JPH1015064A - 薬液充填型注射器用連通針 - Google Patents

薬液充填型注射器用連通針

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Publication number
JPH1015064A
JPH1015064A JP8173371A JP17337196A JPH1015064A JP H1015064 A JPH1015064 A JP H1015064A JP 8173371 A JP8173371 A JP 8173371A JP 17337196 A JP17337196 A JP 17337196A JP H1015064 A JPH1015064 A JP H1015064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
syringe
drug
cap
hub
Prior art date
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Pending
Application number
JP8173371A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Yagi
秀樹 八木
Jun Futagawa
準 二川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissho Corp
Original Assignee
Nissho Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissho Corp filed Critical Nissho Corp
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Publication of JPH1015064A publication Critical patent/JPH1015064A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注射器の口部に装着されたときにぐらつくこ
とがなく、かつキャップを取り外す時に注射器の口部か
ら外れることのない連通針を提供する。 【解決手段】 連通針1は、注射針接続部21と穿刺針
22をそれぞれハブ23の表と裏に有してなる中空の針
体2と、この針体2に連設された筒状のスカート部3か
らなる。このスカート部3は図4に示す注射器5の胴部
52の外径と略等しい内径を有しており、この注射器5
の胴部52に摺動可能に外嵌されている。連通針1はそ
の針体2がキャップ4で汚染から保護されているのが好
ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め薬液が充填さ
れており使用時に無菌的に薬液を注入することのできる
注射器、所謂薬液充填型注射器に使用する連通針に関す
る。より詳しくは、本発明は、本件出願人による特開平
6−261946号公報の薬液充填型注射器に使用する
連通針の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】使用時に無菌的に薬液を注射するための
注射器として、所謂プレフィルドシリンジ(薬液充填型
注射器)がある。プレフィルドシリンジは、一般に、両
端が開放された円筒状容器に薬液を充填し、その両開放
端をそれぞれゴム栓で閉鎖してなる所謂シリンジ外筒
と、このシリンジ外筒の内部と注射針とを連通する手段
との組合せから構成されている。本出願人による特開平
6−261946号公報の薬液充填型注射器は、バレル
(シリンジ外筒)と、このバレルに挿着されたプランジ
ャーと、針体と略円筒状の係合部材からなり、バレルの
口部のゴム栓を刺通する連通針と、この連通針を着脱自
在に収容し、かつ連通針を押し下げる刺通操作のガイド
となるキャップとからなり、連通針の係合部材でバレル
の口部に固定されるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平6−261946号公報の薬液充填型注射器に用い
られる連通針は、その係合部材を装着するバレルの口部
の形状が原因で、連通針の固定が甘くなり、バレルの口
部に装着した連通針がぐらついたり、特に、キャップと
連通針との嵌合がきつい場合など、連通針からキャップ
を外す時に装着された連通針がバレルの口部から外れた
りして、注射操作に支障をきたす虞があった。本発明は
如上の事情に鑑みてなされたもので、注射器(バレル)
の口部に装着されたときにぐらつくことがなく、かつキ
ャップを取り外す時に注射器の口部から外れることのな
い連通針を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、連通針を注射器の胴部に冠着する構成
を採用している。すなわち、本発明は、注射針を接続可
能な注射針接続部と薬液充填型注射器のゴム栓を刺通可
能な穿刺針をそれぞれハブの表と裏に有してなる中空の
針体と、該針体のハブの穿刺針側に連設された筒状のス
カート部からなり、該スカート部が前記薬液充填型注射
器の胴部の外径と略等しい内径を有しており、該注射器
の胴部に摺動可能に装着された薬液充填型注射器用連通
針である。ここで、針体は汚染されないようにキャップ
で保護されていてもよい。また、針体の穿刺針による注
射器のゴム栓の刺通がより正確になるように、スカート
部の針体のハブに隣接する部分の内径が注射器の口部の
外径と略等しい径に縮径されていてもよい。また、ゴム
栓に刺通された穿刺針が容易に脱落しないように、縮径
スカート部に、その内側に突出して注射器の口部に係合
する可撓性の係合手段が設けられていてもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を示す縦
断面図であり、図2は図1に示す薬液充填型注射器用連
通針とキャップの関係を示す斜視図、図3は本発明の他
の実施例を示す縦断面図、図4は図1に示す連通針を薬
液充填型注射器に装着した状態を示す縦断面図、図5は
図4において薬液充填型注射器の口部のゴム栓を連通針
で刺通した状態を示す説明図である。図1〜2に示すよ
うに、本発明の薬液充填型注射器用連通針1(以下、単
に連通針1という)は、注射針接続部21と穿刺針22
をそれぞれハブ23の表と裏に有してなる中空の針体2
と、この針体2に連設された筒状のスカート部3からな
る。このスカート部3は図4に示す薬液充填型注射器
(以下、単に注射器という)5の胴部52の外径と略等
しい内径を有しており、この注射器5の胴部52に摺動
可能に装着されている。ここで、連通針1はその針体2
がキャップ4で汚染から保護されているのが好ましい。
【0006】針体2は中間部にハブ23を備えており、
このハブ23の表側(先端側)に注射針(図示していな
い)を接続可能な注射針接続部21を有し、ハブ23の
裏側23に注射器5のゴム栓53を刺通可能な穿刺針2
2を有している。注射針接続部21および穿刺針22は
