JP2003094538A - インスタント食品容器 - Google Patents

インスタント食品容器

Info

Publication number
JP2003094538A
JP2003094538A JP2001293181A JP2001293181A JP2003094538A JP 2003094538 A JP2003094538 A JP 2003094538A JP 2001293181 A JP2001293181 A JP 2001293181A JP 2001293181 A JP2001293181 A JP 2001293181A JP 2003094538 A JP2003094538 A JP 2003094538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
food container
instant food
film
container according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001293181A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Ohashi
政之 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2001293181A priority Critical patent/JP2003094538A/ja
Publication of JP2003094538A publication Critical patent/JP2003094538A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】環境に配慮した容器構成にすることにより、ゴ
ミの量を減らし、なお且つ、十分なバリア性を保持した
インスタント食品容器を提供する。 【解決手段】紙基材1に、プラスチックフィルム層5、
プライマー層2、無機酸化物蒸着層3、ガスバリア性薄
膜層4が順次積層され、該ガスバリア性薄膜層4上に接
着剤層を介してポリオレフィン系熱可塑性樹脂によるヒ
ートシール層6が積層された構成を有する積層体を容器
状に成形加工したインスタント食品容器11であり、容
器内に可食性の多糖フィルムからなる包装袋12に封入
された内容物が装填包装されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋を剥がして熱湯
等を注ぐだけで食することのできる即席麺等のインスタ
ント食品を包装するインスタント食品容器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、即席麺類は、発泡ポリスチレン等
の容器に包装されており、かやく、スープの素などは、
麺とは別に小袋などの包装袋に封入されていた。
【0003】その後、昨今の環境への配慮から、容器が
紙を主体とする構成となってきているが、その容器内部
における即席麺等のインスタント食品内容物自体の包装
形態には余り変化は見られなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのために、容器内の
インスタント食品等の内容物が必要とするガスバリア性
を保持することが難しい面があり、また、このような即
席麺には、かやく、スープの素などが袋に入れられてい
るため、食する際に、これら袋を容器内より取り出して
開封するために破かなければならず、面倒であり、手や
テーブル等を汚してしまうなどの問題があった。さら
に、多くの残った袋がゴミとなっていた。
【0005】また、予め、かやく、スープの素などが油
で揚げた麺にまぶしてあるものもあるが、これらは水蒸
気や酸素から保護されていないため、発泡ポリスチレン
や紙などの容器では十分ではない。
【0006】本発明の課題は、上記のような課題を解決
すべく、環境に配慮した容器構成にすることにより、ゴ
ミの量を減らし、なお且つ、十分なバリア性を保持した
インスタント食品容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、紙基材1に、プラスチックフィルム層5、プラ
イマー層2、無機酸化物蒸着層3、ガスバリア性薄膜層
4が順次積層され、該ガスバリア性薄膜層4上に接着剤
層を介してポリオレフィン系熱可塑性樹脂によるヒート
シール層6が積層された構成を有する積層体を容器状に
成形加工したことを特徴とするインスタント食品容器で
ある。
【0008】次に請求項2に係る発明は、上記請求項1
に係るインスタント食品容器内に、可食性の多糖フィル
ムからなる包装袋に封入された内容物が装填包装されて
いることを特徴とするインスタント食品容器である。
【0009】次に請求項3に係る発明は、上記請求項1
又は請求項2に係るインスタント食品容器において、前
記プラスチックフィルム層5が、ポリエステルフィル
ム、ポリアミドフィルム、ポリプロピレンフィルムより
選ばれる一種であることを特徴とするインスタント食品
容器である。
【0010】次に請求項4に係る発明は、上記請求項1
乃至請求項3のいずれか1項に係るインスタント食品容
器において、前記プライマー層2が、シランカップリン
グ剤あるいは該シランカップリング剤の加水分解物と、
ポリオール及びイソシアネート化合物との複合物からな
ることを特徴とするインスタント食品容器である。
【0011】次に請求項5に係る発明は、上記請求項4
