JP6014395B2 - 薬剤微量投与具 - Google Patents

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Description

本発明は、薬剤微量投与具に関する。
特開平7−184952号公報のように従来から薬剤微量投与具について各種提案されている。たとえば、特開2007−222472号公報には、薬剤を微量、正確、安全に投与することを目的とする薬剤微量投与具および薬剤微量投与具セットが提案されている。この薬剤微量投与具セットは、注射針と、微量投与具と、移注針と、シリンジとを備える。
注射針は、カヌラと針基を有する。移注針は、円板状のハブと、ハブに形成された中空の穿刺針と、ハブに対して穿刺針と反対側に配置されたシリンジ接続部と、ハブの外縁に形成された筒状のバイアル装着部とを含む。
シリンジは、バレルと、バレル内に挿入されたプランジャとを含む。バレルの先端部には、移注針が接続される移注針接続部が形成されている。微量投与具は、針基が接続される接続部を有する注射針接続具と、注射針接続具に連設されたチューブ部材と、チューブ部材に接続された穿刺針接続具とを含む。穿刺針接続具は、チューブ部材に接続されるチューブ部材接続部と、基端に移注針の穿刺針が差し込まれる穿刺針接続部とを有する。
このように形成された薬剤微量投与具セットにおいては、シリンジに接続した移注針に薬剤を収容したバイアルを接続する。次に、バイアルから移注針を経て薬剤をシリンジのバレル中に注入する。バイアルを移注針から取り除き、注射針を接続した微量投与具に移注針を接続する。そして、薬剤を微量投与具に注出した後、微量投与具を移注針から取り外す。その後、微量投与具に注入された薬剤を手でもってポンピングして、注射針から目的の部位へ投与する。
特開平7−184952号公報 特開2007−222472号公報
上記のように構成された微量投与具では、薬液を投与する際には、チューブ部材を圧迫するため、たとえば、チューブ部材に力を加える時に針先が振れるおそれがある。針先が振れると、患部に的確に投与することが困難である。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、薬液を目的の部位に的確に投与することができる薬剤微量投与具を提供することである。
本発明に係る薬剤微量投与具は、内部に流路が形成された剛性を有する管部本体と、流路と連通する中空針部が接続されると共に管部本体に形成された第1接続部と、管部本体に形成されると共に、薬液が貯留された貯留部から薬液が供給される第2接続部と、管部本体に設けられた押圧部材とを備える。上記押圧部材は、使用者によって押圧されることで中空針部から薬剤を外部に吐出させる。
好ましくは、第2接続部に設けられ、薬液が外部に漏れることを抑制する逆止弁をさらに備える。
好ましくは、上記管部本体は、第1端部および第2端部を含み直線状に延びる管部と、管部から突出する突出管を含む。上記第1接続部は、第1端部に形成され、第2接続部は、突出管に形成される。上記押圧部材は、第2端部に形成される。
好ましくは、上記突出管が形成された位置と第2端部との間の距離は、第1端部と突出管が形成された位置との間の距離よりも長い。好ましくは、上記管部本体は、第1端部および第2端部を含み直線状に延びる管部と、管部から分岐する突出管を含む。上記第1接続部は、第1端部に形成される。上記第2接続部は、第2端部に形成され、押圧部材は、突出管に形成される。
本発明に係る薬剤微量投与具によれば、正確に目的の部位に薬剤を投与することができる。
本実施の形態1に係る薬剤微量投与具1を示す側面図である。 薬剤微量投与具1を示す断面図である。 シリンジ40と移注針41とを示す断面図である。 シリンジ40と、移注針41と、バイアル60とを示す断面図である。 バイアル60を移注針41に接続した状態を示す断面図である。 薬剤微量投与具1にシリンジ40を接続した状態を示す断面図である。 薬剤微量投与具1の使用状態の一例を模式的に示す側面図である。 本実施の形態2に係る薬剤微量投与具1に針部2を装着した状態を示す側面図である。 薬剤微量投与具1の断面図である。 本実施の形態に係る薬剤微量投与具1の使用状態の一例を模式的に示す側面図である。 実施の形態2に係る薬剤微量投与具1の変形例を示す側面図である。 本実施の形態3に係る薬剤微量投与具1に針部2を装着した状態を示す側面図である。 薬剤微量投与具1の断面図である。 本実施の形態3に係る薬剤微量投与具1の使用状態の一例を模式的に示す側面図である。
