JP2003090111A - 塗装方法及び塗装構造 - Google Patents
塗装方法及び塗装構造Info
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- JP2003090111A JP2003090111A JP2001281146A JP2001281146A JP2003090111A JP 2003090111 A JP2003090111 A JP 2003090111A JP 2001281146 A JP2001281146 A JP 2001281146A JP 2001281146 A JP2001281146 A JP 2001281146A JP 2003090111 A JP2003090111 A JP 2003090111A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐候性、耐震性に優れた塗装構造を提供す
る。 【解決手段】 モルタル壁等の被塗装面1aを塗装する
塗装構造であって、被塗装面1aに張り付けられた網状
物よりなる第2層3と、網状物を被塗装面1aに固定す
るシーラーよりなる第3層4と、第3層4の上面に塗布
された微弾性フィーラーよりなる第4層5と、第4層5
の上面に塗布された仕上げ塗装よりなる第6層7とから
構成したもので、シーラーよりなる第3層4が網状物よ
りなる第2層3により強化されて、強固な補強層が形成
されるため、被塗装面1aであるモルタル壁1に亀裂が
発生するのを確実に防止することができ、これによつて
亀裂より浸入した雨水等により下地とモルタル壁1の接
着力が低下することがないため、地震等によりモルタル
壁1が落下するなどの事故を未然に防止することができ
る。
る。 【解決手段】 モルタル壁等の被塗装面1aを塗装する
塗装構造であって、被塗装面1aに張り付けられた網状
物よりなる第2層3と、網状物を被塗装面1aに固定す
るシーラーよりなる第3層4と、第3層4の上面に塗布
された微弾性フィーラーよりなる第4層5と、第4層5
の上面に塗布された仕上げ塗装よりなる第6層7とから
構成したもので、シーラーよりなる第3層4が網状物よ
りなる第2層3により強化されて、強固な補強層が形成
されるため、被塗装面1aであるモルタル壁1に亀裂が
発生するのを確実に防止することができ、これによつて
亀裂より浸入した雨水等により下地とモルタル壁1の接
着力が低下することがないため、地震等によりモルタル
壁1が落下するなどの事故を未然に防止することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてビルや住
宅のモルタル壁面を塗装する塗装方法及び塗装構造に関
する。
宅のモルタル壁面を塗装する塗装方法及び塗装構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来ビルや住宅の壁面をモルタル仕上げ
した場合、モルタル壁面に塗装を施して、耐水性や外観の
向上を図っているが、モルタル壁面は経時的に劣化して、
亀裂が発生したり、塗面が劣化して外観が損なわれる。
した場合、モルタル壁面に塗装を施して、耐水性や外観の
向上を図っているが、モルタル壁面は経時的に劣化して、
亀裂が発生したり、塗面が劣化して外観が損なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】亀裂が発生したモルタ
ル壁を放置すると、亀裂から雨水等が浸入して、下地がコ
ンクリートやPCコンクリートの場合、コンクリート面
とモルタルの接着力が低下し、地震や車両の通行等によ
る振動でモルタル壁が落下する危険が生じる。また下地
が木材の場合、浸入した雨水等により下地が腐食して、住
宅の寿命を著しく低下させるなどの問題が発生する。本
発明はかかる従来の問題を改善するためになされたもの
で、耐候性、耐震性に優れた塗装方法及び塗装構造を提
供することを目的とするものである。
ル壁を放置すると、亀裂から雨水等が浸入して、下地がコ
ンクリートやPCコンクリートの場合、コンクリート面
とモルタルの接着力が低下し、地震や車両の通行等によ
る振動でモルタル壁が落下する危険が生じる。また下地
が木材の場合、浸入した雨水等により下地が腐食して、住
宅の寿命を著しく低下させるなどの問題が発生する。本
発明はかかる従来の問題を改善するためになされたもの
で、耐候性、耐震性に優れた塗装方法及び塗装構造を提
供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の塗装方法は、モルタル壁等の被塗装面を塗装す
る塗装方法であって、被塗装面に網状物を張り付けた状
態でシーラーを塗布することにより塗装面を被覆し、次
に微弾性フィーラーを塗布して網状物の目止めを行った
後、仕上げ塗装を行うようにしたものである。
本発明の塗装方法は、モルタル壁等の被塗装面を塗装す
