JP2005232907A - 脚部継手及び排水設備 - Google Patents

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Noriatsu Kojima
徳厚 小島
Seizo Kojima
誠造 小島
Yozo Kako
洋三 加古
Kiyoshi Ota
喜世司 太田
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Abstract

【課題】 洗浄中に汚水が掃除口30から流出し難い構成を確保しつつ、洗浄ノズル及び給水ホースを排水立て管の上流側に送り易くすることを目的とする。
【解決手段】 本発明に係る脚部継手は、排水立て管と排水横主管とを接続するための脚部継手20あって、排水立て管との接続に使用される立て管接続口22と、排水横主管との接続に使用される横主管接続口24と、立て管接続口22と横主管接続口24との間で、略円弧形に形成されている曲がり管26とを有しており、曲がり管26の円弧中心側の外側面には、横主管接続口24の近傍に掃除口30が形成されており、掃除口30は、その掃除口30の軸心Jcが曲がり管26の軸心Jmに対して直角になるように形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、集合住宅の各階の排水をまとめて流下させる排水立て管と、前記集合住宅の下階のコンクリートスラブの下側に配管されており、前記排水立て管によって導かれた排水を所定位置まで横方向に搬送する排水横主管とを備える排水設備において、前記排水立て管と前記排水横主管とを接続するための脚部継手及び排水設備に関する。
上記した脚部継手に関する技術が特許文献1に記載されている。
この脚部継手90は、図7に示すように、排水立て管98が接続される立て管接続口92と、排水横主管96が接続される横主管接続口94とを有しており、立て管接続口92と横主管接続口94との間に、略円弧形の曲がり管95が形成されている。曲がり管95の円弧中心側に位置する外側面、即ち、曲がり管95の上面には立て管接続口92の近傍に掃除口95cが上向きに形成されている。このように、掃除口95cが上向きに形成されているため、その掃除口95cに洗浄ノズル99及び洗浄ホース99hを挿入して排水立て管98の洗浄を行う際に汚水が掃除口95cから流出し難くなる。
特開2002−129615号公報
しかし、掃除口95cが立て管接続口92の近傍で上向きに形成されているため、掃除口95cの軸心Jcと、曲がり管95の軸心Jmとの成す角θ(掃除口95cの上流側における成す角θ)は鋭角になる。このため、洗浄ノズル99及び洗浄ホース99hを掃除口95cに挿入して排水立て管98の洗浄を行う際に、洗浄ホース99hの曲げ半径が小さくなる。洗浄ホース99hの曲げ半径が小さくなると、洗浄ホース99hが掃除口95cの開口縁に引っ掛かり易くなるとともに、洗浄ホース99hを掃除口95cに押し込む力を洗浄ノズル99の送り力として有効に利用できなくなる。さらに、洗浄ホース99hを排水立て管98の上流側に送る際の送り抵抗も大きくなる。このため、後方に洗浄水を噴射する後方噴射型の洗浄ノズル99を使用してもその推進力を有効に利用できないという問題がある。
本発明は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、洗浄中に汚水が掃除口から流出し難い構成を確保しつつ、洗浄ノズル及び洗浄ホースを排水立て管の上流側に送り易くすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、集合住宅の各階の排水をまとめて流下させる排水立て管と、前記集合住宅の下階のコンクリートスラブの下側に配管されており、前記排水立て管によって導かれた排水を所定位置まで横方向に搬送する排水横主管とを備える排水設備において、前記排水立て管と前記排水横主管とを接続するための脚部継手あって、前記排水立て管との接続に使用される立て管接続口と、前記排水横主管との接続に使用される横主管接続口と、前記立て管接続口と横主管接続口との間で、略円弧形に形成されている曲がり管とを有しており、前記曲がり管の円弧中心側の外側面には、前記横主管接続口の近傍に掃除口が形成されており、前記掃除口は、その掃除口の軸心が前記曲がり管の軸心に対して直角になるように形成されていることを特徴とする。
なお、掃除口とは、排水管を洗浄するときに、洗浄ノズル及び洗浄ホースを挿入するための開口であり、洗浄時以外はプラグあるいは蓋で塞がれているものとする。