に係るインスタント食品容器において、前記シランカッ
プリング剤が、ポリオールの水酸基またはイソシアネー
ト化合物のイソシアネート基の少なくとも一方と反応す
る官能基を含むことを特徴とするインスタント食品容器
である。
【0012】次に請求項6に係る発明は、上記請求項1
乃至請求項5のいずれか1項に係るインスタント食品容
器において、前記プライマー層2の厚さが、0.01〜
2.0μmの範囲であることを特徴とするインスタント
食品容器である。
【0013】次に請求項7に係る発明は、上記請求項1
乃至請求項6のいずれか1項に係るインスタント食品容
器において、前記無機酸化物蒸着層3を形成する無機酸
化物が、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マグネシウ
ムあるいはそれらの混合物であることを特徴とするイン
スタント食品容器である。
【0014】次に請求項8に係る発明は、上記請求項1
乃至請求項7のいずれか1項に係るインスタント食品容
器において、前記ガスバリア性薄膜層4が、水溶性高分
子と、(a)1種以上の金属アルコキシド加水分解物又
は(b)1種以上の金属アルコキシド及びその加水分解
物又は(c)塩化錫のうち少なくとも1種とを水系(水
あるいは水/アルコール混合液)溶媒で溶解させた溶液
を主剤とするコーティング剤を用いて前記無機酸化物薄
膜層3にコーティングし、加熱乾燥して形成したもので
あることを特徴とするインスタント食品容器である。
【0015】次に請求項9に係る発明は、上記請求項8
に係るインスタント食品容器において、前記ガスバリア
性薄膜層4中に含まれる前記金属アルコキシドが、テト
ラエトキシシランまたはトリイソプロポキシアルミニウ
ム、あるいはそれらの混合物であることを特徴とするイ
ンスタント食品容器である。
【0016】次に請求項10に係る発明は、上記請求項
8又は請求項9に係るインスタント食品容器において、
前記ガスバリア性薄膜層4中に含まれる前記水溶性高分
子がポリビニルアルコールであることを特徴とするイン
スタント食品容器である。
【0017】次に請求項11に係る発明は、上記請求項
2乃至請求項10に係るインスタント食品容器におい
て、前記可食性の多糖フィルムが、水溶性多糖類を主成
分とするフィルムであることを特徴とするインスタント
食品容器である。
【0018】次に請求項12に係る発明は、上記請求項
11に係るインスタント食品容器において、前記可食性
の多糖フィルムが、前記水溶性多糖類をポリエステルフ
ィルム、ポリオレフィンフィルム等から選ばれる1種の
フィルム基材に塗布して乾燥後、該フィルム基材から剥
離して得られるフィルムであることを特徴とするインス
タント食品容器である。
【0019】次に請求項13に係る発明は、上記請求項
1乃至請求項12のいずれか1項に係るインスタント食
品容器において、前記プラスチックフィルム層5が、透
明なプラスチックフィルム層であることを特徴とするイ
ンスタント食品容器である。
【0020】次に請求項14に係る発明は、上記請求項
1乃至請求項13のいずれか1項に係るインスタント食
品容器において、前記プライマー層2が、透明なプライ
マー層であることを特徴とするインスタント食品容器で
ある。
【0021】
【作用】本発明によれば、高いガスバリア性を持つ環境
にやさしいインスタント食品用容器を得ることができ、
内容物も、廃棄性、簡便性を考慮した包装を行うことが
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明を、図面を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明容器の形成材料に用いられる積
層体の構成を説明する断面図であり、板紙などの紙基材
1に、プライマー層2、無機酸化物蒸着層3、ガスバリ
ア性薄膜層4を順次積層したプラスチックフィルム層5
がラミネートされ、その後、ヒートシール性を有するポ
リオレフィン系熱可塑性樹脂によるヒートシール層6
が、前記ガスバリア性薄膜層4上にラミネートされてい
る。
【0023】紙基材1として使用する板紙は、例えば、
コートボール紙、ノーコートボール紙、コートマニラ紙
等、板紙であれば何でもよく、使用目的に応じて使い分
け、例えば坪量が190g/m2 〜600g/m2
程度の板紙を使い分ければよい。
【0024】上述したプラスチックフィルム層5は、透
明、半透明、不透明のいずれのフィルム層であってもよ
く、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レートなどのポリエステルフィルム、ポリエチレンやポ
リプロピレンなどのポリオレフィンフィルム、ポリスチ
レンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリ塩化ビニルフ
ィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアクリロニト
リルフィルム、ポリイミドフィルム等が用いられ、延
伸、未延伸のどちらでもよい。また、機械的強度や寸法
安定性のあるフィルムがよい。特に二軸方向に延伸され
たポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましい。
また、このプラスチックフィルム層5の表面に、周知の
種々の添加剤や安定剤、例えば、帯電防止剤、透明フィ
ルムであれば紫外線防止剤、あるいは可塑剤、滑剤など
