JP2003090986A - リムレスメガネの装飾付きレンズ取り付け部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾部品の取り外しが容易で、装飾を好みに
合わせて適時取り換えることができ、安定してレンズを
連結することのできるリムレスメガネ。 【解決手段】 チ、ブリッジ及びレンズなどの各部品か
ら構成され、前２者の部品をレンズに取り付けることに
よって構成されるリムレスメガネのレンズ取り付け部材
において、レンズに対向する面に回転止め突起とレンズ
止着のネジが設けられ、レンズと接しない面に装飾部を
設けたことを特徴とする装飾付きレンズ取り付け部材で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、リムレスメガネの
フロント部分に装飾を施す機構に関する。詳しくは、取
り外しが容易で、装飾を好みに合わせて適時取り替える
ことができ、安定してレンズを連結することのできるリ
ムレスメガネのレンズ取付部材に関する。

【０００２】

【従来の技術】縁なしメガネは軽くて視野が広いという
利点がある。図１はブローバーを用いたリムレスメガネ
の例である。ブローバー2はレンズ1の上部に沿って宛う
レンズの固定部材で、テンプルとつながるフロントの両
端であるところのチ（智）からチ（智）までの部品であ
る（図ではメガネの片方のみを図示）。従って、ブロー
バー2は通常ブリッジ3と一体で構成されている。ブリッ
ジ3は左右のレンズ1をつなぐ部品で、図のようにブリッ
ジが細い場合には、デザイン性を高める共にブリッジを
補強するブレースバー301が付いている。パット4はメガ
ネを支えるための鼻に接する部分である。パットとブリ
ッジまたはブローバーとつなぐ支持構造部品がパット足
401である。フロントとテンプルをつなぐ開閉機能をも
った部品が丁番201であり、レンズを固定するために設
けられたつめがレンズ留め202a（テンプル側）、202b
（ブリッジ側）である。

【０００３】図２は、ブローバーを用いないリムレスメ
ガネである。構造的にはブローバーを用いたリムレスメ
ガネと同じであるが、ブローバーがない。レンズ留め20
2a、202bが単なるつめでレンズ1を押さえる形では安定
性がないために、レンズの固定にはレンズ留めネジやレ
ンズ留めリベットが用いられる。メガネを丈夫で安定し
た構造とするために重要になる部分であるために、この
部分に関する特許がいくつか出願されている。

【０００４】『メガネレンズにテンプル、ブリッジを取
り付ける取付方法』（特開平11-174385）では、ナット
をネジ（長ネジ）に締めた後、ネジを折ることによるテ
ンプルおよびブリッジの止着を行う方法が述べられてい
る。図３はレンズ1に開けた孔の位置を示しており、図
４はテンプル側のチ5をレンズ1に取り付けたときの様子
を示している。テンプル取付孔110a、bおよびブリッジ
取付孔111a、bはそれぞれ２つの対の孔になっていて、
テンプルおよびブリッジの回転を防止している。図４か
らも分かるように、チ5のネジ520にチューブ510を取り
付けてレンズの孔110に挿入し、ブラケット12を挟んで
ナット6をネジに螺合している（a、bはそれぞれに対応
する部位であり、説明では省略）。この取付法では長ネ
ジを使用し、ナットからはみ出したネジ部はナットを螺
合した後に折ることにより、ネジの長さを調整してい
る。ブラケットをナットとレンズの間に挟んであるの
は、ナットが直接レンズに当たってレンズに傷つけるこ
とを防止するためである。

【０００５】２点（２孔）で各部品をレンズに装着する
方法は、簡単な構造で回転防止と安定した装着が行え
る。『メガネレンズにテンプル、ブリッジを取り付ける
取付方法』では２つのネジ孔を開けているが、『眼鏡フ
レーム』（特開平10-186285）や『縁なしメガネのレン
ズ取付機構』（特開平11-281933）では、ヨロイ（チ）
およびブリッジをレンズに装着するためのネジを前記の
部品に１つ取り付け、さらにその近傍に回転防止のため
の突起を設けている。

【０００６】図５は『縁無しメガネのレンズ止着構造』
（特開平9-218380）のレンズ止着構造を示している。こ
のレンズ止着方法では、レンズ1に孔を開けないでレン
ズを固定する方法がとられている。挟持片15a（図では
ヨロイ8＜ヨロイチ＞の一部）と挟持片15bでレンズの端
を挟み、ヨロイに取り付けた当たり14とそれに固定され
たネジ10をナット6で締めてレンズを止着する。なお、
レンズのズレ（滑り止め）のために挟持片15a、bとレン
ズ1の間にゴム片11を挟んでいる。ヨロイ8とテンプル7
は丁番701でつながり、約９０度の角度で開閉できるよ
うになっている。