本発明によると、掃除口は、横主管接続口の近傍で、かつ曲がり管の円弧中心側に位置する外側面に形成されている。このため、脚部継手が排水立て管及び排水横主管に接続された状態で、掃除口は上向きになる。したがって、排水立て管の洗浄中であっても汚水が掃除口から流出し難くなる。
また、掃除口の軸心が曲がり管の軸心に対して直角になるように、その掃除口が形成されている。このため、掃除口から洗浄ノズルを上流側、即ち、排水立て管側に送る際に、洗浄ホースの曲げ半径を従来よりも大きくできる。これによって、洗浄ホースが掃除口の開口縁に引っ掛かり難くなるとともに、洗浄ホースを掃除口に押し込む力を洗浄ノズルの送り力として有効に利用できるようになる。さらに、洗浄ホースを送る際、その洗浄ホースと掃除口の開口縁及び曲がり管の内壁面との間の摩擦力が小さくなることで、洗浄ノズルを上流側に送る際の送り抵抗が小さくなる。このため、後方噴射型の洗浄ノズルの推進力を有効に利用できるようになる。
請求項2の発明によると、掃除口は奥側で拡開するように構成されている。このため、洗浄ホースがより一層掃除口の開口縁に引っ掛かり難くなる。
請求項3の発明によると、掃除口は、曲がり管の周方向に複数個形成されている。このため、集合住宅のコンクリートスラブの下面から脚部継手までの距離が小さい場合でも、洗浄作業に適した掃除口を選んで利用することが可能になる。
請求項4の発明は、集合住宅の各階の排水をまとめて流下させる排水立て管と、前記集合住宅の下階のコンクリートスラブの下側に配管されており、前記排水立て管によって導かれた排水を所定位置まで横方向に搬送する排水横主管と、前記排水立て管と前記排水横主管とを接続する脚部継手とを備える排水設備であって、前記排水横主管と前記脚部継手との間、あるいは前記排水横主管の途中には、掃除口を備える管継手がその掃除口を上向きにした状態で、前記排水横主管と同軸、かつその排水横主管に対して軸心回りに回動可能な構成で連結されており、前記掃除口は、その掃除口の軸心が前記管継手の軸心に対して直角、あるいは下流側に傾斜するように形成されていることを特徴とする。
本発明によると、管継手は掃除口が上向きになるように排水横主管と同軸に連結されている。このため、洗浄中に汚水が掃除口から流出し難くなる。また、管継手は、排水横主管と同軸、かつ排水横主管に対して軸心回りに回動可能な構成で連結されている。このため、集合住宅のコンクリートスラブの下面から管継手の掃除口までの距離が小さく、洗浄ノズル及び洗浄ホースを掃除口に挿入し難い場合には、管継手を排水横主管に対して軸心回りに所定角度だけ回動させることで、掃除口を適正な位置まで移動させることができる。
また、掃除口の軸心が管継手の軸心に対して直角、あるいは下流側に傾斜するように、その掃除口が形成されているため、洗浄ノズルを上流側に送る際に、洗浄ホースの曲げ半径を従来よりも大きくできる。このため、請求項1の場合と同様に洗浄ノズルを上流側に送る際の送り抵抗が小さくなり、後方噴射型の洗浄ノズルの推進力を有効に利用できるようになる。
請求項5の発明によると、掃除口は奥側で拡開するように構成されている。このため、洗浄ホースが掃除口の開口縁に引っ掛かり難くなり、上流側にも、下流側にも洗浄ホースを挿入し易くなる。
請求項6の発明によると、脚部継手は、コンクリートスラブの貫通孔に通される構成で、排水立て管を接続可能な立て管接続口が前記コンクリートスラブの上側に突出しており、管継手あるいは排水横主管を接続可能な横主管接続口が前記コンクリートスラブの下側で横向きに位置決めされていることを特徴とする。
このように、脚部継手をコンクリートスラブの貫通孔に通すことができるため、排水横主管の配管レベルをコンクリートスラブの下面(スラブ下面)に極力接近させて省スペースを図ることが可能になる。一方、スラブ下面と排水横主管との間隔が狭小化されることで、洗浄作業性を考慮すると掃除口の設置が困難になる。しかし、排水横主管は、例えば、1/100の配管勾配を有しているため、脚部継手から下流側に離れるにつれて、スラブ下面と排水横主管との間隔が広くなる。このため、掃除口を有する管継手は、スラブ下面と排水横主管との間隔が所定値以上となる位置、即ち、脚部継手から下流側に適宜距離だけ離れた位置に設定するのが好ましい。
請求項7の発明によると、管継手は、脚部継手との接続に使用される脚部継手接続部と、排水横主管との接続に使用される横主管接続部と、前記脚部継手接続部と横主管接続部との間に形成されている直管部とを有しており、掃除口は、その直管部の中央部に設けられている。
