JP2003095506A - 用紙偏向装置、用紙処理装置および画像形成システム - Google Patents
用紙偏向装置、用紙処理装置および画像形成システムInfo
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Abstract
優れた用紙処理装置を提供する。 【解決手段】 搬入された用紙に対して所定の処理を施
す用紙処理装置において、用紙束に対して整合・スティ
プル処理を行うスティプル処理トレイFと、スティプル
処理トレイFで整合およびスティプル処理が施された用
紙束をそのまま排紙する搬送路Cと、用紙束を中折り処
理を行う折りプレート74側に搬送する束搬送ガイド上
下92,91と、搬送路Cと束搬送ガイド上下92,9
1とに用紙束の搬送路を切り換える分岐ガイド板54お
よび可動ガイド板55とを備え、前記分岐ガイド板54
および可動ガイド板55は束搬送ガイド上下92,91
に切り換えたとき、スティプル処理トレイFの最下流側
に位置する放出ローラ56の外周に沿って用紙束を偏向
させ、束搬送ガイド上下92,91に用紙束を導く。
Description
タ、印刷機等の画像形成装置に一体もしくは別体に設け
られ、画像形成済みの用紙(記録媒体)に対して所定の
処理を行って排紙する用紙処理装置、およびこの用紙処
理装置に使用される用紙偏向装置、前記用紙処理装置と
前記画像形成装置とからなる画像形成システムに関す
る。
流側に配置され、出力される記録紙(用紙−記録媒体)
に綴じ、穴あけなどの後処理を行う後処理装置は広く知
られている。昨今その機能は多機能化され、従来の端面
綴じに加えて中綴じ処理や中折り処理も可能としたのも
が提案されている。しかし、それらの多くは機械が大き
くなったり、あるいは複合化したために機能に制約が生
じている。
特開2000−153947公報には、装置入口部で経
路を切り替え、端面綴じ機能と中綴じ機能を全く独立し
て構成したものが開示されている。この構成では確かに
ユニット化しやすく、レスオプション対応しやすい等の
メリットがある。しかし、似通った機能を重複して持つ
ためコスト的に不利になってる。また、中綴じ時は用紙
の整合と綴じ処理を行い、その場で折りを行う構成とな
っているため、中綴じ部には、前のジョブの折りが完全
に終了するまで次ジョブの用紙を受け入れることができ
ず、生産性の向上は望めない。
に、例えば特開2000−118861公報や特開平7
−187479号公報には、下流側が高く傾いた処理ト
レイ内で端面綴じと中綴じ時の整合処理と綴じ処理を行
い、綴じ処理後、処理トレイより下方に配置された別ス
テーションへスイッチバック搬送し(端面綴じ排出とは
逆方向に搬送)、折り処理を行うものが提案されてい
る。確かにこれら公知技術では、折り機構を別に配置さ
せることによって生産性を向上させ、機構重複によるコ
ストアップを最小限に抑えている。しかし、生産性を向
上させるには折り処理部を充分長く配置する必要があ
り、綴じ処理トレイを上方に配置しているので、2つの
トレイは連続した「くの字」型となり、機械が大型化し
てしまい、省スペース化が望まれている昨今の設置状況
に応えることはできない。
2000−63031公報には、用紙束が綴じ処理トレ
イに跨った形で折り処理を行う発明が提案されている
が、これでは生産性の向上は望めない。
特開2000−86067公報には、処理トレイの共通
化、あるいは搬送路の短縮化を図る目的で、綴じ処理ト
レイの中間部よりやや上方に折りローラを配置し、直接
折り処理を行って機外に排出する発明が提案されてい
る。これらの場合、前述したように生産性の向上は望め
ないばかりか、下流側が高く傾いた処理トレイの上方に
折りローラが配置されるため実際には機械がかなり大き
くなることとなる。
るような単機能(中綴じ専用)のものでは時代のニーズ
にマッチしていないことは言うまでもない。
る発明では、 似通った機能を重複して持つためコスト的に不利であ
る。 中綴じ部に前のジョブの折りが完全に終了するまで次
ジョブの用紙を受け入れることができず、生産性の向上
は望めない。 生産性を向上させるために、折り処理部を充分長く配
置すると、機械が大型化してしまい、省スペース化を図
ることができない。 などの問題点がある。
鑑みてなされたもので、その目的は、低コストで、生産
性が高く、省スペース化に優れた用紙処理装置を提供す
ることにある。
高く、省スペース化に優れた用紙処理装置を実現できる
用紙偏向装置を提供することにある。
高く、省スペース化に優れた用紙処理システムを提供す
ることにある。
め、第1の手段は、複数の搬送経路の分岐部に設けら
れ、前記搬送経路を切り換える用紙偏向装置において、
用紙または用紙束を搬送する搬送ローラの表面と所定の
間隔をもって当該表面に沿って揺動可能に設けられた第
1の案内部材と、前記第1の案内部材を第1の搬送路に
案内する第1の位置および第2の搬送路に案内する第2
の位置に位置させる駆動手段とを備えていることを特徴
とする。
第1の案内部材が前記搬送ローラと同軸上で揺動自在に
支持されていることを特徴とする。
第1の案内部材が第2の位置に位置したとき、前記第1
の案内部材の用紙搬送方向上流側の前記搬送ローラ表面
との間隙に前記用紙または用紙束を案内し、第1の位置
に位置したとき第1の搬送路側の経路を開放する第2の
案内部材をさらに備えていることを特徴とする。
第1の案内部材が第2の位置に位置したとき、前記第2
の案内部材は第1の搬送路側の経路を閉鎖して前記第1
の案内部材との間で前記搬送ローラ表面に沿って1つの
案内経路を形成し、第2の搬送路に用紙または用紙束を
案内することを特徴とする。
第2の搬送路に用紙または用紙束を案内するとき、前記
用紙または用紙束を前記搬送ローラ側に加圧する加圧ロ
ーラを前記第2の案内部材に設けたことを特徴とする。
いて、前記第1の案内部材の第1の位置と第2の位置間
の揺動駆動、および前記第2の案内部材の第1の搬送路
側の経路の開放、閉鎖動作は、1つのカム手段によって
行われることを特徴とする。
定の処理を施す用紙処理装置において、前記用紙を一時
収納し、排出する第1の処理トレイと、前記第1の処理
トレイの用紙搬送方向下流側に設けられ、前記第1の処
理トレイ下流端部より上方に用紙束を搬送する第1の搬
送路および前記第1の処理トレイ下流端部よりも下方に
搬送する第2の搬送路と、前記第1の搬送路と第2の搬
送路とを切り換える切り換え手段とを備えていることを
特徴とする。
第1の処理トレイには第1の処理手段が、前記第2の搬
送路には第2の処理を行う第2の処理手段がそれぞれ設
けられていることを特徴とする。
定の処理を施す用紙処理装置において、用紙束に対して
第1の処理を行う第1の処理手段が設けられた第1の処
理トレイと、前記第1の処理手段で第1の処理が施さ
れ、前記第1の処理トレイから排出された用紙束をその
まま排紙する第1の搬送路と、前記用紙束に対して第2
の処理を行う第2の処理手段側に前記用紙束を搬送する
第2の搬送路と、前記第1の搬送路と前記第2の搬送路
とに用紙束の搬送路を切り換える切り換え手段とを備え
ていることを特徴とする。
おいて、前記切り換え手段は第2の搬送路に切り換えた
とき、前記第1の処理トレイの最下流側に位置する搬送
ローラの外周に沿って前記用紙束を偏向させ、第2の搬
送路に用紙束を導くことを特徴とする。
の手段において、前記切り換え手段は第2の搬送路に切
り換えたとき、用紙束の厚さ方向を規制して第2の搬送
路に用紙束を導くことを特徴とする。
前記厚さ方向の規制は搬送路の用紙厚み方向の経路幅の
縮小によって行われることを特徴とする。
記第1の搬送路は前記第1の処理トレイの下流端部から
上方に用紙束を搬送し、前記第2の搬送路は前記第1の
処理トレイの下流端部から下方に用紙束を搬送すること
を特徴とする。
は第11の手段において、前記切り換え手段は第2の搬
送路側に用紙束を導くとき、用紙束を下方に偏向させる
ことを特徴とする。
1または第14の手段において、前記切り換え手段は第
2の搬送路側に用紙束を導く場合、少なくとも90°以
上用紙束の搬送方向を偏向させることを特徴とする。
おいて、前記第1の処理手段は用紙束に対して整合処理
を行う整合機構および/または綴じ処理を行うスティプ
ラからなることを特徴とする。
おいて、前記第2の処理手段は用紙束に対して中折り処
理を行う折り機構からなることを特徴とする。
おいて、前記第1の処理トレイは用紙搬送方向上流側が
下方に、下流側が上方に位置するように傾斜して設けら
れていることを特徴とする。
おいて、前記第2の搬送路の用紙の厚さ方向の経路幅は
前記第1の搬送路の前記経路幅よりも小寸であることを
特徴とする。
おいて、前記第1の処理トレイに収納された用紙または
用紙束を前記第1または第2の搬送路方向に移動させる
移動手段を備えていることを特徴とする。
前記第1の処理トレイに収納された用紙または用紙束を
前記第1または第2の搬送路方向に移動させる移動手段
を備え、前記搬送ローラと前記移動手段を共通の駆動源
によって駆動することを特徴とする。
前記移動手段がプーリ間に張設されたベルトと、このベ
ルトに突設され、用紙または用紙束の後端部を押し上げ
る突起とからなり、前記搬送ローラと駆動側の前記プー
リとが同軸上に配置され、前記搬送ローラの周速が前記
プーリの周速よりも速くなるように設定されていること
を特徴とする。
おいて、前記第1の搬送路と前記第2の搬送路の下流側
には、用紙または用紙束を排紙する排紙口がそれぞれ設
けられていることを特徴とする。
おいて、前記切り換え手段が前記第1ないし第6のいず
れかの用紙偏向装置からなることを特徴とする。
づいて用紙に可視画像を形成する画像形成装置と、前記
画像形成装置から排紙され、導入された用紙を処理する
第7ないし第24のいずれかの手段に係る用紙処理装置
とから画像形成システムを構成したことを特徴とする。
紙束を搬送する搬送ローラの表面と所定の間隔をもって
当該表面に沿って第1の案内部材を揺動可能に設け、異
なる2つの位置をとるようにすることで、第1の搬送路
と第2の搬送路との切換が容易に行える。その際、搬送
ローラの表面に沿って案内するので、第1の案内部材の
円周方向の長さに応じて偏向角を180°程度まで自由
に設定することができる。その際、搬送ローラによって
搬送方向に案内されるので、偏向する曲率が大きい場合
でもスムーズに偏向させることが可能となり、省スペー
ス化を図ることができる。
記搬送ローラと同軸上で揺動自在に支持されているの
で、第1の案内部材の支持機構を最小限のスペースに配
置することができ、また、搬送ローラ表面と第1の案内
部材との間隔を一定に保持することができる。
第1の案内部材が第2の位置に位置したとき、第1の案
内部材の用紙搬送方向上流側の搬送ローラ表面との間隙
に用紙または用紙束を案内するので、確実に用紙または
用紙束を第2の搬送路に案内することができる。また、
第2の案内部材は、第1の位置に位置したときには第1
の搬送路側の経路を開放するので、第1の搬送路に用紙
束を導く際に障害となることはない。
2の位置に位置したとき、第2の案内部材は第1の搬送
