JP2003096707A - 舗装体及びその形成方法 - Google Patents

舗装体及びその形成方法

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JP2003096707A
JP2003096707A JP2001290127A JP2001290127A JP2003096707A JP 2003096707 A JP2003096707 A JP 2003096707A JP 2001290127 A JP2001290127 A JP 2001290127A JP 2001290127 A JP2001290127 A JP 2001290127A JP 2003096707 A JP2003096707 A JP 2003096707A
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photocatalyst
layer
thermosetting resin
aggregate
pavement
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JP2001290127A
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English (en)
Inventor
Takeshi Saito
丈司 齊藤
Masayuki Sakamoto
正幸 坂本
Kozo Hokari
浩三 帆苅
Toshio Imai
寿男 今井
Hiroshi Yamanoguchi
浩 山之口
Masazumi Mitsuyasu
正純 光安
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BAU KENSETSU KK
Nisshin Kasei KK
Fukuda Road Construction Co Ltd
Original Assignee
BAU KENSETSU KK
Nisshin Kasei KK
Fukuda Road Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 舗装体の透水性、車両走行音の吸収性、雨天
時の路面視認性、空気浄化性を長期にわたり確保する。 【解決手段】 混合物11の上面11b及び内部の空隙
11aを被覆して多数の硬質骨材13を埋設した熱硬化
性樹脂層12を形成すると共に、熱硬化性樹脂層12を
被覆する第1光触媒層14及び第2光触媒層15からな
る光触媒層16により舗装体10を形成する。各硬質骨
材13は、一部を突出した状態で熱硬化性樹脂層12に
固定され、熱硬化性樹脂層12の表面積を増大させ、光
触媒層16の接触による接触摩擦力を強大にして、光触
媒層16を熱硬化性樹脂層12へ強固に固着させ、光触
媒層16の光触媒機能を長期にわたり維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透水性、交通騒音
の吸収性、雨天時の路面視認性、摩擦抵抗性、及び、空
気浄化性を長期にわたり確保する舗装体及びその形成方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、歩道、車道等の各種道路の表面
は、有機性のアスファルト混合物からなる舗装体で舗装
されることが多く、昨今は、雨水の透水性、車両走行音
の吸収性、雨天時の路面視認性等の向上を図るため、多
数の粒状の骨材をバインダーで結合して空隙を形成した
多孔質の舗装体で舗装することが徐々に増加している。
前記多孔質の舗装体は、上面や内部の多数の空隙で透水
性等を確保しているが、車両の通行等により結合状態か
ら離脱した骨材、さらには周囲の土砂、ホコリ等が前記
空隙に詰まり、所要の透水性等を維持できない事態を招
いている。よって、このような弊害を防ぐため種々の提
案がなされている。
【0003】骨材の離脱に対しては、多孔質の舗装体を
樹脂で被覆し、この被覆によるコーティング力で骨材の
離脱を防止し、更に土砂等により空隙が閉塞する状況、