が使用されていても良く、薄膜との密着性を良くするた
めに、前処理としてコロナ処理、低温プラズマ処理、イ
オンボンバード処理を施しておいても良く、さらに薬品
処理、溶剤処理などを施しても良い。
【0025】プラスチックフィルム層5の厚さは特に制
限を受けるものではないが、包装材料としての適性や、
他の層を積層する場合や、プライマー層2及び無機酸化
物蒸着蒸着層3、ガスバリア性薄膜層4を形成する場合
の加工性を考慮すると、一般的には5〜100μmの範
囲で、実用的には10〜30μmとすることが好まし
い。
【0026】また、量産性を考慮すれば、連続的に各層
を形成できるように長尺フィルムとすることが望まし
い。
【0027】プライマー層2は、透明、半透明、不透明
のいずれのフィルム層であってもよく、前記プラスチッ
クフィルム層5上に設けられ、プラスチックフィルム層
5と無機酸化物からなる無機酸化物蒸着層3との間の密
着性を高め、各種食品殺菌後のデラミネーションの発生
や、ガスバリア性の劣化等を防止することを目的とす
る。鋭意検討の結果、上記目的達成の為に、プライマー
層2として用いることができるのは、シランカップリン
グ剤あるいはその加水分解物と、ポリオール及びイソシ
アネート化合物との複合物である必要がある。
【0028】前記シランカップリング剤の例としては、
任意の有機官能基を含むものを用いることができ、例え
ばエチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラ
ン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、グリシド
オキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ―メタクリロキシプ
ロピルメチルジメトキシシラン等のシランカップリング
剤あるいはその加水分解物の1種ないしは2種以上用い
ることができる。
【0029】さらに、これらのシランカップリング剤の
うちポリオールの水酸基またはイソシアネート化合物の
イソシアネート基と反応する官能基を持つものが好まし
い。例えば、γ−イソシアネートプロピルトリメトキシ
シラン、γ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラ
ンのようなイソシアネート基を含むものや、γ−メルカ
プトプロピルトリエトキシシランのようなメルカプト基
を含むもの、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(ア
ミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−フェニルアミノプロピルトリエトキシシランの
ようなアミノ基を含むものが挙げられる。これらの化合
物は単独で用いても、2種以上の混合物で用いても良
い。
【0030】ポリオールとは、末端に2つ以上のヒドロ
キシル基を持つもので、後に加えるイソシアネート化合
物のイソシアネート基とを反応させるものである。中で
もアクリル酸誘導体モノマーを重合させて得られるポリ
オール、もしくはアクリル酸誘導体モノマー及びその他
のモノマーとを共重合させて得られるポリオールである
アクリルポリオールが好ましい。中でも、エチルメタク
リレート、ヒドロキシエチルメタクリレートやヒドロキ
シプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルメタクリ
レートなどのアクリル酸誘導体モノマーを単独で重合さ
せたものや、スチレン等その他のモノマーを加え共重合
させたアクリルポリオールが好ましく用いられる。ま
た、イソシアネート化合物との反応性、シランカップリ
ング剤との相溶性を考慮するとヒドロキシル価が5〜2
00(KOHmg/g)の間であることが好ましい。
【0031】ポリオールとシランカップリング剤の配合
比は、重量比で1:1〜1000:1の範囲であること
が好ましく、より好ましくは2:1〜100:1の範囲
である。溶解及び希釈溶媒としては、可能であれば特に
限定されず、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル
類、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール
などのアルコール類、エチルメチルケトンなどのケトン
類、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類等が単
独もしくは任意に配合されたものを用いることができ
る。しかし、シランカップリング剤を加水分解するため
に塩酸等の水溶液を用いることがあるため、共溶媒とし
てイソプロピルアルコール等と極性溶媒である酢酸エチ
ルを任意に混合した溶媒を用いることがより好ましい。
【0032】さらに、混入するイソシアネート化合物
は、ポリオールと反応してできるウレタン結合によりプ
ラスチックフィルム層5や無機酸化物蒸着層3との密着
性を高めるために添加されるもので、主に架橋剤もしく
は硬化剤として作用する。これを達成するためにイソシ
アネート化合物としては、芳香族系のトリレンジイソシ
アネート(TDI)やジフェニルメタンジイソシアネー
ト(MDI)、脂肪族系のキシレンジイソシアネート
(XDI)やヘキサレンジイソシアネート(HMD
I)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)などの
モノマー類と、これらの重合体、誘導体が用いられ、こ
