JP2003028339A - 制御弁用ストレーナ - Google Patents
制御弁用ストレーナInfo
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Abstract
着を容易、確実にする。あるいは、かしめにあたっては
かしめ量や、かしめ力が大きくても変形を少なくする。 【解決手段】 多数の小孔23が網目状に配置された略
一枚円板のストレーナ20であって、ストレーナの外周
21に半径方向から円周方向に延出し、かつ幅が漸減す
るようにされた舌状部22を隙間24をもって連続配置
する。隙間は小孔の直径の0.1〜2倍の幅とするのが
よい。
Description
ポートからの異物の侵入を防止するために円板状の板材
に多数の小孔を網目状に配置した制御弁用ストレーナ
(又はフィルタ)に関する。
る自動変速機の油圧制御装置に多くの流体制御弁が使用
されている。特に流入ポートにストレーナを装着した電
磁弁が多用されている。かかる制御弁、電磁弁用ストレ
ーナは一枚円板に多数の小孔を設け、電磁弁の流入ポー
トとなる開口部に配設している。例えば特開2000−
186784号公報のものでは、一枚円板のストレーナ
を流入ポートを形成する開口部に設けられた円周溝に嵌
着させている。また、特開平9−42514号公報の図
6に示すものでは1枚円板の外周に突起状の係止部を設
け、開口部の内面円周溝に係止している。また、特開2
001−152996号のものでは、1枚円板のストレ
ーナを開口部に設けた段付部にかしめあるいは内周溝に
装着している。
板のストレーナは、一枚の円板形状であるので、外周歪
みが小さい。従って、例えば、開口部(穴)内の周溝に
装着する場合は、開口端から周溝まで押し込む間にスト
レーナが傾いたり、途中で引っかかったり、変形したり
してうまく嵌着できないおそれがあった。これは溝位置
が開口部端面から深くなるとさらに大きな問題となる。
また、ストレーナを周溝に嵌着させるためには開口部か
ら周溝までの内径よりストレーナの外径を少し大きくし
なければならないが、前述した問題のため大きさには限
度があるため、周溝から脱落するおそれがある。一方、
段部にストレーナを載置して段部周辺を変形させストレ
ーナ外径部をかしめる場合に、かしめ量やかしめ力を大
きくするとストレーナが大きく変形するおそれがあっ
た。
周溝への装着を容易、確実にする。あるいは、かしめに
あたってはかしめ量や、かしめ力が大きくても変形の少
ない制御弁用ストレーナを提供することである。
の小孔が網目状に配置された略一枚円板のストレーナで
あって、前記ストレーナの外周に半径方向から円周方向
に延出し、かつ幅が漸減するようにされた舌状部が隙間
をもって連続配置した制御弁用ストレーナを提供するこ
とにより上記課題を解決した。即ち、ストレーナ外周に
隙間をもって連続配置された舌状部は半径方向に隙間分
の変形ができ、ストレーナ外径を実質上小さくすること
ができ、開口穴への挿入が容易になる。また、ストレー
ナの小孔部が明けられた部分の変形がすくない。
格納され、又は、かしめにより変形されるかしめ部材で
覆われていれば、隙間よりの異物の通過を阻止できる。
しかし、隙間部の露出量が大きいと異物が隙間を通過し
てしまう。この場合、隙間が小孔の直径の0.1倍未満
では舌状部の変形量が少なくストレーナ全体が変形しや
すくなる。また、2倍以上では隙間からの異物の通過量
が大きくなりすぎる。そこで、前記隙間は前記小孔の直
径の0.1〜2倍の幅の隙間とするのが好ましい(請求
項2)。より好ましくは、装着後の1個の隙間の露出隙
間面積が1個の小孔の孔面積と同等とする。さらに、周
溝に隠れる外方にいくに従って隙間を大きく、特に半径
方向の隙間を大きくすると内方の隙間では異物を阻止し
易く、外方では舌状部が変形容易になり、より効果的で
ある。
磁弁に使用した場合の実施の形態について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の実施の形態を示す制御弁用
ストレーナの(a)は平面図、(b)は外周部の円で囲
まれた部分の部分拡大図、図2はストレーナ付電磁弁の
断面図である。図1に示すように、本発明の制御弁用ス
トレーナは、多数の小孔23が網目状に配置された略一
枚円板のストレーナ20である。ストレーナ20の外周
21に半径方向から円周方向に延出し、かつ幅が漸減す
るようにされた舌状部22が隙間24をもって連続配置
され波形形状を呈している。例えばストレーナ外径は約
9mm、厚み0.15mmであり、小孔径d=0.3m
m、小孔ピッチ0.4mmのステンレス材(SUS30
4)である。また、図1の(b)に示すように隙間24
の幅hは0.15mmとした。この隙間はそのまま半径
方向の変形が可能であるからストレーナ外径は片側0.
