JP2003096156A - 注型品の製造方法 - Google Patents

注型品の製造方法

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JP2003096156A
JP2003096156A JP2001284932A JP2001284932A JP2003096156A JP 2003096156 A JP2003096156 A JP 2003096156A JP 2001284932 A JP2001284932 A JP 2001284932A JP 2001284932 A JP2001284932 A JP 2001284932A JP 2003096156 A JP2003096156 A JP 2003096156A
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urethane prepolymer
diol
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JP2001284932A
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Yasuhiro Matsumoto
泰宏 松本
Fumio Yamamoto
二三男 山本
Hiroki Tanaka
寛樹 田中
Akifumi Nakamura
昭文 中村
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Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成型時間が短く、即ち成型サイクルが短く、
養生(二次キュア)の必要がなく、それでいて、実用的
なポットライフを有するウレタンプレポリマー組成物を
用いた注型品の製造方法を提供する。 【解決手段】 ポリオール(A)と多官能イソシアネー
ト(B)とブロック化剤(C)を必須原料として得られ
るイソシアネート基がブロックされたウレタンプレポリ
マー(D)と活性水素を2個以上有する化合物(E)と
を含有してなる、無溶剤ウレタンプレポリマー組成物
(F)を注型し、次いで加熱し、該ウレタンプレポリマ
ー(D)と該化合物(E)とを反応させることからなる
注型品の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イソシアネート基
がブロックされたウレタンプレポリマーを含有する無溶
剤組成物を使用した注型品の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】
【0003】注型高分子ポリウレタンエラストマーは、
通常A液と称される液状のウレタンプレポリマー(活性
イソシアネート基を有するオリゴマー)と、通常B液と
称されるアミノ基又は水酸基等の活性水素を2つ以上有
する化合物とを、室温又は加温して混合、脱泡し、型に
注入し、室温又は加温してウレタン・ウレア化に基づく
鎖伸長反応、及びアロファネート・ビュレット化反応に
基づく架橋反応により得られる。
【0004】この成型法は通常、常圧で液状注型し、常
圧で硬化させて成型品を作る方法であり、製造加工設備
費や金型が比較的安価で、工程も非常に簡単な優れた成
型方法である。しかしながら、B液がアミン化合物の場
合、アミノ基とイソシアネート基の反応性が大きいた
め、A液と称される液状のウレタンプレポリマーと混合
脱泡して型に流し込むまでの間に混合液の粘度が上昇し
型に注入できなくなったする、いわゆるポットライフに
問題が有った。そのためB液のアミンとしては、活性イ
ソシアネートとの反応が比較的遅い、MBOCA(3,
3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン)がもっぱら使用されている。MBOCAは塩素を有
する芳香族アミンで、ベンゼン環と塩素の影響で活性イ
ソシアネートとの反応が比較的遅く、ポットライフは比
較的長いが、逆に脱型までに時間がかかり成型サイクル
も長くなる問題がある。そのため脱型後、硬化を完全に
するために一夜加熱養生(二次キュア)を必要としてい