【０００７】リムレスメガネは軽量でシンプルな構造で
あるために、装飾を施す場所が少ない。とくにフロント
部はほとんどがレンズだけの構造であるために、装飾が
施しにくい。これに対して、『縁無しメガネのレンズ止
着構造』では表挟持片15aには装飾を施すことも述べら
れている。また『メガネレンズ』（特開2000-347140）
では、レンズの外周縁の側縁周面に凹状溝を彫り、金属
粉や金属箔などを混ぜた接着剤で塗り込んだり、装飾糸
材を巻いて接着剤で充填することによって装飾する方法
が提唱されている。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】リムレスメガネにおけ
るレンズと各部品の取り付けは、従来技術で見てきたよ
うにレンズを傷付けずに、いかに安定して固定するかが
重要な課題となっている。そのための考案や発明がいく
つも出願されている。またリムレスメガネのフロント部
に装飾を施す方法も、従来技術に挙げたようにいくつか
出願されている。

【０００９】本発明が解決しようとする課題は、装飾部
品が容易に交換でき、なおかつシンプルな部品で、安定
した構造のリムレスメガネを提唱することである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項１に記載された本発明では、リムレスメガ
ネのレンズ取り付け部材において、レンズに対向する面
に回転止め突起とレンズ止着のネジが設けられ、レンズ
と接しない面に装飾部を設けたことを特徴とする装飾付
きレンズ取り付け部材である。

【００１１】請求項２に記載された本発明は、チ、ブリ
ッジおよびレンズなどの各部品から構成されるリムレス
メガネにおいて、前記ブリッジのレンズ取り付け部にお
いて、レンズに対向する面に回転止め突起とレンズ止着
のネジが設けられ、レンズと接しない面に装飾部を設け
たことを特徴とする装飾付きレンズ取り付け部を備えた
ブリッジである。

【００１２】請求項３に記載された本発明は、チ、ブリ
ッジおよびレンズなどの各部品から構成されるリムレス
メガネにおいて、前記チのレンズ取り付け部において、
レンズに対向する面に回転止め突起とレンズ止着のネジ
が設けられ、レンズと接しない面に装飾部を設けたこと
を特徴とする装飾付きレンズ取り付け部を備えたチであ
る。

【００１３】本発明では、装飾部品を容易に取り外しが
できるように、チ（ヨロイ）とネジおよびブリッジとネ
ジを分離し、しかもネジ部分に装飾を施せる形態にす
る。このネジを「装飾付きネジ」とよぶ。また安定して
レンズを止着できるように、レンズに水平方向に２つの
孔を開け、装飾付きネジに突起とネジを取り付け、２点
でレンズを止着するようにする。具体的には以下の通り
である。

【００１４】チ、ブリッジおよびレンズの各部品から構
成され、当該三者を連結することによって成形される装
飾付きリムレスメガネにおいて、レンズ側の裏面に回転
止め突起とレンズ止着のネジが取り付けられていて、表
面に装飾を施した装飾付きネジとする。レンズとチの連
結においては、各部品にそれぞれ２つの孔を開け、レン
ズの表面から前記２つの孔を重ね合わせてチを宛い、前
記装飾付きネジを２つの孔に挿入し、ナットを螺合す
る。同様にブリッジにも２つの孔を左右に開け（孔の数
は計４つ）、レンズのブリッジを固定する位置にブリッ
ジの孔に対応した孔を開け、ブリッジとレンズを孔の位
置で重ねて装飾付きネジを挿入し、ナットを螺合する。

【００１５】孔は水平方向（左右のチを結ぶ線に沿った
方向）に開け、装飾付きネジの突起とネジを受け入れ
る。装飾付きネジはチとレンズを連結するものと、ブリ
ッジとレンズを連結するものが必要となるが、上下対称
の形状にすることによって同じものが使える（ブリッジ
用とチ用で必ずしも分ける必要はない）。装飾付きネジ
には突起とネジが付いていて、突起は回転止めとして働
き、ネジはレンズとチおよびレンズとブリッジを連結す
る働きをする。すなわち、チは１対のネジとナット（左
右で２対）でレンズに装着し、ブリッジは各レンズに対
して１対のネジとナット（左右で２対）でレンズに装着
する。これによって、左右のレンズはブリッジによって
安定して連結され、テンプルとレンズはチを介して安定
して連結することができる。孔はチ、ブリッジのレンズ
留めの方向に従い、それぞれ２カ所に開けても良い。レ
ンズ留め部分は縦型、横型、どちらにも加工できる。

【００１６】上記の説明ではテンプルとパットについて
は触れていないが、テンプルとパットは従来通りの取り
付け方法をとる。すなわち、チのテンプル側の端は丁番
（正しくはコマ）になっていて、ネジでテンプルと連結
する。また、パット足はブリッジにローづけする。