れらが単独かまたは混合物として用いられる。
【0033】ポリオールとイソシアネート化合物の配合
比は、特に制限されるものではないが、イソシアネート
化合物が少なすぎると硬化不良になる場合があり、また
多すぎるとブロッキング等が発生し加工上問題がある。
そこでアクリルポリオールとイソシアネート化合物との
配合比としては、イソシアネート化合物由来のイソシア
ネート基(NCO基)がアクリルポリオール由来のOH
基の50倍以下であることが好ましく、特に好ましいの
はNCO基とOH基が等量で配合される場合である。混
合方法としては、周知の方法が使用可能で特に限定しな
い。
【0034】このプライマー剤に各種添加剤、例えば3
級アミン、イミダゾール誘導体、カルボン酸の金属塩化
合物、4級アンモニウム塩、4級ホスホニウム塩等の硬
化促進剤や、フェノール系、硫黄系、ホスファイト系等
の酸化防止剤、レベリング剤や流動調整剤、触媒、架橋
反応促進剤、充填剤等を添加することも可能である。
【0035】プライマー層2の形成方法としては、例え
ばオフセット印刷法、グラビア印刷法、シルクスクリー
ン印刷法等の周知の印刷方式や、ロールコート、ナイフ
エッジコート、グラビアコートなどの周知の塗布方式を
用いることができる。
【0036】プライマー層2の厚さは、均一に塗膜を形
成することができれば、特に限定はしないが、一般的に
0.01〜2.0μmの範囲であることが好ましい。厚
さが0.01μmより薄いと、均一な塗膜が得られ難
く、密着性が低下する場合があり、2μmを越えると、
塗膜にフレキシビリティを保持させることができず、外
的要因により塗膜に亀裂を生じる恐れがあるため好まし
くない。0.05〜0.5μmの範囲内にあることが特
に好ましい。
【0037】無機酸化物蒸着層3は、酸化アルミニウ
ム、酸化珪素あるいはそれらの混合物などの無機酸化物
の蒸着膜からなり、透明性を有し、且つ酸素、水蒸気等
のガスバリア性を有するものであればよい。
【0038】無機酸化物蒸着層3をプライマー層2上に
形成する方法としては種々あり、通常の真空蒸着法によ
り形成することができるが、その他の薄膜形成方法であ
るスパッタリング法やイオンプレーティング法、プラズ
マ気相成長法(CVD)などを用いることもできる。真
空蒸着法による真空蒸着装置の加熱手段としては、電子
線加熱方式や抵抗加熱方式、誘導加熱方式が好ましく、
薄膜と基材の密着性及び薄膜の緻密性を向上させるため
にプラズマアシスト法やイオンビームアシスト法を用い
ることも可能である。また、蒸着膜の透明性を上げるた
めに蒸着の際、酸素ガスなどを吹き込んだりする反応蒸
着を行ってもよい。
【0039】無機酸化物蒸着層3の厚さは、用いられる
無機化合物の種類や構成によって最適条件が異なるが、
一般的には5〜300nmの範囲が望ましい。5nm未
満であると、均一な膜が得られないことや、膜厚が十分
でないことがあり、ガスバリア材としての機能を果たす
ことができない場合がある。また、300nmを越える
と、薄膜にフレキシビリティを保持させることができ
ず、成膜後に折り曲げ、引っ張りなどの外的要因によ
り、薄膜に亀裂を生じる恐れがあり、さらに蒸着層がセ
ラミック質のためのカット性を与えるので問題がある。
より好ましくは、10〜150nmの範囲にあることで
ある。
【0040】ガスバリア性薄膜層4は、アルミ等の金属
からなる金属箔並みの高いガスバリア性を付与するため
に無機酸化物蒸着層3上に設けられるものである。
【0041】上記ガスバリア性薄膜層4は、水溶性高分
子と、(a)1種以上の金属アルコキシド加水分解物、
又は(b)1種以上の金属アルコキシド及びその加水分
解物、又は(c)塩化錫のうち、少なくとも1種を含む
水溶液、あるいは水/アルコール混合溶液を主剤とする
コーティング剤を、無機酸化物薄膜層3上にコーティン
グし、加熱乾燥して形成したものである。
【0042】コーティング剤に用いられる水溶性高分子
は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、デ
ンプン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、アルギン酸ナトリウム等が挙げられる。特にポリビ
ニルアルコール(以下PVAとする)を用いた場合にガ
スバリア性が最も優れる。ここでいうPVAは、一般に
ポリ酢酸ビニルをけん化して得られるもので、酢酸基が
数十%残存している、いわゆる部分けん化PVAから酢
酸基が数%しか残存していない完全PVAまでを含み、
特に限定されない。
【0043】コーティング剤の塗布方法には、通常用い
られるディッピング法、ロールコーティング法、スクリ
ーン印刷法、スプレー法などの従来公知の手段を用いる
ことができる。被膜の厚さが0.01μm以上あればよ
いが、厚さが50μm以上では、膜にクラックが生じ易
くなるため、0.01〜50μmの範囲が好ましい。
【0044】さらに、ガスバリア性薄膜層4上に他の層
を積層することも可能である。例えば印刷層、ヒートシ
ール層6である。印刷層は包装袋などとして実用的に用
いるために形成されるものであり、ウレタン系、アクリ
ル系、ニトロセルロース系、ゴム系、塩化ビニル系等の
従来から用いられているインキバインダー樹脂に各種顔
料、体質顔料及び可塑剤、乾燥剤、安定剤等添加剤など
が添加されているインキにより構成される層であり、文
字、絵柄等が形成されている。形成方法としては、例え
ばオフセット印刷法、グラビア印刷法、シルクスクリー