る。脱型時間を短くするには加熱温度(金型温度)を1
50℃以上にすればよいが、この温度ではポットライフ
が維持できず金型に樹脂が注入し終わる前に硬化が始ま
り成型できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
実状に鑑み、成型時間が短く、即ち成型サイクルが短
く、養生(二次キュア)の必要がなく、それでいて、実
用的なポットライフを有するウレタンプレポリマー組成
物を用いた注型品の製造方法を提供する事である。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
【0007】即ち、本発明は、ポリオール(A)と多官
能イソシアネート(B)とブロック化剤(C)を必須原
料として得られるイソシアネート基がブロックされたウ
レタンプレポリマー(D)と活性水素を2個以上有する
化合物(E)とを含有してなる、無溶剤ウレタンプレポ
リマー組成物(F)を注型し、次いで加熱し、該ウレタ
ンプレポリマー(D)と該化合物(E)とを反応させる
ことからなる注型品の製造方法に関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において用いられるポリオ
ール(A)は、種々のポリオールを挙げることができる
が、特にポリアルキレンエーテルジオール(G)、ポリ
エステルジオール(H)、ポリカーボネートジオール
(I)及びこれらのジオールにラクトンモノマー(J)
を開環付加重合反応させて得られるラクトン変性ジオー
ル(K)から選ばれた一種または二種以上のポリオール
が柔軟性、弾力性、低温屈曲性等の特性を付与すること
ができることから好ましい。
【0009】本発明において用いることができるポリア
ルキレンエーテルジオール(G)としては、通常、エチ
レンオキサイド、1,2−及び1,3−プロピレンオキ
サイド、1,2−、2,3−及び1,4−ブチレンオキ
サイド、アルキルテトラヒドロフラン等の分子内環状エ
ーテル化合物の単独重合又は2種類以上のランダム共重
合、ブロック共重合等で得られるものが挙げられる。特
に1,4−ブチレンオキサイド(テトラヒドロフラン)
単独又はそれを含む2種以上のアルキレンオキサイドの
開環重合物及び付加重合物が好ましい。
【0010】ポリエステルジオール(H)としては、二
価アルコ−ルと二塩基性カルボン酸との反応生成物が挙
げられる。遊離ジカルボン酸の代わりに、対応の無水物
又は低級アルコ−ルのジエステル或いはその混合物もポ
リエステルの製造に使用することができる。
【0011】二価アルコ−ルとしては、特に限定はしな
いが、エチレングリコ−ル、1,3−及び1,2−プロ
ピレングリコ−ル、1,4−及び1,3−及び2,3−
ブチレングリコ−ル、1,5−ペンタンジオール、1,
6−ヘキサングリコ−ル、1,8−オクタンジオ−ル、
1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、
ネオペンチルグリコ−ル、シクロヘキサンジメタノ−
ル、1,4−ビス−(ヒドロキシメチル)−シクロヘキ
サン、2−メチル−1,3−プロパンジオ−ル、2,
2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオ−ル、ジエ
チレングリコ−ル、ジプロピレングリコ−ル、トリエチ
レングリコ−ル、トリプロピレングリコ−ル、ジブチレ
ングリコ−ル、ポリエチレングリコ−ル、ポリプロピレ
ングリコ−ル、ポリテトラメチレングリコ−ル等が挙げ
られる。
【0012】二塩基性カルボン酸としては、脂肪族、脂
環族、芳香族及び/又は複素環式とすることができ、不
飽和であっても或いは例えばハロゲン原子で置換されて
も良い。これらカルボン酸としては、限定はしないが、
例えばコハク酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、トリメチン酸、無水フタル酸、無水テトラヒドロフ
タル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水テトラヒドロ
イソフタル酸、無水ヘキサヒドロイソフタル酸、無水エ
