JP2002152079A - 無線装置 - Google Patents

無線装置

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JP2002152079A
JP2002152079A JP2000346186A JP2000346186A JP2002152079A JP 2002152079 A JP2002152079 A JP 2002152079A JP 2000346186 A JP2000346186 A JP 2000346186A JP 2000346186 A JP2000346186 A JP 2000346186A JP 2002152079 A JP2002152079 A JP 2002152079A
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reception
band
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Yukio Iida
幸生 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TDD方式とFDD方式に共用するデュアル
モード無線装置の方式切換えを送信回路の電力効率を低
下させることなく、簡単な回路で実現する。 【解決手段】 TDD方式送信時には、送信信号がサー
キュレータ20の第三端子26から第一端子22へ出力
され、TDD方式受信時には、受信信号がサーキュレー
タ20の第一端子22から第二端子24へ出力される。
また、FDD方式送信時には、アンテナ共用器10の送
受信端子14からアンテナ端子12へ出力され、FDD
方式受信時には、受信信号がアンテナ共用器10のアン
テナ端子12から受信端子16へ出力される。よって、
送受信の動作をアンテナ共用器10およびサーキュレー
タ20を使用して切り替えることができる。通信方式の
切り替えのために必要なスイッチ個数を削減できるた
め、送信回路42の電力効率を低下させることなく、簡
単な回路でデュアルモード無線装置を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TDD(時分割多
重複信)方式とFDD(周波数分割複信)方式に共用す
る無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】第三世代の移動通信システムでは、複信
方式としてTDD(時分割多重複信)方式とFDD(周
波数分割複信)方式の両方が規格化されている。両方の
方式に共用するためにはデュアルモード無線装置が必要
になる。
【0003】従来技術としては、例えば特開2000−
13278に示される提案がある。この従来技術におけ
る案を図7に示す。
【0004】図7に示すデュアルモード無線装置におい
て、FDDの送信時およびTDDの送信時は、スイッチ
130を共用器102側に接続する。すると、送信回路
124から、増幅器125およびアイソレータ106を
介して共用器102の端子104に信号が入力される。
端子104に入力された信号はフィルタリングされて、
端子103から出力され、スイッチ130を介してアン
テナ101から送信される。
【0005】FDDの受信時は、スイッチ130を共用
器102側に接続し、スイッチ119を増幅器116側
に接続する。すると、アンテナ101により受信された
信号は、共用器102の端子103に入力される。端子
103に入力された信号はフィルタリングされて、端子
105から出力され、増幅器116を介して受信回路1
23に出力される。
【0006】TDDの受信時は、スイッチ130を受信
フィルタ131側に接続し、スイッチ119を増幅器1
15側に接続する。すると、アンテナ101により受信
された信号は、受信フィルタ131によりフィルタリン
グされて、増幅器115を介して受信回路123に出力
される。
【0007】また、上記公開公報には、さらに他の案も
あり、これを図8に示す。動作は、図7を参照して説明
した案とほぼ同様である。図8においては、FDDの送
信時、TDDの送信時およびFDDの受信時は、スイッ
チ130をアイソレータ106側に接続する。TDDの
