JP4988630B2 - 無線信号処理回路及び無線モジュール - Google Patents
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Description
一方、汎欧州ディジタル移動電話方式(GSM:Global System for Mobile Communications )も多くの国で使用されている通信方式であり、主に4つの周波数帯で運用されている。こちらの方式は時分割による送受複信方式が採用されており、送受信それぞれのタイミングで経路を切り替えるアンテナスイッチによって、バンド及び送受信の選択が行われる。
しかし、それぞれの増幅器やスイッチがRFIC( Radio Frequency Integrated Circuit )や制御IC( Integrated Circuit )から離れて配置されることになると、これらの制御信号線路配線が冗長化し、回路実装面積を増大させてしまう。
このような実装面積の増大への対策として特許文献1に示されるようなアクティブアンテナの構成が示されており、送受信信号線路と制御信号を重畳させることにより回路の実装面積軽減を図っている。
本発明の目的は、上記のような問題に鑑み、高周波信号及び制御信号の信号線路数を削減することができ、移動体通信端末の無線回路実装面積を削減することが可能なマルチバンド対応端末であって、複数のバンドをローミングして使用するマルチバンド対応端末を提供することにある。
即ち、本発明の無線信号処理回路は、複数の周波数帯で動作するマルチバンド対応通信端末若しくは無線モジュールに用いられる無線信号処理回路であって、上記複数の周波数帯のいずれか1つの周波数帯で動作するように切り替えるバンド切替手段と、上記複数の周波数帯それぞれの送信信号又は受信信号を所定の利得で出力する増幅器と、上記増幅器の出力信号を伝送する伝送線路と、上記伝送線路に、上記バンド切替手段及び上記増幅器を制御するための制御信号を重畳する重畳された場合に、上記伝送路と上記バンド切替手段及び上記増幅器に入力される信号から、上記送信信号又は受信信号をカットするインダクタを備えたものである。
また好ましくは、上記本発明の無線信号処理回路は、更に上記増幅器の出力と上記伝送路との間に、上記制御信号をカットするキャパシタを備えたものである。
また好ましくは、上記本発明の無線信号処理回路は、周波数分割複信若しくは時分割複信の通信方式で用いられ、周波数分割複信方式の送受信切り替え回路がデュプレクサによって構成され、時分割複信方式の送受信切り替え回路が高周波スイッチによって構成されるものである。
また好ましくは、上記本発明の無線信号処理回路は、周波数分割複信の通信方式の通信端末若しくは無線モジュールで用いられ、上記バンド切替手段がデュプレクサによって構成されるものである。
また好ましくは、上記本発明の無線信号処理回路は、時分割複信の通信方式の通信端末若しくは無線モジュールで用いられ、上記バンド切替手段が高周波スイッチによって構成されるものである。
また好ましくは、本発明の無線モジュールは、上記無線信号処理回路と、上記無線信号処理回路から入力若しくは出力される高周波信号及び制御信号を重畳させるキャパシタ及びインダクタを備えるものである。
また好ましくは、本発明の無線モジュールは、送信と受信の双方で複数のアンテナを用いて、異なる信号の並列伝送を行なう通信方式で用いられ、上記無線信号処理回路と、上記無線信号処理回路から入力若しくは出力される高周波信号及び制御信号を重畳させるキャパシタ及びインダクタを備えるものである。
図7において、電源部 704 は、バッテリーを内蔵し、DC電圧 Vdd を無線モジュール 701 、ベースバンド部 702 、制御部 703 、及び、I/F部 705 に供給する。
I/F部 705 は、マンマシンインタフェース機能、例えば、テンキー等のボタンスイッチ、表示部、マイク、及び、スピーカ等の入出力装置を有し、ユーザが移動通信端末 700 を操作するために使用される。
21 はバンド切替スイッチ、31 と 32 はデュプレクサ、61 と 62 はインピーダンス整合回路、71 と 72 は低雑音増幅器、81 と 82 はバンドパスフィルタ、111 〜 114 は受信信号線路、121 〜 124 は制御信号線路、91 〜 94 はキャパシタ、101 〜 104 はインダクタである。バンド切替スイッチ 21 は、例えば、RF帯等の高周波帯の信号のバンドを切替える高周波スイッチである。