る塗装方法であって、被塗装面に網状物を張り付けた状
態でシーラーを塗布することにより塗装面を被覆し、次
に微弾性フィーラーを塗布して網状物の目止めを行った
後、仕上げ塗装を行うようにしたものである。
【0005】前記方法により、被塗装面に形成された塗
装層が網状物により補強されて、耐候性や耐震性が向上
し、これによって長期間メンテナンスが不要となるた
め、大変経済的である。
装層が網状物により補強されて、耐候性や耐震性が向上
し、これによって長期間メンテナンスが不要となるた
め、大変経済的である。
【0006】前記目的を達成するため本発明の塗装方法
は、被塗装面にシーラーを塗布した後、被塗装面に網状
物を張り付けたものである。
は、被塗装面にシーラーを塗布した後、被塗装面に網状
物を張り付けたものである。
【0007】前記方法により、被塗装面に対する網状物
の固着力が向上するため、網状物が被塗装面より剥離す
るのを確実に防止することができ、これによって塗装層
の耐候性や耐震性がさらに向上する。
の固着力が向上するため、網状物が被塗装面より剥離す
るのを確実に防止することができ、これによって塗装層
の耐候性や耐震性がさらに向上する。
【0008】前記目的を達成するため本発明の塗装構造
は、モルタル壁等の被塗装面を塗装する塗装構造であっ
て、被塗装面に張り付けられた網状物よりなる第2層
と、網状物を被塗装面に固定するシーラーよりなる第3
層と、第3層の上面に塗布された微弾性フィーラーより
なる第4層と、第4層の上面に塗布された仕上げ塗装よ
りなる第6層とから構成したものである。
は、モルタル壁等の被塗装面を塗装する塗装構造であっ
て、被塗装面に張り付けられた網状物よりなる第2層
と、網状物を被塗装面に固定するシーラーよりなる第3
層と、第3層の上面に塗布された微弾性フィーラーより
なる第4層と、第4層の上面に塗布された仕上げ塗装よ
りなる第6層とから構成したものである。
【0009】前記構成により、シーラーよりなる第3層
が網状物よりなる第2層により強化されて、強固な補強
層が形成されるため、被塗装面であるモルタル壁に亀裂
が発生するのを確実に防止することができ、これによつ
て亀裂より浸入した雨水等により下地とモルタル壁の接
着力が低下することがないため、地震や車両の通行等に
よる振動によりモルタル壁が落下するなどの事故を未然
に防止することができると共に、下地が木材の場合、亀
裂より浸入した雨水等により木材が腐食するのを防止す
ることができるため、住宅等の寿命向上が図れるように
なる。
が網状物よりなる第2層により強化されて、強固な補強
層が形成されるため、被塗装面であるモルタル壁に亀裂
が発生するのを確実に防止することができ、これによつ
て亀裂より浸入した雨水等により下地とモルタル壁の接
着力が低下することがないため、地震や車両の通行等に
よる振動によりモルタル壁が落下するなどの事故を未然
に防止することができると共に、下地が木材の場合、亀
裂より浸入した雨水等により木材が腐食するのを防止す
ることができるため、住宅等の寿命向上が図れるように
なる。
【0010】前記目的を達成するため本発明の塗装構造
は、被塗装面にシーラーを塗布して第1層を形成し、こ
の第1層の上面に第2層を形成したものである。
は、被塗装面にシーラーを塗布して第1層を形成し、こ
の第1層の上面に第2層を形成したものである。
【0011】前記構成により、被塗装面に対する網状物
の固着力が向上するため、網状物が被塗装面より剥離す
るのを確実に防止することができる。
の固着力が向上するため、網状物が被塗装面より剥離す
るのを確実に防止することができる。
【0012】前記目的を達成するため本発明の塗装構造
は、第5層の上面に微弾性フィーラーを塗布して第5層
を形成し、この第5層の上面に第6層を形成したもので
ある。
は、第5層の上面に微弾性フィーラーを塗布して第5層
を形成し、この第5層の上面に第6層を形成したもので
ある。
【0013】前記構成により、仕上げ塗装である第6層
の塗布が容易になるため、塗装作業の能率が向上すると
共に、品質の良好な塗装面が得られるようになる。
の塗布が容易になるため、塗装作業の能率が向上すると
共に、品質の良好な塗装面が得られるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して詳述する。図1はビルや住宅の例えば外壁に使用
されたモルタル壁に塗装を施工した場合の一部破断斜視
図、図2は同断面図である。モルタル壁1は既存のもの
でも、新築されたものでもよいが、既存のモルタル壁1
の被塗装面1aに塗装する方法について説明する。まず
モルタル壁1の被塗装面1aの表面に塗布された既存の
塗装のうち、剥離しかけた塗装を除去するなどして、被
塗装面1aの凹凸を均す不陸調整を行い、モルタル壁1
に亀裂などがある場合は、亀裂に防水性のコーキング等
を充填して亀裂を補修する。
照して詳述する。図1はビルや住宅の例えば外壁に使用
