JP3455272B2 - 転写装置 - Google Patents

転写装置

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JP3455272B2
JP3455272B2 JP03811994A JP3811994A JP3455272B2 JP 3455272 B2 JP3455272 B2 JP 3455272B2 JP 03811994 A JP03811994 A JP 03811994A JP 3811994 A JP3811994 A JP 3811994A JP 3455272 B2 JP3455272 B2 JP 3455272B2
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写式電子写真複写
機、転写式電子写真ファクシミリ及びプリンター等の画
像形成装置に用いられる転写装置、詳しくは、像担持体
上に作像されるトナー像を転写部材に転写して出力する
転写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】転写装置としては、例えば、特開昭63
−25672号公報(以下、従来例1と称す)、特開平
1−284884号公報(以下、従来例2と称す)、特
開平2−14876号公報(以下、従来例3と称す)に
それぞれ記載されたものが知られている。従来例1記載
の転写装置は、像担持体としての感光体に対向配置さ
れ、支持体に支持された転写ローラを、カムにより上下
動して像担持体に対して接離させていて、従来例2記載
の転写装置は、転写ローラと感光体との間に隙間を設
け、転写時に転写ローラと感光体とを直接接触させない
で転写を行っている。また、従来例3記載の転写装置
は、感光体に対向配置された転写ローラを、ソレノイド
を中心とする駆動手段よって動作させて感光体に対して
接離自在としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した各転写装置の
内、従来例1の転写装置では、転写ローラを支持する支
持体をカムにより上下動させて感光体に対して転写ロー
ラを接離させているので、カムやその駆動機構が必要と
なるので、部品点数が多くコスト高を招いたり、カム駆
動のタイミング合わせが難しい等の問題点がある。従来
例2の転写装置では、感光体と転写ローラとの間に転写
部材の厚さ程度の隙間が設定されているので、その転写
部材に隙間に合う厚さの限定された転写紙しか使用でき
ず用紙選択の幅が狭く、また、隙間管理が難しい等の問
題を残している。従来例3の転写装置では、感光体への
転写ローラの接離動作をソレノイドを中心とする駆動手
段で行っているので構成が複雑になり、部品点数の増加
によるコスト高を招くと共に、ソレノイド駆動のタイミ
ング合わせが難しい等の問題を有している。また、上述
した構成の転写装置の中でも感光体と転写ローラが接触
するタイプの装置では、転写紙が何らか理由でジャムを
起こし、転写ローラと感光体との間に形成される転写部
に搬送されない場合、像担持体上に残留したトナーが転
写ローラ等に付着して転写不良を起こすという問題を抱
えている。本発明は、以上のような問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的とするところは、転写部材の進
入と同期して同転写部材の弛みによるコシと移動力等
で、筒状薄膜部材の感光体への接離を行うことにより、
像担持体上に残留したトナーによる転写装置の汚染を防
ぐと共に、部品点数が少なく簡単な構成で低コストな転
写装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
像担持体上に形成されるトナー像を転写部材に転写する
転写装置では、上記像担持体対向配置された転写電圧
が印加される支持部材と、上記支持部材の外径よりも大
きい内径を有し、同支持部材に遊嵌された筒状薄膜部材
と、上記筒状薄膜部材を上記像担持体に対して接離させ
る方向に移動する接離部材とを具備し、接離部材が、像
担持体と筒状薄膜部材との間に形成される転写部を挟ん
で、転写部材の進入側あるいは排出側に設けられてい
。請求項2記載の発明では接離部材が転写部を挟ん
で転写部材の進入側と転写部材の排出側に向かってそれ
ぞれ形成された爪部が転写部材の通路上に臨んでおり、
請求項3、4記載の発明では、接離部材を導電性部材で
構成して接地させている。請求項5記載の発明では、接
離部材が上記転写部材の転写部への進入に伴いその転写
部材に押圧され、像担持体側で支持体と接触している初
期状態に置かれた筒状薄膜部材を転写部の反対側から持
