JP4039932B2 - 通信装置及び通信制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置及び通信制御方法、より詳細には、PHS(Personal Handyphone System)方式とIMT2000(International Mobile Telecommunications 2000)方式によるデュアルモードで通信を行うための通信装置及び通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体通信の分野においては簡易に移動体通信を実現することができるPHSシステムが実用化されている。また、近年では、高速通信が可能なIMT2000と呼ばれる移動体通信方式が脚光を浴びている。上記PHSシステムにおいては、TDMA−TDD方式による通信を行い1.9GHz帯の電波を使用する。また、IMT2000方式においては、CDMA(Code Division Multiple Access)−FDD(Frequency Division Duplex)方式の一つであるW−CDMA方式が実用化されており2GHz帯の電波を使用し、低い周波数帯で移動体端末から基地局への送信を行い、高い周波数で基地局から移動体端末へ信号が送られる。また、一般的にFDD方式においては送受信信号を合成又は分離するためにデュプレクサが使用される。このFDD(複信)方式は、移動体通信システムで利用されている基地局と端末の間での通信方式の一つで、上り方向(端末→基地局)と下り方向(基地局→端末)の通信にそれぞれ異なる周波数を使うことで、双方向の通信を実現する。
【0003】
ここで、複数の通信を同時に行うことができるデュアルモードの通信端末としては、既にPDC(Personal Digital Cellular)と、PHSとのデュアルモード通信を可能とする通信端末(以下、デュアルモード通信端末)が実用化されている。この際、PDCにおいては800MHz帯の電波が使用される。デュアルモード通信端末においてはPDC側からの着信、PHS側からの着信両方に対応できるように両方の電波を同時に受信可能に待受けを行うことが可能である。
【0004】
従来のデュアルモード通信端末としては、複数の無線通信部を備えた通信装置において、PDC側送信部とPHS側送信部とが同時に送信を行わないように制御することで、複数の無線通信部を同時に使用した場合に生じる相互変調歪みによる不要な電波発生を抑制できるようにしたものが開示されている。(例えば、特許文献1参照)
【0005】
図6は、従来のデュアルモード通信端末の構成例を説明するためのブロック図で、図中、21,26はアンテナ、22はデュプレクサ、23はPDC部、24はPHS部、25は制御・HMI部で、PDC部23は、受信部231及び送信部232を有し、PHS部24は、受信部241及び送信部242を有する。
【0006】
図6において、アンテナ21で受信された信号はデュプレクサ22によって800MHz帯の信号と、1.9GHz帯の信号とに分離される。800MHz帯の信号はPDC部23内の受信部231に入力され、1.9GHz帯の信号はPHS部24の受信部241に入力される。制御・HMI部25は、PHS及びPDCの送受信を制御する。このデュアルモード通信端末は、待受け時において、PHS,PDC両方の受信部231,241で着信信号を受信することができるため、PHS,PDCいずれの電話番号に電話しても着信することが可能である。また、PDC通話時にはPDC部23の送信部232から800MHz帯の信号が送信され、デュプレクサ22を通しアンテナ21から電波が送信される。また、PHS通話時にはPHS部24の送信部242から1900MHz帯の信号が送信され、デュプレクサ22を通しアンテナ21から電波が送信される。また、PDC部23は、アンテナ26からの信号も受信することができる。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−295659号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明によってPHS方式とIMT2000方式(例えば、W−CDMAなど)とのデュアルモード通信端末を実現しようとすると、PHS方式とIMT2000方式の使用周波数帯域が近接しているためデュプレクサによる信号分離が困難になるという問題がある。特にIMT2000方式の送信側は、PHS方式の周波数帯により近い周波数帯となるため信号分離が困難になる。また、デュプレクサを用いずに分岐させた場合は受信信号がPHS、IMT2000両方の通信部に導かれるため損失が大きくなり受信品質が劣化する。また、送信時には一方の送信信号が他の通信部へも分岐されるため送信出力が大きく低下する。