されたモルタル壁に塗装を施工した場合の一部破断斜視
図、図2は同断面図である。モルタル壁1は既存のもの
でも、新築されたものでもよいが、既存のモルタル壁1
の被塗装面1aに塗装する方法について説明する。まず
モルタル壁1の被塗装面1aの表面に塗布された既存の
塗装のうち、剥離しかけた塗装を除去するなどして、被
塗装面1aの凹凸を均す不陸調整を行い、モルタル壁1
に亀裂などがある場合は、亀裂に防水性のコーキング等
を充填して亀裂を補修する。
【0015】次に被塗装面1aのゴミ、カビなどを除去
する清掃作業を行った後、被塗装面1aの表面にシーラ
ーを塗布して、第1層2を被塗装面1aの表面に形成す
る。第1層2の施工が完了したら、シーラーが完全に乾
燥しないうちに、第1層2上にガラスクロスよりなる網
状物を第1層2の全体に張り付けて、補強層となる第2
層3を形成する。ガラスクロスよりなる網状物は予めメ
ッシュ状に織成されたもので、メッシュの大きさには限
定されないが、小さい方が補強層としての強度が上が
る。
する清掃作業を行った後、被塗装面1aの表面にシーラ
ーを塗布して、第1層2を被塗装面1aの表面に形成す
る。第1層2の施工が完了したら、シーラーが完全に乾
燥しないうちに、第1層2上にガラスクロスよりなる網
状物を第1層2の全体に張り付けて、補強層となる第2
層3を形成する。ガラスクロスよりなる網状物は予めメ
ッシュ状に織成されたもので、メッシュの大きさには限
定されないが、小さい方が補強層としての強度が上が
る。
【0016】またモルタル壁1の広い範囲に網状物を張
り付けることから、作業性をよくするため、ロール状に
巻かれた網状物を予め作業しやすい例えば1m角程度の
大きさに裁断し、各網状物の間に隙間が生じないように
張り付けるが、第1層2が乾燥して接着力が低下してい
る場合は、必要に応じて両面テープ等の接着手段を用い
て第1層2の表面に網状物をするようにしても固定して
もよい。補強層である第2層3の施工が完了したら、第
1層2と同様のシーラーを第2層3の表面に塗布して第
3層4を形成し、第2層3と第3層4の間で網状物より
なる第2層をサンドイッチすると共に、第3層4の表面
に網状物の網目が表出しないように、第3層4の表面に
さらに微弾性フィーラーを、ローラや吹き付け、コテ塗
り、コーティングなどの手段で塗布して、微弾性フィー
ラーよりなる第4層5を形成するもので、これによって
従来の塗装に比べて2〜3倍の塗布量からなる下地層
(補強層)が形成される。
り付けることから、作業性をよくするため、ロール状に
巻かれた網状物を予め作業しやすい例えば1m角程度の
大きさに裁断し、各網状物の間に隙間が生じないように
張り付けるが、第1層2が乾燥して接着力が低下してい
る場合は、必要に応じて両面テープ等の接着手段を用い
て第1層2の表面に網状物をするようにしても固定して
もよい。補強層である第2層3の施工が完了したら、第
1層2と同様のシーラーを第2層3の表面に塗布して第
3層4を形成し、第2層3と第3層4の間で網状物より
なる第2層をサンドイッチすると共に、第3層4の表面
に網状物の網目が表出しないように、第3層4の表面に
さらに微弾性フィーラーを、ローラや吹き付け、コテ塗
り、コーティングなどの手段で塗布して、微弾性フィー
ラーよりなる第4層5を形成するもので、これによって
従来の塗装に比べて2〜3倍の塗布量からなる下地層
(補強層)が形成される。
【0017】この下地層は網状物により強化されている
ため、従来の下地に比べて3倍以上の強度を有してお
り、これによって耐候性、耐震性が格段に向上すると共
に、モルタル壁1が地震や振動等によりヒビ割れるのを
抑制する効果も得られる。以上のようにして第1ないし
第4層2,3,4,5よりなる下地層の施工が完了した
ら、従来の塗装方法と同様に、微弾性フィーラーをサコツ
ローラ等で塗布して第5層6を形成した後、仕上げ塗料
を塗布して仕上げ面となる第6層7を形成するもので、
図2に示すように複数層構造の塗装層8が得られるよう
になる。
ため、従来の下地に比べて3倍以上の強度を有してお
り、これによって耐候性、耐震性が格段に向上すると共
に、モルタル壁1が地震や振動等によりヒビ割れるのを
抑制する効果も得られる。以上のようにして第1ないし
第4層2,3,4,5よりなる下地層の施工が完了した
ら、従来の塗装方法と同様に、微弾性フィーラーをサコツ
ローラ等で塗布して第5層6を形成した後、仕上げ塗料
を塗布して仕上げ面となる第6層7を形成するもので、
図2に示すように複数層構造の塗装層8が得られるよう
になる。
【0018】なお前記実施の形態では、モルタル壁1に
シーラーにより第1層を形成した後、ガラスクロスを張
り付けて第2層3を形成したが、モルタル壁1の表面に
予め両面テープ等の接着手段で網状物を固定して、網状
物の上からシーラーを塗布してもよく、この方法によれ
ば第1層2となるシーラーの塗布を省略することができ