ン印刷法等の周知の印刷方式や、ロールコート、ナイフ
エッジコート、グラビアコート等の周知の塗布方式を用
いることができる。厚さは、0.1〜2.0μmでよ
い。
【0045】また、ヒートシール性を有するポリオレフ
ィン系樹脂によるヒートシール層6は、袋状包装体など
を形成する際に、密封層として設けられるものである。
ホットタック性、ヒートシール時の密封性の優れた、包
装体としての破袋強度の強いポリオレフィン樹脂層を積
層することにより、高度な透明性、ガスバリア性を有し
た包装体を得ることができる。上記性質を持つものとす
ると、直鎖状低密度ポリエチレンが好ましい。フィルム
の厚みは2〜100μmが適当であり、好ましくは3〜
60μmである。形成方法としては、上記樹脂からなる
フィルムを2液硬化型ウレタン樹脂などの接着剤を用い
て貼り合わせるドライラミネート法等を用いることが一
般的であるが、いずれも公知の方法により積層すること
ができる。
【0046】インスタント食品の内容物の1つである、
スープの素、かやく等の包装をする可食性の多糖フィル
ムとして用いることのできる主原料は、デンプン、アミ
ロース、カゼイン、プルラン、カラギーナン、寒天、ゼ
ラチン等がある。なお、本発明における可食性の多糖フ
ィルムは、インスタント食品の主たる内容物を包装する
ために用いてもよいし、副たる内容物を包装するために
用いてもよいし、その両者を包装するために用いてもい
ずれでもよい。
【0047】しかしながら、これらには長所、短所が混
在しているのみならず、フィルム成形するのが困難であ
る。
【0048】そこで、フィルムに製膜しにくい水溶性多
糖類をポリエステル、ポリオレフィン等から成るフィル
ムに、塗布、乾燥後、剥離して、多糖フィルムを得る方
法を採用することができる。
【0049】多糖フィルムは、一般的にフィルム物性が
悪いことが既知であったため、レシチンを添加すること
で流延支持体からの剥離性を改良する方法、フィルムに
柔軟性を付与するために多価アルコールを含有させる方
法、耐透湿性を向上させるために可食性多価アルコー
ル、可食性ロウあるいは可食性天然樹脂を含浸または被
覆する方法、など様々な処理を行うことができる。
【0050】上述した方法等で得られた多糖フィルムを
袋状にする。多糖フィルムに、カラギーナン等を使用し
た場合、自己ヒートシール性が発現するので、製袋は容
易となる。
【0051】
【実施例】次に本発明のインスタント食品容器の実施例
を具体的に説明する。 <実施例1> (紙基材)紙基材1としてコートボール紙、坪量300
g/m2 のものを用いた。
【0052】(複合溶液Aの調製)希釈溶媒中に、N−
β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキ
シシランを1重量部に対し、アクリルポリオールを24
重量部採り攪拌する。次いで、イソシアネート化合物と
して、トリレンジイソシアネート(TDI)を、アクリ
ルポリオールのOH基に対しNCO基が等量となるよう
に加えた混合溶液を作成し、それを任意の濃度に希釈し
たものを複合溶液Aとした。
【0053】(複合溶液Bの調製)希釈溶媒中に、2−
(エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン
(以下EETMSと略)とテトラエトキシシラン(以下
TEOSと略)をモル比で1:1になるように混合した
ものに、アクリルポリオールを重量比で1.25倍量採
って添加攪拌し、さらに触媒として塩化錫のメタノール
溶液(0.003mol/gに調液したもの)をEET
MSとTEOSを混合したものに対し1mol:400
molになるように採って添加攪拌する。そこへ0.1
N塩酸を加え攪拌して加水分解後、トリレンジイソシア
ネート(TDI)をアクリルポリオールのOH基に対し
NCO基が等量となるように加えた混合溶液を作成し、
それを任意の濃度に希釈したものを複合溶液Bとする。
【0054】(複合溶液Cの調製)希釈溶媒中に、アク
リルポリオールとイソシアネート化合物として芳香族系
のトリレンジイソシアネート(TDI)とを、アクリル
ポリオールのOH基に対しNCO基が等量となるように
採って加えた混合溶液を作成し、それを任意の濃度に希
釈したものを複合溶液Cとする。
【0055】(複合溶液Dの調製)希釈溶媒中に、アク
リルポリオール1重量部に対し、0.1重量部に相当す
るテトラエトキシシラン(TEOS)を加え、そこへ
0.1N塩酸を加え攪拌して加水分解後、トリレンジイ
ソシアネート(TDI)をアクリルポリオールのOH基
に対しNCO基が等量となるように加えた混合溶液を作
成し、それを任意の濃度に希釈したものを複合溶液Dと
する。
【0056】(積層体の形成)プラスチックフィルム層
5として、厚さ12μmの透明なポリエチレンテレフタ
レート(PET)フィルムを使用し、該フィルムの片面
に、透明なプライマー層2として、上記複合溶液Aをグ
ラビアコート法により厚さ0.2μmに形成した。次い
でプライマー層2上に、電子線加熱方式による真空蒸着
装置により、金属アルミニウムを蒸発させて酸素ガスを
導入し、厚さ20nmの酸化アルミニウムを蒸着して無
機酸化物蒸着層3を形成した。さらに、その無機酸化物
蒸着層3上に、下記組成のコーティング剤をバーコータ
ーで塗布し、100℃にて1分間乾燥させ、厚さ0.3
μmのガスバリア性薄膜層4を形成した。
【0057】コーティング剤組成;I液とII液を配合
比(wt%)60:40にて混合。I液;テトラエトキ
