JP2003097748A - 自動変速機におけるボール弁構造 - Google Patents

自動変速機におけるボール弁構造

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JP2003097748A JP2001296505A JP2001296505A JP2003097748A JP 2003097748 A JP2003097748 A JP 2003097748A JP 2001296505 A JP2001296505 A JP 2001296505A JP 2001296505 A JP2001296505 A JP 2001296505A JP 2003097748 A JP2003097748 A JP 2003097748A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機におけるボール弁において、組み
付け性を向上しつつ、ボールとスプリングの保持姿勢を
良好に確保することで、性能や品質及び信頼性の向上を
図ることができるボール弁を提供すること。 【解決手段】 自動変速機の油圧制御装置であって、第
1ボディ1と第2ボディ2の間にセパレートプレート3
を介在して構成するコントロールバルブと、第1ボディ
1に設けられた油路4と、第2ボディ2に設けられ、油
路4と接続するドレン油路5と、セパレートプレート3
に設けられ、油路4とドレン油路5を連通する弁穴3a
と、油路4の合わせ面に設けられたバルブホール6にス
プリング8により付勢されたボール7を内蔵し、弁穴3
aを弁座とするボール弁Aと、を備えたボール弁構造に
おいて、スプリング8に付勢されたボール7を、第2ボ
ディ2の合わせ面よりも第1ボディ1側に突出した位置
に保持する保持器を備えたこととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機におけ
るボール弁構造であって、特に、コントロールバルブボ
ディ側面の合わせ面の油溝内にボールが配置されるボー
ル弁に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機には、トランスアクスル内に
組み込んだ変速機構に供給する作動圧の調節や、油圧回
路を切り換えるコントロールバルブが配設されている。
図8はコントロールバルブのバルブボディ101を表す
図である。コントロールバルブの内部は、図8に示すよ
うに、複雑に入り組んだ溝(油圧回路),スプリング及
び円筒形のバルブ(図示せず)等が配設されている。そ
して、油圧回路の一部は、クラッチやブレーキ等の締結
要素や、オイルポンプに接続している。
【0003】図9はバルブボディ101に配設されたリ
リーフバルブ101のX−X断面を表す図である。このリ
リーフバルブ102は、バルブボディ101に円筒形状
のリリーフホール103を形成し、このリリーフホール
103の底に、リリーフホール103と外部とを連通す
るドレン孔104を形成している。そして、リリーフホ
ール103の開口部側にボール106を配置し、弁穴1
07aを形成したセパレートプレート107によりリリ
ーフホール103を閉塞している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このリリーフ弁102
のようなボール弁の設計にあたっては、ボール弁の作動
条件とスペース等により、各スペックを決定するが、図
9に示すリリーフバルブ102を組み付ける際、図10
(a)に示す状態にセットされる。このときのスプリン
グ105の高さをHとすると、ボール106の作動する
条件は、釣り合いの式より、 p・(π/4)d=F:スプリング荷重(高さH時) p:作動圧 d:弁穴径 すなわち、p=4F/πd の圧力以上で作動する。
【0005】ところが、組み付け時のスプリング105
はボール106の自重分のたわみがあり、このときのス
プリング105の高さをHfとすると、ボール106は Hf−H=△H の量だけ、合わせ面より上方にあることになる。△Hの
量は設定圧やボール106の大きさ及びスプリング10
5の諸元によって異なるが、ボール106は合わせ面よ
り上方にあることは確実で、この状態からセット状態に