図1から14を用いて、本発明に係る薬剤微量投与具について説明する。なお、図1から図14に示す構成のうち、同一または実質的に同一の構成については、同一の符号を付してその説明を繰り返さない場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1に係る薬剤微量投与具1を示す側面図である。薬剤微量投与具1は、針部2が接続された状態で使用される。
図2は、薬剤微量投与具1を示す断面図である。この図2に示すように、薬剤微量投与具1は、管本体部4と、管本体部4の第1端部に形成されたルアーコネクタ5と、管本体部4の第2端部に形成された押圧部材6と、管本体部4の第3端部に形成されたルアーコネクタ7とを備える。
管本体部4は、内部に流路10が形成された管部11と、内部に流路12,13が形成された管部14と、管部14の端部に形成され、押圧部材6が固定されるフランジ部16と、管部14から突出するように形成された突出管15とを含む。
管部11は、長尺に形成されており、管部14の端部に接続されている。管部14も管部11と同じ方向に長尺に形成されており、管部11と管部14とは、いずれも中空柱状に形成されている。なお、管部14の長さは管部11よりも長い。
流路12と流路13とはいずれも、管部14の延びる方向に延びるように形成される一方で、流路12と流路13とは互い間隔をあけて配置されている。
流路12の一方の端部は、流路10に接続されており、流路12の他方の端部は、管部14の端面18に達するように形成されている。このため、管部14の端面18には流路12の開口部が形成されている。
流路13の一方の端部は、管部14の端面18に位置しており、端面18には、管部14の開口部が形成されている。流路13は、管部11に向けて延びるように形成されている。
フランジ部16は、端面18の近傍において、管部14の外周面から外方向に向けて張り出すように形成されている。
突出管15は、管本体部4の第1端部と管本体部4の第2端部との間に位置する外周面に形成されており、突出管15は、管本体部4の外周面から外方に突出するように形成されている。なお、この図2に示す例においては、突出管15は、管部11と管部14との接続部の近傍に位置している。突出管15と管部14の端部との間の距離は、突出管15と管部11の端部との間の距離よりも長い。突出管15は、中空状に形成されており、突出管15内の中空部は、流路13に接続されている。
ルアーコネクタ5は、管部11の先端部の近傍に設けられている。ルアーコネクタ5は、管部11の外周から外方に張り出す底部20と、底部20の外周縁部から管部11の先端部側に向けて突出する筒状の周壁部21と、周壁部21の内周面に形成されたねじ部22とを含む。
ルアーコネクタ7は、突出管15の端部に設けられている。ルアーコネクタ7は、管本体部4に設けられた突出管15の外周に装着された筒部24と、筒部24および突出管15内に配置された逆止弁25とを含む。なお、ルアーコネクタ7は、管本体部4によってルアーコネクタ5と連通している。
逆止弁25は、環状の枠部と、この枠部の内周縁部に形成され、円錐形状に形成された弁部とを含む。この弁部は、片部が環状に配列することで形成されており、図2に示す状態では、各片部が開くように配置されている。枠部が筒部24と突出管15とによって挟まれることで、逆止弁25が固定されている。
管本体部4と、ルアーコネクタ5と、ルアーコネクタ7とは、たとえば、通常、使用される熱可塑性樹脂、たとえば、ポリプロピレンやポリエチレン、メチルペンテンポリマー、ポリカーボネートなどで形成されており、剛性を有する。このため、使用者が把持したとしても、管本体部4と、ルアーコネクタ5と、ルアーコネクタ7とが変形することが抑制されている。
