JP2007222472A - 薬剤微量投与具セット - Google Patents
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Abstract
【課題】薬剤を微量、正確、安全に投与する薬剤微量投与具セットを提供する。
【解決手段】カヌラ11と針基12を有する注射針1と、注射針接続具21とチューブ部材22と穿刺針接続具23を備えた微量投与具2。中空の穿刺針31とシリンジ接続部32が設けられ、穿刺針31が、シリンジ接続部32と連通している移注針3と、移注針3との接続部と移注針接続部41に連接するバレル42とバレル42中に挿入されたプランジャ43を備えたシリンジ4。シリンジ4に接続した移注針3に薬剤を収容したバイアルを接続し、バイアルから移注針3を経て薬剤をシリンジ4のバレル42中に注入する。バイアルを移注針3から取り除き、注射針1を接続した微量投与具2に移注針3を接続し、薬剤を微量投与具2に注出した後、微量投与具2を移注針3から取り外し、微量投与具2に注入された薬剤を手でもってポンピングして、注射針1から目的の部位へ投与する。
【選択図】図1
【解決手段】カヌラ11と針基12を有する注射針1と、注射針接続具21とチューブ部材22と穿刺針接続具23を備えた微量投与具2。中空の穿刺針31とシリンジ接続部32が設けられ、穿刺針31が、シリンジ接続部32と連通している移注針3と、移注針3との接続部と移注針接続部41に連接するバレル42とバレル42中に挿入されたプランジャ43を備えたシリンジ4。シリンジ4に接続した移注針3に薬剤を収容したバイアルを接続し、バイアルから移注針3を経て薬剤をシリンジ4のバレル42中に注入する。バイアルを移注針3から取り除き、注射針1を接続した微量投与具2に移注針3を接続し、薬剤を微量投与具2に注出した後、微量投与具2を移注針3から取り外し、微量投与具2に注入された薬剤を手でもってポンピングして、注射針1から目的の部位へ投与する。
【選択図】図1
Description
本発明は生体組織接着剤などの薬剤を微量に、正確に、かつ安全に投与することが可能である薬剤微量投与具セットに関する。
従来から、慢性中耳炎や外傷による鼓膜穿孔に対して鼓膜孔閉鎖術または鼓膜形成が行われている。鼓膜形成術では、通常、移植材料を鼓室内に挿入し、穿孔縁の内側に密着させ、フィブリン糊を滴下して、移植材料を鼓膜の穿孔縁に接着させる。このようなフィブリン糊などの生体組織接着剤の微量投与具として、シリンジと変形自在なノズルの間に、両端にそれぞれこのシリンジおよびノズルとの接続部を有するポンピング可能なチューブ材が介在されてなる生体組織接着剤投与具が提案されている(特許文献1)。
特開2001−17437号公報
しかしながら、シリンジと変形自在なノズルの間に、両端にそれぞれこのシリンジおよびノズルとの接続部を有するポンピング可能なチューブ材が介在されてなる生体組織接着剤投与具では、薬剤を投与するために以下に示す(i)〜(iv)の作業を行わなくてはならず、薬剤移注用の針を取り付け、その後、取り外すことは作業効率が悪い。
(i)シリンジにバイアルからの薬剤移注用の針を取付ける。
(ii)該針をバイアルのゴム栓に穿刺しバイアル内の薬剤をシリンジ内に吸引する。
(iii)前記移注用の針を取り外す。
(iv)チューブ部材をシリンジに取り付ける。
また、薬剤移注用の針としては通常の注射針を使用するため、バイアルのゴム栓に該針を斜めに穿刺した場合にコアリング(ゴム片の脱落)が発生するおそれがある。
(i)シリンジにバイアルからの薬剤移注用の針を取付ける。
(ii)該針をバイアルのゴム栓に穿刺しバイアル内の薬剤をシリンジ内に吸引する。
(iii)前記移注用の針を取り外す。
(iv)チューブ部材をシリンジに取り付ける。
また、薬剤移注用の針としては通常の注射針を使用するため、バイアルのゴム栓に該針を斜めに穿刺した場合にコアリング(ゴム片の脱落)が発生するおそれがある。
このような課題を解決するために、本発明者らは種々鋭意、検討したところ、微量投与具の穿刺針接続具に下記移注針で穿刺可能なキャップ部材を設けて、該キャップ部材および移注針を介して、シリンジに収容された生体組織接着剤を微量投与具に移送し、微量投与具のチューブ部材を指で押して生体組織接着剤を注射針接続部から排出し、注射針から患部へ投与することを見いだし、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、
