JPS644359Y2 - - Google Patents

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JPS644359Y2
JPS644359Y2 JP1980186390U JP18639080U JPS644359Y2 JP S644359 Y2 JPS644359 Y2 JP S644359Y2 JP 1980186390 U JP1980186390 U JP 1980186390U JP 18639080 U JP18639080 U JP 18639080U JP S644359 Y2 JPS644359 Y2 JP S644359Y2
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JP
Japan
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outer cylinder
piercing needle
chamber
inner cylinder
plunger
Prior art date
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JP1980186390U
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JPS57120033U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は二種類の薬液を順序的に注射すること
ができるようにした注射器に関する。
近年における放射性物質(以下、RIと称する)
を利用した治療検査法では、液状のRIを人体内
部に注射するのと同時にこのRIをすみやかに治
療患部にまでかたまり状態(ボーラス)に圧送す
ることが要求されている。このため、従来では第
1図に示すように、刺通針1を接続したチユーブ
2に取付けた切換コツク(三方活栓)3を介して
チユーブ4,5を二又状に接続し、その一方4に
RI用注射器6を接続し、他方5に生理的食塩水
(以下、生食と称する)の注射器7を接続してお
り、最初に注射器6にてRIを注射し、次に注射
器7にて生食を注射することにより、RIを生食
の注射圧力にて患部に圧送するようにしている。
しかしながら、この装置では注射器6を操作して
RIを所定量注射した後には直ちにコツク3を切
換えて注射器7を操作しなければならないため、
装置を一人で操作することは困難であり最低2人
の人員が必要とされかつ熟練も要求される。ま
た、注射器6,7の操作とコツク3の切換操作の
タイミングが狂うと、RIや生食がチユーブと注
射器やコツクの継ぎ部から噴出する等の事故が生
じ易く、RIや生食の好適な注射が阻害されしか
も再現性が困難になる。
更に、近年では使い捨ての注射器が多用されて
いるがこのように2本の注射器を1回の使用毎に
捨てることは経済的に有効でないと共に、RI廃
棄物の容量の増大にもなつて安全対策上好ましく
ない。
本考案はこのような従来の不具合に鑑み、外
筒、内筒、プランジヤにて第1,第2の薬液室を
画成し、かつ内筒が所定の状態にまで移動された
ときに刺通針が第1液室から第2液室に切換つて
連通され得るように構成することにより、1人の
人員で操作できしかも確実にRI、生食等の二種
類の薬液を順序的に注射してRIをボーラスに圧
送することができる注射器を提供することを目的
としている。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第2図は注射器10の全体断面図を示し、1
1は外筒、12はこの外筒11内に移動可能に挿
入した内筒、13はこの内筒内に挿入したプラン
ジヤであり、前記外筒11と内筒12との間には
第1の薬液室Raを画成し、内筒12とプランジ
ヤ13との間には第2の薬液室Rbを画成してい
る。前記外筒11の先端部には刺通針14を取着
しており、この刺通針14の後端部14aは外筒
11の内方に向かつて突出しかつ開口している。
また、前記内筒12の先端部はゴム等の栓体15
を嵌着しており、この栓体15の周面を外筒11
の内周面に摺接してシールを図つている。また、
この栓体15は、内筒12が外筒11の先端部の
近傍に移動したときに前記刺通針14の後端部1
4aに刺通され、刺通針14を内筒内の第2の薬
液室Rbに連通するようにしている。ここで、栓
体15には自閉性のある材料であれば樹脂等の材
質を使用してもよい。前記プランジヤ13には従
来と同一構成のものを使用でき、その先端には内
筒周面に液密的に摺接するシール体16を取着し
ている。
ここで、本例では第3図に拡大図示するように
前記刺通針14の後端14aを斜めに削成してそ
の開口縁が外筒11の先端部内面11aに略一致
するように形成する一方、内筒12の栓体15端
面が外筒11の先端部内面11aに接触して第1
の薬液室Raの容積を殆んど零にしたときにはじ
めて刺通針14の後端が栓体15を貫通して第2
の薬液室Rbを刺通針14に連通するように、刺
通針後端部14aの長さ或いは栓体15の軸方向
の厚さ寸法を設定しているものとする。
以上の構成の注射器の使用方法を次に説明す
る。まず、第4図Aのように、内筒12を外筒1
1の先端部側にまでいつぱいに押し込んで刺通針
14の後端部14aを栓体15に貫通させ、この
まま刺通針14を内筒内部に連通させた状態に内
筒12を保持しながらプランジヤ13をゆつくり