路側の経路を閉鎖して第1の案内部材との間で搬送ロー
ラ表面に沿って1つの案内経路を形成するので、確実に
第2の搬送路に用紙または用紙束を案内することができ
る。
または用紙束を案内するとき、用紙または用紙束を搬送
ローラ側に加圧する加圧ローラが第2の案内部材に設け
られているので、搬送ローラと加圧ローラで用紙または
用紙束を所定圧で挟持して確実に搬送することができ
る。
1の位置と第2の位置間の揺動駆動、および第2の案内
部材の第1の搬送路側の経路の開放、閉鎖動作は、1つ
のカム手段によって行われるので、駆動タイミングがず
れることもなく、低コストで確実に前記駆動、あるいは
前記開放、閉鎖動作を行うことができる。
排出する第1の処理トレイと、第1の処理トレイの用紙
搬送方向下流側に設けられ、第1の処理トレイ下流端部
より上方に用紙束を搬送する第1の搬送路および第1の
処理トレイ下流端部よりも下方に搬送する第2の搬送路
と、第1の搬送路と第2の搬送路とを切り換える切り換
え手段とを備えているので、用紙束の搬送方向を第1の
処理トレイより上方と下方に切り換え手段によって容易
に切り換えることができる。
は第1の処理手段が、第2の搬送路には第2の処理を行
う第2の処理手段がそれぞれ設けられているので、第1
の処理手段で処理した用紙束については、そのまま第1
の搬送路に搬送し、第2の処理が必要であれば第1の処
理手段で処理した上で、連続して第2の搬送路に搬送し
て処理することができ、効率的な処理が選択的に行え
る。
の処理を行う第1の処理手段が設けられた第1の処理ト
レイと、第1の処理手段で第1の処理が施され、第1の
処理トレイから排出された用紙束をそのまま排紙する第
1の搬送路と、用紙束に対して第2の処理を行う第2の
処理手段側に前記用紙束を搬送する第2の搬送路と、第
1の搬送路と第2の搬送路とに用紙束の搬送路を切り換
える切り換え手段とを備えているので、第1の処理トレ
イで第1の処理が施された用紙束を他の処理を加えずに
そのまま排紙するか、第2の処理を行う第2の手段側に
搬送するかを第1および第2の搬送路の切り換えで容易
に選択できる。
2の搬送路に切り換えたとき、第1の処理トレイの最下
流側に位置する搬送ローラの外周に沿って前記用紙束を
偏向させるので偏向角が大きい場合でも用紙束を確実に
第2の搬送路に導くことができる。
先端部は、用紙束が複数の用紙を積層して形成され、ま
た、先端側に綴じ処理などが施されているわけでないの
で、まとまらずばらばらの形態であることが多いが、用
紙束の先端部の厚さ方向を規制し、ばらばらにならない
ようにして第2の搬送路に導くことができ、これにより
用紙ジャムの発生を抑えることができる。
搬送路の用紙厚み方向の経路幅を縮小し、経路形状によ
って行うようにしたので、規制ための部材や手段を特に
設ける必要がない。
れ、他の処理が不要な用紙束は上方の第1の搬送路へ搬
送し、第1の処理が施され、さらに第2の処理が必要な
用紙束は下方の第2の搬送路へと方向を変えて搬送する
ので、処理の種類を搬送方向の切り換えよって選択でき
る。
2の搬送路側に用紙束を導くとき、用紙束を下方に偏向
させ、そのまま第2の搬送路に用紙束を案内することが
できる。
2の搬送路側に用紙束を導く場合、少なくとも90°以
上用紙束の搬送方向を偏向させるので、第2の搬送路や
第2の処理手段を装置内に設けるときの自由度を大きく
することができる。
用紙束に対して整合処理を行う整合機構および/または
綴じ処理を行うスティプラからなるので、次の処理の有
無に応じて整合した用紙に対して、例えば端面綴じや中
綴じを行うことができる。
用紙束に対して中折り処理を行う折り機構からなるの
で、例えば第1の処理手段で中綴じされた用紙束に対し
て中折りし、簡易製本を行うことができる。
は用紙搬送方向上流側が下方に、下流側が上方に位置す
るように傾斜して設けられているので、第1の処理トレ
イで処理された用紙束は上方に位置する第1の処理トレ
イの下流側からそのまま上方に搬送して排紙し、あるい
は、上方に位置する第1の処理トレイの下流側から下方
に搬送して第1の処理トレイとは干渉しない第1の処理
トレイの下方に設けられた第2の処理手段で第2の処理
を行うことができる。
第2の搬送路の用紙の厚さ方向の経路幅は前記第1の搬
送路の前記経路幅よりも小寸に設定されているので、そ
のまま排紙する第1の搬送路では、大寸に形成された搬
送路の内壁と用紙束の干渉もしくは摩擦を抑制し、小寸
に形成された第2の搬送路では、用紙束の搬送性が向上
し、用紙束は第2の処理を施す際にばらばらにならず、
まとまって処理しやすい状態になる。
に収納された用紙または用紙束を第1または第2の搬送
路方向に移動させる移動手段を備えているので、用紙束
を確実に第1または第2の搬送路に送り込むことができ
る。
に収納された用紙または用紙束を第1または第2の搬送
路方向に移動させる移動手段を備え、搬送ローラと移動
手段を共通の駆動源によって駆動するので、用紙束を確
実に第1または第2の搬送路に送り込むことができると
ともに、第2の搬送路に送り込む際には、搬送ローラと
移動手段を共通の駆動源によって駆動することから、簡
単な機構で確実に同期を取ることができる。
間に張設されたベルトと、このベルトに突設され、用紙
または用紙束の後端部を押し上げる突起とからなり、用
紙または用紙束は、ベルトによって押し上げられ、次い
でベルトと同期して回転する搬送ローラによってベルト
の搬送速度よりも速い速度で搬送されるので、第2の搬
送路側にベルトの突起と干渉することなく用紙を送り込
むことができる。
2の搬送路の下流側には、用紙または用紙束を排紙する
排紙口がそれぞれ設けられているので、処理が異なるも
のが混じることのないように集積することが可能とな
る。また、中折り処理(簡易製本処理)を施した第2の
搬送路からの排紙口、すなわち下方に位置する排紙口か
ら排紙するようにすることにより、使用頻度の低い方を
下方に、使用頻度の高い方を上方へと配置することによ
り、使用性に優れた用紙処理装置とすることができる。
記第1ないし第6のいずれかの手段に係る用紙偏向装置
からなるので、第1ないし第6の手段に係る前記用紙偏
向装置によって奏される効果を有する用紙処理装置を得
ることができる。
報に基づいて用紙に可視画像を形成する画像形成装置
と、前記画像形成装置から排紙され、導入された用紙を
処理する第7ないし第24のいずれかの手段に係る用紙
処理装置とから画像形成システムを構成したので、第7
ないし第24の用紙処理装置によって奏される効果を有
する画像処理システムを得ることができる。
ラは放出ローラ56に、第1の案内部材は可動ガイド5
5に、第1の搬送路は搬送路Cに、第2の搬送路は中折
り処理トレイGを構成する束搬送ガイド板下91および
束搬送ガイド板上92に、駆動手段はスプリング58,
59、リンクアーム60、カム61および束分岐駆動モ
ータ161に、搬送ローラと同軸の軸は放出ベルト駆動
プーリ62の駆動軸(放出軸)65に、第2の案内部材
は分岐ガイド板54に、加圧ローラは加圧コロ57に、
カム手段はカム61に、第1の処理トレイはスティプル
処理トレイFに、切り換え手段は可動ガイド55および
分岐ガイド板54に、第1の処理手段は端面綴じスティ
プラS1、中綴じスティプラS2およびジョガーフェン
ス53に、第2の処理手段は折り機構に、折り機構は折
りプレート74およびその駆動機構である折りプレート
駆動カム75、リンクアーム76および折りプレート駆
動モータ166に、移動手段は放出爪52a、放出ベル
ト52および放出モータ157に、駆動源は放出モータ
157および駆動軸(放出軸)65に、プーリ間に張設
されたベルトは放出ベルト52に、用紙または用紙束の
後端部を押し上げる突起は放出爪52aに、排紙口はシ
フト排紙ローラ6または下排紙ローラ83からの排出部
にそれぞれ対応する。
図面を参照して説明する。
紙後処理装置と画像形成装置とからなる画像形成システ
ムのシステム構成を示す図であり、図では、用紙後処理
装置の全体と画像形成装置の一部を示している。
像形成装置PRの側部に取付けられており、画像形成装
置PRから排出された記録媒体、ここでは用紙は用紙後
処理装置PDに導かれる。前記用紙は、1枚の用紙に後
処理を施す後処理手段(この実施形態では穿孔手段とし
てのパンチユニット100)を有する搬送路Aを通り、
上トレイ201へ導く搬送路B、シフトトレイ202へ
導く搬送路C、整合およびスティプル綴じ等を行う処理
トレイF(以下スティプル処理トレイとも称する)へ導
く搬送路Dへ、それぞれ分岐爪15および分岐爪16に
よって振り分けられるように構成されている。
レイFへ導かれ、スティプル処理トレイで整合およびス
ティプル等を施された用紙は、偏向手段である分岐ガイ
ド板54と可動ガイド55により、シフトトレイ202
へ導く搬送路C、折り等を施す処理トレイG(以下、中
折り処理トレイとも称する)へ振り分けられるように構
成され、中折り処理トレイGで折り等を施された用紙は
搬送路Hを通り下トレイ203へ導かれる。また、搬送
路D内には分岐爪17が配置され、図示しない低荷重バ
ネにより図の状態に保持されており、用紙後端がこれを
通過した後、搬送ローラ9、10、スティプル排紙ロー
ラ11の内少なくとも搬送ローラ9を逆転することで後
端を用紙収容部Eへ導き滞留させ、次用紙と重ね合せて
搬送することが可能なように構成されている。この動作
を繰り返すことによって2枚以上の用紙を重ね合せて搬
送することも可能である。
で各々に対し共通な搬送路Aには、画像形成装置から受
け入れる用紙を検出する入口センサ301、その下流に
入口ローラ1、パンチユニット100、パンチかすホッ
パ101、搬送ローラ2、分岐爪15および分岐爪16
が順次配置されている。分岐爪15、分岐爪16は図示
しないバネにより図1の状態に保持されており、図示し
ないソレノイドをONすることにより、分岐爪15は上
方に、分岐爪16は下方に、各々回動することによっ
て、搬送路B、搬送路C、搬送路Dへ用紙を振り分け
る。
は図1の状態で前記ソレノイドはOFF、搬送路Cへ用
紙を導く場合は、図1の状態から前記ソレノイドをON
することにより、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下
方にそれぞれ回動した状態となり、搬送路Dへ用紙を導
く場合は、分岐爪16は図1の状態で前記ソレノイドは
OFF、分岐爪15は図1の状態から前記ソレノイドを
ONすることにより、上方に回動した状態となる。
穴明け(パンチユニット100)、用紙揃え+端部綴じ
(ジョガーフェンス53、端面綴じスティプラS1)、
用紙揃え+中綴じ(ジョガーフェンス53、中綴じステ
ィプラS2)、用紙の仕分け(シフトトレイ202)、
中折り(折りプレート74、折りローラ81、82)な
どの各処理を行うことができる。
入力された画像データに基づいて感光体ドラムなどの画
像形成媒体に光書き込みを行って感光体ドラム表面に潜
像を形成し、形成された潜像をトナー現像して用紙など
の記録媒体に転写し、定着して排紙するいわゆる電子写
