JPH08117334A - 混合用キット - Google Patents

混合用キット

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JPH08117334A
JPH08117334A JP6259920A JP25992094A JPH08117334A JP H08117334 A JPH08117334 A JP H08117334A JP 6259920 A JP6259920 A JP 6259920A JP 25992094 A JP25992094 A JP 25992094A JP H08117334 A JPH08117334 A JP H08117334A
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JP
Japan
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double
needle
adapter member
prefilled syringe
injection
Prior art date
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Pending
Application number
JP6259920A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahide Okamoto
隆英 岡本
Jun Futagawa
準 二川
Kenji Himeshima
憲次 姫島
Akifumi Aramata
章文 荒俣
Hiroshi Arifuku
洋志 有福
Hideki Yagi
秀樹 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissho Corp
Original Assignee
Nissho Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 混合操作を迅速かつ容易に、しかも多数の薬
剤を連続的に混合することのできる混合用キットを提供
する。 【構成】 アダプター部材1の天面の透孔11にその注
入針21側が外側になるように両頭針2を装着し、次い
で、その注入針21を輸液容器4のゴム栓41に刺通し
ておけば、複数の注射剤A、B、Cを順次輸液容器4に
注入し混合することができる。すなわち、注射剤Aを充
填したプレフィルドシリンジ3Aをアダプター部材1の
後端の開口16から挿着すると、プレフィルドシリンジ
3Aのゴム栓32が連通針22によって刺通され、輸液
容器4の内部とプレフィルドシリンジ3Aの内部が両頭
針2を介して液体連通されるので注射剤Aを注入でき
る。次いでプレフィルドシリンジ3B、3Cを順次アダ
プター部材1に適用して同様の操作を行えば、注射剤
B、Cを順次輸液容器4に注入することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療機関などにおいて
点滴治療などに用いる少なくとも一方を液状薬剤(薬
液)とする薬剤同士の混合を、迅速かつ連続的に行うこ
とのできる混合用キットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より病院等の医療機関においては、
バイアル等の薬剤容器に入った粉末薬剤あるいは凍結乾
燥製剤などの乾燥製剤を溶解して輸液として点滴治療に
用いているが、この際に、上記薬剤の入った容器とその
薬剤を溶解するための溶解液の入った容器とを両頭針あ
るいは連結管等の接着用具を用いて接続し、溶解液を薬
剤の入った容器に移して薬剤を溶解している。また、あ
る種の薬液同士は混合することにより変質することか
ら、用事に注射器などを用いて混合している。ところが
このような注射器などを用いた混合操作は煩雑で手間が
かかる上に、高カロリー輸液等の治療を行う場合には、
薬剤の種類が10種類以上の多くになることがあり、こ
のような高カロリー輸液の調製に際しては、薬剤が外気
に触れて汚染される虞があるため、迅速に混合する必要
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、少なくとも一方を薬液とする薬
剤同士の混合を迅速かつ連続的に行うことのできる混合
用キットを提供することを目的とする。また、多数の薬
剤を無菌的に混合することのできる混合用キットを提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、バレルとプランジャとバレル先端の口部
を閉鎖するゴム栓からなり予め薬液の充填されたプレフ
ィルドシリンジと、該プレフィルドシリンジの先端に着
脱自在に冠着可能なキャップ状部材であってその天面の
軸上に係合用の透孔を有するアダプター部材と、該アダ
プター部材の透孔に装着される両頭針からなる混合用キ
ットを採用している。ここで、アダプター部材と両頭針
の結合は螺合であってもルアー結合であってもよく、ま