【0009】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、近接した周波数帯域を使用した複数の通信方式により送受信を行うデュアルモード通信端末において、一方の通信方式で送信するときに他方の通信方式の通信部への信号入力を遮断することにより、送信信号が他方の通信部へ分岐されることによる信号損失を少なくするとともに、送信信号が他方の通信部の動作に影響を与えず、スプリアス発生等の悪影響が発生しないようにすること、を目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための第1の技術手段は、通信方式が複信方式である第1の通信部と、該第1の通信部の使用周波数帯域と近接する使用周波数帯域を持つ第2の通信部と、前記第1の通信部が備える受信部の使用周波数帯域に対応した受信側バンドパスフィルタと、前記第1の通信部が備える送信部及び前記第2の通信部の使用周波数帯域に対応した送信側バンドパスフィルタと、前記受信側バンドパスフィルタと前記送信側バンドパスフィルタとを含み前記第1の通信部による通信時において通信信号を合成又は分離するためのデュプレクサと、前記第1の通信部が備える送信部と前記デュプレクサとの間に設けられた切り替え手段とを備え、前記切り替え手段は、前記第2の通信部に切り替え可能に接続され、前記第1の通信部が送信しているときに、前記第2の通信部への通信信号の入力を遮断することを特徴としたものである。
【0011】
また、第2の技術手段は、通信方式が複信方式である第1の通信部と、該第1の通信部の使用周波数帯域と近接する使用周波数帯域を持つ第2の通信部と、前記第1の通信部が備える受信部の使用周波数帯域に対応した受信側バンドパスフィルタと、前記第1の通信部が備える送信部及び前記第2の通信部の使用周波数帯域に対応した送信側バンドパスフィルタと、前記受信側バンドパスフィルタと前記送信側バンドパスフィルタとを含み前記第1の通信部による通信時において通信信号を合成又は分離するためのデュプレクサと、前記第1の通信部が備える送信部と前記デュプレクサとの間に設けられた切り替え手段とを備え、前記切り替え手段は、前記第2の通信部に切り替え可能に接続され、前記第1の通信部あるいは前記第2の通信部のいずれか一方の通信部が送信中に他方の通信部が通信する場合に、強制的に前記他方の通信部へ切り替え、該他方の通信部の通信終了後、前記一方の通信部へ切り替えることを特徴としたものである。
【0013】
また、第3の技術手段は、通信方式が複信方式である第1の通信部と、該第1の通信部の使用周波数帯域と近接する使用周波数帯域を持つ第2の通信部と、前記第1の通信部が備える受信部の使用周波数帯域に対応した受信側バンドパスフィルタと、前記第1の通信部が備える送信部及び前記第2の通信部の使用周波数帯域に対応した送信側バンドパスフィルタと、前記受信側バンドパスフィルタと前記送信側バンドパスフィルタとを含み前記第1の通信部による通信時において通信信号を合成又は分離するためのデュプレクサと、前記第1の通信部が備える送信部と前記デュプレクサとの間に設けられた切り替え手段とを備えた通信装置による通信制御方法であって、前記第1の通信部及び前記第2の通信部が、前記デュプレクサを介して、使用周波数帯域に応じた複数の通信信号を同時に待ち受けるステップと、前記第2の通信部に切り替え可能に接続された前記切り替え手段が、前記第1の通信部が送信しているときに、前記第2の通信部への通信信号の入力を遮断するステップとを有することを特徴としたものである。
【0014】
また、第4の技術手段は、第3の技術手段において、前記第1の通信部の送信処理が終了した後に、前記第1の通信部及び前記第2の通信部を待ち受け状態に移行させることを特徴としたものである
【0015】
上記第1〜第4の技術手段によると、近接した周波数帯域で送受信を行うデュアルモード通信端末において、待ち受け時において複数の異なる通信信号の同時受信を可能にすると共に、一方の通信部が送信するときは他方の通信部への信号入力を遮断することにより、送信信号が他方の通信部へ分岐されることによる信号損失を少なくすることができると共に、送信信号によって他方の通信部の動作に与える影響を軽減することができる。