即ち、空隙詰まりを防いで透水性等の維持を図る舗装体
が提案されている。
【0004】また、土砂、ホコリ等による空隙詰まりに
対しては、図4に示す特開平9−228307号で開示
されている透水性舗装材1が存在する。透水性舗装材1
は、多数の無機性の骨材2を無機バインダー3で結着し
て空隙4を形成すると共に、表面及び表面近傍の空隙4
の周面にアナターゼ型チタニア等からなる光触媒を塗布
して光触媒層5を形成している。この光触媒層5は、太
陽照射により光励起して超親水化し、表面等に土砂等が
付着し難くなると共に、土砂等が付着しても雨水で容易
に洗い流され、空隙4が土砂等で詰まる事態を防止して
いる。
【0005】なお、光触媒は、土砂等の付着防止に加
え、車両が排出する窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物
(SOx)を分解する、いわゆる空気浄化作用を有する
ことも知られている。また、上記した透水性舗装材1
は、骨材2を無機バインダー3で結着する工程等を含む
ため、工場等で生産され、舗装される現地へ運搬し路面
へ設置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】樹脂で被覆した舗装体
では、骨材の離脱を樹脂によるコーティング力で防止で
きるが、土砂等の付着による空隙詰まりは依然として防
止できないため、長期にわたり透水性等を維持するのは
困難である。
【0007】一方、透水性舗装材1は、長期にわたる使
用で表面の光触媒層5自体が摩耗する問題がある。即
ち、透水性舗装材1の表面は、車両の通過や風雨に晒さ
れるため、表面を被覆する光触媒層5に摩耗が生じ、そ
の結果、上述した空気浄化作用が低下する問題がある。
【0008】さらに、透水性舗装材1は工場等で生産さ
れて現地で施工できないので、現地への運搬、設置等に
手間、費用、及び時間が多大にかかる問題もある。その
上、透水性舗装材1に用いられるアナターゼ型チタニア
等の光触媒は活性が高く、有機性の舗装体に適用した場
合、舗装体自体が劣化して崩壊し、光触媒も剥離する問
題がある。よって、従来の光触媒の施工は、路面舗装に
多用されるアスファルト混合物からなる有機性の舗装体
に適用できず、適用対象がコンクリート等の無機性の舗
装体に限定される問題がある。
【0009】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであり、結合材に突出した硬質骨材を固定した樹脂層
を設けて光触媒の摩耗、剥離を防止することで、透水
性、車両走行音の吸収性、雨天時の路面視認性、空気浄
化性を長期にわたり確保できる舗装体を提供することを
目的とする。
【0010】また、硬質骨材の突出による凹凸を表出す
ることで、表面の光触媒層の摩耗を低減すると共に、表
面の摩擦抵抗性を向上させ雨天時の車両のスリップを防
止できる舗装体を提供することを目的とする。さらに、
光触媒を有機性の混合物にも適用できる舗装体を提供す
ることを目的とする。さらに、また、舗装体の施工に係
る手間、時間、及び、費用を低減できる舗装体の形成方
法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る舗装体
は、有機物結合材と骨材とを含む多孔質の混合物であ
り、道路表面を舗装する舗装体において、前記混合物の
上部を被覆する熱硬化性樹脂層と、前記熱硬化性樹脂層
の上面に一部を突出して埋設されて、前記骨材より硬質
である多数の硬質骨材と、前記熱硬化性樹脂層及び前記
硬質骨材の突出した一部を被覆する光触媒層とを備える
ことを特徴とする。
【0012】第1発明にあっては、多数の空隙を含む多
孔質の混合物に、熱硬化性樹脂層及び光触媒層を積層被
覆しているので、熱硬化性樹脂層のコーティング力によ
り有機物結合材の結合力を補強して骨材の離脱を防止で
きると共に光触媒層で土砂等の付着を防止し、空隙を長
期にわたり存続でき、透水性、車両走行音の吸収性、雨
天時の視認性、空気浄化性も安定して確保できる。ま
た、熱硬化性樹脂層は多数の硬質骨材を固定すると共
に、各硬質骨材の一部を突出して凹凸を形成するので、