移行する過程でボール106の脱落(図10(a)参
照)や、相手ボディ100との間の挟み込み(図10
(b)参照)、あるいは、リリーフホール103内での
スプリング105の倒れによる保持不良を引き起こし、
それに伴う性能不良が発生することが懸念される。
【0006】上記不具合を引き起こす原因は、合わせ面
からのボール106の飛び出し量△Hの大きさの他に、
セパレートプレート107(又はセパレートプレート1
07と相手ボディ100)を組み付ける際のボール10
6位置の視認性の悪さや、弁穴107aの中心をリリー
フ弁102の中心軸に一致させながらの組み付け困難性
等が考えられる。
【0007】また、作動時においても、例えば上方から
油が流入し、ボール及びスプリングを下方に押しつけな
がら、横方向に油が流れるようなボール弁においては、
横方向の成分の力がボールに働き、スプリングの倒れが
発生することで、作動後に保持姿勢が悪化する可能性も
ある。
【0008】本発明は、上述のような従来技術の問題点
に着目してなされたもので、自動変速機におけるボール
弁において、組み付け性を向上しつつ、ボールとスプリ
ングの保持姿勢を良好に確保することで、性能や品質及
び信頼性の向上を図ることができるボール弁を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、自動変速機の油圧制御装置であって、第1バルブボ
ディの油溝面と第2バルブボディの油溝面との間にセパ
レートプレートを介在して構成するコントロールバルブ
と、前記第1バルブボディに設けられた第1油路と、前
記第2バルブボディに設けられ、前記第1油路と接続す
る第2油路と、前記セパレートプレートに設けられ、前
記第1油路と前記第2油路を連通するセパレートホール
と、前記第2油路の合わせ面に設けられたバルブホール
に弾性体により付勢されたボールを内蔵し、前記セパレ
ートホールを弁座とするボール弁と、を備えたボール弁
構造において、前記弾性体に付勢されたボールを、前記
第2バルブボディの合わせ面よりも第1バルブボディ側
に突出した位置に保持する保持器を備えたことを特徴と
する。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の自動変速機におけるボール弁構造において、前記保
持器は、前記弾性体及びボールを格納し、上面部が開放
された円筒部と、前記第2油路に連通する油孔と、前記
円筒部底面に設けられ、前記弾性体を保持する突起部
と、前記円筒部の上端周縁部に設けられ、前記ボールを
保持する爪部と、を備え、前記円筒部に前記弾性体及び
ボールを収装し、前記爪部の先端を折り曲げることで前
記ボールを所定の高さに保持し、前記弾性体及びボール
を前記第2バルブボディに組み付ける前に一体化するこ
とを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の自動変速機におけるボール弁構造において、前記保
持器は、前記弾性体を格納し、上面部を開放すると共
に、上端周縁部に係合部を有する第1円筒部と、前記ボ
ールを格納し、上面部に前記ボールが所定の位置まで突
出可能な保持穴を有し、下面部を開放すると共に、下端
周縁部に係合部を有する第2円筒部と、前記第2油路に
連通する油孔と、前記第1円筒部底面に設けられ、前記
弾性体を保持する突起部と、を備え、前記第1円筒部に
前記弾性体を収装し、前記第2円筒部に前記ボールを収
装し、前記第1及び第2円筒部の係合部を互いに係合
し、前記ボールを前記保持穴によって前記上面部から所
定の位置まで突出した高さに保持し、前記弾性体及びボ
ールを前記第2バルブボディに組み付ける前に一体化す
ることを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項1に記
載の自動変速機におけるボール弁構造において、前記保
持器は、前記弾性体及びボールを格納し、前記ボールの
直径よりも大きな直径を有する円筒状部と、上面部であ
って、前記ボールを保持可能な直径を有するテーパー状
部を有する保持用スプリングと、前記保持用スプリング
を保持する第1突起部と、前記弾性体を保持する第2突
起部を有し、前記保持用スプリングと前記弾性体を同軸