真プロセスを使用した画像形成装置であり、電子写真プ
ロセスを使用した画像形成装置自体は公知なので、ここ
での詳細な構成の説明と図示は省略する。なお、この実
施形態では、電子写真プロセスを使用した画像形成装置
を例示しているが、そのほかに、インクジェットや印刷
機などの公知の画像形成装置および印刷機(プリンタ)
を使用したシステムでも良いことはいうまでもない。
レイ排紙部Iは、シフト排紙ローラ6と、戻しコロ13
と、紙面検知センサ330と、シフトトレイ202と、
図2に示すシフト機構Jと、図3に示すシフトトレイ昇
降機構Kとにより構成される。なお、図2はシフト機構
Jの詳細を示す要部を拡大した斜視図、図3はシフトト
レイ昇降機構Kの要部を拡大した斜視図である。
ト排紙ローラ6から排出された用紙と接して前記用紙の
後端を図2に示すエンドフェンス32に突き当てて揃え
るためのスポンジ製のコロを示す。この戻しコロ13
は、シフト排紙ローラ6の回転力で回転するようになっ
ている。戻しコロ13の近傍にはトレイ上昇リミットス
イッチ333が設けられており、シフトトレイ202が
上昇して戻しコロ13を押し上げると、前記トレイ上昇
リミットスイッチ333がオンしてトレイ昇降モータ1
68が停止する。これによりシフトトレイ202のオー
バーランが防止される。また、戻しコロ13の近傍に
は、図1に示すように、シフトトレイ202上に排紙さ
れた用紙もしくは用紙束の紙面位置を検知する紙面位置
検知手段としての紙面検知センサ330が設けられてい
る。
知センサ330は、図3に示す紙面検知レバー30と、
紙面検知センサ(スティプル用)330aと紙面検知セ
ンサ(ノンスティプル用)330bとから構成されてい
る。紙面検知レバー30は、レバーの軸部を中心に回動
可能に設けられ、シフトトレイ202に積載された用紙
の後端上面に接触する接触部30aと扇形の遮蔽部30
bとを備えている。上方に位置する紙面検知センサ(ス
ティプル用)330aは主にスティプル排紙制御に用い
られ、紙面検知センサ(ノンスティプル用)330bは
主にシフト排紙制御に用いられる。
プル用)330aおよび紙面検知センサ(ノンスティプ
ル用)330bは、遮蔽部30bによって遮られたとき
にオンするようになっている。したがって、シフトトレ
イ202が上昇して紙面検知レバー30の接触部30a
が上方に回動すると、紙面検知センサ(スティプル用)
330aがオフし、さらに回動すると紙面検知センサ
(ノンスティプル用)330bがオンする。用紙の積載
量が所定の高さに達したことが紙面検知センサ(スティ
プル用)330aと紙面検知センサ(ノンスティプル
用)330bによって検知されると、シフトトレイ20
2はトレイ昇降モータ168の駆動により所定量下降す
る。これにより、シフトトレイ202の紙面位置は略一
定に保たれる。
る。
駆動ユニットLにより駆動軸21が駆動されることによ
り昇降する。駆動軸21と従動軸22との間にはタイミ
ングベルト23がタイミングプーリを介してテンション
をもって掛けられ、このタイミングベルト23にシフト
トレイ202を支持する側板24が固定されている。こ
のように構成することにより、シフトトレイ202を含
むユニットが昇降可能にタイミングベルト23に吊り下
げられている。
8とウォームギア25とから構成され、駆動源としての
正逆転可能なトレイ昇降モータ168で発生した動力
が、ウォームギヤ25を介して駆動軸21に固定された
ギヤ列の最終ギヤに伝達され、シフトトレイ202を上
下方向に移動させるるようになっている。動力伝達系統
がウォームギヤ25を介しているため、シフトトレイ2
02を一定位置に保持することができ、このギア構成に
より、シフトトレイ202の不意の落下事故等を防止す
ることが可能となっている。
板24aが一体に形成され、下方には積載用紙の満載を
検出する満杯検知センサ334と下限位置を検出する下
限センサ335が配置されており、遮蔽板24aによっ
て満杯検知センサ334と下限センサ335とがオン・
オフされるようになっている。満杯検知センサ334と
下限センサ335はフォトセンサであり、遮蔽板24a
によって遮られたときにオンするようになっている。な
お、図3において、シフト排紙ローラ6は省略してい
る。
は図2に示すように、シフトモータ169とシフトカム
31とからなり、シフトモータ169を駆動源としてシ
フトカム31を回転させることにより、シフトトレイ2
02は用紙排紙方向と直交する方向に往復動する。シフ
トカム31には回転軸中心から一定量離れた位置にピン
31aが立てられ、そのピン31aの他端部がエンドフ
ェンス32の係合部材32aの長孔部32bに遊嵌され
ている。係合部材32aはエンドフェンス32の背面
(シフトトレイ202が位置しない側の面)に固定さ
れ、前記シフトカム31のピン31aの回動位置に応じ
て、用紙排紙方向と直交する方向に往復動し、これにと
もなってシフトトレイ202も用紙排紙方向と直交する
方向に移動する。シフトトレイ202は図1において手
前側と奥側の2つの位置で停止し(図2のシフトカム3
1の拡大図に対応)、その停止制御はシフトカム31の
切り欠きをシフトセンサ336により検出し、この検出
信号に基づいてシフトモータ169をON、OFF制御
することにより行われる。
フトトレイ202の案内用の突条32cが設けられ、シ
フトトレイ202の後端部がこの突条32cに上下動自
在に遊嵌され、これにより、シフトトレイ202は上下
動可能かつ用紙搬送方向と直交する方向に往復動可能に
エンドフェンス32に支持される。なお、エンドフェン
ス32はシフトトレイ202上の積載紙の後端をガイド
し、後端を揃える機能を有する。
図である。
ラ6は、駆動ローラ6aと従動ローラ6bを有し、従動
ローラ6bは用紙排出方向上流側を支持され、上下方向
に揺動自在設けられた開閉ガイド板33の自由端部に回
転自在に支持されている。従動ローラ6bは自重または
付勢力により駆動ローラ6aに当接し、用紙は両ローラ
6a、6b間に挟持されて排出される。綴じ処理された
用紙束が排出される時は、開閉ガイド板33が上方に引
き上げられ、所定のタイミングで戻されるようになって
おり、このタイミングはシフト排紙センサ303の検知
信号に基づいて決定される。その停止位置は排紙ガイド
板開閉センサ331の検知信号に基づいて決定され、排
紙ガイド板開閉モータ167により駆動される。なお、
排紙ガイド板開閉モータ167は排紙ガイド板開閉リミ
ットスイッチ332のオンオフにより駆動制御される。
詳細に説明する。
搬送面に垂直な方向から見た平面図、図6はスティプル
処理トレイFとその駆動機構を示す斜視図、図7は用紙
束の放出機構を示す斜視図である。まず、図6に示すよ
うに、スティプル排紙ローラ11によってスティプル処
理トレイFへ導かれた用紙は、スティプル処理トレイF
上に順次積載される。この場合、用紙ごとに叩きコロ1
2で縦方向(用紙搬送方向)の整合が行われ、ジョガー
フェンス53によって横方向(用紙搬送方向と直交する
方向−用紙幅方向とも称す)の整合が行われる。ジョブ
の切れ目、すなわち、用紙束の最終紙から次の用紙束先
頭紙までの間で、制御装置350(図23参照)からの
スティプル信号により端面綴じスティプラS1が駆動さ
れ、綴じ処理が行われる。綴じ処理が行われた用紙束
は、ただちに放出爪52aが突設された放出ベルト52
によりシフト排紙ローラ6へ送られ、受取り位置にセッ
トされているシフトトレイ202に排出される。
ンサ311によりそのホームポジションが検知されるよ
うになっており、この放出ベルトHPセンサ311は放
出ベルト52に設けられた放出爪52aによりオン・オ
フする。タイミングベルトからなるこの放出ベルト52
の外周上には対向する位置に2つの放出爪52aが配置
され、スティプル処理トレイFに収容された用紙束を交
互に移動搬送する。また必要に応じて放出ベルト52を
逆回転し、これから用紙束を移動するように待機してい
る放出爪52aと対向側の放出爪52a’の背面でステ
ィプル処理トレイFに収容された用紙束の搬送方向先端
を揃えるようにすることもできる。したがって、この放
出爪52aは用紙束の用紙搬送方向の揃え手段としても
機能する。
7により駆動される放出ベルト52の駆動軸である放出
軸65には、用紙幅方向の整合中心に放出ベルト52と
その駆動プーリ62とが配置され、駆動プーリ62に対
して対称に放出ローラ56が配置、固定されている。さ
らに、これらの放出ローラ56の周速は放出ベルト52
の周速より速くなるように設定されている。
力をタイミングベルト、タイミングプーリ62を介して
伝達されている。ここではタイミングプーリ(駆動側の
プーリ)62と放出ローラ56は同一軸(放出軸65)
に配置したことで構成される。放出ローラ56と放出ベ
ルトの速度関係を変更する場合等は放出ローラ56を前
記放出軸65上に空転可能とし、放出ローラ56に対し
放出モータ157から分割された駆動力を伝達して減速
比の設定に自由度を持たせても良い。
高摩擦部材で形成され、従動ローラである加圧コロ57
の自重あるいは付勢力で、両者間に挟持された用紙ある
いは用紙束に対して搬送力を発生できる。
叩きSOL(ソレノイド)170によって振り子運動を
与えられ、スティプル処理トレイFへ送り込まれた用紙
に間欠的に作用して用紙を後端フェンス51に突き当て
る。なお、叩きコロ12は反時計回りに回転する。
ョガーモータ158によりタイミングベルトを介して駆
動され、用紙幅方向に往復移動する。
プラS1を移動機構とともに示す斜視図から分かるよう
に、正逆転可能なスティプラ移動モータ159によりタ
イミングベルトを介して駆動され、用紙端部の所定位置
を綴じるために用紙幅方向に移動する。その移動範囲の
一側端には、端面綴じスティプラS1のホームポジショ
ンを検出するスティプラ移動HPセンサ312が設けら
れており、用紙幅方向の綴じ位置は、前記ホームポジシ
ョンからの端面綴じスティプラS1移動量により制御さ
れる。端面綴じスティプラS1は、図9の斜視図に示す
ように針の打ち込み角度を用紙端部と平行あるいは斜め
に変更できるように、さらには、前記ホームポジション
位置でスティプラS1の綴じ機構部だけを所定角度斜め
に回転させ、スティプル針の交換が容易にできるように
構成されている。スティプラS1は斜めモータ160に
よって斜め回転し、針交換位置センサ313によって所
定の斜めの角度に、あるいは、前記針の交換位置まで達
したことが検出されると、斜めモータ160は停止す
る。斜め打ちが終了し、あるいは針交換が終了すると、
元の位置まで回転して次のスティプルに備える。
示すように、後端フェンス51から中綴じスティプラS
2の針打ち位置までの距離が、中綴じ可能な最大用紙サ
イズの搬送方向長の半分に相当する距離以上となるよう
に配置され、かつ、用紙幅方向の整合中心に対して対称
に2つ配置され、ステー63に固定されている。中綴じ
スティプラS2自体は公知の構成なので、ここでは詳細
についての説明は省略するが、中綴じを行う場合、ジョ
ガーフェンス53で用紙の搬送方向に直交する方向が整