た、両頭針のアダプター部材に挿入される側の針部はゴ
ムキャップで被覆するのが好ましい。
【0005】
【作用】上記構成によれば、アダプター部材1の天面の
透孔11にその注入針21側が外側になるように両頭針
2を装着し、次いで、その注入針21を輸液容器4のゴ
ム栓41に刺通しておけば、複数の注射剤(図8、9で
はA、B、C三種類の注射剤が示されている)を順次輸
液容器4に注入し混合することができる。すなわち、注
射剤Aを充填したプレフィルドシリンジ3Aをアダプタ
ー部材1の後端の開口16から挿着すると、プレフィル
ドシリンジ3Aのゴム栓32が両頭針2の連通針22に
よって刺通され、輸液容器4の内部とプレフィルドシリ
ンジ3Aの内部が両頭針2を介して液体連通される。そ
して、この状態でプランジャ33を指で押せば、注射剤
Aを輸液容器4内に注入することができる。次いで、プ
レフィルドシリンジ3B、3Cを順次アダプター部材1
の後端の開口16から挿着して同様の操作を行えば、注
射剤B、注射剤Cを順次輸液容器4に注入することがで
きる。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図1〜図3はそれぞれ本発明の混合用キット
のアダプター部材、両頭針、プレフィルドシリンジの実
施例を示す軸上断面図であり、図4、図5はそれぞれア
ダプター部材、両頭針の他の実施例を示す軸上断面図で
ある。また、図6、図7はそれぞれ図1、図4のアダプ
ター部材に図2、図5の両頭針を装着した状態を示す図
であり、図8、図9は本発明の混合用キットを輸液容器
に適用する状態を示す説明図である。
【0007】本発明の混合用キットは、例えば図8、図
9に示すように、アダプター部材1と両頭針2および複
数のプレフィルドシリンジ3A、3B、3Cで構成する
ことができる。使用時には、アダプター部材1にその注
入針21が外側になるように両頭針2を装着し、次い
で、この両頭針2の注入針21を輸液容器4のゴム栓4
1に刺通しておいて、用意したプレフィルドシリンジ3
をアダプター部材1の後端の開口16から挿着すればよ
い。この時、プレフィルドシリンジ3Aのゴム栓32は
アダプター部材1に装着された両頭針2の連通針22に
よって刺通され、プレフィルドシリンジ3Aと輸液容器
4は両頭針2を介して液体連通される。プレフィルドシ
リンジ3B、3Cと輸液容器4との連通も同様の操作で
連続的に行うことができる。
【0008】アダプター部材1はプレフィルドシリンジ
3の先端に着脱自在に冠着可能な形状をした、一般にポ
リプロピレンやポリエチレン、ポリエステル等の可撓性
樹脂で形成されたキャップ状部材であって、その天面の
軸上には、図1に示すように、両頭針2を挿入して固定
するための係合用の透孔11が形成されている。この透
孔11は図1や図4に示すようにチップ状部材の内腔の
形状に形成してもよく、透孔11には両頭針2の雄型結
合手段(図2の雄ネジ24)と螺合する雌型結合手段
(雌ネジ13)が形成されている。アダプター部材は図
4に示すような形状に形成してもよく、この場合、アダ
プター部材10の雌ネジ130は図5に示すような両頭
針20のハブ230に形成された係合突起240とルア
ー結合するようになっている。アダプター部材1のスカ
ート部12は相対的に小径な部分121と相対的に大径
な部分122を有している。小径部分121はプレフィ
ルドシリンジ3の口部311を受ける部分であり、大径
部分122はプレフィルドシリンジ3のバレル31の肩
部と胴部の一部を受ける部分である。この大径部分12
2は、その開放端がプレフィルドシリンジ3を挿着する
ための開口16になっており、その内壁には好ましくは
長手方向にプレフィルドシリンジ1のバレル31と係合
する係合リブ15が形成されている。尚、必要ならば大
径部分122の開放端にフランジ14を形成してもよ
い。
【0009】使用時には、このアダプター部材1の透孔
11に両頭針2が装着され、その開口16からプレフィ
ルドシリンジ3が挿入される。両頭針2は、図2に示す
ように、その中央部に一般に合成樹脂製のハブ23を有
し、その両端に刃先の形成された金属(通常ステンレス
鋼)製の中空針であって、輸液容器4のゴム栓41に刺
通される注入針21と、プレフィルドシリンジ3のゴム
栓32に刺通される連通針22、およびハブ23からな
る。注入針21と連通針22は通常一本のカヌラから形
成される。連通針22には好ましくはゴムキャップ25
が被せられており、これにより注入針21が輸液容器4
のゴム栓41に刺通された時に両頭針2の内腔を通して
生ずる薬液のリークを防止することができる。また、ハ
ブ23にはその連通針22側に雄型係合手段としての雄
ネジ24が形成されており、アダプター部材1の透孔1
1に形成された雌型係合手段(雌ネジ13)と係合する
ようになっている。ハブ23には図5に示すような雄型
係合手段(係合突起240)を形成してもよく、この場
合には、係合突起240はアダプター部材10の雌ネジ
130と係合するようになっている。