ンドメチレンテトラヒドロフタル酸、無水グルタル酸、
無水マレイン酸、マレイン酸、フマル酸、ダイマ−脂肪
酸、例えばオレイン酸、ジメチルテレフタレ−ト及び混
合テレフタレ−トが挙げられる。
【0013】これらの中で特に、炭素数が2〜10のア
ルキレングリコールとアジピン酸からのポリエステルジ
オールが好ましい。
【0014】ポリカーボネートジオール(I)として
は、エチレングリコ−ル、1,3−及び1,2−プロピ
レングリコ−ル、1,4−及び1,3−及び2,3−ブ
チレングリコ−ル、1,6−ヘキサングリコ−ル、1,
8−オクタンジオ−ル、1,9−ノナンジオール、1,
10−デカンジオール、ネオペンチルグリコ−ル、シク
ロヘキサンジメタノ−ル、1,4−ビス−(ヒドロキシ
メチル)−シクロヘキサン、2−メチル−1,3−プロ
パンジオ−ル、2,2,4−トリメチル−1,3−ペン
タンジオ−ル、ジエチレングリコ−ル、ジプロピレング
リコ−ル、トリエチレングリコ−ル、トリプロピレング
リコ−ル、ジブチレングリコ−ル、ポリエチレングリコ
−ル、ポリプロピレングリコ−ル、ポリテトラメチレン
グリコ−ル等の様なジオ−ルとホスゲン、ジアリルカ−
ボネ−ト、ジアルキルカーボネートもしくは環式カ−ボ
ネ−ト(例えばエチレンカ−ボネ−ト)との反応生成物
が挙げられる。中でも炭素数が4〜10のアルキレング
リコールのポリカーボネートジオールが好ましい。
【0015】又、ラクトン変性ジオール(K)に使用さ
れるラクトンモノマーとしては、バレロラクトン、メチ
ルバレロラクトン、ε−カプロラクトン、トリメチルカ
プロラクトン等の1種又は2種以上を用いることが可能
である。特にε−カプロラクトンが、好ましく用いられ
る。ラクトンの変性量については特に限定はないが、ポ
リオール(A)100重量部にラクトンモノマー(J)
10〜100重量部を開環付加重合反応させるのが最も
好適である。
【0016】ラクトン変性方法としては特に限定はない
が、一般に無溶媒下、テトライソプロピルチタネ−ト、
テトラブチルチタネ−ト、オクチル酸第1スズ、亜鉛ア
セチルアセトネート等の触媒存在下に、ポリオール
(A)と前述した様な各種ラクトンモノマ−(J)と
を、110℃〜220℃で反応させることにより得る事
ができる。
【0017】本発明において用いられるポリオール
(A)としては、上記するように、ポリアルキレンエー
テルジオール(G)、ポリエステルジオール(H)、ポ
リカーボネートジオール(I)及びこれらのジオールに
ラクトンモノマー(J)を開環付加重合させて得られる
ラクトン変性ジオール(K)が好ましいが、上記二価ア
ルコールをそれらと併用するか、場合によって単独で用
いることもできる。
【0018】本発明において用いられる多官能イソシア
ネートとしては、特に限定はしないが、テトラメチレン
ジイソシアネ−ト、1,6−ヘキサメチレンジイソシア
ネ−ト、ドデカメチレンジイソシアネ−ト、シクロヘキ
サン−1,3−及び1,4−ジイソシアネ−ト、1−イ
ソシアナト−3−イソシアナトメチル−3,5,5−ト
リメチルシクロヘキサン(=イソホロンジイソシアネ−
ト)、ビス−(4−イソシアナトシクロヘキシル)メタ
ン(=水添MDI)、2−及び4−イソシアナトシクロ
ヘキシル−2´−イソシアナトシクロヘキシルメタン、
1,3−及び1,4−ビス−(イソシアナトメチル)−
シクロヘキサン、ビス−(4−イソシアナト−3−メチ
ルシクロヘキシル)メタン、1,3−及び1,4−テト
ラメチルキシリデンジイソシアネ−ト、2,4−及び/
または2,6−ジイソシアナトトルエン、2,2´−、
2,4´−及び/または4,4´−ジイソシアナトジフ
ェニルメタン、1,5−ナフタレンジイソシアネ−ト、
p−及びm−フェニレンジイソシアネ−ト、ダイメリル
ジイソシアネ−ト、キシリレンジイソシアネ−ト、ジフ
ェニル−4,4´−ジイソシネ−ト、カルボジイミド変
性液状MDI、ポリメリックMDI等がある。中でもベ
ンゼン環にイソシアネート基のついたいわゆる芳香族イ
ソシアネートが好ましい。
【0019】本発明におけるウレタンプレポリマーの製
造方法は特に限定はないが、例えばポリオール(A)
に、多官能イソシアネート(B)を多官能イソシアネー