合され、後端フェンス51と叩きコロ5で用紙の搬送方
向が整合された後、放出ベルト52を駆動して放出爪5
2で用紙束の後端部を持ち上げ、中綴じスティプラS2
の綴じ位置に用紙束の搬送方向の中央部が位置するよう
にし、この位置で停止して、綴じ動作を実行させる。そ
して、綴じられた用紙束は、中折り処理トレイG側に搬
送され、中折りされる。詳細は後述する。
後側板であり、符号310はスティプル処理トレイF上
の用紙の有無を検出する紙有無センサである。
は用紙の中央部で中折りされる。この中折りは中折り処
理トレイGで行われる。そのためには、綴じた用紙束を
中折り処理トレイGに搬送する必要がある。この実施形
態では、スティプル処理トレイFの搬送方向最下流側
に、用紙束偏向手段が設けられ、中折り処理トレイG側
に用紙束を搬送する。
ティプル処理トレイFと中折り処理トレイG部分の拡大
図に示すように分岐ガイド板54と可動ガイド55とか
らなる。分岐ガイド板54は図10ないし図12の動作
説明図に示すように支点54aを中心に上下方向に揺動
自在に設けられ、その下流側に回転自在な加圧コロ57
が設けられ、スプリング58により放出ローラ56側に
加圧される。また、分岐ガイド板54の位置は、束分岐
駆動モータ161より駆動力を得て回転するカム61の
カム面61aとの当接位置によって規定される。
に揺動自在に支持され、可動ガイド55の一端(分岐ガ
イド板54とは反対側の端部)には連結部60aで回動
自在に連結されたリンクアーム60が設けられている。
リンクアーム60は図5に示す前側板64aに固定され
た軸と長孔部60bでされており、これにより可動ガイ
ド55の揺動範囲は規制される。また、スプリング59
により下方に付勢されることによって図10の位置に保
持される。さらに、束分岐駆動モータ161より駆動を
得て回転するカム61のカム面61bによりリンクアー
ム60が押されると、連結されている可動ガイド55は
上方へ回動する。束分岐ガイドHPセンサ315はカム
61の遮蔽部61cを検知してカム61のホームポジシ
ョンを検知する。これにより、カム61はそのホームポ
ジションを基準として束分岐駆動モータ161の駆動パ
ルスをカウントすることにより、停止位置の制御が行わ
れる。この制御については後述する。
位置した時の分岐ガイド板54と可動ガイド55の位置
関係を示す動作説明図である。可動ガイド55のガイド
面55aは放出ローラ56の表面と所定の間隔をおいて
離間した曲面状に形成され、分岐ガイド板55の加圧コ
ロ57設置部より用紙搬送方向下流側は放出ローラ56
の表面の曲率に準じた曲面に形成されているが、上流側
は平面状に形成され、シフト排紙ローラ6への経路にお
いて、用紙をガイドする機能を有する。この状態は、用
紙束を搬送路Cに送り込むときの状態であり、可動ガイ
ド55はスティプル処理トレイFから搬送路Cに用紙束
が送り出される経路から十分に後退し、また、分岐ガイ
ド板54も放出ローラ56の表面から十分に後退し、ス
ティプル処理トレイFから搬送路Cに用紙束を送り出す
経路を十分に開放している。この開放幅は、一般には端
面綴じスティプラS1の綴じ能力によって決められる
が、通常の厚さのコピー用紙50枚以下が一般的であ
る。
前記した分岐ガイド板54により用紙先端の方向を変更
された用紙先端を受け取り、小径Rによるヘアピンター
ンを可能としている。また、この可動ガイド55は前記
カム61により駆動されるが、カム61のホームポジシ
ョンでは、図示せぬ付き当て板に付き当てられ、加圧ス
プリング59によりCCW方向に保持されている。
り、分岐ガイド板54が支点54aを中心として図にお
いて反時計方向(下方)へ回動し、加圧コロ57が放出
ローラ56側に接触して加圧している状態を示す動作説
明図である。カム61がCW方向に回転するとまず分岐
ガイド板54がカム面61aに沿って開放状態から加圧
状態に変移する(図11)。さらに更に回転するとカム
面61bがリンクアーム60を押し上げる。これにより
可動ガイド55も回動することになる。(図11) 図12は、カム61がさらに回転することにより、可動
ガイド55が図において時計方向(上方)に回動し、ス
ティプル処理トレイFから中折り処理トレイGに導く経
路を分岐ガイド板54と可動ガイド55とで形成した状
態を示す動作説明図である。また、図5には奥行き方向
の位置関係を示す。
整合及びスティプル綴じ等を施された用紙をシフトトレ
イ202へ導く搬送路Cへ送り込む位置で、図12が中
折り処理トレイGへ送り込む搬送路へ用紙を送り込むこ
とができる位置となる。また、可動ガイド55が回動す
るスペースを可動ガイド1側面55aにより塞ぐことが
可能となっている。これにより可動ガイド55が回動す
る隙間を塞ぐことができ、用紙を中折り処理トレイGへ
導く際、スムーズに送り込むことが可能となる。このよ
うに、分岐ガイド板54と可動ガイド55の動作に順序
をつけることで互いにオーバーラップすることが可能と
なり円滑な搬送路を形成できる。
板54の開放状態に比べて用紙束の搬送方向に対して斜
めの方向から放出ローラ56の表面に圧接し、用紙束の
先端部はいわばくさび状に規制されて加圧コロ57位置
に導かれる。用紙束は、中折り処理トレイG側に搬送さ
れるときには、用紙束の中央部が綴じられ、用紙束の先
端部はフリーの状態であるが、前述のように規制され、
さらに加圧コロ57によって加圧された状態で可動ガイ
ド55と放出ローラ66の間隙に導入される。これによ
り、用紙束の先端部はばらばらにならずに可動ガイド5
5と放出ローラ66の間隙に入り込み、可動ガイド55
によってターン(偏向)して中折り処理トレイG側に搬
送される。したがって、搬送角度は、可動ガイド55の
角度θ、言い換えれば可動ガイド55の円周方向の長さ
寸法によって自由に設定することができる。ただし、他
の機構との関係で180°程度が限界である。
した分岐爪15,16などによって可能ではあるが分岐
爪では自身が搬送力を持たないので、数枚から数十枚の
用紙束を大きな角度で変更させると、外周側と内周側の
摩擦力の違いによってジャムが生じることが多く、90
°以上の大きな角度の偏向には分岐爪は不適である。
動ガイド55は1つの駆動モータにより動作するが、個
々に駆動モータを設けて、用紙サイズや綴じ枚数に応じ
て、移動タイミングや停止位置を制御可能に構成しても
良い。
74の移動機構の動作説明図である。
bに立てられた各2本の軸64cに長孔部74aを遊嵌
することにより支持され、さらに、折りプレート74か
ら立設された軸部74bがリンクアーム76の長孔部7
6bに遊嵌され、リンクアーム76が支点76aを中心
に揺動することにより、折りプレート74は図13およ
び図14中を左右に往復移動する。すなわち、リンクア
ーム76の長孔部76cに折りプレート駆動カム75の
軸部75bは遊嵌されており、折りプレート駆動カム7
5の回転運動によりリンクアーム76は揺動し、これに
応じて、図15において、折りプレート74は束搬送ガ
イド板下上91,92に対して垂直な方向に往復動す
る。
駆動モータ166により図13中の矢印方向に回転す
る。その停止位置は半月形状の遮蔽部75a両端部を折
りプレートHPセンサ325により検知することで決定
される。
から完全に退避したホームポジション位置を示す。折り
プレート駆動カム75を矢印方向に回転させると折りプ
レート74は矢印方向に移動し、処理トレイGの用紙束
収容領域に突出する。図14は、処理トレイGの用紙束
中央を折りローラ81のニップに押し込む位置を示す。
折りプレート駆動カム75を矢印方向に回転させると折
りプレート74は矢印方向に移動し、処理トレイGの用
紙束収容領域から退避する。
は用紙束を折ることを前提にしているが、この発明は1
枚の用紙を折る場合でも適用できる。この場合は、1枚
だけで中綴じが不要なので、1枚排紙された時点で中折
り処理取り柄G側に送り込み、折りプレート74と折り
ローラとによって折り処理を実行して下トレイに排紙す
るようにする。
り処理トレイGを一体的に引き出してジャム処理、部品
のメンテナンス、あるいは取り替えができるようにした
本実施形態に係る支持機構を示す要部斜視図である。
Fと中折り処理トレイGは放出ローラ56の表面の円弧
を屈曲部として中折り処理トレイG側が垂直に、スティ
プル処理トレイF側が急角度で傾斜した状態に配置さ
れ、一体化されている。図16では、端面しか図示して
いないが、奥行き方向に少なくとも図5に示したスティ
プル処理トレイFの幅分のスティプル処理トレイFと中
折り処理トレイGが収納される。スティプル処理トレイ
Fの傾斜角は小さい方が垂直投影面積が小さくなり、ひ
いては占有床面積が小さくなるので望ましい。しかし、
この実施形態では、図13および図14に示した折り機
構、すなわち、折りプレート74、リンクアーム76、
折りプレート駆動カム75および折りプレート駆動モー
タ166を、中折り処理トレイG(束搬送ガイド板下上
91,92)とスティプル処理トレイFの間の空間に設
ける。その際、これらの折り機構を、端面綴じスティプ
ラS1と中綴じスティプラS2の間に位置させる。そし
て、折り機構のいずれかの構成部品とスティプル処理ト
レイFのいずれかの構成部品とが干渉しない最小の角度
にスティプル処理トレイFの中折り処理トレイGに対す
る傾斜角を設定する。このようにして傾斜して設けたス
ティプル処理トレイFの下方に折り機構を設けることに
より、最小の垂直投影面積内にスティプル処理トレイF
と中折り処理トレイGと折り手段とを配置することが可
能になる。
が折りプレートによって折る位置に用紙束の中央部を位
置させる必要がある。そのため、本実施形態では、束搬
送ガイド板下91に可動後端フェンス73を設け、この
可動後端フェンス73に用紙束の後端(折り処理後後
端、搬送時には先端になる)を当接させ、この当接した
状態で上下方向に移動させて折り位置に用紙束の中心が
位置するように制御している。
73aと従動プーリ73bとの間に張設された駆動ベル
ト73cに固定され、図示しない後端フェンス移動モー
タによって上下方向に駆動される。これらの可動後端フ
ェンス73の駆動機構は、前述の折り機構と同様に、ス
ティプル処理トレイFと中折り処理トレイGとの間の空
間に配置され、垂直投影面積が増加しないように配慮さ
れている。
処理トレイFと中折り処理トレイGとからなるユニット
Uは、用紙後処理装置PDの開口部67から奥行き方向
に設けた2本の支持レール66に図16において手前方
向に引き出し可能に支持させる。また、束搬送ガイド板
下上91,92は、前記ユニットUの奥側で図示しない
ヒンジを介して手前側を開放端として取り付ける。ま
た、開放端のロックとして例えばマグネットを使用す
る。
た場合、前記ユニットUを引き出してジャム処理を行う
ことができる。その際、中折り処理トレイG側で用紙ジ
ャムが生じた場合には、前記ユニットUを半分程度引き
出すと、束搬送ガイド板下上91,92はジャム処理を
行うに足るだけ開放されるので、短時間でジャム処理が
可能になる。また、ジャム処理が終了すると、前記ユニ
ットUを押し込めば、束搬送ガイド板下上91,92が