・同一面上に保持する保持部材と、を備え、前記円筒状
部に前記弾性体及びボールを収装し、前記テーパー状部
により前記ボールを所定の高さに保持し、前記保持部材
により保持用スプリング,前記弾性体及びボールを前記
第2バルブボディに組み付ける前に一体化することを特
徴とする。
【0013】請求項5に記載の発明では、請求項1に記
載の自動変速機におけるボール弁構造において、前記バ
ルブホールの上端部内周に切り欠を設け、前記保持器
を、前記ボールを格納し、上面部に前記ボールが所定の
位置まで突出可能な保持穴を有し、下面部を開放する円
筒部と、から構成し、前記バルブホールに前記弾性体及
びボールを収装し、前記切り欠に前記円筒部を圧入する
ことで前記ボールを前記保持穴によって前記上面部から
所定の位置まで突出した高さに保持し、前記弾性体及び
ボールを前記第2バルブボディに組み付けた後に一体化
することを特徴とする。
【0014】請求項6に記載の発明では、請求項1に記
載の自動変速機におけるボール弁構造において、前記バ
ルブホールの任意の内周に溝を設け、前記保持器を、前
記ボールを格納し、上面部に前記ボールが所定の位置ま
で突出可能な保持穴と、下面部を開放すると共に、下端
周縁部に溝に嵌合可能な突起を有し、前記バルブホール
の上端と前記溝までの長さの足部を有する円筒状部と、
から構成し、前記バルブホールに前記弾性体及びボール
を収装し、前記溝と前記足部が有する突起を嵌合するこ
とで前記ボールを前記保持穴によって前記上面部から所
定の位置まで突出した高さに保持し、前記弾性体及びボ
ールを前記第2バルブボディに組み付けた後に一体化す
ることを特徴とする。
【0015】請求項7に記載の発明では、請求項1に記
載の自動変速機におけるボール弁構造において、前記バ
ルブホールの上端部内周に溝を設け、前記保持器を、前
記溝に嵌合するスナップリングとし、前記バルブホール
に前記弾性体及びボールを収装し、前記溝にスナップリ
ングを嵌合することで前記ボールを前記上面部から所定
の位置まで突出した高さに保持し、前記弾性体及びボー
ルを前記第2バルブボディに組み付けた後に一体化する
ことを特徴とする。
【0016】
【発明の作用及び効果】請求項1記載の自動変速機にお
けるボール弁構造においては、弾性体に付勢されたボー
ルを、第2バルブボディの合わせ面よりも第1バルブボ
ディ側に突出した位置に保持する保持器が備えられたこ
とで、合わせ面からのボールの飛び出し量の大きさを調
整できる他に、セパレートプレート及び第1バルブボデ
ィを組み付ける際のボール位置の視認性が悪い場合であ
っても、弁穴の中心をボール弁の中心軸に一致させなが
らの組み付けを容易に行うことができる。また、弾性体
とボールが確実に組み付けられることで、作動時に上方
から油が流入し、ボール及び弾性体を下方に押しつけな
がら、横方向に油が流れるようなボール弁において、横
方向の成分の力がボールに働いたとしても、スプリング
の倒れが発生することがなく、作動後に保持姿勢を良好
に保つことができる。
【0017】請求項2記載の自動変速機におけるボール
弁構造では、保持器に、円筒部、第2油路に連通する油
孔、突起部、及び少なくとも3つの爪部が備えられ、円
筒部に弾性体及びボールを収装し、爪部の先端を折り曲
げることでボールを所定の高さに保持し、弾性体及びボ
ールを第2バルブボディに組み付ける前に一体化された
ことで、請求項1に記載の作用効果に加えて、より組み
付け性の向上を図ることができる。尚、第2油路に連通
する油孔が、保持器の底面部に設けられているときは、
保持器の底面部に油孔を設ければ良く、円筒部の外周に
設けられているときは、円筒部を格子状にすることで油
の連通を確保しても良い。
【0018】請求項3記載の自動変速機におけるボール
弁構造では、第1円筒部、保持穴を有する第2円筒部、
第2油路に連通する油孔、及び突起部が備えられ、第1
及び第2円筒部の係合部を互いに係合することで、ボー
ルを保持穴によって上面部から所定の位置まで突出した
高さに保持し、弾性体及びボールを第2バルブボディに
組み付ける前に一体化されたことで、請求項1に記載の
作用効果に加えて、保持器により弾性体及びボールの一
体化を容易に行うことができる。
【0019】請求項4記載の自動変速機におけるボール