押圧部材6は、管部14の端部に形成されたフランジ部16に、たとえば、嵌合、接着、超音波溶着等の手段で接続されている。押圧部材6は、中空状に形成されており、押圧部材6内の中空部によって、流路12と流路13とが接続されている。押圧部材6は、たとえば、軟質塩化ビニル樹脂やゴム弾性体から形成されている。具体的には、天然ゴムやブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、イソプレンゴム、シリコーンゴム、熱可塑性エラストマーなどから成形された弾性変形可能な中空部材である。このように、押圧部材6は、弾性変形可能な材料によって形成されており、使用者によって押圧されることで変形する。
図1に示す針部2は、中空状のカヌラ32と、カヌラ32を支持する針基31とを含む。カヌラ32は、刃先が形成されておらず、自由に所定の形状に正確に曲げることができる。カヌラ32は、曲げた際の形状をそのまま保持しうる性質を有することが好ましい。カヌラ32の形成材料としては、焼鈍されたステンレス鋼(SUS304など)が好ましい。
針基31は、一般の注射針と同様なものであり、通常、金属あるいは熱可塑性樹脂、たとえば、ポリプロピレンやポリエチレン、メチルペンテンポリマー、ポリカーボネートなどで形成されている。
針基31の一方の端部からカヌラ32が突出するように形成されており、針基31の他方の体周面には、嵌合部30が形成されている。
上記のように構成された薬剤微量投与具1に薬剤を充填する場合には、薬剤微量投与具1と、針部2と、移注針と、シリンジとを含む薬剤微量投与具セットを用いて、薬剤微量投与具1に薬液を充填する。
そこで、まず、移注針と、シリンジとの構成について説明する。図3は、シリンジ40と移注針41とを示す断面図である。移注針41は、シリンジ40の先端部に接合される。
シリンジ40は、中空状のバレル42と、バレル42内に挿入されたプランジャ43と、バレル42の一端部に形成された移注針接続部44と、バレル42の他端部に形成されたフィンガーグリップ45とを含む。
バレル42は、薬剤を収容可能なように空間が内部に形成された円筒部材である。
移注針接続部44は、バレル42の一端部に形成された細管部と、この細管部の周囲に形成されたルアーロック部とを含む。なお、移注針接続部44としては、各種の接続形式のものを採用することができる。
プランジャ43は、プランジャ−ロッド46と、このプランジャ−ロッド46の先端部に設けられたガスケット47とを含む。
フィンガーグリップ45は、バレル42の端部に形成され、バレル42の外周から外方に張り出すように形成されており、使用者がプランジャ43を押し込む際に指を引っかけるための部材である。
このように形成されたシリンジ40を形成する材料は、たとえば、通常、使用される熱可塑性樹脂、たとえば、ポリプロピレンやポリエチレン、メチルペンテンポリマー、ポリカーボネートなどである。
移注針41は、中空状のシリンジ接続部50と、シリンジ接続部50の先端部に設けられた穿刺針52と、穿刺針52の周囲に設けられた支持部51とを含む。
シリンジ接続部50は、シリンジ40の移注針接続部44に接続可能に形成されている。なお、シリンジ接続部50の端部には、挿入孔53が形成されており、シリンジ40の先端部に形成された細筒部を受け入れ可能に形成されている。
支持部51は、シリンジ接続部50の先端部の外周から外方に向けて張り出すフランジ部54と、フランジ部54の外周縁部から穿刺針52の突出方向に延びる筒状の周壁部55とを含む。
シリンジ接続部50および支持部51は、たとえば、熱可塑性樹脂、たとえば、ポリプロピレンやポリエチレン、メチルペンテンポリマー、ポリカーボネートなどから形成されている。穿刺針52は、後述するバイアルのゴム製キャップなどを穿刺可能に形成されておれば、シリンジ接続部50などと一体的に形成されてもよく、シリンジ接続部50と別体として、金属材料によって形成してもよい。
このように構成されたシリンジ40および移注針41を用いて、薬剤微量投与具1に薬液を充填する方法について、図3から図6を用いて説明する。