(A)カヌラと針基を有する注射針と、
(B)前記針基との接続部を有する注射針接続具と、該注射針接続具に連接するチューブ部材と、先端にチューブ部材とのチューブ部材接続部を有し、基端に移注針の穿刺針との穿刺針接続部を有する穿刺針接続具を備えた微量投与具と、
(C)円板状のハブの同軸上反対側にそれぞれ中空の穿刺針と、シリンジ接続部が設けられるとともに、前記ハブの外縁に前記穿刺針の先端を超えて、該穿刺針と同心状に延びる筒状のバイアル装着部が設けられ、前記穿刺針がシリンジ接続部と連通している移注針と、
(D)移注針との接続部と、該移注針接続部に連接するバレルと、該バレル中に挿入されたプランジャを備えたシリンジ
を有する薬剤微量投与具セットである。
(A)カヌラと針基を有する注射針と、
(B)前記針基との接続部を有する注射針接続具と、該注射針接続具に連接するチューブ部材と、先端にチューブ部材とのチューブ部材接続部を有し、基端に移注針の穿刺針との穿刺針接続部を有する穿刺針接続具を備えた微量投与具と、
(C)円板状のハブの同軸上反対側にそれぞれ中空の穿刺針と、シリンジ接続部が設けられるとともに、前記ハブの外縁に前記穿刺針の先端を超えて、該穿刺針と同心状に延びる筒状のバイアル装着部が設けられ、前記穿刺針がシリンジ接続部と連通している移注針と、
(D)移注針との接続部と、該移注針接続部に連接するバレルと、該バレル中に挿入されたプランジャを備えたシリンジ
を有する薬剤微量投与具セットである。
前記穿刺針接続部がさらに、該穿刺針接続部を覆うキャップ部材を有する、上記薬剤微量投与具セットである。
前記穿刺針接続部が基端外周に雌ネジを有し、さらに、該雌ネジと螺合する雄ネジを円筒部材の内周に有する中空部材を備え、該中空部材底部には、穿刺針が穿刺可能であるゴム部材を内包していている、上記薬剤微量投与具セットである。
前記穿刺針接続部が、基端に穿刺針が挿入可能な逆止弁を有し、さらに、該穿刺針接続部と穿刺針とを覆う樹脂製チューブにより両者を接続可能とする、上記薬剤微量投与具セットである。
本発明では、通常の注射針である薬剤移注用針を使用することなく、生体組織接着剤などの薬剤を微量に、正確に、かつ安全に投与することが可能である薬剤微量投与具セットが得られる。
次に、本発明の薬剤微量投与具セットについて、図面に基づいて説明する。図1は本発明の薬剤微量投与具セットを構成する各部品を示す縦断面図であり、図2および図3は微量投与具の他の例を示す断面図である。図4および図5は、図2および図3に示す薬剤微量投与具を接続した移注針とシリンジを示す断面図である。図6は、本発明の薬剤微量投与具セットを使用する手順を示す縦断面図であり、図7は注射針を接続した薬剤微量投与具を使用する方法を説明する図である。
本発明の薬剤微量投与具セットは、(A)注射針、(B)微量投与具、(C)移注針および(D)シリンジを有する。
本発明の薬剤微量投与具セットを使用するには、まず、(C)移注針と(D)シリンジを接続し、(A)注射針と(B)微量投与具を接続する。次いで、薬剤を収容したバイアルを(C)移注針に接続し、バイアルから(C)移注針を経て薬剤を(D)シリンジのバレル中に注入する。バイアルを移注針から取り除いた後、(A)注射針を接続した(B)微量投与具に薬剤を導出し、(B)微量投与具を(C)移注針から取り外し、(B)微量投与具に導出された薬剤を手でもってポンピングして、(A)注射針から目的の部位へ投与する(図6参照)。
本発明の薬剤微量投与具セットは、(A)注射針、(B)微量投与具、(C)移注針および(D)シリンジを有する。
本発明の薬剤微量投与具セットを使用するには、まず、(C)移注針と(D)シリンジを接続し、(A)注射針と(B)微量投与具を接続する。次いで、薬剤を収容したバイアルを(C)移注針に接続し、バイアルから(C)移注針を経て薬剤を(D)シリンジのバレル中に注入する。バイアルを移注針から取り除いた後、(A)注射針を接続した(B)微量投与具に薬剤を導出し、(B)微量投与具を(C)移注針から取り外し、(B)微量投与具に導出された薬剤を手でもってポンピングして、(A)注射針から目的の部位へ投与する(図6参照)。