【0010】アダプター部材1、10の後端の開口16
から挿入されるプレフィルドシリンジ3は、通常、先端
に口部311を有し後端に開放端を有する通常ガラス製
のバレル31と、このバレル31の口部311を密封す
るゴム栓32と、バレル31の開放端からバレル31に
その内壁に沿って摺動可能に装着される通常合成樹脂製
のプランジャ33からなり、プランジャ33はプランジ
ャロッド332とその先端に取り付けられたガスケット
331からなる。尚、バレル3の後端には通常フランジ
313が設けられている。バレル31の中には予め薬液
が充填されており、本発明の混合用キットでは、充填さ
れる薬液の異なるプレフィルドシリンジ3を複数用意す
ることにより、複数の薬液を順次輸液容器4に注入して
混合することができるようになっている。
【0011】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明の混合用キットによれば、アダプター部材に
両頭針を取り付け、両頭針の注入針を輸液容器のゴム栓
に刺通しておけば、この両頭針付きアダプター部材に順
次プレフィルドシリンジを適用して混合操作を行うこと
ができるので、混合操作を無菌的に容易かつ迅速に行う
ことができ、また、一度に複数の薬液を混合することが
できる。また、混合用キットの部品点数が少ないのでこ
れを安価に提供することができる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の混合用キットのアダプター部材の実施
例を示す軸上断面図である。
【図2】本発明の混合用キットの両頭針の実施例を示す
軸上断面図である。
【図3】本発明の混合用キットのプレフィルドシリンジ
の実施例を示す軸上断面図である。
【図4】アダプター部材の他の実施例を示す軸上断面図
である。
【図5】両頭針の他の実施例を示す軸上断面図である。
【図6】図1のアダプター部材に図2の両頭針を装着し
た状態を示す図である。
【図7】図4のアダプター部材に図5の両頭針を装着し
た状態を示す図である。
【図8】本発明の混合用キットを輸液容器に適用する状
態を示す説明図である。
【図9】本発明の混合用キットを輸液容器に適用する状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 アダプター部材 11 透孔 12 スカート部 13、130 雌ネジ(雌型結合手段) 2 両頭針 21 注入針 22 連通針 23 ハブ 24 雄ネジ(雄型結合手段) 240 係合凸部(雄型結合手段) 25 ゴムキャップ 3、3A、3B、3C プレフィルドシリンジ 31 バレル 32 ゴム栓 33 プランジャ 4 輸液容器
フロントページの続き (72)発明者 荒俣 章文 大阪市北区本庄西3丁目9番3号 株式会 社ニッショー内 (72)発明者 有福 洋志 大阪市北区本庄西3丁目9番3号 株式会 社ニッショー内 (72)発明者 八木 秀樹 大阪市北区本庄西3丁目9番3号 株式会 社ニッショー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バレルとプランジャとバレル先端の口部
    を閉鎖するゴム栓からなり予め薬液の充填されたプレフ
    ィルドシリンジと、該プレフィルドシリンジの先端に着
    脱自在に冠着可能なキャップ状部材であってその天面の
    軸上に係合用の透孔を有するアダプター部材と、該アダ
    プター部材の透孔に装着される両頭針からなる混合用キ
    ット。
  2. 【請求項2】 両頭針のハブがアダプター部材の透孔に
    螺合される請求項1に記載の混合用キット。
  3. 【請求項3】 両頭針のハブがアダプター部材の透孔に
    ルアー結合される請求項1に記載の混合用キット。
  4. 【請求項4】 両頭針のアダプター部材に挿入される側
    の針部をゴムキャップで被覆してなる請求項1〜3のい
    ずれかに記載の混合用キット。
JP6259920A 1994-10-25 1994-10-25 混合用キット Pending JPH08117334A (ja)

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JP6259920A JPH08117334A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 混合用キット

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012043161A1 (ja) 2010-09-27 2012-04-05 テルモ株式会社 針付医療器具
WO2012043162A1 (ja) 2010-09-27 2012-04-05 テルモ株式会社 針付医療器具
JP2021159185A (ja) * 2020-03-30 2021-10-11 テルモ株式会社 薬剤投与器具
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