ち上げて上記転写部材を像担持体との間に挟持する向き
と、上記転写部材が上記転写部から通過し終えると上記
筒状薄膜部材の持ち上げを解除する方向に向かって、上
記転写部材の移動に伴い揺動することを特徴とし、請求
記載の発明では、爪部における転写部材との接触部
位に摩擦抵抗部を形成した。
【0005】
【作用】発明においては、像担持体に対向配置されて
転写電圧が印加される支持部材に緩嵌した同支持部材の
外径よりも大きい内径を有する筒状薄膜部材が、接離部
材により像担持体と接触する向きに移動されると、上記
筒状薄膜部材が像担持体に変形して接触する。発明に
おいては、転写部に転写部材が進入すると、接離部材に
形成された転写部材の進入側に延びる爪部に転写部材が
接触して、接離部材が揺動して筒状薄膜部材を像担持体
に向かって押し上げ、進入した転写部材が筒状薄膜部材
と像担持体との間に挟持される。転写部材が転写部を通
過すると、爪部と転写部材の接触がなくなるので、押し
上げられた筒状薄膜部材を像担持体から離間する方向に
向かって接離部材が自重により揺動する。発明による
と、接離部材が導電性部材で構成されて接地されている
ので、転写部材が爪部と接触すると、転写部で筒状薄膜
部材を介して印加される転写電圧が除去される。発明
においては、爪部に形成した摩擦抵抗部により転写部材
と爪部と接触抵抗が大きくなり、爪部における転写部材
のスリップが軽減される。
【0006】
【実施例】先ず、図1において、本発明の一実施例とし
ての転写装置を有する画像成形装置の概略構成を説明す
る。符号1は、像担持体しての感光体を示す。この感光
体1には、導電性円筒ドラム上に光導電性の有機感光層
を設けたものが使用されている。
【0007】感光体1は、図示しない駆動手段してのモ
ータによって、図において時計方向に回転駆動される。
感光体1の上方に配置されたコンタクトがラス2上に
は、複写すべき原稿が載置され、図示しないプリンスス
イッチを押すと、原稿照明光源3とミラー4とからなる
走査光学系5と、ミラー6,7よりなる走査光学系8と
が移動して原稿の読み取り走査が行われる。この走査光
は、レンズ9の後方に設けた画像読み取り素子10に、
画像信号として読み込まれてデジタル化されて画像処理
される。そして、この画像処理を施された信号に基づ
き、図示しないレーザーダイオード(LD)を駆動し
て、同ダイオードから発せられるレーザー光をホリゴン
ミラー11で反射した後、ミラー12を介して感光体1
上に照射される。これにより、レーザー光による光書き
込み(露光走査)が感光体1周面に行われる。感光体1
の周面は、その転写部材に部近傍に配置された帯電チャ
ージャー13によって既に一様に帯電されており、この
露光走査により感光体1上に静電潜像が形成される。形
成された静電潜像は、現像装置14によって可視像化さ
れる。この可視像は、給紙部15から給紙される転写部
材としての転写紙16に転写装置18で転写される。画
像転写が行われた転写紙16は、感光体1の表面から分
離して搬送ベルト装置17で定着ローラ対19に搬送さ
れ、同ローラ対19によって転写画像の定着が行われた
後、装置外に排出される。転写後を終えた感光体1は、
転写部材に表面に残留している現像剤をクリーニング装
置20により除去されて、次の露光に備えて帯電チャー
ジャー13により再び一様に帯電される。
【0008】次に、転写装置18について詳細に説明す
る。転写装置18は、図2、図3に示すように、感光体
1の下方近傍で、同感光体1に対向して配置された転写
ローラ181と筒状薄膜部材182及び、筒状薄膜部材
182を上下動させる接離部材183と同部材183を
転写紙受入位置に保持するストッパー184から主に構
成されている。
【0009】転写ローラ181は、感光体1と平行して
配置され、その長さは感光体1の幅と略同寸法に設定さ
れている。転写ローラ181は、導電性部材で構成され
ていて、高圧電源185と接続しており、適時、転写バ
イアス電圧が供給されるようになっている。転写ローラ
181は、感光体1との間に一定の隙間を形成するよう
に配置されている。
【0010】筒状薄膜部材182の内径は、転写ローラ
181の外径よりも僅かに大きく、その長さは、転写ロ
ーラ181の全長と略同じである。筒状薄膜部材182
は、図2に示すように、感光体1と同筒状薄膜部材18
2の間に形成される転写部Bの下方で、通常、自重によ
って転写ローラ181に吊り下がるように装着されてい
る。この状態を筒状薄膜部材182の初期状態とする。
筒状薄膜部材182は、平滑性の良い摩擦係数の小さい
弾性体材料であるヒドリンゴムで、単層構造に作製され
ている。筒状薄膜部材182の層厚としては0.1mm
〜0.3mm程度が好ましく、また、その体積抵抗率と