15mm、直径で0.3mm変形が可能となる。
は、図2に示すように、2位置3ポート方向弁である。
円筒状の先端34を有する凸状のシートホルダ2の反先
端側鍔部2aの外周を本体3の端部かしめ部3aにてか
しめ固定されている。円筒状の先端34に開口部43が
設けられ流入ポート(43)とされている。開口部43
には周溝15が設けられており、周溝にストレーナ20
の舌状部22が嵌着されている。舌状部22の変形によ
り、ストレーナ20は開口部43をスムースに通過で
き、また、舌状部が周溝15で外方に張り出すので組み
付けが容易で取付も確実である。
開口側シート4、ボール5、本体側シート6が配設され
ている。開口シート4はスペーサ7を介して本体側シー
ト6をシートホルダ2内に圧入しシートホルダのかしめ
部2bでかしめられている。スペーサ7及シートホルダ
2の横位置に流出ポート8が設けられている。両シート
のボール側にはそれぞれ弁座が形成され、ボール5が選
択的に離着座可能にされている。本体側シート6の弁座
穴6aは本体側に開放しており、外部と連通するドレー
ン部9に連通している。開口側シート4にボール5が着
座しているときは開口部43が閉塞され、流出ポート8
とドレーン部9が連通している。また、本体側シート6
にボールが着座しているときはシート6aが閉塞され開
口部(流入ポート)43と流出ポートが連通される。
0を介してプランジャ49がガイド47、コイル50が
巻き廻されたボビン51内に軸方向摺動可能にされてい
る。ボビンの反プランジャ側内に挿入部を有し、ボビン
端に当接するようにされたストッパ11が設けられ、本
体3内に挿入され本体端のコイルかしめ部3bによりか
しめ固定されている。プランジャ49内にはスプリング
48が一端をプランジャ側、他端をストッパ11に当接
させてプランジャをボール側に押しつけるようにされて
いる。11aはドレーン穴、12はアース端子、54は
コネクタ端子、13は電磁弁固定用のブラケットであ
る。これにより、コイル非通電時は、図2の左半分に示
すように流入ポート43を閉塞し、流出ポート8とドレ
ーン部9とを連通させる。一方、コイル通電時は、図2
の右半分に示すようにドレーン部9を閉塞し、流入ポー
ト43と流出ポート8とを連通させる。これによりスト
レーナ付2位置3ポート電磁弁として作動する。ボール
5とシート4、6との隙間は小さく異物の混入による影
響が大きいが、開口部43から流入する異物はストレー
ナ20によって阻止されるので作動不良、漏れ等の発生
を防止できる。
した場合について説明したが、チェック弁やその他の制
御弁にも適用できることはいうまでもない。また、周溝
に嵌着するものの他、かしめの場合にも適用できる。
ーナの外周に半径方向から円周方向に延出し、幅が漸減
する舌状部を隙間をもって連続配置したので、半径方向
に隙間分の変形が可能で、ストレーナの周溝への装着が
容易、確実である。また、かしめ量や、かしめ力が大き
くても変形が少ない、脱落しにくい等の効果を奏するも
のとなった。
の(a)は平面図、(b)は(a)の外周部の円で囲ま
れた部分の部分拡大図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 多数の小孔が網目状に配置された略一枚
円板のストレーナであって、前記ストレーナの外周に半
径方向から円周方向に延出し、かつ幅が漸減するように
された舌状部が隙間をもって連続配置されていることを
特徴とする制御弁用ストレーナ。 - 【請求項2】 前記隙間は前記小孔の直径の0.1〜2
倍の幅の隙間であることを特徴とする請求項1記載の制
御弁用ストレーナ。
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---|---|---|---|
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- 2001-07-12 JP JP2001212525A patent/JP3703742B2/ja not_active Expired - Fee Related
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