開口部67の縁部に当接して自動的に閉鎖され、マグネ
ットによって自動的にロックされるので、束搬送ガイド
板下上91,92の閉め忘れによって次工程に進むこと
ができないという事態が生じることはない。
レール66は開口部66の中折り処理トレイG側に2本
設けているが、上部に2本設けても、その他の部位に設
けてもよい。適切な配設個所は、前記ユニットUの各部
の配設位置に応じて適宜設定される。
ル処理トレイFを中折り処理トレイGと折り機構との関
係で傾斜角を大きく、逆にいうとスティプル処理トレイ
Fを中折り処理トレイGとの間の角度をできるだけ小さ
く設定し、斜めに配置している。このように斜めに配置
すると、空間の利用効率で考えると、スティプル処理ト
レイFの下側は前述のように中折り処理トレイGが配置
されるので、スティプル処理トレイFの上側の空間の利
用が問題となる。そこで、この実施形態では、搬送路D
と用紙収容部Eをそれぞれ前記スティプル処理トレイF
に対して平行になるように設け、さらに、図1において
右上に当たる空間にパンチかすユニット101のかす受
け101aを斜めに伸ばして設け、効率のよい空間利用
を図っている。
は、用紙サイズが大きければ用紙反転部Eから用紙の搬
送方向後端部が突出した状態で次の用紙の到着を待つ
が、用紙収容部Eが用紙後処理装置PDの右上に配置さ
れているので、下側に十分な空間を確保することがで
き、用紙ジャムが発生する虞はない。
構が端面綴じスティプラS1と中綴じスティプラS2と
の間に設けられているので、用紙サイズが大きくとも折
りプレート74の下側に十分なスペースをとることがで
き、束搬送ガイド板下上91,92によって垂直に搬送
しても用紙先端部の下側に十分な空間を確保することが
できる。
0、I/Oインターフェース370等を有するマイクロ
コンピュータからなり、画像形成装置PR本体のコント
ロールパネルの各スイッチ等、および入口センサ30
1、上排紙センサ302、シフト排紙センサ303、プ
レスタックセンサ304、スティプル排紙センサ30
5、紙有無センサ310、放出ベルトホームポジション
センサ311、スティプル移動ホームポジションセンサ
312、スティプラ斜めホームポジションセンサ31
3、ジョガーフェンスホームポジションセンサ314、
束分岐ガイドホームポジションセンサ315、束到達セ
ンサ321、可動後端フェンスホームポジションセンサ
322、折り部通過センサ323、下排紙センサ32
4、折りプレートホームポジションセンサ325、紙面
検知センサ330,330a,330b、排紙ガイド板
開閉センサ331等の各センサからの信号がI/Oイン
ターフェース370を介してCPU360へ入力され
る。
て、シフトトレイ202用のトレイ昇降モータ168、
開閉ガイド板を開閉する排紙ガイド板開閉モータ16
7、シフトトレイ202を移動するシフトモータ16
9、叩きコロ12を駆動する図示しない叩きコロモー
タ、叩きSOL170等の各ソレノイド、各搬送ローラ
を駆動する搬送モータ、各排紙ローラを駆動する排紙モ
ータ、放出ベルト52を駆動する放出モータ157、端
面綴じスティプラS1を移動するスティプラ移動モータ
159、端面綴じスティプラS1を斜めに回転させる斜
めモータ160、ジョガーフェンス53を移動するジョ
ガーモータ158、分岐ガイド板54および可動ガイド
55を回動する束分岐駆動モータ161、その束を搬送
する搬送ローラを駆動する図示しない束搬送モータ、可
動後端フェンス73を移動させる図示しない後端フェン
ス移動モータ、折りプレート74を移動させる折りプレ
ート駆動モータ166、折りローラ81を駆動する図示
しない折りローラ駆動モータ等の駆動を制御する。ステ
ィプル排紙ローラを駆動する図示しないスティプル搬送
モータのパルス信号はCPU360に入力されてカウン
トされ、このカウントに応じて叩きSOL170および
ジョガーモータ158が制御される。
モータを制御することによりCPU360の指示によっ
て穴明けを実行する。
PU360が図示しないROMに書き込まれたプログラ
ムを、図示しないRAMをワークエリアとして使用しな
がら実行することにより行われる。
に係る用紙後処理装置の動作について説明する。
をとる。
は、搬送路Aから搬送路Bを通り、上トレイ201へ用
紙を綴じないで排出するモードである。このモードで
は、分岐爪15が図1において時計方向に回動し、搬送
路B側が開放された状態になる。このときの処理手順を
図18のフローチャートに示す。
が画像形成装置PR側から搬入される状態になると、用
紙後処理装置PDの搬送路Aの入口ローラ1および搬送
ローラ2、搬送路Bの搬送ローラ3および上排紙ローラ
4がそれぞれ回転を開始する(ステップS101)。そ
して、入口センサ301のオン、オフ(ステップS10
2,S103)と上排紙センサ302のオン、オフ(ス
テップS104,S105)をチェックして、用紙の通
過を確認し、最終紙が通過し(ステップS107)、所
定時間経過すると、前記各ローラ、すなわち、入口ロー
ラ1、搬送ローラ2、搬送ローラ3および上排紙ローラ
4の回転を停止させる。これにより、画像形成装置から
搬入されてきた用紙を全て上トレイ201に綴じること
なく排紙し、積載する。なお、この実施形態では、パン
チユニット100が入口ローラ1と搬送ローラ2間に設
けられているので、この間にパンチユニット100によ
って穴あけすることもできる。
は、用紙を綴じることなく搬送路Aから搬送路Cを経
て、シフトトレイ202へ排出するモードである。この
モードでは、分岐爪15が反時計方向、分岐爪16が時
計方向にそれぞれ回動し、搬送路Cが開放された状態に
なる。このときの処理手順を図19のフローチャートに
示す。
が画像形成装置PR側から搬入される状態になると、用
紙後処理装置PDの搬送路Aの入口ローラ1および搬送
ローラ2、搬送路Cの搬送ローラ5およびシフト排紙ロ
ーラ6がそれぞれ回転を開始する(ステップS20
1)。そして、分岐爪15および16を駆動するソレノ
イドをオンにして(ステップS202)分岐爪15を反
時計方向、分岐爪16を時計方向にそれぞれ回動させ
る。次いで、入口センサ301のオン、オフ(ステップ
S203,S204)とシフト排紙センサ303のオ
ン、オフ(ステップS205,S206)をチェックし
て、搬入されてきた用紙の通過を確認する。
7)、所定時間経過すると、前記各ローラ、すなわち、
入口ローラ1、搬送ローラ2、搬送ローラ5およびシフ
ト排紙ローラ6の回転を停止させ(ステップS20
8)、分岐爪15,16を駆動するソレノイドをオフに
する(ステップS209)。これにより、画像形成装置
PRから搬入されてきた用紙を全てシフトトレイ202
に綴じることなく排紙し、積載する。なお、この実施形
態では、パンチユニット100が入口ローラ1と搬送ロ
ーラ2間に設けられているので、この間にパンチユニッ
ト100によって穴あけすることもできる。
は、用紙を搬送路Aから搬送路Cを経てシフトトレイ2
02へ排出するモードであるが、その際、シフトトレイ
202を部の区切れ毎に排紙方向と直交方向に揺動さ
せ、シフトトレイ202上に排出される用紙を仕分ける
モードである。このモードでは、ノンスティプルモード
Bと同様に、分岐爪15が反時計方向、分岐爪16が時
計方向にそれぞれ回動し、搬送路Cが開放された状態に
なる。このときの処理手順を図20のフローチャートに
示す。
が画像形成装置PR側から搬入される状態になると、用
紙後処理装置PDの搬送路Aの入口ローラ1および搬送
ローラ2、搬送路Cの搬送ローラ5およびシフト排紙ロ
ーラ6がそれぞれ回転を開始する(ステップS30
1)。そして、分岐爪15および16を駆動するソレノ
イドをオンにして(ステップS302)分岐爪15を反
時計方向、分岐爪16を時計方向にそれぞれ回動させ
る。そして、入口センサ301のオン、オフ(ステップ
S303,S304)とシフト排紙センサ303のオン
(ステップS305)をチェックする。
03を通過した用紙が部の先頭の用紙であれば(ステッ
プS306−Y)、シフトモータ169をオンし(ステ
ップS307)、シフトセンサ336がシフトトレイ2
02を検出するまでシフトトレイ202を用紙搬送方向
と直交する方向に移動させる(ステップS309)。そ
して、用紙をシフトトレイ202に排紙し、シフト排紙
センサ303がオフになり、用紙がシフト排紙センサ3
03の通過が確認されると(ステップS310)、その
用紙が最終紙かどうかをチェックする(ステップS31
1)。最終紙でなければ、この場合、先頭の用紙なの
で、部が1枚でなければ、ステップS303に戻って以
降の処理を繰り返し、部が1枚で構成されていれば、ス
テップS312の処理を実行する。 一方、ステップS
306でシフト排紙センサ303を通過した用紙が部の
先頭紙でなければ、すでにシフトトレイ202は移動し
ているので、そのまま排紙し(ステップS310)、そ
の排紙した用紙が最終紙かどうかをチェックする(ステ
ップS311)。最終紙でなければ、次の用紙に対して
ステップS303からの処理を繰り返し、最終紙であれ
ば(ステップS311−Y)、最終紙が通過して所定時
間経過した時点で、前記各ローラ、すなわち、入口ロー
ラ1、搬送ローラ2、搬送ローラ5およびシフト排紙ロ
ーラ6の回転を停止させ(ステップS312)、分岐爪
15,16を駆動するソレノイドをオフにする(ステッ
プS313)。これにより、画像形成装置から搬入され
てきた用紙を全てシフトトレイ202に綴じることなく
排紙し、仕分けして積載する。なお、この場合もパンチ
ユニット100によって穴あけした用紙のソートやスタ
ックが可能である。
紙を搬送路Aと搬送路Dを経てスティプル処理トレイF
に搬送し、スティプル処理トレイFで整合および綴じ処
理を行った後、搬送路Cを通ってシフトトレイ202へ
排出するモードである。このモードでは、分岐爪15と
分岐爪16はともに反時計方向に回動し、搬送路Aから
Dに至る経路が開放された状態になる。このときの処理
手順を図21に示す。
が画像形成装置側PRから搬入される状態になると、用
紙後処理装置PDの搬送路Aの入口ローラ1および搬送
ローラ2、搬送路Dの搬送ローラ7,9,10およびス
ティプル排紙ローラ11、スティプル処理トレイFの叩
きコロ12がそれぞれ回転を開始する(ステップS40
1)。そして、分岐爪15を駆動するソレノイドをオン
にして(ステップS402)分岐爪15を反時計方向に
回動させる。
プラ移動HPセンサ312で検知し、ホームポジション
を確認した後、スティプラ移動モータ159を駆動して
端面綴じスティプラS1を綴じ位置に移動させる(ステ
ップS403)。また、放出ベルト52のホームポジシ
ョンも放出ベルトHPセンサ311で検知し、その位置
を確認した後、放出モータ157を駆動して待機位置に
放出ベルト52を移動させる(ステップS404)。ま
た、ジョガーフェンス53もジョガーフェンスHPセン
サでホームポジション位置を検出した後、待機位置に移
動させる(ステップS405)。さらに、分岐ガイド板
54と可動ガイド55をホームポジションに移動させる