しては、105〜1012Ω・cmが望ましい。この様な
条件を満たす具体的な材質としては、ヒドリンゴムの他
に、フッ素樹脂にカーボンを分散したものや、ポリカー
ボネイト樹脂にカーボンを分散したものが挙げられる。
また、筒状薄膜部材182の層構造としては、単層構造
の他に二層構造にしても良いが、体積抵抗率を105
1012Ω・cmの範囲内に納めることが望ましい。
【0011】図2,図3に示す転写部Bには、同部Bを
境として、図面右方から転写紙16が進入し、左方に向
かって通過する。ここでは、図面右方を転写紙16の進
入側Cとし、左方を転写紙16の排出側Dとする。
【0012】接離部材183は、転写ローラ181及び
筒状薄膜部材182を進入側Cと排出側Dから囲む断面
略U字状の容器であって、その内底には、転写ローラ1
81に向かって膨出する突起部Aが形成されている。接
離部材183は、導電性部材で構成されて接地されてい
る。接離部材183の進入側Cと排出側Dに位置する側
板183a,183bの上端には、外側に折り曲げられ
た爪部18A,18Bがそれぞれ形成されている。爪部
18A,18Bの上面には、図4に示すように、転写紙
16との接触時における接触抵抗を大きくするための摩
擦抵抗部としての凹凸部18Cがそれぞれ形成されてい
る。接離部材183は、図示しない不動部材にピン18
6で揺動自在に支持されていて、通常、その自重によっ
て進入側Cに傾いている。
【0013】ストッパー184は、進入側Cに配置され
ていて、爪部18Aを転写紙16の進入路E上に臨ませ
るべく接離部材183の揺動を規制している。すなわ
ち、接離部材183は、図2に示すように、進入路Eを
構成する下給紙ガイド21と、感光体1と筒状薄膜部材
182との接点Oを結ぶ線OEよりも上に爪部18Aが
位置する転写紙受入位置に保持されている。また、爪部
18Bは、接離部材183が図3に示す筒状薄膜部材1
82を押し挙げる転写位置にある時に、排出側Dに構成
される転写紙16の排出路Fに、転写を終えた転写紙1
6を案内するようになっている。つまり、爪部18A,
18Bは、転写紙16の通路EF上に配置されている。
【0014】突起部Aは、転写紙受入位置(図2)に置
かれた接離部材183が、同図においてピン186を支
点として反時計方向に揺動するときに、筒状薄膜部材1
82を押し上げて感光体1に圧接させる突起であって、
接離部材183が転写紙受入位置にあるときには、筒状
薄膜部材182と接触しない位置を占めている。突起部
Aには、絶縁体187が設けられている。具体的には、
テフロン(商品名)製テープ等の絶縁性で摩擦係数の小
さい部材を張付つける。この他、接離部材183の底部
に絶縁部材を埋設し、突起部Aを成形する等の手段も考
えられる。
【0015】このような構成の転写装置18の動作を説
明する。図2に示す転写装置18の状態は、転写紙16
の進入前の状態である転写装置18の初期状態を示す。
図示しないスイッチを押して複写動作が出されると、上
述した周知の画像形成プロセスによって感光体1上にト
ナー像が形成されると共に、転写ローラ181へ転写バ
イアスが印加される。この時、画像成形プロセスに同期
して給紙部15から所定のタイミングで転写紙16が転
写部Bに向かって給紙される。給紙された転写紙16
が、進入側Cから進入路Eを通って転写部B近傍まで達
すると、同進入路Eに臨んでいる爪部18Aの上面に転
写紙16が接触する。この時の両者の接触摩擦力と転写
紙16の移動力、及び爪部18Aとの接触時にたわむ転
写紙16のコシによって爪部18Aが、転写紙の進行方
向に押され、接離部材183がピン186を中心に排出
側Dへと反時計周りに揺動して転写位置を占める。接離
部材183が転写位置を占めると、突起部Aが図2に示
す位置から図3に示す位置へと移動し、下方に垂れ下が
っている筒状薄膜部材182を感光体1に向かって押し
上げる。押し上げられた筒状薄膜部材182は、接離部
材183を押しながら転写部Bまで移動している転写紙
16を、図3に示すように、感光体1に押圧する。
【0016】転写ローラ181に印加された転写バイア
スは、筒状薄膜部材182を介して転写紙16に供給さ
れるので、感光体1上のトナー像が転写紙16に転写さ
れる。また、筒状薄膜部材182は薄膜状であるので、
転写紙16を押圧する時に感光体1周面に沿うように変
形してニップ部を形成し、一般的な転写ローラ等と比べ
て転写紙16をソフトな押圧力で感光体1に押しつけ
る。つまり、感光体1と転写紙16及び筒状薄膜部材1
82との接触面が広くなるので、均一な転写が可能とな
る。このように筒状薄膜部材182が、感光体1との間
に転写紙16を押圧するときに、感光体1の周面に沿う