また、請求項8の発明に示すように、掃除口を直管部の端部寄りに設けても良い。
本発明によると、掃除口が上向きになるため、洗浄中に汚水が掃除口から流出し難くなる。また、洗浄ノズルを掃除口に挿入する際に、洗浄ホースを大きく曲げる必要がなくなるため、洗浄ノズルを上流側に送る際の送り抵抗が小さくなり、後方噴射型の洗浄ノズルの推進力を有効に利用できるようになる。
[実施形態1]
以下、図1、図2に基づいて本発明の実施形態1に係る脚部継手の説明を行う。本実施形態に係る脚部継手は、マンション等の集合住宅における排水設備において使用される脚部継手であり、図1にその脚部継手の平面図(A図)、側面図(B図)、正面図(B図のC‐C矢視図)(C図)及び掃除口の縦断面図(D図、E図)が示されている。また、図2(A)は脚部継手の使用例を表す側面図、図2(B)は排水管の洗浄方法を表す側面図である。
マンション等の集合住宅における排水設備は、集合住宅の上下方向に延びる排水立て管14(図2参照)と、その集合住宅の各階毎に設けられた各種の排水横枝管(図示省略)とを備えている。集合住宅の各階の排水は、各々の前記排水横枝管によって排水立て管14まで導かれ、さらに排水立て管14に沿って流下する。排水立て管14の下端部は、脚部継手20によって排水横主管16に接続されている。
排水横主管16は、排水立て管14によって導かれた排水を所定位置まで横方向に搬送する太管であり、集合住宅の最下階の床面を構成するコンクリートスラブCsの下側(床下の天井部)に配管されている。
脚部継手20は、図2(A)等に示すように、排水立て管14と排水横主管16とを接続する略円弧形の継手である。脚部継手20は、上流端に設けられた立て管接続口22と、下流端に設けられた横主管接続口24と、両接続口22,24の間に形成された曲がり管26とから構成されている。
曲がり管26は、図1(B)に示すように、上流側の円弧部26eと、下流側の短管部26sとから構成されており、その短管部26sに複数(図1では三個)の掃除口30が円周方向に形成されている。
掃除口30は、排水立て管14等を洗浄するときに、図2(B)に示すように、洗浄ノズル40及び洗浄ホース42を挿入するための開口であり、洗浄時以外はプラグ32によって塞がれている。掃除口30は、脚部継手20が排水立て管14と排水横主管16とに接続された状態で上向きとなるように、曲がり管26の円弧中心T側に位置する外側面に形成されている。また、掃除口30は、その掃除口30の軸心Jcが、図1(B)に示すように、曲がり管26の軸心Jmに対して直角になるように形成されている。なお、掃除口30は、図1(E)に示すように、軸方向に等しい径寸法で形成するのが一般的であるが、図1(D)に示すように、奥側で拡開するように形成することも可能である。
複数の掃除口30のうちで中央の掃除口30は、その軸心Jcが、図1(C)の正面図に示すように、立て管接続口22の軸心Jmと重なる位置に形成されている。また、中央の掃除口30を挟んで両側に位置する掃除口30は、その中央の掃除口30に対して曲がり管26の円周方向において45°傾斜した状態で形成されている。
曲がり管26の上流端に設けられる立て管接続口22は、排水立て管14の下端部が挿入接続される部分であり、第1フランジ22fを備える上流端受け口22dと、その第1フランジ22fに連結される第2フランジ22xとを有している。第1フランジ22fと第2フランジ22xとの間にはリング状のシール材22sが挟まれており、両フランジ22f,22xがボルト・ナット機構22bにより連結されている。このため、排水立て管14の下端部を第2フランジ22x、シール材22sに通して上流端受け口22dに挿入し、ボルト・ナット機構22bのナット等を締付けることにより、弾性変形したシール材22sによって上流端受け口22dと排水立て管14との間がシールされる。
曲がり管26の下流端に設けられる横主管接続口24は、排水横主管16の端部が挿入接続される部分であり、立て管接続口22と等しい構造で、排水横主管16の管径に合わせて立て管接続口22よりも大径に形成されている。
また、曲がり管26の円弧中心Tと反対側の外側面には、脚部継手20を支持するためのブラケット(図示省略)に支えられる突起29が設けられている。なお、突起29の先端には、防振用の弾性体29xが装着されている。
次に、洗浄ノズル40及び洗浄ホース42を使用して排水立て管14及び排水横主管16を洗浄する手順を説明する。