熱硬化性樹脂層の表面積が増大して光触媒層が被覆する
面積も増加し、これに伴い、光触媒機能の発揮も大きく
できる。さらに、上記凹凸により通過する車両との接触
具合や風雨等に晒される度合いも不均等になり、表面に
位置する光触媒層の摩耗度や剥離を大幅に低減できる。
さらに、また、光触媒層の厚みは0.5μmから2μm
程度なので、突出する硬質骨材による凹凸が舗装体の上
面にも表出し、摩擦抵抗性を増大させて雨天時の車両の
スリップ防止に貢献できる。
【0013】第2発明に係る舗装体は、前記硬質骨材が
粒体であり、粒径は0.5mm以上2.0mm以下であ
ることを特徴とする。第2発明にあっては、硬質骨材を
粒体にすることで、熱硬化性樹脂層に均等に分散でき
る。なお、粒径の下限を0.5mmと設定しているの
は、確実に凹凸を形成できる最小粒径が上記数値による
ためで、上限を2.0mmにしているのは、熱硬化性樹
脂層で確実に固定できる硬質骨材の最大粒径が上記数値
となるためである。
【0014】第3発明に係る舗装体は、前記光触媒層
は、前記熱硬化性樹脂層の上層に位置するアモルファス
型酸化チタンを含む第1光触媒層と、該第1光触媒層の
上層に位置するアモルファス型酸化チタン及びアナター
ゼ型酸化チタンの混合物を含む第2光触媒層とを備える
ことを特徴とする。第3発明にあっては、アモルファス
型酸化チタンが光触媒の活性機能による有機性物質の劣
化を防止するブロック材としての性質を有するので、ア
モルファス型酸化チタンの第1光触媒層を熱硬化性樹脂
層の上方に設けることで有機物結合材等の劣化を確実に
防止でき、路面の舗装に多用される有機性のアスファル
ト混合物にも光触媒を問題なく適用でき、光触媒の適用
範囲を大幅に拡大できる。また、アモルファス型酸化チ
タン及びアナターゼ型酸化チタンの混合で第2光触媒層
を形成することで、土砂等の付着防止力も向上できる。
【0015】第4発明に係る舗装体は、前記熱硬化性樹
脂層が、アクリル樹脂、ビニルエステル樹脂、エポキシ
樹脂、ウレタン樹脂、又は、上記各樹脂の変性樹脂のい
ずれかを含むことを特徴とする。第4発明にあっては、
上記のような各種樹脂で熱硬化性樹脂層を形成すると、
路面の使用状況や環境に応じた最適な硬度等を有する樹
脂で施工でき、舗装面に所要の耐用性を確保できると共
に、現地での施工も容易に行える。なお、変性樹脂と
は、上記列記した各樹脂を複数化合したものであり、例
えばウレタン基を有するアクリル樹脂等が該当する。
【0016】第5発明に係る舗装体は、前記硬質骨材
が、エメリー、モランダム系骨材、デンシック系骨材、
フェロアロイスラグ系骨材、磁器系骨材、粉砕ガラスの
少なくとも一つを含むことを特徴とする。第5発明にあ
っては、硬質骨材に上記のような各種硬質材を適用する
と、耐摩耗性も向上し、長期にわたる使用に対しても舗
装体の表面の凹凸を維持できる。また、上記列記した各
種硬質材は単体で硬質骨材に用いてもよく、複数の各種
硬質材を混在させて硬質骨材に用いてもよい。なお、モ
ランダム系骨材、デンシック系骨材は、人工硬質骨材の
一種である。
【0017】第6発明に係る舗装体は、前記熱硬化性樹
脂層の被覆範囲が、前記混合物の上面から内部に至り、
該内部の被覆深さは13mm以上であることを特徴とす
る。第6発明にあっては、多孔質の混合物の内部空隙に
も浸透して上記範囲で熱硬化性樹脂層を形成すると、車
両の荷重等による影響を最も受けやすい箇所を熱硬化性
樹脂層で被覆することになり、骨材の離脱を確実に防止
できる。また、熱硬化性樹脂層で被覆された範囲は、光
触媒層でも被覆されるため、最も土砂等が詰まりやすい
上記範囲の空隙の存続を維持できる。なお、混合物を構
成する骨材の平均寸法が13mmなので、被覆深さを1
3mm以上と規定することで、骨材により形成される層
において表面から1層以上の範囲を確実に被覆でき、骨
材の離脱しやすい箇所を確実に補強できる。なお、被覆
深さの上限は舗装体の適用道路に応じて適宜設定可能で
あり、最高、舗装体の厚みとなる約50mm、即ち、舗
装体の下面に至るまで被覆してもよい。
【0018】第7発明に係る舗装体の形成方法は、前記
