JP2003092541A - アンテナ共用器 - Google Patents
アンテナ共用器Info
- Publication number
- JP2003092541A JP2003092541A JP2001283309A JP2001283309A JP2003092541A JP 2003092541 A JP2003092541 A JP 2003092541A JP 2001283309 A JP2001283309 A JP 2001283309A JP 2001283309 A JP2001283309 A JP 2001283309A JP 2003092541 A JP2003092541 A JP 2003092541A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- filter
- reception
- antenna duplexer
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/38—Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
- H04B1/40—Circuits
- H04B1/50—Circuits using different frequencies for the two directions of communication
- H04B1/52—Hybrid arrangements, i.e. arrangements for transition from single-path two-direction transmission to single-direction transmission on each of two paths or vice versa
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Transceivers (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】送信側の電力消費を低減できるとともに、受信
感度の低下を最小限に抑える。 【解決手段】送信側に誘電体フィルタ１１を使用し、受
信側にＳＡＷフィルタ１２を使用するとともに、これら
の種類の異なるフィルタを使用することによる受信側フ
ィルタの送信側フィルタへの干渉を位相調整器１６によ
って調整する。これにより、送信信号の電力損失及び受
信感度の低下を最小限に抑えることができる。すなわ
ち、位相調整器１６による位相調整によって送信電力損
失が低減し、受信側にＳＡＷフィルタのみ使用すること
よる受信感度の低下が小さくなる。
感度の低下を最小限に抑える。 【解決手段】送信側に誘電体フィルタ１１を使用し、受
信側にＳＡＷフィルタ１２を使用するとともに、これら
の種類の異なるフィルタを使用することによる受信側フ
ィルタの送信側フィルタへの干渉を位相調整器１６によ
って調整する。これにより、送信信号の電力損失及び受
信感度の低下を最小限に抑えることができる。すなわ
ち、位相調整器１６による位相調整によって送信電力損
失が低減し、受信側にＳＡＷフィルタのみ使用すること
よる受信感度の低下が小さくなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、送受信同時動作を
行う無線通信装置に用いて好適なアンテナ共用器に関す
る。
行う無線通信装置に用いて好適なアンテナ共用器に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、送受信同時動作に対応した無線通
信装置には、無線信号の送信と受信を同時に共通のアン
テナで行うことを可能にしたアンテナ共用器が用いられ
ている。アンテナ共用器には、一般的にＳＡＷ(Surface
Acoustic Wave)フィルタと誘電体フィルタが用いられ
ている。ＳＡＷフィルタは、帯域外の減衰量が大きいと
いう利点がある反面、帯域内の挿入損失が大きいという
欠点がある。一方、誘電体フィルタは、帯域内の挿入損
失が少ないという利点がある反面、帯域外の減衰量が少
ないという欠点がある。
信装置には、無線信号の送信と受信を同時に共通のアン
テナで行うことを可能にしたアンテナ共用器が用いられ
ている。アンテナ共用器には、一般的にＳＡＷ(Surface
Acoustic Wave)フィルタと誘電体フィルタが用いられ
ている。ＳＡＷフィルタは、帯域外の減衰量が大きいと