前述のように、排水横主管16は、集合住宅の最下階の床面を構成するコンクリートスラブCsの下側(床下の天井部)に配管されているため、この排水横主管16に接続される脚部継手20の掃除口30も床下の天井部に位置しており、洗浄作業の条件は良くない。このため、先ず、洗浄ノズル40及び洗浄ホース42の挿入に適した掃除口30を選択する。例えば、コンクリートスラブCsの下面(天井面)から脚部継手20の短管部26sまでの距離が小さい場合には、傾斜した2つの掃除口30のうち、洗浄ノズル40を挿入し易い向きに形成された掃除口30を選択する。
次に、選択された掃除口30のプラグ32を外し、洗浄ノズル40及び洗浄ホース42を掃除口30に挿入した後、その掃除口30をウエス等で塞ぐ。この状態で、洗浄ノズル40に洗浄水を供給し、洗浄ホース42を送りながら洗浄ノズル40を排水立て管14の上流側に移動させる。洗浄ノズル40は、洗浄水を後方に噴射しながらその推進力と、作業員が洗浄ホース42を送る力とによって、排水立て管14内を上流側に移動する。これによって、排水立て管14の内壁面に付着している汚物が洗浄水によって洗い流される。排水立て管14の洗浄は、洗浄ノズル40がその排水立て管14の上端に到達するのに必要な長さの洗浄ホース42が管内に送り込まれた段階で終了する。
排水立て管14の洗浄が終了すると、給水が止められ、洗浄ホースが巻き取られた後、上記と同様な手順で排水横主管16の洗浄が行われる。洗浄が全て終了すると、洗浄ノズル40が掃除口30から引き抜かれ、その掃除口30がプラグ32によって閉じられる。
このように、本実施形態に係る脚部継手20によると、掃除口30は、横主管接続口24の近傍で、かつ曲がり管26の円弧中心T側に位置する外側面に形成されている。このため、脚部継手20が排水立て管14及び排水横主管16に接続された状態で、掃除口30は上向きになる。したがって、排水立て管14の洗浄中に汚水が掃除口30から流出し難くなる。
また、掃除口30の軸心Jcは、曲がり管26の軸心Jmに対して直角に設定されている。このため、洗浄ノズル40を排水立て管14側に送る際に、洗浄ホース42の曲げ半径を比較的大きくできる。これによって、洗浄ホース42が掃除口30の開口縁に引っ掛かり難くなるとともに、洗浄ホース42を掃除口30に押し込む力を洗浄ノズル40の送り力として有効に利用できるようになる。さらに、洗浄ホース42を送る際、その洗浄ホース42と掃除口30の開口縁及び曲がり管26の内壁面との間の摩擦力が小さくなることで、洗浄ノズル40を上流側に送る際の送り抵抗が小さくなる。このため、後方噴射型の洗浄ノズル40の推進力を有効に利用できるようになる。
また、掃除口30が奥側で拡開するように、その掃除口30を形成することにより、洗浄ホース42が掃除口30の開口縁により一層引っ掛かり難くなる。
また、掃除口30は、曲がり管26の周方向に等間隔で複数個(三個)形成されているため、集合住宅のコンクリートスラブCsの下面から脚部継手20までの距離が小さい場合でも、洗浄に適した掃除口30を選ぶことが可能になる。
[実施形態2]
以下、図3から図5に基づいて本発明の実施形態2に係る排水設備の説明を行う。本実施形態に係る排水設備では、脚部継手の下流側に掃除口を備える管継手を設け、排水立て管及び排水横主管の洗浄を行うようにしている。ここで、図3は本実施形態に係る排水設備の側面図、図4は脚部継手と管継手との関係を表す正面図及び排水管の洗浄方法を表す側面図である。
本実施形態に係る排水設備は、排水立て管14と、排水横主管16と、脚部継手20とを備えており、脚部継手20と排水横主管16との間に掃除口54を備える管継手50が設けられている。
管継手50は、短管状の継手であり、上流端に脚部継手20との接続に使用される脚部継手接続口51が設けられており、下流端に排水横主管16との接続に使用される横主管接続口52が設けられている。ここで、脚部継手接続口51及び横主管接続口52の構造は実施形態1で説明した立て管接続口22及び横主管接続口24の構造と等しいため、説明を省略する。
このように、管継手50は、脚部継手接続口51及び横主管接続口52によって脚部継手20及び排水横主管16と接続される構成のため、脚部継手接続口51及び横主管接続口52のボルト、ナットを緩めることで、管継手50を脚部継手20及び排水横主管16に対して軸心回りに所定角度だけ回動させることが可能になる。