【００１７】レンズのがたつきや回転を防止するため
に、チやブリッジに「当たり」を設けている。当たり
は、従来技術でも見てきたようにレンズの円周（外縁）
に沿って宛がう金属などでできた部位である。本発明で
は上記のレンズ取付方法によってがたつきが防止できる
ために、当たりは使用しない。

【００１８】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を用いて
具体的に説明する。図６は本発明のリムレスメガネの上
面図と正面図である。左右のレンズ1はブリッジ3で連結
され、チ5とレンズ1は装飾付きネジ9とナット6で止着さ
れる。チ5の一端は丁番540になっていて、チ5とテンプ
ル7は丁番701（540）の位置を合わせ、ネジ541で連結さ
れ、開閉機能を有する丁番として働く。テンプルの丁番
701、チの丁番540をともに「丁番」と表記したが、通常
コマになっていて、ネジで連結する形状になっている。
本発明ではこの部分は請求範囲外であるから、詳細は省
略する。

【００１９】図７は、レンズとブリッジ（またはチ）を
装飾付きネジとナットで装着するときの様子を示してい
る。ブリッジ3でもチ5でも、装飾付きネジ9でレンズに
装着する位置の形状は同じであるから、ここではブリッ
ジのみ説明する。装飾付きネジ9にはネジ901と突起902
が付いている。一方、ブリッジ3にはネジ孔331（ネジ用
孔）と突起孔332（突起用孔）が、レンズ1にはネジ孔13
1（ネジ用孔）と突起孔132（突起用孔）が、それぞれ開
けられている。レンズとブリッジをそれぞれの孔が重な
るように合わせ、各孔にネジと突起を通し、ナット6で
締める。これだけの作業で、レンズとブリッジが止着で
き、固定される。２点（ツーポイント）で固定するため
に、レンズのブレや回転が防止される。装飾付きネジ9
の表面は装飾面903となっていて、様々な装飾が施され
ている。

【００２０】レンズ1とチ5の装着も、まったくブリッジ
と同様である。図８はチ5とレンズの止着を示す斜視図
である。止着の手順はまったくブリッジと同じであるの
で説明は省略するが、図ではチ5とテンプル7がすでに連
結された状態で示してある。図６または図８の絵からも
分かるように、テンプルは滑らかな湾曲状になってお
り、メガネ装着者の顔形状にフィットしやすくするよう
に工夫されている。装飾付きネジはナット１つで固定さ
れるから、簡単に取り外しが行える。すなわち、装飾を
替えたいときは、装飾付きネジ9を別のデザインの装飾
付きネジに替えれば、別のおしゃれができることにな
る。図９は、装飾付きネジのデザイン例である。装飾付
きネジのネジと突起は、どの孔にも挿入することができ
るから、ブリッジ用、チ用と区別することは必要ない。

【００２１】図１０は、図６のリムレスメガネを側面か
ら見た図である。この図から、本発明で組み立てたリム
レスメガネが、いかにシンプルですっきりしたデザイン
であることが分かろう。それでいて、フロント部分に小
さなおしゃれが施されている。そこに本発明の着目点が
ある。

【００２２】

【発明の効果】本発明を用いることによる効果は、以下
の通りである。 ・シンプルですっきりしたデザインのリムレスメガネと
することができる。 ・装飾付きネジとナットでブリッジおよびチをレンズに
装着できるために、組立作業が簡単に行える。 ・レンズのブレ防止のために使用していた「当たり」が
不要なために、部品が単純ですっきりしたデザインが実
現できる。 ・装飾付きネジでフロント部分をポイント的の装飾でき
るために、すっきりしたデザインの中にも小さなおしゃ
れを演出することが可能である。 ・装着付きネジは取り外しが簡単なために、デザインの
違う装飾付きネジを時に応じて容易に交換でき、男性の
ネクタイや女性のアクセサリと同じ感覚で取り扱うこと
ができる。しかもメガネ本体はそのまま利用し、装飾付
きネジのみを換えればよいから、コスト的にも有利であ
る。一方、メガネ店から見れば、装飾付きネジを単独で
販売できるというメリットがある。

【００２３】本発明の形態は従来技術において述べた各
公開特許と似た点はあるが、以下の点で異なり、また異
なった効果を持っている。もちろん以下では本発明の優
れた点を強調しているが、他の技術に欠点があるという
意味ではなく、本発明と異なる点においての利点もあ
る。 ・従来技術の項で説明した１つの部品の取り付けに２つ
のネジ孔を開ける機構に対して、本発明では１つのネジ
孔だけでよく、組立作業が容易である。

【００２４】従来技術の項で説明した他の技術では、ヨ
ロイ（チ）およびブリッジをレンズに装着するためのネ
ジを前記の部品に１つ取り付け、さらにその近傍に回転
防止のための突起（回転防止突起）を設けて、回転防止
突起はヨロイ（チ）およびブリッジに設けられ、しかも
小突起の形でレンズの一部に食い込む形で回転防止を行
っている。

