JP2003096893A - ソケットおよび排水管 - Google Patents

ソケットおよび排水管

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JP2003096893A
JP2003096893A JP2001294405A JP2001294405A JP2003096893A JP 2003096893 A JP2003096893 A JP 2003096893A JP 2001294405 A JP2001294405 A JP 2001294405A JP 2001294405 A JP2001294405 A JP 2001294405A JP 2003096893 A JP2003096893 A JP 2003096893A
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drain pipe
socket
diameter
drainage
pipe
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JP2001294405A
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Sonoko Takasaki
園子 高崎
Shuho Miyahara
秀峰 宮原
Shosaku Noda
昇作 野田
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大便器を小口径の排水管に接続する場合に好
適なソケットおよび排水管提供する。 【解決手段】 上部に大便器の排水口が挿入される便器
接続部と、床への固定部を備えた外郭部と、下端に排水
管を接続する排水管接続部を備えたソケットにおいて、
排水管接続部の外径が便器接続部の内径と略同一である
ものとした。さらに、もしくはあるいは、前記排水管接
続部には呼び径50mmの排水管が接続可能であるものとし
た。よって、排水は大便器のトラップ、排水口、排水管
とほぼ同一径のまま搬送され、受ける抵抗が小さい。ま
たトラップから、排水管が垂直方向から水平方向へと曲
がる曲がり部までの高さを、排水が水塊となって落ちる
ことで流速が増すため、排水横枝管内の汚物搬送能力が
高くなる。汚物についても、大便器の排水口を通って排
出されているので、これと略同一径の排水管には抵抗な
く流入することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大便器を小口径の
排水管に接続する場合のソケットおよび排水管に関す
る。
【0002】
【従来の技術】大便器の配管条件としては、現在排水横
枝管は呼び径が75mm程度のものが望ましいとされてお
り、大便器と排水横枝管の接続部材であるソケットも呼
び径75mmの排水管に接続されるよう構成されている。こ
れにより大便器から排出された汚水は確実に排水立て管
まで搬送されていた。また、大便器のトラップ口径は、
大便器の場合50〜60mm程度のものが多い。
【本発明が解決しようとする課題】
【0003】しかしながら大便器の排水管の口径が大き
いことで、配管スペースを広く必要とし、居住空間がせ
まくなるという問題点があった。また大便器の大口径の
排水横枝管とぶつからないように、口径の小さい他の衛
生設備機器の排水横枝管を迂回させるなどの不便があ
り、衛生設備機器のレイアウトに限界があった。よって
本発明は、大便器を小口径の排水管に接続でき、排水が
受ける抵抗の小さいソケットおよび排水管提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段・作用・効果】上記課題を
解決するために、請求項1記載の本発明ソケットにおい
ては、上部に大便器の排水口が挿入される便器接続部
と、床への固定部を備えた外郭部と、下端に排水管を接
続する排水管接続部を備えたソケットであって、排水管
接続部の外径が便器接続部の内径と略同一であるものと
した。これにより排水は大便器のトラップ、排水口、排
水管とほぼ同一径のまま搬送され、受ける抵抗が小さ
い。またトラップから、排水管が垂直方向から水平方向
へと曲がる曲がり部までの高さを、排水が水塊となって
落ちることで流速が増すため、排水横枝管内の汚物搬送