弁構造では、円筒状部、テーパー状部を有する保持用ス
プリング、及び第1及び第2突起部を有し、保持用スプ
リングと弾性体を同軸・同一面上に保持する保持部材と
が備えられ、テーパー状部によりボールを所定の高さに
保持し、保持部材により保持用スプリング,弾性体及び
ボールが第2バルブボディに組み付ける前に一体化され
たことで、請求項1に記載の作用効果に加えて、保持器
により弾性体及びボールの一体化を容易に行うことがで
きる。尚、保持部材は保持用スプリング及び弾性体を巻
き締めにより保持しても良いし、保持部材として磁石を
用い、磁力によって保持用スプリング及び弾性体を保持
しても良い。
【0020】請求項5記載の自動変速機におけるボール
弁構造では、保持器が、上面部にボールが所定の位置ま
で突出可能な保持穴を有し、下面部を開放する円筒部か
ら構成されている。そして、バルブホールの上端部内周
に設けられた切り欠に円筒部を圧入することで、ボール
が保持穴によって上面部から所定の位置まで突出した高
さに保持され、弾性体及びボールが第2バルブボディに
組み付けた後に一体化されたことで、請求項1に記載の
作用効果に加えて、部品点数を少なくすることが可能と
なり、コストを低減することができる。また、円筒部を
弾性部材により形成し、円筒部側面を外方に広がる複数
の足部により形成しても良い。これにより、足部を内方
に付勢した状態で切り欠に挿入すれば、足部の弾性力に
より保持器がバルブホールに固定されるため、圧入の必
要がない。また、上面部は平面に限らず、ボールに沿っ
た湾曲面とすることで、ボールが中心軸に一致する位置
に移動しやすい。よって、更に、弾性体の倒れやボール
位置のズレが発生することがなく、作動後に保持姿勢を
良好に保つことができる。
【0021】請求項6記載の自動変速機におけるボール
弁構造では、バルブホールの任意の内周に溝が設けら
れ、保持器が、上面部にボールが所定の位置まで突出可
能な保持穴と、足部を有する円筒状部から構成され、溝
と足部が有する突起を嵌合することでボールを保持穴に
よって上面部から所定の位置まで突出した高さに保持
し、弾性体及びボールが第2バルブボディに組み付けた
後に一体化されることで、請求項1に記載の作用効果に
加えて、部品点数を少なくすることが可能となり、コス
トを低減することができる。
【0022】請求項7記載の自動変速機におけるボール
弁構造では、バルブホールの上端部内周に溝が設けら
れ、保持器が、溝に嵌合するスナップリングとされてい
る。これにより、ボールを上面部から所定の位置まで突
出した高さに保持し、弾性体及びボールが第2バルブボ
ディに組み付けた後に一体化される。よって、請求項1
に記載の作用効果に加えて、特別な形状の保持器を作る
必要が無く、コストを低減することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0024】(実施の形態1) (1)第1実施例 図1(a)は実施の形態1の第1実施例におけるボール
弁の断面図、図1(b)は保持器10の斜視図である。
まず構成を説明すると、ボール弁Aは、コントロールバ
ルブの第1ボディ1の油路4と第2ボディ2のバルブホ
ール6の間に弁穴3を有するセパレートプレート3を介
して構成されている。また、バルブホール6にはオイル
をドレンするドレンホール5が設けられている。
【0025】10は円筒形状を有する保持器である。こ
の保持器10の底面には円筒内面に突出した突起部13
を有する底穴14が設けられ、ドレンホール5と連通し
ている。また、保持器の上端部にはボール保持部11が
設けられている。
【0026】保持器10内には、突起部13に端部が固
定されたスプリング8と、このスプリング8に付勢され
たボール7が設けられ、ボール保持部11の上端部を折
り曲げることでボール7が飛び出さないようにしてい
る。尚、本実施例では図1(b)に示すように上端部が
角度をもって折り曲げられているが、第1ボディ1及び
セパレートプレート3を組み付ける前に、ボール弁Aを
バルブホール6に組み付けた際、ボール7が合わせ面よ
り外側に所定量突出した位置に保持できれば特に折り曲
げ角度を規定しなくても良い。
【0027】以上説明したように、実施の形態1におい
