32およびガイ
ド板33の両者を一体として、近接位置と離間位置とに
移動させれば、たとえば、低湿度時において、ガイドロ
ーラ32のみを近接位置に移動させる場合には、図4
(c)に示すように、用紙3におけるガイドローラ32
によって押圧されている部分のみが盛り上がってしま
い、用紙3の搬送負荷が増大するが、そのような搬送負
荷を低減することができ、用紙3の良好な搬送を確保す
ることができる。
【0095】また、以上の説明においては、ガイドロー
ラ32およびガイド板33によって、感光ドラム13と
転写ローラ15とのニップ部分に用紙3を案内したが、
たとえば、図7に示すように、ガイド板33のみによっ
て用紙3を案内してもよい。すなわち、このような場合
には、たとえば、ガイド板33の上流側端部を支持部3
3bを介して揺動可能に支持し、下流側端部の給紙口3
3aが上下方向に移動可能となるように構成する。
【0096】そして、高湿度時には、図7(a)に示す
ように、給紙口33aが感光ドラム13と転写ローラ1
5とのニップ部分に向くように、支持部33bによって
ガイド板33を略水平方向に配置して、搬送される用紙
3が、そのニップ部分の上流側において感光ドラム13
と接触しないようにする一方、低湿度時には、図7
(b)に示すように、給紙口33aが感光ドラム13に
おける転写ローラ15とのニップ部分よりも上流側部分
に向くように、支持部33bを支点としてガイド板33
を斜め上方に揺動させ、搬送される用紙3が、そのニッ
プ部分の上流側において感光ドラム13と接触させる。
【0097】このようにすれば、ガイドローラ32を不
要として、簡易な構成により、感光ドラム13に対する
用紙3の接触および離間を達成することができる。
【0098】また、以上の説明では、湿度検知手段とし
て湿度センサー34を用いたが、湿度検知手段として
は、たとえば、転写バイアス印加回路45によって転写
ローラ15を定電流制御して、その発生電圧に基づいて
判断するような構成を用いてもよい。この場合には、そ
の転写ローラ15の発生電圧が高い場合には、低湿度と
判断され、低い場合には、高湿度と判断される。
【0099】また、以上の説明では、ガイドローラ32
を感光ドラム13に対して近接、離間させたが、ガイド
ローラ32と感光ドラム13との距離は変えずに、ガイ
ドローラ32の位置を変えることによって、ニップ部分
上流側における用紙3と感光ドラム13との接触面積を
変化させるようにしてもよい。
【0100】また、以上の説明では、トナーとして正帯
電性のトナーを用いて、感光ドラム13を正極性に帯電
させるように構成したが、トナーとして負帯電性のトナ
ーを用いて、感光ドラム13を負極性に帯電させるよう
にしてもよく、そのような構成とした場合には、転写バ
イアスおよびガイドバイアスを上記した実施形態と逆極
性として設定すればよい。
【0101】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、ガイド部材の近接位置への移動によって、
低湿度時の抵抗値の高い記録媒体において発生しやすい
記録媒体と像担持体との間の放電を防止し、ガイド部材
の離間位置への移動によって、高湿度時の抵抗値の低い
記録媒体から転写電流がリークすることを防止して、転
写不良を有効に防止することができる。
【0102】請求項2に記載の発明によれば、ガイド部
材の接触低減位置への移動によって、低湿度時の抵抗値
の高い記録媒体において発生しやすい記録媒体と像担持
体との間の放電を防止し、ガイド部材の接触増大位置へ
の移動によって、高湿度時の抵抗値の低い記録媒体から
転写電流がリークすることを防止して、転写不良を有効
に防止することができる。
【0103】請求項3に記載の発明によれば、ガイド部
材の電位の上昇を防止して、他の部材との間における放
電を有効に防止することができる。
【0104】請求項4に記載の発明によれば、記録媒体
の正確かつ確実な搬送および転写を達成することができ
る。
【0105】請求項5に記載の発明によれば、転写ロー
ラをガイドローラに対してより速く回転させて、ガイド
ローラと転写ローラとの間における記録媒体の撓みを防
止することにより、低湿度時においては、ガイド部材に
よって案内される記録媒体の像担持体に対する浮きを防
止して確実に接触させることができ、高湿度時において
