JP2003095918A - ジェル状クレンジング料 - Google Patents

ジェル状クレンジング料

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JP2003095918A JP2001290194A JP2001290194A JP2003095918A JP 2003095918 A JP2003095918 A JP 2003095918A JP 2001290194 A JP2001290194 A JP 2001290194A JP 2001290194 A JP2001290194 A JP 2001290194A JP 2003095918 A JP2003095918 A JP 2003095918A
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美紀子 真野
Misaki Ishida
実咲 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時ののびが良好で、油性汚れとのなじみ
が良く、クレンジング効果が高く、使用時および洗い上
がりの感触が良く、保存安定性が良好で、安全性が高い
ジェル状クレンジング料を提供する 【解決手段】 a.常温で液状のエステル油、または常
温で液状の炭化水素油、b.ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油型非イオン性界面活性剤、c.グリセリンおよび
d.2−(メタ)アクリロイルオキシエチルホスホリル
コリンに基づく単位と(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルに基づく単位を重量比で100/0〜10/90と
して60〜100重量%含有するポリマーを含有し、a
が50〜80重量%、bが5〜20重量%、cが5〜2
0重量%、dが0.001〜1重量%であることを特徴
とするジェル状クレンジング料。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はメイクアップ化粧
料、紫外線防止化粧料および皮脂等の汚れを除去する皮
膚用のクレンジング料に関し、さらに詳しくは使用時の
のびが良好で、油性汚れとのなじみが良く、クレンジン
グ効果が高く、使用時および洗い上がりの感触に優れる
とともに、保存安定性が良好であり、安全性の高いジェ
ル状クレンジング料に関する。 【0002】 【従来の技術】メイクアップ化粧料や紫外線防止化粧料
は、肌を外界の刺激から保護し、またより美しく見せる
効果があり、現代社会の生活においては欠かせないもの
となっている。しかし、これらの化粧料は油性成分や無
機顔料成分等を多量に含んでいるため皮膚の毛穴を塞
ぎ、新陳代謝を妨げ、また化粧料自体が徐々に酸化され
て刺激性を有することがあり、長時間の使用は肌トラブ
ルの原因となる。このため1日1回はクレンジング料を
使用して、これらの化粧料を除去することが望ましい。 【0003】クレンジング料には拭き取りタイプや水ま
たはお湯で洗い流すタイプの商品があるが、近年はより
簡便でしかも肌への負担の少ない「洗い流すタイプ」の
商品が好まれるようになっている。洗い流すタイプのク
レンジング料に要求される性能としては、使用時のの
び、汚れとのなじみ易さ、洗浄性(汚れ落ち)、すすぎ
性、洗浄後の感触があり、これまで様々な組成物が検討
されてきた。 【0004】例えば特開昭62−108806号公報お
よび特開平3−161428号公報には、特定の界面活
性剤と液状油を組み合わせた液状のクレンジング料が開
示されている。しかしこれらの組成物は、使用時のの
び、汚れとのなじみ易さ、洗浄性は優れているものの、
使用後の感触は必ずしも満足なものではない。また粘度
が低いことから使用時に流れ落ち、使いにくいという問
題があった。 【0005】近年では、使用後の感触が良く使用性に優
れたジェル状のクレジング料が注目を浴びている。特開
平9−87139号公報にはアクリル酸メタクリル酸ア
ルキル共重合体、特定の界面活性剤、水溶性多価アルコ
ール、および油性成分を含有するジェル状組成物が開示
されているが、使用時ののびと保存安定性が満足なもの
ではなかった。また特開平8−127512号公報に
は、非イオン性界面活性剤、水酸基を有する水溶性化合
物、液状油、および水を含有するジェル型クレンジング
用組成物が開示されているが、使用時ののびの点で十分
でなく、ジェル状製剤に特徴的な課題である使用時のの
びと保存安定性について同時に満足させた組成物はこれ
まで得られていない。またクレンジング料は顔面に使用
することが多いため、特に眼に対してより低刺激なクレ