いう利点がある反面、帯域内の挿入損失が大きいという
欠点がある。一方、誘電体フィルタは、帯域内の挿入損
失が少ないという利点がある反面、帯域外の減衰量が少
ないという欠点がある。
【０００３】図６は、送信側フィルタに誘電体フィルタ
１１、受信側フィルタにＳＡＷフィルタ１２を用いた従
来のアンテナ共用器１０を備えた無線部の概略構成を示
すブロック図である。また、図７は、送信側フィルタと
受信側フィルタの双方にＳＡＷフィルタ１２を用いた従
来のアンテナ共用器２０を備えた無線部の概略構成を示
すブロック図である。また、図８は、送信側フィルタに
誘電体フィルタ１１、受信側フィルタにＳＡＷフィルタ
１２を直列接続した誘電体フィルタ１１を用いた従来の
アンテナ共用器３０を備えた無線部の概略構成を示すブ
ロック図である。
１１、受信側フィルタにＳＡＷフィルタ１２を用いた従
来のアンテナ共用器１０を備えた無線部の概略構成を示
すブロック図である。また、図７は、送信側フィルタと
受信側フィルタの双方にＳＡＷフィルタ１２を用いた従
来のアンテナ共用器２０を備えた無線部の概略構成を示
すブロック図である。また、図８は、送信側フィルタに
誘電体フィルタ１１、受信側フィルタにＳＡＷフィルタ
１２を直列接続した誘電体フィルタ１１を用いた従来の
アンテナ共用器３０を備えた無線部の概略構成を示すブ
ロック図である。
【０００４】図６の無線部では、入力された送信信号を
送信用電力増幅器１３にて増幅した後、アンテナ共用器
１０の送信側の誘電体フィルタ１１にて受信帯域の雑音
を低減させて送受信共用アンテナ１３より送信する。一
方、送受信共用アンテナ１３で捉えた無線信号（受信信
号）をアンテナ共用器１０の受信側のＳＡＷフィルタ１
２にて妨害波の減衰及び送信波を低減させて受信用電力
増幅器１５に入力する。
送信用電力増幅器１３にて増幅した後、アンテナ共用器
１０の送信側の誘電体フィルタ１１にて受信帯域の雑音
を低減させて送受信共用アンテナ１３より送信する。一
方、送受信共用アンテナ１３で捉えた無線信号（受信信
号）をアンテナ共用器１０の受信側のＳＡＷフィルタ１
２にて妨害波の減衰及び送信波を低減させて受信用電力
増幅器１５に入力する。
【０００５】図７の無線部では、入力された送信信号を
送信用電力増幅器１４にて増幅した後、アンテナ共用器
２０の送信側のＳＡＷフィルタ１２にて受信帯域の雑音
を低減させて送受信共用アンテナ１３より送信する。一
方、送受信共用アンテナ１３で捉えた無線信号をアンテ
ナ共用器２０の受信側のＳＡＷフィルタ１２にて妨害波
の減衰及び送信波を低減させて受信用電力増幅器１５に
入力する。
送信用電力増幅器１４にて増幅した後、アンテナ共用器
２０の送信側のＳＡＷフィルタ１２にて受信帯域の雑音
を低減させて送受信共用アンテナ１３より送信する。一
方、送受信共用アンテナ１３で捉えた無線信号をアンテ
ナ共用器２０の受信側のＳＡＷフィルタ１２にて妨害波
の減衰及び送信波を低減させて受信用電力増幅器１５に
入力する。
【０００６】図８の無線部では、入力された送信信号を
送信用電力増幅器１４にて増幅した後、アンテナ共用器
３０の送信側の誘電体フィルタ１１にて受信帯域の雑音
を低減させて送受信共用アンテナ１３より送信する。一
方、送受信共用アンテナ１３で捉えた無線信号をアンテ
ナ共用器３０の受信側の誘電体フィルタ１１及びＳＡＷ
フィルタ１２にて妨害波及び送信波を低減させて受信用
電力増幅器１５に入力する。
送信用電力増幅器１４にて増幅した後、アンテナ共用器
３０の送信側の誘電体フィルタ１１にて受信帯域の雑音
を低減させて送受信共用アンテナ１３より送信する。一
方、送受信共用アンテナ１３で捉えた無線信号をアンテ
ナ共用器３０の受信側の誘電体フィルタ１１及びＳＡＷ
フィルタ１２にて妨害波及び送信波を低減させて受信用
電力増幅器１５に入力する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のアンテナ共用器１０、２０、３０においては、次の
ような問題があった。まず、アンテナ共用器１０では、
送受信に異なるフィルタ（送信用に誘電体フィルタ１
１、受信用にＳＡＷフィルタ１２を使用）を使用してい
ることから、受信側フィルタの送信側フィルタへの干渉
により、送信信号の電力損失が大きく、消費電力が大き
くなる問題がある。すなわち、受信側のＳＡＷフィルタ
１２の送信帯域インピーダンスが図９のスミスチャート
で示すようになっており、受信側フィルタの干渉で送信
側の誘電体フィルタ１１の送信帯域インピーダンスが図
１０のスミスチャートで示すようになってしまうことか