またRF部 210 において、211 と 212 は第1のバンドの受信信号を入力する入力端子、213 と 214 は第2のバンドの受信信号を入力する入力端子、221 は低雑音増幅器 71 を制御する制御信号を出力する出力端子、222 は低雑音増幅器 72 を制御する制御信号を出力する出力端子、223 はDC電圧 Vdd を出力する出力端子、224 はバンド切替スイッチ 21 のスイッチの切替を制御する制御信号を出力する出力端子、251 は第1のバンドの送信信号を出力する出力端子、252 は第2のバンドの送信信号を出力する出力端子である。
出力端子 221 からはインダクタ 144 を介して低雑音増幅器 71 の制御信号入力端子に出力される制御信号が、受信信号線路 114 に出力され、受信信号に重畳される。また、出力端子 222 からはインダクタ 142 を介して低雑音増幅器 72 の制御信号入力端子に出力される制御信号が、受信信号線路 112 に出力され、受信信号に重畳される。それぞれの受信信号線路 114 及び 112 と低雑音増幅器 71 及び 72 間にはインダクタ 104 及び 102 が配置され、これらのインダクタ 102 、104 、142 、及び 144 が受信信号線路 112 及び 114 上の受信信号成分をカットしている。
出力端子 223 からはインダクタ 141 を介してバンド切替スイッチ 21 の制御信号入力端子に出力される制御信号が、受信信号線路 111 に出力され、受信信号に重畳される。また、出力端子 224 からはインダクタ 143 を介してバンド切替スイッチ 21 の制御信号入力端子に出力される制御信号が、受信信号線路 113 に出力され、受信信号に重畳される。それぞれの受信信号線路 111 及び 113 とバンド切替スイッチ 21 の制御入力端子間にはインダクタ 101 及び 103 が配置され、これらのインダクタ 101 、103 、141 、及び 143 が受信信号線路 111 及び 113 上の受信信号成分をカットしている。
またRF部 210 の出力端子 252 から出力される第2のバンドの送信信号は、パワーアンプ 152 に出力される。パワーアンプ 152 は、入力された信号を利得制御して送信信号レベルに調整して無線信号処理回路 201 のデュプレクサ 32 に出力する。デュプレクサ 32 は、第2のバンドの送信信号をバンド切替スイッチ 21 とアンテナ 10 を介して出力する。
即ち、バンド切替スイッチ 21 は、例えば、RF部 210 の出力端子 223 から制御信号線路 123 を介してDC電圧 Vdd の供給を受け、出力端子 224 から制御信号線路 124 を介して入力される信号が High のときアンテナ 10 とデュプレクサ 31を 導通させ、Low のときアンテナ 10 とデュプレクサ 32 を導通させるよう動作し、これにより異なるバンドで動作する回路を選択して使用する。
低雑音増幅器 71 の利得は、RF部 210 の出力端子 221 から出力される制御信号が、インダクタ 144 、受信信号線路 114 、及び、インダクタ 104 を介して低雑音増幅器 71 に入力される制御信号によって制御される。
即ち、制御信号の切替速度は、受信信号の周波数に比べ遅いため、無線モジュール 501 に備えられたキャパシタ 131 〜 134 、及び無線信号処理回路 201 に備えられたキャパシタ 91 〜 94 によって受信信号から重畳された制御信号をカットしてバンドパスフィルタ 81 及び 82 からRF部 210 に伝えることができる。
また、本実施例においては制御信号を重畳する信号線路を受信信号線路としたが、これは本発明の範囲を限定するものではなく、制御信号は送信信号線路上に重畳されても良い。
その場合、図1の実施例で受信信号線路とRF部 210 の間に配置されていたものと同様のキャパシタ及びインダクタを、パワーアンプ 151 及び 152 とRF部 210 の間に配置し、図1の実施例で無線信号処理回路 201 に配置されていたものと同様のキャパシタ及びインダクタを、パワーアンプ 151 及び 152 と無線信号処理回路 201 の間に配置する。このような構成と図1の構成を併用することにより、重畳できる制御信号の数を更に増やすことができる。
図6に構成を示す無線モジュール 506 のように、RF部 610 内で制御信号と受信信号を重畳させる場合には、無線モジュール 506 にキャパシタ 131 〜 134 及びインダクタ 141 〜 144 を実装する必要が無く、無線回路実装面積を更に削減することができる。