能力が高くなる。汚物についても、大便器の排水口を通
って排出されているので、これと略同一径の排水管には
抵抗なく流入することができる。なお、ここで言う略同
一とは排水管接続部の外径と便器接続部の内径との差
が、±20mm、好ましく±10mmはである場合を言う。
【0005】また請求項2記載の本発明ソケットにおい
ては、前記排水管接続部の外径は、呼び径50mmの排水管
の内径と同一であるものとした。大便器のトラップ口径
は、サイホン便器の場合50〜60mm程度のものが多く、呼
び径50mmの排水管を接続することで排水はほぼ同一径の
まま搬送される。また大便器以外の衛生設備機器から排
出される排水が、呼び径50mmの排水横枝管で搬送される
場合が多いということもあり、大便器の排水横枝管を呼
び径50mmとすることで、すべての配管部材の径を統一
し、コストダウンをはかることができる。また大便器の
排水横枝管が呼び径75mmである場合には、この大口径の
排水横枝管とぶつからないように他の衛生設備機器の排
水横枝管を迂回させるなどの不便があり、大便器の排水
横枝管が呼び径50mmとなることにより、衛生設備機器お
よび配管レイアウトの自由度が上がる、と言える。な
お、呼び径50mmの排水横枝管であれば、重力により充分
に大便器排水を搬送することが可能であるが、場合によ
っては圧送等の方法を用いることも考えられる。なお、
ここで言う同一の内径とは、排水管接続部の外径が排水
管内に挿入できる程度の差を有する場合を言う。
【0006】なお、家庭内の排水横枝管としては、硬質
塩化ビニル管が最も多く用いられており、本発明におい
ても主に硬質塩化ビニル管を想定している。JIS K 6741
によると、硬質塩化ビニル管には肉厚のVP管と薄いVU管
があり、呼び径50mmのVP管は外径60mm(平均許容差±0.2
mm)近似内径51mm、VU管は外径60mm(平均許容差±0.2mm)
近似内径56mmとなっている。またこれに対し呼び径75mm
のVP管は外径89mm(平均許容差±0.3mm)近似内径77mm、V
U管は外径89mm(平均許容差±0.3mm)近似内径83mmとなっ
ている。
【0007】また請求項3記載の本発明ソケットにおい
ては、上部に大便器の排水口が挿入される便器接続部
と、床への固定部を備えた外郭部を備えたソケットであ
って、該ソケット下端に呼び径50mmの排水管を接続する
排水管接続円筒部を備えるものとした。これにより呼び
径50mmの排水管により大便器排水を排出することができ
る。従来の大便器用ソケットは最小で呼び径75mmの排水
管を接続するよう構成されており、呼び径50mmの排水管
を接続するためにはなんらかの口径縮小部材を用いなけ
ればならなかった。本発明ソケットにおいては、ソケッ
トに直接呼び径50mmの排水管を接続することができるた
め、部品点数が少なく、コストを抑えることができる。
【0008】また請求項4記載の本発明ソケットにおい
ては、前記排水管接続円筒部と同心円状の拡大排水管接
続円筒部を外側に有するものとした。これにより呼び径
50mmの管に接続可能であり、かつ1つの部材で様々な径
の管に対応できる。下流の配管条件によっては呼び径の
大きい配管を用いたほうがよい場合もあり有用である。
【0009】また請求項5記載の本発明ソケットにおい
ては、前記排水管接続円筒部は前記ソケットと着脱自在
な着脱部を備えるものとした。これにより呼び径50mmよ
りも大口径の管を接続する場合には、中心の、呼び径50
mmを接続する排水管接続円筒部は取り外し、よりスムー
ズに排出させることができる。
【0010】また請求項6記載の本発明ソケットにおい
ては、前記排水管接続円筒部が排水管と排水管接続円筒
部との間を水密保持可能とする弾性体からなるものとし
た。これにより従来の、呼び径75mmの排水管を接続する
ソケットをそのまま利用することが出来、この配管接続
部分に弾性体である排水管接続円筒部を挿入し、水密を
取りつつ呼び形50mmの管を保持することができる。
【0011】また請求項7記載の本発明ソケットにおい
ては、前記排水管接続円筒部の上部に該排水管接続円筒
部の断面積を拡大する拡径部を備えるものとした。便器
洗浄は現在呼び形50mmのよりも口径の大きい排水管に接
続されるものとして設計されているため、一旦拡径部に
排出されることで、便器洗浄能力に影響が小さい。また