シシラン10.4gに0.1N塩酸89.6gを加え、
30分間攪拌して加水分解させた固形分3wt%(Si
O2 換算)の加水分解溶液II液;ポリビニルアルコ
ール3wt%の水/イソプロピルアルコール溶液(重量
比で90:10)
【0058】次に、前記紙基材1と、プライマー層2、
無機酸化物蒸着層3、ガスバリア性薄膜層4を順次積層
した前記透明プラスチックフィルム層5を、2液硬化型
ウレタン系接着剤でドライラミネート法により積層し、
さらにヒートシール層6として、厚さ70μmの無延伸
ポリプロピレンフィルムを2液硬化型ウレタン系接着剤
を介してドライラミネート法により積層し、実施例1の
積層体(図1参照)を得た。
【0059】<実施例2>上記実施例1における透明プ
ライマー層2として、上記複合溶液Bを使用した以外
は、上記実施例1と同様にして、実施例2の積層体(図
1参照)を得た。
【0060】<実施例3>上記実施例1における透明プ
ライマー層2として、上記複合溶液Cを使用した以外
は、上記実施例1と同様にして、実施例3の積層体(図
1参照)を得た。
【0061】<実施例4>上記実施例1における透明プ
ライマー層2として、上記複合溶液Dを使用した以外
は、上記実施例1と同様にして、実施例4の積層体(図
1参照)を得た。
【0062】<比較例1>上記実施例1における透明プ
ライマー層2を設けなかったこと以外は、上記実施例1
S同様にして、比較例1の積層体を得た。
【0063】<比較例2>上記実施例1におけるガスバ
リア性薄膜層4を設けなかったこと以外は、上記実施例
1と同様にして、比較例2の積層体を得た。
【0064】<実験例>上記実施例1〜4で得た4種類
の各積層体(図1参照)、及び上記比較例1〜2で得た
2種類の各積層体を用いて、ラーメンカップ状にプラス
チック成形加工して、インスタント食品容器としてカッ
プ容器11(図2参照)を作成した。
【0065】そして各々カップ容器11内に、グリセリ
ンを3%添加したカラギーナンフィルムからなる可食性
の多糖フィルムにより製袋した包装袋12に内容物とし
て、かやく、粉末スープ等を封入したものを装填した。
なお、その後、必要に応じて各容器の上部開口部をシー
ト状の蓋材にて密封シールした。
【0066】上述したカラギーナンフィルム(可食性の
多糖フィルム)は、カラギーナン6重量%、グリセリン
3重量%を添加した水溶液を、基材フィルムとしてポリ
エチレンフィルムに塗布し、乾燥した後に、該基材フィ
ルムからフィルム状にして剥離して得た。
【0067】<評価項目>上記6種類のラーメンカップ
を温度40℃、湿度90%RHの環境下で保存を行い、
その後、実際にお湯を入れて調理を行い、ラーメンやス
ープの味、匂い、見た目などの総合的な官能評価を行っ
た。その結果を表1に示す。◎良好 ○やや良好
△やや不良 ×不良
【0068】
【表1】
【0069】表1で示される通り、多糖フィルムにはバ
リア性がないため、カップ容器自身にプライマー層2、
ガスバリア性薄膜層4を設けない場合は、直ちに味覚が
劣化してしまうことが判明した。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明のインスタント食
品容器は、紙を主体とする従来のインスタント食品容器
の低ガスバリア性を向上させた高ガスバリア性を有する
インスタント食品容器であり、そのインスタント食品容
器内に添付するインスタント調理(調味)用のスープの
素、かやく等の材料を封入する包装袋(小袋)として、
ガスバリアー性の低い可食性多糖フィルム製の袋を使用
したとしても、その多糖フィルムのデメリットであるガ
スバリア性を、本発明の高ガスバリア性を有するインス
タント食品容器によってカバーすることが可能となる。
【0071】また、本発明のインスタント食品容器は、
容器内に添付する調味用のスープの素、かやく等の材料
を封入する小袋として、温水に溶け、ゴミとならないメ
リットを持つ可食性多糖フィルムを使うことができるよ
うになり、環境にやさしいインスタント食品用容器を提
供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインスタント食品容器を構成する積層
体(包材)の断面図。
【図2】本発明のインスタント食品容器の概略を説明す
る全体側断面図。
【符号の説明】 1…紙基材 2…プライマー層 3…無機酸化物蒸着層 4…ガスバリア性薄膜層 5…プラスチックフィルム層
6…ヒートシール層 11…容器本体 12…スープの素、かやく類等を封入
した包装袋 13…即席麺など即席食品本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E033 AA08 BA13 BA17 BA21 BA30 BB08 CA09 CA16 DA06 DA08 DD01 4F100 AA17D AA19D AA20D AH06C AH08D AJ03E AK01B AK01D AK03E AK07 AK07B AK21D AK42 AK42B AK42E AK46B AK51C AK51H AK52C BA05 BA07 BA10A BA10E DG10A EC18 EC182 EH46 EH462 EH66 EH66D EH662 EJ86 EJ862 GB16 JB08D JD02 JD02E JM02C JM02D JN01C JN01E YY00C

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙基材1に、プラスチックフィルム層5、