ては、保持器10によりボール7とスプリング8を一体
化してバルブボディに組み付けることで、合わせ面から
のボール7の飛び出し量の大きさをバルブボディの組み
付け前に調整できる他に、セパレートプレート3(又は
セパレートプレート3と相手ボディ1)を組み付ける際
のボール位置の視認性が悪い場合であっても、弁穴3a
の中心をボール弁Aの中心軸に一致させながらの組み付
けを容易に行うことができる。
【0028】また、作動時においても、例えば上方から
油が流入し、ボール及びスプリングを下方に押しつけな
がら、横方向に油が流れるようなボール弁においては、
横方向の成分の力がボールに働いたとしても、スプリン
グ8の端部が突起部13に固定されているため、スプリ
ングのセンターずれによるスプリングの倒れが発生する
ことがなく、作動後に保持姿勢を良好に保つことができ
る。
【0029】(2)第2実施例 図1(c)は実施の形態1の第2実施例におけるボール
弁の保持器を表す斜視図である。弁穴3aから流入した
油が横方向に流れるバルブの場合には、図1(c)に示
すように、保持器外周に横穴10aを設け、保持器10
内外を油が連通できるようにしておくことで、ボディに
形成された多様な溝形状に対応することができる。
【0030】(実施の形態2) (1)第1実施例 図2は実施の形態2の第1実施例におけるボール弁の断
面図である。基本的構成は実施の形態1と同様であるた
め、異なる点のみ説明する。
【0031】第1実施例における保持器20は、ボール
7を保持する第1保持器21と、スプリング8を保持す
る第2保持器22から構成されている。第1保持器21
の上面にはボール7が第1ボディ1と第2ボディ2の合
わせ面から所定量だけボール7が突出できる保持穴21
bが設けられている。また、第1保持器21及び第2保
持器22には噛合部21a,22aが設けられており、
第2保持器22にスプリング8とボール7をセットし、
第1保持器21を噛み合わせることで一体化している。
この実施例によれば、第1実施例のようにボール保持部
11を折り曲げる必要が無く、ボール7とスプリング8
を容易に一体化できる。
【0032】(実施の形態3) (1)第1実施例 図3(a)は実施の形態3の第1実施例におけるボール
弁の断面図、図3(b)は実施の形態3の第1実施例に
おけるスプリング保持器の斜視図である。基本的構成は
実施の形態1と同様であるため、異なる点のみ説明す
る。
【0033】第1実施例における保持器30は、図3
(b)の斜視図に示すように、保持用スプリング31と
スプリング保持部材32から構成されている。保持用ス
プリング31はボール7に向かって小径になっており、
ボール7を保持することができる。また、スプリング保
持部材32の内径側に設けられた突起部32cにボール
7を付勢するスプリング8を保持すると共に、外径側の
突起部32a及び突起部32aに設けられた巻き締め部
32bにより保持用スプリング31を保持している。
【0034】この第1実施例によれば、実施の形態1及
び2のように、保持器として円筒状の部材を必要とせ
ず、保持用スプリング31とスプリング保持部材32か
ら構成することで、少ない材料で構成できると共に、保
持器内外を油が連通可能となり、ボディに形成された多
様な溝形状に対応しつつ、ボール7とスプリング8を容
易に一体化できる。
【0035】(2)第2実施例 図3(c)は実施の形態3の第2実施例を示す。この第
2実施例はスプリング保持部材として、磁石33が用い
られている。保持用スプリング31とスプリング8を同
時に保持できればボール7及びスプリング8を一体化す
ることができるため、磁石33によって一体化すること
で、巻き締め等の工程を必要とせず、容易に一体化を図
ることができる。
【0036】(実施の形態4) (1)第1実施例 図4(a)は第3実施例におけるボール弁の断面図であ
る。基本的構成は第1実施例と同様であるため、異なる
点のみ説明する。
【0037】バルブホール6の上端内周側に段差6aが
設けられている。まず、バルブホール6にスプリング8
及びボール7を組み込み、保持器40を段差6aに圧入
することでボール7を保持する。これにより、実施の形
態1と同様の効果を得ることができる。