混合物の上部に熱硬化性樹脂を塗布し、前記熱硬化性樹
脂に多数の硬質骨材を散布し、前記熱硬化性樹脂を硬化
させ熱硬化性樹脂層を形成し、前記熱硬化性樹脂層に光
触媒を塗布して光触媒層を形成したことを特徴とする。
【0019】第7発明にあっては、熱硬化性樹脂、硬質
骨材、光触媒を段階的に、混合物に付与していくと、現
地でも容易に施工でき、最外層に光触媒が強固に固着し
た舗装体を現地で形成できる。よって、工場等で舗装体
を生産する必要がなくなり、運搬や設置にかかる手間、
時間、費用を削減できる。
【0020】第8発明に係る舗装体の形成方法は、前記
光触媒が、アモルファス型酸化チタンを含む液体の第1
光触媒と、アモルファス型酸化チタン及びアナターゼ型
酸化チタンの混合物を含む液体の第2光触媒とを有し、
前記第1光触媒を前記熱硬化性樹脂層に塗布して第1光
触媒層を形成し、前記第1光触媒層に前記第2光触媒を
塗布して第2光触媒層を形成し、前記第1光触媒層及び
第2光触媒層で前記光触媒層を形成することを特徴とす
る。
【0021】第8発明にあって、光触媒に第1光触媒と
第2光触媒を含んで段階的に付与することで、光触媒機
能のブロック材として働く第1光触媒層と、土砂等の付
着を防止する第2光触媒層を順次、確実に形成できる。
また、第1光触媒及び第2光触媒を液体にすることで、
容易かつ短時間で現地での施工が可能となり、複雑に入
り込んだ形状の混合物内部の空隙周面にも確実に浸透さ
せて第1光触媒層及び第2光触媒層を形成できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて説明する。図1は、最外層に光触媒
層16を形成した舗装体10の構造を示す模式的断面図
である。舗装体10は、透水性を有する多孔質の混合物
11の上部を、硬質骨材13を固定した熱硬化性樹脂層
12と、第1光触媒層14及び第2光触媒層15からな
る光触媒層16で積層被覆している。なお、本実施形態
では混合物11には、多孔質アスファルト混合物を用い
ている。
【0023】図2に示すように、混合物11は多数の骨
材17を有機物結合材18で固着して上面11bや内部
に空隙11aを多数形成し、これら空隙11aにより雨
水を通過させ透水性を確保すると共に、上面11bに雨
水が溜るのを防止し雨天時の路面反射を防ぎ視認性を向
上している。また、これら空隙11aは、車両の走行音
も吸収している。混合物11は、舗装の対象となる現地
の道路表面に、骨材17及び有機物結合材18を含むア
スファルト混合物の形態で敷設後、均平化されることで
形成している。
【0024】熱硬化性樹脂層12は熱硬化性樹脂12a
からなり、図3(a)にも示すように、熱硬化性樹脂1
2aを混合物11の上面11b及び空隙11aを通過さ
せて上面11bから内部へ深さ30mmに至る範囲に塗
布浸透させ、熱硬化性樹脂層12を形成している。熱硬
化性樹脂12aは、本実施形態ではアクリル樹脂を使用
し、0.6〜1.0kg/m2 の割合で塗布し、約0.
2〜0.5mm厚の熱硬化性樹脂層12を形成するよう
にしている。
【0025】熱硬化性樹脂12aは、一定温度で一定時
間が経過するまでは硬化せず、硬化前の熱硬化性樹脂1
2aに、粒体の硬質骨材13を多数散布している。硬質
骨材13は、混合物11の骨材17より硬質のエメリー
からなり、粒径が約0.5mm以上2.0mm以下であ
り、上記散布により各硬質骨材13の全てが埋設される
のではなく一部が熱硬化性樹脂12aより突出した状態
になっている。この状態で常温(約20℃)で一定時間
の経過により熱硬化性樹脂12aが硬化し、多数の硬質
骨材13を突出状態で固定した熱硬化性樹脂層12を形
成している。
【0026】このような熱硬化性樹脂層12の形成は現
地で施工され、また、形成された熱硬化性樹脂層12の
上面12bは、混合物11の上面11bに比べて、硬質
骨材13の突出により凹凸が生じる分だけ表面積が増加
している。
【0027】次に、図3(b)に示すように、熱硬化性
樹脂層12の上面12bに、アモルファス型酸化チタン
を含む液体の第1光触媒14aを塗布し、常温で乾燥さ
せることで無機物の透明膜である第1光触媒層14を形
