JPH0511874Y2 - - Google Patents

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JPH0511874Y2
JPH0511874Y2 JP1988044514U JP4451488U JPH0511874Y2 JP H0511874 Y2 JPH0511874 Y2 JP H0511874Y2 JP 1988044514 U JP1988044514 U JP 1988044514U JP 4451488 U JP4451488 U JP 4451488U JP H0511874 Y2 JPH0511874 Y2 JP H0511874Y2
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tube
blood
blood transfusion
piston
syringe
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  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は緊急輸血装置、特に大量に出血した患
者に強制的に血液を輸注する装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来より事故等で大量に出血した患者への緊急
輸血として第4図に示すように三路弁30の各開
口端に患者に接続される輸注チユーブ2と輸血バ
ツグ7に接続されるチユーブ9および注射筒4に
接続されるチユーブ31を連結した装置が使用さ
れている。この装置を使用する場合には、まず輸
注チユーブ2とチユーブ9の先端に取着された中
空針3,8をそれぞれ患者と輸血バツグ7に穿刺
し、次いで三路弁30を操作して輸血バツグ7と
注射筒4を連通する流路を形成した後、注射筒4
のピストン5を引き出して輸血バツグ内の血液を
注射筒内に吸出する。次いで三路弁を操作して注
射筒4と輸注チユーブ2を連通する流路を形成
し、しかる後ピストンを押し出して注射筒内に吸
出された血液を患者に注入する。上記三路弁の切
替操作に合致させてピストンの引き出しと押し出
し操作を繰り返すことにより所定量の血液を患者
に輸注することができる。
(考案が解決しようとする課題) 従来の装置では、上記三路弁の切替操作とピス
トンの引き出し及び押し出し操作にそれぞれ操作
員を配置し、ピストンの操作に合せて三路弁を切
替えなければならず操作が繁雑であつた。またピ
ストン操作と三路弁の切替操作のタイミングを一
致させ、しかも気泡の混入、血液注入圧力等に注
意して長時間操作しなければならないため誤操作
の危険があつた。さらに三路弁の操作時に患者に
穿刺された中空針をねじまげる恐れがあり穿刺部
位の汚染の危険があつた。
したがつて本考案の目的は操作が簡単で、かつ
誤操作や穿刺部位の汚染の危険がなく、1人で操
作できる緊急輸血装置を提供することである。
(課題を解決するための手段) すなわち本考案は先端に輸液チユーブを連結し
た接手管の基部に注射筒を取着し、該接手管に設
けられた分岐管に輸血バツグに接続されるチユー
ブを連結して、該接手管の先端部と分岐管内に逆
止弁を設けるとともに、該注射筒のピストンを引
き出すことにより輸血バツグ内の血液を注射筒内
に吸出し、ピストンを押込むことにより注射筒内
に吸出した血液を輸注チユーブへ送出するよう構
成したことを特徴とする緊急輸血装置である。
(作用) 本考案の装置では接手管の先端部と分岐管に逆
止弁を設けることにより注射筒のピストン操作の
みで輸血バツグ内の血液を確実に輸注チユーブか
ら患者へ供給することができる。
(実施例) 次に本考案の緊急輸血装置の実施例を図面にて
説明する。第1図は本考案装置の斜視図であり、
接手管1の先端に輸注チユーブ2が接続され、該
輸注チユーブの先端に患者へ穿刺される中空針3
が取着されている。また接手管1の基部はその内
壁にテーパを設けピストン5を嵌めた注射筒4の
筒先を挿着している。上記注射筒4は接手管1の
基部にチユーブを接続し、該チユーブの端部に注
射筒の筒先を挿通してチユーブを介して接手管と
一体化させてもよい。接手管1に設けられた分岐
管6には先端に輸血バツグに穿刺される中空針8
を取着したチユーブ9が接続されている。11は
接手管1の基部に取着されたバルブであり、第1
図ではこのバルブを介して注射筒が接続されてい
る。上記バルブ11は緊急輸血のとき開放してお
く、そして注射筒4のピストン5の操作で輸血バ
ツグ7内の血液を患者に輸注する。緊急輸血が終
了すると通常落差による輸血が実施されるが、そ
の際にバルブ11を閉止することにより注射筒に
よる緊急輸血から落差輸血に容易に切換えること
ができる。また薬液の注入時にはバルブ11を閉
止した状態で注射筒を取り外した後、薬液が充填
された注射筒を挿着し、次いでバルブ11を開放
してピストンを押し込むことにより容易に薬液を
注入できる。緊急輸血のみに使用する場合には上
記バルブ11は設けなくても構わない。15,1
6,17はそれぞれチユーブ9に取着された血液
フイルター、ドリツプチヤンバー、加温コイルで