また、FDD側の通信部においてデュプレクサで通信信号を合成する前に、FDD側の通信部をスイッチによりデュプレクサに切り替え接続させることにより、デュプレクサによりFDD通信時における送信信号と受信信号とを分離し、これにより他方の通信部に対して信号の減衰を少なくすることができる。このため2つの通信部からのスプリアスを小さくすることができる。また、このような構成によって、近接した周波数帯域を使用した複数の通信方式で同時に受信可能なように待受けを行うことが可能となる。このとき、デュプレクサのフィルタ帯域を適切に設定することにより他方の通信部で必要となるバンドパスフィルタを省略することが可能となる。
また優先通信部の通信を妨げることなく通信を行うことが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係るデュアルモード通信端末の構成例を説明するためのブロック図で、図中、11はアンテナ、12はデュプレクサ、13はRFスイッチ、14はW−CDMA通信部、15はPHS通信部、16は制御・HMI部で、デュプレクサ12はバンドパスフィルタ(以下、BPFという)121,122を有し、W−CDMA通信部14は送信部141,受信部142を有し、PHS通信部15は送信部151,受信部152を有している。本実施形態のW−CDMA通信部14は、前述したIMT2000におけるCDMA−FDD方式の一つであるW−CDMA方式を代表例として適用したものであるが、2GHz帯近傍の周波数帯域を使用したIMT2000に含まれる他の通信方式に対しても適用することができる。また、本発明は、上記周波数帯域(1.9GHz帯、2GHz帯)に限定するものではなく、近接した周波数帯域を使用した複数の通信方式により送受信を行うデュアルモード通信端末に用いて好適なものである。
【0017】
図2は、図1に示したBPF121,122の周波数特性の一例を示した図である。BPF121はPHSの送受信帯域及びIMT2000−FDDの送信帯域が通過帯域になる特性を有する。また、BPF122は、IMT2000−FDDの受信帯域が通過帯域になる特性を有する。
【0018】
図1において、アンテナ11で受信された信号はデュプレクサ12に導かれる。デュプレクサ12内で信号は2つに分岐され、それぞれBPF121,122に入力される。BPF121,122はそれぞれ図2に示す周波数特性を有している。前記構成によりBPF121に接続されるRFスイッチ13へはPHS受信信号が導かれ、BPF122に接続されるW−CDMA通信部14へはW−CDMA受信信号が導かれる。このとき、それぞれ他の通信部に対してはBPFが阻止帯域となるため受信信号は導かれない。本構成によればPHS通信部15内に通常設けられるBPF(図示せず)を省略することができる。RFスイッチ13は制御・HMI部16からの制御信号により制御される。RFスイッチ13には後述の図3に示すSPDTスイッチ等が好適に使用される。
【0019】
図3は、RFスイッチ13の回路構成の一例を示す図である。
図3において、VC端子に接続される制御信号により端子P1に入出力される信号を端子P2またはP3に切り替えることができる。本例におけるSPDTスイッチではP2、P3の2つの端子のうち一方の端子が通過状態になるとき、他方の端子は開放状態となり、信号が流れず損失が少ない。すなわち外端子は遮断状態となる。RFスイッチ13はVC端子に接続される制御信号により切り替えられ、PHS受信信号はPHS通信部15に導かれる。従ってW−CDMA通信部14、PHS通信部15それぞれに必要な受信信号が導かれることによりW−CDMA及びPHS両方同時に待受けすることが可能となる。
【0020】
制御・HMI部16は、W−CDMA通信部14及びPHS通信部15の送受信を制御する。PHS通話時にはPHS通信部15内の送信部151から1900MHz帯の信号が送信され、RFスイッチ13、デュプレクサ12を通しアンテナ11から電波が送信される。また、W−CDMA通話時にはW−CDMA通信部14内の送信部141から送信信号が送信される。このとき制御・HMI部16からの制御信号によりRFスイッチ13は切り替えられ、RFスイッチ13を通った送信信号はデュプレクサ12を通しアンテナ11から送信される。
【0021】
本発明によると、W−CDMA側の通信部においてデュプレクサで通信信号を合成する前に、W−CDMA側の通信部をスイッチによりデュプレクサに切り替え接続させることにより、デュプレクサによりW−CDMA通信時における送信信号と受信信号とを分離し、これにより他方の通信部に対して信号の減衰を少なくすることができる。また、このような構成によって、近接した周波数帯域を使用した複数の通信方式で同時に受信可能なように待受けを行うことが可能となる。また、2つの通信部からのスプリアスを小さくすることができる。また、デュプレクサのフィルタ帯域を適切に設定することにより他方の通信部で必要となるバンドパスフィルタを省略することが可能となる。