ように変形することで、転写紙16の厚さにバラツキが
あっても、そのバラツキを吸収することができる。よっ
て、転写部Bにおける感光体1と筒状薄膜部材182と
の間隔を、従来のように特定の紙厚に厳密に設定する必
要がなく、ある程度の幅を持って設定することができ
る。
【0017】転写が行なわれた転写紙16の先端は、爪
部18bと接触しながら随時、排出側Dに移動する。こ
の時、転写紙16は転写バイアスによって帯電している
が、導電性部材で形成され、かつ、接地された接離部材
183に形成された爪部18Bと接触することで除電さ
れる。従って、転写紙16の除電装置を取り立てて設置
する必要がなく、コストの低減と省スペース化に貢献で
きる。
【0018】爪部18A,18Bの上面には、凹凸18
Cが形成されているので、転写紙16との摩擦が大きく
なり、爪部18A,18B上における転写紙16のスリ
ップが防止できる。よって、転写紙16の移動力や爪部
18A、18Bとの摩擦力等による弱い押圧力でも接離
部材183を安定して排出側Dに押圧することになる。
このことにより、筒状薄膜部材182は、突起部Aによ
り安定して感光体1に向かって押し上げらることにな
る。よって、転写紙16を感光体1に対して安定して接
触させることができ、転写の安定につながる。
【0019】転写紙16が転写部Bを通過し終えると、
爪部18A,18Bに掛かっていた転写紙16による押
圧力、すなわち、転写紙16による下流側Dへの付勢力
がなくなる。すると、接離部材183は、図3に示す転
写位置から進入側Cに向かって自重で揺動し、ストッパ
ー184に当接して転写紙受入位置に保持される。接離
部材183の揺動により筒状薄膜部材182と突起部A
とが離間され、感光体1に向かって押し上げられていた
筒状薄膜部材182が、感光体1から離れた初期状態に
置かれ、次の転写紙への待機状態となる。初期状態に置
かれた筒状薄膜部材182は、感光体1から離れている
ので、感光体上に残る残留トナー等の付着がなく、転写
装置18の内部やその周辺が汚れずに済む。
【0020】上述した転写装置18において、転写ロー
ラ181は、回転自在に支持しても良いし、固定として
も構わない。転写ローラ181を回転自在に支持する場
合には、転写ローラ181に装着される筒状薄膜部材1
82と感光体1との線速が同等の速度で回転するように
速度設定することが好ましい。また、転写部材として転
写紙16を例に説明したが、この他に、オーバヘッドプ
ロジェクター(OHP)等に使用されるフィルム等を用
いることでも構わない。また、ここでは爪部18A,1
8Bに摩擦抵抗部として凹凸部18Cを設けて、移動す
る転写紙16との抵抗を大きくしているが、この他に、
サンドペーパー状に爪部18A,18Bの上面を荒らし
たり、あるいは、ゴム部材やコルク材などの転写紙16
との接触抵抗を増やす部材を設けることでも良い。要
は、給紙される転写部材が爪部18A、18Bにおいて
スリップしないことが肝心であり、転写部材に対応した
摩擦抵抗部を爪部18A,18B(特に爪部18A)に
設けるのが好ましい。
【0021】なお、本実施例では、感光体1の軸方向で
ある幅と略同長の転写ローラ181及び筒状薄膜部材1
82を用いたが、この他の例として、感光体1の幅より
短く形成した転写ローラ及び筒状薄膜部材を複数、感光
体1の軸方向に向かって配設し、この転写ローラ及び筒
状薄膜部材の数に対応する複数の突起部を形成した1つ
の接離部材で筒状薄膜部材を上下させたり、あるいは、
各転写ローラと筒状薄膜部材にそれぞれ対応するように
接離部材を配置して、各接離部材で筒状薄膜部材182
を上下させるような構成でも良い。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、転写電圧が印加される
支持部材に緩嵌された筒状薄膜部材が像担持体へ接触す
るので、その接触時に筒状薄膜部材が変形して接触圧が
低減されるので、転写部材への均一な転写が可能とな
り、接触時に筒状薄膜部材が変形するので、転写部材の
厚さにバラツキが合ってもその変形で許容でき、特別な
隙間管理をすることなく広い転写部材に対応できる転写
装置となる。また、非転写時においては、筒状薄膜部材
は、像担持体から離間されているので、像担持体上に残
留するトナーの筒状薄膜部材への付着が低減され、清潔
な転写装置を提供することができる。さらに、転写部材
の搬送力や、同転写部材と爪部との摩擦力等による弱い
力で接離部材を動作させて、像担持体と筒状薄膜部材と
の間に転写部材を挟持して転写動作を行なうと共に、接
離部材を導電性部材で構成し接地しているので、電磁ア
クチャエータ等の駆動手段や転写部材の除電装置等の必