ト成分とポリオール成分とのNCO基/OH基のモル比
率を5.0/1.0〜1.3/1.0の範囲で、20〜
120℃の温度で、触媒なしで或いは公知のウレタン化
触媒を用いるか或いは反応遅延剤を添加して、撹拌反応
させてウレタンプレポリマー(C)とする方法が一般的
である。
【0020】本発明に使用するブロック化剤としては、
ケトオキシム類、ラクタム類、フェノール類、ピラゾー
ル類、活性メチレン化合物類等、通常使用される公知の
イソシアネートブロック化剤が用いられる。中でも、ブ
ロック化反応が容易に進行し、又、解離温度も120〜
180℃と比較的マイルドな加熱条件で脱ブロック化が
可能という観点からケトオキシム類およびラクタム類が
好適である。中でも臭気が少ないという点でシクロヘキ
サノンオキシム、アセトキシム、ε−カプロラクタムが
特に本発明に於いて好ましいブロッキング剤である。ウ
レタンプレポリマー(D)とブロック化剤(C)を反応
させるブロック化反応条件はブロック化剤(C)成分と
ウレタンプレポリマー(D)成分とのNCO基/OH基
のモル比率を1.2/1.0〜1.0/1.0の範囲
で、20〜120℃の温度で攪拌反応させる。
【0021】本発明におけるイソシアネート基がブロッ
クされたウレタンプレポリマーは、鎖伸長剤として活性
水素を2個以上有する化合物をブレンドして使用され
る。活性水素を2個以上有する化合物の中でも特にジア
ミンが好適である。ジアミン化合物として特に代表的な
もののみを例示するにとどめれば、1,2−ジアミノエ
タン、1,2−ないしは1,3−ジアミノプロパン、
1,2−ないしは1,3−ないしは1,4−ジアミノブ
タン、1,5−ジアミノペンタン、1,6−ジアミノヘ
キサン、ピペラジン、N,N’−ビス−(2−アミノエ
チル)ピペラジン、1−アミノ−3−アミノメチル−
3,5,5−トリメチル−シクロヘキサン(=イソホロ
ンジアミン)、ビス−(4−アミノシクロヘキシル)メ
タン、ビス−(4−アミノ−3−ブチルシクロヘキシ
ル)メタン、1,2−、1,3−ないしは1,4−ジア
ミノシクロヘキサンまたは1,3−ジアミノプロパン、
ノルボルネンジアミン、4,4’−メチレン−ビス−2
−メチルシクロヘキシルアミン等が使用できる。
【0022】本発明のイソシアネート基がブロックされ
たウレタンプレポリマーとジアミンとの使用比率は本発
明のブロックされたウレタンプレポリマー成分とジアミ
ン成分のNCO基/NH2基のモル比率が1.35/
1.0〜1.0/1.0の範囲になるような比率で使用
される。
【0023】本発明では、鎖伸長剤としての活性水素を
2個以上有する化合物はジアミン化合物が好ましいが、
ジオール化合物も使用できる。ジオール化合物として
は、特に限定はしないが、エチレングリコ−ル、1,3
−及び1,2−プロピレングリコ−ル、1,4−及び
1,3−及び2,3−ブチレングリコ−ル、1,5−ペ
ンタンジオール、1,6−ヘキサングリコ−ル、1,8
−オクタンジオ−ル、1,9−ノナンジオール、1,1
0−デカンジオール、ネオペンチルグリコ−ル、シクロ
ヘキサンジメタノ−ル、1,4−ビス−(ヒドロキシメ
チル)−シクロヘキサン、2−メチル−1,3−プロパ
ンジオ−ル、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタ
ンジオ−ル、ジエチレングリコ−ル、ジプロピレングリ
コ−ル、トリエチレングリコ−ル、トリプロピレングリ
コ−ル、ジブチレングリコ−ル、ポリエチレングリコ−
ル、ポリプロピレングリコ−ル、ポリテトラメチレング
リコ−ル等も使用することができる。
【0024】尚、ウレタンプレポリマー(D)とジオー
ル化合物との使用比率は、NCO基/OH基のモル比率
が1.35/1.0〜1.0/1.0の範囲が好まし
い。
【0025】又、本発明のイソシアネート基がブロック
されたウレタンプレポリマー(A液)又は活性水素を2
個以上有する化合物(B液)には必要に応じて、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、滑剤、顔料、充填剤、
帯電防止剤、可塑剤、発泡剤その他の添加剤を加えるこ
とができる。