ンジング料の開発が望まれている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決し、使用時ののびが良好で、油性汚れとのなじみが良
く、クレンジング効果が高く、使用時および洗い上がり
の感触が良く、保存安定性が良好で、安全性が高いジェ
ル状クレンジング料を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、下記
のa、b、cおよびdを含有し、aが50〜80重量
%、bが5〜20重量%、cが5〜20重量%、dが
0.001〜1重量%であることを特徴とするジェル状
クレンジング料である。 a.25℃で液状のエステル油または炭化水素油 b.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油型非イオン性界面
活性剤 c.グリセリン d.式(1)で示される2−(メタ)アクリロイルオキ
シエチルホスホリルコリンに基づく構成単位と(メタ)
アクリル酸アルキルエステルに基づく構成単位を重量比
で100/0〜10/90として60〜100重量%含
有するポリマー 【化2】(式中R1は水素原子又はメチル基、R2、R3およびR4
は炭素数1〜8のアルキル基、nは2〜4の整数であ
る。) 【0008】 【発明の実施の形態】本発明のa成分は25℃で液状の
エステル油、または炭化水素油である。エステル油は、
カルボン酸と1〜3価のアルコールとの脱水反応やエス
テル交換反応等によって得られる構造をもつカルボン酸
エステル化合物であり、例えば、セバシン酸ジエチル、
2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸イソプロピ
ル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ミリスチン酸オ
クチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン
酸エチル、ホホバ油、ジデカン酸ネオペンチルグリコー
ル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリヘキサ
ン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル
等が挙げられる。汚れとのなじみ易さ、洗浄性(汚れ落
ち)の点から、セバシン酸ジエチル、2−エチルヘキサ
ン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸
2−エチルヘキシル、オレイン酸エチル、トリ2−エチ
ルヘキサン酸グリセリルの使用が好ましい。 【0009】また、炭化水素油は炭素数が10以上の炭
化水素化合物であり、直鎖、分岐または環状の構造であ
っても、飽和または不飽和結合を有しても良い。例えば
デカン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、テトラデ
カン、ペンタデカンなどの直鎖炭化水素化合物や、炭素
鎖に分岐を有する流動イソパラフィン、スクワランやス
クワレン等が挙げられる。汚れとのなじみ易さ、洗浄性
(汚れ落ち)の点から好ましくは流動イソパラフィン、
スクワランが挙げられる。 【0010】本発明の組成物においてa成分の含有量は
50〜80重量%、好ましくは60〜80重量%、さら
に好ましくは65〜75重量%である。50重量%未満
の場合は油性汚れとのなじみが悪く、十分なクレンジン
グ効果が得られず、80重量%を超える場合は製品の保
存安定性が悪くなる。 【0011】本発明のb成分であるポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油型非イオン性界面活性剤は、硬化ヒマシ油
にエチレンオキシドを付加することによって得られる化
合物であり、例えばポリオキシエチレン(10モル)硬
化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(20モル)硬化ヒマ
シ油、ポリオキシエチレン(40モル)硬化ヒマシ油、
ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油、ポリオ
キシエチレン(80モル)硬化ヒマシ油が挙げられる。
製品の保存安定性の点からエチレンオキシドの平均付加
モル数は10〜80、さらに好ましくは20〜60であ
る。 【0012】本発明の組成物においてb成分の含有量は
5〜20重量%、好ましくは7〜20重量%、さらに好
ましくは10〜15重量%である。5重量%未満の場合
はジェルを形成するのが困難となり、20重量%を超え
る場合はのびが悪く、使用時および洗い上がりの感触が