図3に示すように、まず、移注針41のシリンジ接続部50をシリンジ40の移注針接続部44に接続する。
次に、図4に示すように、バイアル60を準備する。バイアル60は、内部に液体状の薬剤63が収容された容器本体61と、容器本体61の開口部を閉塞するキャップ62とを含む。容器本体61は、たとえば、ガラスなどから形成されており、キャップ62は、ゴムなどから形成されている。容器本体61には、胴体部と、胴体部よりも細く形成された首部とを含み、首部の先端部には開口部が形成されている。キャップ62は、この開口部を閉塞するように嵌めこまれている。
次に、図5に示すように、キャップ62を移注針41の支持部51内に挿入する。これにより、穿刺針52がキャップ62を貫通して、穿刺針52の先端部が容器本体61内に入り込む。そして、プランジャ43を引くことで、バレル42内にバイアル60内の薬剤63を引き込む。
次に、バイアル60を移注針41から取り外す。次に、シリンジ40より移注針41を取り外す。次に、図6に示すように、薬剤微量投与具1のルアーコネクタ7とシリンジの接続部44とを接続する。
次に、使用者がシリンジ40のプランジャ43を押し込むことで、薬剤微量投与具1内に薬剤63が充填される。
そして、シリンジ40を薬剤微量投与具1から取り外すことで、薬剤63が充填された薬剤微量投与具1を得ることができる。
この際、薬剤微量投与具1の突出管15内と、流路13内と、押圧部材6内と、流路12内と、流路10内と、カヌラ32内とには、薬剤63が充填される。ルアーコネクタ7には、逆止弁25が設けられているため、シリンジ40を薬剤微量投与具1から抜き取ったとしても、薬剤微量投与具1内の薬剤63がルアーコネクタ7から外部に漏れることが抑制されている。なお、薬剤微量投与具1の内容積は、たとえば、0.3〜0.4ml程度である。
このように薬剤63が充填された薬剤微量投与具1の使用方法について説明する。図7は、薬剤微量投与具1の使用状態の一例を模式的に示す側面図である。
薬剤微量投与具1を用いて、目的の部位などに薬剤63を投与する際には、使用者は、手70で薬剤微量投与具1を把持する。
具体的には、管本体部4を親指65と、中指67とで挟み込む。ルアーコネクタ5の下部を薬指68で支持する。この際、ルアーコネクタ7と押圧部材6との間の長さが長いため、当該部分を良好に親指65と中指67とで挟み込むことができる。そして、人差し指66で押圧部材6を押圧する。押圧部材6を人差し指66で押圧すると、押圧部材6が凹むように変形して、管本体部4内の流路12の内圧や流路10の内圧が上昇し、カヌラ32の先端部から薬剤63が吐出される。
このように、使用者が把持する管本体部4や、薬指68を添えるルアーコネクタ5などは、押圧部材6よりも変形し難い材料によって形成されているため、薬剤63を投与する際に、管本体部4などが変形してカヌラ32の先端部が振れることを抑制することができる。これにより薬剤63が患部を外して投与されることを抑制することができる。
長尺な管本体部4の一端に針部2が設けられ、管本体部4の他方の端部に押圧部材6が設けられており、押圧部材6は、管本体部4の延びる方向に変形可能とされている。このため、押圧部材6の変形方向と、薬剤63の吐出方向とが一致しており、押圧部材6を押圧することで、カヌラ32の先端部が横方向に振れることを抑制することができる。
図7および図1において、使用者が一回、押圧部材6を押圧した後、人差し指66を離すと、ルアーコネクタ7内の逆止弁25が外部の空気を取り込む。これにより、カヌラ32の先端部から空気が入り込むことが抑制される。
再度、使用者が押圧部材6を押圧して、押圧部材6を変形させると、薬剤微量投与具1内の内圧が上昇して、逆止弁25が閉じる。そして、カヌラ32の先端部から薬剤63が吐出される。このように、逆止弁25が設けられているので、カヌラ32の先端部に空気が入り込むことを抑制することができ、複数回、押圧部材6を押圧することで、薬剤微量投与具1内に充填された薬剤63を出し切ることができる。
また、押圧部材6の内部に形成された空間の容積によって、一回押圧部材6を押圧することで吐出される薬剤63の吐出量を設定することができる。