    プライマー層2、無機酸化物蒸着層3、ガスバリア性薄
    膜層4が順次積層され、該ガスバリア性薄膜層4上に接
    着剤層を介してポリオレフィン系熱可塑性樹脂によるヒ
    ートシール層6が積層された構成を有する積層体を容器
    状に成形加工したことを特徴とするインスタント食品容
    器。
  2. 【請求項2】請求項1記載のインスタント食品容器内
    に、可食性の多糖フィルムからなる包装袋に封入された
    内容物が装填包装されていることを特徴とするインスタ
    ント食品容器。
  3. 【請求項3】前記プラスチックフィルム層5が、ポリエ
    ステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリプロピレン
    フィルムより選ばれる一種であることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載のインスタント食品容器。
  4. 【請求項4】前記プライマー層2が、シランカップリン
    グ剤あるいは該シランカップリング剤の加水分解物と、
    ポリオール及びイソシアネート化合物との複合物からな
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項記載のインスタント食品容器。
  5. 【請求項5】前記シランカップリング剤が、ポリオール
    の水酸基またはイソシアネート化合物のイソシアネート
    基の少なくとも一方と反応する官能基を含むことを特徴
    とする請求項4記載のインスタント食品容器。
  6. 【請求項6】前記プライマー層2の厚さが、0.01〜
    2.0μmの範囲であることを特徴とする請求項1乃至
    請求項5のいずれか1項記載のインスタント食品容器。
  7. 【請求項7】前記無機酸化物蒸着層3を形成する無機酸
    化物が、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マグネシウ
    ムあるいはそれらの混合物であることを特徴とする請求
    項1乃至請求項6のいずれか1項記載のインスタント食
    品容器。
  8. 【請求項8】前記ガスバリア性薄膜層4が、水溶性高分
    子と、(a)1種以上の金属アルコキシド加水分解物又
    は(b)1種以上の金属アルコキシド及びその加水分解
    物又は(c)塩化錫のうち少なくとも1種とを水系(水
    あるいは水/アルコール混合液)溶媒で溶解させた溶液
    を主剤とするコーティング剤を用いて前記無機酸化物薄
    膜層3にコーティングし、加熱乾燥して形成したもので
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか
    1項記載のインスタント食品容器。
  9. 【請求項9】前記ガスバリア性薄膜層4中に含まれる前
    記金属アルコキシドが、テトラエトキシシランまたはト
    リイソプロポキシアルミニウム、あるいはそれらの混合
    物であることを特徴とする請求項8記載のインスタント
    食品容器。
  10. 【請求項10】前記ガスバリア性薄膜層4中に含まれる
    前記水溶性高分子が、ポリビニルアルコールであること
    を特徴とする請求項8又は請求項9記載のインスタント
    食品容器。
  11. 【請求項11】前記可食性の多糖フィルムが、水溶性多
    糖類を主成分とするフィルムであることを特徴とする請
    求項2乃至請求項10記載のインスタント食品容器。
  12. 【請求項12】前記可食性の多糖フィルムが、前記水溶
    性多糖類をポリエステルフィルム、ポリオレフィンフィ
    ルム等から選ばれる1種のフィルム基材に塗布して乾燥
    後、該フィルム基材から剥離して得られるフィルムであ
    ることを特徴とする請求項11記載のインスタント食品
    容器。
  13. 【請求項13】前記プラスチックフィルム層5が、透明
    なプラスチックフィルム層であることを特徴とする請求
    項1乃至請求項12のいずれか1項記載のインスタント
    食品容器。
  14. 【請求項14】前記プライマー層2が、透明なプライマ
    ー層であることを特徴とする請求項1乃至請求項13の
    いずれか1項記載のインスタント食品容器。
JP2001293181A 2001-09-26 2001-09-26 インスタント食品容器 Pending JP2003094538A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001293181A JP2003094538A (ja) 2001-09-26 2001-09-26 インスタント食品容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001293181A JP2003094538A (ja) 2001-09-26 2001-09-26 インスタント食品容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003094538A true JP2003094538A (ja) 2003-04-03

Family