口径縮小による抵抗を受けるため、配管負荷が低減す
る。さらには口径縮小部での抵抗により、排水の流速が
落ち、汚物の搬送速度よりも遅くなるため、汚物の追い
水が増し、搬送を持続させることができる。
【0012】また請求項8記載の本発明ソケットにおい
ては、前記拡径部に内側に傾斜する周方向傾斜部を備え
るものとした。これによりスムーズに排水を呼び形50mm
の排水管内に流下させることができる。また拡径部周辺
に残水・残汚物が生じない。
【0013】また請求項9記載の本発明ソケットにおい
ては、前記拡径部に段部を備えるものとした。ここで言
う段部とは、例えば拡径部内面に備えた突起であり、汚
物の流出を妨げず、かつ排水を満水としサイホンを発生
させる程度に流れを操作するものである。これによりソ
ケット内でサイホン発生を促進することができ、便器洗
浄能力を高めることができる。
【0014】また請求項10記載の本発明ソケットにお
いては、前記拡径部に曲がり部を備えるものとした。こ
れにより便器洗浄への影響が小さく、さらにスムーズに
排水管へと流下させることができる。特に排水管内で
は、排水管が垂直方向から水平方向へと曲がる曲がり部
での抵抗が大きいため、この部分をスムーズに通過し呼
び径50mmの排水横枝管内に流入できることで排水のエネ
ルギーロスを抑えることができる。
【0015】また請求項11記載の本発明ソケットにお
いては、内面に水密保持可能な水密部を備え管径調整可
能なソケットにおいて、大便器の排水口と排水管とを連
通させ、大便器の設置される駆体への固定部を備えるも
のとした。これにより大便器の排水口と排水管とを直接
接続し、排水は大便器のトラップ、排水口、排水管とほ
ぼ同一径のまま搬送され、受ける抵抗が小さい。またト
ラップから、排水管が垂直方向から水平方向へと曲がる
曲がり部までの高さを、排水が水塊となって落ちること
で流速が増すため、排水横枝管内の汚物搬送能力が高く
なる。汚物についても、大便器の排水口を通って排出さ
れているので、これと略同一径の排水管には抵抗なく流
入することができる。さらにソケット周辺が小口径であ
るため従来に比べると強度に欠けるため、駆体への固定
部を備えた。
【0016】また請求項12記載の本発明ソケットにお
いては、前記排水管の内面に挿入される段部を備えるも
のとした。ここで言う段部とは、例えば排水管内面に挿
入されるよう備えられた突起であり、汚物の流出を妨げ
ず、かつ排水を満水としサイホンを発生させる程度に流
れを操作するものである。これにより排水管内において
もサイホン発生を促進させることができ、持続させるこ
とができるため、排水および汚物の搬送能力を高めるこ
とができる。
【0017】また請求項13記載の本発明排水管におい
ては、呼び径50mmの大便器用排水管であって、大便器の
排水口が挿入される便器接続部に拡径部を備えるものと
した。これにより拡径部の口径が呼び径75mmであった場
合には、従来の、呼び径75mm用のソケットを用い、こ
れに直接接続することができる。さらに部品点数が少な
くて済むため、コストダウンにつながる。またそれとは
別に、拡径部の口径が大便器の排水口と嵌合可能な径で
あれば、大便器の排水口と排水管とを直接接続すること
が可能である。
【0018】また請求項14記載の本発明排水管におい
ては、前記拡径部の内面に水密部を備えるものとした。
これにより該排水管をソケットに接続する場合において
も、大便器排水口に接続する場合においても、水密を保
持し排水することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るソケットお
よび排水管の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明ソケットの実施の一形態を示す。図1(a)
は大便器1に接続された様子、図1(b)はソケット部分
の拡大を示したものである。ソケット2は大便器の排水
口3が挿入される便器接続部4と、床面5への固定部6
である外郭部を備える。便器接続部4はゴムなどの弾力
性のある素材で、便器からの排水を水密を保ち排出させ
る形状であるものとする。また床面への固定はビス等で
簡単に施工可能であり、大便器1の設置は、ソケット2
を床面5の適切な箇所に設置した上で、便器接続部4に
大便器の排水口3を挿入し設置することとなる。排水管