と伸長させ刺通針14を通して第2の薬液室Rb
内に生食を必要量吸入する。次に同図Bのように
外筒11に対して内筒12を伸長させると、栓体
15は刺通針14から抜け出して該部を閉塞し、
前述した第2の薬液室Rbを封止して生食を内筒
内に保つと同時に、刺通針14の後端部14aは
外筒11内部に連通する。したがつて、このまま
内筒12を外筒11に対して伸長することにより
第1の薬液室RaにはRIを吸入することができる。
このようにして、生食とRIを吸入した後に、
第5図Aのように、刺通針14の前端を患者Mに
刺し、次いで外筒11を片手で保持しながら他方
の手でプランジヤ13のみを押圧させる。これに
より、非圧縮性である液体(生食)を封止した内
筒12はプランジヤ13と共に外筒11内を先端
に向かつて移動され、第1の薬液室Raの容積を
減少させながら室内のRIを刺通針14を通して
患者に注射する。そして、内筒12が外筒の先端
部に近づくにつれて刺通針の後端部14aは栓体
15内に刺入され、第1の薬液室Raの容積を殆
んど零にして室内のRIを完全に注射した時点で
刺通針14が第2の薬液室Rbに切換つて連通す
る。すると、第2薬液室Rbの封止状態が崩れる
ため、今度は同図Bのように内筒12内をプラン
ジヤ13のみが移動され第2薬液室Rb内の生食
を刺通針14を通して患者に注射する。この結
果、例えば患者の血管内に先に注射されたRIは、
連続して後から注射される生食の注射圧力によつ
て血管中を強制的に移動されすみやかに患部にま
でボーラスに圧送されることになる。しかも、こ
の間の操作は単にプランジヤ13を押すだけの操
作でよく、極めて簡単に行なうことができる。
第6図は本考案の他の実施例であり、前例と同
一部分には同一符号を付している。この例では、
外筒11および内筒12の先端部11A,12A
を小径に形成しているので、特にRIを微小量採
取しかつこれを注射する場合に適している。また
各部材をプラスチツク材にて形成して使い捨てで
きるようにしている。
なお、前記例ではRIと生食について用いた場
合であるが、他の薬剤にも同様にして利用するこ
ともできる。更に外筒11、内筒12及びプラン
ジヤ13等の形状を部分的或いは全体的に設計変
更できることは言うまでもない。
以上説明したように本考案の注射器は外筒、内
筒、プランジヤの間に第1,第2の薬液室を画成
し、かつ内筒が外筒先端部に近接したときに刺通
針が第2の薬液室から第1の薬液室に切換つて連
通する構成としているので、注射器を1人で操作
するだけで極めて簡単に異種の薬液を順序的かつ
迅速にしかもボーラスに注射できる。また、2個
以上の注射器や切換コツク、チユーブ等を使用し
ないので部品点数の低減を図ることができ、特に
注射器を使い捨て用に製作したときには経済的に
も有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の注射方法を説明する図、第2図
は本考案の注射器の断面図、第3図は要部の拡大
図、第4図A,B及び第5図A,Bは操作方法を
説明するための断面図、第6図は他の実施例の断
面図である。 10……注射器、11……外筒、12……内
筒、13……プランジヤ、14……刺通針、14
a……後端部、15……栓体、16……シール
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前端、後端に刺通部を有する刺通針を先端に取
    着した外筒と、この外筒内に移動可能に挿入しか
    つその先端に前記刺通針の後端が刺通され得るゴ
    ム等の栓体を設けた内筒と、この内筒内に挿入し
    たプランジヤとを備えて前記外筒と内筒との間に
    第1の薬液室を、内筒とプランジヤとの間に第2
    の薬液室を夫々画成でき、前記外筒内を内筒が移
    動して前記第1の薬液室容積を殆んど零にまで低
    減したときに、前記刺通針の後端を前記栓体に刺
    通して刺通針をそれまでの第1の薬液室との連通
    状態から第2の薬液室に切換連通させるよう構成
    し、プランジヤの押込操作によつて第1の薬液室
    内の放射性物質等の薬液を第2の薬液室内の生理
    的食塩水等の薬液によつて圧送状態に注射し得る
    よう構成したことを特徴とする注射器。
JP1980186390U 1980-12-26 1980-12-26 Expired JPS644359Y2 (ja)

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JP1980186390U JPS644359Y2 (ja) 1980-12-26 1980-12-26

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Publication Number Publication Date
JPS57120033U JPS57120033U (ja) 1982-07-26
JPS644359Y2 true JPS644359Y2 (ja) 1989-02-03

Family

ID=29988290

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JPS57120033U (ja) 1982-07-26

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