【0038】(2)第2実施例 図4(b)は第2実施例を表すスプリング保持器の斜視
図である。保持器40は、爪部41とボール保持面42
を有し、ボール保持面42には保持穴40aが設けられ
ている。また、保持器40は弾性材料で形成されおり、
爪部41は予め径方向外側に広がっている。よって、挿
入の際に爪部41を径方向内側にたわませて段差6aに
挿入することで、爪部41が径方向外側に広がろうとす
る反力によって、圧入と同様の効果を得ることができ
る。
【0039】(3)第3実施例 図4(c)は第3実施例を表すスプリング保持器の斜視
図である。基本的構成は第2実施例と同様であるが、ボ
ール保持面42が保持穴40aを中心に湾曲した形状と
されている。これにより、ボール7が中心軸に一致する
位置に移動しやすい。よって、作動時においても、例え
ば上方から油が流入し、ボール及びスプリングを下方に
押しつけながら、横方向に油が流れるようなボール弁に
おいては、横方向の成分の力がボールに働いたとして
も、スプリングの倒れやボール位置のズレが発生するこ
とがなく、作動後に保持姿勢を良好に保つことができ
る。
【0040】(実施の形態5) (1)第1実施例 図5(a)は第1実施例におけるボール弁の断面図であ
る。基本的構成は実施の形態4と同様であるため、異な
る点のみ説明する。
【0041】本第1実施例における保持器50は、図5
(b)の斜視図に示すように、爪部51とボール保持面
52を有し、ボール保持面52には保持穴50aが設け
られている。また、保持器50は弾性材料で形成されお
り、爪部51は予め径方向外側に広がっていると共に、
爪部51の下端は径方向外側に略直角に突起部51aが
設けられている。また、バルブホール6の下端内周側に
は溝6bが設けられている。
【0042】まず、バルブホール6にスプリング8及び
ボール7を組み込み、爪部51を径方向内側にたわませ
て突起部51aを溝6bに挿入することで、ボール7及
びスプリング8を保持する。これにより、実施の形態1
と同様の効果を得ることができる。
【0043】(2)第2実施例 図6(a)は第2実施例を表すボール弁の断面図、図6
(b)はスプリング保持器の斜視図である。基本的構成
は第1実施例と同様であるが、爪部51の長さが任意に
設定され、バルブホール6の内周側には爪部51の長さ
に応じた位置に溝6bが設けられている。また、ボール
保持面54が保持穴50aを中心に湾曲した形状とされ
ている。
【0044】よって、保持器50を必要な強度が得られ
る大きさにすることが可能となり、第1実施例の作用及
び効果に加えて、部品自体をコンパクトにすることがで
きる。また、ボール保持面54が保持穴50aを中心に
湾曲した形状とされたことで、ボール7が中心軸に一致
する位置に移動しやすい。よって、作動時においても、
例えば上方から油が流入し、ボール及びスプリングを下
方に押しつけながら、横方向に油が流れるようなボール
弁においては、横方向の成分の力がボールに働いたとし
ても、スプリングの倒れやボール位置のズレが発生する
ことがなく、作動後に保持姿勢を良好に保つことができ
るという効果が得られる。
【0045】(実施の形態6) (1)第1実施例 図7(a)は第1実施例におけるボール弁の断面図であ
る。基本的構成は実施の形態5と同様であるため、異な
る点のみ説明する。
【0046】本第1実施例における保持器として、断面
円形状のスナップリング60が設けられている。また、
バルブホール6の上端内周側には溝6cが設けられてい
る。
【0047】まず、バルブホール6にスプリング8及び
ボール7を組み込み、スナップリング60を溝6cに挿
入することで、ボール7及びスプリング8を保持する。
これにより、実施の形態1と同様の効果を得ることがで
きる。特に、丸スナップリングの特性上、ボール弁の設
定荷重が小さい場合に適しており、安価で同様の効果が
得られる。
【0048】(2)第2実施例 図7(b)は第2実施例におけるボール弁の断面図であ
る。基本的構成は第1実施例と同様であるが、保持器と
して断面角形状のスナップリング61が設けられている
点で異なる。第2実施例は、第1実施例と同様の効果を
有しており、特に、第1実施例に比較し、強い保持力を
有し、かつ、バラツキが小さいので、精度を要求される
