JP3256962B2 - プレフィルドシリンジ - Google Patents

プレフィルドシリンジ

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JP3256962B2 JP35053297A JP35053297A JP3256962B2 JP 3256962 B2 JP3256962 B2 JP 3256962B2 JP 35053297 A JP35053297 A JP 35053297A JP 35053297 A JP35053297 A JP 35053297A JP 3256962 B2 JP3256962 B2 JP 3256962B2
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準 二川
壽和 平山
三津夫 村上
年男 栩山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレフィルドシリン
ジに関する。より詳しくは、本発明は、予め歯科用の局
所麻酔剤などの薬液の充填された薬液カートリッジを含
んでなるプレフィルドシリンジの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】注射液を封入したカートリッジを装填し
て使用する注射器は、従来、カートリッジを保持する外
筒と、外筒の先端チップに装着される両頭針と、外筒の
基端の開放端から挿通されるプランジャとを含んでな
り、使用に際しては、滅菌された注射器にカートリッジ
を装填し、プランジャを押してカートリッジのゴム栓を
両頭針で刺通して両頭針とカートリッジを連通していた
(実開平4−11354号公報など)。しかしながら、
このような従来のプレフィルドシリンジでは、カートリ
ッジを外筒に装填する必要があるため、無菌的にカート
リッジと両頭針を連通することが困難であった。
【0003】そこで、無菌性を確保するために、外筒の
基端部を、外筒とカートリッジとの隙間から菌が進入す
るのを防ぐゴム弾性材料からなるキャップでシールした
構成のものが提案されている(特開平7−51370号
公報)。しかしながら、このものは、コスト的に問題が
ある。また、前記従来のカートリッジはいずれもその口
部(先端開口)をアルミニウムのカシメ具ででカシメた
ものであるためコスト的に問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は如上の事情に
鑑みてなされたもので、アルミニウム等からなるカシメ
具を必要としないカートリッジを使用したプレフィルド
シリンジを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、カートリッジの口部をゴム弾性材料か
らなるキャップで閉鎖した構成を採用している。すなわ
ち、本発明のプレフィルドシリンジは、基端が開放され
ており先端に注射針接続手段を備え基端に指掛け手段を
備えた外筒と、該外筒の基端開口から挿着された、両端
が開放されており先端開口がゴム弾性材料からなるキャ
ップで閉鎖され基端開口がガスケットで閉鎖された薬液
カートリッジと、前記外筒の基端開口から挿通され前記
ガスケットに結合されるプランジャと、前記外筒の注射
針接続手段に接続された両頭針と、該両頭針に被冠され
たキャップを含んでなり、前記外筒の注射針接続手段に
隣接する内腔部分に、薬液カートリッジの先端開口のキ
ャップを圧迫して該先端開口にキャップを強く嵌合させ
るシール性補強手段が設けられたことを特徴とする。
【0006】ここで、シール性補強手段は、外筒の注射
針接続手段に隣接する部分に形成された、先端方向にテ
ーパー状に縮径されたテーパー部であっても、段差状に
形成された縮径段部あるいは、環状リブであってもよ
い。また、注射針接続手段は、両頭針のハブと嵌合する
中空のチップと、該チップの外側に同心状に形成された
雌型結合手段からなるものが好ましい。両頭針を注射針
接続手段に直接取り付けず、注射針接続手段に筒状のキ
ャップガイドを取り付け、キャップの冠着された両頭針
がキャップガイドの内壁に沿ってスライド可能な構成に
してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を示す縦
断面図であり、プランジャを外した状態を示す、また、
図2は図1の外筒の縦断面図、図3は図2の要部拡大断
面図である。また、図4は本発明の他の実施例を示す縦
断面図である。図1および図4に示すように、本発明の
プレフィルドシリンジは、先端に注射針接続手段11を
備え基端に指掛け手段12を備えた外筒1と、口部21
がゴムキャップ23で閉鎖され基端開口22がガスケッ
ト24で閉鎖された薬液カートリッジ2と、プランジャ
3と、外筒1の注射針接続手段11に接続された両頭針
4と、この両頭針4のキャップ5を含んでなり、外筒1
の注射針接続手段11に隣接する内腔部分に、薬液カー
トリッジ2のゴムキャップ23を圧迫して口部21を液
密に保持するシール性補強手段16が設けられたことを
特徴とする。
【0008】外筒1は通常ポリプロピレンやポリエチレ
ン、環状ポリオレフィン、ポリスチレン、メチルペンテ
ンポリマー、ポリカーボネート等の透明な合成樹脂から
形成された筒状の容器であり、基端が開放されており、
先端に注射針接続手段11を備え、基端に指掛け手段1
2を備え、注射針接続手段11に隣接する部分の内腔に
は、薬液カートリッジ2の先端開口(口部)21に冠着
されたゴムキャップ23を圧迫して口部21に強く嵌合
させ、両頭針4によりキャップ23を刺通する際にキャ
ップ23と口部21の間から薬液がリークしないよう
に、口部21を液密に保持するシール性補強手段16が
設けられている。シール性補強手段16としては一般
に、図3に示すような、外筒1の注射針接続手段11に
隣接する内腔部分に形成された、先端方向にテーパー状
に縮径されたテーパー部が採用されるが、他に、図示し
ていないが、段差状に形成された縮径段部や、環状リブ
あるいは縦リブであってもよい。尚、外筒1の内腔に
は、薬液カートリッジを保持するための複数の縦リブ1
3や、両頭針4との連通前及び連通後に薬液カートリッ
ジ2が基端方向に移動しないようにするための環状リブ
15、14を設けるのが好ましい。
【0009】薬液カートリッジ2は一般にガラス(硼珪
酸ガラスなど)からなる両端の開放した筒状容器であ