本発明における注射針1とは、カヌラ11と針基12を有する。カヌラ11は刃先が形成されておらず、自由に所定の形状に正確に曲げることができ、しかも曲げた際の形状をそのまま保持しうる性質を有することが好ましい。カヌラ11の形成材料としては、焼鈍されたステンレス鋼(SUS304など)が好ましい。針基12は、一般の注射針と同様なものであり、通常、金属あるいは熱可塑性樹脂、例えば、ポリプロピレンやポリエチレン、メチルペンテンポリマー、ポリカーボネートなどで形成され、微量投与具2に接続可能な嵌合部13を備えている。該嵌合部13は注射針接続具21の接続部211に螺合される。カヌラ11は針基12の嵌合部13の反対側に挿入固定されている。
本発明における微量投与具2とは、前記針基12との接続部211を有する注射針接続具21と、該注射針接続具21に連接するチューブ部材22と、先端にチューブ部材22とのチューブ部材接続部231を有し、基端に移注針3の穿刺針31との穿刺針接続部232を有する穿刺針接続具23を備えている。
注射針接続具21は、針基12との接続部211を先端に有する。該接続部211の形状は、注射針1の針基12により、適宜選択されるが、例えば、ルアーチップおよびこれを囲繞する円筒状のルアーロック部があり、針基12と螺合することができる。注射針接続具21の基端には、チューブ部材22の一端と連接することができるように、細径の管状部212が設けられている。
チューブ部材22は、チューブ本体の両端にそれぞれ注射針接続具21との接続部と穿刺針接続具23との接続部を有する。チューブ本体は軟質塩化ビニル樹脂やゴム弾性体、例えば天然ゴムやブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、イソプレンゴム、シリコーンゴムなどから成形されたポンピング可能な中空部材である。チューブ部材の内外径および長さは、微量な液体をポンピング可能であれば特に限定されない。
図1における穿刺針接続具23は先端にチューブ部材22との接続部231を有し、基端に移注針3と接続できる穿刺針接続部232を有する。該穿刺針接続部232は、一例として該穿刺針接続部232を覆うキャップ部材24を有する(図1、図6)。
キャップ部材24は、移注針3の穿刺針31を穿刺して液体がチューブ部材22に導入された後、穿刺針31を引き抜いても、液体がチューブ部材22内部に保持され、かつチューブ部材22をポンピングしても液体を漏出させない機能を有するものであり、材料としては、例えば天然ゴムやブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、イソプレンゴム、シリコーンゴムなどの弾性材料が挙げられるが、特に限定されない。
注射針接続具21と穿刺針接続具23は、通常、使用される熱可塑性樹脂、例えば、ポリプロピレンやポリエチレン、メチルペンテンポリマー、ポリカーボネートなどで形成される。
注射針接続具21は、針基12との接続部211を先端に有する。該接続部211の形状は、注射針1の針基12により、適宜選択されるが、例えば、ルアーチップおよびこれを囲繞する円筒状のルアーロック部があり、針基12と螺合することができる。注射針接続具21の基端には、チューブ部材22の一端と連接することができるように、細径の管状部212が設けられている。
チューブ部材22は、チューブ本体の両端にそれぞれ注射針接続具21との接続部と穿刺針接続具23との接続部を有する。チューブ本体は軟質塩化ビニル樹脂やゴム弾性体、例えば天然ゴムやブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、イソプレンゴム、シリコーンゴムなどから成形されたポンピング可能な中空部材である。チューブ部材の内外径および長さは、微量な液体をポンピング可能であれば特に限定されない。
図1における穿刺針接続具23は先端にチューブ部材22との接続部231を有し、基端に移注針3と接続できる穿刺針接続部232を有する。該穿刺針接続部232は、一例として該穿刺針接続部232を覆うキャップ部材24を有する(図1、図6)。
キャップ部材24は、移注針3の穿刺針31を穿刺して液体がチューブ部材22に導入された後、穿刺針31を引き抜いても、液体がチューブ部材22内部に保持され、かつチューブ部材22をポンピングしても液体を漏出させない機能を有するものであり、材料としては、例えば天然ゴムやブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、イソプレンゴム、シリコーンゴムなどの弾性材料が挙げられるが、特に限定されない。