図2によって、本発明の実施例2(時分割複信方式のマルチバンド対応無線端末の無線モジュールでの適用例)を説明する。図2は、本発明の無線信号処理回路及び無線モジュールの機能構成を示すブロック図である。502 は無線モジュール、202 は無線信号処理回路である。なお、図2の実施例の無線モジュールを図7で説明した移動通信端末 700 の無線モジュール 701 と置き換えることにより、図2の実施例による移動通信端末が実現できる。
22 はバンド切替スイッチ、41 と 42 はローパスフィルタ、51 と 52 はバンドパスフィルタである。
RF部 210 の出力端子 251 から出力される第1のバンドの送信信号は、パワーアンプ 151 に出力される。パワーアンプ 151 は、入力された信号を利得制御して送信信号レベルに調整して無線信号処理回路 202 のローパスフィルタ 41 に出力する。ローパスフィルタ 41 は入力された信号から低周波成分だけを通過させ、バンド切替スイッチ 22 とアンテナ 10 を介して出力する。
またRF部 210 の出力端子 252 から出力される第2のバンドの送信信号は、パワーアンプ 152 に出力される。パワーアンプ 152 は、入力された信号を利得制御して送信信号レベルに調整して無線信号処理回路 202 のローパスフィルタ 42 に出力する。ローパスフィルタ 42 は入力された信号から低周波成分だけを通過させ、バンド切替スイッチ 22 とアンテナ 10 を介して出力する。
また、図2の実施例においては、制御信号を重畳する信号線路を受信信号線路としたが、これはこれは本発明の範囲を限定するものではなく、制御信号は送信信号線路上に重畳されても良い。
その場合、図2の実施例で受信信号線路とRF部 210 の間に配置されていたものと同様のキャパシタ及びインダクタを、パワーアンプ 151 及び 152 とRF部 210 の間に配置し、図2の実施例で無線信号処理回路 202 に配置されていたものと同様のキャパシタ及びインダクタを、パワーアンプ 151 及び 152 と無線信号処理回路 202 の間に配置する。このような構成と図2の構成を併用することにより、重畳できる制御信号の数を更に増やすことができる。
図3によって、本発明の実施例3(周波数分割及び時分割複信方式両方で動作する通信端末の無線モジュールでの適用例)を説明する。図3は、本発明の無線信号処理回路及び無線モジュールの機能構成を示すブロック図である。なお、図3の実施例の無線モジュールを図7で説明した移動通信端末 700 の無線モジュール 701 と置き換えることにより、図3の実施例による移動通信端末が実現できる。503 は無線モジュール、203 は無線信号処理回路、23 は無線信号処理回路 203 のバンド切替スイッチである。
RF部 210 の出力端子 251 から出力される第1のバンドの送信信号は、パワーアンプ 151 、ローパスフィルタ 41 、及び、バンド切替スイッチ 23 を介してアンテナ 10 から送信される。
また、RF部 210 の出力端子 252 から出力される第2のバンドの送信信号は、パワーアンプ 152 、デュプレクサ 32 、及び、バンド切替スイッチ 23 を介してアンテナ 10 から送信される。
尚、図3の実施例においては、動作するバンドの数を、周波数複信及び時分割複信の通信方式でそれぞれ1つとしたが、これは本発明の範囲を限定するものではなく、動作するバンドの数がいくつであっても良い。
また、本実施例においては制御信号を重畳する信号線路を受信信号線路としたが、これは本発明の範囲を限定するものではなく、例えば、制御信号は送信信号線路上に重畳されても良い。
その場合、図3の実施例で受信信号線路とRF部 210 の間に配置されていたものと同様のキャパシタ及びインダクタを、パワーアンプ 151 及び 152 とRF部 210 の間に配置し、図2の実施例で無線信号処理回路 203 に配置されていたものと同様のキャパシタ及びインダクタを、パワーアンプ 151 及び 152 と無線信号処理回路 203 の間に配置する。このような構成と図2の構成を併用することにより、重畳できる制御信号の数を更に増やすことができる。
図4によって、本発明の実施例4(周波数分割複信方式の上り/下り3×3MIMO方式対応通信端末での適用例)を説明する。図4は、本発明の無線信号処理回路及び無線モジュールの機能構成を示すブロック図である。なお、図4の実施例の無線モジュールを図7で説明した移動通信端末 700 の無線モジュール 701 と置き換えることにより、図4の実施例による移動通信端末が実現できる。504 は無線モジュール、10 、11 、 12 はアンテナ、204 、205 、206 は無線信号処理回路、410 はRF部である。