(実施の形態2)
図8から図11を用いて、実施の形態2に係る薬剤微量投与具1について説明する。図8は、本実施の形態2に係る薬剤微量投与具1に針部2を装着した状態を示す側面図である。図9は、薬剤微量投与具1の断面図である。
図9に示すように、薬剤微量投与具1は、管本体部4と、管本体部4の第1端部に形成されたルアーコネクタ5と、管本体部4の第2端部に形成されたルアーコネクタ7と、管本体部4に第3端部に設けられた押圧部材6とを含む。
管本体部4は、内部に流路10が形成された管部11と、管部11に直線状に接続され、内部に流路19が形成された管部14と、管部14および管部11から突出するように形成された突出管15とを含む。流路10と流路19とは互いに連通している。突出管15も中空状に形成されており、突出管15内の中空部は、流路10,19に連通している。
ルアーコネクタ5は、管部11の端部に設けられ、ルアーコネクタ5には、図8に示す針部2が接続される。ルアーコネクタ7は、管部14の端部に設けられ、管部14には、逆止弁25が設けられている。
突出管15の外周面には、フランジ部16が形成されており、押圧部材6は、フランジ部16に固定されている。押圧部材6は、中空状に形成されており、押圧部材6の中空部は、突出管15の中空部と連通している。
このように形成された薬剤微量投与具1においても、図8に示すように、針部2をルアーコネクタ5に接続し、上記実施の形態1に係る薬剤微量投与具1と同様に、ルアーコネクタ7から薬剤を充填する。なお、薬剤微量投与具1の内容積は、たとえば、0.3〜0.4ml程度である。
図10は、本実施の形態に係る薬剤微量投与具1の使用状態の一例を模式的に示す側面図である。この図10に示すように、薬剤微量投与具1を用いて、目的の部位などに薬剤63を投与する際には、使用者は、手70で薬剤微量投与具1を把持する。
具体的には、突出管15と管本体部4との接続部およびその周囲を親指65と中指67とで挟み込む。そして、人差し指66で押圧部材6を押圧する。使用者が押圧部材6を押圧することで、カヌラ32の先端部から薬剤63が吐出される。
このように、本実施の形態2に係る薬剤微量投与具1においては、鉛筆やボールペンを持つときのように薬剤微量投与具1を把持することができ、薬剤微量投与具1を安定した状態で把持することができる。
このため、使用者が押圧部材6を押圧する動作を行ったとしても、カヌラ32の先端部が振れることを抑制することができ、薬剤63が意図しない場所に付着することを抑制することができる。
図11は、実施の形態2に係る薬剤微量投与具1の変形例を示す側面図である。この図11に示す例においては、薬剤微量投与具1は、押圧部材6が管本体部4から離れるにつれてルアーコネクタ7に近接するように形成されている。このように、突出管15が傾斜することで、使用者が人差し指66で押圧部材6を押圧し易くなる。
(実施の形態3)
図12から図14を用いて本実施の形態3に係る薬剤微量投与具1について説明する。図12は、薬剤微量投与具1を示す側面図であり、図13は、薬剤微量投与具1の断面図である。
本実施の形態に係る薬剤微量投与具1は、管本体部4と、管本体部4の第1端部に形成されたルアーコネクタ5と、管本体部4の第2端部に形成された押圧部材6と、管本体部4の第3端部に形成されたルアーコネクタ7とを備える。
管本体部4は、管部11と、管部11に対して直線状に接続された管部14と、管部11および管部14から突出するように形成された突出管15と、管部14の端部に形成されたフランジ部16とを含む。
ルアーコネクタ5は、管部11の先端部に形成され、ルアーコネクタ7は、突出管15に形成されている。押圧部材6は、フランジ部16に固定されている。
このように形成された薬剤微量投与具1においても、ルアーコネクタ5に針部2を装着した後、ルアーコネクタ7から薬液を供給する。なお、薬剤微量投与具1の内容積は、0.3〜0.4ml程度である。そして、薬液が充填された薬剤微量投与具1を用いて、目的の部位に薬剤63を投与する際には、使用者は、手70の指で薬剤微量投与具1を把持する。