受信時は、スイッチ130を増幅器115側に接続す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
二種類の案は、いずれもアンテナ101から増幅器12
5の間にスイッチ130が挿入されている。よって、損
失の増加により増幅器125の電力効率が低下するとい
う問題点がある。
【0009】そこで、本発明は、TDD方式とFDD方
式に共用するデュアルモード無線装置のモード切換えを
送信回路の電力効率を低下させることなく、簡単な回路
で実現することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信帯域内の
周波数の送信信号を送信し、第一受信帯域および第二受
信帯域内の周波数の受信信号を受信する無線装置であっ
て、アンテナ共用手段と、サーキュレータとを備える。
【0011】アンテナ共用手段は、受信信号を受信し送
信信号を送信するアンテナが接続されたアンテナ端子
と、送信帯域および第一受信帯域内の信号がアンテナ端
子との間で通過する送受信端子と、第二受信帯域内の信
号がアンテナ端子との間で通過する受信端子と、を有す
る。
【0012】サーキュレータは、送受信端子に接続され
た第一端子と、第二端子と、送信信号が入力される第三
端子とを有し、第一端子から入力された信号は第二端子
へ出力され、第三端子から入力された信号は第一端子へ
出力される。
【0013】上記のように構成された無線装置によれ
ば、送信信号は、サーキュレータの第三端子、第一端
子、アンテナ共用手段の送受信端子、アンテナ端子を通
過してアンテナから放射される。
【0014】第一受信帯域内の受信信号は、アンテナに
より受信され、アンテナ共用手段のアンテナ端子、送受
信端子、サーキュレータの第一端子を通過して、サーキ
ュレータの第二端子から出力される。第二受信帯域内の
受信信号は、アンテナにより受信され、アンテナ共用手
段のアンテナ端子を介して受信端子から出力される。
【0015】よって、送受信の切り替えがアンテナ共用
手段およびサーキュレータにより達成されるので、送受
信の切り替えに必要なスイッチ個数を削減できる。そこ
で、スイッチによる損失を防止できる。
【0016】なお、典型的には、送信信号はFDD方式
の送信信号およびTDD方式の送信信号であり、第一受
信帯域内の周波数の受信信号はTDD方式の受信信号で
あり、第二受信帯域内の周波数の受信信号はFDD方式
の受信信号である。このようにすれば、無線装置は、い
わゆるデュアルモード無線装置となる。
【0017】また、無線装置は、第二端子の出力を増幅
する第一増幅手段と、受信端子の出力を増幅する第二増
幅手段とを備えるようにしてもよい。
【0018】さらに、第一増幅手段の出力の内、第一受
信帯域内の信号を通過させる第一帯域通過フィルタと、
第二増幅手段の出力の内、第二受信帯域内の信号を通過
させる第二帯域通過フィルタとを備え、第一帯域通過フ
ィルタの出力端子と、第二帯域通過フィルタの出力端子
とが結合されて共用されているようにしてもよい。
【0019】さらにまた、第一増幅手段の出力の内、第
一受信帯域内の信号を通過させる第一帯域通過フィルタ
と、第二増幅手段の出力の内、第二受信帯域内の信号を
通過させる第二帯域通過フィルタとを備え、第一帯域通
過フィルタの出力端子と、第一帯域通過フィルタの出力
および第二帯域通過フィルタの出力のいずれかを選択し
て出力する出力選択手段とを備えるようにしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態にかかる無線装
置は、TDD(時分割多重複信)方式とFDD(周波数
分割複信)方式との双方に共用できる、いわゆるデュア
ルモード無線装置である。
【0021】日本国内において第三世代の移動通信シス
テムに割り当てられた周波数帯域は、図3に示すよう
に、TDD方式は2010MHz〜2025MHz、F
DD方式のダウンリンク(受信)は2110MHz〜2
170MHz、FDD方式のアップリンク(送信)は1
920MHz〜1980MHzである。従って、本発明
の実施の形態による無線装置では、TDD方式の送受信
周波数が2010MHz〜2025MHz、FDD方式
の受信周波数が2110MHz〜2170MHz、FD