(ステップS406)。
(ステップS407,S408)、スティプル排紙セン
サ305がオン(ステップS409)、シフト排紙セン
サ303がオフ(ステップS410)であれば、スティ
プル処理トレイFに用紙が排紙され、用紙が存在してい
るので、叩きソレノイド170を所定時間オンにし、叩
きソレノイド12を用紙に接触させ、後端フェンス51
側に付勢して、用紙後端を揃える(ステップS41
1)。次いで、ジョガーモータ158を駆動することに
よってジョガーフェンス53を所定量内側に移動させて
用紙の幅方向(用紙搬送方向に直交する方向)の揃え動
作を行った後、待機位置に戻す(ステップS412)。
これによりスティプル処理トレイFに送り込まれた用紙
の縦横(搬送方向に平行な方向と直交する方向)が揃え
られる。これらステップS407からステップS413
までの動作を1枚毎に繰り返し、部の最終紙になると
(ステップS413−Y)、ジョガーフェンス53を所
定量内側に移動させて用紙端面がずれない状態にし(ス
テップS414)、この状態で端面綴じスティプラS1
をオンにして端面綴じを実行する(ステップS41
5)。
せて(ステップS416)排紙スペースを確保し、シフ
ト排紙モータを駆動してシフト排紙ローラ6の回転を開
始させ(ステップS417)、さらに放出モータ157
をオンにして放出ベルト52を所定量回転させ(ステッ
プS418)、綴じられた用紙束を搬送路C方向に押し
上げる。これにより、用紙束はシフト排紙ローラ6のニ
ップに挟まれてシフトトレイ202への排紙動作が行わ
れる。そして、シフト排紙センサ303がオンになり
(ステップS419)、用紙束がセンサ303位置に進
入し、シフト排紙センサ303がオフになって用紙束が
センサ303位置を抜けたことが確認されると(ステッ
プS420)、用紙束はシフト排紙ローラ6によってシ
フトトレイへの排紙が完了する状態になっているので、
放出ベルト52およびジョガーフェンス53を待機位置
に移動させ(ステップS421,S422)、シフト排
紙ローラ6の回転を所定時間経過後停止させ(ステップ
S423)、シフトトレイ202を用紙受け入れ位置に
上昇させる(ステップS424)。この上昇位置は、紙
面検知センサ330によってシフトトレイ202上に積
載された用紙束の最上位の用紙の上面を検知することに
より制御される。これらの一連を動作をジョブの最終部
まで繰り返す(ステップS425)。
プラS1、放出ベルト52、ジョガーフェンス53をそ
れぞれホームポジションに移動させ(ステップS42
6,S427,S428)、入口ローラ1、搬送ローラ
2,7,9,10、スティプル排紙ローラ11および叩
きコロ12の回転を停止させ(ステップS429)、分
岐爪15の分岐ソレノイドをオフにして(ステップS4
30)全て初期状態に戻して処理を終える。
れてきた用紙をスティプル処理トレイFで綴じ処理を行
ってシフトトレイ202に排紙して積載する。なお、こ
の場合もパンチユニット100によって穴あけした用紙
の綴じ処理が可能である。
トレイFの動作をさらに詳細に説明する。
示すように、ジョガーフェンス53はホームポジション
より移動し、スティプル処理トレイFに排出される用紙
幅より片側7mm離れた待機位置で待機する(ステップ
S405)。用紙がスティプル排紙ローラ11によって
搬送され、用紙後端がスティプル排紙センサ305を通
過すると(ステップS409)、ジョガーフェンス53
が待機位置から5mm内側に移動して停止する。
後端通過時点にそれを検知し、その信号がCPU360
に入力される。CPU360ではこの信号の受信時点か
らスティプル排紙ローラ11を駆動する図示しないステ
ィプル搬送モータからの発信パルス数をカウントし、所
定パルス発信後に叩きSOL170をオンさせる(ステ
ップS412)。叩きコロ12は、叩きSOL170の
オン・オフにより振り子運動をし、オン時には用紙を叩
いて下方向に戻し、後端フェンス51に突き当てて紙揃
えを行う。このとき、スティプル処理トレイFに収容さ
れる用紙が入口センサ301あるいはスティプル排紙セ
ンサ305を通過するたびにその信号がCPU360に
入力され、用紙枚数がカウントされる。
過後、ジョガーフェンス53は、ジョガーモータ158
によってさらに2.6mm内側に移動して一旦停止し、
横揃えが終了する。ジョガーフェンス53はその後7.
6mm外側に移動して待機位置に戻り、次の用紙を待つ
(ステップS412)。この動作を最終頁まで行う(ス
テップS413)。その後、再び7mm内側に移動して
停止し(ステップS414)、用紙束の両側端を押えて
スティプル動作に備える。その後、所定時間後に図示し
ないスティプルモータにより端面綴じスティプラS1が
作動し、綴じ処理が行われる(ステップS415)。こ
のとき2ヶ所以上の綴じが指定されていれば、1ヶ所の
綴じ処理が終了した後、スティプル移動モータ159が
駆動され、端面綴じスティプラS1が用紙後端に沿って
適正位置まで移動され、2ヶ所目の綴じ処理が行なわれ
る。また、3ヶ所目以降が指定されている場合は、これ
を繰返す。
が駆動され、放出ベルト52が駆動される(ステップS
418)。このとき、排紙モータも駆動され、放出爪5
2aにより持ち上げられた用紙束を受け入れるべくシフ
ト排紙ローラ6が回転し始める(ステップS417)。
このとき、ジョガーフェンス53は用紙サイズおよび綴
じ枚数に基づいて異なる制御が行われる。例えば、綴じ
枚数が設定枚数より少ない、あるいは設定サイズより小
さい場合には、ジョガーフェンス53により用紙束を押
えながら放出爪52aにより用紙束後端を引っかけ搬送
する。
ベルトHPセンサ311による検知より所定パルス後に
ジョガーフェンス53を2mm退避させジョガーフェン
ス53による用紙への拘束を解除する。この所定パルス
は、放出爪52aが用紙後端と接触してからジョガーフ
ェンス53の先端を抜ける間で設定されている。
いは設定サイズより大きい場合には、予めジョガーフェ
ンス53を2mm退避させ、放出を行う。いずれの場合
も用紙束がジョガーフェンス53を抜けきると、ジョガ
ーフェンス53は、さらに5mm外側に移動して待機位
置に復帰し(ステップS422)、次の用紙に備える。
なお、用紙に対するジョガーフェンス53の距離により
拘束力を調整することも可能である。
紙を搬送路Aと搬送路Dを経てスティプル処理トレイF
に搬送し、スティプル処理トレイFで整合および中央綴
じを行った後、さらに中折り処理トレイGで中折りし、
中折りされた用紙束を搬送路Hを経て下トレイ203へ
排出するモードである。このモードでは、分岐爪15と
分岐爪16はともに反時計方向に回動し、搬送路Aから
Dに至る経路が開放された状態になる。また、分岐ガイ
ド板54と可動ガイド板55が後述の図25に示すよう
に閉鎖状態となって用紙束を中折り処理トレイGに導
き、中折りが行われる。このときの処理手順を図22に
示す。
が画像形成装置PR側から搬入される状態になると、用
紙後処理装置PDの搬送路Aの入口ローラ1および搬送
ローラ2、搬送路Dの搬送ローラ7,9,10およびス
ティプル排紙ローラ11、スティプル処理トレイFの叩
きコロ12がそれぞれ回転を開始する(ステップS50
1)。そして、分岐爪15を駆動するソレノイドをオン
にして(ステップS502)分岐爪15を反時計方向に
回動させる。
ンも放出ベルトHPセンサ311で検知し、その位置を
確認した後、放出モータ157を駆動して放出ベルト5
2を待機位置に、また、ジョガーフェンス53もジョガ
ーフェンスHPセンサでホームポジション位置を検出し
た後、待機位置に、さらに、分岐ガイド板54と可動ガ
イド55をホームポジションにそれぞれ移動させる(ス
テップS503,S504,S505)。
(ステップS506,S507)、スティプル排紙セン
サ305がオン(ステップS508)、シフト排紙セン
サ303がオフ(ステップS509)であれば、スティ
プル処理トレイFに用紙が排紙され、用紙が存在してい
るので、叩きソレノイド170を所定時間オンにし、叩
きソレノイド12を用紙に接触させ、後端フェンス51
側に付勢して、用紙後端を揃える(ステップS51
0)。次いで、ジョガーモータ158を駆動することに
よってジョガーフェンス53を所定量内側に移動させて
用紙の幅方向(用紙搬送方向に直交する方向)の揃え動
作を行った後、待機位置に戻す(ステップS511)。
これによりスティプル処理トレイFに送り込まれた用紙
の縦横(搬送方向に平行な方向と直交する方向)が揃え
られる。
12までの動作を1枚毎に繰り返し、部の最終紙になる
と(ステップS512−Y)、ジョガーフェンス53を
所定量内側に移動させて用紙端面がずれない状態にし
(ステップS513)、この状態で放出モータ157を
オンにすることにより放出ベルト52を所定量回転させ
(ステップS514)、中綴じスティプラS2の綴じ位
置まで用紙束を上昇させる。そして、用紙束の中央部で
中綴じスティプラS2をオンし、中綴じを行う(ステッ
プS515)。次いで、分岐ガイド板54と可動ガイド
55を所定量を変位させて中折り処理トレイGに向かう
経路を形成し(ステップS516)、中折り処理トレイ
Gの束搬送ローラ上、下71,72の回転を開始させ、
中折り処理トレイGに設けられている可動後端フェンス
73のホームポジションを検知した後、当該可動後端フ
ェンス73を待機位置に移動させる。
紙束受け入れ体制が整えられると、放出ベルト52をさ
らに所定量回転させ(ステップS519)、放出ローラ
56と加圧ローラ57に加え込ませ、中折り処理トレイ
G側に用紙束を搬送する。用紙先端が束到達センサ32
1位置に達し(ステップS520)、所定距離搬送した
ら、束搬送ローラ上、下71,72の回転を停止させ
(ステップS521)、束搬送ローラ下72の加圧状態
を解除させる(ステップS522)。次いで、折りプレ
ート74による折り動作を開始し(ステップS52
3)、折りローラ81,82および下排紙ローラ83の
回転を開始させる(ステップS524)。そして、折り
部通過センサ323によって中折りされた用紙束の通過
を監視し(ステップS525,S526)、折り部通過
センサ323位置を用紙束の後端が通過すると(ステッ
プS526−Y)、束搬送ローラ下72を加圧し(ステ
ップS527)、折りプレート74、分岐ガイド板54
および可動ガイド板55をホームポジションに移動させ
る(ステップS528,S529)。
24によって監視し(ステップS530,531)、下
排紙センサ324を用紙束後端が通過すると(ステップ
S531−Y)、折りローラ81,82、下排紙ローラ
83をさらに所定時間回転させた後、停止させる(ステ
ップS532)。次いで、放出ベルト52とジョガーフ
ェンス53を待機位置に移動させる(ステップS53
4,S535)。そして、ジョブの最終部かどうかをチ
ェックし(ステップS535)、ジョブの最終部でなけ
ればステップS506に戻って以降の処理を繰り返し、
最終部であれば、放出ベルト52およびジョガーフェン
ス53をホームポジションに移動させ(ステップS53