成している。第1光触媒14aは、アモルファス型酸化
チタンを含むことで、下層の熱硬化性樹脂層12及び基
材となる混合物11を光触媒の活性機能より保護するブ
ロック材の性質を有し、熱硬化性樹脂層12及び混合物
11が光触媒の影響で劣化するのを防止している。
【0028】また、第1光触媒14aは、硬質骨材13
の突出により増大した表面積を有する熱硬化性樹脂層1
2の上面12bに接触被覆するので、接触摩擦力も強大
となり、第1光触媒層14は、強固に熱硬化性樹脂層1
2に固着して剥離することもない。なお、第1光触媒1
4aは、現地において0.05kg/m2 の割合で塗布
され、形成される第1光触媒層14の厚みは0.2μm
から0.5μm程度の薄膜になり、硬質骨材13の突出
による凹凸は、第1光触媒層14の上面14bにも表出
している。
【0029】さらに、第1光触媒層14の上面14b
を、第2光触媒層15で被覆し、図1の舗装体10を完
成している。第2光触媒層15は、アモルファス型酸化
チタン及びアナターゼ型酸化チタンを混合した液体の第
2光触媒15aを0.1kg/m2 の割合で塗布した
後、常温乾燥することで形成している。
【0030】第2光触媒15aの塗布の対象となる第1
光触媒層14の上面14bも、硬質骨材13の凹凸で表
面積が増大しているので、第1光触媒層14と第2光触
媒層15の両者も広い接触面積で強固に固着し剥離を防
止している。また、形成された第2光触媒層15は、層
厚が0.5μmから1.5μm程度の薄膜なので、硬質
骨材13の突出による凹凸は、第2光触媒層15の上
面、即ち、完成した舗装体10の表面10aにも表出し
ている。
【0031】舗装体10は、最外層に土砂等の付着を防
止する光触媒機能を有する第2光触媒層15を形成して
いるので、表面10aや内部の空隙11aの周面に土砂
やホコリ等が付着しにくく、また、付着した場合でも雨
水で容易に洗い流されるので空隙詰まりの発生を防止で
きる。さらに、第1光触媒層14は熱硬化性樹脂層12
に、第2光触媒層15は第1光触媒層14へ、夫々強固
に固着しているので剥離することはなく、長期にわたる
使用を経ても空隙詰まりは生じにくい。
【0032】また、舗装体10は、熱硬化性樹脂層12
で被覆されているので、混合物11の骨材17が離脱せ
ず、脱落した骨材17で空隙11aが詰まることもな
い。よって、光触媒で被覆された舗装体10は、空隙1
1aを長期にわたり確保し続けることができるので、透
水性、車両走行音の吸収性、路面視認性、空気浄化性を
安定して維持している。さらに、舗装体10は、表面1
0aの硬質骨材13による凹凸で、車両通過時の接触具
合等が部分的になり表面10aに被覆された光触媒層1
6の摩耗を防止している。しかも、前記凹凸で表面10
aの滑りに対する摩擦抵抗性を増大させているので雨天
時の車両のスリップ防止力等を向上させている。さら
に、また、舗装体10は、現地で施工可能なため、従来
に比べて施工に要する手間、時間及び費用も削減してい
る。
【0033】なお、舗装体10は、上記形態に限定され
るものではなく、例えば、熱硬化性樹脂12aには、ビ
ニルエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂を適用
することも可能であり、さらには、アクリル樹脂、ビニ
ルエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂の変性樹
脂を適用できる。また、硬質骨材13には、モランダム
系骨材、デンシック系骨材、フェロアロイスラグ系骨
材、磁器系骨材、粉砕ガラス等の各種硬質材を適用する
ことが可能であり、エメリー及びこれら各種硬質材を複
数混在して適用することが可能である。さらに、舗装体
10は、使用される道路状況に応じて熱硬化性樹脂12
aの被覆範囲を、最大、混合物11の厚み全域にまで広
げてもよい。
【0034】次に、上記のようにして形成した本発明の
舗装体の光触媒層が剥離せず、長期にわたり土砂等の汚
れの付着を防止できるかを確認するため、以下のような
促進耐候性に係る実験1を行った。