る。また補強層となる第2層3にガラスクロスよりなる
網状物を使用したが、強度の高い樹脂繊維やカーボン繊
維、金属繊維等からなる網状物を使用してもよい。さら
に塗装の施工対象としては、モルタル壁1の他に、打ち放
しのコンクリート面や、PCコンクリート面、サイディン
グ面等に施工してもよい。
シーラーにより第1層を形成した後、ガラスクロスを張
り付けて第2層3を形成したが、モルタル壁1の表面に
予め両面テープ等の接着手段で網状物を固定して、網状
物の上からシーラーを塗布してもよく、この方法によれ
ば第1層2となるシーラーの塗布を省略することができ
る。また補強層となる第2層3にガラスクロスよりなる
網状物を使用したが、強度の高い樹脂繊維やカーボン繊
維、金属繊維等からなる網状物を使用してもよい。さら
に塗装の施工対象としては、モルタル壁1の他に、打ち放
しのコンクリート面や、PCコンクリート面、サイディン
グ面等に施工してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、モルタル
壁等の被塗装面に網状物を張り付けた状態でシーラーを
塗布することにより塗装面を被覆し、次に微弾性フィー
ラーを塗布して網状物の目止めを行った後、仕上げ塗装
を行うようにしたことから、被塗装面に形成された塗装
層が網状物により補強されて、耐候性や耐震性が向上
し、これによって長期間メンテナンスが不要となるた
め、大変経済的であると共に、被塗装面にシーラーを塗
布した後、被塗装面に網状物を張り付けたことにより、
被塗装面に対する網状物の固着力が向上するため、網状
物が被塗装面より剥離するのを確実に防止することがで
き、これによって塗装層の耐候性や耐震性がさらに向上
する。
壁等の被塗装面に網状物を張り付けた状態でシーラーを
塗布することにより塗装面を被覆し、次に微弾性フィー
ラーを塗布して網状物の目止めを行った後、仕上げ塗装
を行うようにしたことから、被塗装面に形成された塗装
層が網状物により補強されて、耐候性や耐震性が向上
し、これによって長期間メンテナンスが不要となるた
め、大変経済的であると共に、被塗装面にシーラーを塗
布した後、被塗装面に網状物を張り付けたことにより、
被塗装面に対する網状物の固着力が向上するため、網状
物が被塗装面より剥離するのを確実に防止することがで
き、これによって塗装層の耐候性や耐震性がさらに向上
する。
【0020】また被塗装面に張り付けられた網状物より
なる第2層と、網状物を被塗装面に固定するシーラーよ
りなる第3層と、第3層の上面に塗布された微弾性フィ
ーラーよりなる第4層と、第4層の上面に塗布された仕
上げ塗装よりなる第6層とより塗装層を構成したことか
ら、シーラーよりなる第3層が網状物よりなる第2層に
より強化されて、強固な補強層が形成されるため、被塗
装面であるモルタル壁に亀裂が発生するのを確実に防止
することができ、これによつて亀裂より浸入した雨水等
により下地とモルタル壁の接着力が低下することがない
ため、地震や車両の通行等による振動によりモルタル壁
が落下するなどの事故を未然に防止することができると
共に、下地が木材の場合、亀裂より浸入した雨水等によ
り木材が腐食するのを防止することができるため、住宅
等の寿命向上が図れるようになる。
なる第2層と、網状物を被塗装面に固定するシーラーよ
りなる第3層と、第3層の上面に塗布された微弾性フィ
ーラーよりなる第4層と、第4層の上面に塗布された仕
上げ塗装よりなる第6層とより塗装層を構成したことか
ら、シーラーよりなる第3層が網状物よりなる第2層に
より強化されて、強固な補強層が形成されるため、被塗
装面であるモルタル壁に亀裂が発生するのを確実に防止
することができ、これによつて亀裂より浸入した雨水等
により下地とモルタル壁の接着力が低下することがない
ため、地震や車両の通行等による振動によりモルタル壁
が落下するなどの事故を未然に防止することができると
共に、下地が木材の場合、亀裂より浸入した雨水等によ
り木材が腐食するのを防止することができるため、住宅
等の寿命向上が図れるようになる。
【0021】さらに被塗装面にシーラーを塗布して第1
層を形成し、この第1層の上面に第2層を形成したこと
から、被塗装面に対する網状物の固着力が向上するた
め、網状物が被塗装面より剥離するのを確実に防止する
ことができると共に、第5層の上面に微弾性フィーラー
を塗布して第5層を形成し、この第5層の上面に第6層
を形成すれば、仕上げ塗装である第6層の塗布が容易に
なるため、塗装作業の能率が向上する上、品質の良好な
塗装面が得られるようになる。
層を形成し、この第1層の上面に第2層を形成したこと
から、被塗装面に対する網状物の固着力が向上するた
め、網状物が被塗装面より剥離するのを確実に防止する
ことができると共に、第5層の上面に微弾性フィーラー
を塗布して第5層を形成し、この第5層の上面に第6層
を形成すれば、仕上げ塗装である第6層の塗布が容易に