【0022】
図4は、本発明におけるデュアルモード通信端末の状態遷移の一例を説明するための図である。制御・HMI部16からの制御により、W−CDMA、PHS両方とも通信が必要ない環境では、RFスイッチ13はPHS側に信号が流れるよう切り替えられ、PHS通信部15、W−CDMA通信部14はそれぞれ受信状態にされ、W−CDMA、PHSそれぞれの基地局からの信号を間欠的に受信し自局への着信がないかどうかを監視するデュアル待受け状態(S1)にはいる。なお、一方の電波が受信できない環境においてもW−CDMA、PHSそれぞれ他の一方の受信動作が行われ待受け状態(S1)にはいる。デュアル待受け状態(S1)において、W−CDMAか、PHSいずれかのシステムに着信した場合、着信したシステムは待受け状態から通信状態に遷移する。その際に他の一方のシステムは待受け状態から送受信を停止させるシステム停止状態として送受信が発生しない状態(S2又はS3)とし、一方のシステムが他方のシステムへ影響を与えないようにすることができる。ここで、上記S2又はS3において通信を行った後に、再びS1の待受け状態に移行する。このようにS1→S2又はS3→S1の処理を繰り返す。システム停止状態における実際の通信部14,15の状態は種々の態様を取り得る。例えば、完全に電源をオフにした状態とすることも可能であるし、また基地局との同期を保持していない状態、あるいは受信のみで送信を行わない状態等をとることが考えられる。
【0023】
図5は、W−CDMA通信部14において着信があったときの処理フローを説明するための図である。まず、制御・HMI部16でW−CDMA着信と判定されたときに、PHS通信部15のシステム停止処理を行い(ステップS11)、W−CDMA通信部14側へRFスイッチ13を切り替え(ステップS12)、その後、W−CDMA通信部14へ通信許可を通知する(ステップS13)。次に、通信を許可されたW−CDMA通信部14は通話に必要な処理を始める。これに対して、PHS側で着信があった場合は、上記ステップS12が発生しない以外は上記ステップS11からステップS13においてPHSとW−CDMAを入れ替えた処理を行う。すなわち、PHS側で着信があった場合、制御・HMI部16はW−CDMA通信部14のシステム停止処理を行い、その後、PHS通信部15へ通信許可を通知する。
【0024】
RFスイッチ13の切り替え方としては他の切り替え方法も考えられる。例えばW‐CDMA通信部14の通信がPHS通信部15の通信よりも優先される場合、PHS通信部15が通信中にW−CDMA通信部14は待ち受け状態としておき、W‐CDMA通信部14に着信が入ったり、周期的位置登録を実行する場合、強制的にRFスイッチ13を切り替え、W−CDMA通信部14が通信を行う。その間PHS通信部15は一時中断される。W−CDMA通信部14が必要な通信を終了した後、RFスイッチ13は再び切り替えられ、PHS通信部15の通信が再開される。スイッチ切り替えの時間間隔としては、PHS通信部15が通信再開できる時間間隔が望ましいが、W−CDMA通信部14がプリアンブル送信を行う約1ms程度の時間間隔のみW−CDMA通信部14側に切り替える方法もあれば、プリアンブルからRACHメッセージパートの送信に至る数百ms以上の時間間隔の間W−CDMA通信部14側に切り替える方法等が考えられる。またPHS通信部15の通信一時中断状態には種々の形態が考えられるが例えばPHS送信部151のみ信号を出力しないように制御し、スプリアス発生を防ぐとともにPHS受信部152の受信は継続するといった方法も可能である。
【0025】
本発明によると、近接した周波数帯域で送受信を行うデュアルモード通信端末において、待受け時において複数の異なる通信信号の同時受信を可能とし、一方の通信部が送信するときは他方の通信部への信号入力を遮断することにより、送信信号が他方の通信部へ分岐されることによる信号損失を少なくすることができるとともに、送信信号によって他方の通信部の動作に与える影響を軽減することができる。
【0026】
以上説明した動作によりPHS、W−CDMAの両者同時の待受けを行いながら、各通信部は、RFスイッチ13の切り替えによって他の通信部に対して悪影響なく確実かつ高品質な通信を行うことができる。ここで、本発明はその実施の形態に合わせて種々応用可能であることは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】