り、内部に注射液や溶解液(図示していない)が充填さ
れている。そして、薬液カートリッジ2の先端開口(口
部21に形成されている)はイソプレンゴムやブチルゴ
ムなどのゴム弾性材料からなるキャップ(ゴムキャッ
プ)23で閉鎖されており、基端開口22はゴムキャッ
プ23と同様の材料からなるガスケット24で閉鎖され
ている。ガスケット24には、プランジャ3の先端の雄
型結合手段(雄ネジ)31と結合する雌型結合手段(雌
ネジ)241が設けられており、図1に示すようなタイ
プのプレフィルドシリンジの場合、プランジャ3の雄ネ
ジ31とガスケット24の雌ネジ241の結合は両頭針
4と薬液カートリッジ2の連通後に行われる。
【0010】外筒1の先端の注射針接続手段11には、
先端と基端にそれぞれ穿刺針42、43を有する両頭針
4が取り付けられている。注射針接続手段11は、両頭
針4のハブ41と嵌合する中空のチップ111のみから
なるものであってもよいが、チップ111とその外側に
これと同心状に形成された雌型結合手段(雌ネジ)11
2からなるものが好ましい。この場合、両頭針4はハブ
41の外壁に雄型結合手段(二条ネジ等)411を設け
たものが採用され、注射針接続手段11は両頭針4のハ
ブ41とルアーロックされるようになっている。この
時、図1に示すタイプのプレフィルドシリンジでは、両
頭針4の基端側の穿刺針43の先端はチップ111の中
空部分を貫通して外筒1の先端の内腔に突出しており、
薬液カートリッジ2の先端は外筒1のシール性補強手段
16に隣接する位置に保持されている。そして、両頭針
4と薬液カートリッジ2の連通操作は、両頭針4からキ
ャップ5を外し、これを外筒1の基端開口22から挿入
して薬液カートリッジ2を押すことによって行うことが
できる。
【0011】外筒1の先端の注射針接続手段11には、
図4に示すように、筒状のキャップガイド6を取り付
け、キャップ5の冠着された両頭針4がキャップガイド
6の内壁に沿って外筒1方向にスライドできるようにす
ることもできる。この場合、キャップ5の冠着された両
頭針4は、キャップガイド6を介して注射針接続手段1
1に取り付けられる。そしてこの時、両頭針4の基端側
の穿刺針43はチップ111の中空部分に収容されてお
り、薬液カートリッジ2の先端は外筒1の注射針接続手
段11に隣接する位置に保持されている。両頭針4と薬
液カートリッジ2の連通操作は、キャップ5を外筒1方
向に押して両頭針4をキャップガイド6の内壁に沿って
スライドさせることによって行うことができる。連通
後、キャップ5を回転させて両頭針4を外筒1の注射針
接続手段11に固定すれば、外筒1からキャップ5およ
びキャップガイド6を取り除くことにより、薬液の注射
が可能になる。
【0012】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明のプレフィルドシリンジを採用することによ
り、従来のカシメ具による巻き締めを必要としないの
で、安価にプレフィルドシリンジを提供することができ
る、製造が容易である、使用後の廃棄に手間がかからな
い、などの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図であり、プラ
ンジャを外した状態を示す。
【図2】図1の外筒の縦断面図である。
【図3】図2の要部拡大断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 外筒 11 注射針接続手段 111 チップ 112 雌型結合手段 12 指掛け手段 13 縦リブ 14、15 環状リブ 16 テーパ部(シール性補強手段) 2 薬液カートリッジ 21 口部(先端開口) 22 基端開口 23 ゴムキャップ 24 ガスケット 241 雌型結合手段 3 プランジャ 31 雄型結合手段 4 両頭針 41 ハブ 411 雄型結合手段 5 キャップ 6 キャップガイド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−99876(JP,A) 特開 平9−10306(JP,A) 特開 昭61−356(JP,A) 特開 平7−51370(JP,A) 実開 昭49−24091(JP,U) 特表 平9−511153(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 5/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端が開放されており先端に注射針接続
    手段を備え基端に指掛け手段を備えた外筒と、該外筒の
    基端開口から挿着された、両端が開放されており先端開
    口がゴム弾性材料からなるキャップで閉鎖され基端開口
    がガスケットで閉鎖された薬液カートリッジと、前記外
    筒の基端開口から挿通され前記ガスケットに結合される
    プランジャと、前記外筒の注射針接続手段に接続された
    両頭針と、該両頭針に被冠されたキャップを含んでな
    り、前記外筒の注射針接続手段に隣接する内腔部分に、
    薬液カートリッジの先端開口のキャップを圧迫して該先
    端開口にキャップを強く嵌合させるシール性補強手段が
    設けられたことを特徴とするプレフィルドシリンジ。
  2. 【請求項2】 シール性補強手段が、先端方向にテーパ
    ー状に縮径された内腔である請求項1に記載のプレフィ
    ルドシリンジ。
  3. 【請求項3】 シール性補強手段が、段差状に形成され
    た縮径段部である請求項1に記載のプレフィルドシリン
    ジ。
  4. 【請求項4】 シール性補強手段が、環状リブである請
    求項1に記載のプレフィルドシリンジ。
  5. 【請求項5】 注射針接続手段が、両頭針のハブと嵌合
    する中空のチップと、該チップの外側に同心状に形成さ
    れた雌型結合手段からなる請求項1〜4のいずれかに記
    載のプレフィルドシリンジ。
  6. 【請求項6】 注射針接続手段に筒状のキャップガイド
    を取り付け、キャップの冠着された両頭針がキャップガ
    イドの内壁に沿ってスライド可能にされてなる請求項1
    〜5のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ。
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