無線信号処理回路 204 〜 206 は、それぞれ、アンテナ 10 〜 12 に接続される同一構成のモジュールである(無線信号処理回路 205 と 206 内の構成は図示していない)。
無線信号処理回路 204 〜 206 は、それぞれ、周波数分割された送信信号及び受信信号をそれぞれの経路に振り分けるデュプレクサ 31 、デュプレクサ 31 に接続されるインピーダンス整合回路 61 、インピーダンス整合回路 61 に接続される低雑音増幅器 71 、低雑音増幅器 71 に接続されるバンドパスフィルタ 81 、バンドパスフィルタ 81 にそれぞれ接続されるキャパシタ 91 と 92 、キャパシタ 91 に接続される受信信号線路 111 、キャパシタ 92 に接続される受信信号線路 112 、低雑音増幅器 71 に接続される制御信号線路 121 と 122 、制御信号線路 121 と受信信号線路 111 とに接続されるインダクタ 101 、制御信号線路 122 と受信信号線路 112 とに接続されるインダクタ 102 を備えている。
尚、図4の実施例においては、動作するバンドを1つとしたが、これは本発明の範囲を限定するものではなく、使用されるバンド数がいくつであっても良い。
なお、複数バンドで動作させる場合は、無線信号処理回路 204 〜 206 のアンテナとデュプレクサ 31 の間にバンド切替スイッチが挿入され、バンドを切替える構成とすることで可能となる。
図5によって、本発明の実施例5(周波数分割複信方式の下りのみ2×2MIMO方式対応の通信端末の無線モジュールでの適用例)を説明する。図5は、本移動通信端末及びモジュールの機能構成を示すブロック図である。なお、図2の実施例の無線モジュールを図7で説明した移動通信端末 700 の無線モジュール 701 と置き換えることにより、図2の実施例による移動通信端末が実現できる。505 は無線モジュール、201 と 207 は無線信号処理回路、24 は無線信号処理回路 207 内のバンド切替スイッチ、510 はRF部である。
無線信号処理回路 207 は、アンテナ 11 に接続され、第1と第2のバンドを切り替えるバンド切替スイッチ 24 、バンド切替スイッチ 24 にそれぞれ接続されるバンドパスフィルタ 51 と 52 、バンドパスフィルタ 51 に接続されるインピーダンス整合回路 61 、インピーダンス整合回路 61 に接続される低雑音増幅器 71 、低雑音増幅器 71 に接続されるバンドパスフィルタ 81 、バンドパスフィルタ 81 にそれぞれ接続されるキャパシタ 91 と 92 、キャパシタ 91 に接続される受信信号線路 111 、受信信号線路 111 と低雑音増幅器 71 の制御信号入力端子間に接続されるインダクタ 101 、キャパシタ 92 に接続される受信信号線路 112 、受信信号線路 112 とバンド切替スイッチ 24 の制御信号入力端子間に接続されるインダクタ 102 、バンドパスフィルタ 52 に接続されるインピーダンス整合回路 62 、インピーダンス整合回路 62 に接続される低雑音増幅器 72 、低雑音増幅器 72 に接続されるバンドパスフィルタ 82 、バンドパスフィルタ 82 にそれぞれ接続されるキャパシタ 93 と 94 、キャパシタ 93 に接続される受信信号線路 113 、受信信号線路 113 と低雑音増幅器 72 の制御信号入力端子間に接続されるインダクタ 103 、キャパシタ 94 に接続される受信信号線路 114 、受信信号線路 114 とバンド切替スイッチ 24 の制御信号入力端子間に接続されるインダクタ 104 を備えている。
上記無線信号処理回路 201 及び 207 に備えられたバンド切替スイッチ 21 と 24 、並びに、低雑音増幅器 71 と 72 を制御する制御信号は、RF部 510 の出力端子 525 と 527 から出力され、それぞれインダクタ 146 と 148 を介して受信信号線路 112 と 114 で受信信号に重畳される。
制御信号の切替速度は、受信信号の周波数に比べ遅いため、上記無線モジュール 505 に備えられた上記キャパシタ 131 〜 138 、及びインダクタ 141 〜 148 、並びに、上記無線信号処理回路 201 及び 207 に備えられたキャパシタ 91 〜 94 、インダクタ 101 〜 104 により受信信号線路から分波することができる。
尚、本実施例においては動作するバンドの数を2つとしたが、これは本発明の範囲を限定するものではなく、使用されるバンドの数がいくつであっても良い。