【００２５】これに対し、本発明では突起は装飾ネジ付
きネジにネジと突起を付け、しかも孔（貫通孔＜孔には
元々“貫通したアナ”を意味する＞、具体的にはネジ孔
と突起孔）にネジと突起の２つの棒を嵌合させて２本の
柱で支える形になっているから、丈夫で安定性がある。

【００２６】その他の従来技術として説明した、表挟持
片に装飾を施したもの、レンズの外周縁の側縁に装飾を
施したもの、何れも装飾部品の交換がしにくい点が挙げ
られる。その点、本発明ではナットとネジで留められた
装飾付きネジに装飾が施されていて、取り外しが容易で
あるために、装飾の交換性に優れている。また、本発明
はレンズの玉型に限定されることもないなどの効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来技術のブローバーを用いたリムレスメガネ
の正面図である。

【図２】従来技術のリムレスメガネの正面図である。

【図３】従来技術のリムレスメガネにおいて、レンズに
ブリッジおよびテンプルを止着するための、レンズに開
けた孔の位置を示すレンズの正面図である。

【図４】従来技術のリムレスメガネにおいて、レンズに
チでレンズを止着するときの、レンズの一部を示す断面
図である。

【図５】従来技術のリムレスメガネにおいて、レンズの
端をチで挟持してレンズを止着するときの、レンズとチ
の一部を示す断面図である。

【図６】本発明の装飾付きリムレスメガネの組立方法を
説明するための、リムレスメガネの上面図と正面図であ
る。

【図７】本発明の装飾付きリムレスメガネにおいて、レ
ンズとブリッジまたはレンズとチを装飾付きネジとナッ
トで止着する方法を説明するための断面図である。

【図８】本発明の装飾付きリムレスメガネにおいて、レ
ンズとチを装飾付きネジとナットで止着する方法を説明
するための斜視図である。

【図９】本発明の装飾付きリムレスメガネで用いる装飾
付きネジに施されているデザイン例を示す正面図（装飾
面方向から見た図）である。

【図１０】本発明の装飾付きリムレスメガネの側面図で
ある。

【符号の説明】 １ レンズ １ａ 左レンズ １ｂ 右レンズ １１０ テンプル用孔 １１０ａ、ｂ テンプル用孔。ａは右、ｂは左 １１１ ブリッジ用孔 １１１ａ、ｂ ブリッジ用孔。ａは右、ｂは左 １３１ ネジ孔（ネジ用孔） １３２ 突起孔（突起用孔） ２ ブローバー ２０１ 丁番 ２０２ａ テンプル側レンズ留め ２０２ｂ ブリッジ側レンズ留め ３ ブリッジ ３０１ ブレースバー ３３１ ネジ孔（ネジ用孔） ３３２ 突起孔（突起用孔） ４ パット ４０１ パット足 ５ チ（智、ヨロイ） ５１０ チューブ。１１０ａ、ｂに対応して５１０
ａ、ｂとも使用。 ５２０ 長ネジ。１１０ａ、ｂに対応して５２０ａ、
ｂとも使用。 ５３１ ネジ孔（ネジ用孔） ５３２ 突起孔（突起用孔） ５４０ 丁番（丁番をなす部位という意味で、正確に
はコマ） ５４１ ネジ ６ ナット。ネジ孔に対応して６ａ、６ｂとも使
用。 ７ テンプル ７０１ 丁番（丁番をなす部位という意味で、正確に
はコマ） ７０２ モダン ８ ヨロイ ９ 装飾付きネジ ９０１ ネジ ９０２ 突起 ９０３ 装飾面 １０ ネジ １１ ゴム片 １２ａ、ｂ ブラケット １４ 当たり １５ａ、ｂ 挟持片

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 リムレスメガネのレンズ取り付け部材に
   おいて、レンズに対向する面に回転止め突起とレンズ止
   着のネジが設けられ、レンズと接しない面に装飾部を設
   けたことを特徴とする装飾付きレンズ取り付け部材。
2. 【請求項２】 チ、ブリッジおよびレンズなどの各部品
   から構成されるリムレスメガネにおいて、前記ブリッジ
   のレンズ取り付け部において、レンズに対向する面に回
   転止め突起とレンズ止着のネジが設けられ、レンズと接
   しない面に装飾部を設けたことを特徴とする装飾付きレ
   ンズ取り付け部を備えたブリッジ。
3. 【請求項３】 チ、ブリッジおよびレンズなどの各部品
   から構成されるリムレスメガネにおいて、前記チのレン
   ズ取り付け部において、レンズに対向する面に回転止め
   突起とレンズ止着のネジが設けられ、レンズと接しない
   面に装飾部を設けたことを特徴とする装飾付きレンズ取
   り付け部を備えたチ。