注射針接続具21と穿刺針接続具23は、通常、使用される熱可塑性樹脂、例えば、ポリプロピレンやポリエチレン、メチルペンテンポリマー、ポリカーボネートなどで形成される。
本発明の微量投与具2の他の例としては、図2に示すように、穿刺針接続部232が先端にチューブ部材22との接続部231を有し、基端外周に雌ネジを有するものがある。該雌ネジは、円筒部材の内周に該雌ネジと螺合する雄ネジを有する中空部材25と螺合する。中空部材底部には、穿刺針31が穿刺可能であるゴム部材26を内包している。ゴム部材26の中心は穿刺針31が穿刺可能であるように、周囲よりも厚さを減少させておくことが好ましい。この場合には、前記した穿刺針接続具23を覆うキャップ部材24を必要としない。
図4は、図2に示した微量投与具2と移注針3およびシリンジ4とを接続した態様を示すものであり、ゴム部材26と穿刺針31が液密に接続されている。
本発明の微量投与具2の別な例としては、図3に示すように、穿刺針接続部232が先端にチューブ部材22との接続部231を有し、基端に穿刺針31が挿入することが可能な逆止弁233を有するものがある。該穿刺針接続部232と穿刺針31とを覆う樹脂製チューブ27を設けて、両者を接続する。逆止弁233は、シリンジ4から微量投与具2内に液体を注入する際には開口するが、チューブ部材22をポンピングした際には開口せず、穿刺針接続部232側に液体を漏出させない機能を有する。逆止弁233の形成材料としては、例えば、天然ゴムやブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、イソプレンゴム、シリコーンゴムなどの弾性材料が挙げられるが、特に限定されない。また、樹脂製チューブ27は、逆止弁233を介して穿刺針接続部232と液密に接続されるようになっている。また、その基端にはフレア271が形成されていても良く、該フレア271は、穿刺針接続部232と穿刺針31を接続する際のガイドとして機能する。樹脂製チューブ27の形成材料としては、ポリプロピレンやポリエチレン、メチルペンテンポリマー、ポリカーボネートなどのプラスチック樹脂が挙げられるが、特に限定されない。
図5は、図3に示した微量投与具2と移注針3とを接続した態様を示すものであり、樹脂製チューブ27に穿刺針31が液密に接続されている。
図5は、図3に示した微量投与具2と移注針3とを接続した態様を示すものであり、樹脂製チューブ27に穿刺針31が液密に接続されている。
本発明における移注針3とは、円板状のハブ33の同軸上反対側にそれぞれ中空の穿刺針31と、シリンジ接続部32が設けられるとともに、前記ハブ33の外縁に前記穿刺針31の先端を超えて該穿刺針31と同心状に延びる筒状のバイアル装着部34が設けられる。シリンジ接続部32にはシリンジ装着部35が設けられ、シリンジ4の移注針接続部41と接合することができる。
移注針3を形成する材料は、通常、使用される熱可塑性樹脂、例えば、ポリプロピレンやポリエチレン、メチルペンテンポリマー、ポリカーボネートなどである。穿刺針31は、バイアルのゴム製キャップなどを穿刺可能になっており、移注針3本体と一体に成形されていても良いし、金属材料によりなる移注針3に取り付けるようにしても良い。
移注針3を形成する材料は、通常、使用される熱可塑性樹脂、例えば、ポリプロピレンやポリエチレン、メチルペンテンポリマー、ポリカーボネートなどである。穿刺針31は、バイアルのゴム製キャップなどを穿刺可能になっており、移注針3本体と一体に成形されていても良いし、金属材料によりなる移注針3に取り付けるようにしても良い。
本発明におけるシリンジ4とは、移注針3のシリンジ装着部35と接合できる移注針接続部41と、該移注針接続部41に連接するバレル42と、該バレル42中に挿入されたプランジャ43を有する。
移注針接続部41の形状は、移注針3のシリンジ装着部35により、適宜選択されるが、例えば、ルアーチップおよびこれを囲繞する円筒状のルアーロック部があり、シリンジ装着部35と螺合することができる。
バレル42は、薬剤を収容可能な空間部を有する円筒部材であり、基端側にはプランジャ43を押し込む操作を容易にするフィンガーグリップ421が設けられている。
プランジャ43は、先端にガスケット431、中間にプランジャーロッド432を有し、手動により薬剤の注入および導出を可能とする。