通常、同軸上に形成された中空部材であり、中空部分は
注射器5に収容された薬液を注出するための薬液通路2
4になっている。注射針接続部21は単にルアーチップ
だけでもよいが、図1に示すようにこれと同心状外側に
雌型螺合手段25を設けて注射針を螺合またはルアー結
合できるようにしてもよい。
【0007】スカート部3は針体2のハブ23の穿刺針
22側にハブ23に連続して設けられた筒状部材であ
り、注射器5の胴部52の外径と略等しい内径を有して
おり、注射器5の胴部52の外側に摺動可能に挿着する
ことができる。スカート部3は針体2のハブ23に隣接
する部分31の内径が注射器5の口部51の外径と略等
しい大きさに縮径されていてもよく、縮径スカート部3
1を設けることにより、穿刺針22による注射器5のゴ
ム栓53の刺通がより正確になる。縮径スカート部31
には、図3に示すように注射器5の口部51に係合する
可撓性の係合手段32を内側に突出して設けてもよく、
これにより、ゴム栓53に刺通した穿刺針22が容易に
脱落するのを防止することができる。係合手段32とし
ては、例えば図3に示すように、縮径スカート部31の
縮径開始部分に開口35を設け、この開口35に隣接す
る縮径スカート部31の一部を突出させたものなどが好
適に採用される。尚、スカート部3の内壁には、スカー
ト部3と注射器5の胴部52との係合強度が大きくなり
すぎないように、縦リブ34を設けてもよい。
【0008】キャップ4は必ずしも必要なものではない
が、針体2の注射針接続部21を汚染から保護するため
に針体2に被冠するのが好ましい。この場合、キャップ
4はスカート部3に嵌合するようにしてもよいが、輸送
中などにキャップ4が外れないように、スカート部3に
針体2のハブ23に近接して雄ネジ33を設け、キャッ
プ4の雌ネジ41と螺合するようにしてもよい。また、
キャップ4のスカート部の下端内壁に近接して係合溝4
2を設け、縮径スカート部31の縮径開始部分に近接し
て設けた環状リブ36と係合するようにしてもよい。
【0009】次に、本発明の連通針の使用について図4
〜5を用いて説明する。使用前には、連通針1は図4の
ように注射器5の胴部52に装着されている。この時、
連通針1の穿刺針22は注射器5の口部51のゴム栓5
1に近接した位置にある。キャップ4を手などで下方に
押すと、スカート部3が胴部52に沿って摺動するので
連通針1が正確に注射器5のゴム栓53に案内され、穿
刺針22によりゴム栓53が刺通される。穿刺針22で
ゴム栓53を刺通後、連通針1からキャップ4を外した
状態が図5であり、この状態で注射器5に予め充填され
ている薬液(図示していない)を注射することができ
る。
【0010】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明の連通針を採用することにより、注射器の口
部に装着された連通針がぐらつくことがないので、ま
た、連通針をキャップから外す時に連通針が注射器から
外れることがないので、注射操作に支障を来すことがな
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す薬液充填型注射器用連通針とキャッ
プの関係を示す斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図4】図1に示す連通針を薬液充填型注射器に装着し
た状態を示す縦断面図である。
【図5】図4において薬液充填型注射器の口部のゴム栓
を連通針で刺通した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 連通針 2 針体 21 注射針接続部 22 穿刺針 3 スカート部 32 係合手段 4 キャップ 5 注射器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注射針を接続可能な注射針接続部と薬液
    充填型注射器のゴム栓を刺通可能な穿刺針をそれぞれハ
    ブの表と裏に有してなる中空の針体と、該針体のハブの
    穿刺針側に連設された筒状のスカート部からなり、該ス
    カート部が前記薬液充填型注射器の胴部の外径と略等し
    い内径を有しており、該注射器の胴部に摺動可能に装着
    された薬液充填型注射器用連通針。
  2. 【請求項2】 針体がキャップで保護されてなる請求項
    1に記載の連通針。
  3. 【請求項3】 スカート部の針体のハブに隣接する部分
    の内径が注射器の口部の外径と略等しい径に縮径されて
    なる請求項1または2に記載の連通針。
  4. 【請求項4】 縮径スカート部に内側に突出して注射器
    の口部に係合する可撓性の係合手段が設けられてなる請
    求項3に記載の連通針。
JP8173371A 1996-07-03 1996-07-03 薬液充填型注射器用連通針 Pending JPH1015064A (ja)

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JP8173371A JPH1015064A (ja) 1996-07-03 1996-07-03 薬液充填型注射器用連通針

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JP8173371A JPH1015064A (ja) 1996-07-03 1996-07-03 薬液充填型注射器用連通針

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JPH1015064A true JPH1015064A (ja) 1998-01-20

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ID=15959162

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JP8173371A Pending JPH1015064A (ja) 1996-07-03 1996-07-03 薬液充填型注射器用連通針

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59100433U (ja) * 1982-12-24 1984-07-06 株式会社トツプ カ−トリツジを内挿した注射器
JPH01110370A (ja) * 1987-10-16 1989-04-27 Buendel Glas Gmbh 注射器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59100433U (ja) * 1982-12-24 1984-07-06 株式会社トツプ カ−トリツジを内挿した注射器
JPH01110370A (ja) * 1987-10-16 1989-04-27 Buendel Glas Gmbh 注射器

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