JP2003097268A - ファン制御装置 - Google Patents

ファン制御装置

Info

Publication number
JP2003097268A
JP2003097268A JP2001291398A JP2001291398A JP2003097268A JP 2003097268 A JP2003097268 A JP 2003097268A JP 2001291398 A JP2001291398 A JP 2001291398A JP 2001291398 A JP2001291398 A JP 2001291398A JP 2003097268 A JP2003097268 A JP 2003097268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mist
radiator
temperature
switching valve
electromagnetic switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001291398A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Mitamura
正 三田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP2001291398A priority Critical patent/JP2003097268A/ja
Publication of JP2003097268A publication Critical patent/JP2003097268A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧ポンプを小型にするとともに、ラジエー
タの温度に応じた精度の高いファン制御を可能として、
ファンの不必要な高速回転、それによるエネルギーロス
を防止する。 【解決手段】 ラジエータ103に、冷却用のファン1
05を接続するとともに、このファン105を油圧モー
タ107によって駆動する。上記エンジン101に第1
ミストポンプ1と第2ミストポンプ2とをパラレルに接
続し、この第1ミストポンプ1および第2ミストポンプ
2に上記油圧モータ107を接続している。また、上記
ラジエータ103には、温度センサ109を設置し、こ
の温度センサ109によってラジエータ103の温度を
監視・検出し、この温度を温度信号としてコントローラ
Cに入力し、このコントローラCで上記第1ミストポン
プ1および第2ミストポンプ2の第1電磁切換弁4およ
び第2電磁切換弁8を切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のラジエー
タを冷却するファンを制御するファン制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4および図5を参照して従来例を説明
する。図4は、ファン制御装置の構成図であり、車両の
エンジン101とラジエータ103を備えている。上記
ラジエータ103には、冷却用のファン105を接続す
るとともに、このファン105を油圧モータ107によ
って駆動するようにしている。また、上記ラジエータ1
03には、温度センサ109を設置し、この温度センサ
109によってラジエータ103の温度を監視・検出し
ている。
【0003】また、上記油圧モータ107にはミストポ
ンプ111を接続し、このミストポンプ111を上記エ
ンジン101で駆動している。上記ミストポンプ111
は、油圧ポンプ113と、電磁切換弁115とから構成
されている。この電磁切換弁115は、開放位置aとミ
スト位置bとを備えており、通常時は圧縮コイルスプリ
ング117によってミスト位置bに切り換わっている。
また、ソレノイド119が励磁されることにより、開放
位置aに切り換わる。なお、ミスト位置bは、タンク1
21から油圧ポンプ113への圧油の流通をわずかに許
容する絞り構造となっている。このように圧油をわずか
に油圧ポンプ113へ供給することによって、油圧ポン
プ113の焼き付きを防止している。
【0004】上記ソレノイド119には、すでに述べた
温度センサ109の検出信号が入力され、ラジエータ1
03の温度があらかじめ設定された設定温度(t)を超
えた場合に、ソレノイド119を励磁させる構成になっ
ている。図5は、横軸にラジエータ103の温度(T)
をとり、縦軸にファン105への供給流量(Q)をと