【0035】実験1では、本発明の舗装体と比較する対
象として、4種類の同寸法の試験片(1)、(2)、(3)、(4)
を作製した。試験片(1)は透水性を有するアスファルト
混合物であり、試験片(2)は試験片(1)に光触媒(TiO
コート:酸化チタン、商品名)を0.15kg/m2
布して光触媒層を形成したもの、試験片(3)は試験片(1)
に熱硬化性樹脂(MMA樹脂)を0.8kg/m2 塗布
して熱硬化性樹脂層を形成したもの、試験片(4)は本発
明の舗装体に該当するものであり、試験片(3)に光触媒
(TiOコート:酸化チタン、商品名)を0.15kg
/m2 塗布して光触媒層を形成したものである。
【0036】これら各試験片を、時間促進耐候性試験
(JIS K5400)の規定に基づく促進耐候性試験
機で一定時間照射した後、赤インクを噴霧して赤インク
の消色具合いを確認し、残存する光触媒機能により、汚
れの付着が防止されるかを判断した。この実験結果を表
1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】表1より、試験片(1)は、150時間経過
後では、赤インクの消色に関し、どちらとも言えない程
度であり、300時間及び500時間経過後では、赤イ
ンクの消色を確認できず耐候性に問題があることが判明
した。また、試験片(2)及び試験片(3)は、試験片(1)と
同様に、150時間経過後で赤インクの消色に関しどち
らとも言えない程度で、300時間及び500時間経過
後では、赤インクの消色を確認できなかった。これより
試験片(2)では、150時間経過で既に光触媒層が剥離
していると推測でき、試験片(3)でも汚れの付着を防止
できないことが判明した。
【0039】一方、試験片(4)は、150時間経過後で
赤インクの消色が確認できたのに加え、300時間及び
500時間経過後でも赤インクの消色が確認でき、長時
間放置されても光触媒が剥離されずに光触媒機能による
汚れの付着防止力を維持することが確認できた。
【0040】次に、本発明の舗装体の透水性及び空隙詰
まりの防止効果を評価するための実験2を行った。実験
2では上述した実験1の試験片(1)、(3)、(4)を用いた
(各試験片(1)、(3)、(4)の空隙率は20%)。
【0041】実験2の内容は、真砂土をふるい分け水洗
いして単粒化し、粒度が0.250〜0.425mmの
ものを15%、粒度が0.106〜0.250mmのも
のを20%、粒度が0.075〜0.106mmのもの
を25%、粒度が0.075mm以下のものを40%配
合した試料を作製し、この試料10gを水100mlに
溶解し、この試料溶解水を上記3種類の各試験片(1)、
(3)、(4)へ流し込んだ。その後、清水200mlで試験
片(1)、(3)、(4)の表面を洗浄し、上記試料溶解水の流
し込みと清水による洗浄を1工程として、連続5工程が
終了する毎に60℃で加熱して試験片(1)、(3)、(4)の
表面を乾燥し、この工程を計30工程行った。この実験
2の結果を表2に示す。
【0042】
【表2】
【0043】表2より、試験片(1)は、界面張力が6
1.3mN/mと高く、水粒子が丸まる傾向が高く、実
験終了後の残存透水率は、実験開始前の状態に比べて
5.3%と約20分の1に減少し、透水性が大幅に低下
し、空隙詰まり生じていることが確認できた。また、試
験片(3)は、界面張力が50.6mN/mと少し高く、
水粒子がやや広がる傾向になり、実験終了後の残存透水
率は、実験開始前の状態に比べて37.6%と約3分の
1に減少し、透水性が低下し、空隙詰まりが幾分生じて
いることが確認できた。
【0044】一方、試験片(4)は、界面張力が42.6
mN/mと低く、水粒子が周囲に広がり空隙内を通過し
やすい形態になっており、実験終了後の残存透水率は、
実験開始前の状態に比べて約2分の1と、空隙詰まりの
発生は最小限におさえられ、依然として良好な透水性を
確保していることが確認できた。なお、実験2は、紫外
線の照射されない室内で行われたものであり、現実の路
面は紫外線を浴びることになるので、更に光触媒機能は
促進され、試験片(4)は一段と良好な残存透水率を示す