【0026】本発明で使用されるウレタンプレポリマー
組成物(F)は、上記のブロックウレタンプレポリマー
(D)と活性水素を2個以上有する化合物(E)とを含
有してなり、実質的に溶剤を含有しないものであり、常
温で液状のものである。しかし、比較的融点が低いも
の、即ち融点30〜100℃程度の固形のものであって
も使用することができる。尚、該組成物(F)として
は、成型時に、反応、即ちにブロックウレタンプレポリ
マー(D)の脱ブロック化反応と、イソシアネート基と
活性水素基との反応などによってポリマーが生成する
が、生成ポリマーが柔軟性を有するものとなるものが好
ましい。
【0027】本発明の注型品の製造方法は、概略以下の
通りである。本発明のウレタンプレポリマー組成物
(F)を40〜120℃に加温脱泡し、次いで100〜
230℃に加熱した金型に注入して100〜230℃で
1〜20分加熱することによって硬化させる。次いで、
100℃以下に冷却し、型を開けて成型品を取り出す。
【0028】本発明の注型品の製造方法によれば、従来
は高温で成型しようとすると、ポットライフが短くて、
成型できなかったが、高温短時間で成型でき、成型サイ
クルを短くすることが可能となり、二次キュアの必要も
なくなり、生産性の向上に寄与する事ができる。
【0029】本発明の注型品の用途は、主に製紙業で使
用される絞りロールや鉄工業で使用される圧延ロール等
のロール類、パンク防止用ソリッドタイヤ(PU充填タ
イヤ)、キャスター、キャスターなどのタイヤ類、コン
ベアベルト、ケーブル、ガイドロール、プーリー、鋼管
ライニング、ラバースクリーン、ギヤ、コネクションリ
ング、ライナー、等の各種工業用品、複写機のクリーニ
ングブレード、紙送りロール、歯付ポリウレタンベルト
等のOA機器の各種部品、スケートローラー等のスポー
ツレジャー用品等多種多様である。
【0030】
【実施例】次に、本発明の実施態様を具体的な実施例で
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。尚、実施例中の部及び%は断りのない限り重量
に関するものである。又、分子量とは水酸基価から計算
した分子量を指すものとする。
【0031】[合成例1]液状のPTMG(ポリテトラ
メチレンエーテルグリコール)(保土谷化学製PTGL
−2000 分子量2000) 500部に、2,4−
ジイソシアナトトルエン 87部(NCO/OH=2.
0)を激しく攪拌しながら投入し、100℃で4時間反
応させてウレタンプレポリマーを得た。60℃まで冷却
し、これにブロック化剤としてMEKオキシム(メチル
エチルケトンオキシム)を44部投入し70℃にて2時
間攪拌反応させた。得られたプレポリマーは液状で25
℃での粘度は479dPa.sであった。
【0032】[比較合成例1]PTMG(ポリテトラメ
チレンエーテルグリコール)(三菱化学製 PTMG−
2000 分子量2000) 500部に、2,4−ジ
イソシアナトトルエン87部(NCO/OH=2.0)
を激しく攪拌しながら投入し、100℃で4時間反応さ
せてウレタンプレポリマーを得た。得られたプレポリマ
ーは室温で徐々に固化した。
【0033】[合成例2]液状のポリエステルジオール
(大日本インキ製 ポリライト ODX−2420 分
子量2000) 500部に、2,4−ジイソシアナト
トルエン 87部(NCO/OH=2.0)を激しく攪
拌しながら投入し、100℃で4時間反応させてウレタ
ンプレポリマーを得た。60℃まで冷却し、これにブロ
ック化剤としてMEKオキシムを44部 投入し70℃
にて2時間攪拌反応させた。得られたプレポリマーは液
状で25℃での粘度は1140dPa.sであった。
【0034】[比較合成例2]固形のポリエステルジオ
ール(大日本インキ製 クリスボン CMA−44分子
量2000) 500部に、2,4−ジイソシアナトト
ルエン 87部(NCO/OH=2.0)を激しく攪拌
しながら投入し、100℃で4時間反応させてウレタン
プレポリマーを得た。得られたプレポリマーは室温で徐
々に固化した。
【0035】[合成例3]液状のポリエステルジオール
(クラレ製 クラレポリオール P−1010分子量1