シリンジ4を形成する材料は、通常、使用される熱可塑性樹脂、例えば、ポリプロピレンやポリエチレン、メチルペンテンポリマー、ポリカーボネートなどである。
移注針接続部41の形状は、移注針3のシリンジ装着部35により、適宜選択されるが、例えば、ルアーチップおよびこれを囲繞する円筒状のルアーロック部があり、シリンジ装着部35と螺合することができる。
バレル42は、薬剤を収容可能な空間部を有する円筒部材であり、基端側にはプランジャ43を押し込む操作を容易にするフィンガーグリップ421が設けられている。
プランジャ43は、先端にガスケット431、中間にプランジャーロッド432を有し、手動により薬剤の注入および導出を可能とする。
シリンジ4を形成する材料は、通常、使用される熱可塑性樹脂、例えば、ポリプロピレンやポリエチレン、メチルペンテンポリマー、ポリカーボネートなどである。
本発明の薬剤微量投与具セットを使用するには、例えば、まず、図6に示されるように、移注針3とシリンジ4を接続する。次いで、薬剤を収容したバイアルVを移注針3に接続し、バイアルVから移注針3を経て、薬剤Dをシリンジ4のバレル42中に注入する。バイアルVを移注針3から取り除いた後、注射針1を接続した微量投与具2を移注針3に接続する。そして、シリンジ4のプランジャ43を押し込むことにより、微量投与具2のチューブ部材22中に薬剤Dを導出し、次いで、微量投与具2を移注針3から取り外し、手でもってチューブ部材22をポンピングして、微量投与具2に導出された薬剤Dを注射針1から目的の部位へ投与する。
手でもってチューブ部材22をポンピングする態様を図7に示す。
手でもってチューブ部材22をポンピングする態様を図7に示す。
本発明では、薬剤として、フィブリン糊などの生体接着剤に限らず、局所に微量に投与すべき薬剤であって、種々の形態を有する薬剤を利用できる。
1 注射針
11 カヌラ
12 針基
2 微量投与具
21 注射針接続具
22 チューブ部材
23 穿刺針接続具
233 逆止弁
24 キャップ部材
25 中空部材
26 ゴム部材
27 樹脂製チューブ
3 移注針
31 穿刺針
32 シリンジ接続部
33 ハブ
34 バイアル装着部
35 シリンジ装着部
4 シリンジ
41 移注針接続部
42 バレル
43 プランジャ
V バイアル
D 薬剤
11 カヌラ
12 針基
2 微量投与具
21 注射針接続具
22 チューブ部材
23 穿刺針接続具
233 逆止弁
24 キャップ部材
25 中空部材
26 ゴム部材
27 樹脂製チューブ
3 移注針
31 穿刺針
32 シリンジ接続部
33 ハブ
34 バイアル装着部
35 シリンジ装着部
4 シリンジ
41 移注針接続部
42 バレル
43 プランジャ
V バイアル
D 薬剤
Claims (4)
- (A)カヌラと針基を有する注射針と、
(B)前記針基との接続部を有する注射針接続具と、該注射針接続具に連接するチューブ部材と、先端にチューブ部材とのチューブ部材接続部を有し、基端に移注針の穿刺針との穿刺針接続部を有する穿刺針接続具を備えた微量投与具と、
(C)円板状のハブの同軸上反対側にそれぞれ中空の穿刺針と、シリンジ接続部が設けられるとともに、前記ハブの外縁に前記穿刺針の先端を超えて、該穿刺針と同心状に延びる筒状のバイアル装着部が設けられ、前記穿刺針が、シリンジ接続部と連通している移注針と、
(D)移注針との接続部と、該移注針接続部に連接するバレルと、該バレル中に挿入されたプランジャを備えたシリンジ
を有する薬剤微量投与具セット。 - 前記穿刺針接続部がさらに、該穿刺針接続部を覆うキャップ部材を有する、請求項1記載の薬剤微量投与具セット。
- 前記穿刺針接続部が基端外周に雌ネジを有し、さらに、該雌ネジと螺合する雄ネジを円筒部材の内周に有する中空部材を備え、該中空部材底部には、穿刺針が穿刺可能であるゴム部材を内包している、請求項1記載の薬剤微量投与具セット。
- 前記穿刺針接続部は基端に穿刺針が挿入可能な逆止弁を有し、さらに、該穿刺針接続部と穿刺針とを覆う樹脂製チューブにより穿刺針接続具と穿刺針とを接続可能とする、請求項1記載の薬剤微量投与具セット。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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