ら、送信側の誘電体フィルタ１１の通過特性が図１１に
示すように、送信信号の電力損失が大きくなる。
来のアンテナ共用器１０、２０、３０においては、次の
ような問題があった。まず、アンテナ共用器１０では、
送受信に異なるフィルタ（送信用に誘電体フィルタ１
１、受信用にＳＡＷフィルタ１２を使用）を使用してい
ることから、受信側フィルタの送信側フィルタへの干渉
により、送信信号の電力損失が大きく、消費電力が大き
くなる問題がある。すなわち、受信側のＳＡＷフィルタ
１２の送信帯域インピーダンスが図９のスミスチャート
で示すようになっており、受信側フィルタの干渉で送信
側の誘電体フィルタ１１の送信帯域インピーダンスが図
１０のスミスチャートで示すようになってしまうことか
ら、送信側の誘電体フィルタ１１の通過特性が図１１に
示すように、送信信号の電力損失が大きくなる。
【０００８】次に、アンテナ共用器２０では、送受信共
にＳＡＷフィルタ１２を使用していることから、上述し
たアンテナ共用器１０のような問題は生じ難いものの、
ＳＡＷフィルタ１２自体の挿入損失が大きいことから、
送信電力を大きくする必要があり、消費電力が大きくな
るという問題がある。
にＳＡＷフィルタ１２を使用していることから、上述し
たアンテナ共用器１０のような問題は生じ難いものの、
ＳＡＷフィルタ１２自体の挿入損失が大きいことから、
送信電力を大きくする必要があり、消費電力が大きくな
るという問題がある。
【０００９】最後に、アンテナ共用器３０では、送信用
に誘電体フィルタ１１を使用しているので、ＳＡＷフィ
ルタ１２と比べて挿入損失が小さい分省電力化が図れる
が、受信用フィルタとして、誘電体フィルタ１１とＳＡ
Ｗフィルタ１１を直列接続させたものを使用しているこ
とから、上述したアンテナ共用器２０の受信側よりも挿
入損失が大きく、受信感度が悪いという問題がある。
に誘電体フィルタ１１を使用しているので、ＳＡＷフィ
ルタ１２と比べて挿入損失が小さい分省電力化が図れる
が、受信用フィルタとして、誘電体フィルタ１１とＳＡ
Ｗフィルタ１１を直列接続させたものを使用しているこ
とから、上述したアンテナ共用器２０の受信側よりも挿
入損失が大きく、受信感度が悪いという問題がある。
【００１０】本発明は係る点に鑑みてなされたもので、
送信側の電力消費を低減できるとともに、受信感度の低
下を最小限に抑えることができるアンテナ共用器を提供
することを目的とする。
送信側の電力消費を低減できるとともに、受信感度の低
下を最小限に抑えることができるアンテナ共用器を提供
することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る請求項１記載のアンテナ共用器は、無線
送信部から送信信号を送受信共用アンテナに供給する送
信側フィルタと、前記送受信共用アンテナで捉えられた
受信信号を無線受信部に供給する受信側フィルタとを具
備し、前記送信信号と前記受信信号を同時に通過させる
アンテナ共用器において、前記送信側フィルタを誘電体
フィルタで構成するとともに、前記受信側フィルタをＳ
ＡＷフィルタで構成する一方、前記誘電体フィルタと前
記ＳＡＷフィルタとによる受信信号の送信信号への干渉
を抑える位相調整手段（位相調整器１６）を具備するこ
とを特徴とする。
の本発明に係る請求項１記載のアンテナ共用器は、無線
送信部から送信信号を送受信共用アンテナに供給する送
信側フィルタと、前記送受信共用アンテナで捉えられた
受信信号を無線受信部に供給する受信側フィルタとを具
備し、前記送信信号と前記受信信号を同時に通過させる
アンテナ共用器において、前記送信側フィルタを誘電体
フィルタで構成するとともに、前記受信側フィルタをＳ
ＡＷフィルタで構成する一方、前記誘電体フィルタと前
記ＳＡＷフィルタとによる受信信号の送信信号への干渉
を抑える位相調整手段（位相調整器１６）を具備するこ
とを特徴とする。
【００１２】上記構成によれば、送信側に誘電体フィル
タを使用し、受信側にＳＡＷフィルタを使用するととも
に、これらの種類の異なるフィルタを使用することによ
る受信側フィルタの送信側フィルタへの干渉を位相調整
手段によって調整するので、送信信号の電力損失及び受
信感度の低下を最小限に抑えることができる。すなわ
ち、位相調整手段による位相調整によって送信電力損失
が低減し、受信側にＳＡＷフィルタのみ使用することよ
る受信感度の低下が小さくなる。
タを使用し、受信側にＳＡＷフィルタを使用するととも
に、これらの種類の異なるフィルタを使用することによ
る受信側フィルタの送信側フィルタへの干渉を位相調整