ボール弁に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の自動変速機におけるボール弁構
造の断面図である。
【図2】実施の形態2の自動変速機におけるボール弁構
造の断面図である。
【図3】実施の形態3の自動変速機におけるボール弁構
造の断面図である。
【図4】実施の形態4の自動変速機におけるボール弁構
造の断面図である。
【図5】実施の形態5の自動変速機におけるボール弁構
造の断面図である。
【図6】実施の形態5の自動変速機におけるボール弁構
造の断面図である。
【図7】実施の形態6の自動変速機におけるボール弁構
造の断面図である。
【図8】従来技術の自動変速機におけるバルブボディを
表す上面図である。
【図9】従来技術のリリーフバルブを表す断面図であ
る。
【図10】従来技術のボール弁組み付け時の課題を表す
断面図である。
【符号の説明】
1 第1ボディ 2 第2ボディ 3 セパレートプレート 3a 弁穴 4 油路 5 ドレンホール 6 バルブホール 6a 段差 6b 溝 6c 溝 7 ボール 8 スプリング 10 保持器 10a 横穴 11 ボール保持部 13 突起部 14 底穴 20 保持器 21 保持器 21a 噛合部 21b 保持穴 22 保持器 22a 噛合部 30 保持器 31 保持用スプリング 32 スプリング保持部材 32c 突起部 32a 突起部 32b 巻き締め部 33 磁石 40 保持器 40a 保持穴 41 爪部 42 ボール保持面 50 保持器 50a 保持穴 51 爪部 51a 突起部 52 ボール保持面 54 ボール保持面 60 スナップリング 61 スナップリング 100 相手ボディ 101 バルブボディ 101 リリーフバルブ 102 リリーフバルブ 102 リリーフ弁 103 リリーフホール 104 ドレン孔 105 スプリング 106 ボール 107 セパレートプレート 107a 弁穴 A ボール弁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機の油圧制御装置であって、第
    1バルブボディの油溝面と第2バルブボディの油溝面と
    の間にセパレートプレートを介在して構成するコントロ
    ールバルブと、 前記第1バルブボディに設けられた第1油路と、 前記第2バルブボディに設けられ、前記第1油路と接続
    する第2油路と、 前記セパレートプレートに設けられ、前記第1油路と前
    記第2油路を連通する弁穴と、 前記第2油路の合わせ面に設けられたバルブホールに弾
    性体により付勢されたボールを内蔵し、前記弁穴を弁座
    とするボール弁と、 を備えたボール弁構造において、 前記弾性体に付勢されたボールを、前記第2バルブボデ
    ィの合わせ面よりも第1バルブボディ側に突出した位置
    に保持する保持器を備えたことを特徴とする自動変速機
    におけるボール弁構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動変速機におけるボ
    ール弁構造において、 前記保持器は、 前記弾性体及びボールを格納し、上面部が開放された円
    筒部と、 前記第2油路に連通する油孔と、 前記円筒部底面に設けられ、前記弾性体を保持する突起
    部と、 前記円筒部の上端周縁部に設けられ、前記ボールを保持
    する爪部と、 を備え、 前記円筒部に前記弾性体及びボールを収装し、前記爪部
    の先端を折り曲げることで前記ボールを所定の高さに保
    持し、前記弾性体及びボールを前記第2バルブボディに
    組み付ける前に一体化することを特徴とする自動変速機
    におけるボール弁構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の自動変速機におけるボ
    ール弁構造において、 前記保持器は、 前記弾性体を格納し、上面部を開放すると共に、上端周
    縁部に係合部を有する第1円筒部と、 前記ボールを格納し、上面部に前記ボールが所定の位置
    まで突出可能な保持穴を有し、下面部を開放すると共
    に、下端周縁部に係合部を有する第2円筒部と、前記第
