JP2003093510A - 注射具 - Google Patents
注射具Info
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- JP2003093510A JP2003093510A JP2001291734A JP2001291734A JP2003093510A JP 2003093510 A JP2003093510 A JP 2003093510A JP 2001291734 A JP2001291734 A JP 2001291734A JP 2001291734 A JP2001291734 A JP 2001291734A JP 2003093510 A JP2003093510 A JP 2003093510A
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
ッドの管理を容易とし、また、シリンジ内部の薬液の変
質や穿刺針の取り付け部の損傷及び汚染を防止して、し
かも操作性の高い注射具を提供する。 【解決手段】可撓性を有する材料によって筒状に形成さ
れたプランジャーロッド4をシリンジ2に挿着されたガ
スケット3に連結自在に設ける。プランジャーロッド4
は、その全長にわたるスリット12と、一端縁の外周に
径方向に突出する突起13とを備える。プランジャーロ
ッド4は、スリット12を介して拡径され、シリンジ2
の外側に装着可能となっている。ガスケット3は連結部
を備えて、縮径させたプランジャーロッドを突起13を
介して連結する。
Description
関する。
見られるように、シリンジ内部に薬液が充填され、前記
ガスケットによって閉塞された薬液容器兼用の注射具が
知られている。この種の注射具は、使用に先立つ準備作
業時に、シリンジを閉塞しているガスケットにプランジ
ャーロッドを連結すると共に、シリンジの先端に穿刺針
を取り付ける。
ンジャーロッドを連結しておくと、外部からの不用意な
接触等によってプランジャーロッドが押圧され、シリン
ジ内部の薬液量が減少するおそれがある。そして、プラ
ンジャーロッドの不用意な押圧を回避するために、プラ
ンジャーロッドをガスケットから外しておいた場合に
は、互いに別体の状態にあるシリンジとプランジャーロ
ッドとを同時に管理することが煩わしいだけでなく、プ
ランジャーロッドが紛失するおそれがある。
いては、シリンジ内部に薬液が充填された状態で保管さ
れるために、外部からの光によってシリンジ内部の薬液
が変質するおそれがある。そこで、所定色の着色料をシ
リンジの材料に混入してシリンジを形成することによ
り、シリンジ内部への光の透過量を制限することが考え
られる。しかし、シリンジが着色されていると、操作時
におけるシリンジ内部の薬液量や気泡の確認が困難とな
り操作性が低下するだけでなく、シリンジに収納した薬
液と着色料との接触により薬液が変質するおそれがあ
る。
いては、シリンジの先端に形成された穿刺針の取り付け
部が比較的高精度に形成されており、該取り付け部に破
損や変形が生じた場合には穿刺針を取り付けることがで
きずに使用不能となり、シリンジ内部の高価な薬液が無
駄になるといった不都合がある。
て、本発明は、ガスケットから外した状態でのプランジ
ャーロッドの管理を容易とし、また、シリンジ内部の薬
液の変質や穿刺針の取り付け部の損傷及び汚染を防止し
て、しかも操作性の高い注射具を提供することを目的と
する。
めに、本発明は、穿刺針の取り付け部を先端部に備える
シリンジと、該シリンジの後端部から該シリンジの内部
に挿着されるガスケットと、該ガスケットに連結自在で
あって該ガスケットの押圧操作を行なうプランジャーロ
ッドとを備える注射具において、前記プランジャーロッ
ドは、可撓性を有する材料によって筒状に形成され、該
プランジャーロッドを拡縮自在とすべく該プランジャー
ロッドの全長にわたって設けられたスリットと、該プラ
ンジャーロッドの一端縁の外周に径方向に突出する突起
とを備えて、前記スリットを介して該プランジャーロッ
ドを拡径させたときその内部に前記シリンジが挿着自在
とされ、前記ガスケットは、前記スリットを介して該プ
ランジャーロッドを縮径させたとき、該プランジャーロ
ッドの前記突起に係合して該プランジャーロッドを連結
する連結部を備えることを特徴とする。
ーロッドが筒状に形成されており、その全長にわたって
スリットが形成されている。これによって、該プランジ
ャーロッドはスリットを介して拡径自在とされ、前記ガ
スケットから取り外された状態のプランジャーロッドの
内部にシリンジを挿入することができる。即ち、プラン
ジャーロッドをシリンジの外壁に沿って包囲するように
一体的に取り付けておくことができる。従って、注射具
の保管時にプランジャーロッドをガスケットに連結させ
ておかなくても、プランジャーロッドの紛失を防止する
ことができ、保管時の管理を容易とすることができる。
ロッドは、光の透過量を制限すべく着色されていること
が好ましい。これによって、例えば、シリンジ内に薬液
が充填された状態で保管する際に、前記プランジャーロ
ッドの内部に前記シリンジを挿着して該シリンジの外周
にプランジャーロッドを取り付けた状態としておけば、
外部からの光の透過が該プランジャーロッドにより制限
され、シリンジ内の薬液の変質を防止することができ
る。しかも、このように該プランジャーロッドを着色し
ておくことによって、薬液の変質を防止するためにシリ
ンジを着色しておく必要がなく、使用時に該プランジャ
ーロッドをシリンジから取り外して前記ガスケットに連
結させたときには、シリンジ内部の薬液量や気泡を容易
に確認することができる。
ロッドは、前記シリンジより長い寸法に形成されている
ことが好ましい。これにより、前記プランジャーロッド