り、両者の関係を示した特性図である。上記構成による
と、ラジエータ103の温度が設定温度(t)より低い
場合には、ソレノイド119は非励磁状態にあり、電磁
切換弁115はミスト位置bに切り換わっている。よっ
て、油圧ポンプ113より油圧モータ107には圧油は
供給されず、図5に示すように、ファン105の回転数
もゼロとなっている。なお、図では見やすくするため
に、若干ゼロよりも上げた状態で示している。
【0005】また、上記ラジエータ103の温度が設定
温度(t)を超えた場合には、ソレノイド119が励磁
されて、電磁切換弁115は開放位置aに切り換わる。
これによって、油圧ポンプ113より油圧モータ107
に油が供給される。したがって、図5に示すように、フ
ァン105への供給流量も急激に増大し、ラジエータ1
03の冷却をおこなう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と、次のような問題があった。すでに述べたように、従
来のファン105の制御は、設定温度(t)を境にした
オン・オフ制御である。そのため、精度の高いファン制
御を提供することができず、ファンを不必要に高速回転
させるなど、エネルギーロスが生じるという問題があっ
た。また、上記油圧ポンプ113は、油圧モータ107
の大きさに応じて、その容量を決めていた。したがっ
て、上記油圧モータ107が大きくなれば、その分油圧
ポンプ113も大型になってしまうという問題もあっ
た。
【0007】この発明の目的は、油圧ポンプを小型にす
るとともに、ラジエータの温度に応じた精度の高いファ
ン制御を可能として、ファンの不必要な高速回転、それ
によるエネルギーロスを防止することができるファン制
御装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、駆動源
と、駆動源にパラレルに接続した複数のミストポンプ
と、ミストポンプに接続するとともに車両のラジエータ
を冷却するファンを駆動する油圧モータとを備え、上記
複数のミストポンプは、タンクとの間に電磁切換弁を介
在させるとともに、上記電磁切換弁はミスト位置と開放
位置とを備え、この電磁切換弁を切り換えるコントロー
ラを接続し、この電磁切換弁の切換によって油圧モータ
への供給流量を制御する構成にしている。
【0009】第2の発明は、ラジエータの温度を検出す
る温度センサを設け、コントローラは、電磁切換弁の切
換位置を温度センサからの検出信号に応じて制御する構
成にしている。第3の発明は、エンジンの回転数を検出
するエンジン回転数センサを設け、コントローラは、電
磁切換弁の切換位置をエンジン回転数センサからの検出
信号に応じて制御する構成にしている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜3は、この発明の一実施形
態を示したものである。この実施形態において、エンジ
ン101に第1ミストポンプ1と第2ミストポンプ2と
をパラレルに接続するとともに、制御弁16を接続し、
上記第1ミストポンプ1、第2ミストポンプ2、制御弁
16をコントローラCで制御することを特徴とする。こ
の特徴以外の構成は、従来例と同様である。この従来例
と同様の構成要素については、従来例と同じ符号を用
い、その詳細な説明を省略する。
【0011】図1に示したように、ラジエータ103
に、冷却用のファン105を接続するとともに、このフ
ァン105を油圧モータ107によって駆動する。そし
て、エンジン101に第1ミストポンプ1と第2ミスト
ポンプ2とをパラレルに接続し、この第1ミストポンプ
1および第2ミストポンプ2に上記油圧モータ107を
接続している。また、上記ラジエータ103には、温度
センサ109を設置し、この温度センサ109によって
ラジエータ103の温度を監視・検出し、この温度を温
度信号としてコントローラCに入力している。
【0012】上記第1ミストポンプ1は、第1油圧ポン
プ3と第1電磁切換弁4とによって構成される。この第
1電磁切換弁4は、開放位置4aとミスト位置4bとを
備えており、ソレノイド6が非励磁のときには、圧縮コ
イルスプリング5によって開放位置4aを保持し、コン
トローラCの信号によりソレノイド6が励磁されると、
ミスト位置4bに切り換わる。上記第2ミストポンプ2
は、第2油圧ポンプ7と第2電磁切換弁8とによって構
成される。この第2電磁切換弁8は上記第1電磁切換弁
4と同様の構成になっている。すなわち、第2電磁切換
弁8は、開放位置8aとミスト位置8bとを備え、ソレ