手段によって調整するので、送信信号の電力損失及び受
信感度の低下を最小限に抑えることができる。すなわ
ち、位相調整手段による位相調整によって送信電力損失
が低減し、受信側にＳＡＷフィルタのみ使用することよ
る受信感度の低下が小さくなる。
【００１３】また、本発明に係る請求項２記載のアンテ
ナ共用器は、上記請求項１記載のアンテナ共用器におい
て、送受信同時動作を行わない設定が行われた場合、前
記誘電体フィルタを回路即ち送信信号伝送経路から機械
的又は電気的に切り離すバイパス手段（切替制御部２
０、切替スイッチ１７，１８，１９）を具備することを
特徴とする。
ナ共用器は、上記請求項１記載のアンテナ共用器におい
て、送受信同時動作を行わない設定が行われた場合、前
記誘電体フィルタを回路即ち送信信号伝送経路から機械
的又は電気的に切り離すバイパス手段（切替制御部２
０、切替スイッチ１７，１８，１９）を具備することを
特徴とする。
【００１４】上記構成によれば、送受信同時動作を行わ
ない場合（例えば音声送信のみ行う場合）、送信側の誘
電体フィルタを送信信号伝送路から外すので、この誘電
体フィルタによる送信電力の損失が無くなり、その分消
費電力の低減が図れる。ＴＤＭＡ方式においてパケット
サービスを行う場合、送信と受信を同時に動作させる
が、音声サービス対応時には送信のみ動作させるので、
送受信共用アンテナと送信用電力増幅器との間にフィル
タを必要としない。したがって、音声サービス対応時に
は送信側の誘電体フィルタを回路から外すことによっ
て、誘電体フィルタによる送信電力の損失が無くなり、
その分消費電力の低減が図れる。
ない場合（例えば音声送信のみ行う場合）、送信側の誘
電体フィルタを送信信号伝送路から外すので、この誘電
体フィルタによる送信電力の損失が無くなり、その分消
費電力の低減が図れる。ＴＤＭＡ方式においてパケット
サービスを行う場合、送信と受信を同時に動作させる
が、音声サービス対応時には送信のみ動作させるので、
送受信共用アンテナと送信用電力増幅器との間にフィル
タを必要としない。したがって、音声サービス対応時に
は送信側の誘電体フィルタを回路から外すことによっ
て、誘電体フィルタによる送信電力の損失が無くなり、
その分消費電力の低減が図れる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
て図面を用いて説明する。
【００１６】（実施の形態１）図１は、本発明の実施の
形態１に係るアンテナ共用器を備えた無線部の構成を示
すブロック図である。なお、この図において図６と同じ
機能を有する部分には同一の符号を付けている。
形態１に係るアンテナ共用器を備えた無線部の構成を示
すブロック図である。なお、この図において図６と同じ
機能を有する部分には同一の符号を付けている。
【００１７】図１において、本実施の形態に係るアンテ
ナ共用器４０は、送信側フィルタとしての誘電体フィル
タ１１と、受信側フィルタとしてのＳＡＷフィルタ１２
と、誘電体フィルタ１１とＳＡＷフィルタ１２を使用す
ることによる受信側フィルタの送信側フィルタへの干渉
を防止するための位相調整器１６とを具備して構成され
る。位相調整器１６は、受信側のＳＡＷフィルタ１２の
前段（送受信共用アンテナ１３側）に配置される。
ナ共用器４０は、送信側フィルタとしての誘電体フィル
タ１１と、受信側フィルタとしてのＳＡＷフィルタ１２
と、誘電体フィルタ１１とＳＡＷフィルタ１２を使用す
ることによる受信側フィルタの送信側フィルタへの干渉
を防止するための位相調整器１６とを具備して構成され
る。位相調整器１６は、受信側のＳＡＷフィルタ１２の
前段（送受信共用アンテナ１３側）に配置される。
【００１８】図２は位相調整器１６によって位相調整さ
れた受信側のＳＡＷフィルタ１２の送信帯域インピーダ
ンス特性を示すスミスチャートであり、図３は位相調整
器１６によって位相調整された送信側の誘電体フィルタ
１１の送信帯域インピーダンス特性を示すスミスチャー
トである。また、図４は送信側の誘電体フィルタ１１の
通過帯域を示す図である。図１１に示す従来のアンテナ
共用器１０における送信側誘電体フィルタ１１の通過帯
域と比べて送信電力損失が少なくなっているのが分か
る。
れた受信側のＳＡＷフィルタ１２の送信帯域インピーダ
ンス特性を示すスミスチャートであり、図３は位相調整
器１６によって位相調整された送信側の誘電体フィルタ
１１の送信帯域インピーダンス特性を示すスミスチャー
トである。また、図４は送信側の誘電体フィルタ１１の