悪くなる。 【0013】本発明のc成分であるグリセリンの組成物
中の含有量は5〜20重量%であり、好ましくは7〜2
0重量%、さらに好ましくは10〜15重量%である。
5重量%未満の場合は製品の保存安定性が悪くなり、2
0重量%を超える場合はのびが悪くなり、クレンジング
効果も低下する。 【0014】本発明のd成分は式(1)で示される2−
(メタ)アクリロイルオキシエチルホスホリルコリン
(以下、PCと記す)に基づく構成単位と(メタ)アク
リル酸アルキルエステルに基づく構成単位を重量比で1
00/0〜10/90からなり、好ましくは100/0
〜30/70、さらに好ましくは95/5〜50/50
からなるポリマーである。該ポリマー中のPCに基づく
構成単位と(メタ)アクリル酸アルキルエステルに基づ
く構成単位の合計量は合わせて60〜100重量%であ
り、好ましくは70〜100重量%、さらに好ましくは
80〜100重量%である。また、該ポリマーの分子量
は10,000〜10,000,000が好ましく、さら
に好ましくは50,000〜5,000,000である。 【0015】PCと(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルの合計量が100重量%とならない場合は、PCおよ
び(メタ)アクリル酸アルキルエステルと他の単量体を
共重合することができる。PCおよび(メタ)アクリル
酸アルキルエステルと共重合性を有する他の単量体は、
付加重合可能な二重結合を有する化合物であり、本発明
の効果を損なわないものであればよく、例えばエチレ
ン、プロピレン、ブテン、イソブテン、スチレン等のオ
レフィン性炭化水素およびそれらの異性化オレフィン、
多量化オレフィン、またはこれらに各種誘導体を導入し
たオレフィン性化合物;アクリル酸、メタクリル酸、ビ
ニル酢酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマ
ル酸等のエチレン性不飽和カルボン酸およびそれらの多
量体、無水物、炭素数1〜6の1価アルコール以外のア
ルコールとのエステル、またはこれらにカルボニル基、
アミノ基、シアノ基、ニトリル基などを導入したエチレ
ン性不飽和カルボン酸誘導体;ビニルアルコールおよび
これと各種カルボン酸とのエステル、各種アルコールと
のエーテル、またはこれらにカルボニル基、アミノ基、
シアノ基、ニトリル基などを導入したエチレン性不飽和
カルボン酸誘導体、ビニルアルコールおよびこれらと各
種カルボン酸とのエステル、各種アルコールとのエーテ
ル、またはこれらにカルボニル基、アミノ基、シアノ
基、ニトリル基などを導入したビニルアルコール誘導体
などが挙げられる 【0016】単量体PCにおいて、R1は水素原子また
はメチル基であり、R2、R3およびR4は炭素数1〜8
のアルキル基であり、nは2〜4の整数である。好まし
くはR1、R2、R3およびR4がメチル基、n=2である
式(2)で示される2−メタクリロイルオキシエチルホ
スホリルコリン(以下、MPCと記す)である。 【0017】 【化3】 【0018】また、単量体の(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルを構成するアルコールは炭素数1〜6のアル
コールであり、好ましくは炭素数2〜5のアルコール、
さらに好ましくは炭素数3〜4のアルコールである。な
お、(メタ)アクリルはメタクリルまたはアクリルを示
す。 【0019】本発明の組成物においてd成分の含有量は
0.001〜1重量%、好ましくは0.005〜0.5
重量%、さらに好ましくは0.01〜0.1重量%であ
る。0.001重量%未満の場合は十分な保存安定性
と、安全性の改善効果が得られず、1重量%を超える場
合はのびが悪くなり、コスト的に不利になる。 【0020】なお、本発明のクレンジング料には、前記
の成分以外に必要に応じて一般に化粧料に用いられる成
分、例えば油性基剤、低級アルコール、保湿剤、水溶性
高分子、シリコーン誘導体、非イオン性界面活性剤、陰
イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面
活性剤、半極性界面活性剤、無機または有機粉末、無機
顔料、色素、無機または有機塩類、pH調製剤、殺菌
剤、キレート剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、抗炎症剤、
天然エキス、精油、香料等を本発明の性能を損なわない
範囲で含有することが可能である。 【0021】 【実施例】次に実施例によって本発明を更に詳細に説明
する。 実施例1〜7及び比較例1〜12 表1〜表3に示すクレンジング料を調製し、その特性を