ノイド10が非励磁のとき、圧縮コイルスプリング9に
よって開放位置8aを保持し、コントローラCによりソ
レノイド10が励磁されるとミスト位置8bに切り換わ
る。
【0013】さらに、上記第1ミストポンプ1の第1油
圧ポンプ3と第2ミストポンプ2の第2油圧ポンプ7と
は第1供給路11および第2供給路12とを介して合流
するとともに、上記第1供給路11と第2供給路12と
は、チェック弁13を介して接続している。また、上記
第1供給路11および第2供給路12は、メイン供給路
14を介して油圧モータ107と接続し、この油圧モー
タ107は戻り流路15を介してタンクに接続してい
る。
【0014】また、上記第1ミストポンプ1および第2
ミストポンプ2とパラレルに制御弁16を設けている。
上記制御弁16は、遮断位置16aと開放位置16bと
を備えており、ソレノイド18が非励磁のとき、遮断位
置16aを保持し、コントローラCによってソレノイド
18が励磁されると開放位置16bに切り換わるように
している。
【0015】上記のような構成において、その作用の詳
細を説明する。図2に示したグラフは、メイン供給路1
4を介して油圧モータ107に供給される流量(Q)と
ラジエータ103の温度(T)の関係を表したものであ
る。この実施形態のファン制御装置において、ラジエー
タ103の温度が設定温度t1以下のとき、コントロー
ラCは第1ミストポンプ1のソレノイド6と第2ミスト
ポンプ2のソレノイド10とを励磁させるとともに、制
御弁16のソレノイド18も励磁させる。
【0016】上記第1ミストポンプ1のソレノイド6お
よび第2ミストポンプ2のソレノイド10が励磁される
と、第1電磁切換弁4および第2電磁切換弁8がミスト
位置4bおよび8bに切り換わる。このとき、第1ミス
トポンプ1の第1油圧ポンプ3および第2ミストポンプ
2の第2油圧ポンプ7に供給される圧油は、それぞれの
ミスト位置4bおよび8bで絞られる。したがって、上
記第1油圧ポンプ3および第2油圧ポンプ7には、わず
かな圧油が供給され、このわずかな油によって、第1油
圧ポンプ3および第2油圧ポンプ7の焼き付きを防止す
ることができる。
【0017】さらに、このとき、制御弁16のソレノイ
ド18も励磁されることによって、この制御弁16が開
放位置16bに切り換わる。制御弁16が開放位置16
bに切り換わると、メイン供給路14と戻り流路15と
が連通する。メイン供給路14と戻り流路15とが連通
するので、上記第1油圧ポンプ3および第2油圧ポンプ
7に供給されたわずかな圧油は、上記制御弁16を介し
てタンク121に戻される。したがって、図2に示した
ように、ラジエータ103が設定温度t1よりも低いと
き、すなわち、十分に冷却されているようなときには、
油圧モータ107へは油が供給されない。
【0018】また、ラジエータ103の温度が設定温度
t1以上であって、t2よりも低いとき、コントローラ
Cは第1電磁切換弁4のソレノイド6を非励磁にすると
ともに、制御弁16のソレノイド18も非励磁にする。
そして、第2電磁切換弁8のソレノイド10だけを励磁
する。上記第1電磁切換弁4のソレノイド6が非励磁に
なると、圧縮コイルスプリング5のバネ力によって、開
放位置4aに切り換わり、流量Q1を第1供給路11に
供給する。一方、第2電磁切換弁8のソレノイド10は
励磁されているので、ミスト位置8bに切り換わり、わ
ずかな量の油を第2供給路12に供給する。このよう
に、第1電磁切換弁4だけが開放位置4aに切り換わる
ことによって、メイン供給路14に導かれる油のほとん
どは、第1油圧ポンプ3から供給される流量Q1とな
る。このとき、制御弁16のソレノイド18は非励磁に
なっているので、この制御弁16は、圧縮コイルスプリ
ング17のバネ力によって遮断位置16aに切り換わっ
ている。したがって、メイン供給路14の圧油は、油圧
モータ107に供給される。すなわち、油圧モータ10
7には、第1油圧ポンプ3からの流量Q1が供給され
る。
【0019】次にラジエータ103の温度が設定温度t
2以上になったとき、コントローラCは、第1電磁切換
弁4のソレノイド6と、第2電磁切換弁8のソレノイド
10と、制御弁16のソレノイド18とのすべてのソレ
ノイドを非励磁にする。上記ソレノイド6およびソレノ
イド10が非励磁になると、第1電磁切換弁4が開放位
置4aに切り換わるとともに、第2電磁切換弁8も開放
位置8aに切り換わる。第1電磁切換弁4が開放位置4
aに切り換わり、第2電磁切換弁8が開放位置8aに切
り換わると、第1油圧ポンプ3から供給される流量Q1