ある。
接手管1は第2図に断面図で示すように、先端
に輸注チユーブが接続されるコネクタ20と、基
部にバルブ11を介して注射筒の筒先が挿着され
るテーパ部21を有している。また接手管1に設
けられた分岐管6の先端にはチユーブが接続され
るコネクタ22が設けられている。10,10′
は接手管1の先端部と分岐管6内に嵌入された逆
止弁で可撓性半円筒体を用いそれぞれ接手管の先
端および分岐管の内側が凹となるように配置す
る。上記逆止弁10,10′は上記構造以外の例
えば可撓性チユーブを扁平状に形成したもの、あ
るいは可撓性半球面の凸部に切筋を入れたものな
どを用いることができる。バルブ11は通常図面
に示すようなコツクが用いられる。上記接手管1
は一体成型された後逆止弁を埋め込み、かつコツ
クを取り付ける。また接手管1の先端部と分岐管
は2つ割りのカバーを接合して第3図に示すよう
に全体をハウジング23で覆うようにしている。
このハウジング23は第3図に示すように接続管
の先端コネクタ20と分岐管の先端コネクタ22
への輸注チユーブ2とチユーブ9の誤接続防止の
ために血液の流れ方向を示す印24が刻設されて
いる。かかる流れ方向を示すハウジングを設ける
ことにより緊急時においてもチユーブを間違いな
く接続できてチユーブの誤接続による事故を防止
することができる。
上記装置により緊急輸血する場合、接手管1の
先端に接続した輸注チユーブ2に取着した中空針
3を患者の静脈に穿刺し、かつ分岐管6に接続し
たチユーブ9に取着した中空針8を輸血バツグ7
に穿刺して患者と輸血バツグを連結させる。以上
の準備が終つてバルブ11を開放し、次いで注射
筒4のピストン5を引出すと接手管と注射筒の内
部が陰圧となり、この陰圧により血液は輸血バツ
グ7から吸出されてチユーブ9の中を流下して逆
止弁10′を開き、かつ逆止弁10を閉じて接手
管1と注射筒4の中に吸い込まれる。次にピスト
ン5を押込むと血液は注射筒4と接手管1から送
出されて接手管の先端の方へ流れ、この流れによ
り逆止弁10が開き、逆止弁10′が閉じて輸注
チユーブ2から患者へ送出される。上記ピストン
の操作を繰り返すことにより輸血バツグ内の血液
を強制的に患者へ送出することができる。
(考案の効果) 以上のように、本考案は緊急時に強制的に輸血
を行う際に、注射筒のピストン操作だけで1人
で、かつ安全に輸血を行うことができる。また気
泡の混入、輸注圧の異常等に注意が集中できるた
め輸血時間も短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の緊急輸血装置の斜視図であ
り、第2図は分岐管を取着した接手管の断面図で
あり、第3図は分岐管を取着した接手管の斜視図
であり、第4図は従来の緊急輸血装置の斜視図で
ある。 1……接手管、4……注射筒、5……ピスト
ン、6……分岐管、7……輸血バツグ、10,1
0′……逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端に輸注チユーブを連結した接手管の基部に
    注射筒を取着し、該接手管に設けられた分岐管に
    輸血バツグに接続されたチユーブを連結して、該
    接手管の先端部と分岐管内に逆止弁を設けるとと
    もに、該注射筒のピストンを引き出すことにより
    輸血バツグ内の血液を注射筒内に吸出し、ピスト
    ンを押込むことにより注射筒内に吸出された血液
    を輸注チユーブへ送出するよう構成したことを特
    徴とする緊急輸血装置。
JP1988044514U 1988-03-31 1988-03-31 Expired - Lifetime JPH0511874Y2 (ja)

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JP1988044514U JPH0511874Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31

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JP1988044514U JPH0511874Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31

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Publication Number Publication Date
JPH01147841U JPH01147841U (ja) 1989-10-12
JPH0511874Y2 true JPH0511874Y2 (ja) 1993-03-25

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ID=31270865

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JPH01147841U (ja) 1989-10-12

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