管継手50の外側面には、掃除口54が形成されている。掃除口54は、その軸心Jcが管継手50の軸心Jmに対して直角になるように、管継手50の外側面に形成されている。なお、掃除口54の軸心Jcが管継手50の下流側に傾斜するように、掃除口54を形成することも可能である。
コンクリートスラブCsの下面から排水横主管16までの距離が大きい場合、管継手50は、図3(A)、図4(A)に示すように、掃除口54が真上を向くように、脚部継手20及び排水横主管16に接続される。
また、コンクリートスラブCsの下面から排水横主管16までの距離が小さい場合には、管継手50は、図3(B)、図4(B)(C)に示すように、掃除口54が左あるいは右に45°傾くように、脚部継手20及び排水横主管16に接続される。
ここで、掃除口54はネジ付きの蓋56によって塞がれる構造であり、その蓋56は吊り紐55によって管継手50に連結されている。このため、洗浄中に蓋56が紛失する等のトラブルが発生し難くなる。また、掃除口54は、軸方向に等しい径寸法で形成するのが一般的であるが、図4(E)に示すように、奥側で拡開するように形成することも可能である。また、掃除口54をネジ付きの蓋56で塞ぐ構成を説明したが、図4(F)に示すように、掃除口54をフランジ蓋(図示省略)で塞ぐ構成にすることも可能である。
なお、図4(D)に示す排水立て管14及び排水横主管16の洗浄方法は、実施形態1と等しいため、説明を省略する。
また、本実施形態では、脚部継手20と排水横主管16との間に管継手50を取付ける例を示したが、図5(A)(B)に示すように、排水横主管16の途中部分に管継手50を取付けることも可能である。
また、実施形態1及び実施形態2では、脚部継手20及び排水横主管16をコンクリートスラブCsの下側に設置する排水設備を例示したが、図5(B)に示すように、脚部継手20の一部を貫通孔からコンクリートスラブCsの上側に突出させて、その脚部継手20の上流端に排水立て管14を接続することも可能である。このように、脚部継手20をコンクリートスラブCsの貫通孔に通すことにより、排水横主管16の配管レベルをコンクリートスラブCsの下面(スラブ下面)に極力接近させて省スペースを図ることが可能になる。一方、スラブ下面と排水横主管16との間隔が狭小化されることで、洗浄作業性を考慮すると掃除口の設置が困難になる。しかし、排水横主管16は、例えば、1/100の配管勾配を有しているため、脚部継手20から下流側に離れるにつれて、スラブ下面と排水横主管16との間隔が広くなる。このため、掃除口54を有する管継手50は、スラブ下面と排水横主管16との間隔が所定値以上となる位置、即ち、脚部継手20から下流側に適宜距離だけ離れた位置に設定するのが好ましい。
また、本実施形態では、短管状の管継手50を使用する例を示したが、図6(A)(B)に示すように、中央掃除口66付きの直管部60sを有する管継手60を使用することも可能である。管継手60は、図6(A)に示すように、その上流端及び下流端が共に管状に形成されているものであっても良いし、図6(B)に示すように、上流端が管状であって、下流端に横主管接続口68を備えるものであっても良い。図6(A)に示す管継手60では、上流端が脚部継手20の横主管接続口24に挿入接続され、下流端が排水横主管16側の雌型管継手65の接続口64に挿入接続される。また、図6(B)に示す管継手60では、上流端が脚部継手20の横主管接続口24に挿入接続され、下流端の横主管接続口68に排水横主管16の上流端が挿入接続される。
なお、掃除口66は直管部60sの端部寄りに設けても良い。
即ち、管継手60の直管部60sの上流端が本発明の脚部継手接続部に相当し、管継手60の直管部60sの下流端が本発明の横主管接続部に相当する。
また、直管部60sを有する管継手60を使用する代わりに、図6(C)に示すように、脚部継手20におけるスラブ下面側の短管26sを直管状に長くして、通常の短管状の管継手50を使用することも可能である。
本発明の実施形態1に係る脚部継手の平面図(A図)、側面図(B図)、正面図(B図のC‐C矢視図)(C図)及び掃除口の縦断面図(D図、E図)である。 脚部継手の使用例を表す側面図(A図)及び排水管の洗浄方法を表す側面図(B図)である。 本発明の実施形態2に係る排水設備の側面図(A図、B図)である。 脚部継手と管継手との関係を表す正面図(A図、B図、C図)、排水管の洗浄方法を表す側面図(D図)及び掃除口の縦断面図(E図、F図)である。 排水設備の変更例を表す側面図(A図、B図)である。 排水設備の変更例を表す側面図(A図、B図、C図)である。 従来の脚部継手を表す側面図である。
符号の説明