要がなく、装置の構成の簡素化を図れ、低コストの転写
装置を提供することができる。つまり、本発明によれ
ば、転写部材の進入と同期して同転写部材の弛みによる
コシと移動力等で、筒状薄膜部材の感光体への接離を行
うことができるので、像担持体上に残留したトナーによ
る転写装置の汚染を防ぐと共に、部品点数が少なく簡単
な構成で低コストな転写装置を提供するという目的を達
成ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転写装置が採用された画像成形装置の
概略構成図である。
【図2】本発明の転写装置の一実施例を示す概略構成及
び同装置の非転写時における状態を示す側面図である。
【図3】転写装置の転写時における状態を示す側面図で
ある。
【図4】接離部材の爪部の拡大図である。
【符号の説明】
1 像担持体(感光体) 16 転写部材 18 転写装置 18A,18B 爪部 18C 摩擦抵抗部8凹凸部) 181 支持部材(転写ローラ) 182 筒状薄膜部材 183 接離部材 B 転写部 C 転写部材の進入側 D 転写部材の排出側 E 進入路 F 排出路 F,E 転写部材通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中里 保史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 村松 智 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 石井 佳子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 横川 信人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 鈴木 雅子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平5−72869(JP,A) 特開 平7−20733(JP,A) 特開 平5−303294(JP,A) 特開 平4−232977(JP,A) 特開 平6−19254(JP,A) 特開 平6−67554(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/14 - 13/16 G03G 15/14 - 15/16 G03G 13/02 G03G 15/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に形成されるトナー像を、転写
    装置を用いて転写部材に転写する電子写真装置におい
    て、 上記像担持体に対向配置された転写電圧が印加される支
    持部材と、 上記支持部材の外径よりも大きい内径を有し、同支持部
    材に遊嵌された筒状薄膜部材と、 上記筒状薄膜部材を上記像担持体に対して接離させる方
    向に移動させる接離部材とを具備し、 上記接離部材が、上記像担持体と筒状薄膜部材との間に
    形成される転写部を挟んで転写部材の進入側と排出側
    に、それぞれ配設された こと特徴とする転写装置。
  2. 【請求項2】上記接離部材が、上記転写部を挟んで転写
    部材の進入側と転写部材の排出側に向かって延出する爪
    部を有し、上記爪部が転写部材の進入路上に臨んでいる
    ことを特徴とする請求項記載の転写装置。
  3. 【請求項3】上記接離部材が導電性部材で構成されてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の転写装置。
  4. 【請求項4】上記接離部材が接地されていることを特徴
    とする請求項記載の転写装置。
  5. 【請求項5】上記接離部材が揺動可能であって、上記転
    写部への転写部材の進入に伴い同転写部材に押圧され
    て、像担持体から離間する初期状態に置かれた筒状薄膜
    部材を上記像担持体に向かって押し上げて上記転写部材
    を像担持体との間に挟持する方向と、上記転写部材が上
    記転写部から通過し終えると、上記筒状薄膜部材の押し
    上げを解除する方向とに揺動することを特徴とする請求
    項1または2記載の転写装置。
  6. 【請求項6】上記爪部における転写部材との接触部位
    に、摩擦抵抗部を設けたことを特徴とする請求項2記載
    の転写装置。
JP03811994A 1994-03-09 1994-03-09 転写装置 Expired - Fee Related JP3455272B2 (ja)

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