ものと想定される。
【0045】最後に、本発明の舗装体の空気浄化性を確
認するため、NOx処理性能を判断する実験3を行っ
た。実験3では、本発明に係る舗装体の試験板を90c
2 の寸法で作成し、ブラックライトにより1mW/c
2 の割合で光を照射した状態の試験片の一面に、NO
(一酸化窒素)ガスを吹き付け、試験片内部を通過して
他面より抜け出たガスの濃度をNOx計で測定し、試験
片によりNO成分等がどれだけ分解変換されたかを判断
した。この測定結果を表3に示す。
【0046】
【表3】
【0047】NO濃度に関しては、試験片の通過前とな
る入口では1.019ppmであるのに対し通過後とな
る出口では0.807ppmと約20%もの濃度低下を
確認できた。また、NOより安全無害なNO2 (二酸化
窒素)濃度に関しては、通過前が0.043ppm、通
過後が0.120ppmと約3倍に増加しNOガスを安
全無害なNO2 成分に変換していることが確認できた。
さらに、NOx濃度に関しては、通過前は、1.062
ppmであるのに対し、通過後は0.929ppmと約
12%の減少が確認できた。よって、舗装体は、光触媒
機能により各種窒素酸化物を分解する空気浄化性を有す
ることが確認できた。
【0048】
【発明の効果】以上に詳述した如く、第1発明にあって
は、多孔質の混合物を熱硬化性樹脂層及び光触媒層で被
覆しているので、離脱した骨材及び土砂等により空隙詰
まりが生じず、空隙による優れた透水性、車両走行音の
吸収性、雨天時の路面視認性を確保できる。また、光触
媒による空気浄化性も確保でき、熱硬化性樹脂層に突出
して硬質骨材が固定されるため光触媒層が強固に固着さ
れて表面の光触媒層の摩耗も防止でき、上記特性を長期
にわたり維持できる。さらに、突出した硬質骨材が表出
することで舗装体の滑りに対する摩擦抵抗性も向上で
き、雨天時の車両スリップ等も低減できる。
【0049】第2発明にあっては、硬質骨材を一定粒径
にすることで、万偏なく熱硬化性樹脂層に配置でき、表
面に所要の大きさの凹凸を均等に形成できる。
【0050】第3発明にあっては、光触媒層を、アモル
ファス型酸化チタンを含む第1光触媒層とアモルファス
型酸化チタン及びアナターゼ型酸化チタンの混合物を含
む第2光触媒層で形成することで、第2光触媒層の光触
媒機能を第1光触媒層でブロックするため、有機性の基
材となる混合物の劣化を防止でき、有機性のアスファル
ト混合物にも問題なく光触媒を適用できる。
【0051】第4発明及び第5発明にあっては、熱硬化
性樹脂層及び硬質骨材に所要の材質を適用することで、
使用状況や環境に応じた熱硬化性樹脂層及び表面凹凸を
形成できる。
【0052】第6発明にあっては、熱硬化性樹脂層を所
要範囲で形成するので、使用状況や環境を考慮して、空
隙詰まりを防止するのに最適な範囲で熱硬化性樹脂層を
形成できる。
【0053】第7発明にあっては、当該方法を用いるこ
とで現地施工により、光触媒で被覆した舗装体を確実に
形成できるので、施工に係る手間、時間、および、費用
を従来に比べ大幅に削減できる。
【0054】第8発明にあっては、光触媒層を第1光触
媒と第2光触媒で順次形成するので、有機性の多孔質の
混合物からなる基材にも確実に適用でき、さらに、第1
光触媒及び第2光触媒を液体にすることで、より効率的
な施工が可能になると共に、内部へ入り込んだ形態の空
隙周面にも確実に被覆できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】最外層に光触媒層を形成した舗装体の構造を示
す模式的断面図である。
【図2】舗装体の要部拡大断面図である。
【図3】(a)は混合物に熱硬化性樹脂を塗布して硬質
骨材を散布した状態の模式的断面図、(b)は熱硬化性
樹脂層に第1光触媒を塗布した状態の模式的断面図であ
る。
【図4】従来の透水性舗装材の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