D方式の送信周波数が1920MHz〜1980MHz
である。
【0022】ここで、1920MHz〜1980MHz
および2010MHz〜2025MHzは、FDD方式
の送信帯域およびTDD方式の送信帯域であり、これら
の帯域を送信帯域ということとする。また、2010M
Hz〜2025MHzは、TDD方式の受信周波数であ
ることに基づき第一受信帯域といい、2110MHz〜
2170MHzはFDD方式の受信周波数あることに基
づき第二受信帯域ということとする。
【0023】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。
【0024】第一の実施形態 第一の実施形態にかかる無線装置の構成を図1に示す。
第一の実施形態にかかる無線装置は、アンテナ共用器1
0と、サーキュレータ20と、アンテナ30と、送信回
路42と、電力増幅器44と、受信回路52と、切換え
スイッチ60と、終端回路62と、第一低雑音増幅器7
2と、第二低雑音増幅器74と、第一帯域通過フィルタ
82と、第二帯域通過フィルタ84と、を備える。
【0025】アンテナ共用器10は、帯域通過フィルタ
を複合化して構成される。アンテナ共用器10は、アン
テナ端子12と、送受信端子14と、受信端子16とを
有する。アンテナ端子12は、アンテナ30に接続され
ている。ここで、アンテナ共用器10の周波数特性を図
4に示す。
【0026】アンテナ端子12と送受信端子14との間
を通過できる信号の周波数の範囲すなわち通過帯域は1
920MHz〜2025MHzである。すなわち、アン
テナ端子12と送受信端子14との間の通過帯域は、送
信帯域および第一受信帯域を含んでいる。また、アンテ
ナ端子12と受信端子16との間を通過できる信号の周
波数の範囲すなわち通過帯域は2110MHz〜217
0MHzである。すなわち、アンテナ端子12と受信端
子16との間の通過帯域は、第二受信帯域である。な
お、送受信端子14と受信端子16との間は50dB程
度のアイソレーションがある。
【0027】図1に戻り、サーキュレータ20は、第一
端子22、第二端子24、第三端子26を有する。第一
端子22は、アンテナ共用器10の送受信端子14に接
続されている。第三端子26は、電力増幅器44に接続
されている。
【0028】また、サーキュレータ20は1920MH
z〜2025MHzの帯域、すなわち送信帯域および第
一受信帯域を含んだ帯域において、信号を一方向(図示
した反時計まわりの方向)に通過させる特性を有し、逆
方向の伝送は阻止する。例えば第一端子22に印加され
た信号は第二端子24には通過するが、第三端子26に
は通過しない。また、第三端子26に印加された信号は
第一端子22には通過するが、第二端子24には通過し
ない。
【0029】アンテナ30は、受信回路52が受信する
信号を受信し、送信回路42が送信する送信信号を送信
する。
【0030】送信回路42は、変調および周波数変換に
より送信帯域である2010MHz〜2025MHz及
び1920MHz〜1980MHzの範囲内の送信信号
を生成する働きを有する。電力増幅器44は、送信回路
42が送信した送信帯域である2010MHz〜202
5MHz及び1920MHz〜1980MHzの送信信
号の電力を増幅して、サーキュレータ20に入力する。
【0031】受信回路52は、第一帯域通過フィルタ8
2及び第二帯域通過フィルタ84が出力する、第一受信
帯域である2010MHz〜2025MHz及び第二受
信帯域である2110MHz〜2170MHzの受信信
号を周波数変換して復調する働きを有する、シングルコ
ンバージョン受信機またはダイレクトコンバージョン受
信機である。
【0032】切換えスイッチ60は、サーキュレータ側
端子60aと、接地端子60bと、出力端子60cとを
有する。サーキュレータ側端子60aは、サーキュレー
タ20の第二端子24に接続されている。接地端子60
bは、終端回路62を介して接地されている。出力端子
60cは、第一低雑音増幅器72に接続されている。
【0033】切換えスイッチ60は、高周波信号を切換
える働きを有する。TDD方式及びFDD方式の送信時
にはサーキュレータ側端子60aと、接地端子60bと
が接続される。TDD方式の受信時にはサーキュレータ
側端子60aと、出力端子60cとが接続される。