14 排水立て管
16 排水横主管
20 脚部継手
22 立て管接続口
24 横主管接続口
26 曲がり管
30 掃除口
32 プラグ
40 洗浄ノズル
42 洗浄ホース
Cs コンクリートスラブ
50 管継手
54 掃除口

Claims (8)

  1. 集合住宅の各階の排水をまとめて流下させる排水立て管と、前記集合住宅の下階のコンクリートスラブの下側に配管されており、前記排水立て管によって導かれた排水を所定位置まで横方向に搬送する排水横主管とを備える排水設備において、前記排水立て管と前記排水横主管とを接続するための脚部継手あって、
    前記排水立て管との接続に使用される立て管接続口と、
    前記排水横主管との接続に使用される横主管接続口と、
    前記立て管接続口と横主管接続口との間で、略円弧形に形成されている曲がり管とを有しており、
    前記曲がり管の円弧中心側の外側面には、前記横主管接続口の近傍に掃除口が形成されており、
    前記掃除口は、その掃除口の軸心が前記曲がり管の軸心に対して直角になるように形成されていることを特徴とする脚部継手。
  2. 請求項1に記載の脚部継手であって、
    掃除口は奥側で拡開するように構成されていることを特徴とする脚部継手。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の脚部継手であって、
    掃除口は、曲がり管の周方向に複数個形成されていることを特徴とする脚部継手。
  4. 集合住宅の各階の排水をまとめて流下させる排水立て管と、前記集合住宅の下階のコンクリートスラブの下側に配管されており、前記排水立て管によって導かれた排水を所定位置まで横方向に搬送する排水横主管と、前記排水立て管と前記排水横主管とを接続する脚部継手とを備える排水設備であって、
    前記排水横主管と前記脚部継手との間、あるいは前記排水横主管の途中には、掃除口を備える管継手がその掃除口を上向きにした状態で、前記排水横主管と同軸、かつその排水横主管に対して軸心回りに回動可能な構成で連結されており、
    前記掃除口は、その掃除口の軸心が前記管継手の軸心に対して直角、あるいは下流側に傾斜するように形成されていることを特徴とする排水設備。
  5. 請求項4に記載の排水設備であって、
    掃除口は奥側で拡開するように構成されていることを特徴とする排水設備。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の排水設備であって、
    脚部継手は、コンクリートスラブの貫通孔に通される構成で、排水立て管を接続可能な立て管接続口が前記コンクリートスラブの上側に突出しており、管継手あるいは排水横主管を接続可能な横主管接続口が前記コンクリートスラブの下側で横向きに位置決めされていることを特徴とする排水設備。
  7. 請求項4から請求項6のいずれかに記載の排水設備であって、
    管継手は、脚部継手との接続に使用される脚部継手接続部と、
    排水横主管との接続に使用される横主管接続部と、
    前記脚部継手接続部と横主管接続部との間に形成されている直管部とを有しており、
    掃除口は、その直管部の中央部に設けられていることを特徴とする排水設備。
  8. 請求項7に記載の排水設備であって
    掃除口は、直管部の端部寄りに設けられていることを特徴とする排水設備。
JP2004046292A 2004-02-23 2004-02-23 脚部継手及び排水設備 Abandoned JP2005232907A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007070940A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Noriatsu Kojima 排水集合管継手
JP2009057994A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Sekisui Chem Co Ltd 脚部継手
CN103195998A (zh) * 2013-03-15 2013-07-10 蔡贤忠 一种连接接头
JP2017053203A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 Toto株式会社 トイレユニット

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