と第2油圧ポンプ7から供給される流量Q2との和がメ
イン供給路14に供給される。このとき、制御弁16の
ソレノイド18も非励磁になっているので、遮断位置1
6aに切り換わる。したがって、上記メイン供給路14
に供給された流量Q1とQ2との和は、油圧モータ10
7に供給されるようになる。
【0020】上記の実施形態において、第1電磁切換弁
4、第2電磁切換弁8のソレノイド6、10が非励磁の
とき、各電磁切換弁4、8が開放位置4a、8aを保持
し、さらに、制御弁16のソレノイド18が非励磁のと
き、遮断位置16aを保持することによって、コントロ
ーラCが故障した場合のラジエータ103の温度上昇を
防止することができる。それは以下の理由からである。
すなわち、ソレノイド6、10に信号を送信するコント
ローラCが故障したような場合、上記ソレノイド6、1
0に信号が送信されなくなる。信号が送信されないとき
には、上記ソレノイド6、10は非励磁になる。このよ
うにソレノイド6、10が非励磁のときにミスト位置に
切り換わるようにすると、コントローラCの故障中に
は、油圧モータ107に油が供給されなくなる。したが
って、ラジエータ103が冷却されずに、温度が上がっ
てしまうという問題が起こる。しかし、ソレノイド6、
10が非励磁のときに、開放位置を保つようにすると、
もし、コントローラCが故障したようなときでも、油圧
モータ107に油が供給され、ラジエータ103の温度
が上がってしまうのを防止することができる。
【0021】また、この実施形態では、ラジエータ10
3の温度が設定温度t1以上になったときには、第1油
圧ポンプ3からのQ1という流量が供給され、設定温度
t2以上になったときには、第1油圧ポンプ3からのQ
1および第2油圧ポンプ7からのQ2を足した流量が供
給されるようになる。したがって、油圧モータ107
は、上記流量に応じて回転数を増大させ、ラジエータ1
03の温度に応じた細かい制御をおこなうことができ
る。さらに、上記油圧ポンプとして、第1油圧ポンプ3
と第2油圧ポンプ7とを用いることとし、この2つの油
圧ポンプから吐出される流量を合流させて油圧モータ1
07に供給することとしたので、一つひとつの油圧ポン
プを小型にすることができる。
【0022】また、第1および第2電磁切換弁4、8を
ミスト位置4b、8bに切り換えて、わずかな流量を供
給することによって、第1および第2油圧ポンプ3、7
の焼き付きを防止するのは当然のことであるが、そのわ
ずかな流量をタンク121に戻すことによって、油圧モ
ータ107には上記わずかな油も供給されないようにし
ている。したがって、上記第1および第2電磁切換弁
4、8がミスト位置4b、8bのとき、油圧モータ10
7が作動したり、回路圧が上昇したりするのを防止する
ことができる。
【0023】また、上記実施形態において、ラジエータ
103に、温度センサ109を設置し、この温度信号を
コントローラCに入力し、コントローラCではラジエー
タ103の温度に応じた制御をおこなうようにしている
が、温度以外にも例えばエンジンの回転数に応じた制御
をおこなうこともできる。すなわち、エンジン101に
エンジン回転数センサを設け、このエンジン回転数セン
サによってエンジン101の回転数を検出し、この回転
数信号をコントローラCに入力するようにする。図3の
グラフは、エンジン回転数(N)と油の供給流量(Q)
との関係を表したものである。
【0024】上記エンジン回転数が設定値n1以下の低
回転数ときには、第1電磁切換弁4のソレノイド6と、
第2電磁切換弁8のソレノイド10とを非励磁にすると
ともに、制御弁16のソレノイド18も非励磁にする。
上記ソレノイド6およびソレノイド10を非励磁にする
と、第1電磁切換弁4が開放位置4aに切り換わり、第
2電磁切換弁8も開放位置8aに切り換わる。また、制
御弁16が遮断位置16aに切り換わり、メイン供給路
14の流量を油圧モータ107に供給する。したがっ
て、上記のようなエンジンの低回転数のときには、Q1
+Q2の流量が油圧モータ107に供給される。
【0025】また、エンジン回転数が設定値n1よりも
大きくなったときには、第1電磁切換弁4のソレノイド
6を非励磁に保つとともに、制御弁16のソレノイド1
8も非励磁にし、第2電磁切換弁8のソレノイド10だ
けを励磁させる。このように第2電磁切換弁8のソレノ
イド10を励磁させると、ミスト位置8bに切り換わ
る。一方、第1電磁切換弁4は開放位置4aに切り換わ
る。したがって、第1油圧ポンプ3からの流量Q1だけ
が油圧モータ107に供給される。