評価した。表中の含有量は重量%を示す。 【0022】〈a成分〉以下に示す3種のエステル油
と、2種の炭化水素油を用いた。これらはいずれも25
℃で液状である。 〈a−1成分〉 2−エチルヘキサン酸セチル:高級アルコール工業
(株)製 「CEH」 〈a−2成分〉 パルミチン酸イソプロピル:日本油脂(株)製 「IP
P−R」 〈a−3成分〉 トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル:日本油脂(株)
製「パナセート800B」 〈a−4成分〉 流動イソパラフィン:日本油脂(株)製 「パールリー
ムEX」 〈a−5成分〉 スクワラン:スクアテック(株)製 「スーパースクワ
ラン」 【0023】〈b成分〉以下に示す3種のポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油型非イオン性界面活性剤を用いた。 〈b−1成分〉 ポリオキシエチレン(20モル)硬化ヒマシ油:東邦化
学工業(株)製「ペグノールHC−20」 〈b−2成分〉 ポリオキシエチレン(40モル)硬化ヒマシ油:日本油
脂(株)製「ユニオックスHC−40」 〈b−3成分〉 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油:日本油
脂(株)製「ユニオックスHC−60」 【0024】〈c成分〉以下に示すグリセリンを使用し
た。 〈c−1成分〉 グリセリン:日本油脂(株)製 「RG−S」 【0025】〈d成分〉以下に示す2種のポリマーを使
用した。 〈d−1成分〉 MPC 90重量%、メタクリル酸ブチル 10重量%
の構成単位で平均分子量約60万のコポリマー 〈d−2成分〉 MPC 100重量%の構成単位で平均分子量約8万の
ポリマー 【0026】〈その他成分〉 〈その他−1〉 デカメチルシクロペンタシロキサン:信越化学工業
(株)製「シリコーン KF−995」 〈その他―2〉 ポリオキシエチレン(20モル)オレイルエーテル:日
本油脂(株)製「NOFABLE EAO−8520」 〈その他−3〉 1,3−ブチレングリコール:協和発酵工業(株)製
「1,3−ブチレングリコール F」 〈その他−4〉 キサンタンガム:大日本製薬(株)製 「ケルトロール
T」 【0027】表1〜表3中の特性の評価は下記の方法で
行った。 (1)使用時ののび メイクをした20名の女性(21才〜35才)をパネラ
ーとし、クレンジング料を使用した時ののびについて下
記のように判定し、20名の平均値を求めて、平均値
1.5点以上を使用時ののびの良好なクレンジング料で
あると評価した。 2点:使用時ののびが良く軽い感触であると感じた場
合。 1点:使用時ののびがやや悪くやや重い感触であると感
じた場合。 0点:使用時ののびが悪く重い感触であると感じた場
合。 【0028】(2)汚れとのなじみ性 メイクをした20名の女性(21才〜35才)をパネラ
ーとし、クレンジング料を使用した時の汚れとのなじみ
性について下記のように判定し、20名の平均値を求め
て、平均値1.5点以上を汚れとのなじみ性が良好なク
レンジング料であると評価した。 2点:塗布後速やかにメイク汚れとなじんだと感じた場
合。 1点:ややメイク汚れとのなじみが悪いと感じた場合。 0点:明らかにメイク汚れとのなじみが悪いと感じた場
合。 【0029】(3)洗浄性 メイクをした20名の女性(21才〜35才)をパネラ
ーとし、クレンジング料を使用した時の洗浄性(汚れ落
ち)について下記のように判定し、20名の平均値を求
めて、平均値1.5点以上を洗浄性が良好なクレンジン
グ料であると評価した。 2点:十分メイク汚れが落ちたと感じた場合。 1点:ややメイク汚れの落ちが悪いと感じた場合。 0点:明らかにメイク汚れの落ちが悪いと感じた場合。 【0030】(4)すすぎ性 メイクをした20名の女性(21才〜35才)をパネラ
ーとし、クレンジング料を使用し、ぬるま湯で洗い流し
た時のすすぎ性について下記のように判定し、20名の
平均値を求めて、平均値1.5点以上をすすぎ性が良好
なクレンジング料であると評価した。 2点:すすぎ時のぬめりもなく、速やかにすすぎができ
たと感じた場合。 1点:すすぎ時にややぬめりが残り、ややすすぎ性が悪
いと感じた場合。 0点:ぬめりが落ち難く、明らかにすすぎ性が悪いと感
じた場合。 【0031】(5)使用後の感触 メイクをした20名の女性(21才〜35才)をパネラ
ーとし、クレンジング料を使用した後の感触について下
記のように判定し、20名の平均値を求めて、平均値
1.5点以上を使用後の感触が良好なクレンジング料で
あると評価した。 2点:べたつきも無く、すべすべの肌になったと感じた
場合。 1点:ややべたつきがあるもしくはやや肌がかさかさす