通過帯域を示す図である。図１１に示す従来のアンテナ
共用器１０における送信側誘電体フィルタ１１の通過帯
域と比べて送信電力損失が少なくなっているのが分か
る。
【００１９】このアンテナ共用器４０を備えた無線部の
送受信動作としては図６の無線部と同様に、入力された
送信信号を送信用電力増幅器１４にて増幅した後、送信
側の誘電体フィルタ１１にて受信帯域の雑音を低減させ
て送受信共用アンテナ１３より送信する。一方、送受信
共用アンテナ１３で捉えた無線信号を受信側のＳＡＷフ
ィルタ１２にて妨害波の減衰及び送信波を低減させて受
信用電力増幅器１５に入力する。
送受信動作としては図６の無線部と同様に、入力された
送信信号を送信用電力増幅器１４にて増幅した後、送信
側の誘電体フィルタ１１にて受信帯域の雑音を低減させ
て送受信共用アンテナ１３より送信する。一方、送受信
共用アンテナ１３で捉えた無線信号を受信側のＳＡＷフ
ィルタ１２にて妨害波の減衰及び送信波を低減させて受
信用電力増幅器１５に入力する。
【００２０】このように、本実施の形態のアンテナ共用
器４０によれば、送信側フィルタとしての誘電体フィル
タ１１と、受信側フィルタとしてのＳＡＷフィルタ１２
と、誘電体フィルタ１１とＳＡＷフィルタ１２を使用す
ることによる受信側フィルタの送信側フィルタへの干渉
を防止するための位相調整器１６とを具備しているの
で、送信側の電力消費を低減できるとともに、受信感度
の低下を最小限に抑えることができる。
器４０によれば、送信側フィルタとしての誘電体フィル
タ１１と、受信側フィルタとしてのＳＡＷフィルタ１２
と、誘電体フィルタ１１とＳＡＷフィルタ１２を使用す
ることによる受信側フィルタの送信側フィルタへの干渉
を防止するための位相調整器１６とを具備しているの
で、送信側の電力消費を低減できるとともに、受信感度
の低下を最小限に抑えることができる。
【００２１】（実施の形態２）図５は、本発明の実施の
形態２に係るアンテナ共用器を備えた無線部の構成を示
すブロック図である。なお、この図において図１及び図
６と同じ機能を有する部分には同一の符号を付けてい
る。本実施の形態のアンテナ共用器５０は、音声送信の
み行音声サービス対応時など、送受信同時動作を行わず
送信動作のみ行う場合に、送受信共用アンテナ１３を送
信側に切り替える切替スイッチ１７と、送信側の誘電体
フィルタ１１を回路即ち送信信号伝送路から外す切替ス
イッチ１８及び１９と、これら切替スイッチ１７〜１９
の切替え制御を行う切替制御部２０とを有している。
形態２に係るアンテナ共用器を備えた無線部の構成を示
すブロック図である。なお、この図において図１及び図
６と同じ機能を有する部分には同一の符号を付けてい
る。本実施の形態のアンテナ共用器５０は、音声送信の
み行音声サービス対応時など、送受信同時動作を行わず
送信動作のみ行う場合に、送受信共用アンテナ１３を送
信側に切り替える切替スイッチ１７と、送信側の誘電体
フィルタ１１を回路即ち送信信号伝送路から外す切替ス
イッチ１８及び１９と、これら切替スイッチ１７〜１９
の切替え制御を行う切替制御部２０とを有している。
【００２２】ＴＤＭＡ（Time Division Multiple Acces
s）方式においてパケットサービスを行う場合には、送
信と受信とを同時に動作させるが、音声サービス対応時
には送信のみ動作させるので、送受信共用アンテナ１３
と送信用電力増幅器１４との間にフィルタを必要としな
い。したがって、音声サービス対応時など、送受信同時
動作を行わない場合に誘電体フィルタ１１を回路から外
すことによって、誘電体フィルタ１１による送信電力の
損失が無くなり、その分消費電力の低減が図れる。
s）方式においてパケットサービスを行う場合には、送
信と受信とを同時に動作させるが、音声サービス対応時
には送信のみ動作させるので、送受信共用アンテナ１３
と送信用電力増幅器１４との間にフィルタを必要としな
い。したがって、音声サービス対応時など、送受信同時
動作を行わない場合に誘電体フィルタ１１を回路から外
すことによって、誘電体フィルタ１１による送信電力の
損失が無くなり、その分消費電力の低減が図れる。
【００２３】このように、本実施の形態のアンテナ共用
器５０によれば、例えば音声送信のみ行う場合など送受
信同時動作を行わない場合に、切替制御部２０が切替ス
イッチ１７〜１９を切替え制御して、送信側の誘電体フ
ィルタ１１を回路から外すので、この誘電体フィルタ１
１による送信電力の損失が無くなり、その分消費電力の
低減が図れる。
器５０によれば、例えば音声送信のみ行う場合など送受