000)に同重量のカプロラクトンを付加した、ラクト
ン変性ジオール500部に、2,4−ジイソシアナトト
ルエン 87部(NCO/OH=2.0)を激しく攪拌
しながら投入し、100℃で4時間反応させてウレタン
プレポリマーを得た。60℃まで冷却し、これにブロッ
ク化剤としてメチルエチルケトノキシムを44部 投入
し70℃にて2時間攪拌反応させた。得られたプレポリ
マーは液状で25℃での粘度は 825dPa.sであ
った。
【0036】[比較合成例3]ポリカプロラクトンジオ
ール(大日本インキ製 ポリライト ODX−640分
子量2000)500部に、2,4−ジイソシアナトト
ルエン 87部(NCO/OH=2.0)を激しく攪拌
しながら投入し、100℃で4時間反応させてウレタン
プレポリマーを得た。得られたプレポリマーは室温で徐
々に固化した。
【0037】[合成例4]液状のPTMG(ポリテトラ
メチレンエーテルグリコール)(保土谷化学製PTGL
−2000 分子量2000) 500部に、2,4−
ジイソシアナトトルエン 87部(NCO/OH=2.
0)を激しく攪拌しながら投入し、100℃で4時間反
応させてウレタンプレポリマーを得た。60℃まで冷却
し、ブロック化剤としてシクロヘキサノンオキシムを5
7部投入し70℃にて2時間攪拌反応させた。得られた
プレポリマーは液状で25℃での粘度は1060dP
a.sであった。
【0038】[合成例5]液状のPTMG(ポリテトラ
メチレンエーテルグリコール)(保土谷化学製PTGL
−2000 分子量2000) 500部に、2,4−
ジイソシアナトトルエン 87部(NCO/OH=2.
0)を激しく攪拌しながら投入し反応させてウレタンプ
レポリマーを得た。60℃まで冷却し、これにブロック
化剤としてε−カプロラクタム28.5部とシクロヘキ
サノンオキシムを28.5部投入し80℃にて6時間攪
拌反応させた。得られたプレポリマーは液状で25℃で
の粘度は1126dPa.sであった。
【0039】[実施例1]合成例1で得られた、プレポ
リマー100部を60℃に加温して、脱泡し、注型配合
機で約60℃に加温したジアミン(4,4’−メチレン
−ビス−2−メチルシクロヘキシルアミン)を7.6部
と混合し、160℃金型に注入し、160℃で15分間
加熱処理を行い、硬化させた。冷却後、成型品を型から
取りはずした。得られた注型品は、二次キュアの必要は
なく、比較例1で得られた従来のPTMGウレタンプレ
ポリマーのMBOCA硬化による注型品に比較して、機
械的性能で遜色無いものであった。又、JIS K−7
301による80℃のポットライフは2時間以上あっ
た。
【0040】[比較例1]比較合成例1で得られた、プ
レポリマー100部を60℃に加温して、液状にし、脱
泡し、注型配合機で約120℃に加温溶解したMBOC
Aを8.6部と混合し、金型に注入し、120℃で一次
キュアして脱型し、更に10時間100℃で二次キュア
した。又、JIS K−7301による80℃のポット
ライフは非常に短く約5分であった。
【0041】[比較例2]比較合成例1で得られた、プ
レポリマー100部を60℃に加温して液状にし、脱泡
した後、注型配合機で約60℃に加温したジアミン
(4,4’−メチレン−ビス−2−メチルシクロヘキシ
ルアミン)を7.6部と混合した。型に注入する前に、
ゲル化してしまい、成型できなかった。又、JIS K
−7301による80℃のポットライフは全く無かっ
た。
【0042】[実施例2]合成例2で得られた、プレポ
リマー100部を60℃に加温して、脱泡し、注型配合
機で約60℃に加温したジアミン(4,4’−メチレン
−ビス−2−メチルシクロヘキシルアミン)を7.6部
と混合し、160℃金型に注入し、160℃で15分間
加熱処理を行い、硬化させた。冷却後、成型品を型から
取りはずした。得られた注型品は、二次キュアの必要は
なく、比較例3で得られた従来のポリエステルタイプウ
レタンプレポリマーのMBOCA硬化による注型品に比
較して、機械的性能で遜色無いものであった。又、JI
S K−7301による80℃のポットライフは2時間
以上あった。
【0043】[比較例3]比較合成例2で得られた、プ