ると感じた場合。 0点:べたつきが多い、もしくは肌がかさかさになった
と感じた場合。 【0032】(6)保存安定性 クレンジング料を透明ガラス容器に密封して0℃、25
℃および40℃で3ヶ月間保存し、その外観を観察して
下に示す3段階で評価した。 ○:安定性良好(いずれの温度でも外観の変化がな
い。) △:安定性やや不良(いずれかの温度において若干粘度
が低下する、または若干着色を生じる。) ×:安定性不良(いずれかの温度において粘度が著しく
低下する、または分離する。もしくは着色が著しい。) 【0033】(7)眼粘膜刺激性試験 日本白色種ウサギ(1群3匹)を用いて行った。試験は
OECD毒性試験ガイドラインの試験法(405)に基
づいて実施し、試験濃度は原液とした。判定はDrai
ze法の判定基準に基づいて行い、急性眼刺激指数の最
大値(I.A.O.I値)により下記のように判定し、I.A.O.I
値2.5未満(◎、○)を刺激性の低いクレンジング料
であると評価した。 ◎: I.A.O.I値 0以上0.5未満 ○: I.A.O.I値 0.5以上2.5未満 △: I.A.O.I値 2.5以上15未満 ×: I.A.O.I値 15以上 【0034】 【表1】【0035】 【表2】 【0036】 【表3】【0037】実施例1〜7の本発明の組成物は、いずれ
も使用時ののび、汚れとのなじみ性および洗浄性に優れ
るとともに、使用後もべたつかず、肌がすべすべにな
り、保存安定性が良好で、安全性が高い。 【0038】一方、比較例1〜12の組成物は十分な性
能が得られていない。つまり、比較例1の組成物はa成
分の含有量が少ないため、汚れとのなじみ性や洗浄性が
不良であり、使用時ののびやすすぎ性も不良である。比
較例2の組成物はa成分の含有量が多いため、40℃に
おいて若干粘度が低下し、保存安定性がやや不良であ
る。比較例3の組成物はb成分の含有量が少ないため、
ジェルが形成されない。比較例4の組成物はb成分の含
有量が多いため、使用時ののび、使用後の感触、および
汚れとのなじみ性が不良である。比較例5の組成物はc
成分の含有量が少ないため、40℃において若干粘度が
低下し、経時安定性がやや不良である。比較例6の組成
物はc成分の含有量が多いため、使用時ののびや洗浄性
が不良である。比較例7の組成物はd成分を含有してい
ないため、40℃において若干粘度が低下し保存安定性
がやや不良であり、安全性の点でも不十分である。比較
例8の組成物はd成分の含有量が多いため、使用時のの
びが不良である。比較例9の組成物は、a成分の代わり
にデカメチルシクロペンタシロキサン(その他成分−
1)を含有しているため、ジェルが形成されない。比較
例10の組成物はb成分の代わりに異なる種類の非イオ
ン性界面活性剤(その他成分−2)を含有しているた
め、ジェルは形成されるものの使用時ののび、汚れとの
なじみ性、洗浄性、すすぎ性、使用後の感触がいずれも
不良である。比較例11の組成物はc成分の代わりに
1,3−ブチレングリコール(その他成分−3)を含有
しているため、ジェルが形成されない。比較例12の組
成物は、d成分の代わりに異なる構造を持つ水溶性高分
子であるキサンタンガム(その他成分−4)を含有して
いるため、安全性の点で不十分である。 【0039】 【発明の効果】本発明のジェル状クレンジング料は使用
時の肌へののび、汚れとのなじみ性および洗浄性に優れ
るとともに、使用後もべたつかず、肌がすべすべにな
り、保存安定性にも優れ、安全性の高い組成物である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】下記のa、b、cおよびdを含有し、aが
    50〜80重量%、bが5〜20重量%、cが5〜20
    重量%、dが0.001〜1重量%であることを特徴と
    するジェル状クレンジング料。 a.25℃で液状のエステル油または炭化水素油 b.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油型非イオン性界面
    活性剤 c.グリセリン d.式(1)で示される2−(メタ)アクリロイルオキ
    シエチルホスホリルコリンに基づく構成単位と(メタ)
    アクリル酸アルキルエステルに基づく構成単位を重量比
    で100/0〜10/90として60〜100重量%含
    有するポリマー 【化1】 (式中、R1は水素原子又はメチル基、R2、R3および
    4は炭素数1〜8のアルキル基、nは2〜4の整数で
    ある。)
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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