信同時動作を行わない場合に、切替制御部２０が切替ス
イッチ１７〜１９を切替え制御して、送信側の誘電体フ
ィルタ１１を回路から外すので、この誘電体フィルタ１
１による送信電力の損失が無くなり、その分消費電力の
低減が図れる。
【００２４】なお、上記実施の形態２において、送信側
の誘電体フィルタ１１の回路からの取り外しを機械的な
構造の切替スイッチ１８及び１９を用いて行うようにし
たが、半導体スイッチ等の電気的な切替スイッチを用い
ても構わない。
の誘電体フィルタ１１の回路からの取り外しを機械的な
構造の切替スイッチ１８及び１９を用いて行うようにし
たが、半導体スイッチ等の電気的な切替スイッチを用い
ても構わない。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信側フィルタとして誘電体フィルタを、受信側フィル
タとしてＳＡＷフィルタを夫々具備するとともに、誘電
体フィルタとＳＡＷフィルタを使用することによる受信
側フィルタの送信側フィルタへの干渉を防止するための
位相調整手段を具備しているので、送信側の電力消費を
低減できるとともに、受信感度の低下を最小限に抑える
ことができるアンテナ共用器を提供できる。
送信側フィルタとして誘電体フィルタを、受信側フィル
タとしてＳＡＷフィルタを夫々具備するとともに、誘電
体フィルタとＳＡＷフィルタを使用することによる受信
側フィルタの送信側フィルタへの干渉を防止するための
位相調整手段を具備しているので、送信側の電力消費を
低減できるとともに、受信感度の低下を最小限に抑える
ことができるアンテナ共用器を提供できる。
【００２５】また、例えば音声送信のみ行う場合など送
受信同時動作を行わない場合に、送信側の誘電体フィル
タを回路から外すので、この誘電体フィルタによる送信
電力の損失が無くなり、その分消費電力の低減が図れる
アンテナ共用器を提供できる。
受信同時動作を行わない場合に、送信側の誘電体フィル
タを回路から外すので、この誘電体フィルタによる送信
電力の損失が無くなり、その分消費電力の低減が図れる
アンテナ共用器を提供できる。
【図１】本発明の実施の形態１に係るアンテナ共用器を
備えた無線部の構成を示すブロック図である。
備えた無線部の構成を示すブロック図である。
【図２】実施の形態１に係るアンテナ共用器の受信側Ｓ
ＡＷフィルタの送信帯域インピーダンス特性を示すスミ
スチャート図である。
ＡＷフィルタの送信帯域インピーダンス特性を示すスミ
スチャート図である。
【図３】実施の形態１に係るアンテナ共用器の送信側誘
電体フィルタの送信帯域インピーダンス特性を示すスミ
スチャート図である。
電体フィルタの送信帯域インピーダンス特性を示すスミ
スチャート図である。
【図４】実施の形態１に係るアンテナ共用器の送信側誘
電体フィルタの通過帯域特性を示す図である。
電体フィルタの通過帯域特性を示す図である。
【図５】本発明の実施の形態２に係るアンテナ共用器を
備えた無線部の構成を示すブロック図である。
備えた無線部の構成を示すブロック図である。
【図６】従来のアンテナ共用器を備えた無線部の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図７】従来のアンテナ共用器を備えた無線部の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図８】従来のアンテナ共用器を備えた無線部の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図９】図６に示す従来のアンテナ共用器における受信
側ＳＡＷフィルタの送信帯域インピーダンス特性を示す
スミスチャート図である。
側ＳＡＷフィルタの送信帯域インピーダンス特性を示す
スミスチャート図である。
【図１０】図６に示すアンテナ共用器における送信側誘
電体フィルタの送信帯域インピーダンス特性を示すスミ
スチャート図である。
電体フィルタの送信帯域インピーダンス特性を示すスミ
スチャート図である。
【図１１】図６に示すアンテナ共用器における送信側誘
電体フィルタの通過帯域特性を示す図である。
電体フィルタの通過帯域特性を示す図である。
１１ 誘電体フィルタ
１２ ＳＡＷフィルタ
１３ 送受信共用アンテナ
１４ 送信用電力増幅器
１５ 受信用電力増幅器
１６ 位相調整器
１７、１８、１９ 切替スイッチ
２０ 切替制御部
４０、５０ アンテナ共用器
Claims (2)
- 【請求項１】 無線送信部から送信信号を送受信共用ア
ンテナに供給する送信側フィルタと、前記送受信共用ア