接続部7の外径は便器接続部4の内径と略同一であるも
のとする。さらに排水管接続部7の外側(外径部)には
呼び径50mmの排水管8が接続されるものとする。大便器
のトラップ9の口径は、サイホン便器の場合50〜60mm程
度のものが多く、呼び径50mmの排水管を接続すること
で、排水はトラップ9、排水口3、排水管8とほぼ同一
径のまま搬送され、受ける抵抗が小さい。またトラップ
9から、排水管が垂直方向から水平方向へと曲がる曲が
り部までの落下高さhを、排水が水塊となって落ちるこ
とで流速が増すため、排水横枝管内の汚物搬送能力が高
くなる。汚物についても、大便器の排水口3を通って排
出されているので、これと略同一径の排水管8には抵抗
なく流入することができる。なお、図1では排水管8を
排水管接続部7の外側に挿着したが、内側に挿入するこ
とも可能である。この場合には排水が外側に漏れること
のないよう密接に接続する必要がある。
【0020】図2に本発明ソケットの実施の一形態を示
す。図2(a)はソケット2の側面図、図2(b)は下から見
た様子である。排水管接続円筒部10には呼び径50mmの
排水管8が接続される。呼び径50mmの排水管8の、排水
管接続円筒部10への接続は、排水管接続円筒部10の
外側(外径部)、排水管接続円筒部10の内側(内径
部)どちらでもよい。呼び径50mmの排水管8を排水管接
続円筒部10の内側する場合は、呼び径50mmの排水管8
の外径に合わせて、排水管接続円筒部10の内径を決定
する。さらに排水管接続円筒部10の外側には、排水管
接続円筒部と同心円状に、より口径の大きい拡大排水管
接続円筒部11を備えた。これにより呼び径50mmの管に
接続可能であり、かつ1つの部材で様々な径の管に対応
できる。下流の配管条件によっては呼び径の大きい配管
を用いたほうがよい場合もあり有用である。具体的に
は、呼び径75mm、あるいは呼び径100mmの排水管が接続
可能であるよう拡大排水管接続円筒部11を備えること
が望ましいと考える。図2(c)は排水管接続円筒部10
の着脱方法の一例を示した図である。ここでは着脱部
は、排水管接続円筒部10の上面の、面からわずかに突
出して複数箇所備えられた接続板12からなる。このと
き排水管接続円筒部10を接続する面は、2枚板となっ
ており、接続面には接続板12に合致する接続口13お
よび切り込み14が備えられており、接続板12を接続
口13にはめ込み切り込み14に沿って回転させる、ま
た逆に切り込みに沿って回転させ接続板と接続口の位置
を合わせ取りはずす、ことにより排水管接続円筒部10
は容易に着脱可能である。これにより呼び径50mmよりも
大口径の管を接続する場合には、中心の排水管接続円筒
部10は取り外し、よりスムーズに排出させることがで
きる。排水管接続円筒部の着脱方法はこれに限定される
ものではない。
【0021】図3に本発明ソケットの実施の一形態を示
す。排水管接続円筒部はここでは弾性体15を用いてお
り、これにより排水管と排水管接続円筒部との間は水密
保持可能である。特に従来の口径の大きな、例えば呼び
径75mmの排水管を接続するソケットをそのまま利用する
ことができ、この配管接続部分に弾性体である排水管接
続円筒部を挿入し、呼び形50mmの管を保持することがで
きる。ここで弾性体とはゴムやある程度強度のあるスポ
ンジ等を想定している。ソケットの外殻151への弾性
体の固定、および弾性体と排水管との接続は、接着材を
用いることも可能であるが、必要であれば弾性体の形状
を工夫し外殻に引っ掛けて固定する等保持手段を設けて
もよい。
【0022】図4に本発明ソケットの実施の一形態を示
す。排水管接続円筒部10の上部に断面積を拡大する拡
径部16を備えた。便器洗浄は現在呼び形50mmのよりも
口径の大きい排水管に接続されるものとして設計されて
いるため、一旦拡径部に排出されることで、便器洗浄能
力に影響が小さい。また口径縮小による抵抗を受けるた
め、配管負荷が低減する。さらには口径縮小部での抵抗
により、排水の流速が落ち、汚物の搬送速度よりも遅く
なるため、汚物の追い水が増し、搬送を持続させること
ができる。この拡径部16は、あるいは周方向に内側に
傾斜させ、周方向傾斜部17を設ける、としてもよい。
この場合には拡径部分に段差ができないため、この段差
に残水・残汚物が生じるということがない。さらに拡径