ID=19115025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001293181A Pending JP2003094538A (ja) 2001-09-26 2001-09-26 インスタント食品容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003094538A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004101276A1 (ja) * 2003-05-16 2006-07-13 凸版印刷株式会社 透明ガスバリア積層フィルム、これを用いたエレクトロルミネッセンス発光素子、エレクトロルミネッセンス表示装置、及び電気泳動式表示パネル
US11192139B2 (en) 2017-06-22 2021-12-07 The Procter & Gamble Company Films including a water-soluble layer and a vapor-deposited organic coating
US11208246B2 (en) * 2017-06-22 2021-12-28 The Procter & Gamble Company Films including a water-soluble layer and a vapor-deposited inorganic coating

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004101276A1 (ja) * 2003-05-16 2006-07-13 凸版印刷株式会社 透明ガスバリア積層フィルム、これを用いたエレクトロルミネッセンス発光素子、エレクトロルミネッセンス表示装置、及び電気泳動式表示パネル
JP4654911B2 (ja) * 2003-05-16 2011-03-23 凸版印刷株式会社 透明ガスバリア積層フィルム、これを用いたエレクトロルミネッセンス発光素子、エレクトロルミネッセンス表示装置、及び電気泳動式表示パネル
US11192139B2 (en) 2017-06-22 2021-12-07 The Procter & Gamble Company Films including a water-soluble layer and a vapor-deposited organic coating
US11208246B2 (en) * 2017-06-22 2021-12-28 The Procter & Gamble Company Films including a water-soluble layer and a vapor-deposited inorganic coating
US11473190B2 (en) 2017-06-22 2022-10-18 The Procter & Gamble Company Films including a water-soluble layer and a vapor-deposited inorganic coating
US11738367B2 (en) 2017-06-22 2023-08-29 The Procter & Gamble Company Films including a water-soluble layer and a vapor-deposited organic coating

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2002083408A1 (ja) 積層体
JP4629363B2 (ja) バリア性フィルムおよびそれを使用した積層材
JP2000238172A (ja) 蒸着フィルムおよびこの蒸着フィルムを用いた包装材料
JP4090561B2 (ja) 液体小袋包装体
JP3482844B2 (ja) ガスバリア性透明積層体
JP2002273812A (ja) 積層材料及び漬物包装袋
JP2000127300A (ja) 強密着ガスバリア透明積層体
JP4474750B2 (ja) ガスバリア性透明積層体
JP2003094538A (ja) インスタント食品容器
JP2000218726A (ja) 強密着透明積層体
JP3736130B2 (ja) 強密着ガスバリア透明積層体およびそれを用いた包装体
JP2005324361A (ja) バリア性フィルムおよびそれを使用した積層材
JP2006192901A (ja) ボイル殺菌、レトルト殺菌用並びに水分を含む内容物を収容する包装容器用蒸着フィルムおよびこの蒸着フィルムを用いた包装材料
JP2002347158A (ja) 積層体
JP2008265096A (ja) ガスバリア性透明フィルム、およびそれを用いたガスバリア性透明包装体
JP4483448B2 (ja) 蓋材
JP2002166487A (ja) ガスバリア性積層フィルムおよびこの積層フィルムを用いた包装材料
JP2003326636A (ja) 強密着性ガスバリア透明積層体
JP2004314564A (ja) 高ガスバリア性を有する透明積層体
JP2001047546A (ja) 積層材およびそれを使用した包装用容器
JP2005231701A (ja) 蓋材
JP2003320608A (ja) ガスバリアフィルム積層体
JP2004106443A (ja) レトルト性を有するガスバリアフィルム積層体
JP2004243673A (ja) 引裂き性に優れる透明ガスバリア性積層体
JP2004351834A (ja) 高ガスバリア性透明積層体