【0034】終端回路62は、サーキュレータ20の第
二端子24を終端するための回路であり、図5に回路例
を示す。左から順に、LCRを直列に接続した回路、C
Rを直列に接続した回路、RLの並列回路にCを直列に
接続した回路などが考えられる。
【0035】第一低雑音増幅器72は、切換えスイッチ
60の出力端子60cから出力される信号、すなわちサ
ーキュレータ20の第二端子24の出力を増幅する。第
二低雑音増幅器74は、アンテナ共用器10の受信端子
16の出力を増幅する。
【0036】第一低雑音増幅器72は、動作周波数が2
010MHz〜2025MHzで、受信信号を増幅する
働きを有する。第二低雑音増幅器74は、動作周波数が
2110MHz〜2170MHzで、受信信号を増幅す
る働きを有する。
【0037】第一帯域通過フィルタ82及び第二帯域通
過フィルタ84は、複合化しており、入力端子は独立し
ているが、出力端子86は共通化されている。第一帯域
通過フィルタ82の入力端子は、第一低雑音増幅器72
の出力に接続されている。第二帯域通過フィルタ84の
入力端子は、第二低雑音増幅器74の出力に接続されて
いる。出力端子86は受信回路52に接続されている。
【0038】第一帯域通過フィルタ82及び第二帯域通
過フィルタ84は、図6に示すような周波数特性を持
つ。通過帯域は2010MHz〜2025MHz(第一
受信帯域)及び2110MHz〜2170MHz(第二
受信帯域)である。
【0039】次に、第一の実施形態の動作を通信方式別
に説明する。
【0040】TDD方式の受信時は、アンテナ30で受
信した信号は、アンテナ共用器10のアンテナ端子12
に入力される。TDD方式の受信時の受信信号の帯域
は、2010MHz〜2025MHz(第一受信帯域)
である。第一受信帯域の信号は、アンテナ端子12と送
受信端子14との間を通過できるが、アンテナ端子12
と受信端子16との間を通過できない。よって、アンテ
ナ端子12に入力された受信信号は、送受信端子14に
出力される。なお、送受信端子14と受信端子16との
間は50dB程度のアイソレーションがあるため、送受
信端子14から受信端子16へ漏洩する信号は無視でき
る。
【0041】送受信端子14から出力された受信信号
は、サーキュレータ20の第一端子22に入力される。
サーキュレータ20の動作する帯域は、送信帯域および
第一受信帯域を含んだ帯域である。しかも、サーキュレ
ータ20は、第一端子22に印加された信号は第二端子
24には通過させるが、第三端子26には通過させな
い。よって、第一端子22に入力された受信信号は、第
二端子24から出力される。
【0042】切換えスイッチ60は、TDD方式の受信
時にはサーキュレータ側端子60aと、出力端子60c
とが接続される。よって、第二端子24から出力された
信号は、切換えスイッチ60のサーキュレータ側端子6
0aから出力端子60cを通過する。第一低雑音増幅器
72の動作周波数が2010MHz〜2025MHz
(第一受信帯域)なので、出力端子60cを通過した受
信信号は、第一低雑音増幅器72で増幅され、第一帯域
通過フィルタ82に出力される。
【0043】第一帯域通過フィルタ82の通過帯域は2
010MHz〜2025MHz(第一受信帯域)である
ため、第一帯域通過フィルタ82に出力された受信信号
は、第一帯域通過フィルタ82を通過して、出力端子8
6から受信回路52に入力される。
【0044】FDD方式の受信時は、アンテナ30で受
信した信号は、アンテナ共用器10のアンテナ端子12
に入力される。FDD方式の受信時の受信信号の帯域
は、2110MHz〜2170MHz(第二受信帯域)
である。第二受信帯域の信号は、アンテナ端子12と受
信端子16との間を通過できるが、アンテナ端子12と
送受信端子14との間を通過できない。よって、アンテ
ナ端子12に入力された受信信号は、受信端子16に出
力される。なお、送受信端子14と受信端子16との間
は50dB程度のアイソレーションがあるため、受信端
子16から送受信端子14へ漏洩する信号は無視でき
る。
【0045】受信端子16から出力された受信信号は、
第二低雑音増幅器74に入力される。第二低雑音増幅器
74の動作周波数が2110MHz〜2170MHz