本発明によると、近接した周波数帯域を使用した複数の通信方式により送受信を行うデュアルモード通信において、一方の通信方式で送信するときに他方の通信方式の通信部への信号入力を遮断することにより、送信信号が他方の通信部へ分岐されることによる信号損失を少なくすることができるとともに、送信信号が他方の通信部の動作に影響を与えないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデュアルモード通信端末の構成例を説明するためのブロック図である。
【図2】図1に示したBPFの周波数特性の一例を示した図である。
【図3】RFスイッチの回路構成の一例を示す図である。
【図4】本発明におけるデュアルモード通信端末の状態遷移の一例を説明するための図である。
【図5】W−CDMA通信部において着信があったときの処理フローを説明するための図である。
【図6】従来のデュアルモード通信端末の構成例を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
11,21,26…アンテナ、12,22…デュプレクサ、13…RFスイッチ、14…W−CDMA通信部、15…PHS通信部、16,25…制御・HMI部、23…PDC部、24…PHS部、121,122…BPF、141…W−CDMA送信部、142…W−CDMA受信部、151…PHS送信部、152…PHS受信部、231…PDC受信部、232…PDC送信部、241…PHS受信部、242…PHS送信部。

Claims (4)

  1. 通信方式が複信方式である第1の通信部と、該第1の通信部の使用周波数帯域と近接する使用周波数帯域を持つ第2の通信部と、前記第1の通信部が備える受信部の使用周波数帯域に対応した受信側バンドパスフィルタと、前記第1の通信部が備える送信部及び前記第2の通信部の使用周波数帯域に対応した送信側バンドパスフィルタと、前記受信側バンドパスフィルタと前記送信側バンドパスフィルタとを含み前記第1の通信部による通信時において通信信号を合成又は分離するためのデュプレクサと、前記第1の通信部が備える送信部と前記デュプレクサとの間に設けられた切り替え手段とを備え、
    前記切り替え手段は、前記第2の通信部に切り替え可能に接続され、前記第1の通信部が送信しているときに、前記第2の通信部への通信信号の入力を遮断することを特徴とする通信装置
  2. 通信方式が複信方式である第1の通信部と、該第1の通信部の使用周波数帯域と近接する使用周波数帯域を持つ第2の通信部と、前記第1の通信部が備える受信部の使用周波数帯域に対応した受信側バンドパスフィルタと、前記第1の通信部が備える送信部及び前記第2の通信部の使用周波数帯域に対応した送信側バンドパスフィルタと、前記受信側バンドパスフィルタと前記送信側バンドパスフィルタとを含み前記第1の通信部による通信時において通信信号を合成又は分離するためのデュプレクサと、前記第1の通信部が備える送信部と前記デュプレクサとの間に設けられた切り替え手段とを備え、
    前記切り替え手段は、前記第2の通信部に切り替え可能に接続され、前記第1の通信部あるいは前記第2の通信部のいずれか一方の通信部が送信中に他方の通信部が通信する場合に、強制的に前記他方の通信部へ切り替え、該他方の通信部の通信終了後、前記一方の通信部へ切り替えることを特徴とする通信装置
  3. 通信方式が複信方式である第1の通信部と、該第1の通信部の使用周波数帯域と近接する使用周波数帯域を持つ第2の通信部と、前記第1の通信部が備える受信部の使用周波数帯域に対応した受信側バンドパスフィルタと、前記第1の通信部が備える送信部及び前記第2の通信部の使用周波数帯域に対応した送信側バンドパスフィルタと、前記受信側バンドパスフィルタと前記送信側バンドパスフィルタとを含み前記第1の通信部による通信時において通信信号を合成又は分離するためのデュプレクサと、前記第1の通信部が備える送信部と前記デュプレクサとの間に設けられた切り替え手段とを備えた通信装置による通信制御方法であって、
    前記第1の通信部及び前記第2の通信部が、前記デュプレクサを介して、使用周波数帯域に応じた複数の通信信号を同時に待ち受けるステップと、
    前記第2の通信部に切り替え可能に接続された前記切り替え手段が、前記第1の通信部が送信しているときに、前記第2の通信部への通信信号の入力を遮断するステップとを有することを特徴とする通信制御方法
  4. 前記第1の通信部の送信処理が終了した後に、前記第1の通信部及び前記第2の通信部を待ち受け状態に移行させることを特徴とする請求項3に記載の通信制御方法
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