また、本実施例においては制御信号を重畳する信号線路を受信信号線路としたが、これは本発明の範囲を限定するものではなく、制御信号は送信信号線路上に重畳されても良い。その場合、上記無線モジュール 505 に備えられていたキャパシタ及びインダクタは上記パワーアンプ 151 〜 152 と上記無線信号処理回路 201 の間に、上記無線信号処理回路 201 に備えられるキャパシタは上記送信信号線路上に配置され、上記無線信号処理回路 201 に備えられていたインダクタは制御信号線路に配置される。これにより重畳できる制御信号の数を更に増やすことができる。
また好ましくは、本発明の無線信号処理回路は、複数の周波数帯で動作するマルチバンド対応通信端末に用いられ、複数の周波数体を切り替えるバンド切替回路と、複数の周波数帯それぞれに対応するフィルタ及び増幅器と、受信信号と制御信号とが重畳された信号を入出力する信号端子と、前記信号端子が入出力する信号から受信信号と制御信号とを分離するキャパシタ及びインダクタから構成される。
また好ましくは、本発明の無線信号処理回路は、周波数分割複信の通信方式で用いられ、送受信切り替え回路がデュプレクサによって構成される。
また好ましくは、本発明の無線信号処理回路は、時分割複信の通信方式で用いられ、送受信切り替え回路が高周波スイッチによって構成される。
また好ましくは、本発明の無線信号処理回路及び無線モジュールは、周波数分割複信と時分割複信の両方の通信方式で用いられ、周波数分割複信方式の送受信切り替え回路がデュプレクサによって構成され、時分割複信方式の送受信切り替え回路が高周波スイッチによって構成される。
また好ましくは、本発明の無線モジュールは、上記本発明の無線信号処理回路と、上記無線信号処理回路から入出力される高周波信号と制御信号を重畳させるキャパシタ及びインダクタを備える。
また好ましくは、本発明の無線モジュールは、送信機と受信機の双方で複数のアンテナを用いて、異なる信号の並列伝送を行なう通信方式で用いられ、上記本発明の無線信号処理回と、上記無線信号処理回路から入出力される高周波信号と制御信号を重畳させるキャパシタ及びインダクタを備える。
また更に、送信と受信を兼ねる無線信号処理回路及び無線モジュール並びに移動通信端末であっても、送信機能若しくは受信機能のいずれかに本発明を適用しても良い。
また、本発明の通信端末は移動通信端末ではなく、固定通信端末であっても良い。
Claims (5)
- 複数の周波数帯で動作するマルチバンド対応通信端末若しくは無線モジュールに用いられる無線信号処理回路であって、
前記複数の周波数帯のいずれか1つの周波数帯で動作するように切り替えるバンド切替手段と、
前記複数の周波数帯それぞれの送信信号又は受信信号を所定の利得で出力する増幅器と、
前記増幅器の出力信号を伝送する複数の伝送線路と、
前記伝送線路に前記バンド切替手段及び前記増幅器を制御する制御信号が重畳された場合に、前記伝送路と前記バンド切替手段及び前記増幅器に入力される信号から、前記送信信号又は受信信号をカットするインダクタを備え、
前記複数の伝送線路のうち一の伝送線路を第一の伝送線路、他の伝送線路のうちの一の伝送線路を第二の伝送線路とした場合、
前記第一の伝送路を用いて前記送信信号又は受信信号を伝送している際には、前記制御信号を前記第二の伝送線路に重畳することを特徴とする無線信号処理回路。 - 請求項1記載の無線信号処理回路において、更に前記周波数帯毎に分割された送信信号及び受信信号を、前記周波数帯毎に割り当てられた伝送線路に振り分けるデュプレクサを備えることを特徴とする無線信号処理回路。
- 請求項1又は2記載の無線信号処理回路において、更に前記増幅器の出力と前記伝送路との間に、前記制御信号をカットするキャパシタを備えたことを特徴とする無線信号処理回路。
- 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の無線信号処理回路と、前記無線信号処理回路から入力若しくは出力される高周波信号及び制御信号を重畳させるキャパシタ及びインダクタを備えることを特徴とする無線モジュール。
- 送信と受信の双方で複数のアンテナを用いて、異なる信号の並列伝送を行なう通信方式で用いられ、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の無線信号処理回路と、前記無線信号処理回路から入力若しくは出力される高周波信号及び制御信号を重畳させるキャパシタ及びインダクタを備えることを特徴とする無線モジュール。
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