(第二受信帯域)なので、受信端子16から出力された
受信信号は、第一低雑音増幅器72で増幅され、第二帯
域通過フィルタ84に出力される。
【0046】第二帯域通過フィルタ84の通過帯域は2
110MHz〜2170MHz(第二受信帯域)である
ため、第二帯域通過フィルタ84に出力された受信信号
は、第二帯域通過フィルタ84を通過して、出力端子8
6から受信回路52に入力される。
【0047】TDD方式及びFDD方式の送信時は、送
信回路42で生成された送信信号が電力増幅器44で増
幅されて、サーキュレータ20の第三端子26に入力さ
れる。サーキュレータ20の動作する帯域は、送信帯域
および第一受信帯域を含んだ帯域である。しかも、サー
キュレータ20は、第三端子26に印加された信号は第
一端子22には通過させるが、第二端子24には通過さ
せない。よって、第三端子26に入力された受信信号
は、第一端子22から出力される。第一端子22から出
力された送信信号は、アンテナ共用器10の第二端子1
4に入力される。
【0048】送信帯域の信号は、アンテナ端子12と送
受信端子14との間を通過できる。しかも、送受信端子
14と受信端子16との間は50dB程度のアイソレー
ションがあるため、送受信端子14から受信端子16へ
漏洩する信号は無視できる。
【0049】よって、第二端子14に入力された送信信
号は、第一端子12から、アンテナ30に出力され、ア
ンテナ30から空中に放射される。
【0050】第一の実施形態によれば、TDD方式の送
信時には、送信信号がサーキュレータ20の第三端子2
6から第一端子22へ出力され、TDD方式の受信時に
は、受信信号がサーキュレータ20の第一端子22から
第二端子24へ出力される。よって、TDD方式におい
ては送受信の動作をサーキュレータ20を使用して切り
替えることができる。
【0051】また、FDD方式の送信時には、アンテナ
共用器10の送受信端子14からアンテナ端子12へ出
力され、FDD方式の受信時には、受信信号がアンテナ
共用器10のアンテナ端子12から受信端子16へ出力
される。よって、FDD方式においては送受信の動作を
アンテナ共用器10を使用して切り替えることができ
る。
【0052】そこで、第一の実施形態においては、電力
増幅器44からアンテナ30の間に、TDD方式とFD
D方式を切り替えるためのスイッチを挿入する必要がな
い。よって、TDD方式とFDD方式を切り替えるスイ
ッチによる損失が生じない。従って、電力増幅器44の
電力効率が低下しないので、バッテリーの消費電流を従
来例よりも低減することができる。
【0053】また、従来例ではTDD方式とFDD方式
の切換えのために切換えスイッチが2個使われていたの
に対して、本発明の第一実施形態ではスイッチが切換え
スイッチ60の1つだけである。よって、少ない部品点
数で従来例と同様な機能を実現できるので、低コストで
小型の無線装置を提供できる。
【0054】第二の実施形態 第二の実施形態は、第一の実施形態における第一帯域通
過フィルタ82及び第二帯域通過フィルタ84を独立し
たものとし、それらの出力を出力選択スイッチ88で選
択して出力するようにしたものである。
【0055】第二の実施形態にかかる無線装置の構成を
図2に示す。以下、第一の実施形態と同様な部分は同一
の番号を付して説明を省略する。
【0056】出力選択スイッチ88は、第一入力端子8
8a、第二入力端子88b、出力端子88cを有する。
第一入力端子88aは、第一低雑音増幅器72の出力に
接続される。第二入力端子88bは、第二低雑音増幅器
74の出力に接続される。出力端子88cは、受信回路
52に接続される。
【0057】TDD方式の信号の受信時は、出力選択ス
イッチ88において、第一入力端子88aと出力端子8
8cとを接続する。FDD方式の信号の受信時は、出力
選択スイッチ88において、第二入力端子88bと出力
端子88cとを接続する。
【0058】なお、第二の実施形態の動作および効果は
第一の実施形態と同様である。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、送信信号は、サーキュ
レータの第三端子、第一端子、アンテナ共用手段の送受
信端子、アンテナ端子を通過してアンテナから放射され
る。