レポリマー100部を60℃に加温して液状にし、脱泡
した後、注型配合機で約120℃に加温溶解したMBO
CAを8.6部と混合し、金型に注入し、120℃で一
次キュアして脱型し、更に10時間100℃で二次キュ
アした。又、JIS K−7301による80℃のポッ
トライフは非常に短く約5分であった。
【0044】[比較例4]比較合成例2で得られた、プ
レポリマー100部を60℃に加温して液状にし、脱泡
した後、注型配合機で約60℃に加温したジアミン
(4,4’−メチレン−ビス−2−メチルシクロヘキシ
ルアミン)を7.6部と混合した。型に注入する前に、
ゲル化してしまい、成型できなかった。又、JIS K
−7301による80℃のポットライフは全く無かっ
た。
【0045】[実施例3]合成例3で得られた、プレポ
リマー100部を60℃に加温して、脱泡し、注型配合
機で約60℃に加温したジアミン(4,4’−メチレン
−ビス−2−メチルシクロヘキシルアミン)を7.6部
と混合し、160℃金型に注入し、160℃で15分間
加熱処理を行い、硬化させた。冷却後、成型品を型から
取りはずした。得られた注型品は、二次キュアの必要は
なく、比較例5で得られた従来のポリラクトンタイプウ
レタンプレポリマーのMBOCA硬化による注型品に比
較して、機械的性能で遜色無いものであった。又、JI
S K−7301による80℃のポットライフは2時間
以上あった。
【0046】[比較例5]比較合成例3で得られた、プ
レポリマー100部を70℃に加温して液状にし、脱泡
した後、注型配合機で約120℃に加温溶解したMBO
CAを8.6部と混合し、金型に注入し、120℃で一
次キュアして脱型し、更に10時間100℃で二次キュ
アした。又、JIS K−7301による80℃のポッ
トライフは非常に短く約5分であった。
【0047】[比較例6]比較合成例3で得られた、プ
レポリマー100部を60℃に加温して液状にし、脱泡
した後、注型配合機で約60℃に加温したジアミン
(4,4’−メチレン−ビス−2−メチルシクロヘキシ
ルアミン)を7.6部と混合した。型に注入する前に、
ゲル化してしまい、成型できなかった。又、JIS K
−7301による80℃のポットライフは全く無かっ
た。
【0048】[実施例4]合成例4で得られた、プレポ
リマー100部を60℃に加温して、脱泡し、注型配合
機で約60℃に加温したジアミン(4,4’−メチレン
−ビス−2−メチルシクロヘキシルアミン)を7.6部
と混合し、160℃金型に注入し、160℃で15分間
加熱処理を行い、硬化させた。冷却後、成型品を型から
取りはずした。得られた注型品は、二次キュアの必要は
なく、比較例1で得られた従来のポリラクトンタイプウ
レタンプレポリマーのMBOCA硬化による注型品に比
較して、機械的性能で遜色無いものであった。又、JI
S K−7301による80℃のポットライフは2時間
以上あった。
【0049】[実施例5]合成例5で得られた、プレポ
リマー100部を60℃に加温して、脱泡し、注型配合
機で約60℃に加温したジアミン(4,4’−メチレン
−ビス−2−メチルシクロヘキシルアミン)を7.6部
と混合し、160℃金型に注入し、160℃で20分間
加熱処理を行い、硬化させた。冷却後、成型品を型から
取りはずした。得られた注型品は、二次キュアの必要は
なく、比較例1で得られた従来のポリラクトンタイプウ
レタンプレポリマーのMBOCA硬化による注型品に比
較して、機械的性能で遜色無いものであった。又、JI
S K−7301による80℃のポットライフは3時間
以上あった。
【0050】
【発明の効果】本発明の製造方法は、成型サイクルを短
くすることが可能となり、二次キュアの必要もなくな