なるため、塗装作業の能率が向上する上、品質の良好な
塗装面が得られるようになる。
【図1】本発明の実施の形態になる塗装構造の一部切欠
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態になる塗装構造の断面図で
ある。
ある。
1 モルタル壁
1a 被塗装面
2 第1層(シーラー)
3 第2層(網状物)
4 第3層(シーラー)
5 第4層(微弾性フィーラー)
6 第5層(微弾性フィーラー)
7 第6層(仕上げ塗料)
8 塗装層
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
B05D 7/00 B05D 7/00 D
Claims (5)
- 【請求項1】 モルタル壁等の被塗装面を塗装する塗装
方法であって、前記被塗装面に網状物を張り付けた状態
でシーラーを塗布することにより前記塗装面を被覆し、
次に微弾性フィーラーを塗布して前記網状物の目止めを
行った後、仕上げ塗装を行うことを特徴とする塗装方
法。 - 【請求項2】 前記被塗装面にシーラーを塗布した後、
前記被塗装面に網状物を張り付けてなる請求項1に記載
の塗装方法。 - 【請求項3】 モルタル壁等の被塗装面を塗装する塗装
構造であって、前記被塗装面に張り付けられた網状物よ
りなる第2層と、前記網状物を被塗装面に固定するシー
ラーよりなる第3層と、前記第3層の上面に塗布された
微弾性フィーラーよりなる第4層と、前記第4層の上面
に塗布された仕上げ塗装よりなる第6層とを具備したこ
とを特徴とする塗装構造。 - 【請求項4】 前記被塗装面にシーラーを塗布して第1
層を形成し、前記第1層の上面に前記第2層を形成して
なる請求項3に記載の塗装構造。 - 【請求項5】 前記第5層の上面に微弾性フィーラーを
塗布して第5層を形成し、前記第5層の上面に前記第6
層を形成してなる請求項3または4に記載の塗装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001281146A JP2003090111A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | 塗装方法及び塗装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001281146A JP2003090111A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | 塗装方法及び塗装構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003090111A true JP2003090111A (ja) | 2003-03-28 |
Family
ID=19105027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001281146A Pending JP2003090111A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | 塗装方法及び塗装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003090111A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005133493A (ja) * | 2003-10-31 | 2005-05-26 | Inax Corp | 外壁のタイル張り工法及び外壁 |
JP2006274744A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Inax Corp | 外壁のタイル張り工法及び外壁 |
CN110293040A (zh) * | 2019-06-12 | 2019-10-01 | 江苏永达模塑有限公司 | 一种家用电器用面板的喷漆工艺 |
-
2001
- 2001-09-17 JP JP2001281146A patent/JP2003090111A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005133493A (ja) * | 2003-10-31 | 2005-05-26 | Inax Corp | 外壁のタイル張り工法及び外壁 |
JP2006274744A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Inax Corp | 外壁のタイル張り工法及び外壁 |
CN110293040A (zh) * | 2019-06-12 | 2019-10-01 | 江苏永达模塑有限公司 | 一种家用电器用面板的喷漆工艺 |
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