6,S537)、入口ローラ1,搬送ローラ2,7,
9,10、スティプル排紙ローラ11および叩きコロ1
2の回転を停止し(ステップS538)、分岐爪15の
分岐ソレノイドをオフにして(ステップS539)すべ
て初期状態に戻して処理を終える。
てきた用紙をスティプル処理トレイFで中綴じし、中折
り処理トレイGで中折りした後、下トレイ203上に中
折りされた用紙束を排紙して積載する。
作制御 図30は、分岐ガイド板54と可動ガイド55とからな
る束分岐ガイドのイニシャル処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。図10ないし図12に用紙束偏向機
構の構成とカム61、分岐ガイド板54および可動ガイ
ド55の動作について説明したが、このときのCPU3
60の制御は図30のようにして行われる。
1cを検出する束分岐ガイドホームポジションセンサ3
15のオンオフをチェックし(ステップS601)、オ
ンであれば、言い換えれば遮蔽部61cを束分岐ガイド
ホームポジションセンサ315が検出すれば(ステップ
S601−Y)、束分岐駆動モータ161を反時計方向
(図11の矢印方向に対応)に回転させる(ステップS
602)。そして、束分岐ガイドホームポジションセン
サ315がオフになった時点(ステップS603−Y)
で束分岐駆動モータ161を停止させる(ステップS6
04)。この状態が図10の状態である。
ームポジションセンサ315がオフであれば、束分岐駆
動モータ161を時計方向(図11では反矢印方向に対
応)に回転させ(ステップS605)、束分岐ガイドホ
ームポジションセンサ315がオンになった時点(ステ
ップS606−Y)で束分岐駆動モータ161を停止さ
せ(ステップS607)、さらに反時計方向に駆動して
(ステップS602)束分岐ガイドホームポジションセ
ンサ315がオフになった時点で停止させる(ステップ
S603,S604)。これにより、カム61の初期位
置、言い換えれば分岐ガイド板54と可動ガイド55の
初期位置が設定される。
搬送制御、すなわち放出ベルト52による移送と、分岐
ガイド板54および可動ガイド55による偏向動作の制
御手順を示すフローチャートである。
て(ステップS701)、画像形成装置PR本体側から
ジョブエンド信号が送られているかどうかをチェックす
る(ステップS702)。そして、ジョブエンド信号を
受信していれば、さらに最終紙がスティプル処理トレイ
Fに収納されてたかどうかをチェックし(ステップS7
03)、最終紙が収納された時点で放出モータ157に
よって放出ベルト52を駆動し、用紙束を中綴じ位置に
移動させる(ステップS704)。用紙束の移動が完了
すると(ステップS705)、中綴じスティプラS2に
よって綴じ動作を実行する(ステップS706)。中綴
じが完了すると(ステップS707)、束分岐駆動モー
タ161を駆動して前述の図10の位置から図12の位
置になるようにカムを動作させ、分岐ガイド板54と可
動ガイド55とを用紙束偏向位置に変更する(ステップ
S708)。
テップS709)、放出ベルト52を放出モータ157
によって駆動し、中綴じした位置から用紙束を上方に放
出する(ステップS710)。その際、放出ベルト52
は用紙サイズに応じて設定された所定距離移動した時点
で一旦停止し(ステップS711)、その後、用紙束
は、放出ローラ56と加圧コロ57、および束搬送ロー
ラ上下71,72によって所定の折り位置まで搬送され
る。次いで、次ジョブがあるかどうかをチェックし(ス
テップS712)、次ジョブがあれば、次ジョブに備
え、放出ベルト52は待機位置(図26)まで移動する
(ステップS713)。そして、分岐ガイド板54と可
動ガイド55は初期位置(図10)に戻って搬送路C側
を開放する(ステップS714)。また、前記ステップ
S712で、次ジョブがなければ図30に示したイニシ
ャル動作へ以降する(ステップS715)。
の詳細 この中折りモード時の綴じ動作と折り動作についてさら
に詳細に説明する。
り分けられた用紙は、搬送路Dに導かれ、搬送ローラ
7,9,10およびスティプル排紙ローラ11によりス
ティプル処理トレイFに排出される。スティプル処理ト
レイFでは、のスティプルモード時と同様に排紙ロー
ラ11により順次排出される用紙を整合し、スティプル
する直前までは同様の動作をする(図23参照)。その
後、図24に示すように用紙束は放出爪52aにより用
紙サイズ毎に設定された距離だけ搬送方向下流へ運ば
れ、その中央を中綴じスティプラS2により綴じ処理さ
れる。綴じられた用紙束は放出爪52aにより搬送方向
下流側へ用紙サイズ毎に設定された所定距離搬送され、
一旦停止する。この移動距離は放出モータ157の駆動
パルスにより管理される。
端部は放出ローラ56と加圧コロ57により挟持され、
分岐ガイド板54と可動ガイド55とが回動することに
よって形成される経路、すなわち中折り処理トレイGへ
導かれる経路を通過するように再度放出爪52aと放出
ローラ56により下流へ搬送される。この放出ローラ5
6は前述のように放出ベルト52の駆動軸(放出軸)6
5に設けられ、放出ベルト52と同期して駆動される。
そして、図26に示すように、その用紙束は束搬送ロー
ラ上71と束搬送ローラ下72により、予めその用紙サ
イズに応じた位置にホームポジションから移動し、下側
の端面をガイドするために停止している可動後端フェン
ス73まで搬送される。このとき、放出爪52aは、放
出ベルト52の外周上に対向する位置に配置されたもう
1つの放出爪52a’が後端フェンス51近傍に達した
位置で停止し、分岐ガイド板54と可動ガイド55はホ
ームポジションへ復帰し、次の用紙に備える。
3に突き当てられた用紙束は、束搬送ローラ下72の加
圧が解除され、その後、図28に示すように、綴じられ
た針部近傍が折りプレート74により略直角方向に押さ
れ、対向する折りローラ81のニップへと導かれる。予
め回転している折りローラ81は、ニップに導かれた用
紙束を加圧搬送することによって用紙束の中央に折りを
施す。
れた用紙束は搬送路Hに設けられた第2の折りローラ8
2により折りぐせを強化され、下排紙ローラ83により
下トレイ203へ排出される。このとき、用紙束後端が
折り部通過センサ323に検知されると、折りプレート
74と可動後端フェンス73はホームポジションに復帰
し、束搬送ローラ下72の加圧は復帰され、次の用紙に
備える。また、次のジョブが同用紙サイズ同枚数であれ
ば、可動後端フェンス73はその位置で待機しても良
い。
は、折りプレート74と第1および第2の折りローラ8
1,82によって行われるが、図1に示すように第2の
折りローラ82と下排紙ローラ83は、エンドフェンス
32あるいはシフトトレイ202の基部の筐体側面SB
Aよりも側方に突出した位置に設けられ、かつ、下トレ
イ203の先端部はシフトトレイ202の先端部の鉛直
下方と同一位置、もしくは同一位置よりも用紙後処理装
置PD本体側に位置し、シフトトレイ202で規定され
る垂直投影面積よりも垂直投影面積が大きくならないよ
うに意図されている。
紙ローラ83とを前記筐体側板SBAよりも側方に突出
させて、複数段にわたる折りローラによって十分な折り
処理を可能としている。その際、中折りにより用紙束の
サイズが半分になるので、下トレイ203のトレイサイ
ズもそのサイズに最大処理サイズの半分でよく、前述の
ように下トレイ203の先端部をシフトトレイ202の
先端部から突出させることなく、前述の折りローラ82
と下排紙ローラ83の設置空間を無理なく確保できる。
そのため、シフトトレイ202の最大下降位置より下側
の筐体側面SBBは、前記筐体側面SBAよりも前記設
置空間分側方に突出している。これにより、垂直投影面
積を増大させることなく、十分な折り機能を有する折り
機構を用紙後処理装置PD本体下方に設けることができ
る。
トロークも中折りした用紙束の排出口のすぐ上から排紙
ローラ6からの排紙口のすぐ下まで確保することができ
るので、シフトトレイ202の積載量も下トレイ203
の積載量も十分に確保することができる。
ィプル処理トレイFを急傾斜させ、中折り処理トレイG
とのなす角を最小源にしてスティプル処理トレイFと中
折り処理トレイGとの間に中折りを行うための折り機構
を配置し、スティプル処理トレイF内で端面綴じと中綴
じ時の整合処理と綴じ処理を行い、その後、折り部で用
紙束に折りを施すように構成し、互いに並行処理を可能
にしたので、従来の欠点である機能の制約、生産性の低
下、装置の大型化をすべて解消し、省スペースで高生産
性の用紙処理装置を提供することができる。
ティプラS2とを分けることにより、ジョガーフェンス
53による整合位置近傍に常に綴じ処理に適したスティ
プラが存在し、整合及び綴じにかかる全体の処理時間を
短縮でき、高生産性を確保できる。また、放出ベルト5
2と放出爪52aを使用して用紙束を搬送方向上流と下
流とへ自在に移動させることができるので、綴じ位置の
微妙な調整も可能となり、ユーザの意図した位置への綴
じ動作が容易に行える。
綴じ処理と折り処理を独立した処理ステーションで実施
することができ、比較的処理に時間のかかる折り処理中
にも次ジョブの用紙の積載整合が可能となるため飛躍的
に生産性の向上が望める。
大長さに対し充分に確保できるので、綴じ処理の品質を
保つことができる。
ローラ56とによって小径Rのターン部を構成したの
で、用紙束の偏向搬送を円滑に行うことができる。これ
により更なる省スペースが達成できる。
てのみ搬送力を付与されるが、本実施形態のようにター
ン部が小径Rである場合に、用紙束を搬送には大きな搬
送力が必要となる。そこで、本実施形態では、回転する
放出ローラ56を搬送ガイドとすることによって用紙束
に対し搬送力を与えることができる。その際、搬送ガイ
ドが搬送方向に回転しているので搬送抵抗を低減でき
る。
シフトトレイ202と中折り処理トレイGへ排出方向を
偏向可能な分岐ガイド板54と可動ガイド55を設けた
ので、「中央綴じだけをしたい」、「中央折りだけをした
い」などのユーザの多彩な要求に答えることが可能とな
る。
述のように中綴じスティプラS2で用紙束の中央部を綴
じた後、分岐ガイド板54と可動ガイド55を開放した
状態で放出爪52aによって搬送路C側に用紙束に押し
上げ、排紙ローラ6対からシフトトレイ202に排紙す
る。また、中央折りだけをしたい場合には、分岐ガイド
板54と可動ガイド55を図25の閉鎖状態にして中折
り処理トレイG側の搬送路を開放し、スティプル処理ト
レイFから1枚用紙を送り出し、折りプレート74と折
りローラ81,82によって折り処理を行う。1枚で中
折りされた用紙は、このようにして折られて下排紙ロー
ラ83から下排紙トレイ203に排紙する。これを設定
した枚数繰り返せば、1枚ずつ中折りされた用紙が複数
枚下排紙トレイ203に集積される。
たは用紙束を搬送する搬送ローラの表面と所定の間隔を
もって当該表面に沿って揺動可能に設けられた第1の案
内部材と、前記第1の案内部材を第1の搬送路に案内す
る第1の位置および第2の搬送路に案内する第2の位置