図14は、本実施の形態3に係る薬剤微量投与具1の使用状態の一例を模式的に示す側面図である。この図14に示すように、ルアーコネクタ5を中指67と薬指68とで挟み込む。そして、押圧部材6を親指65と人差し指66とで挟み込む。
このように、間隔をあけて薬剤微量投与具1の2点を挟み込むことで、薬剤微量投与具1を固定することができるので、薬剤微量投与具1を安定した状態で把持することができる。
さらに、ルアーコネクタ5は押圧部材6よりも変形し難い材料で構成されているため、押圧部材6を変形させる際に、中指67および薬指68に力が加わったとしても、ルアーコネクタ5が変形せず、カヌラ32の先端部が振れることを抑制することができる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の
範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。さらに、上記数値などは、例示であり、上記数値および範囲にかぎられない。
1 薬剤微量投与具、2 針部、4 管本体部、5,7 ルアーコネクタ、6 押圧部材、10 流路、11,14 管部、15 突出管、24 筒部、16,54 フランジ部、18 端面、20 底部、21,55 周壁部、22 ねじ部、25 逆止弁、30 合部、31 針基、32 カヌラ、40 シリンジ、41 移注針、42 バレル、43 プランジャ、44 移注針接続部、45 フィンガーグリップ、46 ロッド、47 ガスケット、50 シリンジ接続部、51 支持部、52 穿刺針、53 挿入孔、60 バイアル、61 容器本体、62 キャップ、63 薬剤、65 親指、66 人差し指、67 中指、68 薬指、70 手。

Claims (5)

  1. 内部に流路が形成された剛性を有する管部本体と、
    前記流路と連通する中空針部が接続されると共に前記管部本体に形成された第1接続部と、
    前記管部本体に形成されると共に、薬液が貯留された貯留部から前記薬液が供給される第2接続部と、
    前記管部本体に設けられた押圧部材と、
    を備え、
    前記押圧部材は、使用者によって押圧されることで前記中空針部から薬剤を外部に吐出させ
    前記管部本体は、第1端部および第2端部を含み直線状に延びる管部と、前記管部から突出する突出管を含み、
    前記第1接続部は、前記第1端部に形成され、
    前記第2接続部は、前記突出管に形成され、
    前記押圧部材は、前記第2端部に形成され、
    前記押圧部材は、ゴムまたは樹脂材料から成型された押圧前の状態への復元力を有する弾性変形可能な中空部材からなる、薬剤微量投与具。
  2. 前記第2接続部に設けられ、薬液が外部に漏れることを抑制する逆止弁をさらに備える、請求項1に記載の薬剤微量投与具。
  3. 前記突出管が形成された位置と前記第2端部との間の距離は、前記第1端部と前記突出管が形成された位置との間の距離よりも長い、請求項1または請求項2に記載の薬剤微量投与具。
  4. 内部に流路が形成された剛性を有する管部本体と、
    前記流路と連通する中空針部が接続されると共に前記管部本体に形成された第1接続部と、
    前記管部本体に形成されると共に、薬液が貯留された貯留部から前記薬液が供給される第2接続部と、
    前記管部本体に設けられた押圧部材と、
    を備え、
    前記押圧部材は、使用者によって押圧されることで前記中空針部から薬剤を外部に吐出させ、
    前記管部本体は、第1端部および第2端部を含み直線状に延びる管部と、前記管部から分岐する突出管を含み、
    前記第1接続部は、前記第1端部に形成され、
    前記第2接続部は、前記第2端部に形成され、
    前記押圧部材は、前記突出管の端部に形成され
    前記押圧部材は、ゴムまたは樹脂材料から成型された押圧前の状態への復元力を有する弾性変形可能な中空部材からなる、薬剤微量投与具。
  5. 前記第2接続部に設けられ、薬液が外部に漏れることを抑制する逆止弁をさらに備える、請求項4に記載の薬剤微量投与具。
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