の内部に前記シリンジを挿着して該シリンジの外周にプ
ランジャーロッドを取り付けた状態としたとき、該シリ
ンジの先端部に形成されている穿刺針の取り付け部をプ
ランジャーロッドの内部に収納することができる。これ
により、プランジャーロッドに内包された穿刺針の取り
付け部への外部からの接触を防止することができ、該取
り付け部の破損や変形、及び汚染を防止することができ
る。
プランジャーロッドの径方向に対向して少なくとも一対
設けられていることが好ましい。前記プランジャーロッ
ドの内部に前記シリンジを挿着して該シリンジの外周に
プランジャーロッドを取り付けたとき、一対の突起によ
り横倒姿勢で載置されたシリンジの不用意な転動を防止
することができる。
ロッドは、前記突起が形成された一端部の反対側に位置
する他端部に、前記シリンジの後端外周に形成された鍔
状の指掛け部に沿って外方に鍔状に張り出す押圧片を備
え、該押圧片は、前記シリンジを該プランジャーロッド
の内部に挿着したとき、前記指掛け部に対応して該指掛
け部の外周縁を覆うフランジを備えることを特徴とす
る。
が形成されているが、該指掛け部は鍔状に張り出してい
るために他部に接触し易く、不用意な衝撃を受けて損傷
することがある。そこで、本発明においては、前記押圧
片に指掛け部の外周縁を覆うフランジを設けたことによ
り、指掛け部が他部に接触することを防止し、衝撃を緩
和して指掛け部の損傷を防止することができる。
いて説明する。図1は本実施形態の注射具の分解状態の
説明的断面図、図2はガスケットとプランジャーロッド
との連結状態を示す説明的断面図、図3はシリンジの外
側にプランジャーロッドを装着した状態を示す説明図、
図4はプランジャーロッドの一部の他の態様を示す説明
図である。
として、図1に示すように、薬液が内部に充填された薬
液容器兼用のシリンジ2と、該シリンジ2の内部に挿着
されたガスケット3に連結自在のプランジャーロッド4
と、該シリンジ2に取り付けられる穿刺針5とを備えて
いる。
によって形成されており、その先端部には前記穿刺針5
を取り付けるルアーテーパ部6(取り付け部)が形成さ
れている。該ルアーテーパ部6にはゴム製の密封部材7
が設けられており、該密封部材7によりシリンジ2の先
端側が閉塞されている。該シリンジ2の後端側は前記ガ
スケット3によって閉塞され、これによって該シリンジ
2の内部には薬液xが密封されている。
ンジ2のルアーテーパ部6に嵌合自在の針基9とを備
え、該針管8の一端部が人体等に穿刺される穿刺部10
とされ他端部が密封部材7を刺通する刺通部11とされ
ている。これによって、穿刺針5の針基9をシリンジ2
のルアーテーパ部6に嵌合させたとき、穿刺針5の刺通
部11が密封部材7に刺通されてシリンジ2内が針管8
と連通する。
能に挿着されており、該ガスケット3には、シリンジ2
の解放された後端側からプランジャーロッド4が着脱自
在に連結される。穿刺針5を人体等に穿刺し、該プラン
ジャーロッド4を介してガスケット3を押し込むことに
よりシリンジ2内の薬液を注射することが可能となる。
ように、可撓性を有する合成樹脂(本実施形態において
はポリプロピレン)によって筒状に形成されており、そ
の全長にわたってスリット12が形成されている。該ス
リット12は、後述するように、プランジャーロッド4
を拡径自在とするものである。また、該プランジャーロ
ッド4には、一端部(ガスケット3に連結される側)に
外周に沿ってその径方向に突出する一対の突起13と、
他端部(手指等で押圧する側)の外周に沿って鍔状に張
り出す押圧片14とが形成されている。該プランジャー
ロッド4は、図2に示すように、前記ガスケット3に形
成された螺子孔部15に突起13を螺着することにより
該ガスケット3に連結される。
ら取り外した状態にあるとき、前記スリット12を引き
開いてその全長にわたって拡径させ、図3に示すよう
に、シリンジ2の外側に装着しておくことができるよう
になっている。即ち、ガスケット3から取り外された状
態のプランジャーロッド4の軸線方向にシリンジ2を挿
入することにより、該プランジャーロッド4はスリット
12の間隔が広げられて拡径された状態でシリンジ2の
外側に装着される。これにより、該プランジャーロッド
4をシリンジ2と一体的に管理することができ、ガスケ
ット3から取り外した状態のプランジャーロッド4を紛
失することが防止できる。しかも、プランジャーロッド
4に形成されている一対の突起13によりシリンジ2の
転動が防止され、シリンジ2の取り扱いを容易とするこ
とができる。また、該プランジャーロッド4をシリンジ
2よりも長い寸法に形成しておくことにより、図3に示
すように、前記ルアーテーパ部6をプランジャーロッド
4の一端部に内包することができ、該ルアーテーパ部6
への不用意な接触による該ルアーテーパ部6の損傷や汚
染を防止することができる。
ジャーロッド4を形成することにより、該プランジャー
ロッド4の内側への光の透過量を制限することができ、
図3に示すように、プランジャーロッド4をシリンジ2
に取り付けておくことにより、シリンジ2内部の薬液の
光による変質を防止することができる。
用のシリンジ2を備える注射具1を示したが、本発明に
おけるプランジャーロッド4は、薬液容器兼用でないシ
リンジ(図示せず)であっても、該シリンジの外側に装
着して同様の効果が得られることは言うまでもない。
に、シリンジ2の後端外周に形成された鍔状の指掛け部
16を、プランジャーロッド4の前記押圧片14によっ
て覆うように構成してもよい。即ち、前記押圧片14
に、指掛け部16に対応して該指掛け部16の外周縁を
覆うフランジ17を設ける。こうすることによって、指
掛け部16が他部に接触することを防止し、衝撃を緩和
して指掛け部16の損傷を防止することができる。
明的断面図。