も、ガイド部材によって案内される記録媒体と像担持体
との間の必要以上の接触を確実に防止することができ
る。
【0106】請求項6に記載の発明によれば、ガイドロ
ーラの表面粗さを転写ローラの表面粗さよりも小さくし
て、記録媒体を転写ローラにより確実に搬送して、ガイ
ドローラと転写ローラとの間における記録媒体の撓みを
防止することにより、低湿度時においては、ガイド部材
によって案内される記録媒体の像担持体に対する浮きを
防止して確実に接触させることができ、高湿度時におい
ても、ガイド部材によって案内される記録媒体と像担持
体との間の必要以上の接触を確実に防止することができ
る。
【0107】請求項7に記載の発明によれば、ガイドロ
ーラの押圧力を転写ローラの押圧力よりも小さくして、
記録媒体を転写ローラにより確実に搬送して、ガイドロ
ーラと転写ローラとの間における記録媒体の撓みを防止
することにより、低湿度時においては、ガイド部材によ
って案内される記録媒体の像担持体に対する浮きを防止
して確実に接触させることができ、高湿度時において
も、ガイド部材によって案内される記録媒体と像担持体
との間の必要以上の接触を確実に防止することができ
る。
【0108】請求項8に記載の発明によれば、高湿度時
には、転写部材とガイド部材との電位差がより小さく、
転写電流のリークを確実に防止することができるととも
に、低湿度時には、転写部材とガイド部材との電位差が
より大きく、抵抗値の高い記録媒体に対して高い転写電
圧で転写バイアスを印加して、確実な転写を確保するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置としての、レーザプリン
タの一実施形態を示す要部側断面図である。
【図2】図1に示すレーザプリンタの制御系のブロック
図である。
【図3】図1に示すレーザプリンタの制御のフロー図で
ある。
【図4】図1に示すレーザプリンタの感光ドラム、転写
ローラ、ガイドローラおよびガイド板の要部構成図であ
って、(a)は、高湿度時の用紙の搬送状態、(b)
は、低湿度時の用紙の搬送状態(転写ローラニップ
前)、(c)は、低湿度時の用紙の搬送状態(転写ロー
ラニップ後)を示す。
【図5】図1に示すレーザプリンタの感光ドラム、転写
ローラ、ガイドローラおよびガイド板の他の実施形態
(用紙が感光ドラムと接触した後に、感光ドラムに向け
て押圧される態様)の要部構成図であって、(a)は、
高湿度時の用紙の搬送状態、(b)は、低湿度時の用紙
の搬送状態(転写ローラニップ前)、(c)は、低湿度
時の用紙の搬送状態(転写ローラニップ後)を示す。
【図6】図1に示すレーザプリンタの感光ドラム、転写
ローラ、ガイドローラおよびガイド板の他の実施形態
(ガイドローラおよびガイド板がともに移動する態様)
の要部構成図であって、(a)は、高湿度時の用紙の搬
送状態、(b)は、低湿度時の用紙の搬送状態を示す。
【図7】図1に示すレーザプリンタの感光ドラム、転写
ローラ、ガイド板の他の実施形態(ガイド板のみの態
様)の要部構成図であって、(a)は、高湿度時の用紙
の搬送状態、(b)は、低湿度時の用紙の搬送状態を示
す。
【符号の説明】 1 レーザプリンタ 3 用紙 13 感光ドラム 15 転写ローラ 32 ガイドローラ 33 ガイド板 34 湿度センサー
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA14 DA32 DC04 DE04 DE07 DE09 EA03 EC06 ED17 ED24 EE01 EE07 EF06 EF09 ZA07 2H200 FA01 GA02 GA03 GA09 GA10 GA13 GA23 GA34 GA44 GA56 GA59 GB15 GB22 GB25 HA02 HA12 HA28 HB03 HB12 HB22 JA02 JA21 JA28 JA29 JB10 JB12 JB13 JB16 JB48 JB49 JB50 LA17 LA33 MB09 MC18 NA02 NA09 PA03 PA05 PA12 PA19 PA22 PB08 PB28 3F048 AA02 AB01 BA09 BB03 CB16 CB17 CC00 DA06 3F101 FB04 FD04 FE02 LA02 LA07 LB03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視像を担持する像担持体と、前記像担