部16に段部18を備えるよりソケット内でサイホン発
生を促進することができ、便器洗浄能力を高めることが
できる。ここで言う段部とは、例えば拡径部内面に備え
た突起であり、汚物の流出を妨げず、かつ排水を満水と
しサイホンを発生させる程度に流れを操作するものであ
る。
【0023】図5に本発明ソケットの実施の一形態を示
す。拡径部10と曲がり部19を一体構造としている。
これにより便器洗浄への影響が小さく、さらにスムーズ
に排水管へと流下させることができる。特に排水管内で
は、排水管が垂直方向から水平方向へと曲がる曲がり部
での抵抗が大きいため、この部分をスムーズに通過し呼
び径50mmの排水横枝管内に流入できることで排水のエネ
ルギーロスを抑えることができる。
【0024】図6に本発明ソケットの実施の一形態を示
す。図6(a)は大便器1の排水口3にソケット2および
排水管8を接続した様子を示した図である。ソケット2
は外管20と、その内面201に水密部21を備え、さ
らに大便器の設置される駆体への駆体固定部22を備え
る。また排水管の内面に挿入される段部18備え、排水
管内においてもサイホン発生を促進させることができ、
持続させることができるため、排水および汚物の搬送能
力を高めることができる。ここで言う段部とは、例えば
排水管内面に挿入されるよう備えられた突起であり、汚
物の流出を妨げず、かつ排水を満水としサイホンを発生
させる程度に流れを操作するものである。ここで大便器
1はP排水であるものを示したが、S排水である場合に
も用いることが可能である。ただしS排水の場合にはソ
ケット2が大便器の袴内部に位置する可能性が大きいた
め、排水口3と排水管8を接続させるためには袴の一部
分が開口可能でありこの部分から接続施工をする必要が
ある。図6(b)にソケット2の拡大図を示した。ソケッ
ト2の外管20および内面201に備えた水密部21
は、径調整ねじにより径の調整が可能であり、排水口3
および排水管8の外径に合わせ水密を保つよう締め付け
ることができる。またソケット2の固定されるべき駆体
としては、大便器の設置される床面、あるいは壁面等が
考えられるが、駆体固定部22はこれらにビス等でしっ
かりと固定することができるものとする。
【0025】図7に本発明排水管の実施の一形態を示
す。呼び径50mmの大便器用排水管8であって、大便器の
排水口が挿入される便器接続部である拡径部16を備え
るものとした。もし拡径部16の口径が呼び径75mmであ
った場合には、従来の呼び径75mm管用ソケットを用い、
これにそのまま接続することができる。(図示せず。)図
7においては、拡径部16の口径が大便器1の排水口と
嵌合可能な径であるものとし、さらに拡径部16の内面
に水密部21を備えた。これにより大便器の排水口3を
拡径部16に挿入し、排水管8とを直接接続することが
可能である。水密部21は拡径部16の内面に敷設する
のみでは水密が確実に保持できない場合が想定されるた
め、拡径部16の外面に向けてはめ込むなどの形状にす
る必要がある。また大便器排水口3と排水管8との高さ
を確実に合わせて接合するためには、排水管を床に固定
する固定具を排水管8に備え付け、この固定具の高さを
調整することで高さ調整を行うものとしてもよい。さら
にここでは大便器1はS排水であるものを示したが、P
排水である場合にも用いることが可能である。この場合
固定具を用いるとすれば床のみならず壁に固定するもの
としてもよい。
【0026】
【発明の効果】大便器を小口径の排水管に接続する場合
に好適なソケットおよび排水管提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および2記載の本発明の実施の一形態
であるソケットを示す図である。
【図2】請求項3〜5記載の本発明の実施の一形態であ
るソケットを示す図である。
【図3】請求項6記載の本発明の実施の一形態であるソ
ケットを示す図である。
【図4】請求項7〜9記載の本発明の実施の一形態であ
るソケットを示す図である。
【図5】請求項10記載の本発明の実施の一形態である
ソケットを示す図である。
【図6】請求項11および12記載の本発明の実施の一
形態であるソケットを示す図である。
【図7】請求項13および14記載の本発明の実施の一
形態である排水管を示す図である。
【符号の説明】