【0026】従来は、エンジン101が低回転の場合、
これにともなって、油圧ポンプの回転数も低下し、結果
として、油圧モータへの油の供給量が減少してしまう。
油圧モータへの供給量が減少してしまうと、ラジエータ
105が十分に冷却されないということもあった。ま
た、エンジン101が高回転数になったときには、ラジ
エータ105が必要以上に冷却されて、エネルギーロス
になるということもあった。
【0027】しかし、上記エンジンの回転数に応じた制
御をおこなうことによって、エンジンが低回転のときに
も、第1油圧ポンプ3および第2油圧ポンプ7の両方か
ら油圧モータ107に油を供給することができるので、
ラジエータ105を十分に冷却することができる。しか
も、エンジン101が高回転数になったときには、上記
一方の油圧モータから油を供給することとしたので、エ
ネルギーロスを防止することもできる。なお、この実施
形態において、て第1ミストポンプ1と第2ミストポン
プ2との2つのミストポンプを用いることとしたが、こ
れが3つ以上であってもよい。このようにミストポンプ
の数が多くなれば、その分、より細かい制御が可能とな
る。
【0028】
【発明の効果】第1の発明によれば、駆動源にパラレル
に接続した複数のミストポンプを備え、ミストポンプの
電磁切換弁をコントローラで制御することによって油圧
モータへの供給流量を制御することとしたので、単数の
ミストポンプを用いていたときよりも、その油圧ポンプ
を小型化することができる。
【0029】第2の発明によれば、ラジエータの温度を
検出する温度センサを設け、コントローラは、電磁切換
弁の切換位置を温度センサからの検出信号に応じて制御
することとしたので、ラジエータの温度が低いときに
は、油圧モータへの供給流量を少なくし、温度が高いと
きには、供給流量を多くすることができる。したがっ
て、ラジエータの温度に応じた細かい制御をおこなうこ
とができる。
【0030】第3の発明によれば、エンジンの回転数を
検出するエンジン回転数センサを設け、コントローラ
は、電磁切換弁の切換位置をエンジン回転数センサから
の検出信号に応じて制御する構成にしたので、例えばエ
ンジンが低回転のときには、供給流量を多くして、高回
転になったときには供給流量を少なくすることができ
る。したがって、エンジンが高回転数になったときのエ
ネルギーロスを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の回路図である。
【図2】供給流量とラジエータの温度との関係を表した
グラフである。
【図3】供給流量とエンジンの回転数との関係を表した
グラフである。
【図4】従来の回路図である。
【図5】従来の供給流量とラジエータの温度との関係を
表したグラフである。
【符号の説明】
C コントローラ 1 第1ミストポンプ 2 第2ミストポンプ 4 第1電磁切換弁 4a 開放位置 4b ミスト位置 8 第2電磁切換弁 8a 開放位置 8b ミスト位置 101 エンジン 103 ラジエータ 105 ファン 109 温度センサ
フロントページの続き Fターム(参考) 3H034 AA02 AA15 BB02 BB08 CC03 DD02 EE18 3H089 BB01 CC08 DA02 DA07 DA13 DB44 DB48 EE36 FF01 FF10 FF12 JJ20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源と、駆動源にパラレルに接続した
    複数のミストポンプと、ミストポンプに接続するととも
    に車両のラジエータを冷却するファンを駆動する油圧モ
    ータとを備え、上記複数のミストポンプは、タンクとの
    間に電磁切換弁を介在させるとともに、上記電磁切換弁
    はミスト位置と開放位置とを備え、この電磁切換弁を切
    り換えるコントローラを接続し、この電磁切換弁の切換
    によって油圧モータへの供給流量を制御する構成にした
    ファン制御装置。
  2. 【請求項2】 ラジエータの温度を検出する温度センサ
    を設け、コントローラは、電磁切換弁の切換位置を温度
    センサからの検出信号に応じて制御する構成にした請求
    項1記載のファン制御装置。
  3. 【請求項3】 エンジンの回転数を検出するエンジン回
    転数センサを設け、コントローラは、電磁切換弁の切換
    位置をエンジン回転数センサからの検出信号に応じて制
    御する構成にした請求項1記載のファン制御装置。