【0060】第一受信帯域内の受信信号は、アンテナに
より受信され、アンテナ共用手段のアンテナ端子、送受
信端子、サーキュレータの第一端子を通過して、サーキ
ュレータの第二端子から出力される。第二受信帯域内の
受信信号は、アンテナにより受信され、アンテナ共用手
段のアンテナ端子を介して受信端子から出力される。
【0061】よって、送受信の切り替えがアンテナ共用
手段およびサーキュレータにより達成されるので、送受
信の切り替えに必要なスイッチ個数を削減できる。そこ
で、スイッチによる損失を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる無線装置の構
成を示したブロック図である。
【図2】本発明の第二の実施形態にかかる無線装置の構
成を示したブロック図である。
【図3】第三世代通信システムの周波数配置の説明図で
ある。
【図4】アンテナ共用器10の周波数特性の説明図であ
る。
【図5】終端回路62の回路例の説明図である。
【図6】第一帯域通過フィルタ82および第二帯域通過
フィルタ84の周波数特性の説明図である。
【図7】従来技術である、特開2000−13278に
記載の無線装置の構成を示すブロック図である。
【図8】従来技術である、特開2000−13278に
記載の無線装置の構成の変形例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 アンテナ共用器 20 サーキュレータ 30 アンテナ 42 送信回路 44 電力増幅器 52 受信回路 60 切換えスイッチ 62 終端回路 72 第一低雑音増幅器 74 第二低雑音増幅器 82 第一帯域通過フィルタ 84 第二帯域通過フィルタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信帯域内の周波数の送信信号を送信し、
    第一受信帯域および第二受信帯域内の周波数の受信信号
    を受信する無線装置であって、 前記受信信号を受信し前記送信信号を送信するアンテナ
    が接続されたアンテナ端子と、前記送信帯域および前記
    第一受信帯域内の信号が前記アンテナ端子との間で通過
    する送受信端子と、前記第二受信帯域内の信号が前記ア
    ンテナ端子との間で通過する受信端子と、を有するアン
    テナ共用手段と、 前記送受信端子に接続された第一端子と、第二端子と、
    前記送信信号が入力される第三端子とを有し、前記第一
    端子から入力された信号は前記第二端子へ出力され、前
    記第三端子から入力された信号は前記第一端子へ出力さ
    れるサーキュレータと、 を備えた無線装置。
  2. 【請求項2】前記第二端子の出力を増幅する第一増幅手
    段と、 前記受信端子の出力を増幅する第二増幅手段と、 を備えた請求項1に記載の無線装置。
  3. 【請求項3】前記第一増幅手段の出力の内、前記第一受
    信帯域内の信号を通過させる第一帯域通過フィルタと、 前記第二増幅手段の出力の内、前記第二受信帯域内の信
    号を通過させる第二帯域通過フィルタと、 を備え、 前記第一帯域通過フィルタの出力端子と、前記第二帯域
    通過フィルタの出力端子とが結合されて共用されてい
    る、請求項2に記載の無線装置。
  4. 【請求項4】前記第一増幅手段の出力の内、前記第一受
    信帯域内の信号を通過させる第一帯域通過フィルタと、 前記第二増幅手段の出力の内、前記第二受信帯域内の信
    号を通過させる第二帯域通過フィルタと、 前記第一帯域通過フィルタの出力および前記第二帯域通
    過フィルタの出力のいずれかを選択して出力する出力選
    択手段と、 を備えた請求項2に記載の無線装置。
  5. 【請求項5】前記送信信号はFDD方式の送信信号およ
    びTDD方式の送信信号であり、前記第一受信帯域内の
    周波数の受信信号はTDD方式の受信信号であり、前記
    第二受信帯域内の周波数の受信信号はFDD方式の受信
    信号である、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の
    無線装置。
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