    2油路に連通する油孔と、 前記第1円筒部底面に設けられ、前記弾性体を保持する
    突起部と、 を備え、 前記第1円筒部に前記弾性体を収装し、前記第2円筒部
    に前記ボールを収装し、前記第1及び第2円筒部の係合
    部を互いに係合し、前記ボールを前記保持穴によって前
    記上面部から所定の位置まで突出した高さに保持し、前
    記弾性体及びボールを前記第2バルブボディに組み付け
    る前に一体化することを特徴とする自動変速機における
    ボール弁構造。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の自動変速機におけるボ
    ール弁構造において、 前記保持器は、 前記弾性体及びボールを格納し、前記ボールの直径より
    も大きな直径を有する円筒状部と、上面部であって、前
    記ボールを保持可能な直径を有するテーパー状部を有す
    る保持用スプリングと、 前記保持用スプリングを保持する第1突起部と、前記弾
    性体を保持する第2突起部を有し、前記保持用スプリン
    グと前記弾性体を同軸・同一面上に保持する保持部材
    と、 を備え、 前記円筒状部に前記弾性体及びボールを収装し、前記テ
    ーパー状部により前記ボールを所定の高さに保持し、前
    記保持部材により保持用スプリング,前記弾性体及びボ
    ールを前記第2バルブボディに組み付ける前に一体化す
    ることを特徴とする自動変速機におけるボール弁構造。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の自動変速機におけるボ
    ール弁構造において、 前記バルブホールの上端部内周に切り欠を設け、 前記保持器を、前記ボールを格納し、上面部に前記ボー
    ルが所定の位置まで突出可能な保持穴を有し、下面部を
    開放する円筒部と、から構成し、 前記バルブホールに前記弾性体及びボールを収装し、前
    記切り欠に前記円筒部を圧入することで前記ボールを前
    記保持穴によって前記上面部から所定の位置まで突出し
    た高さに保持し、前記弾性体及びボールを前記第2バル
    ブボディに組み付けた後に一体化することを特徴とする
    自動変速機におけるボール弁構造。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の自動変速機におけるボ
    ール弁構造において、 前記バルブホールの任意の内周に溝を設け、 前記保持器を、 前記ボールを格納し、上面部に前記ボールが所定の位置
    まで突出可能な保持穴と、 下面部を開放すると共に、下端周縁部に溝に嵌合可能な
    突起を有し、前記バルブホールの上端と前記溝までの長
    さの足部を有する円筒状部と、 から構成し、 前記バルブホールに前記弾性体及びボールを収装し、前
    記溝と前記足部が有する突起を嵌合することで前記ボー
    ルを前記保持穴によって前記上面部から所定の位置まで
    突出した高さに保持し、前記弾性体及びボールを前記第
    2バルブボディに組み付けた後に一体化することを特徴
    とする自動変速機におけるボール弁構造。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の自動変速機におけるボ
    ール弁構造において、 前記バルブホールの上端部内周に溝を設け、 前記保持器を、前記溝に嵌合するスナップリングとし、 前記バルブホールに前記弾性体及びボールを収装し、前
    記溝にスナップリングを嵌合することで前記ボールを前
    記上面部から所定の位置まで突出した高さに保持し、前
    記弾性体及びボールを前記第2バルブボディに組み付け
    た後に一体化することを特徴とする自動変速機における
    ボール弁構造。
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CN107917252A (zh) * 2016-10-11 2018-04-17 本田技研工业株式会社 控制阀单元

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