    持体に接触状に対向配置され、転写バイアスが印加され
    ることにより、その可視像を記録媒体に転写するための
    転写部材と、前記像担持体と前記転写部材との接触部分
    よりも記録媒体の搬送方向上流側に配置され、記録媒体
    を案内するためのガイド部材とを備える画像形成装置に
    おいて、 湿度を検知するための湿度検知手段が設けられ、 前記ガイド部材は、前記像担持体に近づく近接位置と、
    前記像担持体と離れる離間位置とに移動可能に構成さ
    れ、 前記湿度検知手段により低湿度が検知された時に、前記
    ガイド部材を近接位置に移動させ、前記湿度検知手段に
    より高湿度が検知された時に、前記ガイド部材を離間位
    置に移動させるための移動制御手段を備えていることを
    特徴とする、画像形成装置。
  2. 【請求項2】 可視像を担持する像担持体と、前記像担
    持体に接触状に対向配置され、転写バイアスが印加され
    ることにより、その可視像を記録媒体に転写するための
    転写部材と、前記像担持体と前記転写部材との接触部分
    よりも記録媒体の搬送方向上流側に配置され、記録媒体
    を案内するためのガイド部材とを備える画像形成装置に
    おいて、 湿度を検知するための湿度検知手段が設けられ、 前記ガイド部材は、 前記像担持体と前記転写部材との接触部分よりも記録媒
    体の搬送方向上流側において、そのガイド部材によって
    案内する記録媒体と前記像担持体との接触面積を増大さ
    せる接触増大位置と、 前記像担持体と前記転写部材との接触部分よりも記録媒
    体の搬送方向上流側において、そのガイド部材によって
    案内する記録媒体と前記像担持体との接触面積を低減さ
    せる接触低減位置と、に移動可能に構成され、 前記湿度検知手段により低湿度が検知された時に、前記
    ガイド部材を接触増大位置に移動させ、前記湿度検知手
    段により高湿度が検知された時に、前記ガイド部材を接
    触低減位置に移動させるための移動制御手段を備えてい
    ることを特徴とする、画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材の少なくとも一部が、導
    電性材料または半導電材料から形成されていることを特
    徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記転写部材が転写ローラであり、前記
    ガイド部材がガイドローラであることを特徴とする、請
    求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイドローラの周速が、前記転写ロ
    ーラの周速に対してより小さく設定されていることを特
    徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイドローラの表面粗さが、前記転
    写ローラの表面粗さよりも小さいことを特徴とする、請
    求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記転写ローラおよび前記ガイドローラ
    は、前記像担持体に向けて押圧されるように構成されて
    おり、前記ガイドローラの押圧力が、前記転写ローラの
    押圧力よりも、小さいことを特徴とする、請求項4ない
    し6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記ガイド部材には、下記式 |VHt−VHs|<|VLt−VLs| VHs:高湿度時のガイド部材の電位 VHt:高湿度時の転写部材の電位 VLs:低湿度時のガイド部材の電位 VLt:低湿度時の転写部材の電位 を満足するようにバイアスが印加されることを特徴とす
    る、請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装
    置。
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