ンテナで捉えられた受信信号を無線受信部に供給する受
信側フィルタとを具備し、前記送信信号と前記受信信号
を同時に通過させるアンテナ共用器において、 前記送信側フィルタを誘電体フィルタで構成するととも
に、前記受信側フィルタをＳＡＷフィルタで構成する一
方、前記誘電体フィルタと前記ＳＡＷフィルタとによる
受信信号の送信信号への干渉を抑える位相調整手段を具
備することを特徴とするアンテナ共用器。 - 【請求項２】 送受信同時動作を行わない設定が行われ
た場合、前記誘電体フィルタを送信信号伝送経路から機
械的又は電気的に切り離すバイパス手段を具備すること
を特徴とする請求項１記載のアンテナ共用器。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001283309A JP2003092541A (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | アンテナ共用器 |
| PCT/JP2002/006117 WO2003026157A1 (fr) | 2001-09-18 | 2002-06-19 | Dispositif de partage d'antennes |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001283309A JP2003092541A (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | アンテナ共用器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003092541A true JP2003092541A (ja) | 2003-03-28 |
Family
ID=19106814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001283309A Pending JP2003092541A (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | アンテナ共用器 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003092541A (ja) |
| WO (1) | WO2003026157A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012070254A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Toyota Infotechnology Center Co Ltd | アンテナ共用器及び通信システム |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20050012059A (ko) * | 2003-07-24 | 2005-01-31 | 유티스타콤코리아 유한회사 | 기지국의 수신 감도 개선장치 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05175879A (ja) * | 1991-12-24 | 1993-07-13 | Murata Mfg Co Ltd | アンテナ共用器 |
| JPH06350307A (ja) * | 1993-06-03 | 1994-12-22 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 分波器 |
| JPH08237165A (ja) * | 1995-02-24 | 1996-09-13 | Murata Mfg Co Ltd | アンテナ共用器 |
| JPH08237166A (ja) * | 1995-02-24 | 1996-09-13 | Murata Mfg Co Ltd | Ｒｆスイッチ内蔵アンテナ共用器 |
| JP2000013278A (ja) * | 1998-06-25 | 2000-01-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 無線装置及びそれを備える無線携帯機及び無線基地局並びにそれらを含む無線通信システム |
-
2001
- 2001-09-18 JP JP2001283309A patent/JP2003092541A/ja active Pending
-
2002