を示す説明的断面図。
た状態を示す説明的斜視図。
明図。
ンジャーロッド、5…穿刺針、6…ルアーテーパ部(取
り付け部)、12…スリット、13…突起、14…押圧
片、15…螺子孔部(連結部)、16…指掛け部、17
…フランジ。
Claims (5)
- 【請求項1】穿刺針の取り付け部を先端部に備えるシリ
ンジと、該シリンジの後端部から該シリンジの内部に挿
着されるガスケットと、該ガスケットに連結自在であっ
て該ガスケットの押圧操作を行なうプランジャーロッド
とを備える注射具において、 前記プランジャーロッドは、可撓性を有する材料によっ
て筒状に形成され、該プランジャーロッドを拡縮自在と
すべく該プランジャーロッドの全長にわたって設けられ
たスリットと、該プランジャーロッドの一端縁の外周に
径方向に突出する突起とを備えて、前記スリットを介し
て該プランジャーロッドを拡径させたときその内部に前
記シリンジが挿着自在とされ、 前記ガスケットは、前記スリットを介して該プランジャ
ーロッドを縮径させたとき、該プランジャーロッドの前
記突起に係合して該プランジャーロッドを連結する連結
部を備えることを特徴とする注射具。 - 【請求項2】前記プランジャーロッドは、光の透過量を
制限すべく着色されていることを特徴とする請求項1記
載の注射具。 - 【請求項3】前記プランジャーロッドは、前記シリンジ
より長い寸法に形成されていることを特徴とする請求項
1又は2記載の注射具。 - 【請求項4】前記突起は、前記プランジャーロッドの径
方向に対向して少なくとも一対設けられていることを特
徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の注射具。 - 【請求項5】前記プランジャーロッドは、前記突起が形
成された一端部の反対側に位置する他端部に、前記シリ
ンジの後端外周に形成された鍔状の指掛け部に沿って外
方に鍔状に張り出す押圧片を備え、 該押圧片は、前記シリンジを該プランジャーロッドの内
部に挿着したとき、前記指掛け部に対応して該指掛け部
の外周縁を覆うフランジを備えることを特徴とする請求
項1乃至4の何れか1項記載の注射具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001291734A JP3558613B2 (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 注射具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001291734A JP3558613B2 (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 注射具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003093510A true JP2003093510A (ja) | 2003-04-02 |
JP3558613B2 JP3558613B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=19113829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001291734A Expired - Lifetime JP3558613B2 (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 注射具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3558613B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006116217A (ja) * | 2004-10-25 | 2006-05-11 | Jms Co Ltd | 注射器 |
JP2006187336A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-20 | Nipro Corp | プレフィルドシリンジ用遮光ラベル及び該ラベル付きプレフィルドシリンジ |
JP2009536059A (ja) * | 2006-05-10 | 2009-10-08 | オーウェン マンフォード リミテッド | 注射装置 |
-
2001
- 2001-09-25 JP JP2001291734A patent/JP3558613B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006187336A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-20 | Nipro Corp | プレフィルドシリンジ用遮光ラベル及び該ラベル付きプレフィルドシリンジ |
JP2009536059A (ja) * | 2006-05-10 | 2009-10-08 | オーウェン マンフォード リミテッド | 注射装置 |
US9174005B2 (en) | 2006-05-10 | 2015-11-03 | Owen Mumford Limited | Injection device |
US9327084B2 (en) | 2006-05-10 | 2016-05-03 | Owen Mumford Limited | Injection device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3558613B2 (ja) | 2004-08-25 |
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