1 : 大便器 2 : ソケット 3 : 排水口 4 : 便器接続部 5 : 床面 6 : 固定部 7 : 排水管接続部 8 : 排水管 9 : トラップ h : 落下高さ 10 : 排水管接続円筒部 11 : 拡大排水
管接続円筒部 12 : 接続板 13 : 接続口 14 : 切り込み 15 : 弾性体 16 : 拡径部 17 : 周方向傾
斜部 18 : 段部 19 : 曲がり部 20 : 外管 201 : 外管の内
面 21 : 水密部 22 : 駆体固定
部 23 : 径調整ねじ 151 : ソケット
外郭
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 昇作 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D039 CB02 2D061 AA03 AD01 3H016 DA03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に大便器の排水口が挿入される便器
    接続部と、床への固定部を備えた外郭部と、下端に排水
    管を接続する排水管接続部を備えたソケットにおいて、
    前記排水管接続部の外径が便器接続部の内径と略同一で
    あることを特徴とするソケット。
  2. 【請求項2】 前記排水管接続部の外径は、呼び径50mm
    の排水管の内径と同一であることを特徴とする請求項1
    記載のソケット。
  3. 【請求項3】 上部に大便器の排水口が挿入される便器
    接続部と、床への固定部を備えた外郭部を備えたソケッ
    トにおいて、該ソケット下端に呼び径50mmの排水管を接
    続する排水管接続円筒部を備えたことを特徴とするソケ
    ット。
  4. 【請求項4】 前記排水管接続円筒部と同心円状の拡大
    排水管接続円筒部を外側に有することを特徴とする請求
    項3記載のソケット。
  5. 【請求項5】 前記排水管接続円筒部は前記ソケットと
    着脱自在な着脱部を備えることを特徴とする請求項4記
    載のソケット。
  6. 【請求項6】前記排水管接続円筒部が排水管と排水管接
    続円筒部との間を水密保持可能とする弾性体からなるこ
    とを特徴とする請求項3〜5いずれかに記載のソケッ
    ト。
  7. 【請求項7】 前記排水管接続円筒部の上部に該排水管
    接続円筒部の断面積を拡大する拡径部を備えたことを特
    徴とする請求項3〜6いずれかに記載のソケット。
  8. 【請求項8】 前記拡径部に内側に傾斜する周方向傾斜
    部を備えたことを特徴とする請求項7記載のソケット。
  9. 【請求項9】 前記拡径部に段部を備えたことを特徴と
    する請求項7あるいは8記載のソケット。
  10. 【請求項10】 前記拡径部に曲がり部を備えたことを
    特徴とする請求項7〜9いずれかに記載のソケット。
  11. 【請求項11】 内面に水密保持可能な水密部を備え管
    径調整可能なソケットにおいて、前記水密部の内面に大
    便器の排水口と排水管とを連通させ、大便器の設置され
    る駆体への固定部を備えることを特徴とするソケット。
  12. 【請求項12】 前記排水管の内面に挿入される段部を
    備えたことを特徴とする請求項11記載のソケット。
  13. 【請求項13】 呼び径50mmの大便器用排水管であっ
    て、大便器の排水口が挿入される便器接続部に拡径部を
    備えたことを特徴とする排水管。
  14. 【請求項14】 前記拡径部の内面に水密部を備えたこ
    とを特徴とする請求項13記載の排水管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010121323A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Toto Ltd 水洗便器の排水ソケット、及び、水洗便器
JP2014145211A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Sekisui Chem Co Ltd 配管構造

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