- 2002-06-19 WO PCT/JP2002/006117 patent/WO2003026157A1/ja active Application Filing
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012070254A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Toyota Infotechnology Center Co Ltd | アンテナ共用器及び通信システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| WO2003026157A1 (fr) | 2003-03-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1829229B1 (en) | Interoperability improvement between receivers and transmitters in a mobile station | |
| JP4484871B2 (ja) | 周波数選択性の装置、およびそれの無線マルチバンド装置における通信信号の受信／送信方法 | |
| US7477915B2 (en) | Interoperability improvement between receivers and transmitters in a mobile station | |
| US8121564B2 (en) | Radio receiver with shared low noise amplifier for multi-standard operation in a single antenna system with loft isolation and flexible gain control | |
| US7734311B2 (en) | Multimode communication apparatus | |
| WO2018027984A1 (zh) | 一种终端设备及切换方法 | |
| CN107623544B (zh) | 一种智能直放站及基于智能直放站的通信方法 | |
| CN101502008A (zh) | 移动台中的发射机和接收机之间互操作性的改进 | |
| EP1255353B1 (en) | Channel-selective amplifier with tunable filter | |
| JP4988630B2 (ja) | 無線信号処理回路及び無線モジュール | |
| US20040147230A1 (en) | Circuit arrangement for compensation of the damping in an antenna feed cable for a mobile radio device | |
| KR20060082444A (ko) | 무선 송수신기에서 노이즈를 제거하는 장치 및 방법 | |
| KR20140012496A (ko) | 무전기 간섭신호 제거 장치 | |
| JP4039932B2 (ja) | 通信装置及び通信制御方法 | |
| JP2003092541A (ja) | アンテナ共用器 | |
| JP2004147191A (ja) | 高出力多モード移動体通信用送受信装置 | |
| JP2002152079A (ja) | 無線装置 | |
| JP2004032390A (ja) | マルチバンド高周波回路 | |
| JP2003018038A (ja) | 無線送受信機 | |
| JP3970735B2 (ja) | 複合フィルタ、アンテナ共用器、及び通信装置 | |
| JP2006262314A (ja) | 無線装置及びこれを備える無線通信端末装置 | |
| KR100396779B1 (ko) | 이동통신 단말 장치 | |
| US20060111132A1 (en) | Method and apparatus for removing cross modulation noise in a wireless transceiver | |
| TW200425649A (en) | Circuit-arrangement for a communication terminal with multi-mode-operation | |
| JP2004312363A (ja) | 無線通信用高周波回路およびそれを備えた通信機 |