り、生産性の向上に寄与する事ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 昭文 大阪府高石市千代田2−3−6 Fターム(参考) 4F204 AA42 AB01 EA03 EA04 EB01 EF01 EF02 EK13 4J034 BA05 CA04 CA15 CA17 CB03 CB07 CC02 CC08 CC23 CC26 CC29 CC34 CC44 CC45 CC52 CC54 CC61 CC62 CC65 CC67 DA01 DB04 DB07 DF01 DF02 DF11 DF12 DF16 DF20 DF21 DF22 DG03 DG04 DG05 DG06 DG08 DG10 DG12 DH02 DH06 GA55 HA01 HA06 HA07 HB06 HC03 HC12 HC13 HC17 HC22 HC46 HC52 HC61 HC63 HC64 HC67 HC71 HC73 HD03 HD04 HD07 HD12 JA01 JA42 LA22 LA33 QB12 QD03 RA03 RA11 RA12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオール(A)と多官能イソシアネート
    (B)とブロック化剤(C)を必須原料として得られる
    イソシアネート基がブロックされたウレタンプレポリマ
    ー(D)と活性水素を2個以上有する化合物(E)とを
    含有してなる、無溶剤ウレタンプレポリマー組成物
    (F)を注型し、次いで加熱し、該ウレタンプレポリマ
    ー(D)と該化合物(E)とを反応させることからなる
    注型品の製造方法。
  2. 【請求項2】ポリオール(A)が、ポリアルキレンエー
    テルジオール(G)、ポリエステルジオール(H)、ポ
    リカーボネートジオール(I)及びこれらのジオールに
    ラクトンモノマー(J)を開環付加重合反応させて得ら
    れるラクトン変性ジオール(K)から選ばれた一種また
    は二種以上のポリオールである請求項1に記載の注型品
    の製造方法。
  3. 【請求項3】多官能イソシアネート(B)が、2,4−
    トリレンジイソシアネートである請求項1又は2に記載
    の注型品の製造方法。
  4. 【請求項4】ブロック化剤(C)が、ケトオキシム化合
    物(L)及び又はラクタム化合物(M)である請求項1
    〜3のいずれかに記載の注型品の製造方法。
  5. 【請求項5】ポリアルキレンエーテルジオール(G)
    が、テトラヒドロフランの単独又は共重合体(N)であ
    る請求項1〜4のいずれかに記載の注型品の製造方法。
  6. 【請求項6】ポリエステルジオール(H)が、炭素数2
    〜10のアルキレングリコールとアジピン酸からなるポ
    リエステルジオール(O)である請求項1〜5のいずれ
    かに記載の注型品の製造方法。
  7. 【請求項7】ポリカーボネートジオール(I)が、炭素
    数4〜10のアルキレングリコールを用いて得られるポ
    リカーボネートジオール(P)である請求項1〜6のい
    ずれかに記載の注型品の製造方法。
  8. 【請求項8】活性水素を2個以上有する化合物(E)
    が、脂肪族ジアミン(Q)及び/又はジオール(R)で
    ある請求項1〜7のいずれかに記載の注型品の製造方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010235785A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Osaka Gas Co Ltd ポリイミド樹脂前駆体及びその硬化物
WO2018207690A1 (ja) * 2017-05-11 2018-11-15 株式会社金陽社 カレンダー加工用樹脂ロール及びカレンダー加工装置
CN112358599A (zh) * 2020-11-12 2021-02-12 广东元星工业新材料有限公司 热塑性聚氨酯弹性体及其制备方法和应用

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JP2018187890A (ja) * 2017-05-11 2018-11-29 株式会社金陽社 カレンダー加工用樹脂ロール
CN112358599A (zh) * 2020-11-12 2021-02-12 广东元星工业新材料有限公司 热塑性聚氨酯弹性体及其制备方法和应用

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