JP2001291398A 2001-09-25 2001-09-25 ファン制御装置 Pending JP2003097268A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001291398A JP2003097268A (ja) 2001-09-25 2001-09-25 ファン制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001291398A JP2003097268A (ja) 2001-09-25 2001-09-25 ファン制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003097268A true JP2003097268A (ja) 2003-04-03

Family

ID=19113546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001291398A Pending JP2003097268A (ja) 2001-09-25 2001-09-25 ファン制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003097268A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104196771A (zh) * 2014-07-18 2014-12-10 燕山大学 一种防脱约束装置的电液控制装置
JP2016148378A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 コベルコ建機株式会社 建設機械の油圧回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104196771A (zh) * 2014-07-18 2014-12-10 燕山大学 一种防脱约束装置的电液控制装置
JP2016148378A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 コベルコ建機株式会社 建設機械の油圧回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4628359B2 (ja) 可変容量形可逆油圧モータの調整圧力供給
JP4434159B2 (ja) 作業機械の油圧制御装置
CN102030266B (zh) 一种起重机及其液压控制系统
CN103946759B (zh) 用于机床的冷却剂系统
CN106006387A (zh) 一种空调回转系统及具有其的工程机械
JP2000130164A (ja) 冷却用ファンの駆動装置
JP2002081408A (ja) 流体圧回路
JP2003097268A (ja) ファン制御装置
KR20190081315A (ko) 선박용 장치 냉각 시스템 및 방법
JP2015536429A (ja) 流体圧モータによって駆動可能な、冷却装置のベンチレータの駆動を制御する装置
EP3178778B1 (en) Hydraulic system for energy regeneration and industrial truck with said hydraulic system
JP2005061298A (ja) 建設機械
JP2006266307A (ja) 油圧駆動装置
JP2006234082A (ja) 作業機械のロードセンシング油圧回路
JP2903909B2 (ja) 建設機械の制御回路
JPH09119404A (ja) 冷却ファンの油圧駆動装置
JP2006009966A (ja) 冷却システム
EP3800522B1 (en) Auxiliary apparatus using four-way electronic valve to achieve temperature rise and fall effect on component of machine tool
JP2000220607A (ja) 建設機械の油圧駆動装置
JPH09317465A (ja) 冷却用ファンの油圧駆動装置
JP2009500552A (ja) 冷媒圧縮機及び冷媒圧縮機用制御弁
JP2005240818A (ja) 油圧アクチュエータの速度制御装置
KR102010592B1 (ko) 건설기계의 유압시스템
JPH10238515A (ja) 圧力変換装置を備えた油圧回路
JPH03225020A (ja) ファン制御装置