10 舗装体 11 混合物 12 熱硬化性樹脂層 13 硬質骨材 14 第1光触媒層 15 第2光触媒層 16 光触媒層 17 骨材 18 有機物結合材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 7/24 301 B05D 7/24 301R (72)発明者 齊藤 丈司 東京都中央区東日本橋2丁目9番11号 バ ウ建設株式会社内 (72)発明者 坂本 正幸 東京都中央区東日本橋2丁目9番11号 バ ウ建設株式会社内 (72)発明者 帆苅 浩三 新潟県新潟市川岸町1丁目53番地1 福田 道路株式会社内 (72)発明者 今井 寿男 新潟県新潟市川岸町1丁目53番地1 福田 道路株式会社内 (72)発明者 山之口 浩 東京都新宿区神楽坂1丁目15番地 日進化 成株式会社内 (72)発明者 光安 正純 東京都新宿区神楽坂1丁目15番地 日進化 成株式会社内 Fターム(参考) 2D051 AA02 AA06 AA08 AE05 AF00 AG17 AG20 AH01 EA01 EA06 4D075 AE03 CA13 CA15 CA34 CA37 DA25 DA27 DA40 DB11 DB70 DC05 EA10 EA19 EB19 EB22 EB33 EB38 EC01 EC03 EC53 4G069 AA03 AA08 BA04A BA04B BA22A BA22B BA48A CA11 EC22X EC26

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機物結合材と骨材とを含む多孔質の混
    合物であり、道路表面を舗装する舗装体において、 前記混合物の上部を被覆する熱硬化性樹脂層と、 前記熱硬化性樹脂層の上面に一部を突出して埋設され
    て、前記骨材より硬質である多数の硬質骨材と、 前記熱硬化性樹脂層及び前記硬質骨材の突出した一部を
    被覆する光触媒層とを備える舗装体。
  2. 【請求項2】 前記硬質骨材は粒体であり、粒径は0.
    5mm以上2.0mm以下である請求項1に記載の舗装
    体。
  3. 【請求項3】 前記光触媒層は、前記熱硬化性樹脂層の
    上層に位置するアモルファス型酸化チタンを含む第1光
    触媒層と、該第1光触媒層の上層に位置するアモルファ
    ス型酸化チタン及びアナターゼ型酸化チタンの混合物を
    含む第2光触媒層とを備える請求項1又は2に記載の舗
    装体。
  4. 【請求項4】 前記熱硬化性樹脂層は、アクリル樹脂、
    ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、又
    は、上記各樹脂の変性樹脂のいずれかを含む請求項1乃
    至3のいずれかに記載の舗装体。
  5. 【請求項5】 前記硬質骨材は、エメリー、モランダム
    系骨材、デンシック系骨材、フェロアロイスラグ系骨
    材、磁器系骨材及び粉砕ガラスの少なくとも一つを含む
    請求項1乃至4のいずれかに記載の舗装体。
  6. 【請求項6】 前記熱硬化性樹脂層の被覆範囲は、前記
    混合物の上面から内部に至り、該内部の被覆深さは13
    mm以上である請求項1乃至5のいずれかに記載の舗装
    体。
  7. 【請求項7】 前記請求項1乃至6のいずれかに記載の
    舗装体の形成方法であって、 前記混合物の上部に熱硬化性樹脂を塗布し、 前記熱硬化性樹脂に多数の硬質骨材を散布し、 前記熱硬化性樹脂を硬化させ熱硬化性樹脂層を形成し、 前記熱硬化性樹脂層に光触媒を塗布して光触媒層を形成
    した舗装体の形成方法。
  8. 【請求項8】 前記光触媒は、アモルファス型酸化チタ
    ンを含む液体の第1光触媒と、アモルファス型酸化チタ
    ン及びアナターゼ型酸化チタンの混合物を含む液体の第
    2光触媒とを有し、 前記第1光触媒を前記熱硬化性樹脂層に塗布して第1光
    触媒層を形成し、 前記第1光触媒層に前記第2光触媒を塗布して第2光触
    媒層を形成し、 前記第1光触媒層及び第2光触媒層で前記光触媒層を形
    成する請求項7に記載の舗装体の形成方法。
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