に位置させる駆動手段とを備えているので、搬送ローラ
の回転半径をターン径として、用紙または用紙束を高速
で大きく偏向させることが可能となり、低コストで、生
産性が高く、省スペース化に優れた用紙偏向装置を提供
することができる。
し、排出する第1の処理トレイと、前記第1の処理トレ
イの用紙搬送方向下流側に設けられ、前記第1の処理ト
レイ下流端部より上方に用紙束を搬送する第1の搬送路
および前記第1の処理トレイ下流端部よりも下方に搬送
する第2の搬送路と、前記第1の搬送路と第2の搬送路
とを切り換える切り換え手段とを備えているので、処理
内容に応じて搬送路を切り換えるだけで異なる処理を実
行することが可能となり、低コストで、生産性が高く、
省スペース化に優れた用紙処理装置を提供することがで
きる。
1の処理を行う第1の処理手段が設けられた第1の処理
トレイと、第1の処理手段で第1の処理が施され、第1
の処理トレイから排出された用紙束をそのまま排紙する
第1の搬送路と、用紙束に対して第2の処理を行う第2
の処理手段側に前記用紙束を搬送する第2の搬送路と、
第1の搬送路と第2の搬送路とに用紙束の搬送路を切り
換える切り換え手段とを備えているので、第1の処理ト
レイで第1の処理が施された用紙束を他の処理を加えず
にそのまま排紙するか、第2の処理を行う第2の手段側
に搬送するかを第1および第2の搬送路の切り換えで容
易に選択でき、低コストで、生産性が高く、省スペース
化に優れた用紙処理装置を提供することができる。
る用紙処理装置を画像形成装置と一体にあるいは付設し
てシステムを構成できるので、低コストで、生産性が高
く、しかも省スペース化に優れた画像形成システムを提
供することが可能になる。
示す用紙処理装置と画像形成装置とからなる画像処理シ
ステムのシステム構成を示す図である。
詳細を示す要部を拡大した斜視図である。
昇降機構の要部を拡大した斜視図である。
への排紙部の構造を示す斜視図である。
理トレイを用紙搬送面に垂直な方向から見た平面図であ
る。
理トレイとその駆動機構を示す斜視図である。
機構を示す斜視図である。
イプラを移動機構とともに示す斜視図である。
構を示す斜視図である。
機構の動作説明図で、用紙あるいは用紙束をシフトトレ
イに排紙するときの状態を示す。
機構の動作説明図で、図10の状態から分岐ガイド板が
放出ローラ側に回動した状態を示す。
機構の動作説明図で、図11の状態から可動ガイドが分
岐ガイド板側に回動し、中折り処理トレイ側に用紙束を
偏向する経路を形成した状態を示す。
トの移動機構の動作説明図で、中折り動作に入る前の状
態を示す。
トの移動機構の動作説明図で、中折り後、初期位置に戻
るときの状態を示す。
処理トレイと中折り処理トレイの詳細を示す図である。
り処理トレイとからユニットを一体に支持する支持機構
と、そのユニットを一体に引き出したときの状態を示す
説明図である。
構成、特に用紙後処理装置の制御構成を主に示すブロッ
ク図である。
スティプルモードAの処理手順を示すフローチャートで
ある。
スティプルモードBの処理手順を示すフローチャートで
ある。
ト、スタックモードの処理手順を示すフローチャートで
ある。
ィプルモードの処理手順を示すフローチャートである。
じ製本モードの処理手順を示すフローチャートである。
レイにスタックされた用紙束の状態を示す動作説明図で
ある。
レイでスタックされ、中綴じされるときの状態を示す動
作説明図である。
レイで中綴じされた用紙束を用紙束偏向機構によって偏
向させる初期状態を示す動作説明図である。
レイで中綴じされた用紙束を用紙束偏向機構によって偏
向させ、中折り処理トレイに送り込んだときの状態を示
す動作説明図である。
で用紙束を中折り位置に位置させたときの状態を示す動
作説明図である。
で中折りプレートを作動させて用紙束の中折り動作を開
始した時の状態を示す動作説明図である。
からで用紙束を中折りローラによって中折りして排紙す
るときの状態を示す動作説明図である。
ガイドとからなる束分岐ガイドのイニシャル処理の処理
手順を示すフローチャートである。
送と、分岐ガイド板および可動ガイドによる偏向動作の
制御手順を示すフローチャートである。
Claims (25)
- 【請求項1】 複数の搬送経路の分岐部に設けられ、前
記搬送経路を切り換える用紙偏向装置において、 用紙または用紙束を搬送する搬送ローラの表面と所定の
間隔をもって当該表面に沿って揺動可能に設けられた第
1の案内部材と、 前記第1の案内部材を第1の搬送路に案内する第1の位
置および第2の搬送路に案内する第2の位置に位置させ
る駆動手段と、を備えていることを特徴とする用紙偏向
装置。 - 【請求項2】 前記第1の案内部材は前記搬送ローラと
同軸上で揺動自在に支持されていることを特徴とする請
求項1記載の用紙偏向装置。 - 【請求項3】 前記第1の案内部材が第2の位置に位置
したとき、前記第1の案内部材の用紙搬送方向上流側の
前記搬送ローラ表面との間隙に前記用紙または用紙束を
案内し、第1の位置に位置したとき第1の搬送路側の経
路を開放する第2の案内部材をさらに備えていることを
特徴とする請求項1記載の用紙偏向装置。 - 【請求項4】 前記第1の案内部材が第2の位置に位置
したとき、前記第2の案内部材は第1の搬送路側の経路
を閉鎖して前記第1の案内部材との間で前記搬送ローラ
表面に沿って1つの案内経路を形成し、第2の搬送路に
用紙または用紙束を案内することを特徴とする請求項3
記載の用紙偏向装置。 - 【請求項5】 前記第2の搬送路に用紙または用紙束を
案内するとき、前記用紙または用紙束を前記搬送ローラ
側に加圧する加圧ローラを前記第2の案内部材に設けた
ことを特徴とする請求項3記載の用紙偏向装置。 - 【請求項6】 前記第1の案内部材の第1の位置と第2
の位置間の揺動駆動、および前記第2の案内部材の第1
の搬送路側の経路の開放、閉鎖動作は、1つのカム手段
によって行われることを特徴とする請求項3ないし5の
いずれか1項に記載の用紙偏向装置。 - 【請求項7】 搬入された用紙に対して所定の処理を施
す用紙処理装置において前記用紙を一時収納し、排出す
る第1の処理トレイと、 前記第1の処理トレイの用紙搬送方向下流側に設けら
れ、前記第1の処理トレイ下流端部より上方に用紙束を
搬送する第1の搬送路および前記第1の処理トレイ下流
端部よりも下方に搬送する第2の搬送路と、 前記第1の搬送路と第2の搬送路とを切り換える切り換
え手段と、を備えていることを特徴とする用紙処理装
置。 - 【請求項8】 前記第1の処理トレイには第1の処理手
段が、前記第2の搬送路には第2の処理を行う第2の処
理手段がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求
項7記載の用紙処理装置。 - 【請求項9】 搬入された用紙に対して所定の処理を施
す用紙処理装置において、 用紙束に対して第1の処理を行う第1の処理手段が設け
られた第1の処理トレイと、 前記第1の処理手段で第1の処理が施され、前記第1の
処理トレイから排出された用紙束をそのまま排紙する第
1の搬送路と、 前記用紙束に対して第2の処理を行う第2の処理手段側
に前記用紙束を搬送する第2の搬送路と、 前記第1の搬送路と前記第2の搬送路とに用紙束の搬送
路を切り換える切り換え手段と、を備えていることを特
徴とする用紙処理装置。 - 【請求項10】 前記切り換え手段は第2の搬送路に切
り換えたとき、前記第1の処理トレイの最下流側に位置
する搬送ローラの外周に沿って前記用紙束を偏向させ、
第2の搬送路に用紙束を導くことを特徴とする請求項7
または9記載の用紙処理装置。 - 【請求項11】 前記切り換え手段は第2の搬送路に切
り換えたとき、用紙束の厚さ方向を規制して第2の搬送
路に用紙束を導くことを特徴とする請求項7、9および
10のいずれか1項に記載の用紙処理装置。 - 【請求項12】 前記厚さ方向の規制は搬送路の用紙厚
み方向の経路幅の縮小によって行われることを特徴とす
る請求項11記載の用紙処理装置。 - 【請求項13】 前記第1の搬送路は前記第1の処理ト
レイの下流端部から上方に用紙束を搬送し、前記第2の
搬送路は前記第1の処理トレイの下流端部から下方に用
紙束を搬送することを特徴とする請求項9記載の用紙処
理装置。 - 【請求項14】 前記切り換え手段は第2の搬送路側に
用紙束を導くとき、用紙束を下方に偏向させることを特
徴とする請求項7、9、10および11のいずれか1項
に記載の用紙処理装置。 - 【請求項15】 前記切り換え手段は第2の搬送路側に
用紙束を導く場合、少なくとも90°以上用紙束の搬送
方向を偏向させることを特徴とする請求項7、9、1
0、11および14のいずれか1項に記載の用紙処理装
置。 - 【請求項16】 前記第1の処理手段は用紙束に対して
整合処理を行う整合機構および/または綴じ処理を行う
スティプラからなることを特徴とする請求項7または9
記載の用紙処理装置。 - 【請求項17】 前記第2の処理手段は用紙束に対して
中折り処理を行う折り機構からなることを特徴とする請
求項7または9記載の用紙処理装置。 - 【請求項18】 前記第1の処理トレイは用紙搬送方向
上流側が下方に、下流側が上方に位置するように傾斜し
て設けられていることを特徴とする請求項7または9記
載の用紙処理装置。 - 【請求項19】 前記第2の搬送路の用紙の厚さ方向の
経路幅は前記第1の搬送路の前記経路幅よりも小寸であ
ることを特徴とする請求項7または9記載の用紙処理装
置。 - 【請求項20】 前記第1の処理トレイに収納された用
紙または用紙束を前記第1または第2の搬送路方向に移
動させる移動手段を備えていることを特徴とする請求項
7または9記載の用紙処理装置。 - 【請求項21】 前記第1の処理トレイに収納された用
紙または用紙束を前記第1または第2の搬送路方向に移
動させる移動手段を備え、前記搬送ローラと前記移動手
段を共通の駆動源によって駆動することを特徴とする請
求項10記載の用紙処理装置。 - 【請求項22】 前記移動手段がプーリ間に張設された
ベルトと、このベルトに突設され、用紙または用紙束の
後端部を押し上げる突起とからなり、前記搬送ローラと
駆動側の前記プーリとが同軸上に配置され、前記搬送ロ
ーラの周速が前記プーリの周速よりも速くなるように設
定されていることを特徴とする請求項21記載の用紙処
理装置。 - 【請求項23】 前記第1の搬送路と前記第2の搬送路
の下流側には、用紙または用紙束を排紙する排紙口がそ
れぞれ設けられていることを特徴とする請求項7または
9記載の用紙処理装置。 - 【請求項24】 前記切り換え手段が前記請求項1ない
し6のいずれか1項に記載の用紙偏向装置からなること
を特徴とする請求項7または9記載の用紙処理装置。 - 【請求項25】 入力された画像情報に基づいて用紙に
可視画像を形成する画像形成装置と、 前記画像形成装置から排紙され、導入された用紙を処理
する請求項7ないし24のいずれか1項に記載の用紙処
理装置と、からなることを特徴とする画像形成システ
ム。
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